JP5707206B2 - 加工機のテーブル駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折り曲げ加工機等に設けられるテーブルを駆動するテーブル駆動装置に関する。
従来における折り曲げ加工機等の加工機は、上部テーブルに上金型を設け、且つ、下部テーブルに下金型を設け、下金型に材料を固定した状態で上部テーブル下降させて、材料を上金型と下金型にて挟み付けることにより、この材料を所望の形状に加工する(例えば、特許文献1参照)。このような折り曲げ加工機は一般的に油圧機構を用いており、テーブルの接近動作及び型開き動作を行う場合にはテーブルを高速度で移動させる必要があり、一方、曲げ加工を行う際の加圧動作時には低速、高圧力でテーブルを動作させる必要がある。このため、テーブルの速度を切り替える際に、シリンダに圧力がかかった状態でバルブの切り替え動作を行うことがあるので切り替え時において装置に衝撃が発生する。そして、この衝撃を軽減するために、一定の切り替え時間を持たせる必要があるので、大きな時間ロスが発生してしまう。
また、油圧機構では、バルブの開度、圧力、流量特性が作動油の温度により変動するので作動油の温度管理が必要になり、更にコンタミネーションの管理が必要になる等の種々の問題が発生する。
このような問題を解決するために、上部テーブルの上昇、下降を作動する駆動源として電動モータを用いることがことが考えられている。しかし、電動モータを用いると、テーブルの接近動作、及び型開き動作を行う場合には高速で運転する必要があり、加圧動作時には高トルクで運転する必要があるので、双方の機能を満足するためには電動モータの容量が大型化するという問題が生じる。また、この問題を解決するために、減速機構を用いて高速度・低トルクの運転と、低速度・高トルクの運転を切り替えることが考えられるが、減速機構を用いた機械式の切り替え操作を行うと、切り替え時に衝撃が発生し、切り替え時に時間的なロスが生じる等の問題が発生する。
特開2007−69261号公報
上述したように、従来における加工機のテーブル駆動装置では、油圧機構を用いる場合には、バルブの切り替え時等に大きな衝撃が発生し、油圧の管理が煩雑となり、コンタミネーションの管理が必要になる、等の問題が発生し、更に、電動モータ及び減速機構を用いる場合には切り替え時に衝撃が生じ、且つ時間的なロスが発生するという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、衝撃や時間的なロスを発生することなく、高速度・低トルクの駆動と低速度・高トルクの駆動を切り替えることが可能な加工機のテーブル駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、上部テーブル及び下部テーブルのうち一方を可動テーブル、他方を固定テーブルとし、前記可動テーブルを駆動することにより材料を加工する加工機の、前記可動テーブルを駆動するテーブル駆動装置において、前記可動テーブルを駆動させるN相(Nは3以上の整数)の交流電動機を備え、該交流電動機の各相のコイルは、それぞれ第1のコイルと第2のコイルの直列接続回路からなり、更に、前記各相の、第1のコイルと第2のコイルの接続点どうしの短絡、開放を切り替える第1短絡手段と、前記各相の、第2のコイルの端点どうしの短絡、開放を切り替える第2短絡手段と、前記可動テーブルの高速駆動時には、前記第1短絡手段を短絡し、前記可動テーブルの高トルク駆動時には、前記第2短絡手段を短絡し且つ前記第1短絡手段を開放するように制御する切替制御手段と、を備え、前記切替制御手段は、前記可動テーブルを高速駆動から高トルク駆動に切り替えるとき、及び、前記可動テーブルを高トルク駆動から高速駆動に切り替えるときには、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を一時的に短絡状態とすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記切替制御手段は、前記交流電動機の停止時に、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を短絡させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記切替制御手段は、前記可動テーブルを前記固定テーブルに対して接近動作、及び型開き動作する場合に前記可動テーブルを高速駆動とし、前記可動テーブルを前記固定テーブルに対して加圧動作する場合に前記高トルク駆動とすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上部テーブル及び下部テーブルのうち一方を可動テーブル、他方を固定テーブルとし、前記可動テーブルを駆動することにより材料を加工する加工機の、前記可動テーブルを駆動するテーブル駆動装置において、前記可動テーブルを駆動させるN相(Nは3以上の整数)の交流電動機を備え、該交流電動機の各相のコイルは、それぞれ第1のコイルと第2のコイルの直列接続回路からなり、更に、前記各相の、第1のコイルと第2のコイルの接続点どうしの短絡、開放を切り替える第1短絡手段と、前記各相の、第2のコイルの端点どうしの短絡、開放を切り替える第2短絡手段と、前記可動テーブルの高速駆動時には、前記第1短絡手段を短絡し、前記可動テーブルの高トルク駆動時には、前記第2短絡手段を短絡し且つ前記第1短絡手段を開放するように制御する切替制御手段と、前記第1短絡手段の短絡、開放状態、及び前記第2短絡手段の短絡、開放状態を検出する状態監視手段と、前記状態監視手段により、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方が開放であることが検出された場合には、前記交流電動機への電力供給を停止させる強制停止手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記切替制御手段は、前記交流電動機の停止時に、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を短絡させることを特徴とする。
本発明に係る加工機のテーブル駆動装置では、可動テーブルを高速・低トルクで駆動させる場合には、第1短絡手段を短絡することにより、第1のコイルによるスター結線で交流電動機を駆動する。また、可動テーブルを低速・高トルクで駆動させる場合には、第2短絡手段を短絡することにより、第1のコイルと第2のコイルの直列接続回路によるスター結線で交流電動機を駆動する。従って、可動テーブルを固定テーブルに接近させる場合、及び可動テーブルで加圧する場合の双方の動作を、交流電動機の容量を大型化することなく実行することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置を含む加工機の全体構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置の、NC制御装置及びモータの詳細な構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置に設けられる高速回転選択回路の詳細な構成を示す回路図である。 高速回転・低トルクの動作と、低速回転・高トルクの動作の、折り曲げ加工機特性、及びモータ回転−トルク特性を示す図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置による折り曲げ動作のタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置による折り曲げ動作時に、緊急停止が発生したときのタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置に設けられる高速回転選択回路の、変形例の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置に設けられる高速回転選択回路の、他の変形例の構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置に設けられる特性切替器の変形例の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置に設けられるテーブル駆動部の変形例の構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るテーブル駆動装置を含む折り曲げ加工機の全体構成を示す斜視図である。なお、本実施形態では、加工機の一例として折り曲げ加工機を例に挙げて説明する。
図1に示すように、折り曲げ加工機100は、左右に機械側板11a,11bを備えており、更に、各機械側板11a,11bの下方に固定された下部テーブル(固定テーブル)12と、該下部テーブル12の上側に設置され、下部テーブル12に対して昇降動可能とされた上部テーブル(可動テーブル)13と、を備えている。
上部テーブル13には上金型14が取り付けられ、下部テーブル12には下金型15が設けられている。更に、下部テーブル12には、材料突き当てゲージ16a,16b,16cが設けられており、該材料突き当てゲージ16a〜16cを調整することにより、加工対象となる材料を所望する位置に固定することができる。また、各機械側板11a,11bの上端にはそれぞれテーブル駆動部17,18が設けられ、更に、各テーブル駆動部17,18にはNC制御装置19、及び起動スイッチ20が接続されている。
図2は、テーブル駆動部17、NC制御装置19、及びその周辺機器の構成を模式的に示す説明図である。図2に示すように、テーブル駆動部17は、三相交流モータ(交流電動機;以下、単に「モータ」という)21と、該モータ21の出力軸に接続されてモータ21の回転角度(回転数)を検出するエンコーダ22と、モータ21の回転力を制動するブレーキユニット23、及びモータ21の回転に伴って昇降するスクリュー24を備えている。なお、図1に示すテーブル駆動部18についても同様の構成であるので構成説明を省略する。
そして、モータ21を正転、反転させることにより、スクリュー24を可逆的に回転させ、該スクリュー24の先端に接続された上部テーブル13を上方向、或いは下方向に動作させる。なお、本実施形態ではN相の交流電動機として三相交流モータを例に挙げて説明するが、四相以上の交流電動機を用いることも可能である。即ち、N=(3以上の整数)とすることができる。
また、図2に示すようにNC制御装置19は、総括的な制御を行うコントローラ31と、操作者による各種の入力操作を受け付ける操作スイッチ32と、各種の情報を表示する表示器33と、モータ21の駆動用電力及び各機器の計装用電力を供給する電源ユニット34と、モータ21に供給する三相交流電圧を生成するインバータ装置35と、後述する方式でモータ21の特性を切り替える特性切替器36と、上部テーブル13を駆動させるときの安全状態を監視する安全監視制御システム37と、を備えている。そして、インバータ装置35、及び特性切替器36はモータ21に接続されている。
コントローラ31は、例えば、CPU、RAM、ROMを備えるマイコンとして構成され、上部テーブル13の運転動作を制御するための各種のプログラムを実行することにより、後述するようにインバータ装置35、特性切替器36を含む各機器を制御する。
また、安全監視制御システム37は、安全監視装置41、及びフットスイッチ等の起動スイッチ20に接続されている。安全監視装置41は、光線式安全装置等のセンサを備え、例えば、作業者の指が上部テーブル13と下部テーブル12との間に挿入されて光線式安全装置の光を遮断した場合に、検知信号を出力する。
図3は、図2に示したNC制御装置19、及びモータ21の詳細な構成を示すブロック図である。図3に示すように、インバータ装置35は、インバータ回路51と、インバータ制御ユニット(切替制御手段)52、及びコンバータ回路54を備えている。
コンバータ回路54は、電源ユニット34より出力される商用電圧を直流電圧に変換して、インバータ回路51に出力する。
インバータ回路51は、MOSFETやIGBT等の6個の電子スイッチQ1〜Q6を備えており、各電子スイッチQ1〜Q6をスイッチングすることによりコンバータ回路54より出力される直流電圧を所望の周波数の三相交流電圧に変換してモータ21に供給する。即ち、電子スイッチQ1はU層の上アームとされ、Q2は下アームとされ、電子スイッチQ3はV層の上アームとされ、Q4は下アームとされ、電子スイッチQ5はW層の上アームとされ、Q6は下アームとされている。
そして、各電子スイッチQ1〜Q6の制御端子(例えば、MOSFETのゲート)は、インバータ制御ユニット52に接続されており、該インバータ制御ユニット52より出力される駆動信号により、各電子スイッチQ1〜Q6がオン、オフ動作して三相交流電圧を出力する。
インバータ制御ユニット52は、制御回路電源57を備えており、コントローラ31より出力される駆動信号に基づいて各電子スイッチQ1〜Q6に制御信号を出力する。また、安全監視制御システム37より出力されるオン、オフ信号に基づいて、制御回路電源57による電力供給を切り替える。即ち、安全監視制御システム37よりオフ信号が出力された場合には、制御回路電源57の出力を停止して、インバータ回路51の駆動を停止させる。また、当該インバータ制御ユニット52が正常に作動しているか否かを示す状態監視信号を安全監視制御システム37に出力する。
モータ21は、高速回転用コイル(第1のコイル)55U,55V,55W、及び高トルク用コイル(第2のコイル)56U,56V,56Wの合計6個のコイルを有しており、コイル55Uと56Uは直列に接続され、コイル55Vと56Vは直列に接続され、コイル55Wと56Wは直列に接続されている。また、各高速回転用コイル55U,55V,55Wと、各高トルク用コイル56U,56V,56Wの巻き線比は、例えば、1:9とされている。更に、モータ21には、該モータ21の回転角度、回転数を検出するエンコーダ22、及びモータ21の回転を制動するブレーキユニット23が接続されている。また、コイル55Uと56Uの接続線をUhとし、コイル55Vと56Vの接続線をVhとし、コイル55Wと56Wの接続線をWhとする。また、高トルク用コイル56Uの端部の接続線をUpとし、56Vの端部の接続線をVpとし、56Wの端部の接続線をWpとする。
図3に示す特性切替器36は、切替信号制御ユニット61と、高速回転選択回路(第1短絡手段)62、及び高トルク選択回路(第2短絡手段)63を備えている。切替信号制御ユニット61は、コントローラ31から安全監視制御システム37を経由して出力される切替信号に基づいて、モータ21を高速回転(低トルク)で駆動するか、或いは高トルク(低速回転)で駆動するかを決定し、高速回転で駆動する場合には高速回転選択信号を高速回転選択回路62に出力し、高トルクで駆動する場合には高トルク選択信号を高トルク選択回路63に出力する。
高速回転選択回路62は、例えば、図4に示すように3個のリレー接点R1(電磁開閉器等を用いることもできる)を有しており、高速回転選択信号(図では、「切替信号」と表記)が入力された場合には、各リレー接点R1を導通させることにより、各接続線Uh,Vh,Whを短絡させる。従って、図3に示すモータ21は、3個の高速回転用コイル55U,55V,55Wによるスター結線となって接続される。また、図4に示す高速回転選択回路62は、状態監視用接点R2を有しており、リレー接点R1の導通と連動して状態監視用接点R2が導通する。この状態監視用接点R2の両端の電圧は状態監視信号として安全監視制御システム37に出力される。即ち、安全監視制御システム37は、接点R2が開放されているときには、各接続線Uh,Vh,Whが開放していることを認識でき、接点R2が導通しているときには、各接続線Uh,Vh,Whが短絡していることを認識できる。つまり、状態監視用接点R2及び安全監視制御システム37は状態監視手段としての機能を備える。
また、図3に示す高トルク選択回路63も、図4に示した高速回転選択回路62と同様に、3個のリレー接点と状態監視用接点を有し、高トルク選択信号が入力された場合には、各リレー接点を導通させることにより、図3に示す各接続線Up,Vp,Wpを短絡させる。従って、モータ21は、55Uと56Uを直列接続したコイルと、55Vと56Vを直列接続したコイルと、55Wと56Wを直列接続したコイルの、3つのコイルによるスター結線となって接続される。
安全監視制御システム37は、起動スイッチ20より出力される起動信号、安全監視装置41より出力される監視信号、特性切替器36より出力される状態監視信号、及びインバータ制御ユニット52より出力される状態監視信号に基づいて、モータ21の駆動に異常が生じた場合、或いは装置の安全状態に異常が発生した場合に、インバータ回路51による電圧供給を停止させて、モータ21を停止させる。即ち、安全監視制御システム37は強制停止手段としての機能を備える。
次に、折り曲げ加工機100の特性、及びモータ21の特性について、図5(a)〜(c)に示す特性図を参照して説明する。図5(a)に示すように、折り曲げ加工機100は、上部テーブル13を昇降させる場合(接近、型開き動作)にはテーブル速度を速くし、且つ加圧能力を低下させる。即ち、図5(a)の曲線S1に示す特性で動作する。また、下部テーブル12に設置された材料を加圧して折り曲げ加工する際には、上部テーブル13のテーブル速度(下降速度)を低下させ、その分、加圧能力を高くする。即ち、図5(a)の曲線S2に示す特性で動作する。
そして、図5(a)の曲線S1,S2の双方の特性で上部テーブル13を駆動するために、モータ21を、図5(b)に示す曲線S3,S4の特性に適宜切り替えて制御する。即ち、上部テーブル13を昇降(接近、型開き動作)させる際には、高速・低トルク(曲線S3に示すの特性)でモータ21を駆動させ、上部テーブル13による材料の加圧を行う際には、低速・高トルク(曲線S4の特性)でモータ21を駆動させる。この切り替え操作は、特性切替器36の動作により行うことができる。
具体的には、高速・低トルクでモータ21を駆動する場合には、高速回転選択回路62を短絡させ、高速回転用コイル55U、55V、55Wによるスター結線を形成してコイルに電流を流す。一方、低速・高トルクでモータ21を駆動する場合には、高トルク選択回路63を短絡し、且つ高速回転選択回路62を開放させ、高速回転用コイル55U、55V、55Wと、高トルク用コイル56U、56V、56Wとの直列接続によるスター結線を形成してコイルに電流を流す。
このような切り替え操作を行うことにより、図5(b)に示す曲線S3,S4の双方の特性を得ることができる。つまり、モータ21の特性を切り替えずに、上部テーブル13を昇降させる際に高速度で駆動させ、且つ折り曲げ加工時の加圧時に高トルクで駆動させる場合の、双方の機能を有するモータを選定すると、図5(c)の曲線S5に示すように、必要以上の特性を備えるモータが必要となる。しかし、本実施形態では、高速回転用コイル55U,55V,55Wと高トルク用コイル56U,56V,56Wの接続状態を適宜切り替えることにより、図5(c)の曲線S6に示す特性とすることができるので、モータの容量を縮小することが可能となる。
次に、上述のように構成された本実施形態に係るテーブル駆動装置の作用について、図6に示すタイミングチャートを参照して説明する。図6において、(a)は上部テーブル13の位置を示し、(b)は上部テーブルの速度を示す。なお、プラスは上昇速度を示しマイナスは下降速度を示す。また、図6において、(c)は上部テーブル13の加圧力を示し、(d)はモータ21の回転数を示し、(e)はモータ21の発生トルクを示し、(f)は起動スイッチ20の状態を示し、(g)は高速回転選択信号の状態を示し、(h)は高トルク選択信号の状態を示し、(i)は制御回路電源57の状態を示し、(j)はブレーキユニット23の状態を示し、(k)は安全監視装置41の状態を示し、(l)は上部テーブル13の方向(上昇、または下降)を示している。
初期的には、上部テーブル13は、下部テーブル12から離間した上方に位置して、型開き状態とされている。そして、図6に示す時刻t1にて起動スイッチ20をオンとすると、その後、時刻t2において、(h)に示すように高トルク選択信号がオフとなる。即ち、図3に示す接続線Uh,Vh,Whが短絡され、接続線Up,Vp,Wpが開放される。また、(i)に示すように制御回路電源57がオンとなり、(k)に示すように安全監視装置41がオンとなる。なお、時刻t2以前では、高速回転選択信号、及び高トルク選択信号の双方がオンとされ、図3に示す接続線Uh,Vh,Whが短絡し、接続線Up,Vp,Wpが短絡するので、各高トルク用コイル56U,56V,56Wの端部が短絡されることとなり、これがモータ21の回転を制動するダイナミックブレーキとしての機能を発揮する。更に、時刻t3において、(j)に示すようにブレーキユニット23がオンとなって、上部テーブル13の駆動準備が完了する。
その後、時刻t4において、コントローラ31の制御によりインバータ制御ユニット52に駆動指令信号が出力され、該インバータ制御ユニット52よりインバータ回路51にスイッチング信号が出力される。その結果、インバータ回路51より交流電圧が生成され、モータ21のU相、V相、W相に三相交流電圧が出力されるので、モータ21は高速度で回転を開始する。即ち、図6(a)に示すように、上部テーブル13が下降を開始する。このとき、上部テーブル13の速度、モータ21の回転数、及び発生トルクは、図6(b)、(d)、(e)のように変化する。
そして、上部テーブル13が下部テーブル12に接近し、時刻t5で所定のミュートポイント(停止位置)に達すると、モータ21を停止させる。その後、図6(h)に示すように、高トルク選択信号をオンとし、更に、高トルク選択信号のオンが確認された後に、(g)に示すように、高速回転選択信号をオフとし、且つ(k)に示すように、安全監視装置41をオフとする。
従って、接続線Up,Vp,Wpが短絡された後に、接続線Uh,Vh,Whが開放されることとなり、双方が共に開放されることを回避できる。換言すれば、高速回転選択回路62と高トルク選択回路63のうち少なくとも一方が短絡されている状態を維持することができる。
その後、時刻t6において、インバータ回路51より三相交流電圧が出力されるので、モータ21は回転を開始する。この際、高トルク選択信号がオンとされているので、モータ21は、高トルク・低速度で回転することとなり、図6(a)に示すように、上部テーブル13は低速度で下降を開始する。そして、図6(c)に示すx1にて上部テーブル13に設けられた上金型14が材料と接触して、上金型14と下金型15による折り曲げ加工が開始され、材料が所望の形状に折り曲げられる。このとき、上部テーブル13の加圧力は図6(c)のように変化し、モータ発生トルクは図6(e)のように変化する。
そして、時刻t7で上部テーブル13が最終到達点(下部テーブル12に最も接近する位置)に達すると、その後、時刻t8までの間上金型14による加圧が継続され、折り曲げ加工が完了する。このとき、図6(l)に示すように、時刻t9までの間に圧抜き動作が行われる。その結果、図6(c)に示すように、上部テーブル13の加圧力が低下し、且つ、図6(e)に示すように、モータ発生トルクが低下することとなる。
その後、特性切替器36の制御により、(g)に示すように高速回転選択信号がオンとされ、その後、(h)に示すように高トルク選択信号がオフとされる。即ち、高速回転選択信号及び高トルク選択信号の双方が共にオフとされることが回避される。
時刻t9にて、モータ21が回転(上昇方向に向く回転)を開始すると、上部テーブル13は高速で上昇を開始し、時刻t10で初期位置(始動開始位置)に到達すると、モータ21の駆動が停止され、図6(j)に示すように、ブレーキユニット23がオフとされる。その後、時刻t11で(h)に示すように高トルク選択信号がオンとなる。即ち、折り曲げ加工が終了し、且つモータ21が停止している場合には、高速回転選択回路62、及び高トルク選択回路63の双方が短絡状態とされる。また、(i)に示すように、制御回路電源57がオフとなる。
こうして、上部テーブル13を上昇、及び下降させる際には、各接続線Uh,Vh,Whを短絡させて、高速回転用コイル55U,55V,55Wによるスター結線とし、材料を加圧する際には、各接続線Uh,Vh,Whを開放し、且つ各接続線Up,Vp,Wpを短絡させて、コイル55Uと56U,55Vと56V,55Wと56Wによるスター結線としてモータ21を駆動させるので、高速度・低トルクによる駆動と、低速度・高トルクによる駆動を切り替えて材料を加工することができる。
次に、安全監視装置41による緊急停止時の動作について、図7に示すタイミングチャートを参照して説明する。図7において、(a)は上部テーブル13の位置を示し、(b)は上部テーブルの速度を示す。なお、プラスは上昇速度を示しマイナスは下降速度を示す。また、図7において、(c)はモータ21の回転数を示し、(d)は起動スイッチ20の状態を示し、(e)は高速回転選択信号の状態を示し、(f)は高トルク選択信号の状態を示し、(g)は制御回路電源57の状態を示し、(h)はブレーキユニット23の状態を示し、(i)は安全監視装置41の状態を示し、(j)は安全監視装置41に設けられる光線式安全装置のセンサ出力を示している。
図7に示す時刻t21にて起動スイッチ20をオンとすると、その後、時刻t22において、(f)に示すように高トルク選択信号がオフとなる。即ち、図3に示す接続線Uh,Vh,Whが短絡され、接続線Up,Vp,Wpが開放される。また、(g)に示すように制御回路電源57がオンとなり、(i)に示すように安全監視装置41がオンとなる。なお、時刻t22以前では、高速回転選択信号、及び高トルク選択信号の双方がオンとされ、図3に示す接続線Uh,Vh,Whが短絡し、接続線Up,Vp,Wpが短絡するので、各高トルク用コイル56U,56V,56Wの端部が短絡されることとなり、これがモータ21の回転を制動するブレーキとしての機能を発揮する。更に、時刻t23において、(h)に示すようにブレーキユニット23がオンとなって、上部テーブル13の駆動準備が完了する。
その後、時刻t24において、コントローラ31の制御によりインバータ制御ユニット52に駆動指令信号が出力され、該インバータ制御ユニット52よりインバータ回路51にスイッチング信号が出力される。その結果、インバータ回路51より交流電圧が生成され、モータ21のU相、V相、W相に三相交流電圧が出力されるので、モータ21は高速度で回転を開始する。即ち、図7(a)に示すように、上部テーブル13が下降を開始する。このとき、上部テーブル13の速度、及びモータ21の回転数は、図7(b)、(c)のように変化する。
そして、上部テーブル13が下降中の時刻t25において、光電式安全装置のセンサによる遮光が検知されると(例えば、操作者の指が光線を遮った場合等)、安全監視制御システム37により、上部テーブル13の下降が強制的に停止される。その後、時刻t26にて図7(f)に示すように高トルク選択信号がオンとなり、(g)に示すように制御回路電源57がオフとなり、(h)に示すようにブレーキユニット23がオフとなる。
従って、上部テーブル13の下降が停止した状態で、モータ21への電圧供給が停止し、更に、高速回転選択回路62、及び高トルク選択回路63の双方が短絡状態となる。このため、高トルク用コイル56U,56V,56Wの一端側、及び他端側の双方が短絡状態となり、モータ21の回転を制動する。その結果、上部テーブル13を緊急停止した位置での停止状態を維持することができる。
また、図6に示した折り曲げ加工動作中において、何らかの原因で高速回転選択回路62、及び高トルク選択回路63の双方が共に開放状態となった場合には、図3に示す制御回路電源57の出力を停止させて、インバータ装置35を強制的に停止させる。即ち、図4に示したように、高速回転選択回路62は状態監視用接点R2を備えており、同様に、高トルク選択回路63も同様に状態監視用接点(図示省略)を備えているので、これらの接点が共にオフとなったことが検出された場合には、何らかのトラブルが生じたものと判断し、特性切替器36より状態監視信号が出力され、安全監視制御システム37はこの状態監視信号に基づいて制御回路電源57を強制的に遮断して、インバータ装置35を停止させ、ひいては上部テーブル13の動作を停止させる。こうして、高速回転選択回路62、または高トルク選択回路63に異常が発生した場合に、モータ21の駆動を停止させることができる。
このようにして、本実施形態に係る加工機のテーブル駆動装置では、三相交流モータの各層のコイルを、高速回転用コイル55U,55V,55Wと、高トルク用コイル56U,56V,56Wの直列接続回路として構成し、接近動作時や型開き動作時等の上部テーブル13を高速・低トルクで駆動させる場合には、高速回転選択回路62を短絡させることにより高速回転用トルクのみによるスター結線を形成し、加圧動作を行う場合で上部テーブル13を低速・高トルクで駆動させる場合には、高速回転選択回路62を開放し、且つ高トルク選択回路63を短絡させることにより、高速回転用コイルと高トルク用コイルの双方によるスター結線を形成して、モータ21を駆動させる。
従って、特性切替器36を操作することにより、上部テーブル13を高速で駆動する場合と、高トルクで駆動する場合を容易に切り替えることができ、減速機構等の大がかりが装置を必要とせず、また、モータ21の容量を大型化することなく簡単な構成で高速・低トルクの駆動と低速・高トルクの駆動を切り替えることができる。
また、高速・低トルク動作から低速・高トルク動作に切り替えられるとき、及び低速・高トルク動作から高速・低トルク動作に切り替えられるときには、一旦、高速回転選択回路62と、高トルク選択回路63の双方を短絡状態とし、その後、開放動作が行われるので、高速回転選択回路62及び高トルク選択回路63の双方が共に開放されることが回避される。従って、上部テーブル13を確実に制動させることができる。
更に、上部テーブル13が停止している場合には、高速回転選択回路62、及び高トルク選択回路63の双方が短絡する。即ち、各接続線Uh,Vh,Whが短絡し、且つ、各接続線Up,Vp,Wpが短絡するので、高トルク用コイル56U,56V,56Wがモータ21の回転を制動するブレーキとしての役割を果たす。従って、停止状態とされている上部テーブル13が落下する等のトラブルの発生を回避することができる。即ち、高トルク用コイルは、上部テーブル13が急停止した場合、制動用のダイナミックブレーキ用の発電コイルとして用いることができる。
また、安全監視装置41が作動して上部テーブル13が緊急停止した場合には、ブレーキユニット23によりモータ21の回転を停止させると共に、高速回転選択回路62、及び高トルク選択回路63の双方を短絡させることにより、上述したように高トルク用コイル56U,56V,56Wをモータ21の回転を制動するブレーキとして作用させることができるので、上部テーブル13の停止状態を維持することができる。
なお、上述した実施形態では、上部テーブル13にテーブル駆動部17,18を搭載し、該上部テーブル13を下降させて材料を加工する例について説明したが、上部テーブル13が固定され、下部テーブル12が上昇して各テーブル12,13が相対的に接近し、材料を加工するタイプの加工機についても本発明を適用することができる。この場合には、下部テーブル12にテーブル駆動装置を設ける構成とすれば良い。
次に、高速回転選択回路62の変形例について、図8、図9に示す回路図を参照して説明する。図8は、第1の変形例に係る高速回転選択回路62aを示す回路図であり、該高速回転選択回路62aには、2個のダイオードの直列接続が3系統設けられ、2個のダイオードの接続点にそれぞれ接続線Uh,Vh,Whが接続されている。また、電子スイッチTr1、及び抵抗R10が設けられ、電子スイッチTr1をオンとすることにより、2個のダイオードの直列接続の両端を短絡させる。即ち、電子スイッチTr1をオンとすることにより、各接続線Uh,Vh,Whを短絡することができ、電子スイッチTr1をオフとすることにより、各接続線Uh,Vh,Whを開放することができる。そして、トランジスタTr1の両端に設けられた電圧計により、この短絡状態を検出することができる。具体的には、電圧計にて検出される電圧が0ボルトである場合に、短絡状態であることを認識できる。そして、図3に示す特性切替器36より出力する状態監視信号とすることができる。なお、高トルク選択回路63についても同様の構成とすることができる。
図9は、第2の変形例に係る高速回転選択回路62bを示す回路図であり、該高速回転選択回路62bには、2個のダイオードの直列接続が3系統設けられ、2個のダイオードの接続点にそれぞれ接続線Uh,Vh,Whが接続されている。また、電子スイッチTr2、及び抵抗R13が設けられ、電子スイッチTr2をオンとすることにより、2個のダイオードの直列接続の両端を短絡させる。即ち、電子スイッチTr2をオンとすることにより、各接続線Uh,Vh,Whを短絡することができ、電子スイッチTr2をオフとすることにより、各接続線Uh,Vh,Whを開放することができる。
また、トランジスタTr1の両端には、抵抗R11とR12の直列接続回路が設けられ、この接続点の電圧を、比較器A1を用いて、比較基準電圧と比較することにより、短絡状態を検出することができる。即ち、接続点の電圧が0ボルトである場合に、短絡状態であることを認識できる。そして、比較器A1の出力信号を図3に示す特性切替器36より出力する状態監視信号とすることができる。なお、高トルク選択回路63についても同様の構成とすることができる。
次に、特性切替器36の変形例について、図10を参照して説明する。本実施形態では、図10(a)に示すように、NC制御装置19内に特性切替器36を設ける例について説明したが、図10(b)に示すように、テーブル駆動部17(18)に特性切替器36を設ける構成とすることも可能である。
次に、テーブル駆動部17(18)の変形例について、図11を参照して説明する。本実施形態では、図11(a)に示すように、テーブル駆動部17の内部にナットを実装し、モータ21の駆動により該ナットを回転させることにより、スクリューを上下方向に移動させる方式を採用したが、図11(b)に示すように、テーブル駆動部17の外部にナット71を設け、該ナット71を回転させることによりスクリュー24を上下方向に移動させる方式、或いは、図11(c)に示すように、タイミングプーリ74、及びタイミングベルト72を用いてモータ21の回転動力を、ナット71、或いはスクリュー24に伝達して上部テーブル13を昇降させる方式とすることも可能である。図11(c)の場合には、リニアスケール73を設けて上部テーブル13の位置を検出すれば良い。
以上、本発明の加工機のテーブル駆動装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
本発明は、モータの容量を大型化することなくテーブルを高速駆動、及び高トルク駆動させることに利用することができる。
11a,11b 機械側板
12 下部テーブル
13 上部テーブル
14 上金型
15 下金型
16a〜16c 突き当てゲージ
17,18 テーブル駆動部
19 NC制御装置
20 起動スイッチ
21 モータ(三相交流モータ)
22 エンコーダ
23 ブレーキユニット
24 スクリュー
31 コントローラ
32 操作スイッチ
33 表示器
34 電源ユニット
35 インバータ装置
36 特性切替器
37 安全監視制御システム
41 安全監視装置
51 インバータ回路
52 インバータ制御ユニット
54 コンバータ回路
55U,55V,55W 高速回転用コイル
56U,56V,56W 高トルク用コイル
57 制御回路電源
61 切替信号制御ユニット
62 高速回転選択回路
63 高トルク選択回路
71 ナット
72 タイミングベルト
73 リニアスケール
74 タイミングプーリ
100 折り曲げ加工機
Q1〜Q6 電子スイッチ

Claims (5)

  1. 上部テーブル及び下部テーブルのうち一方を可動テーブル、他方を固定テーブルとし、前記可動テーブルを駆動することにより材料を加工する加工機の、前記可動テーブルを駆動するテーブル駆動装置において、
    前記可動テーブルを駆動させるN相(Nは3以上の整数)の交流電動機を備え、該交流電動機の各相のコイルは、それぞれ第1のコイルと第2のコイルの直列接続回路からなり、
    更に、
    前記各相の、第1のコイルと第2のコイルの接続点どうしの短絡、開放を切り替える第1短絡手段と、
    前記各相の、第2のコイルの端点どうしの短絡、開放を切り替える第2短絡手段と、
    前記可動テーブルの高速駆動時には、前記第1短絡手段を短絡し、前記可動テーブルの高トルク駆動時には、前記第2短絡手段を短絡し且つ前記第1短絡手段を開放するように制御する切替制御手段と、を備え、
    前記切替制御手段は、前記可動テーブルを高速駆動から高トルク駆動に切り替えるとき、及び、前記可動テーブルを高トルク駆動から高速駆動に切り替えるときには、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を一時的に短絡状態とすること
    を特徴とする加工機のテーブル駆動装置。
  2. 前記切替制御手段は、前記交流電動機の停止時に、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を短絡させることを特徴とする請求項1に記載の加工機のテーブル駆動装置。
  3. 前記切替制御手段は、前記可動テーブルを前記固定テーブルに対して接近動作、及び型開き動作する場合に前記可動テーブルを高速駆動とし、前記可動テーブルを前記固定テーブルに対して加圧動作する場合に前記高トルク駆動とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加工機のテーブル駆動装置。
  4. 上部テーブル及び下部テーブルのうち一方を可動テーブル、他方を固定テーブルとし、前記可動テーブルを駆動することにより材料を加工する加工機の、前記可動テーブルを駆動するテーブル駆動装置において、
    前記可動テーブルを駆動させるN相(Nは3以上の整数)の交流電動機を備え、該交流電動機の各相のコイルは、それぞれ第1のコイルと第2のコイルの直列接続回路からなり、
    更に、
    前記各相の、第1のコイルと第2のコイルの接続点どうしの短絡、開放を切り替える第1短絡手段と、
    前記各相の、第2のコイルの端点どうしの短絡、開放を切り替える第2短絡手段と、
    前記可動テーブルの高速駆動時には、前記第1短絡手段を短絡し、前記可動テーブルの高トルク駆動時には、前記第2短絡手段を短絡し且つ前記第1短絡手段を開放するように制御する切替制御手段と、
    前記第1短絡手段の短絡、開放状態、及び前記第2短絡手段の短絡、開放状態を検出する状態監視手段と、
    前記状態監視手段により、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方が開放であることが検出された場合には、前記交流電動機への電力供給を停止させる強制停止手段と、
    を備えたことを特徴とする加工機のテーブル駆動装置。
  5. 前記切替制御手段は、前記交流電動機の停止時に、前記第1短絡手段、及び前記第2短絡手段の双方を短絡させることを特徴とする請求項4に記載の加工機のテーブル駆動装置。

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