JP5697501B2 - 柱部材の吊り上げ治具及び吊り上げ方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、長尺の柱部材を安定した姿勢で吊り上げることができ、かつ、優れた作業効率を実現することのできる柱部材の吊り上げ方法を提供することを第2の目的とする。
クレーンフックに連結されるフック連結部と当該フック連結部の両側に設けられた一対のワイヤ装着環とを備える吊り具と、
ワイヤ先端部を折り返してワイヤ本体に結合させることにより形成された連結用環状部を両端に備え、少なくとも一方の連結用環状部が、ワイヤ先端部をワイヤ本体に編み込む方式で形成された編み込み式環状部である構造を、それぞれが有している2本の吊り上げ用ワイヤと、
吊り上げる対象である柱部材の両側に当該柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となるように装着される一対の環状部分を備え、当該環状部分は、前記編み込み式環状部がその内部を通過することができる大きさを有するワイヤ保持治具と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ備える前記編み込み式環状部を、吊り上げる対象である柱部材に、当該柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となる部位においてそれぞれ連結する連結治具と、
を備えることを特徴とする。
前記一対の環状部分が前記柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となるように、前記柱部材の上部に前記ワイヤ保持治具を装着する工程と、
前記柱部材の下部に前記連結治具を装着する工程と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ一方の側に備えている前記編み込み式環状部を、前記ワイヤ保持治具が備える前記一対の環状部分のそれぞれに、前記柱部材の上側から挿通させる工程と、
前記一対の環状部分を通過した前記編み込み式環状部のそれぞれを、前記柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となる部位において前記連結治具に連結する工程と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ他方の側に備えている前記連結用環状部を、前記吊り具が備える前記一対のワイヤ装着環のそれぞれに連結させる工程と、
前記吊り具が備える前記フック連結部をクレーンフックに連結する工程と、
上記の全工程の終了後に、前記クレーンフックを上昇させて前記柱部材を吊り上げる工程と、
を含むことを特徴とする。
図1は本発明の実施の形態で用いられる柱部材10の斜視図である。柱部材10は鉄鋼製の四角柱であり、本体12と柱プレート14を有している。本実施形態において本体12は、2mの長さを有している。但し、本体の長さはこれに限定されるものではなく、例えば5mや8m程度であってもよい。
図4は、本実施形態で用いられるクレーンフック30の概要を示す。クレーンフック30は、一般的に用いられているものであり、その上端においてクレーンワイヤ32に連結されている。クレーンワイヤ32は、図示しないクレーンから吊り下げられている。クレーンフック30の下端には、フック機構34が設けられている。フック機構34は、可動式のロック部36により通常時は閉じた環状に維持される。
以下、本実施形態による柱部材の吊り上げ方法の説明に先立ち、その前提となる比較例の方法について説明する。
次に、図11乃至図13を参照して、本実施形態の方法について説明する。
図11は、本実施形態による柱部材10の吊り上げ方法を説明するための図である。図11に示すように、本実施形態においても、比較例の場合と同様に、柱部材10は、先ず、2本の枕木100,102の上に置かれた状態に準備される。
16 貫通孔
30 クレーンフック
40 吊り具
42 フック連結部
44 ワイヤ装着環
50 吊り上げ用ワイヤ
52 連結用環状部
54 編み込み式環状部
62 カバー環
64 テーパ部
70 I型治具
74 固定式の環状部分
78 着脱式の環状部分
Claims (6)
- クレーンフックに連結されるフック連結部と当該フック連結部の両側に設けられた一対のワイヤ装着環とを備える吊り具と、
ワイヤ先端部を折り返してワイヤ本体に結合させることにより形成された連結用環状部を両端に備え、少なくとも一方の連結用環状部が、ワイヤ先端部をワイヤ本体に編み込む方式で形成された編み込み式環状部である構造を、それぞれが有している2本の吊り上げ用ワイヤと、
吊り上げる対象である柱部材の両側に当該柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となるように装着される一対の環状部分を備え、当該環状部分は、前記編み込み式環状部がその内部を通過することができる大きさを有するワイヤ保持治具と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ備える前記編み込み式環状部を、吊り上げる対象である柱部材に、当該柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となる部位においてそれぞれ連結する連結治具と、
を備え、
前記ワイヤ保持治具は、直線状に形成された本体部分を備え、前記一対の環状部分は、当該本体部分の両側に設けられており、かつ、少なくとも一方の環状部分が、前記本体部分に対して着脱可能であるように形成されたI型治具であることを特徴とする柱部材の吊り上げ治具。 - 前記連結治具が、前記I型治具と同じ構造物であることを特徴とする請求項1に記載の吊り上げ治具。
- 前記吊り上げ用ワイヤは、前記ワイヤ先端部が前記ワイヤ本体に編みこまれた部分を環状に取り巻くカバー環を備え、
前記カバー環は、ワイヤ本体側に、テーパ加工が施されたテーパ部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り上げ治具。 - 請求項1に記載する吊り上げ治具を用いる柱部材の吊り上げ方法であって、
前記一対の環状部分が前記柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となるように、前記柱部材の上部に前記ワイヤ保持治具を装着する工程と、
前記柱部材の下部に前記連結治具を装着する工程と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ一方の側に備えている前記編み込み式環状部を、前記ワイヤ保持治具が備える前記一対の環状部分のそれぞれに、前記柱部材の上側から挿通させる工程と、
前記一対の環状部分を通過した前記編み込み式環状部のそれぞれを、前記柱部材の中心線に対して線対称の位置関係となる部位において前記連結治具に連結する工程と、
前記2本の吊り上げ用ワイヤがそれぞれ他方の側に備えている前記連結用環状部を、前記吊り具が備える前記一対のワイヤ装着環のそれぞれに連結させる工程と、
前記吊り具が備える前記フック連結部をクレーンフックに連結する工程と、
上記の全工程の終了後に、前記クレーンフックを上昇させて前記柱部材を吊り上げる工程と、を含み、
前記柱部材は、前記ワイヤ保持治具の装着箇所に、当該柱部材の中心線を通る上部貫通孔を有し、かつ、前記連結治具の装着箇所に、当該柱部材の中心線を通る下部貫通孔を有し、
前記ワイヤ保持治具及び前記連結治具は、何れも、直線状に形成された本体部分と、当該本体部分の両側に設けられた一対の環状部分とを備え、前記環状部分は、前記編み込み式環状部がその内部を通過することができる大きさを有し、かつ、少なくとも一方の環状部分が、前記本体部分に対して着脱可能であるように形成されているI型治具であり、
前記ワイヤ保持治具を装着する工程では、前記I型治具をワイヤ保持治具として前記柱部材に装着し、
前記連結治具を装着する工程では、前記I型治具を連結治具として前記柱部材に装着することを特徴とする柱部材の吊り上げ方法。 - 前記吊り上げ用ワイヤは、前記ワイヤ先端部が前記ワイヤ本体に編みこまれた部分を環状に取り巻くカバー環を備え、
前記カバー環は、ワイヤ本体側に、テーパ加工が施されたテーパ部を備えることを特徴とする請求項4に記載の吊り上げ方法。 - 前記柱部材を吊り上げた後に、前記クレーンフックを下降させて前記柱部材を垂直姿勢で接地させる工程と、
前記柱部材が接地した後に、前記クレーンフックを更に下降させて前記吊り上げ用ワイヤを緩め、その状態で、前記一対の編み込み式環状部と前記連結治具との結合を解除する結合解除工程と、
前記結合解除工程の後に、前記クレーンフックを上昇させて、前記一対の編み込み式環状部を、前記ワイヤ保持治具が備える前記一対の環状部分から抜き出す工程と、
を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の吊り上げ方法。
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