JP5709486B2 - 音声処理装置および音声処理装置を備えた画像処理装置 - Google Patents
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Description
このようにすれば、突発的な騒音の変化にとらわれることなく、固定された場所における周辺の騒音状況を反映し、利用者が聴き取りやすい音声案内が実現できる。
一方、周辺の騒音の変化にリアルタイムに追従する従来技術では、例えば、自動車の急ブレーキ等の一時的な騒音の変化も装置が拾ってしまうことがある。その結果、音声データの周波数が急激に変化して音声データが聴き取りにくくなり、また音量が不必要に大きくなってかえって利用者に迷惑をかける場合がある。
このようにすれば、周辺の騒音状況だけでなく、利用者層の聴覚特性にも配慮することによって、利用者が聴き取りやすく違和感のない音声案内が実現可能となる。特に、人間の聴覚特性を考慮して適切な音量および音質で利用者が聴き取りやすい音声によって音声案内を行い、利用者および周辺の人間に対する配慮がなされた音声処理装置が実現できる。
「最小可聴レベル」とは、このような人間の聴覚能力範囲の最低限度であり、個人差があることが知られている。
しかしながら、この発明による音声処理装置においては、異なる周波数において適切な音量の音声データを予め記録したものを取り出すため、このような補正は不要である。
このようにすれば、特定の周波数範囲内から音声データが選択されるため、例えば、低周波数領域や高周波数領域などの特定の周波数範囲の音声データの選択を回避でき、設置先の環境に応じた周波数範囲で自然な音声案内が実現できる。
このようにすれば、周辺の騒音の周波数の分布が大きく変化した場合でも、直前に再生した音声データと周波数が大きく異なる音声データは選択されないため、利用者に違和感を生じさせず、自然で違和感のない音声案内が実現できる。
この発明の画像処理装置の構成について、図1に基づいて説明する。
図1に示されるように、この発明の構成例に係る画像処理装置100は、操作部101、制御部110、画像処理部200および音声処理部300を含む。
画像処理部200は、画像処理制御部120、画像データ入力部201、画像データ記録部202、画像データ処理部203、画像データ出力部204を含む。
音声処理部300は、この発明による音声処理装置であり、音声処理制御部130、音声データ入力部301、音声データ記録部302、音声データ選択部303、音声データ選択範囲設定部303a、音声データ再生部304、音声出力調節部304a、外部音記録部311、騒音レベル解析部312、騒音レベル平均化部312a、最小可聴レベル設定部313、比較部314を含む。
なお、制御部110は、画像処理制御部120および音声処理制御部130からなる。
なお、インフォメーションディスプレイの場合、画像データ出力部204は、前記画像データに応じた表示を行うことができる液晶表示装置などの表示用デバイスである。液晶表示装置の他に、CRT、LED、プラズマ、EL等の表示装置であってもよい。
なお、音声データの入力は、外部のネットワーク(図示せず)に接続されたサーバ(図示せず)からダウンロードする形式のものであってもよい。ネットワークを通じて最新の音声データをアップデートすることにより、利用者のニーズに応じた多様な音声データのバリエーションを揃えることが可能となる。
騒音レベル平均化部312aは、外部音記録部311によって収集・記録された外部音に基づき、マスキング効果を考慮して所定時間ごとに平均化して騒音レベルを決定する。
比較部314は、周波数ごとに騒音レベルおよび最小可聴レベルを比較して大きい方を特定出力レベルとする。
次に、この発明の画像処理装置の音声データの入力設定について、図2および図3に基づいて説明する。
図3は、この発明の画像処理装置の音声データの分布の一例を示す説明図である。
図3(B)は、この発明の音声処理装置の音声データの分布と騒音レベルおよび最小可聴レベルとの関係を示す説明図である。
例えば、音声データ11cは、騒音レベル10が最小可聴レベル12よりも大きいため、騒音レベル10の大きさ(Dレベル1c)を基準に判断する。一方、音声データ11aおよび11b近傍においては、騒音レベル10以上に最小可聴レベル12が高いため、最小可聴レベル12の大きさ(それぞれDレベル1aおよびDレベル1b)を基準に判断する。
以下、図4および図5を用いて、この発明の画像処理装置100の音声データ選択処理について、詳細な手順を説明する。
図5は、この発明の音声処理装置の音声データの選択手順の変形例を示すフローチャートである。
続いてステップS14において、音声処理制御部130は、特定出力レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを音声データ記録部302から音声データ選択部303に選択させる。
次に、図6(A)を用いて、音声データ設定の具体例について説明する。
図6(A)は、図2に示される音声データの内容に対応するデータ設定の一例を示す説明図である。
このとき、図2(B)に示されるように、「紙づまりです」(m=2)という内容のf(3)=300(Hz)の音声の出力レベルは、Sレベル(2,3)(dB)等と表される。
次に、図6(B)および図6(C)を用いて、騒音レベル決定および最小可聴レベル設定の具体例について説明する。
図6(C)は、図6(A)に示される音声データに対応する最小可聴レベル設定の一例を示す説明図である。
それゆえ、利用者が最も聴き取りやすい音声データとして、Dレベル(n,t)が最小となる平均基本周波数f(n)の音声データが選択すべき音声データとなる。
次に、朝・昼・夜などに区分された利用時間帯ごとの平均的な騒音レベル設定の具体例について説明する。
例えば、朝(tz1)、昼(tz2)、夜(tz3)のように区分したとき、各時間帯における外部音記録部311の収集回数をそれぞれ、Ntz1,Ntz2,Ntz3のように定義する。この場合、外部音記録部が昼(tz2)の所定時t(例えば、t1,t2,t3,t4,t5の5回)に外部音を収集したとき、Ntz2=5である。
次に、音声データの再生動作が一定期間をおいて繰り返されるとき、最初に選択した音声データの再生時から一定期間内に次に選択すべき音声データを選択する場合の具体例について、図7を用いて説明する。
11a,11b,11c:音声データ
12:最小可聴レベル
100:画像処理装置
200:画像処理部
300:音声処理部
101:操作部
110:制御部
120:画像処理制御部
130:音声処理制御部
201:画像データ入力部
202:画像データ記録部
203:画像データ処理部
204:画像データ出力部
301:音声データ入力部
302:音声データ記録部
303:音声データ選択部
303a:音声データ選択範囲設定部
304:音声データ再生部
304a:音声出力調節部
311:外部音記録部
312:騒音レベル解析部
312a:騒音レベル平均化部
313:最小可聴レベル設定部
314:比較部
Sレベル1a,Sレベル1b,Sレベル1c:騒音レベルの大きさ
Dレベル1a,Dレベル1b,Dレベル1c:特定出力レベル
Claims (5)
- 平均基本周波数の異なる複数種類の音声データを記録する音声データ記録部と、記録された前記音声データを選択する音声データ選択部と、選択された前記音声データを再生する音声データ再生部と、周辺の外部音を収集して記録する外部音記録部と、記録された前記外部音の騒音レベルと周波数との関係を解析する騒音レベル解析部と、前記騒音レベル解析部で解析された前記騒音レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを前記音声データ記録部から前記音声データ選択部に選択させ前記音声データ再生部に再生させる音声処理制御部と、人間の可聴能力範囲の最低限度である最小可聴レベルを周波数に対応して設定する最小可聴レベル設定部とを備え、
前記制御部は、周波数ごとに前記騒音レベルおよび最小可聴レベルを比較して大きい方を特定出力レベルとする比較部を備え、前記特定出力レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを前記音声データ記録部から前記音声データ選択部に選択させ前記音声データ再生部に再生させる音声処理装置。 - 前記騒音レベル解析部は、前記騒音レベルを所定期間ごとに平均化する騒音レベル平均化部をさらに備え、
前記騒音レベル解析部は、前記平均化された騒音レベルと周波数との関係を解析する請求項1に記載の音声処理装置。 - 前記音声データ選択部は、所定の周波数範囲を設定する音声データ選択範囲設定部を備え、
前記制御部は、前記周波数範囲内で前記騒音レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを前記音声データ記録部から前記音声データ選択部に選択させ、前記音声データ再生部に再生させる請求項1または2のいずれか1つに記載の音声処理装置。 - 画像データを入力する画像データ入力部と、入力された前記画像データを処理する画像データ処理部と、処理された前記画像データを出力する画像データ出力部と、画像処理条件を与える操作部と、前記操作部からの処理条件をうけて前記画像データ入力部、前記画像データ処理部および前記画像データ出力部を制御して画像処理を進行させる画像処理制御部と、前記画像処理の進行に応じて音声を出力する音声処理部とを備え、
前記音声処理部は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の音声処理装置からなる画像処理装置。 - 平均基本周波数の異なる複数種類の音声データを記録する音声データ記録部と、記録された前記音声データを選択する音声データ選択部と、選択された前記音声データを再生する音声データ再生部と、周辺の外部音を収集して記録する外部音記録部と、記録された前記外部音の騒音レベルと周波数との関係を解析する騒音レベル解析部と、前記騒音レベル解析部で解析された前記騒音レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを前記音声データ記録部から前記音声データ選択部に選択させ前記音声データ再生部に再生させる音声処理制御部とを備え、
前記音声データ選択部は、所定の周波数範囲を設定する音声データ選択範囲設定部を備え、
前記制御部は、前記周波数範囲内で前記騒音レベルが最小となる周波数に対応する平均基本周波数を有する音声データを前記音声データ記録部から前記音声データ選択部に選択させ、前記音声データ再生部に再生させ、
前記音声データ選択部は、音声データの再生動作が一定期間をおいて繰り返されるとき、最初に選択した音声データの平均基本周波数と、次に選択すべき音声データの平均基本周波数との差が一定範囲内になる周波数範囲を設定することを特徴とする音声処理装置。
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