JP5699239B1 - 注射器用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】注射器から排出される流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性が高い注射器用容器を提供すること。【解決手段】注射器用容器1は、注射器100の注射針112を挿入可能に形成された連通孔21aを有する基部11と、基部11に気密に設けられた貯留部12と、基部11に設けられ、連通孔21aと連通する空間13aを形成するとともに、空間13a及び貯留部12と連通する開口部46bを有する外郭体41と、外郭体41内に設けられ、連通孔21a及び空間13aの間を閉塞するとともに、開口部46bを開閉可能に形成され、注射針112を穿刺可能、且つ、空間13aの圧力が貯留部12の圧力よりも高いときに開口部46bを開放する弁体43と、を備える構成とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、注射器に吸引された不要な薬液及び気体を収容する注射器用容器に関する。
注射器にアンプルから薬液を吸引する場合、注射器のバレルにプランジャを下死点まで挿入し、アンプル内に注射針を挿入する。この状態でプランジャを上死点まで移動させることで、注射器内のバレル及びプランジャにより形成される空間に薬液が吸引される。このとき、アンプル内の空気も合わせて吸引されることがある。
また、注射器にバイアルから薬液を抜き取る場合、先ず、注射器内にバイアルから抜き取る薬液の体積と同じ体積の空気を吸い込み、次にバイアルの弾性キャップに注射針を穿刺する。
次に、注射器のプランジャを往復動させて、注射器内の空気とバイアル内の薬液を置換させる。このとき、少量の空気が注射器内に入り込む。また、所望の薬液の量よりも多く入り込むこともある。
この空気を抜き取り、所望の量の薬液とするためには、注射針を上方に向け、空気を注射器内の空間の上方に配置させてプランジャを下死点に向って押し込むことで、注射器内から空気及び余分な薬液を抜く作業を行う。
このような、注射器内から空気及び余分な薬液を抜く作業を行う場合、注射器内から空気、及び、少量の薬液又は薬液を含むガスが吐出され、作業者に付着する虞や周囲に飛散する虞があり、周囲の汚染の原因となる。また、薬液が毒性を有するものである場合には、作業者の健康被害を引き起こす虞がある。
そこで、空気を抜く作業において、周囲の汚染を防止して注射器内の空気を抜くことが可能な空気抜き装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空気抜き装置は、容器内に薬液を貯留する空間部と、当該空間部の空気を通気可能なフィルタ部と、を備え、フィルタ部で空気中に含まれる薬液を捕捉可能に形成されている。また、空気抜き装置は、空間部及びフィルタ部の間を連結する連通管を、空間部の内面から突起させることで、容器が傾斜等しても、薬液が外部に移動することを防止可能に形成されており、注射器内の空気を抜く作業を行っていても、薬液による周囲の汚染を防止することが可能に構成される。
上述した空気抜き装置では、以下の問題があった。即ち、上述した空気抜き装置は、構造が複雑となる。特に、空気抜き装置は、使用後は廃棄されるとともに、異なる薬液を取り扱う場合には、空気抜き作業毎に空気抜き装置を交換する必要がある。このため、注射器内の排出される空気、薬液を含む空気又は薬液の一部等の流体を収納可能であって、製造が容易であり、且つ、製造コストが安価な容器の要望もあった。
そこで、本発明は、注射器から排出される流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性が高い注射器用容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の注射器用容器は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、注射器の注射針を挿入可能に形成された連通孔を有する基部と、前記基部に気密に設けられた貯留部と、前記基部に設けられ、前記連通孔と連通する空間を形成するとともに、前記空間及び前記貯留部と連通する開口部を有する外郭体と、前記外郭体内に設けられ、前記連通孔及び前記空間の間を閉塞するとともに、前記開口部を開閉可能に形成され、前記注射針を穿刺可能、且つ、前記空間の圧力が前記貯留部の圧力よりも高いときに前記開口部を開放する弁体と、を備える。
本発明によれば、注射器から排出される流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性が高い注射器用容器を提供することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を示す断面図、図2は、注射器用容器1の構成であって、注射器100の注射針112を穿刺した使用状態を示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を示す断面図、図2は、注射器用容器1の構成であって、注射器100の注射針112を穿刺した使用状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、注射器用容器1は、基部11と、貯留部12と、弁部材13と、を備えている。注射器用容器1は、注射器100から吐出された、注射器100内の注射剤である、空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液等の注射器を使用する際に不要な流体を貯留部12に収容し、弁部材13により貯留部12を封止する貯留容器である。
なお、注射器用容器1に用いられる注射器100は、例えば、図2に示すように、円筒状に形成され、先端部110aが小径に形成されたバレル110と、バレル110に挿入されるプランジャと、バレル110の先端部110aに設けられる注射針112と、を備えている。
バレル110は、プランジャを往復動可能なシリンダであって、プランジャとともに、注射器100内に、薬液を貯留可能な空間を形成する。注射針112は、バレル110の先端部110aに着脱自在に設けられる。
図2に示すように、注射針112は、金属材料又は樹脂材料で形成され、バレル110の先端部110aに固定される連結部121と、連結部121に設けられた針部122と、を備えている。
連結部121は、異なる複数の外径を有する筒状に形成され、バレル110の先端部110aに嵌合可能に形成されている。また、連結部121は、その内周面に針部122が密着して固定される。連結部121は、例えば、その外周面の一部に、その長手方向に反って延設されるとともに、その軸心に対して傾斜する外面を有する複数の突起部123を複数備えている。
針部122は、内部を流体が移動可能な円筒状に形成されるとともに、穿刺可能に先端が鋭角に形成される。複数の突起部123は、例えば、連結部121の外周面の4箇所に等間隔に配置される。
基部11は、円筒状の胴部21と、胴部21の一方の端部に設けられた第1固定部22と、胴部21の他方の端部に設けられた第2固定部23と、を備えている。
胴部21は、注射針112の針部122を挿入可能な内径に形成された連通孔21aを有している。第1固定部22は、その内径が胴部21から端部に向かって漸次拡径して形成される。第1固定部22は、その内周面に円環状の突起部22aを有している。第1固定部22は、注射針112の連結部121を挿入可能、且つ、突起部22aが連結部121と嵌合可能に形成されている。第1固定部22は、突起部22aが連結部121と嵌合することで、注射針112の過度に挿入されることを防止可能に形成されている。
第2固定部23は、弁部材13を嵌合可能な円筒部27と、貯留部12を固定可能なフランジ部28と、を備えている。円筒部27は、その内周面に環状の凹部27aが形成されている。円筒部27は、その外径が貯留部12の内径と略同一径に形成されている。フランジ部28は、円筒部27の側面から突出する円環状の突起である。
貯留部12は、有底円筒状のシリンダ31と、シリンダ31内に移動可能に形成されたピストン32と、を備えている。シリンダ31は、その内径が弁部材13の外径よりも大径に形成されるとともに、円筒部27の外径と略同一径に形成される。
シリンダ31は、その開口する端部が円筒部27に挿入されるとともに、フランジ部28に気密に固定される。例えば、シリンダ31は、フランジ部28に接着剤による接着又は熱による溶着等により気密に固定される。シリンダ31は、透光性を有する樹脂材料、例えば、ピストン32を視認可能な透明な樹脂材料により形成される。
ピストン32は、円盤部32aと、円盤部32aの外周縁に設けられたシール部32bと、を備えている。シール部32bは、シリンダ31の内周面に密着可能、且つ、当該内周面を摺動可能に形成されている。シール部32bは、例えば、軸心方向に二箇所でシリンダ31の内周面に接触可能に、2つの円環状の突起により構成される。このようなピストン32は、シール部32bがシリンダ31の内周面に密着することで、シリンダ31内を2つの空間に区画可能に形成されている。
弁部材13は、有底円筒状の外郭体41と、栓体42と、弁体43と、を備えている。弁部材13は、基部11及び貯留部12の間を気密に遮断可能に形成されている。
外郭体41は、2つの異なる内径を有して形成され、小径側の端部に開口部41aを有する端面部41bが形成される。具体的には、外郭体41は、端面部41b側に設けられた円筒状の第1収容部45と、第1収容部45の内径よりもその内径が大径に形成された円筒状の第2収容部46と、を備えている。外郭体41は、透光性を有する樹脂材料、例えば、挿入された注射針112を視認可能な透明な樹脂材料により形成される。
第1収容部45は、その内周面であって、端面部41b及び第2収容部46の間の略中間位置に、円環状の突起部45aを備えている。第1収容部45は、突起部45aと端面部41bとの間に栓体42を収容可能に形成されている。
第2収容部46は、端部が開口するとともに、その外径が、円筒部27の内径と略同一径に形成される。第2収容部46は、その外周面に円筒部27の凹部27aと嵌合する円環状の凸部46aが形成されている。第2収容部46は、その外周面の一部に複数の開口部46bが形成されている。
第2収容部46は、凸部46aからその開口する端部までの長さが、円筒部27の凹部27aから胴部21側の端部までの長さよりも短く形成されている。即ち、第2収容部46は、円筒部27に嵌合させ、凸部46aを凹部27aに係合させたときに、その端部が円筒部27の端部と所定の間隙を有して対向する。
栓体42は、天然ゴム、合成ゴム又は発泡体等の樹脂材料により形成された弾性体である。栓体42は、円柱状に形成され、その外径が第1収容部45の内径よりも若干大径に形成される。栓体42は、第1収容部45に嵌合されることで、端面部41b及び第1収容部45の突起部45a間に密着して収容され、端面部41bの開口部41aを閉塞可能に形成される。
弁体43は、天然ゴム、合成ゴム又は発泡体等の樹脂材料により形成された弾性体である。弁体43は、第2収容部46に設けられることで、連通孔21a及び外郭体41内を閉塞する。
弁体43は、円柱状に形成されるとともに、その先端側が縮径することで、第2収容部46の開口部46bが設けられた内周面と所定の間隙を形成する。また、弁体43は、その先端に第2収容部46の内周面と密着する円板状の可動弁43aが形成されている。また、弁体43は、その後端側に、円筒部27の端部及び第2収容部46の端部の間隙に配置される円環状に突出するフランジ部43bが形成されている。
このような弁部材13は、外郭体41内に栓体42及び弁体43を設け、外郭体41内の空間13a及び貯留部12の間を閉塞するとともに、外郭体41内の空間13a及び連通孔21aの間を閉塞することで、密封された空間13aを構成する。また、弁部材13は、空間13a内の圧力が貯留部12内の圧力よりも高くなることで、弁体43の可動弁43aが変形して第2収容部46の内周面から可動弁43aが離間する。これにより、弁部材13は、空間13aを、弁体43の先端側の外周面及び第2収容部46の内周面の間の空間並びに第2収容部46の開口部46bを介して、貯留部12内の空間と連通可能に形成される。
次に、このように構成された注射器用容器1の製造方法について説明する。
先ず、外郭体41の第1収容部45に栓体42を嵌合して配置し、その後、弁体43を第2収容部46に嵌合して配置する。これにより、弁部材13が構成される。次に、基部11の円筒部27に第2収容部46を挿入し、凹部27aに凸部46aを係合させる。円筒部27及び外郭体41の間には、弁体43のフランジ部43bが介在することから、円筒部27及び外郭体41は、気密、且つ、一体に組み立てられる。
先ず、外郭体41の第1収容部45に栓体42を嵌合して配置し、その後、弁体43を第2収容部46に嵌合して配置する。これにより、弁部材13が構成される。次に、基部11の円筒部27に第2収容部46を挿入し、凹部27aに凸部46aを係合させる。円筒部27及び外郭体41の間には、弁体43のフランジ部43bが介在することから、円筒部27及び外郭体41は、気密、且つ、一体に組み立てられる。
次に、ピストン32をシリンダ31に挿入した貯留部12を、円筒部27に挿入して気密に接着又は溶着させる。これにより、基部11及び貯留部12が気密、且つ、一体に組み立てられる。
次に、基部11から、真空ポンプ等の吸引装置に接続された管を栓体42及び弁体43に穿刺する。その後、吸引装置を駆動して弁部材13の外郭体41の端面部41bに形成された開口部41aから、貯留部12内の空気を吸引し、ピストン32を外郭体41の端面部41bに接触するまで移動させる。これらの工程によって、注射器用容器1が製造される。
次に、このように構成された注射器用容器1の使用方法を説明する。
先ず、注射器100に薬液を充填する。具体的には、注射器100にアンプルから薬液を吸引する場合には、作業者は、注射器100のバレル110にプランジャを下死点まで挿入し、アンプル内に注射針を挿入する。この状態で、プランジャを上死点まで移動させることで注射器100内のバレル110及びプランジャにより形成される空間に薬液が吸引される。
先ず、注射器100に薬液を充填する。具体的には、注射器100にアンプルから薬液を吸引する場合には、作業者は、注射器100のバレル110にプランジャを下死点まで挿入し、アンプル内に注射針を挿入する。この状態で、プランジャを上死点まで移動させることで注射器100内のバレル110及びプランジャにより形成される空間に薬液が吸引される。
薬液の吸引において注射器100内に空気が吸引された場合や、余剰な薬液を吸引した場合には、注射器用容器1に、不要な流体を排出する。具体的には、図2に示すように、注射針112の針部122を弁体43に穿刺し、連結部121の突起部123が基部11の第1固定部22の突起部22aと当接し、針部122の先端が、弁部材13の空間13aに配置されるまで、注射針112を基部11に挿入する。
次に、プランジャを下死点に向かって押し込み、注射器100内から不要な流体を空間13aに排出する。このとき、注射器100から吐出された不要な流体によって空間13a内の圧力が増加する。これにより、弁体43の可動弁43aが開き、空間13aと貯留部12の内部空間が連続し、不要な流体が貯留部12の内部に移動する。
このとき、貯留部12内に流入する流体の量に応じて、貯留部12内の圧力が増加し、ピストン32が移動する。ピストン32が移動するとともに、注射器100からの流体の吐出が停止すると、空間13aと貯留部12の圧力差がなくなり、可動弁43aが元の位置に戻り、空間13aと貯留部12の内部空間が可動弁43aにより遮断される。
次に、使用者は、注射針112を弁体43から抜く。このとき、弁体43は、復元力によって、針部122が抜けた部位から漸次復元して穿刺により形成された孔が閉塞されることから、空間13aが遮断され、排出された流体を貯留部12内及び空間13aに貯留することが可能となる。このようにして、注射器100内の不要な流体を排出し、注射器100の使用が可能となる。
また、注射器100を使用後に、注射針112を廃棄する際には、注射針112の針部122を弁体43に穿刺し、連結部121の突起部123が第1固定部22の突起部22aと当接後、さらに、注射針112を圧入する。これにより、注射針112の先端が空間13aを超えて栓体42に穿刺される。このとき、針部122の先端の開口は、栓体42内に位置し、針部122の開口が栓体42により閉塞されるとともに、針部122の周囲に弁体43が密着することから、空間13aは、外気と遮断される。このため、針部122内に残存する流体が外気に漏洩することなく、且つ、針部122内に保持された状態で、注射針112及び注射器用容器1を廃棄することが可能となる。
このように構成された注射器用容器1によれば、貯留部12内に、注射器100から不要な流体を排出させることが可能となる。また、排出される流体は、注射器100内の空気だけでなく、当該空気に薬液が含まれる場合や、余剰な薬剤を排出する場合であっても、弁部材13の空間13aから貯留部12内に当該排出された流体が移動し、貯留部12内に貯留させることが可能となる。また、排出された不要な流体が貯留部12内に移動せず、空間13aに残存しても、弁体43が空間13aを密封することから、排出した流体等が注射器用容器1の外部に漏洩する虞がない。
このように、注射器用容器1は、注射器100から排出した流体を漏洩させることなく、安全、且つ、確実に、注射器100内の不要な流体を注射器100から排出することが可能となる。このため、薬液の漏洩等による、作業者への影響や、周囲の汚染を防止することが可能となる。
また、注射器用容器1は、栓体42及び弁体43を弾性体で形成した栓とすることで、針部122及び製造時に貯留部12内の空気を吸引する管の穿刺により形成された孔を別途閉塞する必要がない。
また、注射針112を廃棄する場合に、注射器用容器1は、注射針112を栓体42及び弁体43に穿刺することで、注射針112と一体で廃棄することが可能となる。また、この場合には、針部122の先端の開口が栓体42内に配置することで、針部122の先端の開口は閉塞されるとともに、針部122の周囲に弁体43が密着することから、針部122内の薬液や、空間13a内の流体の外部への漏洩を防止できる。また、針部122の先端が栓体42内に配置されることから、針部122の先端が使用者等に接触する虞もない。
また、注射器用容器1は、弾性変形可能な栓体42及び弁体43を空間13aの一次側及び二次側に設け、基部11、貯留部12及び弁部材13を固定し、貯留部12内の空気を吸引してピストン32を弁部材13側に移動させる簡単な構成で製造可能となる。このため、注射器用容器1の生産性を高め、且つ、製造コストを低減することも可能となる。特に、注射器用容器1は、使用後に廃棄されるものであることから、医療現場等において使用する場合のランニングコストを低減することが可能となる。
また、注射器用容器1は、注射器100から排出された空気等を弁体43により外部と遮断された貯留部12及び空間13aに収容することから、高い安全性を確保することも可能となる。
上述したように本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1によれば、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を示す断面図である。なお、第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を、図3を用いて説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を示す断面図である。なお、第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、注射器用容器1Aは、基部11と、貯留部12Aと、弁部材13と、を備えている。注射器用容器1Aは、注射器100から吐出された空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液等の注射器を使用する際に不要な流体を貯留部12Aに収容し、弁部材13により貯留部12Aを封止する貯留容器である。
貯留部12Aは、有底円筒状のシリンダ31Aと、シリンダ31A内に移動可能に形成されたピストン32と、を備えている。シリンダ31Aは、その内径が弁部材13の外径よりも大径に形成されるとともに、円筒部27の外径と略同一径に形成される。
シリンダ31Aは、その開口する端部が円筒部27に挿入されるとともに、フランジ部28に気密に固定される。例えば、シリンダ31Aは、フランジ部28に接着剤による接着又は熱による溶着等により気密に固定される。また、シリンダ31Aは、開口する端部とは相対する端部に、開口部31aが形成されている。
このように構成された注射器用容器1Aによれば、上述した注射器用容器1と同様に、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
また、注射器用容器1Aは、シリンダ31Aの端部に開口部31aを設ける構成とすることで、シリンダ31A及びピストン32により形成される、弁部材13の空間13aと連通しない空間がシリンダ31の外部空間と連通する。このため、ピストン32は、シリンダ31Aと形成される一方側の(開口部31aが形成される側の)空間の空気を圧縮することなく、大気圧が維持される。このため、図3に示すように、ピストン32は、シリンダ31Aの端部まで移動することが可能となり、より多くの流体を収容可能となる。
また、ピストン32は、弁部材13の空間13a及び空間13aと連通するシリンダ31Aとともに形成される空間の圧力も大気圧を維持することが可能となる。このため、空間13aの圧力が大気圧よりも高くなることを防止可能となり、より高い安全性を有することとなる。
上述したように、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aによれば、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を示す断面図である。なお、第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を示す断面図である。なお、第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すように、注射器用容器1Bは、基部11Bと、貯留部12と、弁部材13と、を備えている。注射器用容器1Bは、注射器100から吐出された空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液等の注射器を使用する際に不要な流体を貯留部12に収容し、弁部材13により貯留部12を封止する貯留容器である。
基部11Bは、円筒状の胴部21Bと、胴部21Bの一方の端部に設けられた第1固定部22と、胴部21Bの他方の端部に設けられた第2固定部23と、を備えている。
胴部21Bは、注射針112の針部122を挿入可能な内径に形成されている。胴部21Bは、第1胴部25と、第1胴部25に係合し、固定される第2胴部26と、を備えている。胴部21Bは、第1胴部25及び第2胴部26により、その軸心方向の長さを変更可能な調整部21bを構成する。
第1胴部25は、円筒状に形成され、注射針112の針部122を挿入可能な内径に形成されている。第1胴部25は、一方の端部に第1固定部22を備えるとともに、他方の端部の外周面に、円環状の凸部25aを備えている。
第2胴部26は、円筒状に形成され、注射針112の針部122を挿入可能な内径に形成されている。第2胴部26は、その一方の端部に第1胴部25の凸部25aが形成された端部を挿入可能な係合部26aを備えるとともに、他方の端部に第2固定部23を備えている。
係合部26aは、円筒状に形成され、その内径が第1胴部25の外径と略同一径に形成される。また、係合部26aは、その内周面に、第1胴部の凸部25aと係合可能な円環状の凹部26bを複数、本実施の形態においては2つ備えている。2つの凹部26bは、所定の距離だけ離間して並列に配置される。
このような基部11Bは、第1胴部25が第2胴部26の係合部26aに挿入され、凸部25aが凹部26bに係合することで一体に組み立てられる。基部11Bは、第1胴部25及び第2胴部26により連通孔21aが形成される。
また、基部11Bは、凸部25aが一方の、より具体的には第2胴部26の一方の端部側の凹部26bに係合することで、注射針112を挿入したときに、針部122の先端の開口が弁部材13の空間13aに配置可能な長さに形成される。また、基部11Bは、凸部25aが他方の、より具体的には第2胴部26の他方の端部側の凹部26bに係合することで、注射針112を挿入したときに、針部122の先端の開口が栓体42内に配置可能な長さに形成される。このように、基部11Bは、第1胴部25の凸部25a及び複数の凹部26bを有する係合部26aにより構成される調整部21bによって、その軸心方向の長さが変更可能に形成される。
このように構成された注射器用容器1Bによれば、上述した注射器用容器1と同様に、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
また、注射器用容器1Bは、基部11Bを第1胴部25及び第2胴部26により構成するとともに、第1胴部25の凸部25aを第2胴部26に設けられた複数の凹部26bのいずれか一に係合させることで、基部11Bの軸心方向の長さを変更可能となる。
このため、注射器用容器1Bの使用後に、注射針112を栓体42に穿刺して注射器用容器1Bとともに廃棄する場合には、第1胴部25を第2胴部26に押し込んで、凸部25aを次の凹部26bに係合させることで、注射針112を栓体42に穿刺することが容易に可能となる。即ち、注射針112を圧入する必要がない。このため、注射針112を注射器用容器1Bと廃棄するときの作業性が向上する。
また、注射器用容器1Bは、2つの凹部26bでなく、3つ以上有していてもよく、また、複数の凹部26bは、使用する注射針112の針部122の長さが異なる場合には、針部122の長さに合わせた幅で複数の凹部26bを有することも可能となる。これにより、針部122の長さが異なる注射針112に対しても、注射器用容器1Bを共通して使用することが可能となる。
上述したように、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bによれば、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成を、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成を示す断面図である。なお、第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成を、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成を示す断面図である。なお、第4の実施形態に係る注射器用容器1Cの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、注射器用容器1Cは、基部11と、貯留部12Cと、弁部材13Cと、を備えている。注射器用容器1Cは、注射器100から吐出された空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液等の注射器を使用する際に不要な流体を貯留部12Cに収容し、弁部材13Cにより貯留部12Cを封止する貯留容器である。
貯留部12は、胴部21に設けられた取付部33と、取付部33に気密に固定される可撓性を有する容器34と、を備えている。
取付部33は、孔部33aを有し、孔部33aが胴部21に気密に固定されるともに、その外面に容器34を気密に固定可能に形成されている。取付部33は、例えば、容器34に溶着させることで、容器34に固定可能に形成される。
容器34は、可撓性を有する樹脂材料により形成されたフィルムを張り合わせて形成された、所謂パウチである。容器34は、その周囲が気密に接着されるとともに、取付部33に気密に接着されることで、内部が密封されて形成される。容器34は、その内部に弁部材13Cを配置可能に形成されている。容器34は、透光性を有する樹脂材料、例えば、弁部材13Cを視認可能な透明な樹脂材料により形成される。
弁部材13Cは、有底円筒状の外郭体41Cと、栓体42と、弁体43と、を備えている。弁部材13Cは、基部11及び貯留部12Cの間を気密に遮断可能に形成されている。
外郭体41Cは、2つの異なる内径を有して形成され、小径側の端部に端面部41bが形成される。具体的には、外郭体41Cは、端面部41b側に設けられた円筒状の第1収容部45と、第1収容部45の内径よりもその内径が大径に形成された円筒状の第2収容部46と、を備えている。このような外郭体41Cは、端面部41bに上述した外郭体41の開口部41aを有さない構成である。外郭体41Cは、透光性を有する樹脂材料、例えば、挿入された注射針112を視認可能な透明な樹脂材料により形成される。
このように構成された注射器用容器1Cによれば、上述した注射器用容器1と同様に、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
また、注射器用容器1Cは、可撓性を有する容器34を用いることで、製造時に容器34内を栓体42及び弁体43に吸引装置の管を穿刺して内部の空気を吸引することなく製造することが可能となる。また、貯留部12Cは、その構成が単純である。このため、注射器用容器1Cは、製造コストを低減することが可能となる。
上述したように、本発明の第4の実施形態に係る注射器用容器1Cによれば、注射器100から排出した空気や薬液等の流体を安全に収容可能であって、且つ、安価で生産性を向上することが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。上述した例では、注射器100は、アンプルから薬液が供給される構成を説明したがこれに限定されず、バイアル瓶から薬液が供給される構成であってもよい。
また、上述した例では、注射器用容器1Bは、製造時に、吸引装置の管を栓体42に穿刺して貯留部13内の空気を吸引する構成を説明したがこれに限定されず、予めピストン32をシリンダ31の外郭体41に接触する位置に配置して製造する構成であってもよい。
また、上述した例では、注射器用容器1Bは、基部11Bの長さを変更可能な調整部21bが第1胴部25に設けられた凸部25a及び第2胴部26に設けられた複数の凹部26bを有する係合部26aを備える構成を説明したがこれに限定されない。例えば、第1胴部25の外周面に雄ねじ部を設け、第2胴部26の係合部26aの内周面に雌ねじ部を設ける構成であってもよい。
また、上述した例では、注射器用容器1Cは、外郭体41の端面部41bに、貯留部12C内の空気を吸引するための開口部41aを設ける必要がない構成である。このため、注射器用容器1Cを廃棄するときに、併せて注射針112を廃棄せず、注射器用容器1Cのみを廃棄する用途に用いる場合には、栓体42を設けない構成であってもよい。このような構成とすることで、製造コストをより低減することが可能となる。
また、上述した注射器用容器1Cでは、端面部41bに開口部41aを有さない構成を説明したが、開口部41aを設け、製造後に、吸引装置によって貯留部12C内の空気を吸引する構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1、1A、1B、1C…注射器用容器、11、11B…基部、12、12A、12C…貯留部、13、13C…弁部材、13a…空間、21、21B…胴部、21a…連通孔、21b…調整部、22…第1固定部、22a…突起部、23…第2固定部、25…第1胴部、25a…凸部、26…第2胴部、26a…係合部、26b…凹部、27…円筒部、27a…凹部、28…フランジ部、31、31A…シリンダ、31a…開口部、32…ピストン、32a…円盤部、32b…シール部、33…取付部、33a…孔部、34…容器、41、41C…外郭体、41a…開口部、41b…端面部、42…栓体、43…弁体、43a…可動弁、43b…フランジ部、45…第1収容部、45a…突起部、46…第2収容部、46a…凸部、46b…開口部、100…注射器、110…バレル、110a…先端部、112…注射針、121…連結部、122…針部、123…突起部。
Claims (8)
- 注射器の注射針を挿入可能に形成された連通孔を有する基部と、
前記基部に気密に設けられた貯留部と、
前記基部に設けられ、前記連通孔と連通する空間を形成するとともに、前記空間及び前記貯留部と連通する開口部を有する外郭体と、
前記外郭体内に設けられ、前記連通孔及び前記空間の間を閉塞するとともに、前記開口部を開閉可能に形成され、前記注射針を穿刺可能、且つ、前記空間の圧力が前記貯留部の圧力よりも高いときに前記開口部を開放する弁体と、
を備えることを特徴とする注射器用容器。 - 前記外郭体は一方の端部に端面部を有する円筒状に形成され、
前記弁体は、前記外郭体の前記基部側の端部に前記弁体が設けられ、
前記外郭体の前記端面部が設けられた端部に前記注射針を穿刺可能な栓体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の注射器用容器。 - 前記端面部には開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の注射器用容器。
- 前記貯留部は、
一方の端部が前記基部に固定され、他方の端部が閉塞する有底円筒状のシリンダと、
シリンダ内を移動可能に形成されたピストンと、
を具備することを特徴とする請求項3に記載の注射器用容器。 - 前記シリンダは、前記ピストンの他方の端部に開口部を有することを特徴とする請求項4に記載の注射器用容器。
- 前記貯留部は、可撓性を有する容器であることを特徴とする請求項2に記載の注射器用容器。
- 前記貯留部及び前記外郭体は、透光性を有し、前記外郭体内に挿入された前記注射針を視認可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注射器用容器。
- 前記基部は、その軸心方向の長さを変更可能な調整部を具備することを特徴とする請求項1に記載の注射器用容器。
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