JP5712012B2 - 入力シートシステム、入力シート処理方法、及び入力シート処理プログラム - Google Patents

入力シートシステム、入力シート処理方法、及び入力シート処理プログラム Download PDF

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本発明の実施形態は、ユーザからの指示が記された入力シートを読み取り、その読み取り結果をもとに情報処理を行う入力シートシステム、入力シート処理方法、及び入力シート処理プログラムに関する。
情報処理システムへの入力方式の一つとして、マークシート方式やフォーム記述方式がある。この方式では、ユーザがシートに手書きすることで指示事項が表現でき、特別の入力装置の必要がないなどの利点がある。
また従来では、マークシート方式では、マークシート用紙のチェック項目のレイアウトの仕方が厳格に定まっていることに対して、ユーザにとって理解し易いレイアウトでマークシートを構成するシステムが考えられている。例えば、ソフトウェア部品のプログラム本体をライブラリに登録しておき、ソフトウェア部品のシンボルを配置した入力フォームを作成し、この入力シートに対する記入に応じて、シンボルに対応するソフトウェア部品間の従属関係に従って各ソフトウェア部品の処理を実行する。
特開平9−223007号公報
しかしながら従来の方式は、入力シートのフォームに応じたソフトウェア部品のプログラムを、ソフトウェアの専門知識を有する部品作成者が予め作成しなければならなかった。このため、ユーザが入力シートを用いて新たな機能(情報処理)を実行させようとする場合、その都度、部品作成者が開発する必要があった。このため、ユーザが入力シートを用いて必要とする情報処理を容易に実行させることは困難となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、入力シートを用いて、必要とする情報処理を容易に実行させることが可能な入力シートシステム、入力シート処理方法、入力シート処理プログラムを提供することである。
実施形態によれば、入力シートシステムは、作業内容を表す複数のアクティビティアイコンが記録された入力シートの第1の画像を読み取る入力シート読取り手段と、前記入力シート読取り手段により読み取りの対象となる前記入力シートの第2の画像を記録する入力シート記録手段と、前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像をもとに、前記入力シートに記入された記入情報を判別する記入情報判別手段と、前記入力シートにおける前記記入情報の記入位置と前記複数のアクティビティアイコンの記録位置をもとに、前記記入情報により指定された前記アクティビティアイコン間の関連性を判別する関連判別手段と、前記関連判別手段により判別された前記アクティビティアイコンの関連性と前記記入情報とをもとに、関連のある各アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを生成するワークフロースクリプト生成手段とを有することを特徴とする。
本実施形態における入力シートシステム(ワークフローシステム)の概略構成の一例を示す図。 本実施形態におけるワークフローシステムのモジュール構成を示すブロック図。 本実施形態における入力シート105の生成の流れを示すフローチャート。 本実施形態における入力シート生成部104による入力シート生成処理を示すフローチャート。 本実施形態における入力シートで用いられる始点記号と終点記号の一例を示す図。 第1実施形態におけるアクティビティ(処理機能)の一例を示す図。 第1実施形態におけるアクティビティアイコンの記述凡例を示す図。 第1実施形態におけるアクティビティアイコンの具体例を示す図。 第1実施形態における入力シートの一例を示す図。 第1実施形態における入力シートへの記入例を示す図。 第1実施形態におけるにワークフロースクリプト生成処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態における入力シート情報取得処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態における入力シート情報取得処理によって得られた差分画像の一例を示す図。 第1実施形態におけるワークフロースクリプト変換処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態におけるアクティビティ関連判断部によるアクティビティ関連情報取得処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態におけるアクティビティ関連判断部によりListActLinkとして保存されたリストの一例を示す図。 第1実施形態における手書き入力処理部による手書き入力取得処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態における手書き入力処理部によりListActLinkとして保存されたリストの一例を示す図。 第1実施形態におけるワークフロースクリプト生成部によるワークフロースクリプト生成処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態におけるワークフロースクリプト生成部109によるアクティビティ記述処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態における図16のリストListActLinkを処理した場合のスクリプト生成状況の一例を示す図。 第1実施形態における図16のリストListActLinkを処理した場合のスクリプト生成状況の一例を示す図。 第1実施形態における図16のリストListActLinkを処理した場合のスクリプト生成状況の一例を示す図。 第1実施形態における図16のリストListActLinkを処理した場合のスクリプト生成状況の一例を示す図。 第1実施形態における文字列データが追加されたワークフロースクリプトの一例を示す図。 第2実施形態における継続アクティビティアイコンの一例を示す図。 第2実施形態における入力シートへの記入例を示す図。 第2実施形態における入力シートへの記入例を示す図。 第2実施形態におけるアクティビティ関連情報取得処理の一部処理を示すフローチャート。
以下、本実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る入力シートシステムは、ユーザからの指示が記された入力シートを読み取り、その読み取り結果をもとに特定の目的に応じた一連の処理(業務)を1つのワークフローとして実行するワークフローシステムとして実現される。入力シートシステムは、例えばデジタル複合機(MFP(Multi Function Peripheral))に接続された1つ又は複数のサーバ、及び1つ又は複数のユーザ端末(クライアントPC)を含むシステムにおいて実現される。
図1は、本実施形態における入力シートシステム(ワークフローシステム)の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態における入力シートシステムは、デジタル複合機1(以下、MFP1と称する)、サーバ3、ユーザ端末(クライアントPC)4、及びローカルエリアネットワーク5により構成する。なお、ローカルエリアネットワーク5には、複数のサーバ3、あるいは、複数のユーザ端末4が接続されていても良い。
MFP1は、画像形成装置あるいは画像読取装置として機能する。MFP1は、スキャナ機能、プリンタ機能、ネットワーク通信機能、及びファクシミリ機能などを有する。サーバ3は、サーバコンピュータである。MFP1及びサーバ3は、制御ユニット(CPU)がメモリに保存したアプリケーションプログラムを実行することにより実現される様々の処理機能を有する。ユーザ端末4は、各ユーザが使用する端末機器である。サーバ3及びユーザ端末4は、各ローカルエリアネットワーク5を介してMFP1とデータ通信を行う機能を有する。
MFP1は、スキャナ(画像読取部)11、プリンタ(画像形成部)13、操作パネル17、及びシステム制御部20を有する。さらに、MFP1には、ファクシミリデータを送受信するためのファクシミリインタフェースなどを搭載するようにしても良い。
スキャナ11は、原稿面を光学的に走査することにより原稿面上の画像を読取る。スキャナ11は、原稿面の画像をカラー画像データ(多値の画像データ)あるいはモノクロ画像データに変換する。スキャナ11は、走査機構、光電変換部及び自動原稿送り装置(ADF)などを有する。
プリンタ13は、カラー画像データ(多値の画像データ)あるいはモノクロ画像データに基づく画像を用紙上に形成するユニットである。プリンタ13は、特定の画像形成方式に限定されるものではない。例えば、プリンタ13は、電子写真方式の画像形成装置、インクジェット方式あるいは熱転写方式などの印刷方式であっても良い。
操作パネル17は、ユーザインタフェースである。操作パネル17は、例えば、各種の操作キー及びタッチパネル内蔵の表示部を有する。操作パネル17は、ユーザが操作指示を入力するための操作部、及びユーザに対する案内などを表示する表示部として機能する。
システム制御部20は、MFP1内の各部を統括的に制御する。例えば、システム制御部20は、スキャナ11及びプリンタ13を制御する。システム制御部20は、操作パネル17からユーザによる指示を取得する。システム制御部20は、CPU21、メインメモリ22、FROM23、画像処理部24、ネットワークインタフェース25、ページメモリ26、及びHDD28などを有する。
CPU21は、MFP1の制御を司る制御ユニットである。CPU21は、FROM23あるいはHDD28に記録されているプログラム(入力シート処理プログラムを含む)を実行することにより各種の処理機能を実現する。メインメモリ22は、ランダムアクセスメモリ(RAM)などにより構成する。メインメモリ22は、ワーキングメモリとして機能する。FROM23は、書換え可能な不揮発性メモリで構成する。FROM23は、MFP1の動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記録する。また、FROM23は、制御データあるいは設定情報などが書き込まれる。FROM23には、各種の動作状態を示す各種のフラグを記録するようにしても良い。
画像処理部24は、スキャナ11で読取った画像データ、あるいは、ネットワーク経由でユーザ端末4から受信した画像データに対して画像処理する。ネットワークインタフェース25は、ローカルエリアネットワーク5を介して外部装置と通信を行うためのLANインタフェースである。ページメモリ26は、プリント用の画像データを展開するためのメモリである。ページメモリ26は、少なくとも1ページ分の画像データを展開する領域が確保できる。HDD28は、データ記録用の大容量のメモリである。HDD28は、例えば、印刷対象とする画像データを蓄積する。
次に、サーバ3の構成について説明する。
サーバ3は、CPU31、RAM32、ROM33、ネットワークインタフェース(I/F)34、及びHDD35を有する。
CPU31は、サーバ3全体の制御を司る制御ユニットである。CPU31は、ROM33及びHDD35に記録されているプログラム(入力シート処理プログラムを含む)に基づいて様々な処理機能を実現する。RAM32は、ワーキングメモリである。ROM33は、サーバ3の基本的な動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記録する。HDD35は、データ記録用の記録装置である。ネットワークインタフェース34は、ローカルエリアネットワーク5内の各装置とのデータ通信を行うためのLANインタフェースである。例えば、サーバ3は、ネットワークインタフェース34によりローカルエリアネットワーク5を介してMFP1とのデータの送受信が可能である。
また、ユーザ端末4は、CPU41、RAM42、ROM43、ネットワークインタフェース(I/F)44、HDD45、表示部46、及び操作部47を有する。
CPU41は、ROM43及びHDD45に記録されているプログラム(入力シート処理プログラムを含む)に基づいて様々な処理機能を実現する。RAM42は、ワーキングメモリである。ROM43は、ユーザ端末4の基本的な動作を司る制御プログラム及び制御データなどを記録する。HDD45は、データ記録用の記録装置である。ネットワークインタフェース44は、ローカルエリアネットワーク5内の各装置とのデータ通信を行うためのLANインタフェースである。例えば、ユーザ端末4は、ネットワークインタフェース44によりローカルエリアネットワーク5を介してMFP1とのデータの送受信が可能である。
図2は、本実施形態におけるワークフローシステムのモジュール構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態におけるワークフローシステムは、ユーザインタフェース部101、プリント部102、アクティビティデータベース(DB)103、入力シート生成部104、入力シート情報DB106、スキャン部107、入力シート読み取り部108、ワークフロースクリプト生成部109、アクティビティ関連判断部110、及び手書き入力処理部111が設けられる。
ユーザインタフェース部101は、ユーザからの指示を受ける。
プリント部102は、ワークフローを定義するための入力シート105を印刷する。入力シート105には、ワークフローを定義するための、作業プロセスの一作業単位であるアクティビティ(処理プロセスやタスク)を表わす作業シンボル(以下、アクティビティアイコンと称する)が印刷される。
アクティビティDB103には、入力シート105に印刷するアクティビティアイコンに関するデータが予め記録される。
入力シート生成部104は、アクティビティデータベース103に記録されたデータをもとに、作業内容を表す複数のアクティビティアイコンが記録された入力シートを生成して、プリント部102により入力シート105を印刷出力させる。
入力シート情報データベース(DB)106は、入力シート生成部104により生成された入力シート、すなわちスキャン部107を通じて入力シート読み取り部108により読み取りの対象となる入力シート105の画像(第2の画像)を記録する。
スキャン部107は、入力シート105をスキャンして入力シートの画像を読み取る。スキャン部107に画像が読み取られる入力シート105には、入力シート105に記録された複数のアクティビティアイコン、及び作業の開始と終了を表すシンボルとの関連性を示す記入、またワークフローを定義するための記入がされている。
入力シート読み取り部108は、ユーザインタフェース部101により入力シート105の読み取り指示が入力された際に、スキャン部107により入力シート105をスキャンさせて、入力シート105の画像を読み取る。
アクティビティ関連判断部110は、入力シート読み取り部108により読み取られた入力シート105の画像(第1の画像)と、入力シート情報DB106に記録された入力シート105に対応する画像(第2の画像)との差分画像をもとに、アクティビティアイコン間の関連性を判別する。アクティビティ関連判断部110は、アクティビティアイコン間の関連性をもとに、アクティビティ(処理)の順序、データの流れを判定する。
手書き入力処理部111は、入力シート読み取り部108により読み取られた入力シート105の画像について、OCR(Optical Character Reader)機能によって文字認識処理を実行して、入力シート105に記録された手書きされた文字(記入情報)や印刷文字を判別する。入力シート10に記録されたアクティビティアイコンには、ワークフローを定義するための文字列が必要に応じてユーザによって手書きされる。
ワークフロースクリプト生成部109は、アクティビティ関連判断部110により判別されたアクティビティアイコンの関連性と、手書き入力処理部111により判別された記入情報とをもとに、各アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを作成する。
なお、図2に示す各モジュールは、例えば、サーバ3あるいはユーザ端末4において実現される。また、各モジュールのうち一部または全部を、MFP1において実現するようにしても良い。例えば、図2において、プリント部102とスキャン部107は、MFP1において実現する。また、各モジュールは、例えば、複数のサーバ3あるいはユーザ端末4に配置されるようにしても良い。さらに、各モジュールのうちの一部は、外部のネットワーク(例えば、MFP1が設置されているLANではなく、インターネットなどの外部ネットワーク)上のサーバに配置されていてもよい。すなわち、ワークフローシステムは、MFP1、1つ又は複数のサーバ3/ユーザ端末4、あるいは外部のネットワークのサーバに配置された各モジュールにより一連の処理であるワークフローを実現する。
各モジュールを実現するためのプログラムは、モジュールが実現される装置(MFP1、サーバ3、ユーザ端末4)の読取り可能なメモリ(メインメモリ、RAM(Random Access Memory))に記録され、CPUによって実行される。また、各モジュールを実現するプログラムは、コンピュータが読取り可能な記録媒体に保持され、記録媒体を介してサーバ3、ユーザ端末4あるいはMFP1にインストールされるようにしても良い。記録媒体としては、CD−ROM等のプログラムを記録でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。また、このように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティングシステム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
(第1実施形態)
第1実施形態では、説明を簡単にするために、単数ページの入力シート105を用いてワークフローを生成するものとし、ワークフロースクリプトとして、例えばワークフロー定義のXML(Extensible Markup Language)ファイルであるXOML(Extensible Object Markup Language)形式を出力する場合について示す。
図3は、本実施形態における入力シート105の生成の流れを示すフローチャートである。
まず、入力シート生成部104は、ユーザ操作に応じて、ユーザインタフェース部101から入力シートの印刷指示を受けると(S201)、入力シート生成処理を行う(S202)。入力シート生成部104は、入力シート生成処理によって、入力シート105に印刷するパターンデータを生成する。
図4は、本実施形態における入力シート生成部104による入力シート生成処理を示すフローチャートである。
まず、入力シート生成部104は、入力シートには、例えば図5(a)(b)に示すような、ワークフローの作業の開始を表す始点記号(シンボル)401、終点記号(シンボル)402とを配置する(S301)。次に、入力シート生成部104は、アクティビティDB103からアクティビティ名、変数情報、配置情報からなるリストListAct(インデックスの最小値を1とする)を取得する(S302)。配置情報とは、入力や出力、その過程の処理といった、そのアクティビティの処理を行うタイミングが記載されたものであり、処理の位置関係で必要な場合にこれを用意する。
第1実施形態では、図6(a)(b)(c)(d)に示すような、アクティビティ(処理機能)が用意されているものとする。すなわち、図6(a)はスキャン(Scan)、図6(b)はファイル読み込み(FileLoad)、図6(c)はファイル保存(SaveFile)、図6(d)はメール送信(SendMail)のアクティビティを示している。例えば、図6(a)に示すスキャン(Scan)のアクティビティ(アクティビティ名)では、入力変数として、「カラーモード」「解像度」「一時ファイル」が記載され、出力変数として、「結果」「一時ファイル」が記載され、配置情報として「入力」が記載されている。入力変数の「一時ファイル」は、ユーザの直接指定可能な変数とし、ユーザが入力シート105に対して手書きすることにより指定できるものとする。
他のアクティビティについても同様にして、図6(b)〜(c)に示すように、入力変数、出力変数、配置情報について記載されている。
入力シート生成部104は、初期値としてi=1とし(S303)、ListAct[i]を取得する(S304,S305)。入力シート生成部104は、ListAct[i]に記載されたアクティビティ名、変数情報(入力変数/出力変数)をもとに、アクティビティアイコンを作成する(S306)。
図7は、第1実施形態におけるアクティビティアイコンの記述凡例を示している。図7に示すように、アクティビティアイコンは、アクティビティ名601、入力変数602、出力変数603からなる。また、ユーザが直接入力可能な変数については、入力ボックス604が設けられている。
図8(a)(b)(c)(d)は、図6(a)(b)(c)(d)に示すアクティビティに相当するアクティビティアイコン701〜704の具体例を示している。入力シート生成部104は、図6(a)〜(d)に示す記載内容に応じて、各アクティビティに応じたアクティビティアイコンを生成する。
入力シート生成部104は、アクティビティアイコンを生成した後、アクティビティの配置情報をもとにアクティビティアイコンを配置する(S307)。すなわち、配置情報が「入力」を示すアクティビティについては、アクティビティアイコンをデータ入力側の例えば左側に配置する。また、配置情報が「出力」を示すアクティビティについては、アクティビティアイコンをデータ出力側の例えば右側に配置する。また、図6(c)(d)に示すアクティビティ(ファイル保存、メール送信)の配置情報は「入力以外」となっているため、データ入力側の例えば左側以外に配置する。
入力シート生成部104は、アクティビティを配置した入力シートにおける座標を記録しておく。この座標は、例えばアクティビティアイコン全体の位置、アクティビティ名の位置、アクティビティアイコン内の各変数の位置を示すものを含む。また、アクティビティアイコンに入力ボックスがある場合(例えば、図8(a)に示すアクティビティアイコン)には、入力ボックスが配置された位置を示す座標を記録しておく(S308)。
入力シート生成部104は、前述したS305〜S308の処理を、全てのListActに対して実施する(S309,S304)。ここでは、図6(a)〜(d)に示すListAct[i](i=1〜4)のそれぞれについて実行して、4つのアクティビティアイコンを作成する。
入力シート生成部104は、アクティビティアイコンの生成を終了した後、入力シートに固有の入力シートIDを設定し(S310)、入力シート情報DB106に、入力シートID、複数のアクティビティと始点記号401/終点記号402とが配置された入力シートの画像、それぞれのアクティビティと入力ボックスの座標を保存する(S311)。
以上により入力シート生成処理を終了する。入力シート生成部104は、入力シート生成処理により生成した入力シートの印刷出力をプリント部102に指示する(S203)。プリント部102は、例えばMFP1のプリンタ13を制御して、入力シート105を印刷させる。
図9は、図6(a)〜(d)の記載をもとに作成した入力シート105の一例を示す図である。
図9に示すように、入力シート105のデータ入力側となる左側の端近傍には始点記号401が配置され、次に配置情報が「入力」となっていたアクティビティアイコン701,702が配置されている。アクティビティアイコン701には、入力変数「temppath」と対応付けて入力ボックスが設けられている。また、入力シート105のデータ出力側となる右側には配置情報が「入力以外」となっていたアクティビティアイコン703,704が配置され、右端近傍には終点記号402が配置されている。また、図9に示す入力シート105の右下には、シートID705「WFID:0001501」が印刷されている。
ユーザは、複数のアクティビティアイコン701〜704が記載された入力シート105に対して、ワークフローとして実行させようとするアクティビティアイコンの関連性を定義する記入をすることにより、実際に処理する内容を決定することができる。ここでは、ワークフローで必要とする処理のアクティビティアイコンについてのみ関連性を定義すれば良い。従って、アクティビティDB103には入力シート105毎の専用のデータ等を予め作成して記録しておく必要はなく、ワークフローにおいて実行可能なアクティビティのデータが記録されていれば良い。
以下の説明では、スキャンのアクティビティアイコン701とファイル保存のアクティビティアイコン703の関連性を入力シート105への記入により定義することで、スキャン処理とファイル保存の順で処理させるワークフローを作成する場合を例にして説明する。
例えば、ユーザは入力シート105に対して、図10に示すような記入をしたものとする。すなわち、始点記号401からアクティビティアイコン701に向かう矢印801、アクティビティアイコン701の出力変数「page」からアクティビティアイコン703の入力変数「page」に向かう矢印802、アクティビティアイコン701の出力変数「temppath」からアクティビティアイコン703の入力変数「filepath」に向かう矢印803、アクティビティアイコン703の出力変数「result」から終点記号402に向かう矢印804が手書きによって記入されている。また、図10に示す例では、アクティビティアイコン701の入力ボックスに、手書きによって「C¥scan¥save」の文字列805が記入されている。
関連性を示す矢印は、シンボルとアクティビティアイコンとを接続するように記入されるものとする。なお、接続されていなくても、少なくとも矢印の端部の位置によって特定のシンボルあるいはアクティビティアイコンが特定されるように記入されていれば良い。また、アクティビティアイコンの関連性を示す記入は、矢印に限るものではなく、処理の流れが入力シート105の左側から右側に定義されていれば単純な線だけでも良いし、他の予め決められたパターンであっても良い。
入力シートシステムは、図10に示すように、ユーザによってワークフローを定義する記入がされた入力シート105をもとに、ワークフローを作成するワークフロースクリプト生成処理を実行する。
図11は、第1実施形態におけるにワークフロースクリプト生成処理の流れを示すフローチャートである。
入力シートシステムは、入力シート読み取り部108により入力シート105から情報を取得するための入力シート情報取得処理を行い(S1001)、ワークフロースクリプト生成部109により入力シート105の情報をワークフロースクリプトへ変換するワークフロースクリプト変換処理を行う(S1002)。以下、それぞれの処理について説明する。
図12は、第1実施形態における入力シート情報取得処理の流れを示すフローチャートである。
入力シート読み取り部108は、ユーザ操作に応じて、ユーザインタフェース部101から記述済みの入力シート105の読み込み指示を受け取ると(S1101)、記述済みの入力シート105のスキャンをスキャン部107に指示する。スキャン部107は、例えばMFP1のスキャナ11を制御して、入力シート105をスキャンさせて入力シート105の画像(以下、シート画像と称する)を読み取る。
入力シート読み取り部108は、スキャン部107により記述済み入力シート105のシート画像を読み取ると(S1102)、手書き入力処理部111のOCR機能によって、シート画像から入力シートIDを読み取らせる。入力シート読み取り部108は、入力シートIDを取得すると(S1103)、入力シート情報DB106から入力シートIDに対応する記述前の入力シートの画像(シート画像)を読み出す(S1104)。すなわち、印刷時の入力シートの画像を取得する。
次に、入力シート読み取り部108は、スキャン部107を通じて取得した記述済みの入力シート105のシート画像と、入力シート情報DB106から読み出した記述前の入力シート105のシート画像との差分画像(入力シート情報)を画像処理によって算出する(S1105)。
以上の処理により入力シート情報取得処理は完了する。図13は、入力シート情報取得処理によって得られた差分画像の一例を示している。図13に示すように、図10に示す入力シート105に対してユーザが記入した部分だけが差分画像として抽出されている。
入力シート読み取り部108は、取得された差分画像(入力シート情報)をワークフロースクリプト生成部109に送り、ワークフロースクリプト変換処理を実行させる。
図14は、第1実施形態におけるワークフロースクリプト変換処理の流れを示すフローチャートである。ワークフロースクリプト変換処理では、アクティビティ関連判断部110によるアクティビティ関連情報取得処理(S1301)、手書き入力処理部111による手書き入力取得処理(S1302)、ワークフロースクリプト生成部109によるワークフロースクリプト生成処理(S1303)を実施する。
図15は、第1実施形態におけるアクティビティ関連判断部110によるアクティビティ関連情報取得処理の流れを示すフローチャートである。
アクティビティ関連判断部110は、差分画像から未確認の矢印を1つ識別すると(S1401,S1402)、矢印の始点と終点の座標を取得する(S1403)。アクティビティ関連判断部110は、矢印の始点、終点の座標と、入力シート情報DB106に記録されているアクティビティアイコンを配置した位置を示す座標とを比較して、矢印の始点と終点(あるいはその近傍)の位置に配置された、それぞれのアクティビティアイコン、アクティビティアイコン内の変数を判別する(S1404)。なお、始点記号401と終点記号402についても、アクティビティアイコンと同様に判別するものとする。また、矢印(始点、終点)が変数を指しておらず、アクティビティ自体を指していた場合は、変数の取得は行わない。アクティビティ関連判断部110は、差分画像から得られた情報を、アクティビティアイコン間の関連性を示すデータとしてリストListActLinkに保存する(S1405)。ListActLinkのリストには、開始アクティビティ、開始アクティビティの変数、終了アクティビティ、終了アクティビティの変数のデータが保存される。同様にして、他の未確認の矢印のそれぞれについて、前述したS1402〜S1405の処理を実施して、得られたデータをListActLinkに保存する(S1401)
図16は、アクティビティ関連判断部110によりListActLinkとして保存されたリストの一例を示す。図16に示すように、図13に示す矢印801,802,803,804のそれぞれに対応するデータに対して、インデックス1,2,3,4が付されており、それぞれに対応するデータが保存されている。
例えば、インデックス1は、矢印801に対応しており、開始アクティビティが開始記号、終了アクティビティがスキャン(Scan)であることを示している。このデータについては、矢印801が変数を指していないため、変数のデータが保存されていない。
図17は、第1実施形態における手書き入力処理部111による手書き入力取得処理の流れを示すフローチャートである。
手書き入力処理部111は、シート画像に未確認の文字(矢印以外のパターン)が存在すると(S1601)、その文字についてOCR機能を用いて文字認識する(S1602)。手書き入力処理部111は、文字(あるいは文字列)を1つ識別すると、文字列を囲むボックスを仮想的に生成し(S1603)、このボックスの一角の座標を取得する(S1604)。例えば、図13に示す例では、矢印以外のパターンとして、手書きされた文字列805が存在している。
手書き入力処理部111は、この文字列の位置を示すボックスの座標をもとに、入力シート情報DB106に記録された各アクティビティアイコンの入力ボックスの位置を示す座標を検索して、ボックスの座標を含むアクティビティアイコンの入力ボックスの座標を求める(S1605)。すなわち、手書き入力処理部111は、シート画像中の未確認の文字列が、何れのアクティビティアイコンの入力ボックスに記入された文字列であるかを判別する。
手書き入力処理部111は、差分画像から得られた読み取られた文字列の情報を、ユーザにより指定された記入情報としてリストListActInputに保存する(S1606)。ListActInputのリストには、対象アクティビティ、対象アクティビティの変数、文字列データが保存される。同様にして、他の未確認の文字列があれば、それぞれの文字列について、前述したS1602〜S1606の処理を実施して、得られたデータをListActInputに保存する(S1601)。
図18は、手書き入力処理部111によりListActLinkとして保存されたリストの一例を示す。図18に示すように、図13に示す文字列805に対応するデータに対して、インデックス1が付されており、対応するデータが保存されている。
例えば、インデックス1は、文字列805に対応しており、対象アクティビティがスキャン(Scan)、変数が「temppath」、文字列データが「C¥scan¥save」であることを示している。図6(a)に示すように、スキャン(Scan)の変数「temppath」に対して、ユーザの手書きによって指定された文字列「C¥scan¥save」は、一時ファイルの保存先を示している。
次に、ワークフロースクリプト生成部109は、アクティビティ関連情報取得処理と手書き入力取得処理によって得られたデータをもとにしてワークフロースクリプトを生成するためのワークフロースクリプト生成処理を実行する。
図19は、第1実施形態におけるワークフロースクリプト生成部109によるワークフロースクリプト生成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ワークフロースクリプト生成部109は、ワークフロースクリプトの定義部分などを含むワークフロースクリプトを、テンプレートをもとに作成する(S1801)。次に、ワークフロースクリプト生成部109は、初期値j=1とし(S1802)、ListActLink[i]に保存された開始アクティビティ、終了アクティビティを取得する(S1804)。ワークフロースクリプト生成部109は、開始アクティビティと終了アクティビティに対し、アクティビティ記述処理を実施する(S1805)。
図20は、第1実施形態におけるワークフロースクリプト生成部109によるアクティビティ記述処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ワークフロースクリプト生成部109は、対象とする開始アクティビティと終了アクティビティとが、ワークフロー言語(例えばXOML)の記述ルールに則りスクリプト内に正しく配置できるかを検証する(S1901)。これは、各スクリプトの種類に応じた記述ルールに従う。
開始アクティビティと終了アクティビティとが配置可能であると判別される場合、ワークフロースクリプト生成部109は、対象としているアクティビティについて既にワークフロースクリプト内に記述されているかどうかを確認する(S1902)。ここで、記述されていない場合には、対象とするアクティビティのスクリプトを、ワークフロースクリプトの配置すべき場所に記述する(S1903)。
次に、ListActLink[i]に変数同志が関連付けられていた場合(S1904のYes)、変数の代入を示すので、ワークフロースクリプト生成部109は、ワークフロースクリプトに代入式を記述する(S1905)。
なお、S1901の検証時や、S1904の代入式記述で記述ルール違反が発生した場合には、ワークフロースクリプト生成部109は、その旨を呼び出し処理に通知する(S1906)。呼び出し処理では、ワークフロースクリプト生成部109は、ユーザインタフェース部101を通じて、記述ルール違反が発生していることをユーザに通知するための出力(例えば、表示出力)をする(S1811)。
以下、同様にして、前述したS1804〜S1805の処理を、ListActLinkの全項目に対して実施する(S1803)。
図21、図22、図23、及び図24は、図16のリストListActLinkを処理した場合のスクリプト生成状況の一例を示す。
図21(a)は初期状態におけるアクティビティの関連(開始アクティビティと終了アクティビティ)を示している。なお、図21〜図24において、実線は確定状態、点線は仮定状態を示す。また、図21(b)は、図21(a)に示すアクティビティのワークフロースクリプトの記述例を示している。ただし、図21(b)に示す初期段階では、テンプレートのままである。
図22(a)は、ListActLink[1]を反映したアクティビティの関連を示し、図22(b)は、図22(a)に示すアクティビティのワークフロースクリプトの記述例を示している。すなわち、アクティビティ「Scan」に対応するスクリプトが挿入されている。
図23(a)は、ListActLink[2][3]を反映したアクティビティの関連を示し、図23(b)(c)は、図23(a)に示すアクティビティのワークフロースクリプトの記述例を示している。すなわち、アクティビティ「Scan」「SaveFile」のそれぞれ異なる変数の関連に応じたスクリプトが挿入されている。
図24(a)は、ListActLink[4]を反映したアクティビティの関連を示し、図24(b)は、図24(a)に示すアクティビティのワークフロースクリプトの記述例を示している。これにより、全てのアクティビティの関連が確定される。
このように、アクティビティ記述処理では、ListActLinkに保存された、それぞれの開始アクティビティと終了アクティビティの関係を反映するスクリプトを記述していく。ListActLinkは、ユーザが記入した矢印により定義された、作業の開始から終了までのアクティビティの関連をリスト化したものであるため、正しい記入がされていれば、開始から終了までのワークフロースクリプトが記述されて必ず確定状態になる。
次に、ワークフロースクリプト生成部109は、初期値をj=1とし(S1807)、ListActInput[j]の対象アクティビティと文字列データを取得する(S1809)。対象アクティビティが存在した場合(S1810のYes)、ワークフロースクリプト生成部109は、対象アクティビティのスクリプトの変数に、ユーザの手書きによって入力された文字列データを追加(代入記述を実施)する(S1812)。
図25には、文字列データが追加されたワークフロースクリプトの一例を示している。図25に示すように、「temppath=“C:\scan\save”」の記述が追加されている。
一方、対象アクティビティがスクリプト内に存在しない場合(S1810のNo)、ワークフロースクリプト生成部109は、記述ルール違反となるため、ユーザインタフェース部101を通じて、記述ルール違反が発生していることをユーザに通知するための出力(例えば、表示出力)をして(S1811)処理を終了する。
以上の処理が終了すると、ワークフロースクリプトが完成する。入力シートシステムは、このワークフロースクリプトの論理的検証をスクリプトの処理エンジン内で実施したのち、記載したワークフロースクリプトを実行することになる。
このようにして、第1実施形態における入力シートシステム(ワークフローシステム)では、ユーザが入力シート105に記録されたアクティビティアイコンに対して関連性を定義する記入をすることで、アクティビティアイコンの関連に応じたワークフロースクリプトを容易に作成することができるようになる。入力シート105では、予め複数のアクティビティアイコンが配置され、ユーザが任意に必要なアクティビティアイコンを選択して関連性を指定するので、シート毎に専門家がプログラムを作成するといった必要がない。
(第2実施形態)
第1実施形態では、単数ページの入力シート105について処理する場合について説明したが、ワークフローの定義が複数ページの入力シート105を必要とする場合がある。複数ページにまたがってアクティビティアイコンの関連性を示す矢印を認識することは、ページ端の座標を認識することになり正確な処理が困難となる。そこで、第2実施形態では、複数のページ(入力シート105)をまたぐ際に矢印を記入することなく、アクティビティアイコンの関連性を判断して、複数ページの入力シート105により定義されたワークフロースクリプトを記述できるようにする。
1ページ目の入力シート105については、第1実施形態と同様の処理を実施するものとする。2ページ目以降の入力シート105に関しては、入力シート生成処理において、入力シートに始点、終点記号を配置する際、始点記号ではなく、図26に示す特別なアクティビティアイコンを配置する。このアクティビティアイコンを継続アクティビティアイコンと呼ぶ。
図26に示すように、継続アクティビティアイコンには、入力変数はなく、アクティビティ名、出力変数は汎用的な名前が付加される。また、出力変数の数は全アクティビティの出力数の中の最大数と同じものとする。この継続アクティビティアイコンは、前頁(入力シート105)の最後に処理されるアクティビティに代用するために用いられる。
図27は1ページ目とする入力シート105aの一例を示し、図28は2ページ目とする入力シート105bの一例を示している。入力シート105a,105bは、ユーザによって記入済みである。
図28に示す2ページ目の入力シート105bには、継続アクティビティアイコン900が配置されており、1ページ目の「SaveFile」のアクティビティアイコン703と同等であることを示す。また、継続アクティビティアイコン900の変数Output2は、アクティビティアイコン703の変数「filepath」と同等であることを示す。これによってページを跨ぐような矢印を引くことなしに、継続アクティビティアイコン900に前ページの最後のアクティビティアイコン703を代用させることにより、複数のページ(入力シート105a,105b)に渡ってワークフローを定義することが可能となる。
なお、ユーザに記入された入力シート105を読み込む際には、アクティビティ関連情報取得処理の矢印の始点、終点座標にあるアクティビティ、変数情報を取得する際に(S1404)、始点が継続アクティビティアイコンだった場合に限り、S1404ではなく、図29に示すフローチャートの処理を実施する。
まず、前ページの最終処理アクティビティLastActを取得し、これを開始アクティビティとする(S2501)。次に、継続アクティビティに接続されている始点が何番目の変数か取得する(S2502)。そして、LastActの対象の番目の変数を開始アクティビティの対象変数とする(S2503)。
その他の処理に関しては、第1実施形態において説明した単数ページの場合と同様の処理を行えばよい。
このようにして、第2実施形態の入力シートシステムでは、特別な継続アクティビティアイコン900を入力シート105に配置することで、容易かつ確実に複数枚の入力シート105を用いたワークフローを定義することができる。
なお、前述した各実施形態の説明では、同一のシステム内で入力シート105を生成し、入力シート105に記入された情報をもとにしてワークフロースクリプトを作成しているが、入力シート105を別のシステムで作成するようにしても良い。この場合、入力シート105を生成するためのデータは、別途、入力シート情報DB106に記録されるものとする。ワークフロースクリプトの作成については、前述と同様にして、入力シート105の画像を読み取って実行すれば良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…デジタル複合機、11…スキャナ、13…プリンタ、17…操作パネル、20…システム制御部、21…CPU、22…メインメモリ、23…FROM、24…画像処理部、25…ネットワークインタフェース、26…ページメモリ、28…HDD、31…CPU、32…RAM、33…ROM、34…ネットワークインタフェース、35…HDD、41…CPU、42…RAM、43…ROM、44…ネットワークインタフェース、45…HDD、46…操作部、47…表示部。

Claims (7)

  1. 作業内容を表す複数のアクティビティアイコンが記録された入力シートの第1の画像を読み取る入力シート読取り手段と、
    前記入力シート読取り手段により読み取りの対象となる前記入力シートの第2の画像を記録する入力シート記録手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像をもとに、前記入力シートに記入された記入情報を判別する記入情報判別手段と、
    前記入力シートにおける前記記入情報の記入位置と前記複数のアクティビティアイコンの記録位置をもとに、前記記入情報により指定された前記アクティビティアイコン間の関連性を判別する関連判別手段と、
    前記関連判別手段により判別された前記アクティビティアイコンの関連性と前記記入情報とをもとに、関連のある各アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを生成するワークフロースクリプト生成手段とを有する入力シートシステム。
  2. 前記入力シートには、前記アクティビティアイコンの他に、作業の開始と終了を表すシンボルを含み、
    前記関連判別手段は、前記記入情報をもとに、前記アクティビティアイコンと前記シンボルとの関連性を判別する請求項1記載の入力シートシステム。
  3. 前記アクティビティアイコンには、前記アクティビティアイコンを示すアクティビティアイコン名、前記アクティビティアイコンに対応する作業の入力変数及び出力変数を表すデータの少なくとも1つを含む請求項1記載の入力シートシステム。
  4. 前記入力シート読取り手段は、第1の入力シート及び第2の入力シートを読み取り、
    前記ワークフロースクリプト生成手段は、前記第2の入力シートに予め決められた特定のアクティビティアイコンがあった場合に、前記第1の入力シートに記入された第1記入情報をもとに関連性が判別された前記アクティビティアイコンと、前記第2の入力シートに記入された第2記入情報をもとに関連性が判別された前記アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを生成する請求項1記載の入力シートシステム。
  5. 前記入力シートを印刷する入力シート印刷手段をさらに有し、
    前記入力シート記録手段は、前記入力シート印刷手段により印刷された前記入力シートの前記第2の画像を記録する請求項1記載の入力シートシステム。
  6. 作業内容を表す複数のアクティビティアイコンが記録された入力シートの第1の画像を読み取り、
    前記第1の画像と予め記録された読み取りの対象となる前記入力シートの第2の画像との差分画像をもとに、前記入力シートに記入された記入情報を判別し、
    前記入力シートにおける前記記入情報の記入位置と前記複数のアクティビティアイコンの記録位置をもとに、前記記入情報により指定された前記アクティビティアイコン間の関連性を判別し、
    前記アクティビティアイコンの関連性と前記記入情報とをもとに、関連のある各アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを生成する入力シート処理方法。
  7. コンピュータを、
    作業内容を表す複数のアクティビティアイコンが記録された入力シートの第1の画像を読み取る入力シート読取り手段と、
    前記入力シート読取り手段により読み取りの対象となる前記入力シートの第2の画像を記録する入力シート記録手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像との差分画像をもとに、前記入力シートに記入された記入情報を判別する記入情報判別手段と、
    前記入力シートにおける前記記入情報の記入位置と前記複数のアクティビティアイコンの記録位置をもとに、前記記入情報により指定された前記アクティビティアイコン間の関連性を判別する関連判別手段と、
    前記関連判別手段により判別された前記アクティビティアイコンの関連性と前記記入情報とをもとに、関連のある各アクティビティアイコンに対応する作業内容に応じたワークフロースクリプトを生成するワークフロースクリプト生成手段として機能させるための入力シート処理プログラム。
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