JP5699751B2 - ペーパレスレコーダ、および同レコーダを用いた列車運行状態表示システムならびに鋼板のプロフィール管理システム - Google Patents
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Device)等の表示器を用いたペーパレスレコーダが実用化されている。ペーパレスレコーダは、表示器を記録紙に見立てて測定信号の変化の状況をグラフで表示するように構成されたものである。例えば、図4にその内部構成が示されている。
図1は、本実施形態に係るペーパレスレコーダの構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態に係るペーパレスレコーダ1は、測定回路11と、制御部12と、測定周期用クロック13と、パルス検出回路14と、記憶部15と、トレンド波形生成部16と、表示部17と、パルス積算回路21と、パルス分周回路22と、パラメータ設定部23と、により構成される。
図2は、本実施形態に係るペーパレスレコーダ1の動作を示すフローチャートである。以下、図2のフローチャートを参照しながら、図1に示す本実施形態に係るペーパレスレコーダ1の動作について詳細に説明する。
以上説明のように本実施形態に係るペーパレスレコーダ1によれば、制御部12が、外部入力パルスの数を積算して測定周期毎に検出し、検出した外部入力パルスが予め設定された分周回数に到達した時点でデジタル値を記憶して表示部17の描画位置に変換してトレンド波形を表示する。このため、外部入力パルスを用いて紙送りを行うチャートレコーダの機能をペーパレスレコーダの外部サンプリング機能として置き換えることが出来、ペーパレス化を実現できる。
なお、本実施形態に係るペーパレスレコーダ1を列車運行状態表示システムに適用して列車の運行管理を行うことも可能である。すなわち、駅間を走行する列車は必ず加減速を伴うため、一定周期でサンプリングして物理量を測定すると、場所によって移動量が異なるため、時間軸を正確に距離で表現することができない。そこで、1m移動するために必要なパルス数を場所毎に設定することで、列車の速度に依存しない物理量の取り込みが可能になり、物理量の異常値を監視することによる列車の運行管理が可能になる。
また、本実施形態に係るペーパレスレコーダを鋼板のプロフィール管理に用いることも可能である。すなわち、鋼板製造時にはコイル巻き取りのスピードが変化するため、一定周期でサンプリングして物理量を測定すると、時間軸を正確に長さで表現することができない。そこで、1cm巻き取るために必要なパルス数を設定することで、コイル巻き取りのスピードに依存しない物理量の取り込みが可能になり、物理量の変化を監視することによる、鋼板のプロフィール管理が可能になる。
Claims (4)
- 物理量を一定の測定周期でサンプリングしてデジタル値に変換して記憶部に記憶し、測定時間の経過に伴う前記デジタル値の変化の状態を表示部に表示する、ペーパレスレコーダであって、
測定周期用クロックと、
前記測定周期用クロックに従う前記測定周期より早い周期の外部入力パルスの数を積算して前記測定周期毎に検出し、検出したパルス数が予め設定された分周回数に到達した時点で前記デジタル値を前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記デジタル値を読み出して前記表示部の描画位置に変換し、トレンド波形の形態でスクロール表示する制御部と、
を備えたことを特徴とするペーパレスレコーダ。 - 前記制御部は、
前記表示部に前記デジタル値をトレンド波形の形態でスクロール表示するにあたり、予め設定される前記外部入力パルスの1パルスあたりの物理量を単位に表示区画を設定して表示することを特徴とする請求項1記載のペーパレスレコーダ。 - 前記請求項1または2記載のペーパレスレコーダを用い、運行経路の任意の地点で測定される前記物理量を、予め設定される前記外部入力パルスの1パルスあたりの距離を単位に表示区画を設定してリアルタイムに表示することを特徴とする列車運行状態表示システム。
- 前記請求項1または請求項2記載のペーパレスレコーダを用い、鋼板の任意の位置で測定される前記物理量を、予め設定される前記外部入力パルスの1パルスあたりの長さを単位としてリアルタイムにトレンド表示するとともに、ロット番号のデータを識別するための情報を記憶することを特徴とする鋼板のプロフィール管理システム。
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