JP5697822B2 - 壁面材の張替方法及び壁体 - Google Patents
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建物の壁体として、上下一対となる上枠ランナ及び下枠ランナと、それら両ランナの間に所定間隔で設けられる複数のスタッドとからなる枠体を有し、該枠体を挟んで両側に壁面材が固定されてなる構造を有し、その壁体について前記壁面材の一部を張り替える張替方法であって、
張替対象となる前記壁面材を、前記複数のスタッドのうち一のスタッドから他のスタッドに至るまでの範囲で切除する第1工程と、
その後、前記壁面材を切除した部位において、隣り合うスタッドに対して両端をそれぞれ固定した状態で下地横架材を取り付ける第2工程と、
その後、前記壁面材を切除した部位において、前記下地横架材に対して張替用壁面材を固定する第3工程と、
を有することを特徴とする。
前記第2工程は、
前記第1工程での前記壁面材の切除により露出された前記スタッドに対して、隣り合うスタッド同士の間から支持具を取り付ける工程と、
該取り付けた支持具に、前記スタッドと前記下地横架材との壁面材張替側の側面部が面一となるように前記下地横架材を取り付ける工程と、
を含むことを特徴とする。
前記スタッド及び前記下地横架材は溝形鋼よりなり、
前記第2工程は、
前記支持具としてのアングル材を、その一辺部が前記スタッドのウエブ部分に当接し、他辺部が隣り合うスタッド同士の間の中央部側に延びる状態で、前記スタッドに固定する工程と、
前記アングル材の他辺部に、前記下地横架材を取り付ける工程と、
を含むことを特徴とする。
前記第2工程では、前記スタッドの壁面材張替側の側面部において、上下方向に見て片側一部分を、切除されずに残った前記壁面材に重なる部分、残り部分を、新たに前記張替用壁面材を重ね合わせる部分となるように前記下地横架材を取り付けることを特徴とする。
前記第1工程では、前記スタッドの壁面材張替側の側面部において、横方向に見て片側一部分を、前記壁面材を非切除とする領域、残り部分を、前記壁面材を切除する領域とし、該切除する領域について前記壁面材を切除することを特徴とする。
前記壁体は、枠組壁工法で構築される建物の外壁部に耐力壁として用いられるものであり、
該建物において、前記壁体の屋内側の壁面には、該壁面に対して交差する向きで天井面材が固定されており、
前記壁面材において前記天井面材の固定位置よりも下方で、前記壁面材の張替を行うことを特徴とする。
前記壁体は、前記複数のスタッドとして、前記壁面材の周縁部に配置される第1スタッドと、周縁部以外に配置される第2スタッドとを有し、前記第1スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔は、前記第2スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔よりも小さくなっており、
前記第3工程において、前記張替用壁面材を前記スタッド及び前記下地横架材に固定する場合に、前記第1スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔と同じ固定間隔で、前記張替用壁面材をビス固定することを特徴とする。
(1)壁面材15において張替対象となる板材15aを、隣り合う2つスタッド14の一方から他方に至るまでの範囲で切除する壁面材切除工程(第1工程)と、
(2)その後、壁面材15を切除した部位において、隣り合うスタッドに対して両端をそれぞれ固定した状態で下地横架材を取り付ける下地材追加工程(第2工程)と、
(3)その後、壁面材15を切除した部位において、下地材に対して張替用壁面材を固定する張替工程(第3工程)と、
を有するものとなっており、これら各工程について以下に詳しく説明する。図4は、上記の各工程を説明するための壁体10の正面図である。また、図5(a)は図4(b)のA−A線断面図、図5(b)は図4(c)のB−B線断面図、図5(c)は図4(d)のC−C線断面図である。
図4(a)に示すように、板材15a(壁面材15)の一部(図の×部)が破損した場合、その破損部分を含む領域(図のハッチング領域)を切除位置として定め、その領域についてカッタ等の切除器具を用いて板材15aを切除する。図4(b)において、Sが板材15aを切り抜いた領域であり、本例では、上下方向に見て中間位置となる部分を切除部分としている。この板材15aの切除は、壁体10を建物に取り付けたままの状態で行われる。つまり、上述のとおり壁体10には屋内面側に天井面材23が取り付けられているが、その天井面材23を取り付けた状態のまま、天井下方部分で板材15aの一部切除が行われる。この場合、板材15aは、隣り合う2つスタッド14の一方から他方に至るまでの範囲で切除されるようになっており、その隣り合う両スタッド14のフランジ(壁面材張替側の側面部)において、横方向に見て片側一部分を、板材15aを非切除とする領域、残り部分を、板材15aを切除する領域として、該切除する領域について板材15aが切除される。
図4(c)に示すように、板材15aの切除部分(S領域)においてその切除部分に上下に隣接する板材15aの境界端部に、隣り合う両スタッド14に対して両端をそれぞれ固定した状態で下地横架材25を取り付ける。なお、図6は、下地横架材25の取付構造を示す斜視図であり、これは図4(c)におけるY部の構造に相当する。
図4(d)に示すように、板材15aを切除した部位において、スタッド14及び下地横架材25に対して張替用壁面材である新たな張替板材28をビス等により固定する。張替板材28は、板材15aと同じ石膏ボート等からなり、未張替部分の板材15aに対して隙間無く配される。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
Claims (8)
- 建物の壁体として、上下一対となる上枠ランナ及び下枠ランナと、それら両ランナの間に所定間隔で設けられる複数のスタッドとからなる枠体を有し、該枠体を挟んで両側に壁面材が固定されてなる構造を有し、その壁体について前記壁面材の一部を張り替える張替方法であって、
張替対象となる前記壁面材を、前記複数のスタッドのうち一のスタッドから他のスタッドに至るまでの範囲で切除する第1工程と、
その後、前記壁面材を切除した部位において、隣り合うスタッドに対して両端をそれぞれ固定した状態で下地横架材を取り付ける第2工程と、
その後、前記壁面材を切除した部位において、前記下地横架材に対して張替用壁面材を固定する第3工程と、
を有することを特徴とする壁面材の張替方法。 - 前記第2工程は、
前記第1工程での前記壁面材の切除により露出された前記スタッドに対して、隣り合うスタッド同士の間から支持具を取り付ける工程と、
該取り付けた支持具に、前記スタッドと前記下地横架材との壁面材張替側の側面部が面一となるように前記下地横架材を取り付ける工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の壁面材の張替方法。 - 前記スタッド及び前記下地横架材は溝形鋼よりなり、
前記第2工程は、
前記支持具としてのアングル材を、その一辺部が前記スタッドのウエブ部分に当接し、他辺部が隣り合うスタッド同士の間の中央部側に延びる状態で、前記スタッドに固定する工程と、
前記アングル材の他辺部に、前記下地横架材を取り付ける工程と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の壁面材の張替方法。 - 前記第2工程では、前記スタッドの壁面材張替側の側面部において、上下方向に見て片側一部分を、切除されずに残った前記壁面材に重なる部分、残り部分を、新たに前記張替用壁面材を重ね合わせる部分となるように前記下地横架材を取り付けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の壁面材の張替方法。
- 前記第1工程では、前記スタッドの壁面材張替側の側面部において、横方向に見て片側一部分を、前記壁面材を非切除とする領域、残り部分を、前記壁面材を切除する領域とし、該切除する領域について前記壁面材を切除することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の壁面材の張替方法。
- 前記壁体は、枠組壁工法で構築される建物の外壁部に耐力壁として用いられるものであり、
該建物において、前記壁体の屋内側の壁面には、該壁面に対して交差する向きで天井面材が固定されており、
前記壁面材において前記天井面材の固定位置よりも下方で、前記壁面材の張替を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の壁面材の張替方法。 - 前記壁体は、前記複数のスタッドとして、前記壁面材の周縁部に配置される第1スタッドと、周縁部以外に配置される第2スタッドとを有し、前記第1スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔は、前記第2スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔よりも小さくなっており、
前記第3工程において、前記張替用壁面材を前記スタッド及び前記下地横架材に固定する場合に、前記第1スタッドに対して前記壁面材をビス固定する固定間隔と同じ固定間隔で、前記張替用壁面材をビス固定することを特徴とする請求項6に記載の壁面材の張替方法。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の壁面材の張替方法により前記壁面材が張り替えられた壁体。
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