JP5705462B2 - 固体撮像素子および電子情報機器 - Google Patents

固体撮像素子および電子情報機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5705462B2
JP5705462B2 JP2010126343A JP2010126343A JP5705462B2 JP 5705462 B2 JP5705462 B2 JP 5705462B2 JP 2010126343 A JP2010126343 A JP 2010126343A JP 2010126343 A JP2010126343 A JP 2010126343A JP 5705462 B2 JP5705462 B2 JP 5705462B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
quadrant
array
axis
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010126343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011254266A (ja
Inventor
勝治 木村
勝治 木村
俊明 長尾
俊明 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010126343A priority Critical patent/JP5705462B2/ja
Publication of JP2011254266A publication Critical patent/JP2011254266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5705462B2 publication Critical patent/JP5705462B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

本発明は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する半導体素子で構成された固体撮像素子および、この固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器に関する。
近年、ビデオカメラやデジタルカメラなどの電子式撮像装置が普及してきている。このような従来の電子式撮像装置は、被写体を撮影してデジタル映像データを記録媒体に記憶するものである。従来の電子式撮像装置には、固体撮像素子としてCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどが用いられている。
これらのイメージセンサでは、撮影対象が均一な明るさを有するとき、固体撮像素子からの出力信号は、固体撮像素子を構成する各受光素子の画面位置が中央部であるかその周辺部であるかにかかわらず、同一であることが望まれる。
しかしながら、撮影光学系を通って従来の固体撮像素子の複数の受光素子に入射する光は、固体撮像素子の周辺部では光が傾斜して受光素子に入射する。このため、受光面の中央部に比べると、固体撮像素子の周辺部において、受光素子の受光量が少なくなり、撮像領域全体にわたって受光量が均一であることはない。固体撮像素子から出力された画像信号の信号レベルは画像の周辺部において低くなり、最終的に得られる表示画像は、中央部よりも周辺部において暗くなる。この現象はシェーディングと呼ばれている。
これに加え、CMOSイメージセンサでは、各画素内にトランジスタや多数の配線があるために、フォトセンサ形状や遮光膜開口形状に起因してレンズ中心から4象限方向に光量の落ち方が異なり、不自然なシェーディング(レンズ中心から4隅にかけて非対称)となる場合がある。
これに対して、特許文献1では、オンチップレンズおよびその下層に配置される層内レンズ、配線膜などのシュリンク率を水平方向および垂直方向で異なる値とし、また、シュリンクする中心を撮像領域の中心からずらすことにより、非対称構造の受光部に対してオンチップレンズなどの配置を最適化し、均一なシェーディング特性が得られるようにしている。
図9は、特許文献1に開示されている従来の固体撮像素子の素子構造例を示す縦断面図である。
図9に示すように、従来の固体撮像素子100は、1画素内に1つの受光部と1つのオンチップレンズとを含むCMOSイメージセンサとして構成されており、半導体基板101の上層部には、上からP+層102、N層103、N−層104を含むフォトセンサ105が平面視で複数個、2次元状に配列されて設けられている。半導体基板101の上部に層間絶縁膜106を介して電極膜107、配線膜108、109、層内レンズ110、カラーフィルタ111、オンチップレンズ112などが配置されている。
この従来の固体撮像素子100では、フォトセンサの集光に影響を与える各レイヤ、具体的には図9の各矢印ア〜オに示すように、フォトセンサ105のN−層104、配線膜109、層内レンズ110、カラーフィルタ111、およびオンチップレンズ112は、それぞれ個別に設定されるシュリンク率でシュリンクされ、フォトセンサ105の中心から所定のずれ量だけずれた状態で配置されている。
なお、各レイヤのずれ量(シュリンク率)は、フォトセンサ105から遠いレイヤになるにしたがって大きくなっているが、各レイヤ内においても、一律のずれ量を有するものではなく、各レイヤの垂直方向と水平方向で異なるずれ量で形成されている。また、シュリンクの中心も、撮像領域200の中心とは異なる位置に配置されている。
図10は、図9の撮像領域200のシュリンク構造の具体例を示す平面図である。
図10において、撮像領域200にシュリンク中心201を通る垂直線202および水平線203を引き、これら垂直線202および水平線203で区切られた領域A〜Dのシュリンク率およびシュリンク方向を矢印a〜dおよびa´〜d´で示している。
ここでは、各領域A〜Dにおけるシュリンク率は、垂直線202および水平線203を挟んで水平方向および垂直方向にそれぞれ線対称であるが、水平方向と垂直方向で異なるシュリンク率を用いており、また、同じ水平方向でも矢印aと矢印a´で示す部分では、異なるシュリンク率を用いている。
これは、例えば、図11に示すように、垂直方向と水平方向とで同じシュリンク率を用いた場合には、各領域A〜Dで一様なシュリンクをかけてしまうと、撮像領域200の外周側に行くに従って、各画素間の継ぎ目のずれ量が大となり、画面上につなぎ目が見えてしまい、さらにそのシュリンク率の差が大きいときは、電気的な接続性も取れなくなってしまう。
そこで、図10に示すように、各領域A〜Dで異なるシュリンクをかけることにより、各画素のつなぎ目でのずれは発生しないため、画面上につなぎ目が見えることはない。
また、撮像領域200の中心とシュリンクの中心とをずらすことにより、各レイヤにおいて最適な集光を得ることができる。
特開2005−311469号公報
しかしながら、特許文献1に示されたシュリンク構造において、オンチップレンズ112や層内レンズ110および配線膜108、109などのシュリンク率を調整して均一なシェーディング特性が得られるとあるが、これは、シュリンク中心に向かって単調的なずれがあるものを想定している。しかしながら、図12に示すように、実際の受光素子形状においては、配線の形状などにより、中心部から見て同色の受光素子の光量のケラレは中心から4象限方向において、均等ではないために、シュリンク中心に対するシュリンク量を調整するだけでは、均一なシェーディング特性を得ることができないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するもので、配線や遮光膜などのケラレがあっても、同色受光素子で点対称または線対称となるようにレンズ中心から周囲にかけて受光素子を配置することにより、レンズ中心からのシェーディング特性をより容易かつ正確に均一にすることができる固体撮像素子および、この固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部と、該複数の受光部上に、該受光部に対応して所定の色配列で配設されたカラーフィルタとを有する撮像領域が設けられた固体撮像素子において、方向性がある平面視非対称な該受光部の受光形状および該カラーフィルタの色配列が該撮像領域の中心または光学中心から周辺にかけて点対称または線対称になっており、そのことにより上記目的が達成される。
また、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、第1象限のカラーフィルタアレイの色配列を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とし、該第1象限のカラーフィルタアレイの色配列をY軸反転させた第2象限のカラーフィルタアレイの色配列を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限のカラーフィルタアレイとして色配列する。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第3象限のカラーフィルタアレイの色配列とし、さらに、該第1象限のカラーフィルタアレイと該第3象限のカラーフィルタアレイとの色配列をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第2象限のカラーフィルタアレイと第4象限のカラーフィルタアレイとの色配列とする。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、第1象限の受光部アレイの受光形状を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限の受光部アレイの受光形状とし、該第1象限の受光部アレイの受光形状をY軸反転させた第2象限の受光部アレイの受光形状を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限の受光部アレイの受光形状とする。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に第1象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイとして第3象限の受光部アレイの受光形状の配列とし、さらに、該第1象限の受光部アレイと該第3象限の受光部アレイとの受光形状をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイとして第2象限の受光部アレイと第4象限の受光部アレイとの受光形状の配列とする。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイおよび第3象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第2象限のカラーフィルタアレイおよび第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とすると共に、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に該第1象限の受光部アレイおよび該第3象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイとして該第2象限の受光部アレイおよび該第4象限の受光部アレイの受光形状とする。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイおよび第2象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第3象限のカラーフィルタアレイおよび第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とすると共に、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に該第1象限の受光部アレイおよび該第2象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイとして該第3象限の受光部アレイおよび該第4象限の受光部アレイの受光形状とする。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、ホワイトバランスの信号処理でノイズ増大を抑圧するように、前記受光部の受光面積が前記カラーフィルタの各色によって異なっている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における3原色のR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の各出力データの信号レベルが各色間で同一になるように前記受光部の受光面積が調整されている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記受光部毎に設けられたカラーフィルタの上に、各受光部にそれぞれ対応するようにマイクロレンが設けられ、前記撮像領域の上方に該撮像領域に前記画像光を集光させるレンズが設けられ、前記光学中心は該レンズの中心である。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記マイクロレン、前記カラーフィルタ、層内レンズ、配線膜、遮光膜の開口部および前記受光部のうちの少なくともいずれかのシュリンク率を水平方向の横軸Xおよび垂直方向の縦軸Yで異なる値としている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子において、前記マイクロレン、前記カラーフィルタ、層内レンズ、配線膜、遮光膜の開口部および前記受光部はそれぞれ個別に設定されるシュリンク率でシュリンクされている。
さらに、好ましくは、本発明の固体撮像素子における受光部の受光形状は、信号読み出しゲート領域を除いた該受光部自体の平面視受光形状の他に遮光膜および配線による開口形状によっている。
本発明の電子情報機器は、本発明の上記固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いたものであり、そのことにより上記目的が達成される。
上記構成により、以下、本発明の作用を説明する。
本発明においては、
これによって、配線や遮光膜などのケラレがあっても、同色受光素子で点対称または線対称となるようにレンズ中心から周囲にかけて受光素子を配置することにより、レンズ中心からのシェーディング特性をより容易かつ正確に均一にすることが可能となる。
以上により、本発明によれば、配線や遮光膜などのケラレがあっても、同色受光素子で点対称または線対称となるようにレンズ中心から周囲にかけて受光素子を配置することにより、レンズ中心から所定方向への各色のシェーディング特性を均一にするため、輝度シェーディングおよび色シェーディングの補正がより容易かつ正確になって、その結果として、感度ムラなどによる色付きを低減することができる。
本発明の実施形態1の固体撮像素子における要部構成例を示す縦断面図である。 図1の受光部の平面視受光面形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図である。 図1の受光部の受光形状に方向性があるのを説明するための平面図である。 3原色のRGBの色データに対してホワイトバランス処理時の信号レベル調整を説明するための3原色信号レベル図である。 ホワイトバランス処理時に信号レベル調整を不要とした場合の3原色信号の信号レベル図である。 本発明の実施形態2の固体撮像素子における受光部の平面視受光形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図である。 本発明の実施形態3の固体撮像素子における受光部の平面視受光面形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図であって、(a)はY軸に線対称に反転した場合の平面図、(b)はX軸に線対称に反転した場合の平面図である。 本発明の実施形態4として、本発明の実施形態1〜3の固体撮像素子のいずれかを撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。 特許文献1に開示されている従来の固体撮像素子の素子構造例を示す縦断面図である。 図9の撮像領域のシュリンク構造の具体例を示す平面図である。 図9の撮像領域において、垂直方向と水平方向で異なるシュリンク率を用いた場合の平面図である。 従来の固体撮像素子の撮像領域におけるカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図である。
以下に、本発明の固体撮像素子の実施形態1〜3および、この固体撮像素子の実施形態1〜3のいずれかを画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばカメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の実施形態4について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図における構成部材のそれぞれの厚みや長さなどは図面作成上の観点から、図示する構成に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1の固体撮像素子における要部構成例を示す縦断面図である。
図1において、本実施形態1の固体撮像素子1(または1A)の撮像領域11には、半導体基板としてのシリコン基板2の上層部に、上層からP+層31、N層32、N−層33を含むフォトセンサで構成されて、被写体からの画像光を光電変換して撮像するフォトセンサである複数の受光部3が行列方向に2次元状でマトリクス状に配置されている。シリコン基板2の上部には、層間絶縁膜4を介して電極膜5、配線膜6、7、層内レンズ8、カラーフィルタ9、オンチップレンズ10(マイクロレンズ)などが下層側からこの順に配置されている。所定の色配列で配設されたカラーフィルタ9は、複数の受光部3にそれぞれ対応した所定の色配列(ベイヤー色配列)で配設されている。また、層内レンズ8およびオンチップレンズ10もそれぞれ、複数の受光部3にそれぞれ位置決めされて配設されている。
図2は、図1の受光部の平面視受光面形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図である。
図2において、図1のカラーフィルタ9は、受光部3毎の所定の色配列(ベイヤー色配列)で配設されている。これらの受光部3の平面視受光形状の配列方向およびカラーフィルタ9の色配列が撮像領域11の中心または光学中心(カメラレンズの中心)から周辺にかけて点対称(4象限で点対称)となっている。各受光部3の平面視形状は、図3に示すように、信号電荷の読み出しゲート3aが矩形の受光面の一部(角部)に存在してそれによって、その受光面部分が欠けた受光形状になるために、受光部3の平面視形状には方向性が存在する。また、この受光部3の平面視受光面形状は、このような受光部3自体の形状の他に遮光膜および配線による開口形状にも起因している。
したがって、カラーフィルタ9の色配列は、所定の色配列、即ち、従来のベイヤー色配列を基本に、カメラレンズ(図失せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとすると、そこを起点に第1象限AのカラーフィルタアレイをそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして並べて第3象限Cのカラーフィルタアレイの色配列を得る。次に、第1象限Aのカラーフィルタアレイと第3象限CのカラーフィルタアレイをそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして並べて第2象限Bのカラーフィルタアレイと第4象限Dのカラーフィルタアレイとの色配列を得る。要するに、第1象限Aのカラーフィルタアレイは、交点Pを中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限Dのカラーフィルタアレイとして並べることができる。また同様に、第1象限のカラーフィルタアレイとの色配列をY軸反転させた第2象限Bのカラーフィルタアレイの平面視受光形状の向きは、交点Pを中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限Cのカラーフィルタアレイの平面視形状の向きとして並べることができる。
また、受光部3の平面視受光面形状は、従来の受光部3の平面視形状の配列を基本に、カメラレンズ(図失せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとすると、そこを起点に第1象限Aの受光部アレイの平面視受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイの平面視受光形状として並べて第3象限Cの受光部アレイの平面視形状の配列を得る。次に、第1象限Aの受光部アレイと第3象限Cの受光部アレイをそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイとして並べて第2象限Bの受光部アレイと第4象限Dの受光部アレイとの配列を得る。要するに、図3にも示すように、第1象限Aの受光部アレイは、交点Pを中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限Dの受光部アレイとして並べることができる。また同様に、第1象限の受光部アレイの受光形状をY軸反転させた第2象限Bの受光部アレイは、交点Pを中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限Cの受光部アレイとして並べることができる。
以上により、本実施形態によれば、光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点として第1象限A〜第4象限Dとする。受光部3の受光面に対して読み出しゲート3aの位置や配線および遮光膜の位置などによって、受光部平面視形状の配列方向に差が生じるが、配列方向の差をレンズ中心(交点P)から4象限方向に点対象に均一に形成することができる。したがって、レンズ中心(交点P)からその周辺部にかけて、輝度シェーディングおよび色シェーディングがきれいな同心円状となることにより、シェーディング補正が容易で正確なものとなり、結果として感度ムラなどによる画面色つきを低減することができる。
即ち、レンズ中心から撮像領域の周辺に行くにしたがって、信号レベルが低下する現象について、画素周辺パターン(受光部アレイの平面視受光形状の配列方向)の僅かな差異が、4象限方向に変化してしまうため、色シェーディング調整が困難であったものを、容易かつ正確に色シェーディング調整を行うことができる。
なお、本実施形態1では、ホワイトバランス処理時に、図4に示すように、3原色のRGBの色データに対して、G(緑色)のデータの信号レベルを基準にして、R(赤色)やB(青色)の各データに対してG(緑色)の信号レベルに一致するようにゲイン調整していた。これを次の実施形態2で説明する。
(実施形態2)
上記実施形態1では、受光部3の平面視受光形状の配列方向およびカラーフィルタ9の色配列が撮像領域11の中心または光学中心(レンズ中心)から周辺にかけて点対称(4象限で点対称)としたが、本実施形態2では、これに加えて、図5に示すように、3原色のR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の各出力データの信号レベルが各色間で同一になるように受光部3の受光面積を調整する場合について説明する。
図6は、本発明の実施形態2の固体撮像素子における受光部の平面視受光形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図である。
図6に示すように、本実施形態2の固体撮像素子1Aにおける受光部3Aまたはカラーフィルタ9Aにおいて、上記実施形態1の固体撮像素子1の場合と同様に、受光部3Aの平面視受光形状の配列方向およびカラーフィルタ9Aの色配列が撮像領域11Aの中心または光学中心(レンズ中心)から周辺にかけて点対称(4象限で点対称)に構成したが、これに加えて、各色(RGB)の信号レベルの大きさを均等にゲイン調整するのではなく、光への感応特性に合わせた比率で受光面サイズを変えている。これは、CMOSイメージセンサによって入射光は青色、赤色、緑色に区分されて受光部3Aの受光面で受光されるが、波長が短い青色または非常に長い赤色の感応度は緑色に比べて落ちるという短所があるために、緑色(G)に比べて赤色(R)、青色(B)の受光部3Aの受光面サイズ(受光面積)を大きくし、各色毎の感応力を同一にするためである。
以上により、本実施形態1によれば、緑色(G)に比べて赤色(R)、青色(B)の受光部3Aの受光面サイズ(面積)を所定比率(R>B>G)で大きくし、各色毎の感応力を同一にしたため、例えばホワイトバランス調整時の増幅処理が不要になって、その増幅処理による色ノイズの抑制を行うことができる。
なお、上記実施形態1,2では、撮像領域のシュリンク構造については考慮しなかったが、これに限らず、上記実施形態1の受光形状や色配列を4象限点対称とする特徴構成や、上記実施形態2の各色毎の受光面サイズを異ならせて各色毎の感応力を同一にする特徴構成に加えて、図9および図10の撮像領域のシュリンク構造を当然適用することができる。例えばマイクロレンス10、カラーフィルタ9、層内レンズ8、配線膜7、遮光膜の開口部(図1では図示せず)および受光部3のシュリンク率(ずれ率)を水平方向の横軸Xおよび垂直方向の縦軸Yで異なる値とする。要するに、例えばマイクロレンス10、カラーフィルタ9、層内レンズ8、配線膜7、遮光膜の開口部(図1では図示せず)および受光部3ののうちの少なくともいずれかのシュリンク率を水平方向の横軸Xおよび垂直方向の縦軸Yで異なる値としてもよい。また、例えばマイクロレンス10、カラーフィルタ9、層内レンズ8、配線膜7、遮光膜の開口部(図1では図示せず)および受光部3はそれぞれ個別に設定されるシュリンク率(ずれ率)でシュリンクされて、受光部3の中心(略矩形の場合に対角線の交点位置)から所定のずれ量だけずれた状態で配置されている。これらの撮像領域のシュリンク構造を適用した場合を次の実施形態3でさらに説明する。
(実施形態3)
上記実施形態1では、受光部3Aの受光形状や色配列を4象限点対称とした場合について説明し、上記実施形態2では、これに加えて、各色毎の受光面サイズを異ならせて各色毎の感応力を同一にした場合について説明し、上記実施形態3では、上記撮像領域のシュリンク構造を、受光部3Aの受光形状や色配列を4象限線対称とした場合に適用することについて説明する。
図7は、本発明の実施形態3の固体撮像素子における受光部の平面視受光形状およびカラーフィルタのベイヤー色配列を示す平面図であって、図7(a)はY軸に線対称に反転した場合の平面図、図7(b)はX軸に線対称に反転した場合の平面図である。
図7(a)に示すように、本実施形態3の固体撮像素子1Bにおける受光部3Bおよびカラーフィルタ9Bにおいて、これらの受光部3Bの平面視受光形状の配列方向およびカラーフィルタ9Bの色配列が撮像領域11Bの中心または光学中心(カメラレンズの中心)から周辺にかけて線対称(4象限で線対称)となっている。各受光部3Bの平面視形状は、図3に示すように、信号電荷の読み出しゲート3aが矩形の受光面の一部(角部)に存在してそれによって、その受光面部分が欠けた受光形状になるために、受光部3Bの平面視形状には方向性が存在する。また、この受光部3Bの平面視受光面形状は、このような受光部3B自体の形状の他に遮光膜および配線による開口形状にも起因している。
したがって、カラーフィルタ9Bの色配列は、所定の色配列、即ち、従来のベイヤー色配列を基本に、カメラレンズ(図失せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとして、そこを起点に第1象限Aおよび第2象限BのカラーフィルタアレイをそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして並べて第3象限Cおよび第4象限Dのカラーフィルタアレイの色配列を得る。
また、受光部3Bの平面視受光面形状は、従来の受光部3Bの平面視形状の配列を基本に、カメラレンズ(図示せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとして、そこを起点に第1象限Aおよび第2象限Bの受光部アレイの平面視受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイの平面視受光形状として並べて第3象限Cおよび第4象限Dの受光部アレイの配列を得る。
次に、図7(b)に示すように、本実施形態3の固体撮像素子1Cにおける受光部3Cおよびカラーフィルタ9Cにおいて、これらの受光部3Cの平面視受光形状の配列方向およびカラーフィルタ9Cの色配列が撮像領域11Cの中心または光学中心(カメラレンズの中心)から周辺にかけて線対称(4象限で線対称)となっている。各受光部3Cの平面視形状は、図3に示すように、信号電荷の読み出しゲート3aが矩形の受光面の一部(角部)に存在してそれによって、その受光面部分が欠けた受光形状になるために、受光部3Cの平面視形状には方向性が存在する。また、この受光部3Cの平面視受光面形状は、このような受光部3C自体の受光面形状の他に遮光膜および配線による開口形状にも起因している。
したがって、カラーフィルタ9Cの色配列は、所定の色配列、即ち、従来のベイヤー色配列を基本に、カメラレンズ(図失せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとして、そこを起点に第1象限Aおよび第3象限CのカラーフィルタアレイをそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして並べて第2象限Bおよび第4象限Dのカラーフィルタアレイの色配列を得る。
また、受光部3Cの平面視受光面形状は、従来の受光部3Cの平面視形状の配列を基本に、カメラレンズ(図示せず)の中心位置(光学的中心)を横軸Xと縦軸Yの交点Pとして、そこを起点に第1象限Aおよび第3象限Cの受光部アレイの平面視受光形状をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイの平面視受光形状として並べて第2象限Bおよび第4象限Dの受光部アレイの配列を得る。
次に、撮像領域11Bまたは11Cのシュリンク構造について図10および図11を用いて説明する。
図10に示すように、撮像領域200(ここでは11Bまたは11C)にシュリンク中心201(ここでは交点P)を通る垂直線202(Y軸)および水平線203(X軸)を引き、これら垂直線202(Y軸)および水平線203(X軸)で区切られた領域A〜Dのシュリンク率およびシュリンク方向を矢印a〜dおよびa´〜d´で示している。
ここでは、各領域A〜Dにおけるシュリンク率は、垂直線202(Y軸)および水平線203(X軸)を挟んで水平方向および垂直方向にそれぞれ線対称であるが、水平方向と垂直方向で異なるシュリンク率を用いており、また、同じ水平方向でも矢印aと矢印a´で示す部分では、異なるシュリンク率を用いている。
これは、例えば、図11に示すように、垂直方向と水平方向とで同じシュリンク率を用いた場合には、各領域A〜Dで一様なシュリンクをかけてしまうと、撮像領域200(ここでは11Bまたは11C)の外周側に行くに従って、各画素間の継ぎ目のずれ量が大となり、画面上につなぎ目が見えてしまい、さらにそのシュリンク率の差が大きいときは、電気的な接続性も取れなくなってしまう。
そこで、図10に示すように、各領域A〜Dで異なるシュリンクをかけることにより、各画素のつなぎ目でのずれは発生しないため、画面上につなぎ目が見えることはない。
以上により、本実施形態3によれば、画面中心からの距離に対して不均一なシェーディングをより容易でより正確に補正することができて、結果として感度ムラなどによる画面色つきを低減することができる。
(実施形態4)
図8は、本発明の実施形態4として、本発明の実施形態1〜3の固体撮像素子のいずれかを撮像部に用いた電子情報機器の概略構成例を示すブロック図である。
図8において、本実施形態4の電子情報機器90は、上記実施形態1〜3の固体撮像素子1または1A,1B,1Cからの撮像信号を所定の信号処理を行ってカラー画像信号を得る固体撮像装置91と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を記録用に所定の信号処理した後にデータ記録可能とする記録メディアなどのメモリ部92と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示可能とする液晶表示装置などの表示部93と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を通信用に所定の信号処理をした後に通信処理可能とする送受信装置などの通信部94と、この固体撮像装置91からのカラー画像信号を印刷用に所定の印刷信号処理をした後に印刷処理可能とするプリンタなどの画像出力部95とを有している。なお、この電子情報機器90として、これに限らず、固体撮像装置91の他に、メモリ部92と、表示部93と、通信部94と、プリンタなどの画像出力部95とのうちの少なくともいずれかを有していてもよい。
この電子情報機器90としては、前述したように例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラ、ドアホンカメラ、車載用後方監視カメラなどの車載用カメラおよびテレビジョン電話用カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、カメラ付き携帯電話装置および携帯端末装置(PDA)などの画像入力デバイスを有した電子機器が考えられる。
したがって、本実施形態4によれば、この固体撮像装置91からのカラー画像信号に基づいて、これを表示画面上に良好に表示したり、これを紙面にて画像出力部95により良好にプリントアウト(印刷)したり、これを通信データとして有線または無線にて良好に通信したり、これをメモリ部92に所定のデータ圧縮処理を行って良好に記憶したり、各種データ処理を良好に行うことができる。
なお、本実施形態1〜3では、特に説明しなかっがた、被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部3と、複数の受光部3上に、受光部3に対応して所定の色配列で配設されたカラーフィルタ10とを有する撮像領域11または11A、11B、11Cが設けられた固体撮像素子1または1A、1B、1Cにおいて、受光部3の受光形状およびカラーフィルタ10の色配列が撮像領域11または11A、11B、11Cの中心または光学中心(レンズ中心)から周辺にかけて点対称または線対称になっていることにより、配線や遮光膜などのケラレがあっても、レンズ中心からのシェーディング特性をより容易かつ正確に均一にすることができる本発明の目的を達成することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態1〜4を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態1〜4に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態1〜4の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、被写体からの画像光を光電変換して撮像する半導体素子で構成された固体撮像素子および、この固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた例えばデジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、監視カメラなどの画像入力カメラ、スキャナ装置、ファクシミリ装置、テレビジョン電話装置、カメラ付き携帯電話装置などの電子情報機器の分野において、配線や遮光膜などのケラレがあっても、同色受光素子で点対称または線対称となるようにレンズ中心から周囲にかけて受光素子を配置することにより、レンズ中心から所定方向への各色のシェーディング特性を均一にするため、輝度シェーディングおよび色シェーディングの補正がより容易かつ正確になって、その結果として、感度ムラなどによる色付きを低減することができる。
1、1A〜1C 固体撮像素子
2 シリコン基板
3、3A〜3C 受光部
31 P+層
32 N層
33 N−層
4 層間絶縁膜
5 電極膜
6、7 配線膜
8 層内レンズ
9、9A〜9C カラーフィルタ
10 オンチップレンズ(マイクロレンズ)
11、11A〜11C 撮像領域
90 電子情報機器
91 固体撮像装置
92 メモリ部
93 表示部
94 通信部
95 画像出力部

Claims (14)

  1. 被写体からの画像光を光電変換して撮像する複数の受光部と、該複数の受光部上に、該受光部に対応して所定の色配列で配設されたカラーフィルタとを有する撮像領域が設けられた固体撮像素子において、
    平面視矩形の受光面の1角部が欠けた方向性がある平面視非対称な該受光部の受光形状および該カラーフィルタの色配列が該撮像領域の中心または光学中心から周辺にかけて点対称または線対称になっている固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、第1象限のカラーフィルタアレイの色配列を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とし、該第1象限のカラーフィルタアレイの色配列をY軸反転させた第2象限のカラーフィルタアレイの色配列を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限のカラーフィルタアレイとして色配列する固体撮像素子。
  3. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第3象限のカラーフィルタアレイの色配列とし、さらに、該第1象限のカラーフィルタアレイと該第3象限のカラーフィルタアレイとの色配列をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第2象限のカラーフィルタアレイと第4象限のカラーフィルタアレイとの色配列とする固体撮像素子。
  4. 請求項1または2に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、第1象限の受光部アレイの受光形状を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第4象限の受光部アレイの受光形状とし、該第1象限の受光部アレイの受光形状をY軸反転させた第2象限の受光部アレイの受光形状を、該交点を中心とした点対称となるようにX軸反転およびY軸反転させて第3象限の受光部アレイの受光形状とする固体撮像素子。
  5. 請求項1または4に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に第1象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイとして第3象限の受光部アレイの受光形状の配列とし、さらに、該第1象限の受光部アレイと該第3象限の受光部アレイとの受光形状をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイとして第2象限の受光部アレイと第4象限の受光部アレイとの受光形状の配列とする固体撮像素子。
  6. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイおよび第3象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第2象限のカラーフィルタアレイおよび第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とすると共に、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に該第1象限の受光部アレイおよび該第3象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれY軸反転させてY軸に線対称の受光部アレイとして該第2象限の受光部アレイおよび該第4象限の受光部アレイの受光形状とする固体撮像素子。
  7. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記撮像領域の中心または前記光学中心を横軸Xと縦軸Yの交点とし、所定の色配列を基本に、該交点を起点に第1象限のカラーフィルタアレイおよび第2象限のカラーフィルタアレイの色配列をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称のカラーフィルタアレイとして第3象限のカラーフィルタアレイおよび第4象限のカラーフィルタアレイの色配列とすると共に、前記受光部の所定の受光形状を基本に、該交点を起点に該第1象限の受光部アレイおよび該第2象限の受光部アレイの受光形状をそれぞれX軸反転させてX軸に線対称の受光部アレイとして該第3象限の受光部アレイおよび該第4象限の受光部アレイの受光形状とする固体撮像素子。
  8. 請求項1に記載の固体撮像素子において、ホワイトバランスの信号処理でノイズ増大を抑圧するように、前記受光部の受光面積が前記カラーフィルタの各色によって異なっている固体撮像素子。
  9. 請求項1または8に記載の固体撮像素子において、3原色のR(赤色)、G(緑色)およびB(青色)の各出力データの信号レベルが各色間で同一になるように前記受光部の受光面積が調整されている固体撮像素子。
  10. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記受光部毎に設けられたカラーフィルタの上に、各受光部にそれぞれ対応するようにマイクロレンズが設けられ、前記撮像領域の上方に該撮像領域に前記画像光を集光させるレンズが設けられ、前記光学中心は該レンズの中心である固体撮像素子。
  11. 請求項10に記載の固体撮像素子において、前記マイクロレンズ、前記カラーフィルタ、層内レンズ、配線膜、遮光膜の開口部および前記受光部のうちの少なくともいずれかのシュリンク率を水平方向の横軸Xおよび垂直方向の縦軸Yで異なる値とした固体撮像素子。
  12. 請求項10に記載の固体撮像素子において、前記マイクロレンズ、前記カラーフィルタ、層内レンズ、配線膜、遮光膜の開口部および前記受光部はそれぞれ個別に設定されるシュリンク率でシュリンクされている固体撮像素子。
  13. 請求項1に記載の固体撮像素子において、前記受光部の受光形状は、信号読み出しゲート領域を除いた該受光部自体の平面視受光形状の他に遮光膜および配線による開口形状によっている固体撮像素子。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の固体撮像素子を画像入力デバイスとして撮像部に用いた電子情報機器。
JP2010126343A 2010-06-01 2010-06-01 固体撮像素子および電子情報機器 Expired - Fee Related JP5705462B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126343A JP5705462B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 固体撮像素子および電子情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126343A JP5705462B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 固体撮像素子および電子情報機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011254266A JP2011254266A (ja) 2011-12-15
JP5705462B2 true JP5705462B2 (ja) 2015-04-22

Family

ID=45417836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010126343A Expired - Fee Related JP5705462B2 (ja) 2010-06-01 2010-06-01 固体撮像素子および電子情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5705462B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6616571B2 (ja) 2014-12-12 2019-12-04 ローム株式会社 光検出装置および電子機器
JP2018098344A (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像素子及び電子機器
JP6607275B2 (ja) * 2018-03-28 2019-11-20 ソニー株式会社 固体撮像装置、および電子機器
JP2020024228A (ja) * 2019-11-08 2020-02-13 ローム株式会社 光検出装置および電子機器
US11477364B1 (en) * 2021-04-01 2022-10-18 Visera Technologies Company Limited Solid-state image sensor

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2768453B2 (ja) * 1992-03-03 1998-06-25 キヤノン株式会社 固体撮像装置及びそれを用いた装置
JP4419658B2 (ja) * 2004-04-16 2010-02-24 ソニー株式会社 固体撮像装置
US20090027527A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Visera Technologies Company Limited Color filter arrays and image sensors using the same
JP2009302483A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Panasonic Corp 固体撮像装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011254266A (ja) 2011-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5149143B2 (ja) 固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器
KR100994692B1 (ko) 고체 촬상 소자 및 전자 정보 기기
JP4576412B2 (ja) 着色マイクロレンズアレイの製造方法、カラー固体撮像素子およびその製造方法、カラー表示装置の製造方法、電子情報機器の製造方法
US8134633B2 (en) Color solid-state image capturing apparatus and electronic information device
US8525199B2 (en) Solid-state image capturing device, method for manufacturing the same and electronic information device
JP5649990B2 (ja) カラーフィルタ、固体撮像素子、液晶表示装置および電子情報機器
JPWO2017126326A1 (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法、並びに電子機器
JP2011103359A (ja) 固体撮像素子および電子情報機器
JP2011258728A (ja) 固体撮像素子および電子情報機器
WO2021063162A1 (zh) 图像传感器、摄像头组件及移动终端
JP2011109484A (ja) 多眼カメラ装置および電子情報機器
JPWO2012042963A1 (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
JP5705462B2 (ja) 固体撮像素子および電子情報機器
WO2021159944A1 (zh) 图像传感器、摄像头组件及移动终端
US20220336508A1 (en) Image sensor, camera assembly and mobile terminal
JP5735318B2 (ja) 固体撮像素子および電子情報機器
JP2006237245A (ja) マイクロレンズ搭載型単板式カラー固体撮像素子及び画像入力装置
WO2012086163A1 (ja) レンズおよびその製造方法、固体撮像素子およびその製造方法、電子情報機器
JP2005110104A (ja) 固体撮像装置
JP2013038312A (ja) Mos型固体撮像素子及び撮像装置
CN104079903A (zh) 高动态范围的彩色及灰度图像传感器
WO2010090133A1 (ja) 固体撮像装置
JP2011210748A (ja) Ccd型固体撮像素子及びその製造方法並びに撮像装置
JP5408964B2 (ja) 固体撮像素子および電子情報機器
JP4419658B2 (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5705462

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees