JP5708530B2 - シートスライドレールの製造方法、および該製造方法に用いられる成形機構 - Google Patents
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Description
スライドレールは、車両フロアに固定設置されるロアレールと、車両用シートを固定設置するアッパレールとを備える。アッパレールは、ロアレールに対して相対的にスライド可能にロアレールに対して組み付けられている。このため、アッパレールに固定設置される車両用シートは、車両フロアに対して相対的にをスライドさせることができる。
一方、この種のスライドレールは、ロアレールに対してアッパレールがガタつきなく且つ滑らかにスライドできるように、これらの間に樹脂製のシューが介装されている。このシューは、ロアレールに対してアッパレールが滑らかにスライドできるようにしつつ、ロアレールとアッパレールとの間に生ずる隙を埋めて互いの間に生ずるガタを無くして、スライドレールとしての製品状態を向上させる。
すなわち、本発明の第1の発明に係るシートスライドレールの製造方法は、車両フロアに固定設置されるロアレールと、該ロアレールに対して相対的にスライド可能に組み付けられ且つ車両用シートが固定設置されるアッパレールとを具備して構成されるシートスライドレールの製造方法であって、シートスライドレールを製造するための製造工程には、前記ロアレールと前記アッパレールとを組み付けるにあたり、該ロアレールに対して該アッパレールをガタつきなく且つ滑らかに相対的にスライドさせるように、該ロアレールと該アッパレールとの間に樹脂製スライドシューの組付けを行う工程を含むレール組付け工程が含まれており、前記レール組付け工程には、前記ロアレールと前記アッパレールとを組み付けた際の組付け隙を測定する組付け隙測定工程と、該組付け隙測定工程により測定された前記組付け隙の隙の大きさに応じて前記樹脂製スライドシューを成形するシュー成形工程とが含まれて、該ロアレールと該アッパレールとの間に該成形された樹脂製スライドシューの組付けを行う、ことを特徴とする。
この第2の発明に係るシートスライドレールの製造方法に用いられる成形機構によれば、シュー成形工程で樹脂製スライドシューを成形する金型と、組付け隙測定工程により測定された組付け隙の隙の大きさに応じて金型の配置位置を決める金型位置決め機構とを備えるので、リアルタイム方式で組付けさせる樹脂製スライドシューを成形するにあたって、組付け隙の隙の大きさに応じた樹脂製スライドシューを素早く且つ簡単に成形することができる。これによって、シートスライドレールの製造管理において有利とできる。
第2の発明に係るシートスライドレールの製造方法に用いられる成形機構によれば、シートスライドレールの製造管理において有利とできる。
図1は、完成状態のシートスライドレール10の断面を示す断面図である。なお、この図1のシートスライドレール10の断面は、スライド方向に対して直交する方向(以下、『幅方向』と称する)に切った断面である。図2は、ロアレール20の断面を示す断面図である。図3は、アッパレール30の断面を示す断面図である。なお、図1は、樹脂製スライドシュー50が断面で見えるように切った断面図であり、図3は転動ローラ35が見えるように切った断面図である。図1〜図3に示すように、シートスライドレール10は、概略、ロアレール20と、アッパレール30と、これらの間に介装される樹脂製スライドシュー50とを備える。以下、これらの構成部品について説明する。
係着部51は、アッパレール30の支持壁31に支持可能に係着される形状を有している。また、幅方向摺接面53は、略円弧形状に外側に張り出されて形成される。この幅方向摺接面53の内側には、この幅方向摺接面53が内側に向けて弾性変形することができるように空間部54が設けられている。同様に、上方向摺接面57も、略円弧形状に外側に張り出されて形成される。この上方向摺接面57の内側にも、この上方向摺接面57が内側に向けて弾性変形することができるように空間部58が設けられている。
図9は、シートスライドレール10の製造工程(S10)についての概略を示すフローチャートである。シートスライドレール10の製造方法となる、シートスライドレールの製造工程(S10)では、図9に示す工程を順次進めていくことによりなる。すなわち、シートスライドレール10の製造工程(S10)では、S20およびS30に示すように、先ずロアレール20およびアッパレール30が成形される。すなわち、ロアレールの成形工程(S20)にてロアレール20を成形し、アッパレールの成形工程(S30)にてアッパレール30を成形する。また、このように成形されたロアレール20とアッパレール30とは、次のレール組付け工程(S40)にて組み付けられてシートスライドレール10をなし、このシートスライドレール10の製造工程(S10)は完了する。なお、このようにシートスライドレール10をなした後には、適宜の検査工程にて適宜の検査がされるものであってもよい。
図10は、上記したレール組付け工程(S40)についての概略を示すフローチャートである。このレール組付け工程(S40)では、成形されたロアレール20と成形されたアッパレール30とを組み付けるにあたり、このロアレール20に対してアッパレール30をガタつきなく且つ滑らかに相対的にスライドさせるように、ロアレール20とアッパレール30との間に樹脂製スライドシュー50の組付けを行う工程(S44)が含まれている。なお、この樹脂製スライドシューの組付け工程(S44)は、本発明に係るシュー組付け工程に相当する。
なお、上記したロアレールの高さ測定(S41)とアッパレールの切欠き高さ測定(S42)と含めた工程が、本発明に係る組付け隙測定工程に相当する。つまり、これらの工程(S41,S42)は、ロアレール20とアッパレール30とを組み付けた際の組付け隙S2を測定する工程となる。また、上記した樹脂製スライドシューの組付け工程(S44)が、本発明に係るシュー成形工程に相当する。つまり、上記したロアレールの高さ測定(S41)とアッパレールの切欠き高さ測定(S42)により測定された組付け隙S2の隙の大きさに応じて樹脂製スライドシュー50を成形する工程となる。
金型70は、支持構造体65に対して固定支持される固定金型71と、支持構造体65に対して移動可能に支持される可動金型73とを備える。これらの金型71,73の間には、樹脂製スライドシュー50を成形する成形空間75が形成される。なお、この成形空間75には、上記した成形材料としての代表例となるポリアセタール樹脂が流し込まれる。
上記した成形機構60,60a,60bによれば、リアルタイム方式で組付けさせる樹脂製スライドシュー50を成形するにあたって、組付け隙S2の隙の大きさに応じた樹脂製スライドシュー50を素早く且つ簡単に成形することができる。これによって、シートスライドレール10の製造管理において有利とできる。
すなわち、上記したシートスライドレール10の製造工程(S10)にあっては、適宜の工程が付加されるものであってよい。また、上記したレール組付け工程(S40)にあっても、適宜の工程が付加されるものであってよい。
さらに、上記したレール組付け工程(S40)にあっては、本発明に係る組付け隙測定工程として、ロアレールの高さ測定(S41)とアッパレールの切欠き高さ測定(S42)とを含めた工程を例示した。しかしながら、本発明に係る組付け隙測定工程は、これに限定されることなく、例えば組付け隙S1等の隙を測定する工程として適宜の工程にてなされるものであってもよい。
また、上記した成形機構60,60a,60bは、本発明に係る成形機構の単純な例である。つまり、本発明に係る成形機構としては、これに限定されることなく、金型と金型の配置位置を決める金型位置決め機構とを備えた上で、適宜の構成が付加されるものであってよい。
20 ロアレール
21 収容凹部
23 摺接段差部
25 転動面
26 当接内壁部
27 当接上壁部
30 アッパレール
31 支持壁
32 上端切欠き部
35 転動ローラ
36 転動ローラの下端
50 樹脂製スライドシュー
51 係着部
53 幅方向摺接面
54 空間部
57 上方向摺接面
58 空間部
60,60a,60b 成形機構
65,65a,65b 支持構造体
70,70a,70b 金型
71,71a,71b 固定金型
73,73a,73b 可動金型
75,75a,75b 成形空間
77,77a,77b 金型面
80,80a,80b 金型位置決め機構
81,81a,81b 駆動モータ部
85,85a,85b 可動作用部
90,90a,90b ガイド付勢機構
91,91a,91b ガイド孔
93,93a,93b ガイドシャフト
95 付勢スプリング
S1 組付け隙(幅方向)
S2 組付け隙(上方向)
Claims (2)
- 車両フロアに固定設置されるロアレールと、該ロアレールに対して相対的にスライド可能に組み付けられ且つ車両用シートが固定設置されるアッパレールとを具備して構成されるシートスライドレールの製造方法であって、
シートスライドレールを製造するための製造工程には、前記ロアレールと前記アッパレールとを組み付けるにあたり、該ロアレールに対して該アッパレールをガタつきなく且つ滑らかに相対的にスライドさせるように、該ロアレールと該アッパレールとの間に樹脂製スライドシューの組付けを行う工程を含むレール組付け工程が含まれており、
前記レール組付け工程には、前記ロアレールと前記アッパレールとを組み付けた際の組付け隙を測定する組付け隙測定工程と、該組付け隙測定工程により測定された前記組付け隙の隙の大きさに応じて前記樹脂製スライドシューを成形するシュー成形工程とが含まれて、該ロアレールと該アッパレールとの間に該成形された樹脂製スライドシューの組付けを行う、ことを特徴とするシートスライドレールの製造方法。 - 請求項1に記載のシートスライドレールの製造方法に用いられる成形機構であって、
前記シュー成形工程で前記樹脂製スライドシューを成形する金型と、前記組付け隙測定工程により測定された前記組付け隙の隙の大きさに応じて前記金型の配置位置を決める金型位置決め機構と、を備えることを特徴とするシートスライドレールの製造方法に用いられる成形機構。
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