JP5695140B2 - 医用画像診断装置 - Google Patents
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Description
また、請求項2に記載の発明は、被検体に所定の注入速度で造影剤を注入する造影剤注入手段と、前記造影剤が注入された前記被検体を撮影することで、撮影された時間がそれぞれ異なる複数の画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された各画像データに対して設定された関心領域内の画素値を、それぞれの画像データについて求める画素値算出手段と、予め目標CT値と目標到達時間とが記憶されており、新たに取得された画像データについて前記画素値算出手段で算出された画素値の時間変化に基づいて、該画素値が、該目標到達時間に該目標CT値になるように、前記造影剤注入手段が注入するときの前記注入速度を制御するとともに、該画素値が前記目標CT値に達することを契機に、前記造影剤注入手段による造影剤の注入を停止させることで該注入を終了させる注入制御手段と、を有し、前記画像取得手段は、前記造影剤の停止後も画像取得を続けた後に前記画像データの取得を終了することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の医用画像診断装置であって、前記契機は、前記画素値が予め設定された停止閾値以上になったとき、又は、新たに取得された前記各画像データにおける画素値を基に前記画素値の時間変化がピークを形成されたとき、であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像診断装置であって、前記注入制御手段は、新たに取得された前記各画像データにおける画素値の時間変化に基づいて、前記造影剤注入手段による前記造影剤の注入が開始された時点から所定時間経過後の目標到達時間に、前記画素値が所定の目標画素値に到達するように前記注入速度を変えて、前記造影剤注入手段に前記造影剤を注入させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の医用画像診断装置であって、前記画像取得手段によって新たに取得された画像データにおける前記関心領域内の画素値と前記目標画素値との画素値差分を求め、前記新たに取得された画像データが取得された時点と前記目標到達時間との時間差分を求め、前記画素値差分を前記時間差分で除算することで、新たな注入速度を求める注入速度決定手段を更に有し、前記注入制御手段は、前記注入速度を前記注入速度決定手段によって求められた前記新たな注入速度に変えて、前記造影剤注入手段に前記造影剤を注入させることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の医用画像診断装置であって、前記注入速度決定手段は、前記各画像データにおける画素値の時間変化の傾きを求め、前記傾きに基づいて前記画素値が前記目標画素値に到達するまでの予測時間を求め、前記予測時間と前記時間差分との差分が所定時間以上の場合に、前記新たな注入速度を求めることを特徴とする。
造影剤注入装置5は、被検体に造影剤を自動的に注入するための装置である。造影剤注入装置5は、被検体に造影剤を注入するための注入ヘッド51と、この注入ヘッド51の動作を制御するための注入制御部52とを備えている。例えば、注入ヘッド51は、造影剤を充填するためのシリンダーを有している。注入制御部52は、操作入力部27から受けた注入条件に従って注入ヘッド51を制御する。注入ヘッド51は、予め設定された造影条件(造影剤の注入量、注入圧(注入速度))に従って、空気圧、モータ、又は油圧などの動力を用いて、シリンダー内の造影剤を被検体に注入する。1例として、注入ヘッド51は注入制御部52の制御の下、総量が100mlの造影剤を3ml/secの注入速度(注入圧)で被検体に注入する。なお、注入ヘッド51が、この発明の「造影剤注入手段」の1例に相当し、注入制御部52が、この発明の「注入制御手段」の1例に相当する。
X線CT装置の架台装置1は、X線管球12及びX線検出器13を格納した回転架台(ガントリ)を備え、被検体に関するX線投影データを収集する。そのX線投影データはコンソール部2に出力され、画像再構成処理などの処理に供される。なお、X線CT装置が、この発明の「画像取得手段」の1例に相当する。
コンソール部2は、前処理部21、再構成処理部22、画像記憶部23、画像処理部24、表示制御部25、表示部26、操作入力部27、スキャン制御部28、CT値算出部30、第2CT値監視部31、及び、パラメータ決定部32を備えている。
CT値算出部30は、再構成処理部22によって生成された画像データを受けて、その画像データに基づいて、予め設定された関心領域(ROI)に含まれる複数画素のCT値を求める。例えば、CT値算出部30は、関心領域(ROI)に含まれる複数画素のCT値の和を求めたり、その平均値を求めたりする。なお、CT値算出部30が、この発明の「画素値算出手段」の1例に相当する。この実施形態では、画素値の1例としてCT値を求めるが、CT値の代わりに画像のSD値(標準偏差値)を求めても良い。
第2CT値監視部31は、各時間における関心領域(ROI)内のCT値をCT値算出部30から受けて、CT値が、予め設定された閾値(停止CT値A)以上になった場合に、造影剤注入の停止指示を造影剤注入装置5に出力する。この閾値(停止CT値A)は、操作者が操作入力部27を用いて予め入力された値であり、図示しない記憶部に記憶される。なお、停止CT値Aが、この発明の「停止閾値」の1例に相当する。
次に、パラメータ決定部32について説明する。パラメータ決定部32は、微分処理部33、到達時間予測部34、及び注入速度算出部35を備えている。パラメータ決定部32は、関心領域(ROI)内のCT値が、目標到達時間に目標のCT値に到達するための造影剤の注入速度(注入圧)を求める。まず、操作者は操作入力部27を用いて、造影剤注入装置5による造影剤注入を停止するCT値(目標CT値)と、被検体に造影剤を注入し始めた時点(造影開始時点)からCT値が目標CT値に到達するまでに要する時間(目標到達時間)とを入力する。この目標CT値及び目標到達時間は、経験則から求められる値である。関心領域内のCT値が目標CT値になるまで造影剤を被検体に注入することで、高い造影効果が得られる。そのことにより、造影効果が高いタイミングで撮影を行って、造影効果が高い画像データを取得することが可能となる。
微分処理部33は、各時間における関心領域(ROI)内のCT値をCT値算出部30から受けて、CT値の時間変化を表すTDCを時間で微分することで、各時間におけるTDCの傾きを求める。すなわち、微分処理部33は、各時間における造影剤の染影の速さを求める。
到達時間予測部34は、微分処理部33によって求められた各時間におけるTDCの傾きを受けて、直近の時間におけるTDCの傾きと、その直近の時間におけるCT値と、目標CT値とに基づいて線形予測することで、その直近の時間におけるCT値から目標CT値に到達するまでの時間を求める。具体的には、到達時間予測部34は、目標CT値と直近の時間におけるCT値との差分(以下、「CT値の差分」と称する場合がある)を求め、そのCT値の差分を直近の時間におけるTDCの傾きで除算することで、その直近の時間におけるCT値から目標CT値に到達するまでの時間(以下、「予測時間」と称する場合がある)を求める。なお、CT値の差分が、この発明の「画素値差分」の1例に相当し、予測時間が、この発明の「予測時間」の1例に相当する。
注入速度算出部35は、上述した直近の時間と目標到達時間との差分(以下、「目標到達時間までの時間」と称する場合がある)を求める。そして、注入速度算出部35は、目標到達時間までの時間と、到達時間予測部34によって求められた予測時間とが、一致しているか否かを判断する。目標到達時間までの時間と予測時間とが一致している場合、設定されている注入速度に従って造影剤を注入することで、目標到達時間にCT値が目標CT値に到達すると予測される。この場合、造影剤の注入速度を変えずに、設定されている注入速度で造影剤を注入し続ける。なお、目標到達時間までの時間が、この発明の「時間差分」の1例に相当する。
まず、第1動作について説明する。第1動作では、この実施形態に係る医用画像診断装置は、関心領域(ROI)内のCT値が停止CT値以上になった場合に、造影剤の注入を停止する。
まず、操作者は操作入力部27を用いて、撮影位置を決めるためのスキャノ撮影の条件、関心領域(ROI)を設定するための位置決め撮影の条件、プレップスキャン条件(管電圧、管電流、スキャン時間など)、本スキャン条件(管電圧、管電流、スキャン時間など)、プレップ条件(本スキャン開始の条件(CT値の閾値))、及び、造影剤の注入を停止する停止条件(停止CT値A)を含む撮影条件を入力する。これらの条件は、コンソール部2に設けられた図示しない記憶部に記憶される。
上記の撮影条件が設定された後、この実施形態に係るX線CT装置によって、撮影位置を決定するためにスキャノ撮影を実行し、その後、関心領域(ROI)を設定するための撮影を実行する。
表示制御部25は、関心領域(ROI)を設定するための撮影によって得られた画像を表示部26に表示させる。操作者は操作入力部27を用いて、表示部26に表示されている画像上においてCT値を監視する領域を関心領域(ROI)として指定する。操作者によって指定された領域が、関心領域(ROI)としてCT値算出部30に設定される。1例として、操作者は操作入力部27を用いて、画像において大動脈が表わされている領域に関心領域(ROI)を設定する。
次に、操作者は操作入力部27を用いて、造影剤の注入開始の指示を造影剤注入装置5に与える。注入制御部52は、造影剤の注入開始の指示を操作入力部27から受けると、その指示に従って注入ヘッド51に造影剤を注入させる。1例として、総量が100mlの造影剤を、3ml/secの注入速度(注入圧)で被検体に注入する。また、スキャン制御部28は、操作入力部27によって与えられた注入開始の指示を受けて、その指示が与えられたタイミングから時間を測定する。そして、1例として、スキャン制御部28は、造影剤の注入開始の指示を受けてから10秒後に、プレップスキャンを開始する。これにより、スキャン制御部28の制御の下、プレップスキャン条件に従ってプレップスキャンが行われる。プレップスキャンと並行して、スキャン制御部28は、再構成処理部22を制御して、プレップスキャンにより得られたX線投影データに基づいて画像データを再構成させる。
スキャンが開始されると、CT値算出部30は、再構成処理部22によって生成された画像データを受けて、その画像データに基づいて関心領域(ROI)内のCT値を求める。CT値算出部30は、関心領域(ROI)内のCT値を時系列に沿って求める。
以上のように、CT値算出部30が関心領域(ROI)内のCT値を求めることで、CT値の時間変化を表すTDCが得られる。
スキャン制御部28は、本スキャンを実行しているときに、撮影条件として目標到達時間(CT値が目標CT値に到達するまでの時間)が設定されているか否かを判断する。
第1動作においては、目標到達時間は設定されていないため(ステップS07、No)、スキャン制御部28は、第2CT値監視部31に関心領域(ROI)内のCT値を監視させる。第2CT値監視部31は、各時間における関心領域(ROI)内のCT値をCT値算出部30から受けて、各時間におけるCT値と予め設定された停止CT値Aとを比較し、関心領域内のCT値が停止CT値A以上になったか否かを判断する。
第2CT値監視部31は、関心領域内のCT値が停止CT値A以上になった場合に、造影剤注入の停止指示を造影剤注入装置5に出力する(ステップS08、Yes)。1例として、停止CT値Aとして300[HU]が設定されている場合、第2CT値監視部31は、関心領域内のCT値が300[HU]以上になった場合に、造影剤注入の停止指示を造影剤注入装置5に出力する。注入制御部52は、造影剤注入の停止指示を第2CT値監視部31から受けて、注入ヘッド51による被検体への造影剤の注入を停止させる(ステップS09)。一方、第2CT値監視部31は、関心領域内のCT値が停止CT値A(300[HU])未満である場合、関心領域内のCT値を監視し続ける(ステップS08、No)。
次に、第2動作について説明する。第2動作では、この実施形態に係る医用画像診断装置は、TDCの傾きを監視して、CT値が目標到達時間に目標CT値まで到達するように、造影剤の注入を制御する。
まず、操作者は操作入力部27を用いて、撮影位置を決めるためのスキャノ撮影の条件、関心領域(ROI)を設定するための位置決め撮影の条件、プレップスキャン条件(管電圧、管電流、スキャン時間など)、本スキャン条件(管電圧、管電流、スキャン時間など)、プレップ条件(本スキャン開始の条件(CT値の閾値))、造影剤注入を停止するCT値(目標CT値)、及び、被検体に造影剤を注入し始めた時点(造影開始時点)からCT値が目標CT値に到達するまでに要する時間(目標到達時間)を含む撮影条件を入力する。これらの条件は、コンソール部2に設けられた図示しない記憶部に記憶される。
上記の撮影条件が設定された後、この実施形態に係るX線CT装置によって、撮影位置を決定するためのスキャノ撮影を実行し、その後、関心領域(ROI)を設定するための撮影を実行する。
表示制御部25は、関心領域(ROI)を設定するための撮影によって得られた画像を表示部26に表示させる。操作者は操作入力部27を用いて、表示部26に表示されている画像上においてCT値を監視する領域を関心領域(ROI)として指定する。操作者によって指定された領域が、関心領域(ROI)としてCT値算出部30に設定される。1例として、操作者は操作入力部27を用いて、画像において大動脈が表されている領域に関心領域(ROI)を設定する。
次に、操作者は操作入力部27を用いて、造影剤の注入開始の指示を造影剤注入装置5に与える。注入制御部52は、造影剤の注入開始の指示を操作入力部27から受けると、その指示に従って注入ヘッド51に造影剤を注入させる。初期値として、総量が100mlの造影剤を、3ml/secの注入速度(注入圧)で被検体に注入する。また、スキャン制御部28は、操作入力部27によって与えられた注入開始の指示を受けて、その指示が与えられたタイミングから時間を測定する。そして、1例として、スキャン制御部28は、造影剤の注入開始の指示を受けてから10秒後に、プレップスキャンを開始する。これにより、スキャン制御部28の制御の下、プレップスキャン条件に従ってプレップスキャンが行われる。プレップスキャンと並行して、スキャン制御部28は、再構成処理部22を制御して、プレップスキャンにより得られたX線投影データに基づいて画像データを再構成させる。
スキャンが開始されると、CT値算出部30は、再構成処理部22によって生成された画像データを受けて、その画像データに基づいて関心領域(ROI)内のCT値を求める。CT値算出部30は、関心領域(ROI)内のCT値を時系列に沿って求める。
以上のように、CT値算出部30が関心領域(ROI)内のCT値を求めることで、CT値の時間変化を表すTDCが得られる。
スキャン制御部28は、本スキャンを実行しているときに、撮影条件として目標到達時間(CT値が目標CT値に到達するまでの時間)が設定されているか否かを判断する。
第2動作においては、目標到達時間が設定されているため(ステップS07、Yes)、スキャン制御部28は、パラメータ決定部32に造影剤の注入速度を求めさせる。まず、微分処理部33は、各時間における関心領域(ROI)内のCT値をCT値算出部30から受けて、CT値の時間変化を表すTDCを時間で微分することで、各時間におけるTDCの傾きを求める。
次に、到達時間予測部34は、微分処理部33によって求められた各時間におけるTDCの傾きを受けて、目標CT値と直近の時間におけるCT値との差分(CT値の差分)を求め、そのCT値の差分を直近の時間におけるTDCの傾きで除算することで、その直近の時間におけるCT値から目標CT値に到達するまでの時間(予測時間)を求める。
次に、注入速度算出部35は、上述した直近の時間と目標到達時間との差分(目標到達時間までの時間)を求める。そして、注入速度算出部35は、目標到達時間までの時間と、到達時間予測部34によって求められた予測時間とが、一致しているか否かを判断する。
目標到達時間までの時間と予測時間とが一致している場合(ステップS12、Yes)、設定されている注入速度(3ml/sec)に従って造影剤を注入することで、目標到達時間にCT値が目標CT値に到達すると予測される。この場合、造影剤の注入速度を変えずに、注入制御部52は、設定されている注入速度(3ml/sec)で、注入ヘッド51に造影剤を注入させる。
一方、ステップS12において、目標到達時間までの時間と予測時間とが一致していない場合、設定されている注入速度に従って造影剤を注入しても、目標到達時間にCT値が目標CT値に到達しないと予測される(ステップS12、No)。この場合、注入速度算出部35は、上述したCT値の差分を、上述した目標到達時間までの時間で除算することで、新たな注入速度(注入圧)を求める(ステップS14)。このように、注入速度算出部35は、目標到達時間にCT値が目標CT値に到達するための造影剤の注入速度を求める。そして、注入速度算出部35は、新たに求められた注入速度を示す情報を造影剤注入装置5に出力する。注入制御部52は、パラメータ決定部32から出力された注入速度を示す情報を受けると、その注入速度で注入ヘッド51に造影剤を注入させる。例えば、注入制御部52は、注入速度を初期値の3ml/secから4ml/secに変えて、注入ヘッド51に造影剤を注入させる。
2 コンソール部
4 寝台装置
5 造影剤注入装置
11 高電圧発生部
12 X線管球
13 X線検出器
14 データ収集部
15 架台駆動部
21 前処理部
22 再構成処理部
23 画像記憶部
24 画像処理部
25 表示制御部
26 表示部
27 操作入力部
28 スキャン制御部
29 第1CT値監視部
30 CT値算出部
31 第2CT値監視部
32 パラメータ決定部
33 微分処理部
34 到達時間予測部
35 注入速度算出部
41 寝台
42 寝台駆動部
Claims (6)
- 被検体に所定の注入速度で造影剤を注入する造影剤注入手段と、
前記造影剤が注入された前記被検体を撮影することで、撮影された時間がそれぞれ異なる複数の画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された各画像データに対して設定された関心領域内の画素値を、それぞれの画像データについて求める画素値算出手段と、
予め目標CT値と目標到達時間とが記憶されており、新たに取得された画像データについて前記画素値算出手段で算出された画素値の時間変化に基づいて、該画素値が、該目標到達時間に該目標CT値になるように、前記造影剤注入手段が注入するときの前記注入速度を制御するとともに、新たに取得された前記各画像データにおける画素値を基に前記画素値の時間変化がピークを形成されたことを契機に、前記造影剤注入手段による造影剤の注入を停止させる注入制御手段と、
を有することを特徴とする医用画像診断装置。 - 被検体に所定の注入速度で造影剤を注入する造影剤注入手段と、
前記造影剤が注入された前記被検体を撮影することで、撮影された時間がそれぞれ異なる複数の画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された各画像データに対して設定された関心領域内の画素値を、それぞれの画像データについて求める画素値算出手段と、
予め目標CT値と目標到達時間とが記憶されており、新たに取得された画像データについて前記画素値算出手段で算出された画素値の時間変化に基づいて、該画素値が、該目標到達時間に該目標CT値になるように、前記造影剤注入手段が注入するときの前記注入速度を制御するとともに、該画素値が前記目標CT値に達することを契機に、前記造影剤注入手段による造影剤の注入を停止させることで該注入を終了させる注入制御手段と、を有し、
前記画像取得手段は、前記造影剤の停止後も画像取得を続けた後に前記画像データの取得を終了することを特徴とする医用画像診断装置。 - 前記契機は、前記画素値が予め設定された停止閾値以上になったとき、又は、新たに取得された前記各画像データにおける画素値を基に前記画素値の時間変化がピークを形成されたとき、であることを特徴とする請求項2に記載の医用画像診断装置。
- 前記注入制御手段は、新たに取得された前記各画像データにおける画素値の時間変化に基づいて、前記造影剤注入手段による前記造影剤の注入が開始された時点から所定時間経過後の目標到達時間に、前記画素値が所定の目標画素値に到達するように前記注入速度を変えて、前記造影剤注入手段に前記造影剤を注入させることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断装置。
- 前記画像取得手段によって新たに取得された画像データにおける前記関心領域内の画素値と前記目標画素値との画素値差分を求め、前記新たに取得された画像データが取得された時点と前記目標到達時間との時間差分を求め、前記画素値差分を前記時間差分で除算することで、新たな注入速度を求める注入速度決定手段を更に有し、
前記注入制御手段は、前記注入速度を前記注入速度決定手段によって求められた前記新たな注入速度に変えて、前記造影剤注入手段に前記造影剤を注入させることを特徴とする請求項4に記載の医用画像診断装置。 - 前記注入速度決定手段は、前記各画像データにおける画素値の時間変化の傾きを求め、前記傾きに基づいて前記画素値が前記目標画素値に到達するまでの予測時間を求め、前記予測時間と前記時間差分との差分が所定時間以上の場合に、前記新たな注入速度を求めることを特徴とする請求項5に記載の医用画像診断装置。
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