JP5703112B2 - インピーダンス変換回路 - Google Patents
インピーダンス変換回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5703112B2 JP5703112B2 JP2011098064A JP2011098064A JP5703112B2 JP 5703112 B2 JP5703112 B2 JP 5703112B2 JP 2011098064 A JP2011098064 A JP 2011098064A JP 2011098064 A JP2011098064 A JP 2011098064A JP 5703112 B2 JP5703112 B2 JP 5703112B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impedance
- impedance conversion
- terminal
- port
- band
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/38—Impedance-matching networks
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/46—Networks for connecting several sources or loads, working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/17—Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
- H03H7/1741—Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
- H03H7/175—Series LC in series path
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/17—Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
- H03H7/1741—Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
- H03H7/1758—Series LC in shunt or branch path
Landscapes
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
図14に示すインピーダンス変換トランスTは、コアに線材を巻くことにより構成されており、巻き線の中途に中間タップが設けられている。図14において巻線の始端が端子[1]とされ、中間タップが端子[2]とされ、終端が端子[3]とされている。端子1−2間の巻き線数を5ターン、端子2−3間の巻き線数を1ターンとした時に、端子1−2間のインピーダンスが50Ωとなり、端子1−3間のインピーダンスが75Ωとなる。そこで、このインピーダンス変換トランスTの端子1−2に50Ωインピーダンスのアンテナを接続すると共に、端子1−3に75Ωインピーダンスのカーラジオを接続することにより、75Ωインピーダンスのカーラジオと50Ωインピーダンスのアンテナとの組み合わせで使用することができる。また、インピーダンス変換トランスTの端子1−3に75Ωインピーダンスのアンテナを接続すると共に、端子1−2に50Ωインピーダンスのカーラジオを接続することにより、50Ωインピーダンスのカーラジオと75Ωインピーダンスのアンテナとの組み合わせで使用することができる。
図5に示すインピーダンス変換回路100においては、図14に示すインピーダンス変換トランスTを用いている。第1ポートPT1のホット側(+)は、コイルL13を介してコンデンサC12の一端と、コイルL15の一端と、コイルL14の一端に接続されている。コンデンサC12の他端はアースされており、コイルL15の他端はポートPT3に接続されており、コイルL14の他端はコンデンサC13の一端に接続されている。コンデンサC13の他端はポートPT2のホット側(+)に接続されている。コイルL13とコイルL14はAM帯の信号は通過させるがFM帯の信号は阻止するチョークコイルとされている。また、第1ポートPT1のホット側(+)は、コイルL10とコンデンサC10の直列回路を介してインピーダンス変換トランスTの端子2に接続されている。さらに、この端子2とアース間にコイルL11が接続されている。このコイルL10,コンデンサC10,コイルL11によりフィルタが形成され、このフィルタはFM帯の信号は通過させるがAM帯の信号の通過を阻止している。
図7を参照すると、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失は76MHzにおいて約−1.9dB、92MHzにおいて約−1.7dB、108MHzにおいて約−1.5dBの周波数が高くなるにつれて低損失となる通過損失特性が得られている。また、75Ωから50Ωへ変換する場合の通過損失は、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失とほぼ同様の通過損失特性となる。このように、インピーダンス変換回路100においてはFM帯において−0.5dB以下の良好な通過損失特性が得られていない。
図8を参照すると、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失は0.5MHzにおいて約−0.8dBの低損失が得られているが、11.8MHzにおいて急激に増加して約−5.5dBの通過損失となり、23.1MHzにおいて約−7.4dBの周波数が高くなるにつれて損失が増加する通過損失特性が得られている。また、75Ωから50Ωへ変換する場合の通過損失は、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失とほぼ同様の通過損失特性となる。このように、インピーダンス変換回路100においてはAM帯において−3dB以下の良好な通過損失特性が得られていない。
図9に示すインピーダンス変換回路200においても、図14に示すインピーダンス変換トランスTを用いている。第1ポートPT1のホット側(+)は、コイルL22を介してコンデンサC22の一端と、コイルL23の一端と、コイルL24の一端に接続されている。コンデンサC22の他端はアースされており、コイルL24の他端はポートPT3に接続されており、コイルL23の他端はコンデンサC23の一端に接続されている。コンデンサC23の他端はポートPT2のホット側(+)に接続されている。コイルL22とコイルL23はAM帯の信号は通過させるがFM帯の信号の通過を阻止するチョークコイルとされている。また、第1ポートPT1のホット側(+)は、コンデンサC20を介してコイルL20と抵抗R20の並列回路の一端に接続され、この並列回路の他端はインピーダンス変換トランスTの端子2に接続されている。このコイルL20とコンデンサC20の直列共振回路はFM帯のほぼ中心周波数(93MHz)に共振しており、Qダンプ抵抗である抵抗R20により共振特性がブロード化されている。この直列共振回路により、FM帯の信号は通過させるがAM帯の信号の通過は阻止されている。
図11を参照すると、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失は76MHzにおいて約−2.1dBとされ、約82MHzにおいてピークの約−1.7dBが得られている。約82MHzより周波数が高くなると通過損失が悪化していき、92MHzにおいて約−2.6dB、108MHzにおいて−5dB以上の通過損失となる。また、75Ωから50Ωへ変換する場合の通過損失は、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失とほぼ同様の通過損失特性となる。このように、インピーダンス変換回路200においてはFM帯において−1.7dB以上の通過損失とされて、−0.5dB以下の良好な通過損失特性が得られていない。
図12を参照すると、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失は0.5MHzにおいて約−8.8dBの大きな通過損失となるが、約2.8MHzにおいてピークの約−0.8dBが得られている。約2.8MHzより周波数が高くなると、通過損失が悪化していき、11.8MHzにおいて約−4.9dB、23.1MHzにおいて−10dB以上の悪化した通過損失となる。また、75Ωから50Ωへ変換する場合の通過損失は、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失とほぼ同様の通過損失特性となる。このように、インピーダンス変換回路200においてはAM帯において−3dB以下の良好な通過損失が得られる帯域が狭くなっている。
そこで、本発明はAM帯とFM帯における通過損失を小さくすることができると共に、FM帯において良好なVSWRが得られるインピーダンス変換回路を提供することを目的としている。
図1に示す本発明にかかるインピーダンス変換回路1においては、図14に示すインピーダンス変換トランスTを用いている。第1ポートPT1のホット側(+)は、インピーダンス変換トランスTの端子2に直接接続されている。インピーダンス変換トランスTの端子1はコイルL1とコンデンサC2との直列回路を介してアースに接続されている。この直列回路はFM帯のほぼ中心周波数である約93MHzに共振している。インピーダンス変換トランスTの端子3はコンデンサC3を介してポートPT2のホット側(+)に接続されている。コンデンサC3は、AM帯およびFM帯の信号を通過させるに十分な値の容量値とされ、例えば0.01μFとされている。なお、インピーダンス変換トランスTの端子1−3間のインピーダンスは75Ωであり、端子1−2間のインピーダンスは50Ωである。
図2は、インピーダンス変換回路1の76MHz〜108MHzのFM帯における電圧定在波比(VSWR)の周波数特性を示す図である。S11はPT1におけるVSWR特性であり、S22はPT2におけるVSWR特性である。図2のVSWR特性を参照すると、PT1におけるVSWRは76MHzにおいて約1.2、92MHzにおいても約1.2、108MHzにおいて約1.3の全帯域においてほぼ一定のきわめて良好なVSWRが得られている。また、PT2におけるVSWRは76MHzにおいて約1.2、92MHzにおいて約1.1、108MHzにおいても約1.1の全帯域においてほぼ一定のきわめて良好なVSWRが得られている。このように、本発明にかかるインピーダンス変換回路1においては、FM帯において1.3以下の良好なVSWR特性が得られるようになる。
図3を参照すると、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失は76MHzにおいて約−0.4dB、92MHzにおいても約−0.4dB、108MHzにおいても約−0.4dBの全帯域においてほぼ一定のきわめて低損失の通過損失特性が得られている。また、75Ωから50Ωへ変換する場合の通過損失は、50Ωから75Ωへ変換する場合の通過損失とほぼ同様の通過損失特性となり、全帯域においても約−0.4dB以下のきわめて低損失の通過損失特性が得られている。このように、本発明にかかるインピーダンス変換回路1においては、FM帯において−0.4dB以下の良好な通過損失特性が得られるようになる。
なお、インピーダンス変換トランスの巻き数を所定数に設定することにより、巻き数に応じた任意のインピーダンス間のインピーダンス変換を行うことができるようになる。
Claims (2)
- 巻線の始端の第1端子と、前記巻線の中間タップの第2端子と、前記巻線の終端の第3端子とを有し、前記第1端子と前記第2端子間の第1インピーダンスと、前記第1端子と前記第3端子間の前記第1インピーダンスより大きい第2インピーダンスとの間でインピーダンス変換を行えるインピーダンス変換トランスと、
前記インピーダンス変換トランスの前記第1端子とアースとの間に接続されたFM帯のほぼ中心周波数に共振する直列共振回路と、
前記インピーダンス変換トランスの前記第2端子に接続された第1ポートと、
前記インピーダンス変換トランスの前記第3端子がFM帯およびAM帯の信号を通過できるコンデンサを介して接続された第2ポートとを備え、
前記第1ポートに前記第1インピーダンスの第1デバイスが接続され、前記第2ポートに前記第2インピーダンスの第2デバイスが接続されて、前記第1デバイスと前記第2デバイス間のインピーダンス変換を行うようにしたことを特徴とするインピーダンス変換回路。 - 前記インピーダンス変換トランスの前記第3端子にチョークコイルを介して接続された第3ポートを備え、該第3ポートから供給された直流電源が前記第1ポートから出力されて前記第1デバイスに供給可能とされ、前記第1ポートから供給された直流電源が前記第3ポートから出力されて前記第2デバイスに別のラインから供給可能とされていることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス変換回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011098064A JP5703112B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | インピーダンス変換回路 |
PCT/JP2012/051954 WO2012147383A1 (ja) | 2011-04-26 | 2012-01-30 | インピーダンス変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011098064A JP5703112B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | インピーダンス変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012231283A JP2012231283A (ja) | 2012-11-22 |
JP5703112B2 true JP5703112B2 (ja) | 2015-04-15 |
Family
ID=47071913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011098064A Expired - Fee Related JP5703112B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | インピーダンス変換回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5703112B2 (ja) |
WO (1) | WO2012147383A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5950051B2 (ja) * | 2013-09-05 | 2016-07-13 | 株式会社村田製作所 | インピーダンス変換回路、アンテナ装置および無線通信装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5947809A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジヨン受信用広帯域アンテナ装置 |
JP2598297Y2 (ja) * | 1993-09-28 | 1999-08-03 | 宇呂電子工業株式会社 | テレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路 |
JP3393638B2 (ja) * | 1997-04-11 | 2003-04-07 | 日本板硝子株式会社 | トランス伝送ガラスアンテナ |
-
2011
- 2011-04-26 JP JP2011098064A patent/JP5703112B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2012
- 2012-01-30 WO PCT/JP2012/051954 patent/WO2012147383A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012231283A (ja) | 2012-11-22 |
WO2012147383A1 (ja) | 2012-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10038420B2 (en) | Transformer and wireless communication apparatus | |
JP6528845B2 (ja) | アンテナ整合回路、アンテナ回路、フロントエンド回路および通信装置 | |
US9298873B2 (en) | Method of designing impedance transformation circuit | |
WO2012099085A1 (ja) | 周波数安定化回路、アンテナ装置および通信端末装置 | |
KR102041721B1 (ko) | 복합형 필터 장치, 고주파 프론트 엔드 회로 및 통신 장치 | |
CN217693258U (zh) | 推挽功率放大电路及射频前端模组 | |
CN114039559A (zh) | 推挽功率放大电路和射频前端模组 | |
JP6044726B2 (ja) | インピーダンス変換回路および通信端末装置 | |
CN201523376U (zh) | 移动终端及其杂波信号抑制电路 | |
CN111817672A (zh) | 一种覆盖9kHz~100MHz的大功率合成器及合成方法 | |
CN101867349B (zh) | 射频功率放大器 | |
JP2007221252A (ja) | 受信機入力回路 | |
JP2009253785A (ja) | マルチバンド高周波電力増幅器 | |
JP5703112B2 (ja) | インピーダンス変換回路 | |
JP2019029996A (ja) | 複合型フィルタ装置、高周波フロントエンド回路および通信装置 | |
CN216451346U (zh) | 一种差分放大电路与射频前端模组 | |
US7242361B2 (en) | Antenna structure with filter effect | |
TWI518997B (zh) | 阻抗匹配電路與可調天線裝置 | |
CN212543735U (zh) | 一种覆盖9kHz~100MHz的大功率合成器 | |
JP2001036328A (ja) | Am・fm帯受信用アンテナ | |
WO2016047323A1 (ja) | フロントエンド回路および通信装置 | |
JP2004248119A (ja) | Plcモデム | |
JP3164567B2 (ja) | ノイズフィルタ | |
CN219041744U (zh) | 放大电路、无线通信模块和电子设备 | |
CN112910428B (zh) | 一种合路器、芯片和射频功率放大器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131211 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20131211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150127 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5703112 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |