JP5707993B2 - 静電荷像現像用現像剤及びその製造方法、並びに、それを用いたプロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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<1> 結着樹脂を含むトナー母粒子の表面に、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た重合体を架橋成分により架橋してなる体積平均粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子が、その一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化されてなり、その平均円形度が0.98以上であるトナーと、
芯材の表面に、(メタ)アクリル酸エステル、及び、側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸から選ばれるいずれかの単量体と、側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体との共重合体を含む樹脂被覆層が被覆されてなるキャリアと、
を含有してなることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。
次いで、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た重合体を架橋成分により架橋してなる粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子と、結着樹脂粒子分散液とを凝集粒子分散液に添加混合し、前記凝集粒子に付着させて付着樹脂凝集粒子を得る付着工程と、
さらに次いで、分散液を加熱せしめ前記付着樹脂凝集粒子を融合させる融合工程と、
を含む製造方法で前記トナーを製造することを特徴とする<1>〜<3>のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法。
前記静電潜像保持体と前記トナー像形成手段とが、脱着可能に搭載された<7>に記載のプロセスカートリッジにより構成されてなることを特徴とする画像形成装置。
本発明の静電荷像現像用現像剤(以下、省略して「現像剤」という場合がある。)は、少なくとも結着樹脂を含むトナー母粒子の表面に、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし架橋成分を含む材料から調製されてなる個数平均粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子が、その一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化されてなり、その平均円形度が0.98以上であるトナーと、
芯材の表面に、(メタ)アクリル酸エステル及び側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸から選ばれる少なくともいずれかの単量体と、側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体を含む樹脂被覆層が被覆されてなるキャリアと、
を含有してなることを特徴とするものである。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式(I)中、MLはトナー粒子の絶対最大長、Aはトナー粒子の投影面積を各々示す。
上記式(1)が5以下になる場合には有機樹脂粒子を付着させる効果が大きく、60以上になる場合にはトナー像の定着時の溶融阻害を起こす場合があり、その場合には定着性が低下するため好ましくない。
以下、トナーとキャリアについて、それぞれ詳説する。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂を含むトナー母粒子の表面に、(メタ)アクリル酸エステルを主成分とし架橋成分を含む材料から調製されてなる個数平均粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子が、その一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化されてなり、さらに必要に応じて外添剤が外添されてなる。また、既述の如く、その平均円形度は0.98以上である。
本発明におけるトナー母粒子は、結着樹脂として含む他、必要に応じて着色剤や離型剤、その他各種内添剤が含まれてなる。
以下構成成分ごとに説明する。
本発明においてトナー母粒子に用いる結着樹脂としては、特に制限は無く、公知の物を使用することができる。具体的には、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンとアクリル酸またはメタクリル酸との共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、変性ポリエステル樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂などを単独で用いること、または併用することができる。これらの中でも、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂が好ましく、形状の制御性と流動性の確保の容易さからポリエステル樹脂が最も好ましい。
ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分とから合成される。
本発明におけるトナーのトナー母粒子には、所望の色味を付与するため、各種着色剤を配合することができる。ただし、画像光沢を付与するための無色透明画像を形成するトナー等のように、着色剤を必要としないトナーもあるため、本発明において、着色剤はトナーに必須の構成要素ではない。
トナーにおける離型剤は、一般に、定着時に画像と定着部材との離型性を向上させる目的で使用される。本発明でトナー母粒子に使用可能な離型剤の具体例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化する軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等の動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル、カルボン酸エステル等のエステル系ワックスなどが挙げられる。本発明において、これらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のトナーのトナー母粒子には、必要に応じて無機もしくは有機の粒子を添加することができる。
本発明におけるトナーにおいて、トナー母粒子の表面にその一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化される有機樹脂粒子は、(メタ)アクリル酸エステル(「アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル」を指す。本発明において、全て同様。)系単量体の重合体を架橋成分により架橋してなる粒子であり、既述の通り、その個数平均粒径は200〜500nmの範囲内である。
本発明におけるトナーは、前記トナー母粒子の表面に前記有機樹脂粒子を、その一部が埋没し残りの部分が突出した状態になるように付着させることで製造される。前記トナー母粒子の表面に前記有機樹脂粒子を付着させる方法として、乾式の方法(乾式製法)と湿式の方法(湿式製法)とがある。
前記トナー母粒子の表面に前記有機樹脂粒子を乾式製法で付着させるには、当該トナー母粒子が乾式製法で製造された物である場合にはそのままの状態で、当該トナー母粒子が湿式製法で製造された物である場合には乾燥後のトナー母粒子に対して、乾いた状態の前記有機樹脂粒子を直接添加して、両粒子に強い圧力(衝撃力)を付与することで前記有機樹脂粒子をトナー母粒子に押し込むあるいは打ち込むようにして事後的に付着させればよい。ここでトナー母粒子の製造方法について、特に制限は無い。
前記トナー母粒子の表面に前記有機樹脂粒子を湿式で製法で付着させるには、トナー母粒子をコア−シェル構造のものとし、シェル層を形成するべくシェル層形成用の樹脂をコアに被覆する際に前記有機樹脂粒子を同時に付着させればよい。ここでトナー母粒子のコア部分についての製造方法について、特に制限は無い。ただし、コア−シェル構造のトナー母粒子を容易に製造できる、乳化凝集法によることが簡便であるとともに、トナー母粒子の形状制御性にも優れており、好ましい。
結着樹脂粒子分散液としてのポリエステル樹脂粒子分散液、着色剤分散液及び離型剤分散液を混合し、これに凝集剤を添加して凝集成長させて凝集粒子分散液を調製する凝集工程と、
次いで、既述の有機樹脂粒子(詳しくは、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た重合体を架橋成分により架橋してなる粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子)と、ポリエステル樹脂粒子分散液とを凝集粒子分散液に添加混合し、前記凝集粒子に付着させて付着樹脂凝集粒子を得る付着工程と、
さらに次いで、分散液を加熱せしめ前記付着樹脂凝集粒子を融合させる融合工程と、
を含む。その後、冷却工程並びに洗浄/乾燥工程の操作を行うことで、本発明におけるトナーを得ることができる。
まず、凝集工程で用いられる各種分散液を用意する。用意する分散液としては、ポリエステル樹脂粒子分散液、着色剤分散液及び離型剤分散液が少なくとも用いられるが、必要に応じて帯電制御剤の如く他の分散液を混合することもできる。
これら各種分散液を、所定の割合で混合して混合分散液を準備する。
分散の手段としては、特に制限はないが、使用可能な装置としては、例えばホモミキサー(特殊機化工業株式会社)、スラッシャー(三井鉱山株式会社)、キャビトロン(株式会社ユーロテック)、マイクロフルイダイザー(みずほ工業株式会社)、マントン・ゴーリンホミジナイザー(ゴーリン社)、ナノマイザー(ナノマイザー株式会社)、スタティックミキサー(ノリタケカンパニー)などのそれ自体公知の分散装置が挙げられる。また、前述したように樹脂であれば溶剤乳化や転相乳化法等も挙げることができる。
各種分散液の調製に用いられる分散媒としては、例えば、水系媒体が挙げられる。分散媒として好適な水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水、アルコール類などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
乳化凝集法においては、各種分散液に界面活性剤を添加混合しておくことが好ましい。好適な界面活性剤としては、例えば、硫酸エステル塩系、スルホン酸塩系、リン酸エステル系、せっけん系等のアニオン性界面活性剤;アミン塩型、4級アンモニウム塩型等のカチオン性界面活性剤;ポリエチレングリコール系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物系、多価アルコール系等の非イオン系界面活性剤などが好適に挙げられる。これらの中でも、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が好ましい。前記非イオン系界面活性剤は、前記アニオン界面橋性剤またはカチオン性界面活性剤と併用されるのが好ましい。これら界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
凝集工程においては、まず、ポリエステル樹脂粒子分散液、着色剤分散液、さらに離型剤分散液や、その他の成分を混合し、得られた混合分散液に凝集剤を添加し、結着樹脂のガラス転移温度近辺の温度に加熱することにより、各々の成分からなる粒子を凝集させた凝集粒子を形成する。
コアシェル構造のトナー母粒子を製造する場合、付着工程として、上記した凝集工程を経て形成された凝集粒子の表面に、既述の有機樹脂粒子及びポリエステル樹脂を含む樹脂粒子を付着させることにより被覆層を形成する(本発明において、凝集粒子表面にさらに被覆層を設けた凝集粒子を「付着樹脂凝集粒子」と称する。)。ここで、この被覆層は、後述する融合工程を経て形成されるトナー母粒子のシェル層に相当するものである。
融合工程においては、加熱を行うことにより、付着工程で得られた付着樹脂凝集粒子を融合させる。融合工程は、含まれるポリエステル樹脂等のガラス転移温度以上で実施することができる。融合の時間としては、加熱の温度が高ければ短い時間で足り、加熱の温度が低ければ長い時間が必要である。即ち、融合の時間は、加熱の温度に依存するので一概に規定することはできないが、一般的には10分〜20時間である。
融合工程、冷却工程を経て得られた融合粒子は、ろ過などの固液分離や、洗浄、乾燥を実施する。これにより外添剤が添加されない状態のトナー母粒子が得られる。
上記本発明におけるトナーは、流動性助剤、クリーニング助剤、研磨剤等としての無機粒子及び有機粒子を、外添剤として外添混合して、外添トナーとして使用することができる。
本発明におけるトナーは、その体積平均粒径(TNd)が2μm以上9μm以下の範囲であることが望ましく、より望ましくは3μm以上7μm以下の範囲である。粒径が大き過ぎると高精細画像を再現することが困難になり、逆に粒径が小さ過ぎると逆極性トナーが生じて地汚れや色抜け等画質に影響を与える懸念があり、それぞれ好ましくない。
本発明におけるキャリアは、芯材の表面に、(メタ)アクリル酸エステル及び側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸から選ばれる少なくともいずれかの単量体と、側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体との共重合体を含む樹脂被覆層が被覆されてなる物であり、このように芯材に樹脂被覆層が形成されてなるキャリアは、一般に、「コートキャリア」「樹脂被膜キャリア」等と称される。
本発明におけるキャリアに用いられる芯材(キャリア芯材)としては、特に制限はなく、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物、ガラスビーズ等が挙げられるが、特に磁気ブラシ法を用いる場合には、磁性金属が望ましい。キャリア芯材の個数平均粒径としては、一般的には10μm以上40μm以下が好ましく、15μm以上35μm以下がより好ましい。
本発明におけるキャリアにおいて、芯材表面に形成される樹脂被覆層は、
(A−1)(メタ)アクリル酸エステル、及び、
(A−2)側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸、
から選ばれる少なくともいずれかの単量体と、
(B)側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体と、
の共重合体を含む。
本発明においてキャリアに用いられる(メタ)アクリル酸エステルとしては、具体的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル等が挙げられる。本発明におけるトナーに用いた有機樹脂粒子におけるメタクリル酸ステアリル系単量体と同一の物を用いても構わないし、別の物でも構わない。
本発明においてキャリアに用いられるシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸におけるシクロアルキル基としては、3〜10員環が採用可能であり、炭素数3〜6員環の範囲の物が好ましい。
具体的には、シクロヘキシル基、アダマンチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基、シクロデシル基、イソボニル基、ノルボニル基、ボロニル基等が挙げられ、モノマーの入手容易性の観点から、シクロヘキシル基、アダマンチル基が特に好ましい。
本発明においてキャリアに用いられる、「側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体」の窒素の供給源としては、例えば、アミノ基、メチルアミノ基、カルバモイル基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、ドデシルアミノ基、アニリノ基、ナフチルアミノ基、2−ピリジルアミノ基、スルホンアミド基、スルファモイル基カルバモイル基アミド基等が挙げられる。これらの基(以下、単に「窒素含有基」という場合がある。)が(メタ)アクリル酸エステル系単量体の側鎖に結合したものが用いられる。また、ここで言う(メタ)アクリル酸エステル系単量体とは、本発明におけるトナーに用いた有機樹脂粒子におけるメタクリル酸ステアリル系単量体と同様であり、その好適な例も、側鎖に窒素原子を有するものを除き同様である。
まず、本発明の静電荷像現像用現像剤を用いた本発明の画像形成装置を説明し、その後にプロセスカートリッジについて説明する。なお、以下の画像形成装置及びプロセスカートリッジは一例であって、本発明は、これらの例に限定されるものではない。
本発明の画像形成装置は、表面に形成された静電潜像を保持し得る静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、本発明の静電荷像現像用現像剤を収容すると共に前記静電潜像保持体表面に形成された静電潜像に、当該静電荷像現像用現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着する定着手段と、転写後に残存する静電潜像保持体の未転写トナーをブラシまたはロールにより除去して清浄化する清浄化手段と、を備えることを特徴とするものである。
帯電手段である帯電器202としては、例えば、コロトロンなどの帯電器が用いられるが、導電性または半導電性の帯電ロールを用いてもよい。導電性または半導電性の帯電ロールを用いた接触型帯電器は、静電潜像保持体201に対し、直流電流を印加するか、交流電流を重畳させて印加してもよい。例えばこのような帯電器202により、静電潜像保持体201との接触部近傍の微小空間で放電を発生させることにより静電潜像保持体201表面を帯電させる。
静電潜像保持体201は、潜像(静電荷像)が形成される機能を有する。静電潜像保持体としては、電子写真感光体が好適なものとして挙げられる。静電潜像保持体201は、円筒状の導電性の基体外周面に有機感光層等を含む感光層が形成されてなる。この感光層は一般的に、基体表面に必要に応じて下引き層が形成され、さらに電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とがこの順序で形成されたものである。電荷発生層と電荷輸送層の積層順序は逆であってもよい。
静電潜像形成手段である像書込装置203としては、特に制限はなく、例えば、静電潜像保持体表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッター光等の光源を、所望の像様に露光する光学系機器等が挙げられる。
トナー像形成手段は、静電潜像保持体上に形成された潜像を、トナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する機能を有する。そのようなトナー像形成手段としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択すればよいが、例えば、静電荷像現像用のトナーをブラシ、ローラ等を用いて静電潜像保持体201に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。現像の際、静電潜像保持体201には、通常直流電圧が使用されるが、さらに交流電圧を重畳させて使用してもよい。
転写手段(本実施形態においては、一次転写手段及び二次転写手段の双方を指す。)としては、例えば、記録媒体の裏側からトナー像のトナーとは逆極性の電荷を与え、静電気力によりトナー像を記録媒体表面に転写するもの、あるいは記録媒体の裏面に直接接触して転写する導電性または半導電性のロール等を用いた転写ロール及び転写ロール押圧装置を用いればよい。
中間転写部材としては、公知の中間転写部材を用いればよい。中間転写部材に用いられる材料としては、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアルキレンフタレート、PC/ポリアルキレンテレフタレート(PAT)のブレンド材料、エチレンテトラフロロエチレン共重合体(ETFE)/PC、ETFE/PAT、PC/PATのブレンド材料等が挙げられるが、機械的強度の観点から熱硬化ポリイミド樹脂を用いた中間転写ベルトが好ましい。
清浄化手段については、平均円形度が0.98以上と球形度の高いトナーを用いていることから、本実施形態では、クリーニングブレードの下にトナーが潜り込むことによるクリーニング不良が生じる懸念が無く、静電潜像保持体表面から未転写トナーを掻き取る効果が高いブラシクリーニング方式を採用している。なお、本発明においては、ロールクリーニング方式を採用したものであっても構わない。
定着手段(定着装置)としては、記録媒体に転写されたトナー像を加熱、加圧あるいは加熱加圧等より定着するものである。本実施形態のような2ロール方式のほか、加熱側または加圧側がベルト状で他方がロール状のベルト−ロールニップ方式、加熱側及び加圧側の双方ともベルト状の2ベルト方式等が挙げられる。ベルトについては、複数のロールでベルトを張架する方式のほか、ベルトを張架せずに用いるフリーベルト方式も挙げられる。本発明においては、いずれの方式の定着装置であっても構わない。
トナー像を転写されて最終的な記録画像が形成される記録媒体(記録用紙)としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙、OHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録媒体の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等を好適に使用される。
本発明において、「プロセスカートリッジ」とは、画像形成装置における構成要素の内の2つ以上を一体的に備え、メンテナンスや補修、消耗品の定期交換等の目的で、画像形成装置本体から脱着可能に構成されている構成要素の集合体を意味する。本発明においては、画像形成装置における構成要素の内、静電潜像保持体及びトナー像形成手段を含み、他の構成要素は任意である。
−ポリエステル樹脂(1)の調製−
・ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物:114部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物:84部
・テレフタル酸ジメチルエステル:77.5部
・ドデセニルコハク酸:15.0部
・トリメリット酸:7.5部
本発明において、用いる樹脂の分子量は、テトラヒドロフラン(THF)可溶物を、東ソー製GPC・HLC−8120、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で測定し、単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して分子量を算出したものである。
合成した樹脂のガラス転移温度は、ASTM D3418−82に規定された方法(DSC法)で測定した値をいう。
・ポリエステル樹脂(1)(Mw:52,000):200質量部
・酢酸エチル:120質量部
・水酸化ナトリウム水溶液(0.3N):0.1質量部
・カーボンブラック(キャボット社製:リーガル330):100質量部
・イオン性界面活性剤(第一工業製薬製:ネオゲンR):10質量部
・イオン交換水:490質量部
上記成分を混合し、溶解し、ホモジナイザー(IKA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて30分間分散し、着色剤(カーボンブラック)を分散させてなる着色剤分散液を調製した(固形分濃度:20質量%に調整)。
・パラフィンワックス(日本精蝋(株)製:HNP0190、融点85℃:100質量部
・カチオン性界面活性剤(花王(株)製:サニゾールB50):10質量部
・イオン交換水:390質量部
−付着用樹脂粒子分散液(1)の調製−
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)320nm、樹脂酸価14.5mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(1)を得た(固形分量を35%に調整)。
・エチレングリコールジメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)340nm、樹脂酸価15.2mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(2)を得た(固形分量を35%に調整)。
・ジビニルベンゼン:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)350nm、樹脂酸価16.2mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(3)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)220nm、樹脂酸価17.5mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(4)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)480nm、樹脂酸価13.8mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(5)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:650質量部
・メチルメタクリレート:320質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)340nm、樹脂酸価15.2mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(6)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:50質量部
・メチルメタクリレート:920質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)350nm、樹脂酸価15.6mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(7)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:590質量部
・アクリル酸:10質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)360nm、樹脂酸価13.0mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(8)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:540質量部
・アクリル酸:60質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)340nm、樹脂酸価19.5mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(9)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・スチレン:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)340nm、樹脂酸価15.5mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(10)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)150nm、樹脂酸価15.0mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(11)を得た(固形分量を35%に調整)。
・トリメチロールプロパントリメタクリレート:400質量部
・メチルメタクリレート:570質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)650nm、樹脂酸価15.2mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(12)を得た(固形分量を35%に調整)。
・メチルメタクリレート:970質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)250nm、樹脂酸価13.5mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(13)を得た(固形分量を35%に調整)。
・メチルメタクリレート:970質量部
・アクリル酸:30質量部
これにより、樹脂粒子の中心粒径(体積平均粒径)300nm、樹脂酸価16.0mg−KOH/gの付着用樹脂粒子分散液(14)を得た(固形分量を35%に調整)。
−トナー(1)の調製−
以下の凝集体を形成するコア組成物と粒子付着用シェル組成物と付着用樹脂粒子組成物とを使用して、凝集法によりトナー(1)を製造した。
・イオン交換水:650質量部
・ポリエステル樹脂分散液(1)(固形分:35質量%):180質量部
・着色剤(カーボン)分散液(固形分:25質量%):25質量部
・離型剤分散液(固形分:20質量%):35質量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK、固形分20質量%):10質量部
・ポリエステル樹脂分散液(1)(固形分:35質量%):71.4質量部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株):ネオゲンRK、固形分20質量%):10質量部
・付着用樹脂粒子分散液(1)(固形分:35質量%):12.9部
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(2)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(2)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.1μmであった。トナー(2)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(3)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(3)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.0μmであった。トナー(3)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(4)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(4)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.9μmであった。トナー(4)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(5)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(5)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.8μmであった。トナー(5)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
合一時間を4時間に変更したこと以外は、実施例1と同様に造粒を行い、トナー(6)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.0μmであった。トナー(6)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
合一時間を2時間に変更したこと以外は、実施例1と同様に造粒を行い、トナー(7)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.2μmであった。トナー(7)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の添加量を2.9質量部としたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(8)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.8μmであった。トナー(8)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(9)28.6質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(9)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.3μmであった。トナー(9)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(6)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(10)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.1μmであった。トナー(10)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(7)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(11)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.0μmであった。トナー(11)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(8)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(12)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.0μmであった。トナー(12)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(9)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(13)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.8μmであった。トナー(13)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(10)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(14)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.3μmであった。トナー(14)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(11)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(15)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.5μmであった。トナー(15)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(12)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(16)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.5μmであった。トナー(16)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
合一温度を92℃に、合一時間を3時間にそれぞれ変更したこと以外は、実施例1と同様に造粒を行い、トナー(17)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.6μmであった。トナー(17)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
合一温度を98℃に、合一時間を10時間にそれぞれ変更したこと以外は、実施例1と同様に造粒を行い、トナー(18)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.8μmであった。ただし、有機樹脂粒子は全体が埋没しており、「一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化」された状態ではなかった。トナー(18)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子分散液(1)を添加しないこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(19)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は5.9μmであった。トナー(19)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子分散液(1)の添加量を42.9質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(20)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.5μmであった。トナー(20)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
トナー造粒時の凝集体粒径を6.5μmとしたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(21)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は7.4μmであった。トナー(21)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(13)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(22)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.5μmであった。トナー(22)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
付着用樹脂粒子組成物として使用する付着用樹脂粒子分散液(1)の代わりに付着用樹脂粒子分散液(14)12.9質量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトナー(23)を製造した。得られたトナーの体積平均粒子径は6.4μmであった。トナー(23)に関するその他の特性値は下記表1に示す。
トナーの体積平均粒径の測定は、マルチサイザーII(ベックマン−コールター社製)を用いて、100μmのアパーチャー径で行った。この際、測定はトナーを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分散させ(濃度:1質量%)、界面活性剤(商品名:コンタミノン)を添加し、超音波分散器により300秒以上分散させた後に行った。
−キャリア用磁性体粒子A−
キャリア用磁性体粒子Aの調製は、以下のようにして行った。
Fe2O3:70質量部、MnO2:22.5質量部、Mg(OH)2:6.5質量部を混合し、湿式ボールミルで30時間混合/粉砕してスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、ロータリーキルンを用いて850℃、7時間の第1仮焼成を行った。こうして得られた第1仮焼成物を、湿式ボールミルで2時間粉砕し、体積平均粒径を2.1μmとした後、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥し、ロータリーキルンを用いて910℃、6時間の第2仮焼成を行った。こうして得られた第2仮焼成物を、湿式ボールミルで4.8時間粉砕して、体積平均粒径を5.5μmとし、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、電気炉を用いて温度950℃で16時間の本焼成を行った。解砕工程、分級工程を経て体積平均粒径34.0μmのキャリア用磁性体粒子Aを調製した。
キャリア用磁性体粒子Bの調製は、以下のようにして行った。
Fe2O3:68質量部、MnO2:23.5質量部、Mg(OH)2:7.5質量部を混合し、湿式ボールミルで35時間混合/粉砕してスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、ロータリーキルンを用いて810℃、7時間の第1仮焼成を行った。こうして得られた第1仮焼成物を、湿式ボールミルで3時間粉砕し、体積平均粒径を1.8μmとした後、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥し、ロータリーキルンを用いて910℃、6時間の第2仮焼成を行った。こうして得られた第2仮焼成物を、湿式ボールミルで4.8時間粉砕して、体積平均粒径を4.5μmとし、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、電気炉を用いて温度950℃で16時間の本焼成を行った。解砕工程、分級工程を経て体積平均粒径25.0μmのキャリア用磁性体粒子Bを調製した。
キャリア用磁性体粒子Cの調製は、以下のようにして行った。
Fe2O3:70質量部、MnO2:22.5質量部、Mg(OH)2:6.5質量部を混合し、湿式ボールミルで25時間混合/粉砕してスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、ロータリーキルンを用いて870℃、7時間の第1仮焼成を行った。こうして得られた第1仮焼成物を、湿式ボールミルで1.5時間粉砕し、体積平均粒径を2.2μmとした後、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥し、ロータリーキルンを用いて910℃、6時間の第2仮焼成を行った。こうして得られた第2仮焼成物を、湿式ボールミルで4.8時間粉砕し、体積平均粒径を6.2μmとし、更にスプレードライヤにより造粒、乾燥した後、電気炉を用いて温度980℃で16時間の本焼成を行った。解砕工程、分級工程を経て体積平均粒径48.0μmのキャリア用磁性体粒子Cを調製した。
−キャリアコート用樹脂A−
キャリアコート用樹脂Aの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸シクロヘキシル(シクロヘキシルメタクリレート)960質量部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(ジメチルアミノエチルメタクリレート)20質量部、メタクリル酸メチル30質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Aを得た。得られたキャリアコート用樹脂Aは、酸価25.0mg・KOH/g、質量平均分子量99,000であった。
キャリアコート用樹脂Bの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸シクロヘキシル(シクロヘキシルメタクリレート)920質量部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(ジメチルアミノエチルメタクリレート)50質量部、メタクリル酸メチル30質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Bを得た。得られたキャリアコート用樹脂Bは、酸価24.2mg・KOH/g、質量平均分子量86000であった。
キャリアコート用樹脂Cの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸ジメチルアミノエチル(ジメチルアミノエチルメタクリレート)50質量部、メタクリル酸メチル950質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Cを得た。得られたキャリアコート用樹脂Cは、酸価24.2mg・KOH/g、質量平均分子量86000であった。
キャリアコート用樹脂Dの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸シクロヘキシル(シクロヘキシルメタクリレート)845質量部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(ジメチルアミノエチルメタクリレート)125質量部、メタクリル酸メチル30質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Dを得た。得られたキャリアコート用樹脂Dは、酸価20.5mg・KOH/g、質量平均分子量92000であった。
キャリアコート用樹脂Eの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸シクロヘキシル(シクロヘキシルメタクリレート)965質量部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(ジメチルアミノエチルメタクリレート)10質量部、メタクリル酸メチル30質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Eを得た。得られたキャリアコート用樹脂Eは、酸価18.0mg・KOH/g、質量平均分子量92000であった。
キャリアコート用樹脂Fの調製は、以下のようにして行った。
メタクリル酸シクロヘキシル(シクロヘキシルメタクリレート)1000質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Fを得た。得られたキャリアコート用樹脂Fは、酸価16.0mg・KOH/g、質量平均分子量120,000であった。
キャリアコート用樹脂Gの調製は、以下のようにして行った。
スチレン980質量部、ベンゼン1000質量部、アゾビスイソブチロニトリル20質量部を混合し、60℃に加熱して8時間振とうし、重合させた。反応物をメチルエチルケトンに溶解し、7倍量のヘキサンで沈殿させ、キャリアコート用樹脂Gを得た。得られたキャリアコート用樹脂Gは、酸価18.0mg・KOH/g、質量平均分子量115,000であった。
−キャリア1−
・キャリア用磁性体粒子A:1000質量部
・トルエン:100質量部
・キャリアコート用樹脂A:25質量部
・カーボンブラック(VXC 72;キャボット社製):2.6質量部
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Bに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア2を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Cに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア3を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Dに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア4を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Eに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア5を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリア用磁性体粒子Aをキャリア用磁性体粒子Bに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア6を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Fに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア7を得た。
キャリア1の製造において、使用したキャリアコート用樹脂Aをキャリアコート用樹脂Gに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア8を得た。
キャリア1の製造において、使用したャリア用磁性体粒子Aをキャリア用磁性体粒子Cに代えたこと以外は、キャリア1と同様にしてキャリア9を得た。
前記得られたトナー1〜25のそれぞれ100部に対して、コロイダルシリカ(日本アエロジル社製、R972)1部を外添し、ヘンシェルミキサーを用いて混合することにより、静電荷像現像用の外添トナー1〜25を得た。
以上のようにして得られた外添トナー1〜23と、キャリア1〜9とを下記表2に示す組合せで、トナー濃度が7質量%になるようにそれぞれ混合し、実施例1〜20及び比較例1〜11の二成分系の静電荷像現像剤を製造した。
得られた実施例1〜20及び比較例1〜11の各現像剤について、以下の試験方法により評価した。結果を後記表3にまとめて示す。
実施例1〜20及び比較例1〜11の各現像剤の流動性は、現像装置における現像機の現像剤保持部への現像剤供給の安定度にて評価を行った。より具体的には、各現像剤を、富士ゼロックス製DocuCentreColor400CP改造機を用いて富士ゼロックス社製ぺーパー(J紙)にトナーのり量1g/m2に調整したべた画像を形成し、10000枚出力後の未定着画像の画像むらを目視にて確認し、以下の評価基準にしたがって評価した。
−流動性(画像むら)の評価基準−
◎:画像むらは認められない。
○:僅かに画像むらがあるものの実用上問題なし。
△:若干画像むらが認められるが許容範囲内である。
×:画像むらが認められる。
室温28℃、湿度90%RHの環境室にて、実施例1〜20及び比較例1〜11の各現像剤を、富士ゼロックス(株)製DocuCentreColor400CP改造機(定着器のプロセススピードを外部電源コントロールにて行うように改造したもの)の現像器に充填し、富士ゼロックス(株)製A4用紙(J紙)における画像形成可能領域の先端10cmに、トナーのり量を6g/m2に調整して、現像剤保持体の周速度2000mm/secにて、20,000枚の画像形成を行った。500枚画像形成するごとに感光体表面の付着物を目視にて確認し、以下の評価基準にしたがって評価した。
◎:10,000枚まで感光体に付着物が確認できない。
○:4,000枚まで感光体に付着物が確認できない。
△:4,000枚画像形成した時点において、筋状の付着物が確認される。しかし、実用上問題のないレベル。
×:感光体ほぼ全域に付着物がある。
高温高湿(30℃、80%RH)の環境下にて、実施例1〜20及び比較例1〜11の各現像剤を、富士ゼロックス(株)製DocuCentreColor400CP改造機(定着器のプロセススピードを外部電源コントロールにて行うように改造したもの)の現像器に充填し、富士ゼロックス(株)製A4用紙(J紙)にて白ベタ画像を10,000枚出力した後、5cm×2cmのソリッドバッチを現像し、感光体表面の現像トナー画像を、粘着テープ表面の粘着性を利用して採取し、その質量(W1)を測定した。
次に、同様の現像トナー像を、紙(J紙)表面に転写させ、その転写画像の質量(W2)を測定した。これらの結果から、以下の式によって転写効率を求め、後記評価基準にしたがって評価した。
転写効率(%) = (W2/W1)×100
◎:転写効率が95%以上
○:転写効率が87.5%以上95%未満
△:転写効率が80%以上87.5%未満
×:転写効率が80%未満
Claims (10)
- 結着樹脂を含むトナー母粒子の表面に、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た重合体を架橋成分により架橋してなる体積平均粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子が、その一部が埋没し残りの部分が突出した状態で固定化されてなり、その平均円形度が0.98以上であるトナーと、
芯材の表面に、(メタ)アクリル酸エステル、及び、側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸から選ばれるいずれかの単量体と、側鎖に窒素原子を有する(メタ)アクリル酸エステル系単量体との共重合体を含む樹脂被覆層が被覆されてなるキャリアと、
を含有してなることを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 前記トナーに固定化された前記有機樹脂粒子において、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た前記重合体100質量部に対する、該重合体を架橋するために用いられた前記架橋成分の割合が1〜70質量部の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用現像剤。
- 前記キャリアの前記樹脂被覆層に含まれる前記共重合体における(メタ)アクリル酸エステル及び側鎖にシクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸から選ばれる少なくともいずれかの単量体の共重合割合が、質量基準で85〜99.5%の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の静電荷像現像用現像剤。
- 結着樹脂粒子分散液、着色剤分散液及び離型剤分散液を混合し、これに凝集剤を添加して凝集成長させて凝集粒子分散液を調製する凝集工程と、
次いで、(メタ)アクリル酸エステル系単量体を重合することで得た重合体を架橋成分により架橋してなる粒径が200〜500nmの範囲内の有機樹脂粒子と、結着樹脂粒子分散液とを凝集粒子分散液に添加混合し、前記凝集粒子に付着させて付着樹脂凝集粒子を得る付着工程と、
さらに次いで、分散液を加熱せしめ前記付着樹脂凝集粒子を融合させる融合工程と、
を含む製造方法で前記トナーを製造することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法。 - 前記結着樹脂粒子分散液が、ポリエステル樹脂粒子分散液であることを特徴とする請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法。
- 付着工程において添加混合する前記有機樹脂粒子の酸価が10〜20mgKOH/gの範囲内であり、当該酸価が、前記結着樹脂粒子分散液中の結着樹脂の酸価よりも高いことを特徴とする請求項4または5に記載の静電荷像現像用現像剤の製造方法。
- 画像形成装置に対して脱着可能であり、表面に形成された静電潜像を保持し得る静電潜像保持体と、請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤を収容すると共に前記静電潜像保持体表面に形成された静電潜像に当該静電荷像現像用現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成するトナー像形成手段と、を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 表面に形成された静電潜像を保持し得る静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤を収容すると共に前記静電潜像保持体表面に形成された静電潜像に当該静電荷像現像用現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着する定着手段と、転写後に残存する静電潜像保持体の未転写トナーをブラシまたはロールにより除去して清浄化する清浄化手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 表面に形成された静電潜像を保持し得る静電潜像保持体と、該静電潜像保持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、0前記静電潜像保持体表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された転写像を定着する定着手段と、転写後に残存する静電潜像保持体の未転写トナーをブラシまたはロールにより除去して清浄化する清浄化手段と、を備え、
前記静電潜像保持体と前記トナー像形成手段とが、脱着可能に搭載された請求項7に記載のプロセスカートリッジにより構成されてなることを特徴とする画像形成装置。 - 表面に形成された静電潜像を保持し得る静電潜像保持体の表面を帯電する帯電工程と、帯電された前記静電潜像保持体表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像保持体表面に形成された静電潜像に請求項1〜3のいずれかに記載の静電荷像現像用現像剤中のトナーを供給してトナー像を形成するトナー像形成工程と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写工程と、前記記録媒体に転写された転写像を定着する定着工程と、転写後に残存する静電潜像保持体の未転写トナーをブラシまたはロールにより除去して清浄化する清浄化工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。
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