JP5703088B2 - 色素増感太陽電池電極形成用ペースト - Google Patents
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Description
これに対して、色素増感太陽電池は、製造コストを低く抑えられることから、特に注目を集めている。また、色素増感太陽電池は、製造コストの低さや低環境負荷以外にも、カラフル性、軽量フレキシブル性、シースルー性等の既存シリコン太陽電池では実現が難しい付加価値を有している点でも優れている。
しかしながら、近年は電解液として、イオン液体等の高粘度のものが使用されることが多くなっており、このような場合は特に電解液の移動性が悪いものとなっていた。
しかしながら、特許文献1の方法では、添加剤が凝集することで、得られる多孔質構造体の空孔が不均一になるという課題が新たに生じていた。空孔が不均一になると、多孔質構造体に応力が掛かることで、クラック等を生じたり、効率的な光閉じ込め効果が得られず、光電変換効率が低下したりするという問題があった。
以下に本発明を詳述する。
上記金属酸化物半導体粒子としては、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化ストロンチウム、酸化ニオブ、酸化セリウム、酸化タングステン、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化ガリウム及び酸化イットリウムからなる群より選択される少なくとも1種の金属酸化物、又は、前記金属酸化物を含有する複合酸化物からなるものを用いることが好ましい。これらのなかでは、バンドギャップが広く、資源も比較的に豊富にあるという理由から、酸化チタン、酸化亜鉛等が好ましい。
上記加熱消滅性樹脂粒子としては、酸化チタン等の金属酸化物半導体が焼結し始める500℃より低温にて分解・消滅するポリマー樹脂から構成される粒子であれば特に限定されず、例えば、ポリスチレン樹脂、ポリ(メタ)アクリレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオキシアルキレン樹脂、ポリ(メタ)アクリロニトリル樹脂などを含有する粒子が挙げられる。この中でも、酸素原子を含む樹脂からなる粒子が好ましく、ポリオキシアルキレン樹脂を含有する粒子が特に好ましい。
ポリ(メタ)アクリレート樹脂など上記酸素原子を含む樹脂は、所定の熱が加えられると、燃焼反応を伴って分解消滅し、優れた加熱消滅性を発揮する。
上記ポリオキシアルキレン樹脂は、所定の温度に加熱することにより、低分子量の炭化水素、エーテル等に分解された後、燃焼反応や蒸発等の相変化によって消滅し、極めて優れた加熱消滅性を発揮する。
上記架橋性モノマーを含有することによって、上記加熱消滅性樹脂粒子の圧縮強度を向上させることができる。また、上記架橋性モノマーを含有することによって、加熱消滅性樹脂粒子を有機溶剤に膨潤しないものとすることができる。
上記架橋性モノマーとしては特に限定されず、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のアクリル系多官能性モノマーや、ジビニルベンゼン、後述する官能基を2個以上もつマクロモノマー等が挙げられる。
また、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアクリル系多官能性モノマーの重合体が好適に用いられる。
上記加熱消滅性樹脂粒子の分散性が保たれた色素増感太陽電池電極形成用ペーストを焼結することにより、空孔が均一に分布した独立孔を有する多孔質金属酸化物半導体層が得られることが本発明の特徴である。
上記加熱消滅性樹脂粒子のゼータ電位の絶対値が20mVに満たない場合、粒子間の反発力が小さいため、乾燥粉体を添加した場合と同様にペースト中で加熱消滅性樹脂粒子の凝集が起こる。上記ゼータ電位の絶対値は、30mV以上であることがより好ましい。
また、金属酸化物半導体粒子と加熱消滅性樹脂粒子が電気的に反発するには、双方電位の正負が同じである必要がある。
なお、上記ゼータ電位は、ゼータ電位計又は動的光散乱光度計によって測定することができる。
上記膨潤度が1.5倍を超えると、ペースト中での樹脂粒子強度が低下し、金属酸化物半導体粒子と混合した際、剪断によって樹脂粒子が破壊されることがある。
上記膨潤度は1.2倍以下であることが好ましい。
なお、上記膨潤度は、計量した試料を所定の有機溶剤に添加し、24時間静置後、最初に加えた試料の重量に対する試料に取り込まれた有機溶剤の重量の割合を算出することにより測定することができる。
また、上記有機溶剤とは、色素増感太陽電池電極形成用ペーストを作製する際に使用される有機溶剤のことをいう。
上記加熱消滅性樹脂粒子は、低温領域であっても極めて優れた分解性を示す。90重量%以上が消滅に要する時間が1時間を超えると、多孔質樹脂フィルムの製造に用いる場合、多孔質樹脂フィルムの製造効率が低下することがある。1時間以内に消滅する部分が90重量%未満であると、発熱量を減少し、変形を抑制する効果が不充分となることがある。
なお、上記粒径のCv値は、平均粒子径mと標準偏差σから、下記式(1)により算出することができる。
Cv=σ/m×100(%) (1)
なかでも、ポリオキシアルキレン樹脂を含有する粒子の製造方法としては、ポリオキシアルキレンマクロモノマー又はポリオキシアルキレンマクロモノマーと他の重合性モノマーとの混合モノマーを重合する工程を有する方法が好ましい。なお、本明細書において、マクロモノマーとは、分子末端にビニル基等の重合可能な官能基を有する高分子量の線状分子のことをいい、ポリオキシアルキレンマクロモノマーとは、線状部分がポリオキシアルキレンからなるマクロモノマーのことをいう。
また、上記加熱消滅性樹脂粒子を重合する際、モノマーに分解促進剤が添加されてもよい。
上記混合の手段としては、例えば、2本ロールミル、3本ロールミル、ビーズミル、ボールミル、ディスパー、プラネタリーミキサー、自転公転式攪拌装置、ニーダー、押し出し機、ミックスローター、スターラー等を用いて混合する方法等が挙げられる。
上記色素増感太陽電池電極形成用ペーストを塗工する方法としては特に限定されないが、上記加熱消滅性樹脂粒子の形状を維持したまま塗工できることから、スクリーン印刷法を用いることが好ましい。
上記透明基板の厚さは、0.1〜10mmが好ましく、0.3〜5mmがより好ましい。
上記増感色素を吸着する方法としては、例えば、増感色素を含むアルコール溶液に、上記多孔質金属酸化物半導体層が形成された基板を浸漬した後、アルコールを乾燥除去する方法等が挙げられる。
(加熱消滅性樹脂粒子の作製)
モノマー成分として、ポリオキシプロピレンジメタクリレート20g(ポリオキシプロピレンユニット数=約4)、メタクリル酸イソブチル80gを攪拌混合し、モノマー溶液を調製した。得られたモノマー溶液の全量を、乳化剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテル1重量%を含む水溶液100gに加え、攪拌分散装置を用いて攪拌し、乳化懸濁液を得た。
また、得られた加熱消滅性樹脂粒子エマルジョンをエタノールで希釈し、同上の動的光散乱計でゼータ電位を測定したところ、−41mVであった。
更に、得られた加熱消滅性樹脂粒子エマルジョンを、遠心分離機を用いて樹脂粒子を沈降させた後、溶媒をメチルエチルケトンに置換し、加熱消滅性樹脂粒子のメチルエチルケトン(MEK)分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を得た。なお、加熱消滅性樹脂粒子のMEK中での膨潤度を、下記の方法で測定したところ、1.05倍であった。
加熱消滅性樹脂粒子1gを遠沈管に計量し、MEK30gを添加する。24時間静置後、遠心分離にて粒子を沈降させて上澄みの溶媒を捨てた。膨潤した加熱消滅性樹脂粒子の重量を計量し、下記式(2)にて膨潤度を求めた。
膨潤度(倍)=(膨潤した加熱消滅性樹脂粒子の重量/最初に加えた加熱消滅性樹脂粒子の重量) (2)
酸化チタン粉末(1次結晶粒子径15nm)20重量部、エチルセルロース(和光純薬工業社製、EC100)10重量部、テルピネオール70重量部、及び、得られた加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)15重量部を脱泡しながら混合した後、減圧してMEKを蒸発させた。更に3本ロールを用いて均一に混合することにより酸化チタンペーストを調製した。
(加熱消滅性樹脂粒子の作製)
モノマー成分として、トリメチルプロパントリメタクリレート5g、メタクリル酸メチル95g、重合開始剤としてイソブチロニトリル1gを攪拌混合し、モノマー溶液を調製した。得られたモノマー溶液の全量を、ポリビニルアルコール(PVA)1重量%と亜硝酸ナトリウム0.02重量%との水溶液900重量部に加え、ホモジナイザーを用いて10000rpmにて1分間攪拌し、乳化懸濁液を得た。
更に、得られた加熱消滅性樹脂粒子エマルジョンを、遠心分離機を用いて樹脂粒子を沈降させた後、溶媒をエタノールに置換し、加熱消滅性樹脂粒子のエタノール分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を得た。なお、加熱消滅性樹脂粒子の膨潤度(エタノール中)を、測定したところ、1.06倍であった。
得られた加熱消滅性樹脂粒子のエタノール分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を用いた以外は、実施例1と同様に酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、酸化チタン粉末(1次結晶粒子径15nm)20重量部、エチルセルロース(和光純薬工業社製、EC100)10重量部、テルピネオール70重量部に対し、加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を80重量部添加したこと以外は、実施例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、酸化チタン粉末(1次結晶粒子径15nm)20重量部、エチルセルロース(和光純薬工業社製、EC100)10重量部、テルピネオール70重量部に対し、加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を8重量部添加したこと以外は、実施例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、酸化チタン粉末(1次結晶粒子径15nm)20重量部に代えて、酸化亜鉛粉末(1次結晶粒子径12nm)20重量部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、酸化亜鉛ペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:7μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
加熱消滅性樹脂粒子として、ポリスチレンパウダーを用いた。
このポリスチレンパウダーについて、無作為に抽出した100個の粒子径を測定し、その平均粒子径を求めたところ、510nmであった。また、このポリスチレンパウダーをエタノールで希釈しようとしたところ、一部が凝集したままであった。更に、このポリスチレンパウダーのエタノール懸濁液について、動的光散乱計を用いてゼータ電位を測定したところ、−1mVであった。
酸化チタン粉末(1次結晶粒子径15nm)20重量部、エチルセルロース(和光純薬工業社製、EC100)10重量部、テルピネオール70重量部、及び、ポリスチレンパウダー3重量部を脱泡しながら混合した後、更に3本ロールを用いて均一に混合することにより酸化チタンペーストを調製した。その後実施例1と同様の手順で多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:6μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
比較例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、ポリスチレンパウダーの添加量を3重量部から6重量部に変更した以外は比較例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:6μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
(加熱消滅性樹脂粒子の作製)
モノマーの乳化懸濁液を作製する際に、ホモジナイザーの回転数を1000rpmとして1分間攪拌した以外は実施例2と同様にして加熱消滅性樹脂粒子を作製した。
その結果、得られた加熱消滅性樹脂粒子の平均粒子径を測定したところ5660nmであった。また、得られた加熱消滅性樹脂粒子エマルジョンをエタノールで希釈し、ゼータ電位を測定したところ、−29mVであった。
更に、得られた加熱消滅性樹脂粒子エマルジョンを、遠心分離機を用いて樹脂粒子を沈降させた後、溶媒をエタノールに置換し、加熱消滅性樹脂粒子のエタノール分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を得た。なお、加熱消滅性樹脂粒子の膨潤度(MEK中)を、測定したところ、1.05倍であった。
得られた加熱消滅性樹脂粒子のエタノール分散液(樹脂固形分濃度20重量%)を用いて、実施例1と同様にして酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、得られた加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)の添加量を15重量部から200重量部に変更した以外は実施例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例1の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、得られた加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)15重量部を添加しなかった以外は実施例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:5μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例5の(色素増感太陽電池用光電極の作製)において、得られた加熱消滅性樹脂粒子のMEK分散液(樹脂固形分濃度20重量%)15重量部を添加しなかった以外は実施例1と同様にして、酸化チタンペースト、多孔質金属酸化物半導体層(膜厚:7μm)及び色素増感太陽電池用光電極を作製した。
実施例及び比較例で得られた色素増感太陽電池電極形成用ペースト(酸化チタンペースト、酸化亜鉛ペースト)、多孔質金属酸化物半導体層及び色素増感太陽電池用光電極について以下の評価を行った。結果を表1に示した。
得られた色素増感太陽電池電極形成用ペーストを目開き5μmのメッシュにてろ過し、メッシュ上に残留する凝集物の有無を確認した。
得られた多孔質金属酸化物半導体層について、SEMを用いて厚み方向の切断面を撮影し、得られた写真から100個分の空孔を無作為に抽出し、その空孔について2個以上が連結して連続孔を形成している空孔の数を調べ、「連結に関わる空孔の数」を計数した後、下記式(3)により「連続孔を形成する空孔の割合」を算出した。
連続孔を形成する空孔の割合(%)=(連結に関わる空孔の数/100)×100 (3)
連続孔を形成する空孔の割合が10%以下のものを○、10%を超えるものを×とした。
なお、実施例1で得られた色素増感太陽電池用光電極の多孔質金属酸化物半導体層の厚み方向の切断面を撮影したSEM写真を図1に、比較例1で得られた色素増感太陽電池用光電極の多孔質金属酸化物半導体層の厚み方向の切断面を撮影したSEM写真を図2に示した。
上記ガラス基板上に作成した多孔質金属酸化物半導体層の表面SEM写真について、任意の1000μm四方の領域にクラックが発生しているか確認した。
0.4MのTPAI(テトラプロピルアンモニウムヨーダイド)、0.05MのI2、メトキシプロピオニトリルからなる電解質を得られた色素増感太陽電池用光電極の多孔質金属酸化物半導体層上に形成した。更に、対向電極を電解質を介して色素増感太陽電池用光電極と重ね合わせるように固定した後、側面をエポキシ系接着剤で封止することにより色素増感太陽電池セルを作製した。
なお、比較例2及び比較例4で得られた色素増感太陽電池用光電極については、電極に生じたクラックが大きく、電流値が計測されなかった。
Claims (5)
- 1次結晶粒子径が100nm以下の金属酸化物半導体粒子、SP値が9(cal/cm)1/2以上の溶剤中で測定したゼータ電位の絶対値が20mV以上であり、かつ、平均粒子径が100〜3000nmである加熱消滅性樹脂粒子、バインダー樹脂及び有機溶剤を含有し、前記加熱消滅性樹脂粒子の含有量が、前記金属酸化物半導体粒子に対して5〜100重量%であり、前記加熱消滅性樹脂粒子は、架橋性モノマーを0.5重量%以上含有する重合性モノマーを重合してなる重合体からなることを特徴とする色素増感太陽電池電極形成用ペースト。
- 加熱消滅性樹脂粒子は、粒子径のCv値が30%以下であることを特徴とする請求項1記載の色素増感太陽電池電極形成用ペースト。
- 加熱消滅性樹脂粒子は、有機溶剤に対する膨潤倍率が1.5倍以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の色素増感太陽電池電極形成用ペースト。
- 請求項1、2又は3記載の色素増感太陽電池電極形成用ペーストの製造方法であって、
1次結晶粒子径が100nm以下の金属酸化物半導体粒子、SP値が9(cal/cm)1/2以上の溶剤中で測定したゼータ電位の絶対値が20mV以上であり、かつ、平均粒子径が100〜3000nmである加熱消滅性樹脂粒子、バインダー樹脂及び有機溶剤を混合する混合工程を有し、
前記混合工程において、前記加熱消滅性樹脂粒子をSP値が9(cal/cm)1/2以上の溶剤中に分散した状態で添加する
ことを特徴とする色素増感太陽電池電極形成用ペーストの製造方法。 - 請求項1、2又は3記載の色素増感太陽電池電極形成用ペーストを塗工する工程、
前記色素増感太陽電池電極形成用ペーストを乾燥し、焼成することにより、多孔質金属酸化物半導体層を形成する工程、及び、
前記多孔質金属酸化物半導体層に増感色素を吸着させる工程を有する
ことを特徴とする色素増感太陽電池用光電極の製造方法。
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