JP5716402B2 - 防水扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物や駐車場の出入口等に設置され、水害時における浸水を防止する防水扉装置に関する。
従来、ケースに入った倒伏状態から止水のための起立状態へ起倒可能な防水扉を有する防水扉装置において、下記特許文献1に記載されるように、重い防水扉の起倒操作を補助する起立補助装置を設置することが行われている。この起立補助装置では、防水扉を起立方向に付勢する、ねじりコイルばね(ばね)及びガスダンパー(付勢部材)が、ケースと防水扉の裏面の間において設けられている。これらは、起立前半においてばねが付勢力を及ぼし、起立後半において付勢部材が付勢力を及ぼすように配置されている。
そして、これらの配置により、防水扉の起立のための力が軽減されると共に、起倒速度の調整がなされており、ばねと付勢部材の付勢力を釣り合わせることで起倒の中間において防水扉を一旦停止させることが可能となっている。このような一旦停止により、倒伏操作時に手等を挟み込んでしまう事態の発生を防止することができ、安全性を高めることが可能となる。しかし、ばねは、多大な取付スペースを要するし、防水扉の重量や開閉角度等の条件によっては十分なストロークやバネ定数の設定が困難となり、更にはこれらの条件が変化する度に設計を変更する必要が生じて煩わしい。
これに対し、ばねを用いず、ガスダンパーのみで起立補助を行う起立補助装置も存在している(下記特許文献2参照)。この起倒補助装置は、複数のガスダンパーと、防水扉の裏面に設けられた、互いに異なる長さに亘り起立時の上下方向にスライドされる複数のスライド部材を備えている。そして、ガスダンパーのピストンロッドが、それぞれスライド部材に固定されている。これにより、起立時においてガスダンパーの付勢力が段階的に作用し、上記の起立補助装置と同様に起倒速度が調節される。
特開平10−238240号公報 特開2007−120081号公報
しかし、このような起立補助装置では、防水扉の裏面にスライド部材のための大きなスペースを用意しなければならず、起立時の防水扉の高さ(止水高さ)が低いと取り付けが不可能となる。又、人力のみでは重いような防水扉に対して反力の十分なガスダンパーを取付けた場合、倒伏状態から少し浮いて止まった防水扉を完全にケースに収納するのに大きな力を要し、人力や体重による荷重では収納が困難になることがある。
そこで、請求項1に記載の発明は、防水扉裏面がコンパクトな構成となっており、止水高さの比較的に低い防水扉でもあるいは止水高さの高い防水扉でも起倒を円滑に行うことができ、ケースへ収納する際も多大な力を要せず、仕様変更等にも簡単に対応可能で、防水扉に対する補助力を簡単に適切なものとするように微調整可能な防水扉装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ケースに対して倒伏位置から起立位置まで起倒自在に設けられた防水扉と、先端側が当該ケースの内底面に接触する位置から上方へ移動するように、当該ケースに対し回転可能に接続された複数のアームと、各当該アームの先端側と前記防水扉の間に設けられた複数の付勢部材を備えており、前記アームの長さ、前記付勢部材の長さ、前記アームの前記ケースに対する前後方向の取付位置、あるいは前記付勢部材の前記防水扉に対する前記倒伏位置での前後方向の取付位置の少なくとも何れかが、互いに異なるものであり、前記アームの前記ケース内底面に接触する位置における姿勢が変更可能であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記アームの前記ケース内底面に接触する位置における姿勢の変更が、前記アームと前記ケースの間に取付可能なブロックの取付の有無ないし取付位置の相違により行われることを特徴とするものである。
本発明によれば、ケースに対し回転可能に接続された複数のアームの長さ、あるいは各アームと前記防水扉の間に回転可能に接続された複数の付勢部材の長さ、又はアームのケースに対する取付位置、若しくは付勢部材の防水扉に対する取付位置の少なくとも何れかを互いに異ならせ、前記アームの前記ケース内底面に接触する位置における姿勢を変更可能としたので、防水扉裏面がコンパクトな構成となっており、止水高さの比較的に低い防水扉でもあるいは止水高さの高い防水扉でも起倒を円滑に行うことができ、ケースへ収納する際も多大な力を要せず、仕様変更等にも簡単に対応可能で、防水扉に対する補助力を簡単に適切なものとするように微調整可能である防水扉装置を提供することができる、という効果を奏する。
本発明の第1形態に係る防水扉装置の、倒伏状態での平面図である。 (a)は図1のX−X線断面図であり、(b)は起立状態での図2(a)相当図である。 図2(a)のY−Y線断面図である。 (a)は図3のA−A線断面図(倒伏状態)であり、(b)は起立途中の(a)相当図である。 (a)は図3のB−B線断面図(倒伏状態)であり、(b)は起立途中の(a)相当図である。 (a)は図3のC−C線断面図(倒伏状態)であり、(b)は起立途中の(a)相当図である。 (a)〜(c)は本発明の第2形態に係る防水扉装置の、アームないしその周辺部の拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態の例(第1〜第2形態)について、適宜図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施形態は以下の例に限定されない。
[第1形態]
図1は第1形態に係る防水扉装置1において、防水扉2が倒伏位置にある状態(倒伏状態)での平面図であり、図2(a)は図1のX−X線断面図であり、図2(b)は防水扉2が起立位置にある状態(起立状態)となった図2(a)相当図であり、図3は図2(a)のY−Y線断面図である。
防水扉装置1は、倒伏状態から起立状態まで起倒可能な1枚の防水扉2と、倒伏状態の防水扉2を収納するケース4を有する。なお、防水扉2の左右長さや止水高さは任意に変更可能である。又、防水扉2の枚数も任意に変更可能であり、複数の防水扉は、単に左右方向に並べた直線状に配置したり、L字状やコ字状等の他形状に配置したり、一部の寸法を他と異ならせたりすることが可能である。
ケース4は、浸水の可能性がある浸水予想路の路面に設置される。浸水予想路の路面の例として、建物あるいは駐車場等の出入口の床面を挙げることができる。防水扉装置1において、前後は起立状態の防水扉2の表側(図1の上,図2の右)を前とする。又左右は前を向いて見たものとする。なお、ケース4は、防水扉2の配置に合わせたものとすることができる。
ケース4の上部開口は、倒伏状態の防水扉2によって閉鎖される。即ち、防水扉2の倒伏位置は、ケース4の上部開口に沿って当該開口を閉鎖する位置である。ここでは、防水扉2が水平となる位置としているが、浸水予想路面に合わせる等のために傾斜面としても良い。一方、防水扉2の起立位置は、防水の際に固定される位置であり、倒伏位置から起立した任意の位置とすることができるが、一般には止水高さをなるべく確保するために鉛直となる位置であり、本形態でもそうなっている。又、ケース4の前側には、起立状態の防水扉2の左右辺表側にそれぞれ接する支柱6を両側に有する扉枠8が設置されている。起立状態の防水扉2は、双方の支柱6の間を、水密状態に塞ぎ、表側(前側)からの浸水を防ぐ。
更に、ケース4の内底面前部と、倒伏状態の防水扉2の裏側前部(起立状態では裏側下部)に対し、ヒンジ機構10が接続されている。又、ケース4の内底面中央部と、倒伏状態の防水扉2の裏側中央部に、突っ張りアーム12が接続されている。ヒンジ機構10や突っ張りアーム12は、ここでは左右2箇所に設置されているが、1箇所あるいは3箇所以上に設置して良いし、ヒンジ機構10と突っ張りアーム12で数を変えても良い。
加えて、ケース4の内底面前部と、倒伏状態の防水扉2の裏側後部に、起立補助機構20が接続されている。起立補助機構20は、ここでは3つの付勢部材としてのダンパー21A〜21Cと、これらにそれぞれ接続されるアーム22A〜22Cを含む。アーム22A〜22Cの各基端縁は共通してヒンジ24に連結されており、各先端は倒伏状態においてケース4の内底面に接触している。ヒンジ24は、当該各一端縁に通される共通のアーム軸26と、アーム軸26を支持するヒンジ枠28を有する。なお、付勢部材として、エアダンパー、オイルダンパー、ねじりコイルバネ、あるいはこれらの組合せ等を採用することができる。
起立補助機構20のダンパー21B,21C等は、ダンパー21A等と同様に成るため、ダンパー21A等を中心に説明する。なお、ダンパー21A等の左右の配置を入れ替え等により変更して良い。又、ダンパー21A等は、2つであっても良いし、4つ以上であっても良い。更に、アーム軸26及び/又はヒンジ枠28を、アーム22A〜22C毎に設けても良いし、アーム22A〜22Cの一部のみに共通するように設けても良い。
ダンパー21Aは、シリンダ30Aと、基端縁がシリンダ30A内に納められ、シリンダ30Aにより先端方向(伸張方向)に付勢されたロッド32Aを有する。ロッド32Aの先端部は、ロッド軸34Aを介してアーム22Aの先端縁に接続されている。一方、シリンダ30Aの基端部は、シリンダ軸36Aを介し、防水扉2裏面に固定された軸支部38Aに接続されている。なお、アーム22A先端の下側におけるケース4の内底面には、アーム22A先端の接触からケース4の内底面を保護する保護板40Aが配置されている。又、ダンパー21Aにつき逆に取付けても良く、即ちシリンダ30Aとロッド32Aの位置を入れ替えても良い。
そして、アーム22B,22Cは同等の長さとされており、アーム22Aより短くされている。又、倒伏時及び起立時において、ダンパー21A,21Bは同等の長さとなっており、ダンパー21Cより短くなっている。従って、倒伏状態において、アーム22A先端や保護板40Aが、アーム22B,22C先端や保護板40B,40Cより後方に位置し、ダンパー21A,21Cの防水扉2裏面に対する取付位置である軸支部38A,38Cが、前後方向(起立時の上下方向)において同等の位置となっており、又ダンパー21Bの取付位置である軸支部38Bより後方(起立時下方)に位置している。
なお、アーム22B,22Cの長さも異なるものとしたり、ダンパー21A,21Bの長さも異なるものとしたりする等、各種部材の長さや長短の関係を適宜変更することができる。又、ダンパー21A等の長さは変えずアーム22A等の長さのみ変えたり、アーム22A等の長さは変えずダンパー21A等の長さのみ変えたりすることができる。更に、シリンダ軸36A,36C及び/又は軸支部38A,38Cを共通に設けること等も可能である。加えて、軸支部38A〜38Cと同様に、アーム軸26を個別に設けたうえで、アーム22A〜22Cのケース4内底面に対する取付位置を前後させても良い。
かような起立補助機構20を有する防水扉装置1は、図4〜6に示すように起立する。図4(a)は図3のA−A線断面図(倒伏状態)であり、図4(b)は起立途中の図4(a)相当図であり、図5(a)は図3のB−B線断面図(倒伏状態)であり、図5(b)は起立途中の図5(b)相当図であり、図6(a)は図3のC−C線断面図(倒伏状態)であり、図6(b)は起立途中の図6(a)相当図である。
倒伏状態(水平状態)の防水扉2を起こして行くと、ダンパー21A〜21Cは、シリンダ軸36A〜36Cの周りで回転し、軸支部38A〜38Cの上方への移動に伴い伸張する。伸張による付勢力は、ロッド軸34A〜34Cを介してロッド32A〜32Cとつながるアーム22A〜22C先端部が保護板40A〜40C(ケース4内底面)に接触していることにより、シリンダ軸36A〜36Cないし軸支部38A〜38Cを介して防水扉2を上方に押すような方向に作用する。
そして、図4(b)に示すように、ダンパー21Aが最大まで伸張した状態(ロッド32Aがストロークエンドに達した状態)となると、ダンパー21Aがロッド軸34Aを介してアーム22A先端を持ち上げるようになり、ダンパー21Aの付勢力が作用しないこととなる。このとき、防水扉2は、水平面(倒伏状態)から第1所定角度(例えば40度)だけ起きた状態となる。アーム22Aがアーム22B,22Cより長く、ダンパー21Aのロッド32A先端が最も後方に位置すると共に、軸支部38Aの固定位置によりシリンダ30A基端がより一層上方に位置し、更にダンパー21Aの(最大伸張時の)長さが短いことにより、ダンパー21Aが最も早く最大伸張状態になる。なお、ダンパー21B,21Cの付勢力はまだ防水扉2に作用している。又、ダンパー21Aの作用が及ばなくなるため、ダンパー21B,21Cの付勢力とのバランスにより、防水扉2が第1所定角度において停止可能となる。
更に起立操作を続け、図5(b)に示すように、ダンパー21Bが最大伸張状態となると、ダンパー21Bがロッド軸34Bを介してアーム22B先端を持ち上げるようになり、ダンパー21Bの付勢力も作用しないこととなる。このとき、防水扉2は、水平面から第2所定角度(例えば65度)だけ起きた状態となる。アーム22Bがアーム22Aより短く、ダンパー21Bのロッド32B先端が前方に位置すると共に、軸支部38Bの固定位置によりシリンダ30B基端がシリンダ30A基端より下方に位置し、更にダンパー21Bの(最大伸張時の)長さがダンパー21Aと同等であることにより、ダンパー21Bがダンパー21Aに次いで最大伸張状態になる。なお、ダンパー21Cの付勢力はまだ防水扉2に作用している。又、ダンパー21Bの作用も及ばなくなるため、ダンパー21Cの付勢力とのバランスにより、防水扉2が第2所定角度において停止可能となる。
更に起立操作を継続すると、図6(b)に実線で示すように、ダンパー21Cも最大伸張状態となり、ダンパー21Cがロッド軸34Cを介してアーム22C先端を持ち上げるようになり、ダンパー21Cの付勢力も作用しないこととなる。このとき、防水扉2は、水平面から第3所定角度(例えば80度)だけ起きた状態となる。アーム22Cがアーム22Aより短く、ダンパー21Cのロッド32C先端が前方に位置すると共に、軸支部38Bの固定位置によりシリンダ30C基端がシリンダ30B基端より上方に位置し、更にダンパー21Cの(最大伸張時の)長さがダンパー21A,21Bより長いことにより、ダンパー21Cがダンパー21A,21Bの後で最大伸張状態になる。なお、ダンパー21Cの作用も及ばなくなるため、突っ張りアーム12の突っ張り力とのバランスにより、防水扉2が第3所定角度において停止可能となる。
そして、防水扉2を起立状態(水平面からの角度が例えば90度となる状態,図6(b)において二点鎖線で示した状態)とし、起立操作が完了する。なお、起立状態において、アンロック操作をしない限り突っ張りアーム12が突っ張るため、防水扉2は起立位置に保持される。
一方、倒伏操作による起立状態から倒伏状態への移行は、起立操作の場合と逆に行われる。即ち、第3所定角度まで倒れるとダンパー21Cが作用し始め、第2所定角度まで倒れると更にダンパー21Bが作用し始め、第1所定角度まで倒れると更にダンパー21Aが作用し始める。又、第3〜第1所定角度において防水扉2が一旦停止する。
なお、アーム22A〜22Cの長さのみを変えた場合、あるいはダンパー21A〜21Cの(最大伸張)長さ(又は伸張長さ毎の付勢力分布)のみを変えた場合等でも、起立角度毎のアーム22A〜22C先端と軸支部38A〜38Cの距離や、アーム22A〜22C先端が持ち上がる起立角度、あるいは起立角度毎の付勢力が変化するため、防水扉2に作用する付勢力を起立角度に応じて段階的に変化させることが可能である。又、アーム22A〜22Cやダンパー21A〜21Cの長さ、あるいは軸支部38A〜38Cの起立時の上下方向における取付位置が全て相違する場合でも、防水扉2に対する付勢力を起立角度に応じて段階的に変化させることが可能であり、アーム22A〜22C基端の取付位置を前後方向で変えた場合も同様である。なお、ダンパー21A〜21Cの最大伸張長さやアーム22A〜22Cの長さや各種取付位置等を変えることが、ダンパー21A〜21Cの伸張長さ毎の付勢力分布を変えることに比較して低コストとなり調整も容易となるため、より一層好ましい。
第1形態に係る防水扉装置1では、ケース4に対して倒伏位置から起立位置まで起倒自在に設けられた防水扉2と、先端側がケース4の内底面に接触する位置から上方へ移動するように、ケース4に対し回転可能に接続された複数のアーム22A〜22Cと、各アーム22A〜22Cの先端側と防水扉2の間に設けられた複数のダンパー21A〜21Cを備えており、アーム22Aとアーム22B,22Cの長さが互いに異なるものとされている。又、ダンパー21A,21Bとダンパー21Cの(最大伸張)長さが互いに異なるものとされている。更に、ダンパー21A,21Cとダンパー21Bの防水扉2に対する倒伏位置での前後方向(起立位置での上下方向)の取付位置が互いに異なるものとされている。
よって、ロッド軸34A〜34Cとシリンダ軸36A〜36Cの起立角度毎の距離や、アーム22A〜22Cの回転が開始する起立角度(ケース4内底面の保護板40A〜40Cから離れる際の起立角度)が異なるものとされる。従って、起立補助機構20による防水扉2に対する付勢力(起倒操作時の補助力)を段階的に変化させることができ、適宜防水扉2を任意の中間角度で停止させる等して、防水扉2の起倒を安全性の高い状態で円滑に行うことができる。又、防水扉2やケース4における起立補助機構20の取付スペースをコンパクトにでき、止水高さの低い防水扉2であっても起立補助機構20を具備させることができる。更に、アーム22A〜22Cの長さ等を変更するだけで、防水扉2の大きさや重量等の仕様の異なる防水扉装置1に対応することができ簡便であるし、重い防水扉2であっても人力でケース4に収納できるように調整することが可能である。
[第2形態]
第2形態に係る防水扉装置は、アームの先端部以外は、第1形態に係る防水扉装置と同様に成る。図7(a)〜(c)は当該防水扉装置におけるアームないしその周辺部の拡大側面図である。なお、第1形態と同等の部材には同じ符号を付する。
当該形態の防水扉装置のアーム22Aの下側において、ブロック50Aが取付可能となっている。ブロック50Aは、一対のボルト孔52Aと、一対のボルト54Aを有する。一方、アーム22Aの下面先端部には、一対のボルト孔56A、及びこれらより先端側の一対のボルト孔58Aが開けられている。
なお、ブロック50Aの大きさや形状、あるいはボルト孔52A,56A,58Aやボルト54Aの数を適宜変更することができる。又、ボルト孔56A,58Aにつき先後で区別せず、等間隔のボルト孔を多数開け、任意の当該ボルト孔にボルト54Aを入れて、ブロック50Aを任意の位置で取付可能としても良い。更に、ブロック50Aの取付を、磁力による吸着等によるものとすることができる。又更に、ブロック50Aをケース4の底面側(アーム22A下方)に取付けても良い。又、アーム軸26の設置位置を変更可能として、アーム22Aの姿勢を変更することができる。加えて、アーム22B,22Cにおいて、ブロック50A等と同様、ブロック50B,50C等を設けることができる。
図7(a)に示すように、ボルト54Aをボルト孔56Aに入れると、ブロック50Aがアーム22A先端部の基端側に固定され、ブロック50Aがケース4底面に接触することとなり、この場合にアーム22Aの先端は少し浮くこととなる。
図7(b)に示すように、ボルト54Aをボルト孔58Aに入れると、ブロック50Aがアーム22A先端部の先端側に固定され、ブロック50Aがケース4底面に接触することとなり、この場合にアーム22Aの先端が図7(a)の場合より上方に浮くこととなる。
図7(c)に示すように、ブロック50Aを取付けないと、アーム22Aの先端下側がケース4底面に接触することとなる。
そして、図7(b)の場合にアーム22Aが最も水平面(ケース4底面)に沿う姿勢でロッド軸34Aが最も上方にあり、図7(a)の場合にアーム22Aが次に水平に近い姿勢でロッド軸34Aが中間にあり、図7(c)の場合にアーム22Aが最も水平面からの角度の大きい状態でロッド軸34Aが最も下方にある。
従って、図7(c)のようにブロック50Aが取付けられない場合、防水扉2の起立角度が最も小さい状態でアーム22Aがケース4底面から離れ、図7(b)のようにブロック50Aが先端側に取付けられた場合、起立角度が最も大きい状態でアーム22A(ブロック50A)がケース4底面から離れ、図7(a)のようにブロック50Aが基端側に取付けられた場合、起立角度がこれらの中間となる。即ち、アーム22Aがケース4底面から離れる角度である前記第1所定角度の小さい順に並べると、図7(c)・(a)・(b)となる。これは、ケース4接触時におけるアーム22Aの姿勢において、水平面に対する角度が大きい順に対応する。
第2形態の防水扉装置では、アーム22Aについて、ケース4の内底面に接触する位置における姿勢(第1所定角度)が変更可能である。従って、起立補助機構20による防水扉2に対する補助力を微調整することができ、当該補助力を簡単に適切なものとすることができる。
又、その姿勢の変更を、アーム22Aとケース4の間に取付可能なブロック50Aの取付の有無ないし取付位置の相違により行うため、当該補助力がより一層簡単に調整可能となる。
1 防水扉装置
2 防水扉
4 ケース
21A〜21C ダンパー(付勢部材)
22A〜22C アーム
50A ブロック

Claims (2)

  1. ケースに対して倒伏位置から起立位置まで起倒自在に設けられた防水扉と、
    先端側が当該ケースの内底面に接触する位置から上方へ移動するように、当該ケースに対し回転可能に接続された複数のアームと、
    各当該アームの先端側と前記防水扉の間に設けられた複数の付勢部材
    を備えており、
    前記アームの長さ、前記付勢部材の長さ、前記アームの前記ケースに対する前後方向の取付位置、あるいは前記付勢部材の前記防水扉に対する前記倒伏位置での前後方向の取付位置の少なくとも何れかが、互いに異なるものであり、
    前記アームの前記ケース内底面に接触する位置における姿勢が変更可能であ
    ことを特徴とする防水扉装置。
  2. 前記姿勢の変更が、前記アームと前記ケースの間に取付可能なブロックの取付の有無ないし取付位置の相違により行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の防水扉装置。
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