JP5706239B2 - タイヤ製造方法及びクッションゴム - Google Patents

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本発明は、タイヤの製造方法に関し、より詳細には外観に優れたタイヤを製造することが可能な方法に関する。
従来、タイヤの土台となる台タイヤと、当該台タイヤの外周面に配置され、路面と接地するトレッドゴムとを一体化して形成されるタイヤの製造方法としては、まず台タイヤの外周面にトレッドゴムを貼り付けるための貼付面を形成し、当該貼付面に未加硫のクッションゴムを配置する。その後、クッションゴムを介して貼付面に帯状のトレッドゴムを載置し、さらに台タイヤに沿って巻き付けられるトレッドゴムの端面同士をクッションゴムにより接合する。そして、クッションゴムにより一体化された台タイヤ及びトレッドゴムを加硫缶と呼ばれる加硫装置内に投入することにより、台タイヤとトレッドゴムとが分離不能に一体化された最終製品としてのタイヤを得る方法が知られている。
例えば、特許文献1には、トレッドゴムの幅方向両端部にトレッドゴムよりも薄肉状のひれ部を形成することにより、台タイヤとトレッドゴムとの境界に段差等が生じることを防止して、外観が優れたタイヤを得る方法が提案されている。
しかしながら、上記方法にあっては、台タイヤとトレッドゴム間に存在するクッションゴムについては考慮されているものの、トレッドゴムの端面間に存在するクッションゴムについては考慮されておらず、加硫時においてトレッドゴムの端面間に存在するクッションゴムの流出により外観が損なわれることが懸念される。
具体的には、加硫時においてトレッドゴムの端面間に存在するクッションゴムが、トレッドゴムの表面上に流出し、トレッドゴムの踏面側に形成されたトレッド溝を埋めてしまう事態が想定され、トレッド溝の外観を損ねるとともに、固化したクッションゴムがトレッド溝の排水性を妨げる堰として機能してしまうことが懸念される。
特開2000−79641号公報
そこで本発明は、上記課題を解決するため、トレッドゴムの端面の間に介在する未加硫のクッションゴムの流出を確実に防止し、製品としてのタイヤの外観及び機能に悪影響を与えることのないタイヤの製造方法を提供する。
前記課題を解決するための態様として、未加硫のクッションゴムが配置された台タイヤのトレッド貼付面に帯状のトレッドゴムを円周方向に沿って巻き付け、未加硫のクッションゴムを加硫することによりタイヤを製造する態様であって、トレッド貼付面に巻き付けられるトレッドゴムの巻き付け方向端面同士を、当該端面の断面形状と同一の断面形状に予め形成されたクッションゴムにより接合する工程を含むものとした。
本態様によれば、トレッド貼付面に巻き付けられるトレッドゴムの巻き付け方向端面同士が当該端面の断面形状と同一の断面形状を有するクッションゴムにより接合されることから、未加硫のクッションゴムがトレッドゴムの表面に流出し難くなり、加硫後のトレッド表面に固化したクッションゴムが残存することを確実に防止できる。
また、他の態様として、巻き付け方向端面を含むトレッドゴムの領域に、トレッドゴムに形成されたトレッド溝に合致する加硫パッドを配設する工程を含むものとした。
本態様によれば、巻き付け方向端面を含むトレッドゴムの領域に、トレッドゴムに形成されたトレッド溝に合致する加硫パッドが配設されることから、巻き付け方向端面に存在するクッションゴムが流出する空間がなくなるため、クッションゴムがトレッドゴムの表面に流出し、加硫後のトレッド溝に固化したクッションゴムが残存することをより確実に防止できる。
また、他の態様として、加硫パッドが配設されるトレッドゴムの領域に、トレッド溝と連通する複数の凹部を形成する工程を含む態様とした。
本態様によれば、前記態様から生じる効果に加え、未加硫のクッションゴムがトレッドゴム及び加硫パッドの境界を伝ってトレッドゴムの表面に流出した場合であっても、流出したクッションゴムがトレッド溝と連通する複数の凹部内に流れ込むため、トレッド溝内において、固化したクッションゴムが残存することをより確実に防止できる。
台タイヤとトレッドゴムとの関係を示す斜視図である。 トレッドゴムの接合部を示す拡大斜視図である。 加硫パッドを示す斜視図である。 加硫パッドをトレッドゴムの外周面に配置した状態を示す径方向断面図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、加硫済みの台タイヤ1と当該台タイヤ1に貼付される加硫済みのトレッドゴム3とを示す斜視図である。以下、同図を用いて、製品としてのタイヤの製造方法について説明する。
同図においてタイヤの土台となる台タイヤ1は、概略、切削工程、トレッドゴム貼付工程及び加硫工程を経て製品としての機能を発揮し得るタイヤとして製造される。
台タイヤ1には、例えば使用済みのタイヤのトレッドゴムや、予め成型された台タイヤ製造用タイヤの外周面を図外のバフ掛け装置によって切削することにより、円周方向の外周面に沿ってトレッド貼付面1Aが形成される。台タイヤ1のトレッド貼付面1Aは、クッションゴムとの定着のし易さを考慮して目粗しされた状態であって、円周方向に沿って均一に形成される。
切削工程においてトレッド貼付面1Aが形成された台タイヤ1は、トレッド貼付工程へと搬送される。トレッド貼付工程においては、台タイヤ1を図外の保持装置にセットし、台タイヤ1に内圧を加えた状態で保持する。そして、内圧が印加された状態の台タイヤ1のトレッド貼付面1Aには、円周方向に沿って均一の厚さとなるようにクッションゴム2が配置される。クッションゴム2は、トレッド貼付面1Aの全域を覆うように帯状に成形された未加硫のゴム部材であって、後の加硫工程において加硫が進行することにより台タイヤ1とトレッドゴム3とを強固に一体化させた状態で固化する。
クッションゴム2の配置が完了すると、台タイヤ1のトレッド貼付面1Aには、予め加硫成形されたトレッドゴム3が台タイヤ1の円周方向に沿って巻き付けられる。
トレッドゴム3は、台タイヤ1のトレッド貼付面1Aの周長と略同一の長さに加硫成形された帯状のゴム部材である。
トレッドゴム3は、台タイヤ1のトレッド貼付面1Aに沿って、円周方向に巻き付けられ、巻き付け方向の端面(以下、巻付開始端面という)3a及び端面(巻付終了端面)3b同士を突き合わせた状態で接合される。巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間には、図2に示す形状のクッションゴム4が介在しており、トレッドゴム3はクッションゴム2及びクッションゴム4の接着力により台タイヤ1と予備的に一体化される。
トレッドゴム3における路面と接地する踏面側には、複数のトレッド溝により区画されたトレッドブロックを有するトレッドパターンが形成される。なお、図示においては、所謂ブロックパターンを例示するがリブ溝型、ラグ溝型等、他の如何なるトレッドパターンであってもよい。
図2(a)は、トレッドゴム3の接合部Pを示す拡大斜視図である。
同図に示すように、トレッドゴム3の巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間には、巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの断面形状と同一形状を有するクッションゴム4が介在する。同図に示すように巻付開始端面3aと巻付終了端面3bの断面形状は、トレッドゴム3の踏面側に形成されるトレッドパターンに依存する。
以下、本実施形態におけるトレッドゴム3のトレッドパターンについて概説する。
トレッドゴム3における巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの近傍には、円周方向に延在する複数のトレッド溝11乃至15と、当該トレッド溝11乃至15と幅方向に延在するトレッド溝によって区画される複数のトレッドブロック16乃至21が設けられており、巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの断面形状は、複数のトレッド溝11乃至15によって形成される凹部と、複数のトレッドブロック16乃至21によって形成される凸部とが組み合わされた形状である。
また、巻付開始端面3a側のトレッド溝11乃至15と、巻付終了端面3b側のトレッド溝11乃至15とは、突き合わされた状態においてそれぞれ形状が一致するように成型、或いは、切断されている。よって、巻付開始端面3aと巻付終了端面3bが接合されると巻付開始端面3a及び巻付終了端面3b同士は形状が一致し、タイヤ円周方向に沿って所定のピッチパターンにより複数のトレッドブロックが配列された状態となる。
未加硫のクッションゴム4は、クッションゴム2と同一の組成により形成されるシート状のゴム部材であって、例えば0・5mm程度の厚さに成型される。また、クッションゴム4は、上記形状を有する巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの断面形状と同一の断面形状を有するように形成される。
より詳細には、クッションゴム4には、複数のトレッド溝11乃至15によって形成される凹部と対応する凹部31乃至35が形成され、さらに、複数のトレッドブロック17乃至20によって形成される凸部と対応する凸部36乃至39が形成される。
このように、クッションゴム4の半径方向断面形状を巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの半径方向断面形状と同一の断面形状とすることにより、巻付開始端面3a及び巻付終了端面3b同士を突き合わせた状態において、トレッド溝11乃至15にクッションゴム4が露出することがなくなるため、加硫されることにより溶融したクッションゴム4がトレッド溝11乃至15内で固化,定着し、接合されたトレッド溝11乃至15同士の連通を妨げる堰となることを確実に防止することが可能となる。
クッションゴム4の成型方法としては、例えば、所望の厚さに延展されたシート状の未加硫ゴムを予め形成した型により打ち抜き、断面形状が巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの断面形状と同一のクッションゴム4を成型する方法が挙げられる。また、クッションゴム4のその他の成型方法としては、予め巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの断面形状と一致する形状に成形された長尺の未加硫ゴムを所定の厚さごとに切断することにより成型してもよい。
図2(b)は、トレッドゴム3の接合部Pの一部を拡大して示す斜視図である。以下、同図を用いて、トレッドゴム3に必要に応じて形成される凹部40について説明する。同図に示すように凹部40は、巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの近傍に位置するトレッドブロック16乃至21の側面に形成される。
より詳細には、凹部40は、巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間からトレッド溝11乃至15内に流れ込むクッションゴム4が到達可能な位置に設けられる。さらに詳細には、巻付開始端面3a又は巻付終了端面3bと最も近いトレッドブロック16乃至21の側面に設けられ、かつ、当該トレッドブロック16乃至21を区画するトレッド溝11乃至15と連通するように形成される。
凹部40は、トレッドブロック16乃至21の側面において、例えば平面視U字,V字状となるように形成され、トレッドブロック16乃至21の表面に開口するとともに、その深さは、トレッド溝11乃至15の溝底に到達する。
このように、トレッド溝11乃至15と連通する凹部40を設けておけば、仮に巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間から溶融状態のクッションゴム4がトレッド溝11乃至15内に流れ込んだとしても、流れ込んだクッションゴム4を凹部40内に留めることができ、固化したクッションゴム4がトレッド溝11乃至15内において連通を妨げる堰となることをより一層防止できる。
なお、凹部40は、プレス型の加硫装置により成型された帯状のトレッドゴム3に対して切削工具等により設けることや、予めプレス型の加硫装置のモールドに凹部40の形状を反転させた凸部を形成しておくことにより形成可能である。
上述のクッションゴム4により巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの接合が終了すると、台タイヤ1及びトレッドゴム3は加硫工程に移行するが、その前に台タイヤ1及びトレッドゴム3には、図3に示す加硫パッド50が装着される。
なお、以下説明する加硫パッド50は、クッションゴム4の組成等に起因する流れ出し易さによって必要に応じて選択的に装着できるものである。
図3は、トレッドゴム3の接合部Pの範囲に装着される加硫パッド50を示す斜視図である。加硫パッド50は、例えばシリコンゴム等の耐熱性の高い材料から形成される治具であって、加硫時においてトレッドゴム3の巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bからクッションゴム4がトレッド溝11乃至15方向に流れ出ることを防止する。
加硫パッド50は、トレッドゴム3の幅方向及び接合部Pを含む円周方向を被覆可能な大きさに形成される。
また、加硫パッド50は、トレッドゴム3の踏面側と対向する側にトレッドパターンの形状に対応する嵌合部51と台タイヤ1の側面の形状に対応する密着部52とを備える。
嵌合部51は、トレッドゴム3に形成されたトレッド溝11乃至15を含む他のトレッド溝、及び、トレッドブロック16乃至21を含む他のトレッドブロックの表面と当接する部分であって、嵌合部51にはトレッドゴム3のトレッド溝及びトレッドブロックの形状を反転させた凹凸形状が形成される。
より詳細には、嵌合部51に形成される凹部がトレッドブロックと合致し、嵌合部51に形成される凸部がトレッド溝と合致する。これにより嵌合部51は、トレッドゴム3に形成されたトレッドパターンに対して密着して嵌め込まれる。
密着部52は、台タイヤ1の側面と当接する部分であって、密着部52には、台タイヤ1の側面形状を反転させた形状が形成される。より詳細には、密着部52には、台タイヤ1の側面におけるデザインやタイヤ保護部の凹凸形状に対応する形状が形成される。これにより、密着部52は、台タイヤ1の側面に対して密着する。
図4は、加硫パッド50をトレッドゴム3に装着した状態を示す径方向断面図である。
同図に示すように加硫パッド50は、トレッドゴム3に対して、互いに突き合わされた巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bが存在する領域を含むように装着される。加硫パッド50が装着されると加硫パッド50の嵌合部51の凹凸形状が、トレッドブロック及びトレッド溝に嵌め合される。これにより、巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間に介在するクッションゴム4は、加硫パッド50により押圧された状態となる。即ち、クッションゴム4は、後述の加硫工程において加硫された場合であっても、接合部Pから流れ出ることはない。これに対し、トレッドブロックに形成された凹部40は、加硫パッド50が装着された場合であっても、加硫パッド50により凹部40内が閉塞されることはない。即ち、加硫パッド50の嵌合部51には、凹部40と合致する形状が形成されておらず、加硫時において凹部40は開放された状態となる。
よって、加硫パッド50により押圧されてもなお、トレッドゴム3及び嵌合部51の表面を伝って接合部Pから流出しようとするクッションゴム4が存在する場合であっても流出したクッションゴム4は開放された凹部40に流れ込むため、加硫完了後のトレッド溝11乃至15内にクッションゴム4が残存することを確実に防止できる。
加硫パッド50が装着された台タイヤ1及びトレッドゴム3は、加硫工程へと搬送される。
加硫工程においては、クッションゴム2;4を介して予備的に一体化された台タイヤ1、トレッドゴム3及び加硫パッド50を外周より包み込むエンベロープと呼ばれる袋体に投入した後に、エンベロープ内の空気を吸引することによりエンベロープ内を減圧する。
エンベロープ内が減圧状態となることにより、トレッドゴム3が台タイヤ1のトレッド貼付面1Aに押し付けられた状態となる。
次に、エンベロープ内に投入された台タイヤ1及びトレッドゴム3を図外の加硫缶と呼ばれる加硫装置内に搬入し、所定の圧力及び熱を与えた状態で加硫する。
加硫時においてクッションゴム2;4は、温度が上昇するに伴って徐々に溶融するとともに架橋反応により台タイヤ1とトレッドゴム3と馴染み、加硫完了後、クッションゴム2;4は、常温まで冷却されることにより固化、定着する。
上記工程により、台タイヤ1とトレッドゴム3とがクッションゴム2;4により強固に接合され、製品としての性能を発揮し得るタイヤの製造が完了する。
以上説明したとおり、本実施形態においては、トレッドゴム3の貼付け工程においてトレッドゴム3の巻付開始端面3aと巻付終了端面3bとの間に介在するクッションゴム4の半径方向の断面形状を巻付開始端面3a及び巻付終了端面3bの半径方向の断面形状と同一形状とし、当該クッションゴム4により巻付開始端面3a,巻付終了端面3bを接合することにより、未加硫のクッションゴム4がトレッドゴム3の表面、より詳細にはトレッド溝内に流出し難くなり、加硫後のトレッド溝内にクッションゴム4が残存することを確実に防止できる。よって、外観及び機能性に優れたタイヤを得ることができる。
また、上記工程に加えて加硫工程前に加硫パッド50を装着する工程を経れば、クッションゴム4が嵌合部51により押圧,閉塞された状態となるため、トレッド溝内に流出し難くなり、加硫後のトレッド溝内にクッションゴム4が残存することをより一層防止できる。
また、上記工程に加えてトレッドゴム3に予め凹部40を形成しておけば、トレッドゴム3及び嵌合部51の表面を伝って流出しようとするクッションゴム4がレッド溝内に残存することをより確実に防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態に多様な変更、改良を加え得ることは当業者にとって明らかであり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 台タイヤ、1A トレッド貼付面、2 クッションゴム、3 トレッドゴム、
4 クッションゴム、40 凹部、50 加硫パッド、P 接合部。

Claims (4)

  1. 未加硫のクッションゴムが配置された台タイヤのトレッド貼付面に帯状のトレッドゴムを円周方向に沿って巻き付け、前記クッションゴムを加硫することによりタイヤを製造する方法であって、
    前記トレッド貼付面に巻き付けられる前記トレッドゴムの巻き付け方向端面同士を、当該端面の断面形状と同一の断面形状に予め形成されたクッションゴムにより接合する工程を含むタイヤ製造方法。
  2. 前記巻き付け方向端面を含むトレッドゴムの領域に、前記トレッドゴムに形成されたトレッド溝に合致する加硫パッドを配設する工程を含む請求項1に記載のタイヤ製造方法。
  3. 前記加硫パッドが配設されるトレッドゴムの領域に、
    前記トレッド溝と連通する複数の凹部を形成する工程を含む請求項2に記載のタイヤ製造方法。
  4. 台タイヤのトレッド貼付面に巻き付けられるトレッドゴムの巻き付け方向端面同士を接合するクッションゴムであって、
    当該クッションゴムの断面形状が前記トレッドゴムの巻き付け方向端面の断面形状と同一形状に形成されたクッションゴム。
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