JP5713769B2 - シリンダジャケット - Google Patents

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Description

本発明は、舶用等のユニフロー方式の二サイクル機関を構成するシリンダジャケットに関するものである。
舶用等のユニフロー方式の二サイクル機関を構成するシリンダジャケットとしては、例えば、特許文献1の図17に開示されたもの、すなわち、仕切板(隔壁)6aに連通穴(連通路)6bが設けられたものが知られている。
特開平5−306647号公報
さて、図6または図7に示すように、正面視(背面視)円形状を呈する従来の連通穴61は、その中心が、シリンダジャケット62の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心Cに位置するように、隣り合うシリンダ(気筒)間を仕切る(区画する)仕切板63の中央部に形成されていた。
そして、シリンダジャケット62を形成する排気側側板23には、隣り合う二枚の仕切板63(または前板(図示せず)と、前板と隣り合う仕切板63、もしくは後板(図示せず)と、後板と隣り合う仕切板63)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された空間内と、掃気トランク14内とを、シリンダ毎に連通する右側面視略矩形状を呈する(第1の)連通穴(連通路)34が、シリンダ毎に一つずつ、シリンダジャケット62の長手方向(図6において紙面に垂直な方向)に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。
一方、シリンダジャケット62を形成する燃料ポンプ側側板24には、隣り合う二枚の仕切板63(または前板と、前板と隣り合う仕切板63、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板63)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された空間内を点検等する際に用いられる左側面視円形状を呈する(第1の)開口35が、シリンダ毎に一つずつ、シリンダジャケット62の長手方向に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。また、開口35はそれぞれ、燃料ポンプ側側板24の外側面(表面)に立設されたスタッドボルト(図示せず)、およびスタッドボルトの外周面に設けられた雄ねじ部と螺号する雌ねじ部を備えたナット(図示せず)を介して燃料ポンプ側側板24の外側面に取り付けられた(点検)蓋36により閉塞されている。
しかしながら、連通穴34は、図6に示すように、連通穴34の高さ方向(図6において上下方向)における内径が、開口35の内径よりも(3〜5倍程度)大きく、かつ、図7に示すように、連通穴34の幅方向(図7において上下方向)における内径が、開口35の内径よりも(1〜2倍程度)大きくなるようにして形成されている。すなわち、排気側側板23には、開口35よりも大きな開口面積(流路面積)を有する穴が形成されていることになる。そのため、排気側側板23の剛性(引張強さ)が、燃料ポンプ側側板24の剛性(引張強さ)よりも(著しく:大幅に)低下し、シリンダ内の圧力(筒内圧)によるシリンダジャケット62の変形(図6中に破線で示す上板21の傾き)が大きくなる。そして、これに伴って、シリンダライナ6、シリンダカバー7、カバーボルト41が傾き、ピストンリング43がシリンダライナ6の内周面に対して片当たりしたり、ピストン8の外周面がシリンダライナ6の内周面に対して直接当たったりするおそれがある。
そこで、従来の対策としては、排気側側板23の板厚(肉厚)を、燃料ポンプ側側板24の板厚(肉厚)よりも厚く(大きく)し、シリンダ内の圧力(筒内圧)によるシリンダジャケット62の変形が小さくなるようにしていた。
しかしながら、排気側側板23の板厚を厚くすると、シリンダジャケット62全体の重量、および二サイクル機関全体の重量が増加し、好ましくないといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができて、重量を低減させることができるシリンダジャケットを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るシリンダジャケットは、ユニフロー方式の二サイクル機関を構成するとともに、上面視矩形状を呈する上板と、下面視矩形状を呈する下板と、正面視矩形状を呈する前板と、背面視矩形状を呈する後板と、右側面視矩形状を呈する排気側側板と、左側面視矩形状を呈する燃料ポンプ側側板と、隣り合うシリンダ間を仕切る仕切板と、を備えたシリンダジャケットであって、隣り合う二枚の仕切板、または前記前板と、前記前板と隣り合う仕切板、もしくは前記後板と、前記後板と隣り合う仕切板と、前記排気側側板と、前記燃料ポンプ側側板とで形成された、隣り合う空間内同士を連通する連通穴が、シリンダ内の圧力による前記排気側側板の伸び量と、シリンダ内の圧力による前記燃料ポンプ側側板の伸び量との差が、最小となる位置、正面視形状、大きさで、前記仕切板に形成されている。
本発明に係るシリンダジャケットによれば、シリンダ内の圧力(筒内圧)による排気側側板の伸び量と、シリンダ内の圧力による燃料ポンプ側側板の伸び量との差が最小となり、当該シリンダジャケットの変形(例えば、図2中に破線で示す上板21の傾き)が最小となる。
これにより、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができて、重量を低減させることができる。
上記シリンダジャケットにおいて、前記連通穴は、その正面視形状が円形状とされるとともに、当該シリンダジャケットの高さ方向および幅方向における中心よりも前記燃料ポンプ側側板の側で、かつ、前記下板の側に、その中心が位置するようにして形成されているとさらに好適である。
このようなシリンダジャケットによれば、例えば、図2から図4に示すように、連通穴37は、当該シリンダジャケット4の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心C(図2参照)よりも燃料ポンプ側(燃料ポンプ側側板24の側)で、かつ、下側(下板22の側:カバーボルト穴45から遠い側)に、その中心が位置するようにして形成されている。
これにより、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができて、重量を低減させることができる。
上記シリンダジャケットにおいて、前記連通穴は、その正面視形状が三角形状とされ、かつ、当該シリンダジャケットの高さ方向および幅方向における中心に、その中心が位置するようにして形成されているとさらに好適である。
このようなシリンダジャケットによれば、例えば、図5に示すように、連通穴51は、当該シリンダジャケット52の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心C(図2参照)に、その中心(中点)が位置するようにして形成されている。
これにより、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができて、重量を低減させることができる。
本発明に係るユニフロー方式の二サイクル機関は、上記いずれかのシリンダジャケットを具備している。
本発明に係るユニフロー方式の二サイクル機関によれば、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができるシリンダジャケットを具備しているので、ピストンリングがシリンダライナの内周面に対して片当たりしたり、ピストンの外周面がシリンダライナの内周面に対して直接当たったりするのを防止することができ、当該二サイクル機関の信頼性を向上させることができる。
本発明に係るシリンダジャケットによれば、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板の変形を低減させることができて、重量を低減させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るシリンダジャケットを具備した大型ディーゼルエンジンの構造例を示す断面図であって、正面側から見た図である。 図1に示すシリンダジャケット、シリンダライナ、シリンダカバー、ピストン、ピストン棒を拡大して示す断面図であって、背面側から見た図である。 本発明の一実施形態に係るシリンダジャケットの一部を排気側から見た斜視図である。 図3に示すシリンダジャケットを背面側から見た概略図である。 本発明の他の実施形態に係るシリンダジャケットを背面側から見た概略図であって、図4と同様の図である。 従来のシリンダジャケットを説明するための図であって、図2と同様の図である。 従来のシリンダジャケットを説明するための図であって、図6に示すシリンダジャケットを図6において上方から見た概略図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るシリンダジャケットについて、図1から図4を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るシリンダジャケットを具備した大型ディーゼルエンジンの構造例を示す断面図であって、正面側から見た図、図2は図1に示すシリンダジャケット、シリンダライナ、シリンダカバー、ピストン、ピストン棒を拡大して示す断面図であって、背面側から見た図(図1において紙面奥側から見た図)、図3は本実施形態に係るシリンダジャケットの一部を排気側(図1において左側:図2において右側)から見た斜視図、図4は図3に示すシリンダジャケットを背面側から見た図(図1において紙面奥側から見た図)である。
図1に示す大型ディーゼルエンジン1は、典型的には船舶推進用の主機として用いられるユニフロー方式の二サイクル機関であり、下方に位置する台板2と、台板2上に設けられた架構(本体)3と、架構3上に設けられたシリンダジャケット4とを備えている。これら台板2、架構3、およびシリンダジャケット4は、上下方向に延在する複数のタイボルト5によって一体的に締め付けられて固定されている。
シリンダジャケット4にはシリンダライナ6が設けられており、このシリンダライナ6の上端にはシリンダカバー7が設けられている。そして、シリンダライナ6およびシリンダカバー7によって形成された空間内にピストン8が往復動可能に設けられている。また、ピストン8の下端には、ピストン棒9の上端が回動可能に取り付けられている。
台板2はクランクケースとされており、クランク軸10が設けられている。また、クランク軸10の上端には、連接棒11の下端が回動可能に接続されている。
架構3には、ピストン棒9と連接棒11とを回動可能に接続するクロスヘッド12が設けられている。すなわち、ピストン棒9の下端および連接棒11の上端がクロスヘッド12に接続されている。クロスヘッド12の両側(図1において左側および右側)には、上下方向に延在する一対の摺動板13が架構3の側に固定された状態で設けられている。
なお、図1中の符号14は、シリンダジャケット4の排気側に隣接して配置された掃気トランクを示している。
図2から図4の少なくとも一図に示すように、シリンダジャケット4は、上面視(平面視)矩形状を呈する一枚の上板(天板)21と、下面視(底面視)矩形状を呈する一枚の下板(底板)22と、正面視(前面視)矩形状を呈する一枚の前板(図示せず)と、背面視(後面視)矩形状を呈する一枚の後板(図示せず)と、右側面視矩形状を呈する一枚の排気側側板23と、左側面視矩形状を呈する一枚の燃料ポンプ側(カム側)側板24と、隣り合うシリンダ(気筒)間を仕切る(区画する)複数枚(七気筒の場合は六枚)の仕切板(隔壁)25と、を備えるとともに、全体として直方体形状を呈するブロック状の部材であり、大型ディーゼルエンジン1の長手方向(クランク軸10の軸方向:図1および図2において紙面に垂直な方向)に沿って配置されている。
上板21には、シリンダ毎に配置されたシリンダライナ6が挿通される(第1の)貫通穴(シリンダライナ6の長手方向における中央部を受け入れて支持する上面視円形状を呈する穴)31が、シリンダジャケット4の長手方向(クランク軸10の軸方向:図1および図2において紙面に垂直な方向)に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。
下板22には、シリンダ毎に配置されて上下方向(シリンダジャケット4の長手方向と直交する方向:図1および図2において上下方向)に沿って往復動するピストン棒9を摺動可能に支持するピストン棒グランドパッキン箱32が挿通される(第2の)貫通穴(ピストン棒グランドパッキン箱32を受け入れて支持する下面視円形状を呈する穴)33が、シリンダジャケット4の長手方向に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。
排気側側板23には、隣り合う二枚の仕切板25(または前板と、前板と隣り合う仕切板25、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板25)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された空間内と、掃気トランク14(図1参照)内とを、シリンダ毎に連通する右側面視略矩形状を呈する(第1の)連通穴(連通路)34が、シリンダ毎に一つずつ、シリンダジャケット4の長手方向(クランク軸10の軸方向:図1および図2において紙面に垂直な方向)に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。
燃料ポンプ側側板24には、隣り合う二枚の仕切板25(または前板と、前板と隣り合う仕切板25、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板25)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された空間内を点検等する際に用いられる左側面視円形状を呈する(第1の)開口35が、シリンダ毎に一つずつ、シリンダジャケット4の長手方向(クランク軸10の軸方向:図1および図2において紙面に垂直な方向)に沿って複数個(七気筒の場合は七個)設けられている。また、開口35はそれぞれ、燃料ポンプ側側板24の外側面(表面)に立設されたスタッドボルト(図示せず)、およびスタッドボルトの外周面に設けられた雄ねじ部と螺号する雌ねじ部を備えたナット(図示せず)を介して燃料ポンプ側側板24の外側面に取り付けられた(点検)蓋36(図7参照)により閉塞されている。
仕切板25にはそれぞれ、隣り合う二枚の仕切板25(または前板と、前板と隣り合う仕切板25、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板25)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された、隣り合う空間内同士を連通する正面視(背面視)円形状を呈する(第2の)連通穴(連通路)37が設けられている。連通穴37は、シリンダジャケット4の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心Cよりも燃料ポンプ側(燃料ポンプ側側板24の側)で、かつ、下側(下板22の側)に、その中心が位置するとともに、シリンダ内の圧力(筒内圧)によるシリンダジャケット4の変形(図2中に破線で示す上板21の傾き)を、従来のものよりも低減させることができる内径を有するようにして形成されている。
そして、掃気トランク14内から連通穴34を介して、あるいは隣り合う二枚の仕切板25(または前板と、前板と隣り合う仕切板25、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板25)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された、隣の空間内から連通穴37を介して、隣り合う二枚の仕切板25(または前板と、前板と隣り合う仕切板25、もしくは後板と、後板と隣り合う仕切板25)と、排気側側板23と、燃料ポンプ側側板24とで形成された空間内に流入した掃気(新気)は、図7に示す従来のものと同様にして、シリンダライナ6の下端部に周方向に沿って設けられた掃気ポート(孔)38を介してシリンダ内(筒内:シリンダライナ6と、シリンダカバー7と、ピストン8とで形成された空間内)に流入する(取り込まれる)ようになっている。
なお、図2中の符号41はカバーボルト、符号42はナット、符号43はピストンリングであり、また、図3および図4中の符号44はタイボルト5が挿通されるタイボルト穴、符号45はカバーボルト41の下端部(一端部)がねじ込まれる(埋め込まれる)カバーボルト穴である。
本実施形態に係るシリンダジャケット4によれば、図2から図4に示すように、連通穴37は、当該シリンダジャケット4の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心Cよりも燃料ポンプ側(燃料ポンプ側側板24の側)で、かつ、下側(下板22の側:カバーボルト穴45から遠い側)に、その中心が位置するようにして形成されている。
これにより、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板21の変形を低減させることができて、シリンダジャケット4の重量を低減させることができる。
そして、本実施形態に係るシリンダジャケット4を具備した大型ディーゼルエンジン1によれば、シリンダ内の圧力(筒内圧)による上板21の変形を低減させることができるシリンダジャケット4を具備しているので、ピストンリング43がシリンダライナ6の内周面に対して片当たりしたり、ピストン8の外周面がシリンダライナ6の内周面に対して直接当たったりするのを防止することができ、当該大型ディーゼルエンジン1の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更・変形が可能である。
例えば、上述した実施形態では、連通穴37を、シリンダジャケット4の高さ(縦)方向および幅(横)方向における中心Cよりも燃料ポンプ側(燃料ポンプ側側板24の側)で、かつ、下側(下板22の側:カバーボルト穴45から遠い側)に、その中心が位置するようにして形成させた。しかし、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、正面視形状を三角形状とし、かつ、シリンダジャケット52の高さ方向および幅方向における中心に、その中心が位置するような連通穴51としてもよい。
また、連通穴の位置、正面視形状、大きさは、シリンダ内の圧力による排気側側板23の伸び量と、シリンダ内の圧力による燃料ポンプ側側板24の伸び量との差を最小とする(最小に近づける)ことができるものであれば、いかなる位置、正面視形状、大きさであってもよい。
1 大型ディーゼルエンジン
4 シリンダジャケット
21 上板
22 下板
23 排気側側板
24 燃料ポンプ側側板
25 仕切板
37 連通穴
51 連通穴
52 シリンダジャケット

Claims (3)

  1. ユニフロー方式の二サイクル機関を構成するとともに、上面視矩形状を呈する上板と、下面視矩形状を呈する下板と、正面視矩形状を呈する前板と、背面視矩形状を呈する後板と、右側面視矩形状を呈する排気側側板と、左側面視矩形状を呈する燃料ポンプ側側板と、隣り合うシリンダ間を仕切る仕切板と、を備えたシリンダジャケットであって、
    前記排気側側板と前記燃料ポンプ側側板の少なくともいずれか一方に開口が形成され、
    隣り合う二枚の仕切板、または前記前板と、前記前板と隣り合う仕切板、もしくは前記後板と、前記後板と隣り合う仕切板と、前記排気側側板と、前記燃料ポンプ側側板とで形成された、隣り合う空間内同士を連通する連通穴が、前記仕切板に形成され、
    前記連通穴は、シリンダ内の圧力による前記排気側側板の伸び量と、シリンダ内の圧力による前記燃料ポンプ側側板の伸び量との差が、最小となるように、その正面視形状が円形状とされるとともに、当該シリンダジャケットの高さ方向および幅方向における中心よりも前記排気側側板と前記燃料ポンプ側側板のいずれかに設けられた前記開口の側とは反対側、または、前記排気側側板と前記燃料ポンプ側側板に設けられた前記開口のうちより大きな開口面積を有する前記開口の側とは反対側で、かつ、前記下板の側に、前記連通穴の中心が位置するようにして前記仕切板に形成されていることを特徴とするシリンダジャケット。
  2. ユニフロー方式の二サイクル機関を構成するとともに、上面視矩形状を呈する上板と、下面視矩形状を呈する下板と、正面視矩形状を呈する前板と、背面視矩形状を呈する後板と、右側面視矩形状を呈する排気側側板と、左側面視矩形状を呈する燃料ポンプ側側板と、隣り合うシリンダ間を仕切る仕切板と、を備えたシリンダジャケットであって、
    前記排気側側板と前記燃料ポンプ側側板の少なくともいずれか一方に開口が形成され、
    隣り合う二枚の仕切板、または前記前板と、前記前板と隣り合う仕切板、もしくは前記後板と、前記後板と隣り合う仕切板と、前記排気側側板と、前記燃料ポンプ側側板とで形成された、隣り合う空間内同士を連通する連通穴が、前記仕切板に形成され、
    前記連通穴は、シリンダ内の圧力による前記排気側側板の伸び量と、シリンダ内の圧力による前記燃料ポンプ側側板の伸び量との差が、最小となるように、その正面視形状が三角形状とされ、かつ、当該シリンダジャケットの高さ方向および幅方向における中心に、前記連通穴の中心が位置するようにして前記仕切板に形成されていることを特徴とするシリンダジャケット。
  3. 請求項1または2に記載のシリンダジャケットを具備していることを特徴とするユニフロー方式の二サイクル機関。
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