JP5713240B2 - 広口チューブ体容器と成形方法と成形装置 - Google Patents
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Description
上記技術的課題を解決するための本発明の成形方法の主たる構成は、
合成樹脂チューブ体製胴部の外表面上端に口筒部を、また胴部の外表面下端に底部を、それぞれインサート成形により設けて容器本体を構成し、口筒部に着脱する蓋体で開閉される広口チューブ体容器の成形方法であること、
胴部の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面よりも外側に位置する筒片部と、底面を形成して胴部の下端開放部を閉塞し、胴部の下端の内側に湾曲したカール部が位置する平板状の底板部を有する底部の成形に際して、
筒片部にゲートを設けること、
カール部の端縁付近で、少なくともこの端縁よりの内側に位置するリング状の成形空間域を、射出された成形樹脂の通過に規制力を作用させる規制域とすること、この規制域により成形空間を外側成形空間と内側成形空間に区画して、規制域の全域で、外側成形空間に対する成形樹脂の充填が内側成形空間に先立って達成されるようにすること、
にある。
なお、広口チューブ容器における「広口」とは、インサート成形される口筒部が、チューブ製胴部を支持する金型部分から型抜きの可能な口径寸法を意味する。
合成樹脂チューブ体製胴部の外表面上端に口筒部を、また胴部の外表面下端に底部を、それぞれインサート成形により設けて容器本体を構成し、口筒部に着脱する蓋体で開閉される広口チューブ体容器であること、
底部は、胴部(2)の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面よりも外側に位置する筒片部と、底面を形成して胴部の下端開放部を閉塞し、胴部の下端の内側に湾曲したカール部が位置する平板状の底板部を有して構成されること、
カール部の端縁に対向する底板部の下面に周溝を周設し、この周溝の少なくとも内側溝面をカール部端縁よりも内側に位置させること、
にある。
合成樹脂チューブ体製胴部の外表面上端に口筒部を、また胴部の外表面下端に底部を、それぞれインサート成形により設けて容器本体を構成し、口筒部に着脱する蓋体で開閉される広口チューブ体容器の、底部を、胴部の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面よりも外側に位置する筒片部と、底面を形成して胴部の下端開放部を閉塞し、胴部の下端の内側に湾曲したカール部が位置する平板状の底板部を有する構成とした成形装置であること、
この成形装置をコア金型とキャビティ側の金型を有する構成とすること、
円柱状のコア金型は、周面と底面との角部を角取り状にアール加工した湾曲面としていること、
キャビティ側の金型は、筒片部の成形型部分にゲートを設け、コア金型の型面に沿って湾曲成形されたカール部の端縁付近のコア金型とキャビティ側の金型のいずれか一方の型面部分に規制堰片を突周設すること、
この規制堰片の少なくとも内側の堰側面を、カール部端縁よりも内側に位置させたこと、
にある。
成形方法の主たる構成にあっては、規制域に到達する成形樹脂は、必ず外側成形空間側の成形樹脂が先となり、内側成形空間側の成形樹脂はそれより遅れることになるので、胴部の端を必ずカール部に成形することができ、カール部の確実な成形を得ることができる。
本発明による広口チューブ体容器(図1、図2参照)は、容器本体1と蓋体13とから構成され、容器本体1は、径の大きい合成樹脂チューブ体製の胴部2と、この胴部2の上端開放部にインサート成形により取付けられて、胴部2の内径と略等しい口径の開口部を形成する口筒部3と、胴部2の下端開放部にインサート成形により取付けられた底部8とから構成され、蓋体13は、口筒部3に着脱して容器本体1を開閉する。
2 ;胴部
2a ;胴部外接面
2b ;カール部
2c ;カール部端縁
3 ;口筒部
4 ;本体筒
5 ;螺条
6 ;内鍔
7 ;膨出下部
8 ;底部
9 ;筒片部
10 ;底板部
10a;周溝
10b;内側溝面
10c;外側溝面
11 ;開放部
12 ;底フィルム
13 ;蓋体
14 ;頂壁
15 ;筒壁
16 ;シール筒片
17 ;シール条
18 ;コア金型
19 ;キャビティ金型
20 ;底金型
21 ;規制堰片
G ;ゲート
E1 ;外側成形空間
E2 ;内側成形空間
K ;規制域
S ;成形樹脂
Claims (5)
- 合成樹脂チューブ体製胴部(2)の外表面上端に口筒部(3)を、また前記胴部(2)の外表面下端に底部(8)を、それぞれインサート成形により設けて容器本体(1)を構成し、前記口筒部(3)に着脱する蓋体(13)で開閉される広口チューブ体容器において、前記胴部(2)の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面(2a)よりも外側に位置する筒片部(9)と、底面を形成して前記胴部(2)の下端開放部を閉塞し、前記胴部(2)の下端の内側に湾曲したカール部(2b)が位置する平板状の底板部(10)を有する底部(8)の成形に際して、前記筒片部(9)にゲート(G)を設け、前記カール部(2b)の端縁(2c)付近で、少なくとも該端縁(2c)よりの内側に位置するリング状の成形空間域を、射出された成形樹脂(S)の通過に規制力を作用させる規制域(K)とし、該規制域(K)により成形空間を外側成形空間(E1)と内側成形空間(E2)に区画し、前記規制域(K)の全域で、前記外側成形空間(E1)に対する成形樹脂(S)の充填が内側成形空間(E2)に先立って達成されるようにしたことを特徴とする広口チューブ体容器の成形方法。
- ゲート(G)を、周方向に沿って等間隔に複数設け、該各ゲート(G)から成形樹脂(S)を同一条件で射出する請求項1に記載の広口チューブ体容器の成形方法。
- 合成樹脂チューブ体製胴部(2)の外表面上端に口筒部(3)を、また前記胴部(2)の外表面下端に底部(8)を、それぞれインサート成形により設けて容器本体(1)を構成し、前記口筒部(3)に着脱する蓋体(13)で開閉される広口チューブ体容器において、前記底部(8)は、前記胴部(2)の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面(2a)よりも外側に位置する筒片部(9)と、底面を形成して前記胴部(2)の下端開放部を閉塞し、前記胴部(2)の下端の内側に湾曲したカール部(2b)が位置する平板状の底板部(10)を有して構成され、前記カール部(2b)の端縁(2c)に対向する底板部(10)の下面に周溝(10a)を周設し、該周溝(10a)の少なくとも内側溝面(10b)を端縁(2c)よりも内側に位置させたことを特徴とする広口チューブ体容器。
- 合成樹脂チューブ体製胴部(2)の外表面上端に口筒部(3)を、また前記胴部(2)の外表面下端に底部(8)を、それぞれインサート成形により設けて容器本体(1)を構成し、前記口筒部(3)に着脱する蓋体(13)で開閉される広口チューブ体容器の、前記底部(8)を、前記胴部(2)の直線筒状となった部分の外表面が位置する仮想される外接面(2a)よりも外側に位置する筒片部(9)と、底面を形成して前記胴部(2)の下端開放部を閉塞し、前記胴部(2)の下端の内側に湾曲したカール部(2b)が位置する平板状の底板部(10)を有する構成とした容器本体(1)の成形装置であって、該成形装置をコア金型(18)とキャビティ側の金型を有する構成とし、円柱状のコア金型(18)は、周面と底面との角部を角取り状にアール加工した湾曲面としており、キャビティ側の金型は、前記筒片部(9)の成形型部分にゲート(G)を設け、前記コア金型(18)の型面に沿って湾曲成形されたカール部(2b)の端縁(2c)付近のコア金型(18)とキャビティ側の金型のいずれか一方の型面部分に規制堰片(21)を突周設しており、該規制堰片(21)の少なくとも内側の堰側面を端縁(2c)よりも内側に位置させたことを特徴とする広口チューブ体容器の成形装置。
- キャビティ側の金型を、側方に型開きする一対のキャビティ金型(19)と、容器本体(1)の底面の成形型面を提供すると共に、規制堰片(21)の成形型面を形成した底金型(20)とから構成した請求項4に記載の広口チューブ体容器の成形装置。
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JP2011122938A JP5713240B2 (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 広口チューブ体容器と成形方法と成形装置 |
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JP2011122938A JP5713240B2 (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 広口チューブ体容器と成形方法と成形装置 |
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2011
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