JP5705441B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、機体の前方に昇降自在に装着した刈取部の刈取性能の向上を図ったコンバインに関する。
コンバインによる刈取作業中、圃場の凹凸により機体が前後に傾斜すると刈取部の圃場面に対する高さが大きく変動し、刈高さも変化して安定しない。そこで、従来、刈取部に超音波センサーや接地センサーのような対地高さ検出センサーを設けて、その検出結果に基づいて刈取部を適正高さに自動昇降させる技術が考案実施されているが、このものは、対地高さ検出センサーや刈取部の自動昇降制御装置が必要で製造コストがアップする問題がある。一方、比較的低コストで刈高さを安定させる技術として、刈取部を圃場面に接地させた状態で刈取作業を行い、圃場面の凹凸に追従して刈取部を自由に上下動させるものが知られている(例えば、特許文献1乃至3参照。)。
特開昭60−47612号公報 実公昭52−45560号公報 特開2005−34052号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、刈取部の昇降用油圧シリンダに対して刈取部が独立して昇降(上下に遊動)可能となるように、刈取部と昇降用油圧シリンダを連動機構を介して連結する構成であるため、刈取部の支持が不安定で、例えば刈取部を上昇させて走行するとき、機体が上下動すると刈取部が大きく振れて、振動、騒音の要因となる等の心配がある。
また、特許文献2,3に記載のものは、単動型の油圧シリンダで刈取部を昇降させるもので、刈取部の下降状態で、油圧制御弁を操作して油圧シリンダとオイルタンクとの油路を開放状態に維持して刈取部が自由に上下動するように構成したもので、上記特許文献1の心配は解消される。しかし、特許文献2のものは、本来の刈取部昇降用レバー(手動操作レバー13)と別途設けた制御弁の操作レバー(手動操作レバー19)の2つのレバーを操作して上記油路を開放状態にするものであり、また、特許文献3のものは、刈取部を昇降させる操作レバーを、中立位置、上げ位置及び下げ位置に加え、更に、上記油路を開放する位置に切り換えて操作するものであるため、何れの文献に記載された技術もレバー操作が複雑で誤操作の心配がある。
そこで、本発明の目的は、上記不具合を解消するもので、対地高さ検出センサー等を設けることなく比較的低コストで、しかも簡単なレバー操作で刈取部を圃場面の凹凸に追従して上下動させ、刈取性能を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、走行装置2に支持された機体1の前方に単動型の油圧シリンダ28により昇降自在に刈取部3を装着し、刈取部3の後方で機体1の左側に脱穀部4を搭載し、機体1の右側前方に運転操作部5を備え、該運転操作部5に設けた昇降操作手段12の操作により前記油圧シリンダ28の制御弁37を作動させて、刈取部3を上昇させた非刈取走行位置から下降させた刈取位置に亘り昇降させるコンバインにおいて、前記昇降操作手段12を、前記制御弁37が油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路と油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を何れも遮断して刈取部3の昇降を停止させる中立位置イと、制御弁37が油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路を開放して油圧シリンダ28に圧油を供給し刈取部3を上昇させる上げ位置ロと、制御弁37が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して刈取部3を自重で下降させる下げ位置ハとに切換操作自在に構成すると共に、刈取部(3)をワンタッチ操作で刈取位置まで下降させる下降スイッチ(43)を設けて、前記昇降操作手段(12)が中立位置(イ)で、且つ下降スイッチ(43)の操作により刈取部(3)を刈取位置まで下降させた時にのみ、制御弁(37)が油圧シリンダ(28)からオイルタンク(35)への油路を開放して刈取部(3)を自由昇降状態に維持制御する自由昇降制御手段を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載した発明は、走行装置2に支持された機体1の前方に単動型の油圧シリンダ28により昇降自在に刈取部3を装着し、刈取部3の後方で機体1の左側に脱穀部4を搭載し、機体1の右側前方に運転操作部5を備え、該運転操作部5に設けた昇降操作手段12の操作により前記油圧シリンダ28の制御弁37を作動させて、刈取部3を上昇させた非刈取走行位置から下降させた刈取位置に亘り昇降させるコンバインにおいて、前記昇降操作手段12を、前記制御弁37が油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路と油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を何れも遮断して刈取部3の昇降を停止させる中立位置イと、制御弁37が油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路を開放して油圧シリンダ28に圧油を供給し刈取部3を上昇させる上げ位置ロと、制御弁37が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して刈取部3を自重で下降させる下げ位置ハとに切換操作自在に構成すると共に、刈取部(3)をワンタッチ操作で刈取位置まで下降させる下降スイッチ(43)を設けて、前記昇降操作手段(12)が中立位置(イ)で、且つ下降スイッチ(43)の操作により刈取部(3)を刈取位置まで下降させた時にのみ、制御弁(37)が油圧シリンダ(28)からオイルタンク(35)への油路を開放して刈取部(3)を自由昇降状態に維持制御する自由昇降制御手段を設けたことにより、刈取部3を接地状態で圃場面の凹凸に追従して自由に上下動させて刈取作業(以下、倣い刈取作業という)を行い、刈高さを適正に保って安定させることができるものでありながら、従来のように対地高さ検出センサー等を設けることなく、比較的低コストで装置を構成できる。
従って、コンバインの刈取性能を向上させることができる。
また、昇降操作手段12の操作で意識的に刈取部3の高さを調整しながら刈取作業を行いたい時は刈取部3の自由昇降状態が実行されず、下降スイッチ43のワンタッチ操作で刈取部3を刈取位置まで下降させた時にのみ刈取部3が自由昇降状態となるから、倣い刈取作業と刈取部高さを固定した刈取作業とをオペレータの意志により容易かつ合理的に選択できる。
コンバインの右前方斜視図である。 コンバインの左側面図である。 運転操作部の平面図である。 モノレバーの右前方斜視図である。 刈取部昇降用の油圧シリンダ回りの左側面図である。 刈取部の先端部の詳細斜視図である。 モノレバーの操作とロータリスイッチのON、OFFの関係を示す図である。 刈取部先端のカバー体の別の例を示す図である。 本発明の第1実施例を示す油圧回路図である。 同上制御装置のブロック図である。 同上刈取部の昇降制御のフローチャート図である。 本発明の第2実施例を示す刈取部の昇降制御のフローチャート図である。 本発明の第3実施例を示す油圧回路図である。 同上刈取部の昇降制御のフローチャート図である。 本発明の第4実施例を示す刈取部の昇降制御のフローチャート図である。
本発明の実施の形態の一つを図1〜11に基づいて説明する。
図1に基づいて本発明を採用したコンバインの基本的構造を説明すると、1はコンバインの機体であり、機体1は下部に設けられた左右のクローラ式走行装置2に支持されている。機体1の前方には刈取部3が上下回動昇降自在に装着され、刈取部3の後方で機体1の左側(コンバインの前進方向を基準にして左側)に、刈取部3で刈り取り搬送された穀稈を受け継ぎ脱穀選別処理する脱穀部4が搭載され、脱穀部4の後方には脱粒済みの排藁を切断処理する藁処理部(図示せず)が備えられている。
一方、機体1の右側前方には運転操作部5が備えられ、その後方に脱穀部4で選別された穀粒を貯留する穀粒タンク6が設けられている。7は穀粒タンク6に貯留された穀粒を機外の運搬車等に排出する穀粒排出オーガである。
次に、図1、3及び4に基づき運転操作部5の詳細構造を説明する。
運転操作部5は、運転座席8と、ステップ9を挟んで運転座席8の前方に配置した前方操作パネル10と、運転座席8の左側方に配置した側方操作パネル11と、両操作パネル10、11上に突設された各種操作レバー、及び各種操作スイッチ等を有している。
上記各種操作レバー及び各種操作スイッチを具体的に説明すると、前方操作パネル10には、機体1の左右走向操作と刈取部3の上下昇降操作を司るモノレバー12(昇降操作手段)が設けられている。またモノレバー12の左側には運転状況を表示するモニター装置50が、その左側には刈取部3をワンタッチ操作で上昇させる上昇スイッチ42と、刈取部3をワンタッチ操作で下降させる下降スイッチ43が、その左側には刈取部3の昇降制御スイッチ14(昇降制御入切操作手段)がそれぞれ設けられている。
側方操作パネル11には、前側に走行速度を変速する走行主変速レバー51と走行副変速レバー52が、走行主変速レバー51の後方には各種自動制御スイッチ53がそれぞれ設けられ、その後方で運転座席8の左側方に刈取部3の駆動を入切する刈取クラッチレバー54と脱穀部4の駆動を入切する脱穀クラッチレバー55が併設されている。
図4はモノレバー12回りの詳細構造を示したものであり、モノレバー12を含むレバー構造体13が機体側フレーム(図示せず)に一体的に固定された前後方向の支点軸13aに左右回動可能に支持されていると共に、モノレバー12はそれに固定された左右方向の回動支点軸15を介してレバー構造体13に前後回動可能に支持されている。即ち、モノレバー12は支点軸13a及び回動支点軸15を中心に、左右及び前後方向に回動操作自在に構成されている。また、レバー構造体13にはモノレバー12の非操作時にモノレバー12を左右方向中立位置に自動復帰させる弾性体16と、前後方向中立位置に自動復帰させる弾性体17が設けられている。
レバー構造体13近傍の機体側フレームにはモノレバー12の左右操作量を検出するレバーポテンショメータ18が固定されている。即ち、モノレバー12が左右に操作されるとレバー構造体13に設けられたブラケット19が支点軸13aを中心に回動し、ブラケット19に突設されたピン19aが、これに当接しているレバーポテンショメータ18の検知バー18aを回動させることにより、レバーポテンショメータ18でモノレバー12の左右操作位置を検出するよう構成されている。尚、検知バー18aはレバーポテンショメータ18に内蔵された弾性体により常にピン19aに接当する方向に回動付勢されている。
また、レバー構造体13のブラケット20bにはモノレバー12の前後操作を検出するためのロータリスイッチ20が固定されており、モノレバー12が前後に操作されると一体的に固定された回動支点軸15が回動し、これに固定のアーム21に突設されたピン21aが回動支点軸15中心に回動し、これに当接しているロータリスイッチ20の検知バー20aを回動させるように構成されている。尚、検知バー20aはロータリスイッチ20に内蔵された弾性体により常にピン21aに接当する方向に回動付勢されている。
図7に示すように、モノレバー12が前方向の下げ位置ハに操作されると検知バー20aが後方に回動しロータリスイッチ20の接点AがONとなり、モノレバー12が後方向の上げ位置ロに操作されると検知バー20aが前方に回動し接点BがONとなり、モノレバー12が中立位置イに位置している時はロータリスイッチ20はOFFとなるように構成されている。
次に、図1、2、5及び6に基づき刈取部3の詳細構造を説明する。
刈取部3は圃場に立植した穀稈を分草する分草体22、分草された穀稈を引き起こす引起装置23、穀稈掻込装置24、刈刃25、穀稈搬送装置26、刈取部3のフレームを構成する縦伝動筒27等より構成されている。
縦伝動筒27は横軸Yを中心に上下回動自在に機体1に装着され、縦伝動筒27に固着されたブラケット27aにピストン側が、機体1にシリンダ側が各々枢着された油圧シリンダ28の伸縮作動により縦伝動筒27が横軸Y中心に上下回動し、刈取部3全体が昇降するように構成されている。
即ち、前記モノレバー12の前後操作により、ロータリスイッチ20の接点A又はBがONとなると、後述するソレノイドバルブ(制御弁)37が切り換わって油圧シリンダ28が伸縮作動し、刈取部3は上昇した非刈取走行位置から下降した刈取位置に亘り昇降作動される。
また、上記横軸Yの近傍で機体1側には、刈取部3の昇降位置を検出するリフトポテンショメータ29が固定され、縦伝動筒27の上部に固定したセンサーバー30がリフトポテンショメータ29の検知バー29aに常に接当し、縦伝動筒27の上下回動に基づいてセンサーバー30が検知バー29aを回動させることで縦伝動筒27の上下回動位置即ち刈取部3の機体に対する高さ位置を検出するように構成されている。
また、油圧シリンダ28にはガスシリンダ31(上昇付勢手段)が固定されており、ガスシリンダ31のピストン先端が前記ブラケット27aに接当し、ガスシリンダ31により、刈取部3が刈取位置にあるとき刈取部3を上昇方向に付勢するように構成されている。尚、該ガスシリンダ31による付勢力は刈取部3の自重による下降回動力より小さく設定されている。
前記縦伝動筒27の下部には、握り32aで回動操作するカム体32が回動自在に取り付けられ、一方機体1にはカム体32が接当することで刈取部3の下限ストッパーとなるボルト32bが固定されている。そして、握り32aによりカム体32を回動調節するとカム体32のボルト32bと接当する位置が変わり刈取部3の下降下限位置を変更できる。即ち、カム体32とボルト32bにより、刈取部3の下限ストッパーであると同時に下限位置を変更可能な下限位置変更手段が構成されている。尚、図2で示す分草体22の高さH2が刈取部3の下限位置の変更調節範囲である。
図6に示すように、刈取部3の先端部、即ち分草体フレーム22aには圃場面に接地するソリ体33が固定されている。
分草体22の先端部には分草体22の先端を覆うカバー体34が着脱自在に取り付けられており、コンバイン輸送時や格納時はカバー体34を装着して分草体22の先端に対する安全性等を確保し、刈取作業時はカバー体34を取り外して分草体22による分草作用が損なわれないように構成されている。
上記カバー体34は、前部の半球状の覆部34aと断面が楕円の突起部34b等が一体形成された弾性部材(ゴム、硬質のスポンジ、プラスチック等)で構成され、一方分草体22先端の縦プレート部22bには楕円状の孔22cが開けられており、該孔22cにカバー体34の突起部34bを側方から嵌入し、上記覆部34aが分草体22先端を前方から覆う状態で、分草体22にカバー体34が取り付けられている。また、楕円状の孔22cに楕円の突起部34bを嵌入するから、カバー体34は上下方向への回動が規制され、また突起部34bの基部の小径部34cを孔22cに嵌入することで、カバー体34の抜け止めとなっている。
尚、孔22aと突起部34bの断面を楕円状として回り止めをしているが、楕円状に限らず例えば角形状でもよい。
また、図8はカバー体の別の例を示すもので、分草体22の孔22dとカバー体34dの突起部34eの断面は正円形とし、カバー体34dの内側に溝34fを設け、該溝34f内に分草体22先端が入り込んだ状態で分草体22にカバー体34dを取り付けることにより、カバー体34dの回り止めを構成したものである。この例では覆部34gは立方体状で、該覆部34gで分草体22の先端と上下を覆うように構成されている。
次に、図9乃至11に基づき、本発明の刈取部昇降制御の第1実施例について説明する。
図9は油圧回路図であり、オイルタンク35から油圧ポンプ36、3ポート切換式のソレノイドバルブ(制御弁)37、パイロットチェック弁38等を介して刈取部昇降用の油圧シリンダ28への油路が形成されている。
ソレノイドバルブ37には2つのソレノイドSOL−U及びSOL−Dが備えられ、SOL−Uが作動すると、ソレノイドバルブ37が紙面で左側のポートに切り換えられ、油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路が開放される。そして、油圧ポンプ36からの圧油が油圧シリンダ28へ供給されて、油圧シリンダ28が伸長して刈取部3が上昇する。
SOL−Dが作動すると、ソレノイドバルブ37が紙面で右側のポートに切り換えられ、油圧ポンプ36からの圧油でパイロットチェック弁38が開となり、油圧シリンダ28とオイルタンク35間の油路が開放され、刈取部は自由昇降状態となる。そして、刈取部3が上昇位置にあれば自重によって前記カム体32とボルト32bが接当するまで下降する。
SOL−U及びSOL−D何れもがOFFであると、ソレノイドバルブ37が紙面で中央のポート(中立状態)にスプリングにより復帰し、油圧ポンプ36から油圧シリンダ28への油路が遮断されると共に、パイロットチェック弁38も閉となり油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路も遮断され、油圧シリンダ28は伸縮が停止し刈取部3は昇降が停止され現状位置で高さが保持される。
尚、39は左右の走行装置2のサイドクラッチを断続するサイドクラッチシリンダであり、前記モノレバー12を左又は右に操作するとレバーポテンショメータ18がモノレバー12の作動を検出し、この検出信号に基づきソレノイドSOL−L又はソレノイドSOL−Rを作動させて、左又は右のソレノイドバルブ40、41を切り換えてサイドクラッチシリンダ39を作動させる。そして、サイドクラッチシリンダ39の作動により左又は右の走行装置2の動力を切断し、コンバインの走向方向を変更若しくは旋回するように構成されている。
図10は、制御装置のブロック図であり、マイコン制御部の入力側にロータリスイッチ20、レバーポテンショメータ18、リフトポテンショメータ29、刈取部3の昇降制御スイッチ14、上昇スイッチ42及び下降スイッチ43が接続され、マイコン制御部の出力側にSOL−U、SOL−D、SOL−L及びSOL−Rが接続されている。
図11の刈取部3の昇降制御のフローチャート図に基づき、刈取部3の昇降動作及び自由昇降制御手段について説明する。
コンバインによる刈取作業前、刈取部3が高位置に上昇した非刈取走行位置でモノレバー12が非操作状態の中立位置イにあると、ロータリスイッチ20の接点A,B何れもOFFであり、SOL−UがOFFとなる。更に昇降制御スイッチ14はONであっても、リフトポテンショメータ29で検出される刈取部高さHは設定した一定高さH1(図2を参照)より高く、またフラッグFには初期設定で0が挿入されているから、SOL−DもOFFとなる。従って、ソレノイドバルブ37は中立状態となり、前述したように刈取部3は昇降が停止され現状位置(上昇位置)で高さが保持される。
次に、刈取開始時モノレバー12を前方向の下げ位置ハに操作すると、ロータリスイッチ20のA接点がONとなってSOL−DがONとなり、前述のように油圧シリンダ28とオイルタンク35間の油路が開放されるようにソレノイドバルブ37が切り換わり、刈取部3は自由昇降状態となり、その自重で下降する。下降途中でモノレバー12を中立位置イに戻すと、その時の刈取部高さHがH1より低くなければ、刈取部3はその位置で下降停止され高さが保持される。
モノレバー12を下げ位置ハに操作し続け、刈取部高さHがH1より低くなった時モノレバー12を中立位置イに戻すと、ロータリスイッチ20の接点A,B何れもOFFとなるが、刈取部高さH<H1であるからフラッグFに1が挿入されると共にSOL−DはONに保持される。そして、この状態では刈取部3の刈取位置は設定した一定高さH1より低く、モノレバー12が中立位置イであっても、刈取部3は前記自由昇降状態に保持されるから、刈取部3の先端下部に固定されたソリ体33が圃場面に接地し、この状態でコンバインによる刈取作業が行われると、ソリ体33が圃場面の凹凸に追従して上下し、刈取部3全体を圃場の凹凸に倣って自由に上下動させながら刈取作業(倣い刈取作業)を行うことができる。そして、この倣い刈取作業では圃場面に凹凸があっても刈り高さをほぼ一定に保つことができる。
この時、ガスシリンダ31により、刈取部3は上昇方向に付勢されているから、比較的重い刈取部3であっても圃場面の凹凸に追従してスムーズに上昇する。
次に、刈取作業中断時等にモノレバー12を後方向の上げ位置ロに操作すると、ロータリスイッチ20の接点BがONとなり、SOL−DがOFF、SOL−UがONになり、油圧ポンプ36からの圧油が油圧シリンダ28へ供給されるようにソレノイドバルブ37が切り換えられ、油圧シリンダ28が伸長して刈取部3が上昇する。同時にフラッグFに0が挿入される。
そして、モノレバー12を中立位置イに戻して刈取部3の上昇を中止した時の刈取部高さHが依然としてH1より低ければ、SOL−DがONに復帰し、刈取部3は刈取位置で再び前記自由昇降状態となるが、刈取部3の上昇操作により刈取部3が一定高さ以上、即ち刈取部高さHがH1と同じかそれより高くなると、刈取部3の前記自由昇降状態の維持制御は完全に解除され、モノレバー12を上げ位置ロから中立位置イに戻しても刈取部3の自由昇降状態の維持制御の解除を継続するように構成されている。
上述のように、本発明の自由昇降制御手段は、刈取部3が下降した刈取位置で、且つ前記モノレバー(昇降操作手段)12が中立位置イに位置している時、ソレノイドバルブ37(制御弁)が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して、刈取部3を自動的に自由昇降状態に維持制御するように構成されている。
係る構成により、刈取部3を接地状態で圃場面の凹凸に追従して自由に上下動させて倣い刈取作業を行い、刈高さを適正に保って安定させることができるものでありながら、従来のように対地高さ検出センサー等を設けることなく、比較的低コストで装置を構成できると共に、刈取部3が刈取位置で、且つモノレバー12が中立位置イの時、刈取部3が自動的に自由昇降状態となるから、倣い刈取作業行うために、従来のような複雑なレバー操作の必要が無く、誤操作も防止できる。
また、上述のように、自由昇降制御手段は、モノレバー12を下げ位置ハに切換操作して刈取部3を設定した一定高さより低い刈取位置まで下降させた後、モノレバー12を中立位置イに切換操作した時、ソレノイドバルブ37が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して刈取部3を自由昇降状態に維持制御するように構成されている。
係る構成により、オペレータがモノレバー12を下げ位置ハへ操作して上昇位置にある刈取部3を下降中、刈取部3が上記一定高さより高い位置でモノレバー12を中立位置イに戻した時は、刈取部3の自由昇降状態の維持制御は起動されず刈取部3はその位置で停止するから、刈取部3を任意の高さで停止でき、例えば、倣い刈取作業ではなく、刈取部3を一定高さに保持した高刈り作業や湿田作業も容易に行うことができる。
また、オペレータがモノレバー12を上げ位置ロへ操作して刈取位置にある刈取部3を上昇させ、刈取部3が上記一定高さH1より高い位置でモノレバー12を中立位置イに戻せば、刈取部3はその位置で停止するから、係る操作によっても上記刈取部3を一定高さに保持した刈取作業ができると共に、例えば、刈取作業を中断してコンバインを回向させる時、刈取部3を上限高さまで操作する必要がなく能率的な作業ができる。
また、上述のように、自由昇降制御手段は、モノレバー12を上げ位置ロに切り換えることによる刈取部3の上昇操作により刈取部3が一定高さ以上に上昇したことに基づいて、刈取部3の前記自由昇降状態の維持制御を解除し、上記上昇操作後、モノレバー12が上げ位置ロから中立位置イに復帰しても刈取部3の自由昇降状態の維持制御の解除を継続するように構成されている。
係る構成により、オペレータが刈取作業を中断すべく刈取部3の上昇操作をすれば、刈取部3の自由昇降状態が解除されるので、特別な解除操作が必要なく操作が容易となると共に、上昇操作を終了した後モノレバー12を中立位置イに復帰させたとき、オペレータの意に反して刈取部3の前記自由昇降状態の維持制御が再開され刈取部3が下降するようなことを防止できる。
また、図11において、自由昇降制御手段による刈取部3の自由昇降状態の維持制御中に、昇降制御スイッチ14をOFF操作するとSOL−DがOFFに切り換わり、上記維持制御が中止されて刈取部3の高さは固定され、昇降制御スイッチ14をON操作すると、自由昇降制御手段による刈取部3の自由昇降状態の維持制御が開始されるように構成されている。
即ち、モノレバー12が中立位置イ即ちロータリスイッチ20の接点A,B何れもOFFで、刈取部3が一定高さH1より低い状態で刈取作業中に、昇降制御スイッチ14の操作により、刈取部3の刈取位置を維持しながら、前記自由昇降制御手段による刈取部3の自由昇降状態の維持制御が入り切り可能となるように構成されている。
これにより、オペレータは圃場や穀稈の状況を観察しながら、刈取り途中で倣い刈取作業と刈取部高さを固定した刈取作業とを容易に切り換えることができ、例えば、穀稈が大きく倒伏している状態で倣い刈取作業を行う場合、一旦ソリ体33が倒伏穀稈上に乗り上げると、ソリ体33が地面まで下降できなくなり、倒伏穀稈の刈取ができない心配があるが、倒伏穀稈に到達する前に、事前に昇降制御スイッチ14をOFF操作して倣い刈取作業を中止し、モノレバー12の操作により刈取部3を下限位置まで下降させておけば、上記倒伏穀稈でも刈取作業が可能となる。
また、本実施例のコンバインのように、一本の操作レバー即ちモノレバー12を前後左右の十字方向に操作して刈取部3の昇降と機体1の走向方向の変更を行うものでは、例えば、刈取部3を下降させた刈取作業中にモノレバー12を左右に操作して穀稈列に沿うように機体の走向方向を微調整する。
この時、例えば前記特許文献3に記載された、刈取部を昇降操作する操作レバーを特定の位置に仮固定して倣い刈取作業を行う技術を本実施例のモノレバー12に採用すると、倣い刈取作業時はモノレバー12が特定の謂わば変則位置に固定されているから、この状態でモノレバー12を左右に操作して走向方向を微調整ことが困難となり、また操作中に仮固定が不用意に解除されて倣い刈取作業が中断する不具合が予測される。
しかしながら、本実施例では、上記のように刈取部3が刈取位置で且つモノレバー12が中立位置イの時、刈取部3が自動的に自由昇降状態即ち倣い刈取作業状態になるように構成したから、倣い刈取作業中に、通常の走向方向を変更する操作と同様、中立位置イにあるモノレバー12を操作して走向方向を容易に微調整することができ、また倣い刈取作業状態が不用意に解除されることもない。
また、図2に示すように、前記下限位置変更手段による刈取部3の下限位置の変更調節範囲H2より、刈取部3を自由昇降状態に維持制御する条件である刈取部3の一定高さH1が小さくなるように設定されている。
即ち、第1実施例においては、倣い刈取作業では、常にソリ体33が接地する必要性から、一定高さH1は狭い範囲に設定されており、前記下限位置変更手段を操作して下限位置を上記H1より低位置に設定すれば、その位置を下限として倣い刈取作業が実行されるが、下限位置変更手段による下限位置を上記H1より高位置に設定すれば、倣い刈取作業は実行されないから、刈取部3の下限高さを比較的高位置に維持して、高刈り作業や、湿田での刈取作業等を行う場合に不必要な倣い刈取作業の維持制御を実行させないようにも構成されている。
尚、上記実施例とは逆にH1>H2又はH1=H2として、下限位置変更手段による刈取部3の下限位置の変更調節範囲H2内ではどの位置でも倣い刈取作業が行えるようにしてもよい。
また、図11に記載した第1実施例では、倣い刈取作業、即ち自由昇降制御手段による刈取部3の自由昇降状態の維持制御中に、刈取部3が圃場面の凸部等により突き上げられて上昇し、一時的に刈取部3の高さがH1以上に上昇しても、オペレータの意志に反して倣い刈取作業が中断されないように構成されている。即ち、刈取部3の高さHが、モノレバー12の上昇操作によらず、圃場面の凸部に基づく上昇で一定高さH1より大きくなっても、フラッグFが1のままであるからSOL−DをON状態に維持して倣い刈取作業が継続されるように構成されている。
図12は、本発明の第2実施例を示す刈取部3の昇降制御のフローチャート図であって、主要な制御は図11に記載した第1実施例とほぼ同じであるが、第2実施例では倣い刈取作業中にオペレータがモノレバー12を上げ位置ロに操作しさえすれば、刈取部3の高さに関係なく倣い刈取作業が中止されるものである。
即ち、モノレバー12を上げ位置ロに操作しロータリスイッチ20の接点BがONとなるとフラッグFに0を挿入し、モノレバー12を中立位置イに戻しロータリスイッチ20の接点A,BがOFFなっても、フラッグFが0であればSOL−DはOFFのままで維持される。
これにより、前記第1実施例と同様、オペレータが刈取作業を中断すべく刈取部3の上昇操作をすれば、刈取部3の自由昇降状態が解除されるので、特別な解除操作が必要なくその操作が容易となると共に、上昇操作を終了した後、モノレバー12を中立位置イに復帰させたとき、オペレータの意に反して刈取部3の前記自由昇降状態の維持制御が再開され刈取部3が下降するようなことを防止できる。
更に、第2実施例のものは、オペレータが刈取状況を見ながら、倣い刈取作業から刈取部3の機体に対する高さを保持した刈取作業への切り換えを速やかに行うこともできる。
尚、上記第2実施例ではモノレバー12を上げ位置ロに操作すれば、フラッグFに0を挿入するよう構成したが、モノレバー12の上げ位置ロへの操作が一定時間継続されて刈取部3が一定高さ以上になった時フラッグFに0を挿入し、倣い刈取作業を中止するように構成することもできる。
図13、14は、本発明の第3実施例を示すもので、倣い刈取作業時に油圧シリンダ28に油圧ポンプ36による圧油を分流供給して、刈取部3を上昇方向に付勢するものであって、前記ガスシリンダ31の代替機能を有するものである。
即ち、図13の油圧回路図に示すように、油圧シリンダ28を作動させる3ポート切換式のソレノイドバルブ(制御弁)44とオイルタンク35との間の油路に絞り付きの切換弁45を設けたものである。
そして、図14の刈取部3の昇降制御のフローチャート図に示すように、モノレバー12が中立位置イで刈取部高さHがH1より低い時、SOL−DをON状態に維持し、油圧シリンダ28とオイルタンク35間の油路を開放して倣い刈取作業を実行するが、この時、切換弁45のソレノイドSOL−SをONにして切換弁45のポートを紙面で右側の絞り付きポートに切り換える。ソレノイドバルブ44は紙面で右側のポートに切り換えられており、油圧ポンプ36からの圧油の一部が切換弁45の絞りを通過せずに油圧シリンダ28に供給されるから、油圧シリンダ28を適度に伸長させる力が働く。これにより刈取部3が上昇方向に付勢されるものであるが、その付勢力は刈取部3の自重による下方回動力より小さく設定されている。
また、モノレバー12を操作して刈取部3を下降させている時はSOL−SはOFFで、油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路は開放状態となるから、刈取部3はその自重で速やかに下降するように構成されている。
そして、第3実施例においては、油圧シリンダ28回りに前記ガスシリンダ31のような大がかりな上昇付勢手段が不要となり、刈取部3の昇降装置をコンパクトで安価に構成できる。
図15は、本発明の第4実施例を示す刈取部3の昇降制御のフローチャート図であって、モノレバー12とは別に設けた、刈取部3をワンタッチ操作で設定位置(図2に記載した上昇位置H3)まで上昇させる上昇スイッチ42と、刈取部3をワンタッチ操作で刈取位置(前記下限位置変更手段で設定された下限位置)まで下降させる下降スイッチ43を利用して自由昇降制御手段を構成したものであり、モノレバー12で刈取部3を下降操作した時は倣い刈取作業が実行されず、モノレバー12が中立位置イで且つ下降スイッチ43の操作で刈取部3を刈取位置に下降させた時にのみ倣い刈取作業が実行されるように構成したものである。
即ち、上昇スイッチ42と下降スイッチ43は何れもモーメンタリスイッチで構成され
ている。そして、モノレバー12が中立位置イでロータリスイッチ20の接点A,Bが何れもOFFの時下降スイッチ43を操作し、下降スイッチ43のOFFからONへの変化があると、上昇フラッグFUに0を、下降フラッグFDに1をそれぞれ挿入すると共に、SOL−DがONとなり、刈取部3は自由昇降状態となってその自重で前記カム体32がボルト32bに接当するまで下降する。
そして、下降スイッチ43のOFFからONへの変化が無くなっても、フラッグFUが0でフラッグFDが1であるから、SOL−DのONが維持され、刈取部3の自由昇降状態即ち倣い刈取作業状態が継続される。
次に、モノレバー12を操作して接点A若しくは接点BがONになるか、又は上昇スイッチ42をON操作すると、フラッグFDに0が挿入されるから、モノレバー12が中立位置に戻っても、また上昇スイッチ42の変化が無くなっても、SOL−DはOFFで刈取部3は自由昇降状態へ復帰はしない。
また、モノレバー12が中立位置イで上昇スイッチ42を操作すると刈取部3が上昇し、刈取部高さHがH3と等しくなると、その高さで刈取部3は停止する。
上述のように、上記第4実施例のものも、第1実施例のものと同様に、自由昇降制御手段は、刈取部3が下降した刈取位置で、且つ前記モノレバー12が中立位置イに位置している時、ソレノイドバルブ37が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して、刈取部3を自動的に自由昇降状態に維持制御するように構成されているから、刈取部3を接地状態で圃場面の凹凸に追従して自由に上下動させて倣い刈取作業を行い、刈高さを適正に保って安定させることができるものでありながら、従来のように対地高さ検出センサー等を設けることなく、比較的低コストで装置を構成できると共に、刈取部3の自由昇降状態を出現するために、従来のような複雑なレバー操作の必要が無く、誤操作も防止できる。
従って、コンバインの刈取性能を向上させることができる。
また更に、自由昇降制御手段は、モノレバー12が中立位置イで、且つ下降スイッチ43の操作により刈取部3を刈取位置まで下降させた時にのみ、ソレノイドバルブ37が油圧シリンダ28からオイルタンク35への油路を開放して刈取部3を自由昇降状態に維持制御するように構成されている。
係る構成により、モノレバー12の操作で意識的に刈取部3の高さを調整しながら刈取作業を行いたい時は刈取部3の自由昇降状態が実行されず、下降スイッチ43のワンタッチ操作で刈取部3を一気に刈取位置(下限位置)まで下降させた時にのみ刈取部3が自由昇降状態となるから、倣い刈取作業と刈取部高さを固定した刈取作業とをオペレータの意志により容易かつ合理的に選択できる。
尚、前記第1実施例では、刈取部3を下降させた時の刈取位置が設定した一定高さより低いことを検出するために、リフトポテンショメータ29で刈取部高さHを検出し、Hが設定した一定高さH1より低いか否かを比較するようにしているが、例えば、リフトポテンショメータを設けず、刈取部3が下限位置に下降したことを検出するリミットスイッチを設け、該リミットスイッチがOFFからONに変化したことで、刈取部3を下降させた時の刈取位置が設定した一定高さより低いと見なしてもよいものである。
1 機体
2 走行装置
3 刈取部
4 脱穀部
5 運転操作部
12 モノレバー(昇降操作手段)
14 昇降制御スイッチ(昇降制御入切操作手段)
28 油圧シリンダ
35 オイルタンク
36 油圧ポンプ
37 ソレノイドバルブ(制御弁)
43 下降スイッチ
イ 中立位置
ロ 上げ位置
ハ 下げ位置

Claims (1)

  1. 走行装置(2)に支持された機体(1)の前方に単動型の油圧シリンダ(28)により昇降自在に刈取部(3)を装着し、刈取部(3)の後方で機体(1)の左側に脱穀部(4)を搭載し、機体(1)の右側前方に運転操作部(5)を備え、該運転操作部(5)に設けた昇降操作手段(12)の操作により前記油圧シリンダ(28)の制御弁(37)を作動させて、刈取部(3)を上昇させた非刈取走行位置から下降させた刈取位置に亘り昇降させるコンバインにおいて、前記昇降操作手段(12)を、前記制御弁(37)が油圧ポンプ(36)から油圧シリンダ(28)への油路と油圧シリンダ(28)からオイルタンク(35)への油路を何れも遮断して刈取部(3)の昇降を停止させる中立位置(イ)と、制御弁(37)が油圧ポンプ(36)から油圧シリンダ(28)への油路を開放して油圧シリンダ(28)に圧油を供給し刈取部(3)を上昇させる上げ位置(ロ)と、制御弁(37)が油圧シリンダ(28)からオイルタンク(35)への油路を開放して刈取部(3)を自重で下降させる下げ位置(ハ)とに切換操作自在に構成すると共に、刈取部(3)をワンタッチ操作で刈取位置まで下降させる下降スイッチ(43)を設けて、前記昇降操作手段(12)が中立位置(イ)で、且つ下降スイッチ(43)の操作により刈取部(3)を刈取位置まで下降させた時にのみ、制御弁(37)が油圧シリンダ(28)からオイルタンク(35)への油路を開放して刈取部(3)を自由昇降状態に維持制御する自由昇降制御手段を設けたことを特徴とするコンバイン。
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