JP5710583B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関と駆動輪との間に少なくとも3つの回転要素を有する差動機構(遊星歯車機構など)を備える車両に関する。
特開2011−219025号公報(特許文献1)には、エンジンと駆動輪との間に遊星歯車機構(差動機構)を備える車両が開示されている。遊星歯車機構は、発電機に連結されるサンギヤと、駆動輪に連結されるリングギヤと、サンギヤおよびリングギヤに噛合するピニオンギヤと、エンジンに連結されるキャリアとを含む。特許文献1には、このような車両において、ドライバの加速要求時に、加速要求から逸脱しないようにエンジントルクを制限して発電機の過回転を防止する技術が開示されている。
特開2011−219025号公報 特開2008−155718号公報 特開2006−321392号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両において、発電機の過回転を防止する際、遊星歯車機構の回転エネルギ変化を考慮することなくエンジンの発生パワーを制御すると、過回転を助長してしまう可能性がある。
すなわち、エンジンと変速機との間に遊星歯車機構が設けられていない通常のエンジン車両では、エンジン発生パワーとエンジン回転速度との間には正の相関関係(一方が増加すると他方も増加し、一方が低下すると他方も低下する関係)が定常的に存在する。したがって、エンジン発生パワーの低下補正を行なうことで過回転を防止することが可能である。
ところが、特許文献1に開示された車両のようにエンジンと変速機との間に遊星歯車機構が設けられている車両においては、遊星歯車機構の状態によっては、エンジンの発生パワーと変速機の入力軸回転変化との間の相関関係が変化して負の相関関係(一方が増加すると他方が低下し、一方が低下すると他方が増加する関係)となる場合がある。そのため、特許文献1に開示された車両において、通常のエンジン車両と同様の補正を行なうと、遊星歯車機構の状態によっては過回転を助長してしまう可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、内燃機関と駆動輪との間に少なくとも3つの回転要素を有する差動機構を備える車両において、内燃機関のストールおよび過回転を適切に防止することである。
この発明に係る車両は、駆動輪を回転させるためのパワーを発生する内燃機関と、内燃機関と駆動輪との間に設けられ、内燃機関に連結される第1回転要素と駆動輪に連結される第2回転要素とを含む少なくとも3つの回転要素を有する差動機構と、内燃機関を制御する制御装置とを備える。制御装置は、内燃機関の回転速度を変更する必要がある場合、内燃機関の発生パワーの増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを第2回転要素の回転速度に応じて決定する。
好ましくは、第2回転要素の回転速度が第1回転要素の回転速度に応じて決まる境界値よりも低い第1領域では第1回転要素の回転速度と差動機構の回転エネルギとの間に正の相関関係があり、第2回転要素の回転速度が境界値よりも高い第2領域では第1回転要素の回転速度と差動機構の回転エネルギとの間に負の相関関係がある。制御装置は、内燃機関の回転速度を増加する必要がある場合、第2回転要素の回転速度が第1領域に含まれるときは発生パワーの増加補正を行ない、第2回転要素の回転速度が第2領域に含まれるときは発生パワーの低下補正を行なう。制御装置は、内燃機関の回転速度を低下する必要がある場合、第2回転要素の回転速度が第1領域に含まれるときは発生パワーの低下補正を行ない、第2回転要素の回転速度が第2領域に含まれるときは発生パワーの増加補正を行なう。
好ましくは、制御装置は、内燃機関の回転速度を増加する必要がある場合、第2回転要素の回転速度が第1領域に含まれるときは第2回転要素の回転速度が低いほど発生パワーの増加補正量を大きくし、第2回転要素の回転速度が第2領域に含まれるときは発生パワーの低下補正量を零にするまたは第2回転要素の回転速度が高いほど大きくする。
好ましくは、制御装置は、内燃機関の回転速度を低下する必要がある場合、第2回転要素の回転速度が第1領域に含まれるときは第2回転要素の回転速度が低いほど発生パワーの低下補正量を大きくし、第2回転要素の回転速度が第2領域に含まれるときは発生パワーの増加補正量を零にするまたは第2回転要素の回転速度が高いほど大きくする。
好ましくは、車両は、内燃機関と駆動輪との間に設けられ、係合状態、スリップ状態および解放状態のいずれかの状態に切替可能な係合装置をさらに備える。制御装置は、係合装置がスリップ状態または解放状態でありかつ内燃機関の回転速度を変更する必要がある場合に、内燃機関の発生パワーの増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを第2回転要素の回転速度に応じて決定する。
好ましくは、係合装置は、変速比を変更可能な変速機である。
好ましくは、差動機構は、サンギヤと、リングギヤと、サンギヤおよびリングギヤに噛合するピニオンギヤと、ピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持するキャリアとを含む遊星歯車機構である。第1回転要素はキャリアであり、第2回転要素はリングギヤである。車両は、サンギヤに連結される第1回転電機と、リングギヤに連結される第2回転電機とをさらに備える。
本発明によれば、内燃機関と駆動輪との間に少なくとも3つの回転要素を有する差動機構を備える車両において、内燃機関のストールおよび過回転を適切に防止することができる。
車両の全体ブロック図である。 動力分割装置の共線図を示す。 動力分割装置の全体の回転エネルギの分布とストール防止指令時および過回転防止指令時の回転変化の様子とを模式的に示した図である。 エンジン発生パワーPeの補正手法を示す図である。 ECUの処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 エンジン発生パワーPeおよびエンジン回転速度ωeの変化の様子を示す図である。 ECUの処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 ストール防止用マップを示す図である。 過回転防止用マップを示す図である。 ストール防止用マップの変形例を示す図である。 過回転防止用マップの変形例を示す図である。 車両の構成の変形例を示す図(その1)である。 車両の構成の変形例を示す図(その2)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態による車両1の全体ブロック図である。車両1は、駆動輪82を回転させて走行する。この車両1は、エンジン(E/G)100、第1モータジェネレータ(以下「第1MG」という)200、動力分割装置300、第2モータジェネレータ(以下「第2MG」という)400、自動変速機(A/T)500、電力制御装置(Power Control Unit、以下「PCU」という)600、バッテリ700、電子制御装置(Electronic Control Unit、以下「ECU」という)1000を含む。
エンジン100は、駆動輪82を回転させるためのパワー(駆動パワーPv)を発生する。エンジン100が発生したパワーは動力分割装置300に入力される。
動力分割装置300は、エンジン100から入力されたパワーを、自動変速機500を介して駆動輪82に伝達されるパワーと、第1MG200に伝達されるパワーとに分割する。
動力分割装置300は、サンギヤ(S)310、リングギヤ(R)320、キャリア(C)330、およびピニオンギヤ(P)340を含む遊星歯車機構(差動機構)である。サンギヤ(S)310は、第1MG200のロータに連結される。リングギヤ(R)320は、自動変速機500を介して駆動輪82に連結される。ピニオンギヤ(P)340は、サンギヤ(S)310とリングギヤ(R)320とに噛合する。キャリア(C)330は、ピニオンギヤ(P)340を自転かつ公転自在に保持する。キャリア(C)330は、エンジン100のクランクシャフトに連結される。
第1MG200および第2MG400は、交流の回転電機であって、モータとしてもジェネレータとしても機能する。本実施の形態においては、第2MG400は、動力分割装置300と自動変速機500との間に設けられる。より具体的には、動力分割装置300のリングギヤ(R)320と自動変速機500の入力軸とを連結する回転軸350に第2MG400のロータが接続される。
自動変速機500は、回転軸350と駆動軸560との間に設けられる。自動変速機500は、複数の油圧式の摩擦係合要素(クラッチおよびブレーキなど)を含むギヤユニットと、ECU1000からの制御信号に応じた油圧を各摩擦係合要素に供給する油圧回路とを備える。複数の摩擦係合要素の係合状態が変更されることによって、自動変速機500は、係合状態、スリップ状態および解放状態のいずれかの状態に切り替えられる。係合状態では、自動変速機500の入力軸の回転パワーの全部が自動変速機500の出力軸に伝達される。スリップ状態では、自動変速機500の入力軸の回転パワーの一部が自動変速機500の出力軸に伝達される。解放状態では、自動変速機500の入力軸と出力軸との間の動力伝達が遮断される。また、自動変速機500は、係合状態における変速比(出力軸回転速度に対する入力軸回転速度の比)を予め定められた複数の変速段(変速比)のうちのいずれかに切替可能に形成される。なお、自動変速機500は、通常は係合状態に制御されるが、変速中(アップシフト中またはダウンシフト中)は一時的にスリップ状態または解放状態となり、変速終了後に再び係合状態に戻される。
PCU600は、バッテリ700から供給される直流電力を交流電力に変換して第1MG200および/または第2MG400に出力する。これにより、第1MG200および/または第2MG400が駆動される。また、PCU600は、第1MG200および/または第2MG400によって発電される交流電力を直流電力に変換してバッテリ700へ出力する。これにより、バッテリ700が充電される。
バッテリ700は、第1MG200および/または第2MG400を駆動するための高電圧(たとえば200V程度)の直流電力を蓄える。バッテリ700は、代表的にはニッケル水素やリチウムイオンを含んで構成される。なお、バッテリ700に代えて、大容量のキャパシタも採用可能である。
さらに、車両1には、エンジン回転速度センサ10、車速センサ15、レゾルバ21,22、アクセルポジションセンサ31が備えられる。エンジン回転速度センサ10は、エンジン100の回転速度(以下「エンジン回転速度ωe」という)を検出する。車速センサ15は、駆動軸560の回転速度を車速Vとして検出する。レゾルバ21は、第1MG200の回転速度(以下「第1MG回転速度ωg」という)を検出する。レゾルバ22は、第2MG400の回転速度(以下「第2MG回転速度ωm」という)を検出する。アクセルポジションセンサ31は、ユーザによるアクセルペダルの操作量(以下「アクセル開度A」という)を検出する。
ECU1000は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサからの情報に基づいて所定の演算処理を実行する。ECU1000は、演算処理の結果に基づいて車両1に搭載される各機器を制御する。
ECU1000は、アクセル開度Aおよび車速Vから要求駆動パワーPvreqを決定する。ECU1000は、要求駆動パワーPvreqを満足するように所定のアルゴリズムに従ってエンジン目標パワー、第1MG目標パワー、第2MG目標パワーを算出する。ECU1000は、実際のエンジンパワーがエンジン目標パワーとなるようにエンジン100(具体的には点火時期、スロットル開度、燃料噴射量など)を制御する。また、ECU1000は、PCU600を制御することによって、第1MG200の実パワーが第1MG目標パワーとなるように第1MG200を流れる電流を制御する。同様に、ECU1000は、PCU600を制御することによって、第2MG400の実パワーが第2MG目標パワーとなるように第2MG400を流れる電流を制御する。
ECU1000は、予め定められた変速マップを参照してアクセル開度Aおよび車速Vに対応する目標変速段を決定し、実際の変速段が目標変速段となるように自動変速機500を制御する。
図2は、動力分割装置300の共線図を示す。図2に示すように、サンギヤ(S)310の回転速度(すなわち第1MG回転速度ωg)、キャリア(C)330の回転速度(すなわちエンジン回転速度ωe)、リングギヤ(R)320の回転速度(すなわち第2MG回転速度ωm)は、動力分割装置300の共線図上で直線で結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。なお、本実施の形態においては、リングギヤ(R)320と駆動軸560との間に自動変速機(A/T)500が設けられている。そのため、第2MG回転速度ωmと車速Vとの比は、自動変速機500で形成される変速段(変速比)によって決まる。なお、図2には、自動変速機500が1速〜4速のいずれかの前進変速段を形成可能な場合が例示されている。
ECU1000は、エンジン回転速度ωeがストール領域(制御下限値ω0未満の低速領域)に含まれる場合、エンジン100のストールを防止するためにエンジン回転速度ωeを上昇させる指令(以下「ストール防止指令」という)をエンジン100に出力する。
また、ECU1000は、エンジン回転速度ωeが過回転領域(制御上限値ω1を超える高速領域)に含まれる場合、エンジン100あるいは動力分割装置300の過回転を防止するためにエンジン回転速度ωeを低下させる指令(以下「過回転防止指令」という)をエンジン100に出力する。
図3は、動力分割装置300の全体の回転エネルギの分布とストール防止指令時および過回転防止指令時の回転変化の様子とを模式的に示した図である。図3においては、エンジン回転速度ωe(キャリア(C)330の回転速度)を横軸とし、第2MG回転速度ωm(リングギヤ(R)320の回転速度)を縦軸としている。上述の図2で説明したように、エンジン回転速度ωeおよび第2MG回転速度ωmが決まれば、残りの第1MG回転速度ωg(サンギヤ(S)310の回転速度)も決まり、動力分割装置300内のすべての回転要素の回転速度を特定することができる。そのため、エンジン回転速度ωeおよび第2MG回転速度ωmをパラメータとすることで、動力分割装置300の全体の回転エネルギ(以下、単に「合計エネルギEsum」ともいう)が決まることになる。なお、図3においては、合計エネルギEsumが等エネルギ曲線群(エネルギが等しい点を結んだ曲線を所定エネルギ毎に示したもの)を用いて示されている。各等エネルギ曲線が示す合計エネルギEsumの値E1,E2,E3,…E10,…は、原点から遠いほど高い。すなわち、E1<E2<E3<E4…<E10…の関係にある。
通常のエンジン車両では、エンジンと自動変速機との間に動力分割装置300に相当する装置が設けられない。そのため、エンジン発生パワーとエンジン回転速度との間には正の相関関係(一方が増加すると他方も増加し、一方が低下すると他方も低下する関係)が定常的に存在する。したがって、エンジン回転速度がストール領域にある場合には、エンジンパワーの増加補正を行なうことでエンジン回転速度を上昇させてストールを防止することが可能である。また、エンジン回転速度が過回転領域にある場合には、エンジンパワーの低下補正を行なうことでエンジン回転速度を低下させて過回転を防止することが可能である。
ところが、本実施の形態による車両1においては、エンジン100と自動変速機500との間に動力分割装置300が設けられる。このような車両1において、通常のエンジン車両と同じ方向にエンジンパワーを補正すると、動力分割装置300の状態によっては、エンジン回転速度ωeを変更したい方向に変更することができない。
すなわち、図3から分かるように、第2MG回転速度ωmが変化しない場合には、エンジン回転速度ωeと合計エネルギEsumとの間の相関関係が境界ラインLよりも上側の領域と下側の領域とで反対になる。具体的には、境界ラインLよりも下側の領域では、エンジン回転速度ωeと合計エネルギEsumとの間には正の相関関係(一方が増加すると他方も増加し、一方が低下すると他方も低下する関係)がある。そのため、以下では、境界ラインLよりも下側の領域を「正相関領域」ともいう。一方、境界ラインLよりも上側の領域では、エンジン回転速度ωeと合計エネルギEsumとの間には負の相関関係(一方が増加すると他方は低下し、一方が低下すると他方は増加する関係)がある。そのため、以下では、境界ラインLよりも上側の領域を「負相関領域」ともいう。
境界ラインLは、下記の式(a)の関係式で表わすことができる。
ωm=ωe{(1+ρ)Ig+ρIe}/{(1+ρ)Ig} …(a)
式(a)において、「Ig」は第1MG200の慣性モーメント、「Ie」はエンジン100の慣性モーメント、「ρ」は動力分割装置300のプラネタリギヤ比である。
なお、以下の説明では、図3に示すように、エンジン回転速度ωeが制御下限値ω0である時の境界ラインLの値を「下限境界値L0」ともいい、エンジン回転速度ωeが制御上限値ω1である時の境界ラインLの値を「上限境界値L1」ともいうことにする。
図3には、ストール防止指令時の回転変化がパターン(1)、(2)に示され、過回転防止指令時の回転変化がパターン(3)、(4)に示される。なお、図3では、ストール防止指令および過回転防止指令によって第2MG回転速度ωmが変化しない場合を想定している。
正相関領域でストール防止指令が行なわれるパターン(1)では、エンジン回転速度ωeが増加し、これに伴って合計エネルギEsumも増加する。言い換えれば、正相関領域でストール防止指令が行なわれる場合には、合計エネルギEsumを増加させる必要がある。一方、負相関領域でストール防止指令が行なわれるパターン(2)では、エンジン回転速度ωeは増加するが、合計エネルギEsumは低下する。言い換えれば、負相関領域でストール防止指令が行なわれる場合には、合計エネルギEsumを低下させる必要がある。
正相関領域で過回転防止指令が行なわれるパターン(3)では、エンジン回転速度ωeが低下し、これに伴って合計エネルギEsumも低下する。言い換えれば、正相関領域で過回転防止指令が行なわれる場合には、合計エネルギEsumを低下させる必要がある。一方、負相関領域で過回転防止指令が行なわれるパターン(4)では、エンジン回転速度ωeは低下するが、合計エネルギEsumは増加する。言い換えれば、負相関領域で過回転防止指令が行なわれる場合には、合計エネルギEsumを増加させる必要がある。
このような特性に鑑み、本実施の形態によるECU1000は、エンジン回転速度ωeを変更する必要がある場合、エンジン100が発生するパワー(以下「エンジン発生パワーPe」ともいう)の増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを第2MG回転速度ωmに応じて決定する。なお、「エンジン回転速度ωeを変更する必要がある場合」の代表的な例としては、上述のストール防止指令時あるいは過回転防止指令時が挙げられる。他の例としては、たとえばシーケンシャルシフト要求時が挙げられる。シーケンシャルシフト要求時とは、ユーザのシフト操作(パドル等の操作)によってエンジン回転速度を変更する運転モードを備えた車両において、ユーザがシフト操作を行なった時である。
以下では、ストール防止指令時あるいは過回転防止指令時のエンジン発生パワーPeの補正手法を例示的に詳しく説明する。
図4は、ECU1000が行なうエンジン発生パワーPeの補正手法を示す図である。
ストール防止指令時に第2MG回転速度ωmが正相関領域(境界ラインLよりも低い領域)に含まれるパターン(1)の場合、ECU1000は、エンジン発生パワーPeの増加補正を行なう。
ストール防止指令時に第2MG回転速度ωmが負相関領域(境界ラインLよりも高い領域)に含まれるパターン(2)の場合、ECU1000は、エンジン発生パワーPeの低下補正を行なう。
過回転防止指令時に第2MG回転速度ωmが正相関領域(境界ラインLよりも低い領域)に含まれるパターン(3)の場合、ECU1000は、エンジン発生パワーPeの低下補正を行なう。
過回転防止指令時に第2MG回転速度ωmが負相関領域(境界ラインLよりも高い領域)に含まれるパターン(4)の場合、ECU1000は、エンジン発生パワーPeの増加補正を行なう。
このように、ECU1000は、エンジン回転速度ωeを同じ方向に変更する場合であっても、第2MG回転速度ωmが正相関領域に含まれるのか負相関領域に含まれるのかに応じて、エンジン発生パワーPeの補正方向を逆転させる。なお、パターン(2)、(4)の場合の補正態様は、通常のエンジン車両での補正態様とは逆である。
図5は、ECU1000がエンジン発生パワーPeを補正する場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。
S10にて、ECU1000は、ストール防止指令があるか否かを判定する。
ストール防止指令がある場合(S10にてYES)、ECU1000は、S11にて第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも低い(正相関領域に含まれる)か否かを判定する。この際、ECU1000は、上述の式(a)を用いて現在のエンジン回転速度ωeに対応する境界ラインLを計算するようにしてもよい。また、ECU1000は、上述の式(a)の計算結果を予めマップ化して記憶しておき、そのマップを参照して現在のエンジン回転速度ωeに対する境界ラインLの値を決定するようにしてもよい。また、ECU1000は、下限境界値L0の値を予め記憶しておき、第2MG回転速度ωmが下限境界値L0よりも低いか否かを判定するようにしてもよい。
第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも低い場合(S11にてYES)、すなわち上述の図3、4に示すパターン(1)の場合、ECU1000は、S12にてエンジン発生パワー補正量ΔPeを正の所定値としてエンジン発生パワーPeの増加補正を行なう。
第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも高い場合(S11にてNO)、すなわち上述の図3、4に示すパターン(2)の場合、ECU1000は、S13にてエンジン発生パワー補正量ΔPeを負の所定値としてエンジン発生パワーPeの低下補正を行なう。
一方、ストール防止指令がない場合(S10にてNO)、ECU1000は、S14にて、過回転防止指令があるか否かを判定する。
過回転防止指令がある場合(S14にてYES)、ECU1000は、S15にて第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも低い(正相関領域に含まれる)か否かを判定する。この際、ECU1000は、S11と同様の手法、上述の式(a)を用いて、あるいは、上述の式(a)の計算結果を予め記憶したマップを参照して、現在のエンジン回転速度ωeに対する境界ラインLの値を決定するようにしてもよい。また、ECU1000は、第2MG回転速度ωmが上限境界値L1よりも低いか否かを判定するようにしてもよい。
第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも低い場合(S15にてYES)、すなわち上述の図3、4に示すパターン(3)の場合、ECU1000は、S16にてエンジン発生パワー補正量ΔPeを負の所定値としてエンジン発生パワーPeの低下補正を行なう。
第2MG回転速度ωmが境界ラインLよりも高い場合(S15にてNO)、すなわち上述の図3、4に示すパターン(4)の場合、ECU1000は、S17にてエンジン発生パワー補正量ΔPeを正の所定値としてエンジン発生パワーPeの増加補正を行なう。
S18にて、ECU1000は、S12、S13、S16、S17で設定された補正量での補正を実現するための指令信号(スロットル制御信号、点火時期制御信号など)を、エンジン100に出力する。
図6は、過回転防止指令時に第2MG回転速度ωmが負相関領域(境界ラインLよりも高い領域)に含まれる場合(図3、4のパターン(4)の場合)のエンジン発生パワーPeおよびエンジン回転速度ωeの変化の様子を示す図である。
過回転防止指令がなされた時刻t1において、第2MG回転速度ωmが負相関領域(ωm>Lの領域)に含まれている。負相関領域において、エンジン回転速度ωeを低下させるためには合計エネルギEsumを増加させる必要がある。そのため、ECU1000は、エンジン発生パワーPeを増加補正する。これにより、合計エネルギEsumが低下されるので、エンジン回転速度ωeが低下され過回転が防止される。
たとえば負回転領域でエンジン発生パワーPeを低下補正した場合には、合計エネルギEsumが増加するため、一点鎖線に示すようにエンジン回転速度ωeが増加してしまい過回転を防止できない。本実施の形態ではこのような問題を解消し得る。
以上のように、本実施の形態によるECU1000は、エンジン回転速度ωeを変更する必要がある場合(具体的には上述のストール防止指令時あるいは過回転防止指令時)、エンジン発生パワーPeの増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを第2MG回転速度ωmに応じて決定する。これにより、第2MG回転速度ωmが図3に示した正相関領域および負相関領域のいずれの領域に含まれる場合であっても、エンジン回転速度ωeを変更したい方向に適切に変更することができる。そのため、エンジン100のストールおよび過回転を適切に防止することができる。
<実施の形態1の変形例>
車両1においては、リングギヤ(R)320と駆動輪82との間に自動変速機500が設けられる。この自動変速機500は、変速中には一時的にスリップ状態または解放状態となる。そのため、変速中には、リングギヤ(R)320と駆動輪82とが直結状態ではなくなり相対的にリングギヤ(R)320の慣性モーメントが低下する。そのため、合計エネルギEsumのうち、サンギヤ(S)310およびキャリア(C)330の回転エネルギ(すなわち第1MG200およびエンジン100の回転エネルギ)が占める割合が相対的に大きくなる。
このような点を踏まえ、上述の図5のフローチャートに示した補正処理を、自動変速機500での変速中(アップシフト中またはダウンシフト中)である場合に実行するようにしてもよい。
[実施の形態2]
上述の実施の形態1では、第2MG回転速度ωmに応じてエンジン発生パワーPeの補正方向を変更した。
これに対し、本実施の形態2では、第2MG回転速度ωmに応じてエンジン発生パワーPeの補正方向に加えて補正量を変更する。その他の構造、機能、処理は、上述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。
図7は、本実施の形態によるECU1000がエンジン発生パワーPeを補正する場合の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示すステップのうち、前述の図5に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
ストール防止指令がある場合(S10にてYES)、ECU1000は、S20にて、後述の図8に示すストール防止用マップを用いて、第2MG回転速度ωmに対応するエンジン発生パワー補正量ΔPeを算出する。
過回転防止指令がある場合(S14にてYES)、ECU1000は、S21にて、後述の図9に示す過回転防止用マップを用いて、第2MG回転速度ωmに対応するエンジン発生パワー補正量ΔPeを算出する。
S22にて、ECU1000は、S20、S21で設定された補正量での補正を実現するための指令信号をエンジン100に出力する。
図8は、S20の処理で用いられるストール防止用マップを示す図である。このマップにおいては、第2MG回転速度ωmをパラメータとして、ストール防止可能なエンジン発生パワー補正量ΔPeが予めマップ化されている。ωm<Lである正相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeが正(増加補正方向)に設定され、かつ第2MG回転速度ωmが低いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe増加量)が大きい値に設定される。ωm=Lではエンジン発生パワー補正量ΔPeが0に設定される。ωm>Lである負相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeが負(低下補正方向)に設定され、かつ第2MG回転速度ωmが高いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe低下量)が大きくなる。
図9は、S21の処理で用いられる過回転防止用マップを示す図である。このマップにおいては、第2MG回転速度ωmをパラメータとして、過回転防止可能なエンジン発生パワー補正量ΔPeが予めマップ化されている。ωm<Lである正相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeが負(低下補正方向)に設定され、かつ第2MG回転速度ωmが低いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe低下量)が大きい値に設定される。ωm=Lではエンジン発生パワー補正量ΔPeが0に設定される。ωm>Lである負相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeが正(増加補正方向)に設定され、かつ第2MG回転速度ωmが高いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe増加量)が大きくなる。
以上のように、本実施の形態によるECU1000は、エンジン回転速度ωeを変更する必要がある場合(上述のストール防止指令時あるいは過回転防止指令時)、第2MG回転速度ωmに応じてエンジン発生パワーPeの補正方向に加えて補正量を変更する。そのため、エンジン回転速度ωeを変更したい方向により早期に変更することができる。
<実施の形態2の変形例>
上述の図8に示すストール防止用マップおよび図9に示す過回転防止用マップはあくまで一例であって、これに限定されるものではない。
図10は、ストール防止用マップの変形例を示す図である。この変形例では、正相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeが正(増加補正方向)に設定され、かつ第2MG回転速度ωmが低いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe増加量)は大きい値に設定される。一方、負相関領域ではエンジン発生パワー補正量ΔPeが0に設定される。すなわち、負相関領域では、エンジン発生パワーPeの補正が行なわれない。
図11は、過回転防止用マップの変形例を示す図である。この変形例では、正相関領域では、エンジン発生パワー補正量ΔPeに負(低下補正方向)設定され、かつ第2MG回転速度ωmが低いほど(ωmとLとの差が大きいほど)エンジン発生パワー補正量ΔPeの絶対値(Pe低下量)は大きい値に設定される。一方、負相関領域ではエンジン発生パワー補正量ΔPeが0に設定される。すなわち、負相関領域では、エンジン発生パワーPeの補正が行なわれない。
<車両構成の変形例>
上述の実施の形態1、2による車両1の構成は、たとえば以下のように変更することもできる。
図12は、車両1の構成の変形例を示す図(その1)である。上述の実施の形態1、2では動力分割装置300と駆動輪82との間に自動変速機500が設けられる構成を示したが、図12に示す車両1Aのように自動変速機500に代えてクラッチ520が設けられる構成であってもよい。
図13は、車両1の構成の変形例を示す図(その2)である。上述の図12に示す車両1Aでは第2MG400のロータが回転軸350(リングギヤ(R)320とクラッチ520の入力軸との間)に接続される構成を示したが、図13に示す車両1Bのように第2MG400のロータが駆動軸560(クラッチ520の出力軸と駆動輪82との間)に接続される構成であってもよい。
また、動力分割装置300は、上述の図3に示したような正相関領域と負相関領域とが存在する差動機構、具体的にはエンジン100に連結される第1回転要素と自動変速機500(あるいはクラッチ520)を介して駆動輪82に連結される第2回転要素とを含む少なくとも3つの回転要素を有する差動機構であればよい。したがって、必ずしもエンジン100がキャリア(C)330に接続され、自動変速機500がリングギヤ(R)320に接続される必要はない。
また、必ずしも自動変速機500あるいはクラッチ520を備える必要はない。また、必ずしも第1MG200あるいは第2MG400を備える必要はない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A,1B 車両、10 エンジン回転速度センサ、15 車速センサ、21,22 レゾルバ、31 アクセルポジションセンサ、82 駆動輪、100 エンジン、200 第1MG、300 動力分割装置、350 回転軸、400 第2MG、500 自動変速機、520 クラッチ、560 駆動軸、700 バッテリ。

Claims (6)

  1. 駆動輪を回転させるためのパワーを発生する内燃機関と、
    前記内燃機関と前記駆動輪との間に設けられ、前記内燃機関に連結される第1回転要素と前記駆動輪に連結される第2回転要素とを含む少なくとも3つの回転要素を有する差動機構と、
    前記内燃機関を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記内燃機関の回転速度を変更する必要がある場合、前記内燃機関の発生パワーの増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを前記第2回転要素の回転速度に応じて決定し、
    前記第2回転要素の回転速度が前記第1回転要素の回転速度に応じて決まる境界値よりも低い第1領域では前記第1回転要素の回転速度と前記差動機構単体および前記差動機構に連結される部品を含めた合計エネルギとの間に正の相関関係があり、前記第2回転要素の回転速度が前記境界値よりも高い第2領域では前記第1回転要素の回転速度と前記合計エネルギとの間に負の相関関係があり、
    前記制御装置は、前記内燃機関の回転速度を増加する必要がある場合、前記第2回転要素の回転速度が前記第1領域に含まれるときは前記発生パワーの増加補正を行ない、前記第2回転要素の回転速度が前記第2領域に含まれるときは前記発生パワーの低下補正を行ない、
    前記制御装置は、前記内燃機関の回転速度を低下する必要がある場合、前記第2回転要素の回転速度が前記第1領域に含まれるときは前記発生パワーの低下補正を行ない、前記第2回転要素の回転速度が前記第2領域に含まれるときは前記発生パワーの増加補正を行なう、車両。
  2. 前記制御装置は、前記内燃機関の回転速度を増加する必要がある場合、前記第2回転要素の回転速度が前記第1領域に含まれるときは前記第2回転要素の回転速度が低いほど前記発生パワーの増加補正量を大きくし、前記第2回転要素の回転速度が前記第2領域に含まれるときは前記発生パワーの低下補正量を零にするまたは前記第2回転要素の回転速度が高いほど大きくする、請求項に記載の車両。
  3. 前記制御装置は、前記内燃機関の回転速度を低下する必要がある場合、前記第2回転要素の回転速度が前記第1領域に含まれるときは前記第2回転要素の回転速度が低いほど前記発生パワーの低下補正量を大きくし、前記第2回転要素の回転速度が前記第2領域に含まれるときは前記発生パワーの増加補正量を零にするまたは前記第2回転要素の回転速度が高いほど大きくする、請求項に記載の車両。
  4. 前記車両は、前記内燃機関と前記駆動輪との間に設けられ、係合状態、スリップ状態および解放状態のいずれかの状態に切替可能な係合装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記係合装置が前記スリップ状態または前記解放状態でありかつ前記内燃機関の回転速度を変更する必要がある場合に、前記内燃機関の発生パワーの増加補正を行なうのか低下補正を行なうのかを前記第2回転要素の回転速度に応じて決定する、請求項1〜のいずれか1項に記載の車両。
  5. 前記係合装置は、変速比を変更可能な変速機である、請求項に記載の車両。
  6. 前記差動機構は、サンギヤと、リングギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤに噛合するピニオンギヤと、ピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持するキャリアとを含む遊星歯車機構であり、
    前記第1回転要素は前記キャリアであり、
    前記第2回転要素は前記リングギヤであり、
    前記車両は、
    前記サンギヤに連結される第1回転電機と、
    前記リングギヤに連結される第2回転電機とをさらに備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の車両。
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