JP5695797B2 - 新規抗血小板化合物の付加塩 - Google Patents

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Description

本発明は、良好な経口吸収性、血小板凝集抑制作用を有する新規抗血小板化合物であるメチル−2−(2−クロロフェニル)−2−(2−アセチルサリチルオキシ−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−C]ピリジン−5−イル)−アセテート(構造式が式1で表される)の塩およびその製造、ならびに血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療薬の製造のための式1で表される化合物の塩の使用に関する。
中国特許出願200810211286.2には、血小板凝集抑制作用を有するメチル−2−(2−クロロフェニル)−2−(2−アセチルサリチルオキシ−4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−C]ピリジン−5−イル)−アセテート(構造式が式1で表される)及びその製造が開示されている。
Figure 0005695797
上記化合物は良好な血小板凝集抑制作用などを有し、抗血栓剤又は抗塞栓剤として期待されている。しかしながら、我々の研究によれば、式1で表される化合物は水溶性が極めて低く、且つ弱酸性又は弱アルカリ性の環境においても安定でなく、分解生成物を生成しやすいため、該遊離化合物自体は薬用性が劣り、その薬用性を高くするために、理化性質が安定で、吸収性が良好で且つ工業的製造が容易である原料薬を求めることが必要であり、抗血小板が長期の薬物使用を必要とすることから、良好な経口吸収性を有する原料薬が好ましい。
中国特許出願公開第101684124号明細書
本発明者らは、良好な血小板凝集抑制作用を有する化合物の開発を目的とし、複数の抗血小板薬理活性を有する化合物に対し長期にわたって鋭意研究した結果、式1で表される化合物の付加塩(特にハロゲン酸およびスルホン酸類の付加塩)は、式1で表される化合物の遊離アルカリ又は他の酸の塩より高い安定性を有し、これらのうち、ある塩は良好な経口吸収性及び血小板凝集抑制作用を有し、また、これらの好ましい塩類化合物は良好な保存安定性及び取扱安定性を有するため、血栓又は塞栓により引き起こされる疾患、特に好ましい血栓形成又は塞栓の予防又は治療薬とすることが出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、良好な血小板凝集抑制作用を有する式1で表される化合物の酸付加塩、特にハロゲン酸およびスルホン酸類の付加塩ならびにその製造方法、それらを含有する医薬、及び血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療のための使用及び/又は方法が提供される。
従って、本発明の第一の態様は、式1で表される化合物のハロゲン酸塩又はスルホン酸塩に関する。
本発明の第二の態様は、式1で表される化合物のハロゲン酸塩又はスルホン酸塩の製造方法に関する。
本発明の第三の態様は、式1で表される化合物のハロゲン酸塩又はスルホン酸塩の、血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療薬の製造のための使用に関する。
本発明の第四の態様は、治療対象に対し一定量の式1で表される化合物のハロゲン酸塩又はスルホン酸塩を投与することを含む、式1で表される化合物のハロゲン酸塩又はスルホン酸塩を用いた血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療方法に関する。前記治療対象は好ましくは哺乳動物、更に好ましくはヒトである。
本発明者らは、遊離している式1で表される化合物は多くの条件下で安定性が不十分であり、例えば、弱酸、弱アルカリの水溶液中で一定の時間放置した後、分解生成物を生成し、純粋な式1で表される化合物は無色の物質であり、しかし空気中に長時間放置した後、色がだんだん黄色になった後、赤れんが色になるように徐々に深くなることを見出した。また、本発明者らは研究した結果、当該遊離化合物は水溶性が極めて低く、水にほとんど溶解せず、有機溶剤のみに溶解できることを見出した。知られているように、ある化合物を薬物として開発しようとすると、化合物自体は安全で有効であると共に、質量が制御可能でなければならないことから、式1で表される化合物自体は薬用性が劣ることが明らかである。当該化合物の薬物への応用を可能にするために、理化性質が安定で、良好な吸収性及び薬理活性を有する原料薬を求めることは必要である。抗血小板が長期の薬物使用を必要とすることから、良好な経口吸収性を有する原料薬が好ましい。
化学常識により、酸性又はアルカリ性化合物は相応するアルカリ又は酸と塩を形成でき、塩形成後の生成物は安定性が向上することが分かる。式1で表される化合物はアルカリ性化合物であるため、理論的に、安定性が向上した有機酸又は無機酸との塩を形成することができる。
しかしながら、本発明者らは研究した結果、式1で表される化合物の塩形成状況が極めて複雑で、酸の種類だけでなく、式1で表される化合物の純度と関係し、その他に、塩形成の条件とも大きく関係することを意外に見出した。
研究した結果、式1で表される化合物が多くの酸と油状物を形成できるのみであり、固体を形成することは出来ないが、ハロゲン酸及びスルホン酸と固体塩を形成できることを見出した。
ハロゲン酸の例としては、塩酸、臭化水素酸及びヨウ化水素酸が挙げられ、塩酸が好ましい。スルホン酸の例としては、アルキルスルホン酸及びアリールスルホン酸が挙げられ、アルキルスルホン酸の例としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、カンファースルホン酸が挙げられ、メタンスルホン酸、カンファースルホン酸が好ましい。アリールスルホン酸の例としては、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸及びP−トルエンスルホン酸が挙げられ、ベンゼンスルホン酸及びP−トルエンスルホン酸が好ましい。
式1で表される化合物の酸付加塩は、分子内に不斉炭素を有し、R体とS体の立体異性体があり、これらの立体異性体それぞれ又は任意の割合で混合してなる混合物は全て本発明に包含され、S体が好ましく、それは通常の光学分割又はクロマトグラフィ法又は不斉合成法で得ることが出来る。
本発明の式1で表される化合物の酸付加塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することにより、水を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合がある。このような含水酸付加塩も本発明に包含される。
また、本発明は、式1で表される化合物又は式1で表される化合物を溶剤に溶解させた溶液を、ハロゲン酸、好ましくは塩酸、塩化水素(気体)又はスルホン酸、好ましくはメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、P−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸に加えるか、又は、酸、好ましくは塩酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、P−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸又はそれを溶剤中に溶解させた溶液を、1回又は複数回で、式1で表される化合物又はその溶液中に滴下又は添加して、塩形成反応を生じさせて、相応する塩を得ることを含む、式1で表される化合物の酸付加塩の製造方法に関する。本方法において、結晶種を必要に応じて添加しても良い。
用いられる溶剤は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解し得るものであれば特に限定されないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、揮発油又は石油エーテル等の脂肪族炭化水素類;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類;酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プロピル又は酢酸ブチルなどのエステル類であり得る。ハロゲン酸塩の場合、エーテル類、エステル類、芳香族炭化水素類が好ましく、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、トルエン及び酢酸エチルが更に好ましく、エチルエーテル及びトルエンが特に好ましく、エチルエーテルが最も好ましい。一方、スルホン酸塩の場合、エーテル類、ハロゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素類が好ましく、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、トリクロロメタン及びトルエンが更に好ましく、トルエンが最も好ましい。あるいは上記試薬の組み合わせを用いるか、又は上記試薬とアルコール類、ケトン類試薬との組み合わせを用いる。アルコール類試薬としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール及びブタノールが挙げられ、イソプロパノールが好ましい。ケトン類試薬としては、アセトン、ブタノン、ペンタノン及びシクロヘキサノンが挙げられ、アセトンが好ましい。
反応温度は試薬又は溶剤などによって変化するが、通常、−20℃〜100℃、好ましくは0〜50℃である。
反応時間は試薬、溶剤又は反応温度などによって変化するが、通常、5分間〜10時間、好ましくは10分間〜5時間である。
反応終了後、本発明の式1で表される化合物の酸付加塩は、通常の方法によって反応混合物から分離することが出来る。例えば、反応終了後、放置し、又は放置せずに、析出した固体を濾取するか、又は、反応終了後、溶剤を留去することにより目的化合物が得られる。得られた目的化合物は必要ならば、例えば、再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィなどの通常の方法によって更に精製することが出来る。
本発明の式1で表される化合物の酸付加塩は良好な経口吸収性及び血小板凝集抑制作用を有し、且つ良好な保存安定性及び取扱安定性を有するため、血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療薬とすることが出来る。また、上記薬は好ましくは哺乳動物、更に好ましくはヒトに用いられる。
本発明の式1で表される化合物の酸付加塩を上記疾患の治療薬又は予防薬として使用する場合には、それ自体又は適宜の薬理学的に許容される賦形剤、希釈剤等との混合物を、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤もしくはシロップ剤等として経口投与し、又は注射剤もしくは坐剤として非経口投与することができる。
これらの製剤は、例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールなどの糖誘導体、澱粉誘導体、結晶セルロースなどのセルロース誘導体、アラビアゴム、デキストラン、プルランなどの有機系賦形剤、珪酸塩誘導体、燐酸水素カルシウムなどの燐酸塩、炭酸カルシウムなどの炭酸塩、硫酸カルシウムなどの硫酸塩等の無機系賦形剤などの賦形剤;例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムなどのステアリン酸金属塩、タルク、ビーズワックス、ゲイ蝋などのワックス類、硫酸ナトリウムなどの硫酸塩、エチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムなどの滑沢剤;例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、又は、前記賦形剤と同様の化合物などの結合剤;例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体などの崩壊剤;例えば、メチルパラベン、プロピルパラベンなどのパラオキシ安息香酸エステル類、トリクロロ−T−ブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールなどのアルコール類、塩化ベンザルコニウム、フェノール、クレゾールなどのフェノール類などの安定剤;例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等の矯味矯臭剤;希釈剤などの添加剤を用いて周知の方法で製造される。
本発明の化合物は、口腔、経皮、注射、噴霧又は直腸投与を含む投与方式の製剤とすることができ、錠剤、カプセル、シロップ、散剤、顆粒、乳剤、溶液、懸濁剤、エアロゾル及び乾燥粉末製剤として全身又は局所的に投与することが出来る。
その使用量は症状、年齢等により異なるが、成人に対して1日当たり1乃至3回症状に応じて投与することができ、経口投与の場合には(式1で表される化合物で計算)、1回当りの投与量は、0.01mg〜1g/kg、好ましくは0.05 mg〜100mg/kg、更に好ましくは0.1 mg〜10mg/kgである。
以下、本発明を実施例、式1で表される化合物のS光学異性体の実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。本発明におけるα−ブロモ−2−クロロフェニル酢酸メチル(CAS:85259−19−4)、5,6,7,7a−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2(4H)−ケトン又はその塩酸塩及びアスピリンなどの試薬はいずれも商業的に入手するものである。
(実施例1)
式1で表される化合物のS光学異性体の製造方法1
25mlの反応びんにS(+)−2−(2−クロロフェニル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−C]ピリジン−2(4H)−ケトン−5−イル)酢酸メチル337mg及び水素化ナトリウム(52%、鉱油に分散されているもの)を加え、その後、無水DMF2mlを加え、30分間攪拌した後、サリチルクロリド300mgを加え、2時間続き攪拌し、酢酸エチルで処理して、含量約95%の粗品を得た。その後、キラルHPLCカラムを用いて分離して目的生成物103mgを得た。収率は20.6%であった。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ 8.09 (dd, 1H), 7.76-7.80(m,1H), 7.46-7.53(m, 2H), 7.32-7.53(m, 3H ), 7.31(d, 1H), 6.66(s, 1H), 5.47(s, 1H), 4.01-4.05(q, 2H), 3.72(s, 3H), 3.32-3.40 (broad, 2H), 2.96(broad, 2H), 2.27(s, 3H)。
ESI−MS:m/z500.2(MH+)。
(実施例2)
式1で表される化合物のS光学異性体の製造方法2
S(+)−2−(2−クロロフェニル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−C]ピリジン−2(4H)−ケトン−5−イル)酢酸メチルの代わりに(RS)−2−(2−クロロフェニル)−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−C]ピリジン−2(4H)−ケトン−5−イル)酢酸メチルを出発原料として使用すること以外、実施例1と同様にして製造した。収率は21.0%であった。
(実施例3)
Figure 0005695797
上記表から、式1で表される化合物と塩を良好に形成し得る酸の種類は限られ、ハロゲン酸塩及びスルホン酸塩のみに限られる。
(実施例4)
2.1 塩酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物500mgを加え、その後、無水エチルエーテル5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したエチルエーテル塩化水素溶液を滴下し、滴下過程において白色沈殿が観察され、白色沈殿が生成しない状態になって滴下を停止し、この時、pHが約5であり、1時間引き続き攪拌し、反応を停止し、濾過し、乾燥して、白色固体460mgを得た。収率は85.8%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)、Rf0.4。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.11 (d,1H), 7.32-7.8l(m,7H), 5.40(ブロードピーク,1H), 3.96(ブロードピーク, 2H), 3.71(s, 3H), 3.28 (ブロードピーク, 2H), 2.94(ブロードピーク, 2H),2.29(s,3H)。
ESI-MS: m/z 500.2 (MH+)。
2.2 臭化水素酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物500mgを加え、その後、無水エチルエーテル5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したエチルエーテル臭化水素溶液(適量のエチルエーテルと臭化水素酸溶液とを共に振動させて得られたもの)を滴下し、滴下過程において白色沈殿が観察され、白色沈殿が生成しない状態になって滴下を停止し、この時、pHが約4であり、1時間引き続き攪拌し、反応を停止し、濾過し、乾燥して、淡い黄色の固体470mgを得た。収率は81.0%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)、Rf0.4。
2.3 L−カンファースルホン酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物800mgを加え、その後、トルエン5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したL−カンファースルホン酸のイソプロパノール溶液(イソプロパノール0.3mlにL−カンファースルホン酸370mgを溶解させたもの)を滴下し、滴下終了後、0.5時間引き続き攪拌し、反応を停止し、4℃の冷蔵庫にて一夜間放置し、白色固体が析出し、濾過し、乾燥して、淡い黄色の固体970mgを得た。収率は82.9%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)、Rf0.4。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): S8.12 (m,1H), 7.67 (m,2H), 7.51-7.54(m,3H), 7.36 (d,1H), 6.71 (s,1H), 5.49(ブロードピーク,1H), 4.06(ブロードピーク,2H), 3.75(s,3H),3.33 (ブロードピーク,2H), 2.98 (ブロードピーク,2H), 2.89 (d,1H), 2.52 (m,1H), 2.39(s,1H), 2.31 (s,3H), 2.25 (m,1H), 1.78-1.94(m,3H), 1.27-1.29(m,2H), 1.03(m,3H), 0.74(m,3H)。
ESI-MS: m/z 500.2 (MH+)。
2.4 メタンスルホン酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物800mgを加え、その後、トルエン5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したメタンスルホン酸のトルエン溶液(トルエン0.3mlにメタンスルホン酸160mgを溶解させたもの)を滴下し、滴下終了後、0.5時間引き続き攪拌し、反応を停止し、4℃の冷蔵庫にて一夜間放置し、白色固体が析出し、濾過し、乾燥して、淡い黄色の固体750mgを得た。収率は78.1%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)。
2.5 ベンゼンスルホン酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物800mgを加え、その後、トルエン5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したベンゼンスルホン酸のイソプロパノール溶液(イソプロパノール0.3mlにベンゼンスルホン酸260mgを溶解させたもの)を滴下し、滴下終了後、0.5時間引き続き攪拌し、反応を停止し、4℃の冷蔵庫にて一夜間放置し、白色固体が析出し、濾過し、乾燥して、淡い黄色の固体890mgを得た。収率は84.0%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)、Rf0.4。
2.6 P−トルエンスルホン酸塩の製造
25mlの反応びんに式1で表される化合物800mgを加え、その後、トルエン5mlを加え、5分間攪拌した後、攪拌しながら、予め調製したP−トルエンスルホン酸のイソプロパノール溶液(イソプロパノール0.3mlにベンゼンスルホン酸280mgを溶解させたもの)を滴下し、滴下終了後、0.5時間引き続き攪拌し、反応を停止し、4℃の冷蔵庫にて一夜間放置し、白色固体が析出し、濾過し、乾燥して、淡い黄色の固体990mgを得た。収率は91.7%であった。TLC:展開溶媒(石油エーテル:酢酸エチル=1:1、トリエチルアミン1滴)、Rf0.4。
(実施例5)
いくつかの種類の固体酸付加塩の溶解度の測定
一般的に、良好な溶解度を有することは、薬物が良好なバイオアベイラビリティを有することに必須である。通常、薬物のpH1〜7.5範囲での溶解度は少なくとも1mg/mlに達することが望まれる。
Figure 0005695797
上記表から、式1で表される化合物のスルホン酸塩がいずれも比較的に好ましい溶解度を有し、4種類のスルホン酸塩が全て塩形成に要する溶解度を有し、ハロゲン酸塩の溶解度がやや劣ることが分かる。
(実施例6) 安定性試験
物質が固体状態で良好な安定性を有することは、固体製剤に必須である。形成された塩の化学的安定性をスクリーニングするために、上記適切なスルホン酸塩をそれぞれ粉末状の副材料と混合し、成分として微結晶性セルロースと無水リン酸二水素カルシウムとを1:1の割合で含む錠剤、又は成分としてマンニトールとトウモロコシ澱粉を4:1の割合で含むカプセルとした。その後、錠剤及びカプセルを、温度50℃±2℃(定温定湿培養箱)、相対湿度75%±5%(飽和塩化ナトリウム溶液)の条件下で加速試験し、3ヶ月目の月末にてサンプルを採取し、薬品を砕いた後、メタノール:クロロホルム(1:1)を用いて抽出し、TLCにより製品の安定性について調査し、新たな不純物が出ない塩は安定と認められる。
Figure 0005695797
上記表から、式1で表される化合物の4種類のスルホン酸塩はすべて比較的に安定であり、これらのうち、最も安定なものはカンファースルホン酸塩であることが分かる。
(実施例7) 薬の効果の比較試験
上記のようにスクリーニングした適切な塩、溶解度が不適切な塩である塩酸塩及び式1で表される化合物の遊離アルカリ自体が薬理学的相違があるかについて、我々は以下のようにクロピドグレルを陽性対照薬とし、抗ラット動脈血栓試験により研究した。
(一)血栓形成時間の考察試験
動物:体重220〜260gのオスwistarラット、1群ごとに6〜8匹の動物がある。
群分け:対照群、陽性薬(クロピドグレル、10mg/kg)群、式1の化合物の遊離体、式1の化合物の塩酸塩及び式1の化合物のL−カンファースルホン酸塩(それぞれ遊離体を基準にし3 mg/kgと9 mg/kgとの 2つの剤量群を設けた)。
方法:電流により頸動脈内膜を損傷して血栓を形成する方法と血小板凝集試験。
投与方法:強制経口投与。
観察事項:3日間連続的に投与し、最後の投与から2時間後に、電流により頸動脈内膜を損傷して血栓を形成し、血栓形成時間を観察し、大腿動脈血を採取し、多数の血小板を分離して用意し、ADPを誘導剤とし、各群において血小板凝集に及ぼす影響を観察し、それと同時に出血時間を測定した。
(二)血栓重量の考察試験
動物:体重220〜260gのオスwistarラット、1群ごとに6〜8匹の動物がある。
群分け:上記と同じ。
方法:動静脈バイパスポリエチレン管内血栓形成法。
観察事項:3日間連続的に投与し、最後の投与から2時間後に、15分間動靜脈吻合した後、血栓の乾重量及び湿重量を調べた。
Figure 0005695797
上記結果から、式1で表される化合物が塩形成後に、抗凝固効果が遊離体より顕著に高くなり、これらのうち、理化性質が安定なスルホン酸塩は塩酸塩よりも活性が優れることが明らかである。その原因は、式1の化合物の極性が小さすぎるため、水溶性が劣り、経口吸収の利用率が低下し、塩を安定に形成し得る化合物のうち、スルホン酸塩が塩酸塩よりも優れる溶解度及び安定性を有するため、更に優れた薬用性を有するものと考えられる。

Claims (4)

  1. 式1で表される化合物のL−カンファースルホン酸塩またはP−トルエンスルホン酸塩であることを特徴とする塩。
    Figure 0005695797
  2. 式1で表される化合物がラセミ化合物であることを特徴とする請求項1に記載の塩。
  3. 式1で表される化合物がS−異性体であることを特徴とする請求項1に記載の塩。
  4. 血栓又は塞栓により引き起こされる疾患の予防又は治療薬の製造のための請求項1〜に記載の式1で表される化合物の塩の使用。
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