JP4878940B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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本発明は、測定データをメモリに書き込むと共にメモリから読み出した測定データを用いて所定の演算処理を実行するデータ処理装置およびデータ処理方法に関するものである。
この種のデータ処理方法に従って測定データをデータ処理するデータ処理装置として、入力信号(入力データ)について所定周期でサンプリングした測定データ(デジタルデータ)の記録、および記録した測定データに基づく信号波形のい表示が可能に構成された2チャンネル波形記録装置(以下、「波形記録装置」ともいう)が特開2002−250745号公報に開示されている。この波形記録装置は、入力信号をA/D変換して(サンプリングして)測定データを生成するA/D変換器と、生成された測定データを記憶するメモリと、メモリに対する測定データの書き込みおよびメモリからの測定データの読み出しを管理するメモリコントローラと、測定データに基づく信号波形を表示器に表示させる表示コントローラと、信号波形を表示させるべき測定データをメモリから読み出して表示コントローラに出力するCPUと、測定データの記録や信号波形の表示を開始すべきタイミングを特定するためのトリガを検出するトリガ検出器とを備えている。
この波形記録装置では、測定開始に伴い、まず、A/D変換器が入力信号をA/D変換して測定データを生成する。また、メモリコントローラは、トリガ検出器の制御に従って生成された測定データをメモリに順次書き込む。一方、トリガ検出器は、メモリに書き込まれる測定データを監視して、所定の基準を満たすイベントが生じたと判定したときに、その測定データのメモリアドレス(データ番号)を特定してCPUに報告する。これに応じて、CPUは、トリガ検出器によって報告されたメモリアドレスに基づき、イベント発生時に生成された測定データと、その前後において生成された測定データとをメモリから読み出して表示コントローラに出力する。これにより、表示コントローラの制御下でイベント発生時における入力信号の信号波形が表示器に表示される。
特開2002−250745号公報(第3頁、第1−3図)
ところが、従来の波形記録装置には、以下の問題点が存在する。すなわち、従来の波形記録装置では、トリガ検出器によって報告されたメモリアドレスに基づいてCPUが測定データをメモリから読み出して表示コントローラに出力する構成が採用されている。したがって、この波形記録装置では、メモリに書き込まれている測定データをCPUが読み出す際に対象の測定データが記録されているメモリアドレスをメモリコントローラに報告するために、メモリコントローラとCPUとの間にアドレス線を配設する必要がある。一方、この種の波形記録装置のなかには、表示器、表示コントローラおよびCPU等が配設された記録装置本体と、A/D変換器、メモリおよびメモリコントローラ等からなるデータ記録ユニットとが別体に構成されたタイプの装置が存在する。この場合、記録装置本体とデータ記録ユニットとの間には、相互間の電源電圧の差異を吸収するためのレベル変換回路や絶縁回路等のインターフェース回路が必要となる。したがって、アドレス線を必要とする分だけインターフェース回路が複雑化する結果、従来の波形記録装置には、その製造コストが高騰しているという問題点がある。
この場合、従来の波形記録装置におけるメモリコントローラに代えて、FIFO(First-In First-Out)コントローラ(先入れ先出し法によってメモリに対する測定データの書き込みおよび読み出しを管理するメモリコントローラ)を採用することで、アドレス線が不要となる分だけインターフェース回路を簡素化することが可能となる。一方、この種の波形記録装置では、入力信号についての実効値を取得するために、A/D変換器によって順次生成される測定データを用いてCPUがRMS(Root Mean Square)変換処理(測定値を二乗した値の平均値についての平方根を演算する処理)を実行する構成が採用されている。この場合、FIFOコントローラの管理下でCPUがメモリから測定データを読み出したときには、読み出された測定データの次にメモリに書き込んだ測定データの位置に対応させてFIFOコントローラがリードポインタ(メモリから測定データを読み出す読み出し位置を特定するためのポインタ)を移動させる。
このため、CPUが1つの測定データを読み出した後に、RMS変換処理(二乗算)の実行のためにその1つの測定データ(既に読み出した測定データと同一の測定データ)をメモリから再び読み出すことができないため、RMS変換処理を実行する波形記録装置において通常のFIFOコントローラを採用する場合、CPUがメモリから読み出した測定データを一時的に記憶させておくキャッシュメモリを別途配設して、CPUのメモリ空間内にメモリから読み出した測定データを展開する処理を実行する必要が生じる。このため、インターフェース回路の構成を簡素化すべくFIFOコントローラを採用したとしても、キャッシュメモリを必要とする分だけ、その製造コストが高騰すると共に、メモリから読み出した測定データの展開に時間を要するために高速なデータ処理(積和演算処理)が困難になるという問題が発生する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、二乗算を含む演算処理を低コストでしかも高速に実行し得るデータ処理装置およびデータ処理方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のデータ処理装置は、測定データを記憶するメモリと、当該メモリに対して前記測定データを書き込む書き込み位置を特定する書き込みポインタおよび当該メモリから当該測定データを読み出す読み出し位置を特定する読み出しポインタを備えて当該測定データの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理するメモリコントローラと、前記メモリから読み出した前記測定データを用いて二乗算を含む所定の演算処理を実行する演算部とを備えたデータ処理装置であって、前記メモリコントローラは、前記演算部によって前記メモリから1つの前記測定データが2回読み出されたときに、当該読み出された測定データの次に当該メモリに書き込まれた前記測定データの書き込み位置を特定可能に前記読み出しポインタを移動させる。なお、本発明における「読み出しポインタを移動させる」との処理は、読み出しポインタによって特定される読み出し位置についての値(情報)を変更する処理を意味する。
また、請求項2記載のデータ処理方法は、メモリに対して測定データを書き込む書き込み位置を特定する書き込みポインタおよび当該メモリから当該測定データを読み出す読み出し位置を特定する読み出しポインタを用いて当該測定データの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理すると共に、前記メモリから読み出した前記測定データを用いて二乗算を含む所定の演算処理を実行するデータ処理方法であって、前記メモリから1つの前記測定データを2回読み出したときに、当該読み出した測定データの次に当該メモリに書き込んだ前記測定データの書き込み位置を特定可能に前記読み出しポインタを移動させる。
請求項1記載のデータ処理装置および請求項2記載のデータ処理方法によれば、測定データの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理すると共に、メモリから1つの測定データが2回読み出されたときに、読み出された測定データの次にメモリに書き込まれた測定データの書き込み位置を特定可能に読み出しポインタを移動させることにより、メモリから測定データを読み出すためのアドレス線が不要となる分だけ従来の波形記録装置よりもメモリコントローラと演算部との間に配設すべきインターフェース回路を簡素化することができる。また、二乗算を実行するために測定データを演算部のメモリ空間内に展開する必要ないため、測定データを展開するためのキャッシュメモリが不要となる。したがって、データ処理装置の製造コストを十分に低減することができる。また、メモリから読み出した測定データの展開処理を不要にできるため、その分、高速なデータ処理(RMS変換処理等の積和演算処理など)を実現することができる。
以下、本発明に係るデータ処理装置およびデータ処理方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、測定対象の入力信号SについてのサンプリングデータDを記録すると共に記録したサンプリングデータDに基づく信号波形等を図示しない表示部に表示させる装置(例えば波形記録装置)であって、測定装置本体2および測定ユニット3がインターフェース回路4を介して電気的に接続されて構成されている。測定装置本体2は、CPU11および表示部等を備えている。この場合、CPU11は、本発明における演算部に相当する積和演算器11aを備えている。この場合、積和演算器11aは、サンプリングデータDに基づいて入力信号Sについての実効値を演算する。
一方、測定ユニット3は、A/D変換部21、RAM22およびメモリコントローラ23を備えて構成されている。A/D変換部21は、入力信号Sを所定の周期でA/D変換して(サンプリングして)本発明における測定データに相当するサンプリングデータDを生成する。RAM22は、本発明におけるメモリに相当し、メモリコントローラ23の管理下でサンプリングデータDを記憶する。メモリコントローラ23は、いわゆるFIFOコントローラであって、A/D変換部21によって生成されるサンプリングデータDのRAM22への書き込みと、CPU11によるRAM22からのサンプリングデータDの読み出しとを先入れ先出し法で管理する。具体的には、図2に示すように、メモリコントローラ23は、RAM22に対してサンプリングデータDを書き込む書き込み位置を特定する書き込みポインタ(Write Pointer )WPと、RAM22からサンプリングデータDを読み出す読み出し位置を特定する読み出しポインタ(Read Pointer)RPとを備えている。
なお、図2および後に参照する図3,4,6,7では、本発明についての理解を容易とするために、書き込みポインタWPや読み出しポインタRPを用いたデータ管理方法を概念的に図示しているが、実際には、両ポインタWP,RPは、RAM22上の所定のメモリアドレスを特定可能な値(情報)を記憶するレジスタ等によって構成されている。また、図2〜4,6,7では、「区画01」〜「区画10」の10個の区画(1つのサンプリングデータDを記録する領域)を両WP,RPで管理する例について図示しているが、この区画の数は例示であって、実際には、入力信号Sについてのサンプリング速度を10kHz、CPU11が毎秒20回処理を行うとした場合、1回について500のサンプリングデータDを処理するため、約1000個程度の区画を対象として先入れ先出し法による管理が実行される。さらに、メモリコントローラ23は、両ポインタWP,RPの他に、フルフラグ(Full Flag )やエンプティフラグ(Empty Flag)等を備えているが、これらの機能については公知のFIFOコントローラと同様のため、その図示および詳細な説明を省略する。
インターフェース回路4は、測定装置本体2および測定ユニット3を相互に絶縁しつつ、CPU11およびメモリコントローラ23の間における各種の制御信号やサンプリングデータDの送受信を許容する絶縁回路およびレベル変換回路を備えている。また、インターフェース回路4は、CPU11がメモリコントローラ23にアクセスするための制御線や、RAM22からサンプリングデータDを読み出すためのデータ線(共に図示せず)などを備えている。なお、この測定装置1では、RAM22、メモリコントローラ23、インターフェース回路4およびCPU11(積和演算器11a)が相俟って本発明におけるデータ処理装置を構成する。
次に、測定装置1によるサンプリングデータDの記録およびサンプリングデータDを用いた演算処理の方法について、図面を参照して説明する。
この測定装置1では、A/D変換部21によるサンプリングデータDの生成処理(入力信号Sについてのサンプリング処理)と、生成されたサンプリングデータDに基づくRMS変換処理とが並行して実行されて、入力信号Sについての実効値に基づく信号波形が図示しない表示部に表示される。具体的には、まず、A/D変換部21が入力信号Sを所定の周期でA/D変換することでサンプリングデータDを生成してメモリコントローラ23に順次出力する。この際に、図2に示すように、メモリコントローラ23における書き込みポインタWPは、先頭の「区画01」を指し示し、読み出しポインタRPは、最後尾の「区画10」を指し示した状態となっている。
なお、このメモリコントローラ23では、RAM22に対してサンプリングデータDを書き込むべき位置(区画)を書き込みポインタWPによって指し示し、RAM22からのサンプリングデータDの読み出しが完了した位置(区画:RAM22からサンプリングデータDを読み出すべき区画の1つ前の区画)を読み出しポインタRPによって指し示す管理方法が採用されている。したがって、メモリコントローラ23は、書き込みポインタWPが指し示す位置(この例では「区画01」)に対応して、A/D変換部21から出力されたサンプリングデータD(図3における「D01」)をRAM22に書き込むと共に、同図に示すように、書き込みポインタWPを次の「区画02」に移動させる。
一方、メモリコントローラ23によってRAM22にサンプリングデータDが書き込まれることでエンプティフラグが「値=1」から「値=0」に書き換えられるのに伴い、CPU11は、サンプリングデータDについてのRMS変換処理を開始する。具体的には、CPU11は、予め規定されたFIFOメモリ番地(CPU11のメモリ空間においてRAM22に対するアクセスのために割り当てられたメモリ番地)にアクセスしてサンプリングデータDを読み出す。この際に、メモリコントローラ23は、CPU11によるRAM22へのアクセス要求(サンプリングデータDの読み出し要求)に応じて、読み出しポインタRPが指し示す位置(区画:この例では「区画10」)の次の区画(この例では、「区画01」)に対応するメモリアドレスを特定し、特定したメモリアドレスに対するアクセスを許容する。この結果、RAM22の「区画01」に対応するメモリアドレスからCPU11によって最初のサンプリングデータD(同図における「D01」)が読み出される。
次いで、CPU11は、上記のFIFOメモリ番地にアクセスしてRAM22から直前に読み出したサンプリングデータDと同一のサンプリングデータDを読み出す。この場合、一般的なFIFOコントローラでは、CPU11によってRAM22から所定のサンプリングデータDが1回読み出された時点において読み出しポインタRPが次の区画を指し示す位置に移動させられるのに対して、このメモリコントローラ23では、CPU11によって所定のサンプリングデータD(この例では、「D01」)が1回読み出された時点においては、読み出しポインタRPが同じ位置に維持される。したがって、メモリコントローラ23は、読み出しポインタRPが指し示す位置(区画:この例では「区画10」)の次の区画(この例では、「区画01」)に対応するメモリアドレスを特定し、特定したメモリアドレスに対するアクセスを許容する。これにより、CPU11は、直前に読み出したサンプリングデータD(同図における「D01」)と同一のサンプリングデータD(すなわち、「D01」)をRAM22から読み出す。また、CPU11では、積和演算器11aが、読み出された2つのサンプリングデータDを用いて測定値についての二乗算を実行する。
また、メモリコントローラ23は、CPU11によってRAM22内における同一の1つのサンプリングデータD(この例では、「D01」)が2回読み出されたのに伴い、図4に示すように、読み出しを完了したサンプリングデータDに対応する区画(この例では、「区画01」)に読み出しポインタRPを移動させる。このように、CPU11がRAM22から1つのサンプリングデータDを最初に読み出した際に読み出しポインタRPが同じ位置に維持され、その1つのサンプリングデータDの2回目の読み出しに伴って読み出しポインタRPが次の区画に移動させられることにより、図5に示すように、CPU11側では、同一のFIFOメモリ番地において同一の1つのサンプリングデータD(この例では、「D01」)が連続して書き込まれているかのように認識される。
一方、A/D変換部21によって次のサンプリングデータD(この例では、「D02」)が出力されたときに、メモリコントローラ23は、図6に示すように、書き込みポインタWPが指し示す位置(この際には、「区画02」)に対応して、A/D変換部21から出力されたサンプリングデータD(同図における「D02」)をRAM22に書き込むと共に、書き込みポインタWPを次の「区画03」に移動させる。また、CPU11は、上記のFIFOメモリ番地にアクセスしてサンプリングデータDを読み出す。この際に、メモリコントローラ23は、読み出しポインタRPが指し示す位置(区画:この例では「区画01」)の次の区画(この例では、「区画02」)に対応するメモリアドレスを特定し、特定したメモリアドレスに対するアクセスを許容する。この結果、RAM22の「区画02」に対応するメモリアドレスからCPU11によって2つ目のサンプリングデータD(同図における「D02」)が読み出される。
次いで、CPU11は、上記のFIFOメモリ番地に再びアクセスしてRAM22から直前に読み出したサンプリングデータDと同一のサンプリングデータD(この例では、「D02」を読み出す。この場合、前述したように、このメモリコントローラ23では、CPU11によって所定のサンプリングデータD(この例では、「D02」)が1回読み出された時点においては、読み出しポインタRPが同じ位置に維持される。したがって、メモリコントローラ23は、読み出しポインタRPが指し示す位置(区画:この例では「区画01」)の次の区画(この例では、「区画02」)に対応するメモリアドレスを特定し、特定したメモリアドレスに対するアクセスを許容する。これにより、CPU11は、直前に読み出したサンプリングデータD(同図における「D02」)と同一のサンプリングデータD(すなわち、「D02」)をRAM22から読み出す。また、CPU11では、積和演算器11aが読み出された2つのサンプリングデータDを用いて測定値についての二乗算を実行すると共に、直前に演算した二乗算の解との平均値を演算する。
また、メモリコントローラ23は、CPU11によってRAM22内における同一の1つのサンプリングデータD(この例では、「D02」)が2回読み出されたのに伴い、図7に示すように、読み出しを完了したサンプリングデータDに対応する区画(この例では、「区画02」)に読み出しポインタRPを移動させる。この後、A/D変換部21によって順次生成されるサンプリングデータD(「D03」、「D04」・・)についても、上記のサンプリングデータD(「D01」および「D02」)と同様にして、メモリコントローラ23によるRAM22への書き込みと、CPU11によるRAM22からの読み出しおよび演算処理が実行される。これにより、入力信号Sについての実効値が演算されて、演算された実効値に基づく信号波形が表示部に表示される(図示せず)。
このように、この測定装置1および測定装置1によるデータ処理方法によれば、サンプリングデータDの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理すると共に、RAM22から1つのサンプリングデータDが2回読み出されたときに、読み出されたサンプリングデータDの次にRAM22に書き込まれたサンプリングデータDの書き込み位置を特定可能に読出しポインタRPを移動させることにより、RAM22からサンプリングデータDを読み出すためのアドレス線が不要となる分だけ従来の波形記録装置よりもインターフェース回路4を簡素化することができる。また、二乗算を実行するためにサンプリングデータDをCPU11のメモリ空間内に展開する必要ないため、サンプリングデータDを展開するためのキャッシュメモリが不要となる。したがって、測定装置1の製造コストを十分に低減することができる。また、RAM22から読み出したサンプリングデータDの展開処理を不要にできるため、その分、高速なデータ処理(RMS変換処理:積和演算処理)を実現することができる。
なお、本発明は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、上記の測定装置1では、図5に示すように、CPU11のメモリ空間における同一のFIFOメモリ番地において同一の1つのサンプリングデータD(この例では、「D01」)が連続して書き込まれているかのように認識される構成を採用しているが、本発明はこれに限定されない。
具体的には、一例として、図8に示すように、CPU11のメモリ空間における2つのFIFOメモリ番地(この例では、「FIFOメモリ番地A,B」)に同一の1つのサンプリングデータD(この例では、「D01」)が1つずつ書き込まれているかのように認識される構成を採用することができる。この構成を採用した場合、CPU11によって「FIFOメモリ番地A,B」のいずれに対するメモリアクセスを要求されたときにおいてもRAM22上の同一のメモリアドレスに対するアクセスを許容するように構成すると共に、「FIFOメモリ番地A」に対応するサンプリングデータDの読み出しを完了した時点においては読み出しポインタRPを移動させることなくその位置を維持すると共に、「FIFOメモリ番地B」に対応するサンプリングデータDの読み出しを完了した時点において読み出しポインタRPを次の区画に移動させるようにメモリコントローラ23を構成すればよい。この構成においても、上記の測定装置1と同様にして、従来の波形記録装置よりもインターフェース回路4を簡素化することができると共に、サンプリングデータDを展開するためのキャッシュメモリを不要とすることができる。したがって、測定装置1の製造コストを十分に低減することができる。また、RAM22から読み出したサンプリングデータDの展開処理を不要にできるため、その分、高速なデータ処理(RMS変換処理:積和演算処理)を実現することができる。
測定装置1の構成を示すブロック図である。 書き込みポインタWPおよび読み出しポインタRPを用いたメモリコントローラ23によるサンプリングデータDの書き込みおよび読み出しの管理方法について説明するための説明図である。 メモリコントローラ23によって最初のサンプリングデータD(「D01」)がRAM22に書き込まれた際の書込みポインタWPの位置について説明するための説明図である。 CPU11によって1つのサンプリングデータD(「D01」)が2回読み出された際の読み出しポインタRPの位置について説明するための説明図である。 CPU11のメモリ空間について説明するための説明図である。 メモリコントローラ23によって2番目のサンプリングデータD(「D02」)がRAM22に書き込まれた際の書込みポインタWPの位置について説明するための説明図である。 CPU11によって1つのサンプリングデータD(「D02」)が2回読み出された際の読み出しポインタRPの位置について説明するための説明図である。 CPU11のメモリ空間について説明するための他の説明図である。
符号の説明
1 測定装置
2 測定装置本体
3 測定ユニット
4 インターフェース回路
11 CPU
11a 積和演算器
22 RAM
23 メモリコントローラ
D サンプリングデータ
RP 読み出しポインタ
S 入力信号
WP 書き込みポインタ

Claims (2)

  1. 測定データを記憶するメモリと、当該メモリに対して前記測定データを書き込む書き込み位置を特定する書き込みポインタおよび当該メモリから当該測定データを読み出す読み出し位置を特定する読み出しポインタを備えて当該測定データの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理するメモリコントローラと、前記メモリから読み出した前記測定データを用いて二乗算を含む所定の演算処理を実行する演算部とを備えたデータ処理装置であって、
    前記メモリコントローラは、前記演算部によって前記メモリから1つの前記測定データが2回読み出されたときに、当該読み出された測定データの次に当該メモリに書き込まれた前記測定データの書き込み位置を特定可能に前記読み出しポインタを移動させるデータ処理装置。
  2. メモリに対して測定データを書き込む書き込み位置を特定する書き込みポインタおよび当該メモリから当該測定データを読み出す読み出し位置を特定する読み出しポインタを用いて当該測定データの書き込みおよび読み出しを先入れ先出し法で管理すると共に、前記メモリから読み出した前記測定データを用いて二乗算を含む所定の演算処理を実行するデータ処理方法であって、
    前記メモリから1つの前記測定データを2回読み出したときに、当該読み出した測定データの次に当該メモリに書き込んだ前記測定データの書き込み位置を特定可能に前記読み出しポインタを移動させるデータ処理方法。
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