JP5706731B2 - 柱部材の接続構造および塔状構造物の構築方法 - Google Patents
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Description
その一方、遠心成型による柱部材の製作では、一般的に1/300程度の誤差が発生する可能性があるといわれている。
レベル調整プレートには、柱部材の突合せ面と隙間がほとんど形成されることなく接触しているため、信頼性が高い。
また、ガセットプレートおよびスプライスプレートは上下方向に沿って延在するため、軸方向に沿って配設される長尺物の設置の妨げとなることがない。
上柱部材10および下柱部材20は、突合せ面にレベル調整プレート30が介設された状態で、連結部材40を介して接続されている。
本体部11の構成は限定されるものではなく、例えば、鉄筋コンクリートであってもよいし、プレストレスコンクリートであってもよい。
上鋼管12は、本体部11の下端部の外周囲を覆うように配設されている。なお、上鋼管12は、円形断面であって、外径が本体部11の外径と同じ大きさである。本体部11の下端部は縮径されていて、この縮径部分が上鋼管12内に挿入された状態となっている。
本体部21の構成は限定されるものではなく、例えば、鉄筋コンクリートであってもよいし、プレストレストコンクリートであってもよい。
下鋼管22は、本体部21の上端部の外周囲を覆うように配設されている。なお、下鋼管22は、円形断面であって、外径が本体部21の外径と同じ大きさである。本体部21の下端部は縮径されていて、この縮径部分が下鋼管22内に挿入された状態となっている。
柱部材10,20の形成は、上ガセットプレート14が固着された上鋼管12を型枠の一端部にセットするとともに、下ガセットプレート24が固着された下鋼管22を型枠の他端部にセットして、所定の配筋を行った後、型枠内にコンクリートを打設して遠心成形することにより行う。なお、柱部材10,20は、必ずしも上鋼管12および下鋼管22の両方を備える必要はない。
本実施形態では、レベル調整プレート30の中央部に、柱部材10,20の中空部13,23と同形状の貫通孔31が形成されている。
下柱部材20の立設は、柱軸がなるべく垂直になるように行う。
なお、本実施形態では、上面に対する下面の傾斜角度(0°も含む)が異なる複数種のレベル調整プレート30,30,…を予め製造しておく。
つまり、図3の(a)に示すように、下柱部材20の製造精度や建て方精度により、下柱部材20の上端面が水平線HLに対して傾斜している場合には、上下面の一方の面が他方の面に対して傾斜しているレベル調整プレート30(図2の(c)または(d))を選んで配置する。一方、下柱部材20の上端面が水平線HLと略平行する場合は、上面と下面が平行に形成されたレベル調整プレート30(図2の(b)参照)を配置すればよい。
上柱部材10をレベル調整プレート30の上面に配置したら、上下に隣り合う上ガセットプレート14および下ガセットプレート24を一対のスプライスプレート41,41により挟むとともにボルトB,B,…を締着することで、上柱部材10と下柱部材20とを連結する(図1の(a)参照)。
また、上下のガセットプレート14,24と一対のスプライスプレート41,41により曲げ耐力を確保しているため、高性能の塔状構造物が構築される。
また、既設部材を組み合わせて構築するため、施工性に優れている。
レベル調整プレートは、上側の柱部材や下側の柱部材に対して固定していてもよい。
また、上鋼管および下鋼管を覆うカバー部材を配置してもよいし、当該カバー部材はスプライスプレートと一体に形成されていてもよい。
10 上側の柱部材
12 上鋼管
14 上ガセットプレート
20 下側の柱部材
22 下鋼管
24 下ガセットプレート
30 レベル調整プレート
40 連結部材
41 スプライスプレート
Claims (2)
- 上下方向で突き合わされた柱部材同士を接合する柱部材の接続構造において、
上側の柱部材の下端部に設けられた上鋼管と、
下側の柱部材の上端部に設けられた下鋼管と、
前記上鋼管と前記下鋼管との突合せ面全面に当接したレベル調整プレートと、
前記上鋼管と前記下鋼管とを連結するスプライスプレートと、を備え、
前記レベル調整プレートは、一方の面が他方の面に対して傾斜した形状を有しており、
前記上鋼管の外側面には、上下方向に沿って延在する複数の上ガセットプレートが周方向に間隔をあけて設けられており、
前記下鋼管の外側面には、上下方向に沿って延在する複数の下ガセットプレートが周方向に間隔をあけて設けられており、
上下に隣り合う前記上ガセットプレートおよび前記下ガセットプレートが、一対の前記スプライスプレートによって把持されていることを特徴とする、柱部材の接続構造。 - 下側の柱部材を立設する第一工程と、
前記下側の柱部材の上端面に、レベル調整プレートを配置する第二工程と、
前記レベル調整プレートの上面に上側の柱部材を配置するとともに当該上側の柱部材を前記下側の柱部材に接続する第三工程と、を備える塔状構造物の構築方法であって、
前記レベル調整プレートは、一方の面が他方の面に対して傾斜しているとともに前記柱部材の端面全面が当接可能な平面形状を有しており、
前記第二工程では、前記レベル調整プレートを前記下側の柱部材の上端面の上において、回転させることにより当該レベル調整プレートの上面が水平になるように設置し、
前記第三工程では、前記上側の柱部材の外側面に設けられた上ガセットプレートと前記下側の柱部材の外側面に設けられた下ガセットプレートとを一対のスプライスプレートを利用して摩擦接合することによって前記上側の柱部材と前記下側の柱部材とを連結することを特徴とする、塔状構造物の構築方法。
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