JP5699209B2 - イオン交換装置 - Google Patents

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Description

本発明はイオン交換装置に関し、特に火力発電所または原子力発電所の復水処理システムに設置される脱塩塔または再生塔の構成に関する。
火力発電所や原子力発電所では、蒸気発生器等で給水を蒸気とし、蒸気でタービンを駆動することにより発電が行われる。タービンの駆動に使用した蒸気は、復水器で凝縮された後、復水処理システムにおいて復水処理が行われ、再び給水として蒸気発生器等に供給される。火力発電所や原子力発電所における復水処理システムは、大量の復水を処理できることを前提に、復水中の溶解性不純物(イオン性不純物)を除去し、発電設備に必要な水質を安定的に確保することが求められる。イオン性不純物は、通常運転中の他、復水器で冷却水として使用している海水や湖沼水等が万一の漏洩によって復水系に流入した場合にも発生する。
一般に、復水処理システムは、復水中のイオン性不純物を除去する脱塩塔を有している。図1A〜1Cには、従来一般的に用いられている脱塩塔の例を示している。図1Aは加圧水型原子力発電所及び火力発電所で一般的に用いられている脱塩塔101aの断面図を示しており、その一例は特許文献1にも開示されている。図1Bは沸騰水型原子力発電所で一般的に用いられている脱塩塔101bの断面図を示している。これらの脱塩塔は、通常、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂とが充填された混床式の樹脂充填層121a,121bを備えている。
図1Aに示す脱塩塔101aでは、イオン交換樹脂は脱塩塔101aの下部空間に充填される。脱塩塔101aの上部には復水入口配管111a、すなわち脱塩処理が行われる前の復水の入口配管が接続されている。イオン交換樹脂の樹脂充填層121a内には復水の集水管123、すなわち脱塩処理が行われた後の復水の集水管が設けられている。集水管123は複数のリング状の管からなっており、集水管123の表面に集水のための多数の開口が形成されている。集水管123はろ過布で覆われることもある。集水管123は出口配管115aに接続され、出口配管115aは脱塩塔101aの底部を貫通して、脱塩塔101aの外側に延びている。
図1Bに示す脱塩塔101bでは、脱塩塔101bの下部空間にイオン交換樹脂の保持板104が設けられており、イオン交換樹脂は保持板104の上方に充填される。保持板104の下方空間は、イオン交換樹脂が充填されず、脱塩処理が行われた後の復水の集水空間となっている。下方空間には、脱塩塔101bの底部を貫通して脱塩塔101bの外側に延びる出口配管115bが接続されている。図1Cは図1BのA部の拡大図を示しており、保持板104には多数の開口104aが設けられ、各開口104aにキャップ状のストレーナ135が取り付けられている。ストレーナ135は、特許文献2,3にも開示されているように、軸135aの周囲にストレーナ部材135bを周状に配置し、図示しないナットによって固定治具135cとともに保持板104に固定されるようになっている。保持部材104は平面状でもよいが、図1Bの破線に示すように、曲げ応力を低減するため下側に湾曲した凹状に形成されることもある。
特開平10−351297号公報 特開平9−24215号公報 特開平7−2414069号公報 国際公開第2010/16410号パンフレット
このようなイオン交換装置は、イオン交換体によって処理された水をスムーズに装置外へ排出することが難しい。図1Aに示す脱塩塔では、水は集水管123を通って流れ、図1Bに示す脱塩塔では、水はストレーナ135の側方からストレーナ135を通って流れる。すなわち、処理された水の流路面積が制約されやすいことから、圧力損失が高くなる傾向がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、圧力損失が低く、イオン交換体によって処理された水をスムーズに装置外へ排出することができるイオン交換装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様に係るイオン交換装置は、内部空間を有する外側容器と、内部空間の少なくとも一部を上側空間と下側空間とに仕切り、上側空間に充填されるようにされたイオン交換体を保持することが可能なイオン交換体保持部と、を有している。イオン交換体保持部は、上面の少なくとも一部において、イオン交換体を保持するとともにイオン交換体によって処理された水を上面から下方へ流通させる流路を備えたスクリーンと、スクリーンを保持するとともにスクリーンを流通した水を下側空間へ流通させる複数の開口を備えたスクリーン保持板と、を有している。スクリーンは、互いに間隔をおいて一方向に延びる複数のワイヤ部材と、ワイヤ部材とスクリーン保持板との間に設けられ、ワイヤ部材と交差する方向に延び、複数のワイヤ部材を保持するとともに、ワイヤ部材とスクリーン保持板との間に複数の空間を形成する複数のサポートロッドと、で構成されている。イオン交換装置は下側空間からスクリーン保持板の複数の開口を通してスクリーンに上向きの空気流を供給する空気供給手段をさらに有している。
イオン交換体保持部の上面の少なくとも一部が、処理された水を下側空間へ流通させる流路を備えた少なくとも1つのスクリーンで構成されているため、流路面積の確保が容易であり、圧力損失が低く抑えられる。
このように、本発明によれば、圧力損失が低く、イオン交換体によって処理された水をスムーズに装置外へ排出することができるイオン交換装置を提供することができる。
従来の脱塩塔の例を示す断面図である。 従来の脱塩塔の例を示す断面図である。 従来の脱塩塔の例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る脱塩塔の断面図である。 イオン交換体保持部の分解斜視図である。 図3の破線部で示す領域のイオン交換体保持部の部分分解斜視図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の開口との位置関係を示す平面図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の分割パターンを示す模式図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の分割パターンを示す模式図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の分割パターンを示す模式図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の分割パターンを示す模式図である。 スクリーンと第1のスクリーン保持板の分割パターンを示す模式図である。 イオン交換体保持部の断面図である。 イオン交換体保持部(第1のスクリーン保持板)の下面図である。 空気供給手段の他の例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る脱塩塔の、イオン交換体保持部の斜視図である。 図10に示すイオン交換体保持部の部分断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る脱塩塔(復水脱塩塔)の部分断面図である。 図12に示す脱塩塔のイオン交換体保持部の変形例を示す模式図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。 他の実施形態に係るイオン交換体保持部の断面図である。
本発明のイオン交換装置は、典型的には、発電設備の復水の処理に用いられる脱塩塔(脱塩装置)として利用することができる。本発明のイオン交換装置は、発電設備の復水の処理に用いたイオン交換体の再生に用いられる再生塔(再生装置)として利用することもできる他、イオン交換体を保持する全ての容器、及びこの容器からイオン交換体が移送される全ての容器に適用することができる。以下では、脱塩塔として利用されるイオン交換装置の実施形態を中心に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る脱塩塔の断面図を示している。脱塩塔1は、内部空間2を有する外側容器3を有している。脱塩塔1はまた、内部空間2を上側空間2aと下側空間2bとに仕切るイオン交換体保持部4を有している。イオン交換体保持部4は、上側空間2aに充填されるようにされたイオン交換体を滑らかな面状に広がる上面4aで保持することができる。図2のイオン交換体充填層21はイオン交換体が充填される空間を示している。
イオン交換体は、復水の水質を勘案して選択することができ、例えば、粒状イオン交換樹脂(以下、イオン交換樹脂という)、イオン交換繊維、モノリス状多孔質イオン交換体が挙げられる。中でも、最も汎用的で、優れたイオン除去能力と高いイオン交換容量とを備え、かつ容易に再生が行えるイオン交換樹脂が好ましい。イオン交換樹脂としては、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂が挙げられる。陰イオン交換樹脂としては強塩基性陰イオン交換樹脂、弱塩基性陰イオン交換樹脂が挙げられる。陽イオン交換樹脂としては、強酸性陽イオン交換樹脂、弱酸性陽イオン交換樹脂が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。以下では、イオン交換樹脂を例に説明する。
イオン交換樹脂の充填形態は、復水の水質と脱イオン水に求められる水質とを勘案して決定することができる。イオン交換樹脂の充填形態としては、陰イオン交換樹脂の単床形態、陽イオン交換樹脂の単床形態、または陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂の混床もしくは複床形態を用いることができる。特に、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂の混床形態は、復水中のイオン性不純物である陽イオン成分及び陰イオン成分を高度に除去できるため、好ましい。
脱塩塔1の外側容器3は、容器本体3aと、容器本体3aに取付け可能な上蓋3bと、を有している。容器本体3a及び上蓋3bは圧力容器の一部をなす。このため、容器本体3aは好ましくは円筒形状であり、上蓋3bは好ましくは、ボルト等の内部圧力に耐えうる手段によって、容器本体3aに取り付けられている。上蓋3bは容器本体3aに対し着脱可能(取り外し可能)に設けられているが、開閉のみが可能であるように、ヒンジなどによって取り付けられてもよい。上蓋3bには、着脱式の復水入口配管11が接続されている。容器本体3aの底面には、復水出口配管15が接続されている。
脱塩塔1は、内部空間2にイオン交換体保持部4を有している。図3には、イオン交換体保持部の分解斜視図を、図4には、図3の破線部で示す領域のイオン交換体保持部の部分分解斜視図を示している。
イオン交換体保持部4は、イオン交換体を保持する円形のスクリーン5と、スクリーン5の下方に位置しスクリーン5を保持する、円形の第1のスクリーン保持板6と、を有している。スクリーン5の外径は容器本体3aの内径よりわずかに小さく、従って、スクリーン5はイオン交換体保持部4の上面4aの全面を構成している。本実施形態では、イオン交換体保持部4の上面4a、すなわちスクリーン5の上面5aは水平面となっている。
スクリーン5は互いに間隔をおいて一方向に延びる複数のワイヤ部材5bと、ワイヤ部材5bと直交する方向に延び、複数のワイヤ部材5bを保持する複数のサポートロッド5cと、から構成されている。ワイヤ部材5b及びサポートロッド5cは金属または樹脂で作成され、金属で作成されている場合は溶接等の、樹脂で作成されている場合は接着剤等の適宜の手段で、相互に固定されている。ワイヤ部材5bとサポートロッド5cは直交していなくてもよく、ワイヤ部材5bを固定できる限り、任意の角度で交差することができる。
ワイヤ部材5bの断面形状は特に限定されないが、上側に一辺が位置するように配置された三角形断面、上側に長辺が位置するように配置された台形断面などが特に好ましい。ワイヤ部材5bは上側の間隔が狭く、下側の間隔が広くなっているため、異物がワイヤ部材5b間の隙間に捕捉されることが防止される。ワイヤ部材5bの断面形状としては他にも、ホームベース状の断面、円または楕円の半部に相当する断面等が挙げられる。ワイヤ部材5bの上面における間隔dは、イオン交換樹脂が流出しないように選択されるが、この間隔はイオン交換体保持部4の開口率に影響することから、必要とされる流量、圧力損失などを勘案して決定することが望ましい。
スクリーン5は上記の構成に限定されず、イオン交換樹脂を保持し復水が通過できる開口または流路を有する限り、様々な構成が利用できる。一例として、織金網、打抜金網などの金網を挙げることができる。
スクリーン5は容器本体3aの内径にほぼ等しい外径の円板であるため、その全面に流路22を形成することができる。図1Aに示す従来例では、限られた数のリング状の集水管に限られた数の開口しか設けることができないため、流路の断面積がリング状の集水管の開口で制約され、集水管に大きな差圧が発生する。ろ過布を集水管に巻きつける場合はさらに大きな差圧が発生する。大きな差圧は、特に高流速で復水を供給する場合にポンプの高揚程化と動力費の増加を招く。ポンプの高揚程化はさらに、イオン交換装置を含む系統の設計圧力の増加を招き、プラント全体のコスト増加につながる。図1Bに示す従来例ではストレーナの配置密度に限界があるため、流路の断面積がストレーナの流路面積で制約され、同様の問題が生じる。本実施形態は流路面積の制約が小さいため、復水を高流速で処理する場合、特に有効である。
第1のスクリーン保持板6の外径はスクリーン5の外径とほぼ同じである。第1のスクリーン保持板6はスクリーン5及びイオン交換樹脂で生じる差圧荷重の他、スクリーン5の自重、イオン交換樹脂の自重も支持するため、金属で作成することが望ましい。第1のスクリーン保持板6はスクリーン5と一体形成されていてもよく、分離可能であってもよい。
第1のスクリーン保持板6は複数の開口6aを備えている。図5には、スクリーン5を構成するワイヤ部材5b及びサポートロッド5cと、第1のスクリーン保持板6の開口6aとの位置関係を示している。図4,5から分かる通り、イオン交換体保持部4に保持されたイオン交換樹脂を通過した復水は、互いに隣接するワイヤ部材5bの間の間隙5dを通過し、次に、互いに隣接するサポートロッド5cの間の空間5eに入り、その後第1のスクリーン保持板6の開口6aに流入し、下側空間2bに流出する。図5に示すように、互いに隣接するサポートロッド5cで囲まれる空間5eは、必ずいずれかの開口6aと連通しており、サポートロッド5cで囲まれる空間5eに流入した復水が下側空間2bに排出されるようになっている。開口6aは、図5に示すように複数の空間5eに跨るように位置してもいいが、一つの空間5eだけと連通するように位置してもよい。このように、スクリーン5及び第1のスクリーン保持板6は、イオン交換樹脂によって処理された水を下側空間2bへ流通させる流路22を備えている。下側空間2bに排出された復水は脱塩塔1の底部に導かれ、脱塩塔1の底面の復水出口配管15から脱塩塔1の外部に排出される。
図2を参照すると、イオン交換体保持部4は容器本体3aの内周面に支持されているが、本実施形態では、筒状の支持体8によっても支持されている。支持体8は内部空間2に位置し、下端が外側容器3の底面に固定されている。イオン交換体保持部4はイオン交換樹脂を保持するため、大きな曲げ応力を受ける。イオン交換体保持部4の中心と外周部の中間付近でイオン交換体保持部4を支持体8によって支持することで、イオン交換樹脂とイオン交換体保持部4の自重の一部を外側容器3の底面に伝達することができる。これによって、イオン交換体保持部4を薄肉化することができる。支持体8の側面には水及び空気の流通用の開口8aが設けられており、開口8aの大きさは支持体8の内外を通る水及び空気の流量を考慮して決定することが望ましい。筒状の支持体8に代えて、矩形等の多角形断面の柱状体を用いてもよく、あるいは柱状の支持体を一つの円周に沿って多数設けることもできる。
イオン交換体保持部4、特にスクリーン5は異物の除去、清掃などのために定期的なメンテナンスを行うことが望ましい。イオン交換体保持部4はスクリーン5と第1のスクリーン保持板6を組み合わせた単純な構成であるため、メンテナンスが容易である。スクリーン5と第1のスクリーン保持板6を脱塩塔1から、一体にまたは個別に搬出することも容易である。
さらに、スクリーン5と第1のスクリーン保持板6の少なくともいずれかを分割可能に構成することができる。分割構造を採用することにより、メンテナンス性が向上する場合がある。図6A〜6Eは、スクリーン5及び第1のスクリーン保持板6の分割パターンを模式的に示している。スクリーン5と第1のスクリーン保持板6は、それぞれ図6A,6Bに示すように分割することができる。第1のスクリーン保持板6は、2つの半円形の内周部601a,601bと、リング状の外周部602と、に分割することができる。この際、内周部601a,601bの外縁部と外周部602の内縁部が支持板8に支持されるように分割することが望ましい。スクリーン5は、第1のスクリーン保持板6の2つの内周部601a,601bと同じ形状、大きさの2つの内周部501a,501bと、扇形に等分割された8つの外周部502a〜502hと、に分割することができる。スクリーン5の内周部501aと第1のスクリーン保持板6の内周部601a同士、及び内周部501bと内周部601b同士を一体化することで、メンテナンス性がさらに向上する。
さらに、スクリーン5と第1のスクリーン保持板6の少なくともいずれかは、図6Cに示すように、中心を通る線で同一の形状に分割してもよく、図6Dに示すように、複数の平行線に沿って分割してもよく、図6Eに示すように、同心円状に分割してもよい。分割数は限定されないが、4分割〜18分割が望ましい。第1のスクリーン保持板6を分割する場合、第1のスクリーン保持板6を保持するためのビーム材(図示せず)を設けることが望ましい。
内部空間2には、スクリーン5の上面5aの少なくとも一部、好ましくは全面に散水するシャワリング管12が延びている。シャワリング管12は、リング形状の管にスプレーノズルが一定間隔で設置された構造となっている。流量の確保が容易であること、広い散水範囲が得られることなどから、スプレーノズルは充円錐噴霧型が好ましいが、直進、扇型、空円錐、フラット噴霧型を用いることもできる。スクリーン5全面にシャワリング水を散水することによって、イオン交換樹脂を流動化させ、抜き取り後の残留イオン交換樹脂の量を低減することができる。
内部空間2にはさらに、復水入口配管11の直下に整流板9が設けられている。整流板9は多数の開口が設けられた概ね円形の板状部材であり、復水入口配管11から流入した復水をイオン交換樹脂充填層21に均等に配分する。
イオン交換樹脂の再生には、イオン交換樹脂の抜き取りと充填が必要となる。イオン交換樹脂の抜き取りのため、イオン交換樹脂の抜き取り配管13が設けられている。抜き取り配管13は外側容器3の側壁において、イオン交換体保持部4の上面4a付近(イオン交換樹脂充填層21の底部付近)に開口している。イオン交換樹脂の充填のため、イオン交換樹脂充填層21の上方にイオン交換樹脂を充填するイオン交換樹脂充填配管14が設けられている。
一般に樹脂の抜き取り口は樹脂充填層の最下部に設けられており、図1Aの例では脱塩塔101aの最下部に、図1Bの例では保持板104の直上の位置に設けられている(抜き取り配管113a,113b)。しかし、樹脂は非常に細かい粒状体であり、脱塩塔内部に滞留しやすい。図1Aの例では、樹脂はリング状の集水管123の周囲に滞留しやすく、図1Bの例ではストレーナ135の周囲に滞留しやすい。不純物を吸着した樹脂が樹脂充填層の最下部に滞留した場合、通水時に不純物を放出する、という不都合もある。このため、樹脂の回収効率の改善が課題となっている。
スクリーン5の上面5aはイオン交換体保持部4の上面4aと一致しており、従ってイオン交換体保持部4の上面4aを構成している。イオン交換体は滑らかな面状に広がる上面で保持される。滑らかな面状に広がる上面は、その輪郭面に凹凸が存在していない。具体的には、イオン交換体保持部4は、イオン交換体を保持するスクリーン5を有し、スクリーン5の上面5aは、イオン交換体保持部4の上面4aの少なくとも一部を構成している。つまりスクリーン5の上面5aは、イオン交換体保持部4の上面4aと揃えられている。スクリーン5の上面5a、従ってイオン交換体保持部4の上面4aは凹凸のない滑らかな水平面となっているため、イオン交換樹脂を抜き取る際にイオン交換樹脂の移動が遮られず、イオン交換樹脂のスムーズな排出が可能となる。イオン交換体は、イオン交換体保持部の上面を、凹凸などの障害物に邪魔されることなく移動することができ、従来よりも回収効率を高めることができる。
また、図1Aの例では、集水管123は脱塩塔101aの底面に沿うように3次元状に配置されているが、集水管123と脱塩塔101aの底面の間には、集水管123の取付けのために、一定の空間が必要となる。樹脂はこの空間にも充填される。しかし、脱塩された水は主に集水管123の上方の樹脂を通って集水管123に流入するため、この空間に充填された樹脂は脱塩機能に十分に寄与せず、設計上は脱塩に寄与しない無効樹脂125aとして扱われる。図1Bの例では、ストレーナ135は保持部104から突き出すように配置されている。樹脂はストレーナ135の側部にも充填されるが、脱塩された水は主にストレーナ135の上部からストレーナ135の内部に流入する。このため、ストレーナ135の側部に充填された樹脂は脱塩機能に十分に寄与せず、設計上は脱塩に寄与しない無効樹脂125bとして扱われる。このように、従来技術のいずれの構成においても、無効樹脂が生じており、運転コストの面から改善が求められている。
本実施形態では、スクリーン5の上面5aがイオン交換体保持部4の上面4aと揃えられていることから、無効なイオン交換体の量を低減しイオン交換体の利用効率を高めることができる。
イオン交換体保持部4の上面は、図2に破線で示すように下側に湾曲した凹状面(上面4b)、すなわち椀状の形状を有していてもよい。この場合、イオン交換樹脂の抜き取り配管13’は凹状面の最下部に接続され、イオン交換体保持部4を貫通して脱塩塔1の外部まで延びることができる。スクリーン5及び第1のスクリーン保持板6は共に、下側に湾曲したほぼ同一の椀状の形状に形成される。椀状の形状に形成することで曲げ応力が低減するため、支持体8を省略できる場合がある。勿論、支持体8を設けることもできる。イオン交換体保持部4の上面4bは凹凸のない滑らかな凹状面となっているため、イオン交換樹脂を抜き取る際にイオン交換樹脂の移動が遮られず、しかも、凹状面の最下部にイオン交換樹脂の抜き取り配管13’が設けられるので、イオン交換樹脂が一層スムーズに排出される。
図7は、イオン交換体保持部4の断面図を示している。第1のスクリーン保持板6には複数の管17が取り付けられている。管17は第1のスクリーン保持板6に溶接等によって固定されていてもよく、第1のスクリーン保持板6に取り外し可能に取り付けられていてもよい。図8は、イオン交換体保持部4(第1のスクリーン保持板6)の下面図であり、開口6aの図示は省略している。下側空間2bには、外側容器3の外部から供給された空気をスクリーン5の複数の位置、具体的には複数の管17に分配する配管18が設けられている。配管18は空気供給源(図示せず)に接続された主管18aと、主管18aから分岐した複数の枝管18bと、からなる空気供給手段である。全ての管17は主管18aまたはいずれかの枝管18bに接続され、空気供給源の空気が供給される。主管18aには弁18cが設けられており、復水の処理時には弁18cが閉止し、処理された復水の空気供給源への流入が防止される。配管の構成はこれに限定されず、径の異なるリング状の配管を同心円状に配置し、これらを互いに接続する構成でもよい。管17は開口6aに接続されてもよく、この場合、管17は復水の通水時には復水の流路として機能し、空気供給時には空気供給手段として機能する。
イオン交換樹脂の排出時には弁18cが開放され、スクリーン5の複数の位置、すなわち複数の管17に上向きの空気流が供給される。空気は管17、互いに隣接するサポートロッド5cの間の空間5e、互いに隣接するワイヤ部材5bの間の開口5d(図7には図示せず)を流通する。空気は開口5dを通り、スクリーン5の上面5aから上昇流となって、スクリーン5の複数の位置から排出される。スクリーン5のワイヤ部材5bは極めて多数設けられているため、スクリーン5の上面5aのほぼ全面から均一に空気流が排出される。これによって、イオン交換樹脂はスクリーン5の上面5aから持ち上げられ、上方から供給されるシャワリング水と協働して、イオン交換樹脂をスムーズに移動させ、脱塩塔1の外部に排出する。
図1Aに示す従来の構成の場合も、リング管を空気供給源として用いることが可能である。しかし、空気の流出位置がリング管に限られているため、空気をイオン交換樹脂に対して均一に供給することは困難である。図1Bに示す従来の構成の場合は、比較的均一に空気を供給できるが、保持板104とイオン交換樹脂の接触面に直接空気を供給できないことから、最下層のイオン交換樹脂を十分に流動化させることができない。本実施形態は、最下層のイオン交換樹脂に対しより均一に空気を供給することができる。
上述した空気供給手段は、イオン交換樹脂の逆洗にも利用できる。逆洗は、イオン交換樹脂が水中にある状態で、イオン交換体保持部4の下方から上向きの空気を供給する操作である。供給された空気は、イオン交換体保持部4を通過する際に気泡となって、イオン交換樹脂充填層21内を上昇する。この際、気泡の上昇流により、イオン交換樹脂のエアスクラビング洗浄が行われ、イオン交換樹脂の表面の付着物が剥離される。
図9は、空気供給手段の他の例を示している。外側容器3の側面(底面でもよい)に、下側空間2bに開口する空気供給ノズル16が設けられている。イオン交換体保持部4の第1のスクリーン保持板6には、下側空間2bに延びる複数の管27が取り付けられている。これらの管27も、上述の実施形態と同様、第1のスクリーン保持板6に溶接等によって固定されていてもよく、第1のスクリーン保持板6に取り外し可能に取り付けられていてもよい。管27は図7,8に示す管17とほぼ同じ構成であるが、各々の管27の側面の一部には開口27aが設けられている。空気供給ノズル16から供給された空気は第1のスクリーン保持板6の下面付近に滞留し、開口27aの圧力損失に応じた空気層が形成され、空気が開口27aから管27の内部に流入する(図9の矢印参照)。特に空気供給ノズル16が外側容器3の側面に開口する場合は、空気供給ノズル16から供給された空気が特定の管27だけに集中して流入しないように、管27の下端は空気供給ノズル16の下端より下方に位置することが望ましい。
イオン交換樹脂の排出時には空気供給ノズル16から下側空間2bに空気が供給される。下側空間2bは残留水、シャワリング水等の水で満たされており、供給された空気は第1のスクリーン保持板6の下面6b付近に滞留する。空気流量を適切に選択することによって、第1のスクリーン保持板6の下面6bのほぼ全面と接するように空気層22が形成される。空気層22の空気は各管27の開口27aを通して管27の内部に流入し、前述の実施形態と同じ経路を辿って、スクリーン5の上面5aから上昇流となって排出される。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る脱塩塔の、イオン交換体保持部の斜視図である。図11は、イオン交換体保持部の部分断面図である。本実施形態では、イオン交換体保持部34は、複数の互いに離隔して配置されたスクリーン35を有している。各スクリーン35は第1の実施形態と同様のワイヤ部材35bとサポートロッド35cからなり、全体が円形に形成されている。スクリーン35は皿状のスクリーン受け部材35dに保持され、スクリーン受け部材35dの底面中央は開口35eとなっている。この開口35eには前述した管17または27と同様の構成の管37が接続されている。管37はスクリーン受け部材35dに溶接等によって固定されていてもよく、スクリーン受け部材35dに取り外し可能に取り付けられていてもよい。管37は復水の流路と空気の供給路を兼ねる構成とすることが望ましい。
イオン交換体保持部34はさらに、第2のスクリーン保持板36を有している。第2のスクリーン保持板36は第1のスクリーン保持板6と同様の円形部材であり、スクリーン受け部材35dを挿入可能な複数の開口36aを備えている。スクリーン35の取り付けられたスクリーン受け部材35dを開口36aに挿入したときに、スクリーン35の上面35aは、第2のスクリーン保持板36の上面36aと一致する。このように、複数のスクリーン35は対応する複数の開口36aによって保持され、各スクリーン35は、スクリーン35の上面35aがイオン交換体保持部34の上面34aの一部を構成するように、第2のスクリーン保持板36の上面36aと揃えられている。本実施形態は、図1Bに示す従来構成の改良された構成として好適に適用することができる。
本実施例でも、第2のスクリーン保持板36を下側に湾曲した椀状の形状とすることができる。その場合、第2のスクリーン保持板36の上面36aが滑らかな曲面となるように、スクリーン35は第2のスクリーン保持板36の上面36aに沿って、斜めに取り付けることが望ましい。
本実施形態においても、図7〜9を参照して説明した空気供給手段を設けることができる。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る脱塩塔41の部分断面図である。本実施形態の脱塩塔41は、内部空間の一部にフィルター部を有する復水脱塩塔である。具体的には、脱塩塔41の内部空間は内壁42によって、半径方向に内周部と外周部に仕切られ、内周部がろ過材50が配置されフィルター部を構成するろ過室43、外周部が脱塩部を構成する脱塩室44になっている。以下に述べる実施形態では、イオン交換樹脂によって処理される前の水がフィルター部を通るが、イオン交換樹脂によって処理された水がフィルター部を通るようにすることもできる。
内壁42は本実施形態では概ね円筒形状であり、外側容器45と同心円状に設けられている。内壁42は外側容器45の底面まで上下方向に延びており、脱塩室44の下部は、イオン交換樹脂が充填されるイオン交換樹脂充填層46となっている。内壁42は、下端が全周で外側容器45の底部に達しており、内壁42の外側と内側とが完全に仕切られている。これに対し、内壁42の上端は内部空間で終端している。このため、ろ過室43と脱塩室44は、内壁42の上方に位置する外側容器45の上部空間47を介して連通している。
内壁42は外側容器45と比べ、薄肉の構造物とすることができる。これは、本実施形態では、ろ過室43が内壁42を介して、脱塩室44の内側に配置されているため、内壁42には事実上、ろ過室43及び脱塩室44で発生する圧力損失に相当する差圧しか掛らないためである。このため、内壁42の物量を減らし、復水脱塩塔の設備コストの低減が可能となる。
内壁42はわずかな差圧しか掛らないため、形状の自由度が高く、必要に応じて三角断面、四角断面、六角断面、八角断面などの多角形断面形状を採用することが容易である。ただし、差圧に対する耐圧性の確保や、後述するイオン交換樹脂のフラッシング水流をスムーズに生じさせる観点からは、内壁42は円筒形またはこれに近い多角形断面形状であることが好ましい。
内壁42の上端には仕切板48が支持されている。仕切板48は、内壁42の内側空間を覆ってろ過室43の頂面を画定する。内壁42の下部部分にはろ過室43の底部を画定する分散板49が固定されている。分散板49は、例えばろ過材50と等しい数の貫通孔49aが設けられた、円形の部材である。分散板49の下方は外側容器45の底部の中央領域となっており、復水が供給される入口配管51に接続された入口ノズル52が設けられている。ろ過材50としては、中空糸膜モジュールが特に好適に用いられる。復水は入口ノズル52から外側容器45の内部に流入し、中空糸膜を透過し中空糸膜の内部(中空孔)に至る。復水はさらに、各中空糸膜の上端面から流出口を通って上部空間47に流出する。
外側容器45の側壁と内壁42の外側面との間には、脱塩室44と同一の断面を有するリング状のイオン交換体保持部53が設けられている。イオン交換体保持部53は、外縁が外側容器45の側壁に沿って、内縁が内壁42に沿って、周方向に連続的に延びている。イオン交換体保持部53の内側縁部は、内壁42の下部部分に溶接等で固定されている。イオン交換体保持部53は脱塩室44の底面を画定するとともに、その上面でイオン交換樹脂を保持し、イオン交換樹脂充填層46を形成する。イオン交換体保持部53の下方は外側容器45の底部の外周領域となっており、出口配管62に接続された出口ノズル64が設けられている。
イオン交換体保持部53は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成とすることができる。前者の場合、リング状のイオン交換体保持板の上にリング状のスクリーンが設置される。この場合、イオン交換体保持部53のメンテナンスを容易とするため、スクリーンは分割構造とすることが望ましく、リング状のスクリーンを同一形状の扇形に分割することが特に好ましい。後者の場合、多数の開口が設けられたリング状のイオン交換体保持板に、開口を介して多数の円形のスクリーンが設置される。この場合、イオン交換体保持部53のメンテナンスを容易とするため、スクリーンの設置されたリング状のイオン交換体保持板を同一形状の扇形に分割することが特に好ましい。
本実施形態においても、前述の空気供給手段を同様に設けることができる。図12に示す実施形態では、外側容器45の側壁には、イオン交換樹脂の抜き取り及び逆洗の際にイオン交換体保持部53の下方空間に空気を供給する空気供給ノズル57が設けられており、イオン交換体保持部53は管27と同様の管58を備えている。
外側容器45の側壁と内壁42の外側面との間の、イオン交換体保持部53の上方には、脱塩室44の頂面を画定する整流板54が設けられている。整流板54は外側容器45の側壁と内壁42との間を、外縁が外側容器45の側壁に沿って、内縁が内壁42に沿って、周方向に連続的に延びる、イオン交換体保持部53と同様のリング状の構造物である。整流板54は仕切板48よりも若干下方に設けられている。このため、ろ過室43を出た復水は、仕切板48の流出口から流出した後、仕切板48の外側に位置する整流板54にオーバーフローする。整流板54に流れ込んだ復水は、整流板54の上面に分散して一時的に滞留し、液面がほぼ均一化される。整流板54には複数の開口が設けられており、整流板54の上面に一時的に滞留した復水は、各開口から脱塩室44に向けてほぼ均等な量で落下する。
イオン交換樹脂の抜き取りのため、イオン交換樹脂の抜き取り配管61が設けられている。抜き取り配管61はイオン交換体保持部53の上面に開口し、下方へ延びている。抜き取り配管61の代わりに、外側容器45の側壁において、イオン交換体保持部53の上面付近(イオン交換樹脂充填層46の底部付近)に開口する抜き取り配管61’を設けてもよい。この場合、イオン交換体保持部53の上方には、外側容器45の側壁に開口するフラッシングノズル56を設けることが望ましい。フラッシングノズル56は、イオン交換樹脂の抜き取り時に外側容器45の側壁側から水平方向に送出され、イオン交換樹脂をイオン交換体保持部53の上面に沿って周方向に押し流す水流を供給する。脱塩室の上部には、第1の実施形態と同様のシャワリング管63が設けられている。
イオン交換樹脂の充填のため、整流板54の下方で、イオン交換樹脂充填層46の上方にはイオン交換樹脂を充填するイオン交換樹脂充填配管55が設けられている。イオン交換樹脂充填配管55は脱塩室44の上部位置に開口している。イオン交換樹脂をできるだけ平坦に充填するため、樹脂面平坦化ノズル59を備えることもできる。図12に破線で示すように、樹脂面平坦化ノズル59は、脱塩室44の側方位置で外側容器45に開口しており、概ね水平方向に空気流を供給する。
外側容器45の側壁には、ろ過室43の下方空間と接続された空気供給配管65と、ろ過室43の上部と接続された空気排出配管60と、が設けられている。空気供給配管65及び空気排出配管60はろ過材50の逆洗時に、ろ過室43に空気を流通させる。
イオン交換体保持部53の上面は図13に示すように、イオン交換樹脂の抜き取り配管61に向かって下向きに傾斜していてもよい。イオン交換体保持部53の上面が凹凸のない滑らかな面であり、重力の効果も生じるため、イオン交換樹脂の回収が容易となる。傾斜したイオン交換体保持部は第1及び第2の実施形態でも採用することができる。
本発明を復水処理システムの脱塩塔を例に説明したが、本発明は前述のように再生塔にも適用することができる。再生塔の基本的な構成は図2に示す脱塩塔と同様である。再生塔の内部には脱塩塔から回収された使用済みのイオン交換樹脂が充填され、復水の代わりに酸またはアルカリの薬剤が注入され、イオン交換の原理によって、使用済みのイオン交換樹脂が再生される。再生塔は脱塩塔に設けられているのと同様のイオン交換体保持部を備えており、上述したのと同様の構成をとることができる。
特に、再生塔ではアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂を一緒に塔内に供給し、両者を比重比を利用して分離することがある。この際、イオン交換体保持部の下方から空気流を供給し、逆洗と同様の操作を行う場合がある。本発明によれば、空気流をイオン交換樹脂に均一に供給することができるため、分離効率が向上する。
さらに、本発明は発電設備の復水処理システムだけでなく、水処理用のイオン交換装置全般に適用することができる。
本発明において、イオン交換体保持部の上面は水平面または下方に突き出す湾曲した凹状面であることが好ましいが、例えば、図14A〜14Hのように多少の段差を有していてもかまわない。これらの図はイオン交換体保持部の概略断面図を示しており、ハッチングで示した部位がスクリーン4として構成されている。図14Aでは中央部が上方に突き出しており、凸部の上面がスクリーンとなっている。図14Bでは中央部が下方に突き出しており、凹部の上面がスクリーンとなっている。図14Cでは中央部が上方に突き出しており、凸部の上面及び側面がスクリーンとなっている。図14Dでは中央部が下方に突き出しており、凹部の上面及び側面がスクリーンとなっている。図14Eでは中央部が上方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Fでは中央部が下方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Gでは中央部が上方に突き出しており、上面全域及び側面がスクリーンとなっている。図14Hでは中央部が下方に突き出しており、上面全域及び側面がスクリーンとなっている。
イオン交換体保持部の上面は、図14I〜14Lのように曲面となっていてもかまわない。図14Iでは、中央部が上方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Jでは中央部が下方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Kでは、中央部が上方に突き出しており、中央の凸部の上面がスクリーンとなっている。図14Lでは中央部が下方に突き出しており、中央の凹部の上面がスクリーンとなっている。
イオン交換体保持部の上面は、図14M〜14Tのように円錐形または円錐台形となっていてもかまわない。図14Mでは、円錐の中央部が上方に突き出しており、中央の凸部の上面がスクリーンとなっている。図14Nでは、円錐の中央部が下方に突き出しており、中央の凹部の上面がスクリーンとなっている。図14Oでは、円錐の中央部が上方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Pでは、円錐の中央部が下方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Qでは、円錐台の中央部が上方に突き出しており、中央の凸部の上面がスクリーンとなっている。図14Rでは、円錐台の中央部が下方に突き出しており、中央の凹部の上面がスクリーンとなっている。図14Sでは、円錐台の中央部が上方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。図14Tでは、円錐台の中央部が下方に突き出しており、上面全域がスクリーンとなっている。
これらの各図14A〜14Tにおいて、イオン交換体保持部の回収効率を高め、無効なイオン交換体の量を低減するため、高低差hはできるだけ小さいことが望ましく、具体的にはイオン交換体保持部の厚さの2倍以下であることが好ましい。
1 脱塩塔
2 内部空間
3 外側容器
4,34 イオン交換体保持部
4a,34a イオン交換体保持部の上面
5,35 スクリーン
5a,35a スクリーンの上面
5b,35b ワイヤ部材
5c,35c サポートロッド
6 第1のスクリーン保持板
8 支持体
21 イオン交換樹脂充填層
36 第2のスクリーン保持板
36a 第2のスクリーン保持の上面
37 管

Claims (9)

  1. 内部空間を有する外側容器と、
    前記内部空間の少なくとも一部を上側空間と下側空間とに仕切り、前記上側空間に充填されるようにされたイオン交換体を保持することが可能なイオン交換体保持部と、
    を有し、
    前記イオン交換体保持部は、上面の少なくとも一部において、前記イオン交換体を保持するとともに前記イオン交換体によって処理された水を前記上面から下方へ流通させる流路を備えたスクリーンと、前記スクリーンを保持するとともに前記スクリーンを流通した水を前記下側空間へ流通させる複数の開口を備えたスクリーン保持板と、を有し、
    前記スクリーンは、互いに間隔をおいて一方向に延びる複数のワイヤ部材と、前記ワイヤ部材と前記スクリーン保持板との間に設けられ、前記ワイヤ部材と交差する方向に延び、前記複数のワイヤ部材を保持するとともに、前記ワイヤ部材と前記スクリーン保持板との間に複数の空間を形成する複数のサポートロッドと、で構成されており、
    前記下側空間から前記スクリーン保持板の前記複数の開口を通して前記スクリーンに上向きの空気流を供給する空気供給手段をさらに有する、イオン交換装置。
  2. 前記空気供給手段は一端が前記開口に取り付けられ、前記開口の下方に位置する他端に向けて延びる管と、前記外側容器の側面で、前記他端よりも高い位置に取り付けられ、前記下側空間に空気を導入する空気供給ノズルと、を有する、請求項1に記載のイオン交換装置。
  3. 前記管は、側面に開口を有する、請求項に記載のイオン交換装置。
  4. 前記イオン交換体保持部の前記上面に前記イオン交換体の抜き取り口を有し、前記イオン交換体保持部の前記上面は前記抜き取り口に向かって下向きに傾斜している、請求項1から3のいずれか1項に記載のイオン交換装置。
  5. 前記イオン交換体保持部は、前記イオン交換体保持部の前記上面の全面を構成する前記スクリーンと、前記スクリーンを保持する前記スクリーン保持板と、を有する、請求項1からのいずれか1項に記載のイオン交換装置。
  6. 前記スクリーンの前記上面に散水する手段を有している、請求項1から5のいずれか1項に記載のイオン交換装置。
  7. 前記内部空間は、内壁により半径方向に内周部と外周部に仕切られ、前記内周部はろ過材が配置されフィルター部を構成するろ過室であり、前記外周部は脱塩部を構成する脱塩室であり、前記イオン交換体保持部は前記脱塩室に設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載のイオン交換装置。
  8. 発電設備の復水の処理に用いられる、請求項1から7のいずれか1項に記載のイオン交換装置。
  9. 発電設備の復水の処理に用いたイオン交換体の再生に用いられる、請求項1からのいずれか1項に記載のイオン交換装置。
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