JP5709585B2 - シフトドラムストッパープレート - Google Patents
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Description
また、連結環状部により板状部を補強できるとともに、ストッパーピン部の延長補強部がさらに補強され、ストッパーピン部の強度がさらに向上する。
さらに、連結環状部によりストッパーピン部との断面積がさらに広くなり、粉末を圧縮して予備成形する際に、ストッパーピン部および連結環状部の型内に粉末状の焼結材をより充分に充填することが可能となり、また板状部とストッパーピン部および連結環状部との断面積の変化を少なくすることができるの、ストッパーピン部の強度をさらに向上することが可能となり、焼結後の部材の強度を確保するための特殊な管理工程を削減することができ、コスト削減を図ることができる。
さらに、ストッパーピン部の横断面形状は、シフトアームの爪が当接される円弧部と、該円弧部のそれぞれの端部からシフトドラムストッパープレートの回転中心側に向かって、前記シフトアームの爪が動く軌跡の範囲の内側に入らないように延長された延長線部と、それらの線を結ぶ内周線部とからなる馬蹄形に形成されているので、シフトアームの爪の動きを妨げることなく強度の向上を図ることが可能となる。
また、ストッパーピン部は、円柱状部と延長補助部とでもって一体に形成されているので、円柱状部のみで構成されたストッパーピン部に比べて断面積が広くなり、粉末を圧縮して予備成形する際に、ストッパーピン部の型内に粉末状の焼結材を充分に充填することが可能となり、また板状部とストッパーピン部との断面積の変化を少なくすることができる結果、粉末を圧縮する際に、ストッパーピン部における粉末の密度の低下の発生を抑えることができるので、ストッパーピン部の強度を向上することが可能となり、さらに粉末の密度を管理し、焼結後の部材の強度を確保するために、プレス成型時の金型管理等の特殊な管理工程を削減することができ、また、シフトドラムストッパープレートの密度や強度を満足するために、焼結生成後に鍛造工程の追加が不要となり、コストの低減化を図ることができる。
さらにまた、板状部とストッパーピン部とを一体に焼結によって製造するので、部品点数が削減され、加工点数の削減を図り、ストッパーピン部を板状部に圧入する等の作業工程を省くことができ、コストを削減することができる。
間欠送り機構50は、前記シフトスピンドル51に嵌着されシフトスピンドル51と一体にシフトスピンドル51の軸線方向を中心として揺動されるマスターアーム52と、クランクケース4に固着され前記マスターアーム52の揺動角度を規制する規制ピン53と、揺動されたマスターアーム52を戻す方向に付勢する戻しバネ54と、マスターアーム52にガイドピン56、57により摺動可能に連結されマスターアーム52と共に揺動されるシフトアーム55と、マスターアーム52をシフトスピンドル51側に付勢するバネ58と、その外周面がカム面61aとなっている板状部61と該板状部61から突出されて形成されたストッパーピン部62とを備えたシフトドラムストッパープレート60と、該シフトドラムストッパープレート60と前記シフトドラム44とを一体に締結するボルト63と、前記シフトドラムストッパープレート60のカム面61aを、シフトドラムストッパープレート60の中心軸方向に押圧するシフトドラムストッパー65とを備えている。
の強度が向上するとともに、金属粉77を圧縮成形して予備成形する際の、板状部61およびストッパーピン部62の横断面の面積の変化が減少して、金属粉の密度の低下が少なくなり、ストッパーピン部62の強度の向上を図ることができる。
50…間欠送り機構、51…シフトスピンドル、52…マスターアーム、55…シフトアーム、55c…爪、55d…爪、
60…シフトドラムストッパープレート、60a…R部、61…板状部、62…ストッパーピン部、62a…円柱状部、62b…延長補強部、62c…円弧部、62d…端部、62e…端部、62f…延長線部、62g…延長線部、62h…内周線部、
70…粉末圧縮装置、77…金属粉、78…予備成形体、
80…シフトドラムストッパープレート、81…板状部、82…送りピン部、82a…円柱部、82b…延長補強部、83…環状部、83a…内周面、83b…外周面、84…ボルト孔、85…ボルト、85a…頭部、85b…工具溝、
90…間欠送り機構、91…シフトスピンドル、92…マスターアーム、95…シフトアーム、95c…爪、95d…爪、
100…シフトドラムストッパープレート、101…板状部、102…ストッパーピン部、
105…シフトドラムストッパープレート、106…板状部、107…ストッパーピン部、108…連結環状部、
110…間欠送り機構、111…シフトスピンドル、112…マスターアーム、115…シフトアーム、115c…爪、115d…爪、
120…シフトドラムストッパープレート、121…板状部、122…送りピン部、
125…シフトドラムストッパープレート、126…板状部、127…送りピン部、128…連結環状部。
Claims (8)
- 変速機構(M)を構成するシフトドラムストッパープレート(60)において、
周囲にシフトドラムストッパー(65)と接するカム面(61a)を有する板状部(61)と、
該板状部(61)の周方向に亘り所定間隔毎に該板状部(61)の一側面から突設され、シフトスピンドル(51)が固着されたマスターアーム(52)のシフトアーム(55)の爪(55c、55d)と係合される複数のストッパーピン部(62)とを有し、
該ストッパーピン部(62)は、円柱状部(62a)と、該円柱状部(62a)からシフトドラムストッパープレート(60)の回転中心側に向かって延長された延長補強部(62b)とが、一体に形成された柱状であり、
該ストッパーピン部(62)の横断面形状は、前記シフトアーム(55)の爪(55c、55d)が当接される円弧部(62c)と、該円弧部(62c)のそれぞれの端部(62d、62e)からシフトドラムストッパープレート(60)の回転中心側に向かって、前記シフトアーム(55)の爪(55c、55d)が動く軌跡の範囲の内側に入らないように延長された延長線部(62f、62g)と、該延長線部(62f、62g)の端部を結ぶ内周線部(62h)とからなる馬蹄形であり、
前記ストッパーピン部(82)の延長補強部(82b)を連結する、連結環状部(83)を備え、
前記板状部(61)と前記ストッパーピン部(62)とは、粉末が圧縮されて一体に予備成形された後、焼結されて製造されることを特徴とするシフトドラムストッパープレート(80)。 - 前記ストッパーピン部(82)の断面形状における延長線部(82f、82g)は、円弧部(82c)から接線方向に滑らかに延びていることを特徴とする請求項1に記載のシフトドラムストッパープレート(80)。
- 前記連結環状部(83)の内周面(83a)の内側には前記シフトドラムストッパープレートを取り付けるためのボルト(85)が貫通されるボルト孔(84)が設けられ、前記連結環状部(83)が前記ボルト(85)の案内ガイドを兼ねることを特徴とする請求項2に記載のシフトドラムストッパープレート(80)。
- 前記連結環状部(83)の高さは前記ボルト(85)の頭部(85a)高さと略等しいことを特徴とする請求項3に記載のシフトドラムストッパープレート(80)。
- 前記シフトドラムストッパープレート(80)は、前記マスターアーム(52)と重なるようシフトアーム(55)が内向きに配設された変速機構(M)に用いられるものであって、前記連結環状部(83)の高さは、前記ボルト(85)の頭部(85a)高さよりも高いことを特徴とする請求項4に記載のシフトドラムストッパープレート(80)。
- 前記ボルト(85)は工具溝(85b)をボルト頭部(85a)に設けたソケットボルト(85)からなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のシフトドラムストッパープレート(80)。
- 変速機構(M)を構成するシフトドラムストッパープレート(60)において、
周囲にシフトドラムストッパー(65)と接するカム面(61a)を有する板状部(61)と、
該板状部(61)の周方向に亘り所定間隔毎に該板状部(61)の一側面から突設され、シフトスピンドル(51)が固着されたマスターアーム(52)のシフトアーム(55)の爪(55c、55d)と係合される複数のストッパーピン部(62)とを有し、
該ストッパーピン部(62)は、円柱状部(62a)と、該円柱状部(62a)からシフトドラムストッパープレート(60)の回転中心側に向かって延長された延長補強部(62b)とが、一体に形成された柱状であり、
該ストッパーピン部(62)の横断面形状は、前記シフトアーム(55)の爪(55c、55d)が当接される円弧部(62c)と、該円弧部(62c)のそれぞれの端部(62d、62e)からシフトドラムストッパープレート(60)の回転中心側に向かって、前記シフトアーム(55)の爪(55c、55d)が動く軌跡の範囲の内側に入らないように延長された延長線部(62f、62g)と、該延長線部(62f、62g)の端部を結ぶ内周線部(62h)とからなる馬蹄形であり、
断面形状が前記馬蹄形に形成された前記ストッパーピン部(62)の前記延長補強部(62b)は、前記延長線部(62f、62g)が両側面となるように前記円柱状部(62a)から延長されて形成され、
前記板状部(61)と前記ストッパーピン部(62)とは、粉末が圧縮されて一体に予備成形された後、焼結されて製造されることを特徴とするシフトドラムストッパープレート(60)。 - 前記ストッパーピン部(62)の断面形状における延長線部(62f、62g)は、円弧部(62c)から接線方向に滑らかに延びていることを特徴とする請求項7に記載のシフトドラムストッパープレート(60)。
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