JP5694222B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

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Description

本発明は、観賞用或いは壁面緑化用の植物を栽培する植物栽培装置に関する。
観賞用植物を栽培する植物栽培装置として、特許文献1には、鉢植えの植物が配置される上面開放の箱部材で構成された複数段の棚部材と、棚部材の両端を支持する中空の支柱と、支柱内に配置された接続パイプとを備えた装置であって、ポンプから送出された培養液を、接続パイプを通じて最上段の棚部材に供給し、上段の棚部材に貯留された培養液を、他の接続パイプを通じて下段の棚部材へと流下させる装置が開示されている。
また、特許文献2には、高さ方向に位置を異ならせて配置された複数の栽培槽のそれぞれに給液管から培養液を供給し、複数の栽培槽のそれぞれから排液管を通じて培養液を排出する装置が開示されている。
特開2007−295861号公報 特開2010−88425号公報
前述の植物栽培装置は何れも、複数段に設置された棚部材等に培養液を供給して循環させるものであった。このため、重心が高くなって不安定になってしまう虞があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、培養液を循環使用する植物栽培装置において、揺れ等に対する装置の安定性を高めることにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る植物栽培装置は、培養液が貯留される貯留空間を区画する中空容器によって構成された台座部と、ポンプで汲み上げられた前記培養液を案内する給液側流路、及び、前記給液側流路で案内された前記培養液を植物の収容容器へ供給する供給部が設けられ、前記台座部に立設された給液側支柱と、前記収容容器から排出された前記培養液を流下させる排液側流路が設けられ、前記排液側流路を流下した前記培養液が前記貯留空間へ戻されるように前記台座部に立設された排液側支柱とを有し、前記収容容器を着脱可能に支持する容器支持具を、前記給液側支柱と前記排液側支柱の間に架設したことを特徴とする。
本発明に係る植物栽培装置によれば、台座部が中空容器によって構成されており、その内部に培養液を貯留するように構成したので、台座部の重量を高めることができ、装置の安定性を高めることができる。また、台座部に貯留する培養液の量により、台座部の重量を容易に調整できる。
また、前記収容容器を着脱可能に支持する容器支持具を、前記給液側支柱と前記排液側支柱の間に架設し、給液側支柱と排液側支柱の間に架設された容器支持具によって収容容器を着脱可能に支持しているので、栽培対象となる植物の設置や取り外しを収容容器毎に行うことができる。このため、作業性を高めることができる。
前述の植物栽培装置において、前記給液側支柱及び前記排液側支柱を3本以上交互にかつ横並びに配置し、複数の前記容器支持具を隣り合う支柱同士の間に架設することが好ましい。この植物栽培装置では、3本以上の給液側支柱と排液側支柱とが容器支持具によって連結された状態になり、収容容器が取り付けられることで容器支持具には下向きの力が付与される。これにより、給液側支柱と排液側支柱に対して近接方向への撓み力を与えることができ、各支柱3,6の揺れを抑制することができる。
前述の植物栽培装置において、複数の前記容器支持具が千鳥状に架設されていることが好ましい。この植物栽培装置では、収容容器の取り付けに伴って生じる撓み方向の力を、各支柱3,6に分散して作用させることができる。
前述の植物栽培装置において、前記収容容器には、余剰の培養液を容器外部へ排出するための排液管が容器側方に突設されており、前記排液側支柱には、前記排液管の先端部分が挿通される管挿通孔が設けられていることが好ましい。この植物栽培装置では、排液側支柱の管挿通孔に収容容器の排液管を挿通させることで、収納容器の培養液を排液側流路に案内することができ、収容容器の着脱作業を容易に行うことができる。
前述の植物栽培装置において、前記収容容器を、底板部材と前記底板部材の周縁から立設された側板部材とを有する上面が開放された容器とし、前記収容容器の内側空間に、前記植物が植栽されたポットが配置される配置空間を仕切る、井桁状の仕切部材を配設することが好ましい。この植物栽培装置では、ポットを配置空間に配置することで、複数の植物を容易に整列させることができる。
前述の植物栽培装置において、前記台座部の上面に、前記貯留空間を視認するための開閉蓋を設けることが好ましい。この植物栽培装置では、開閉蓋の操作によって、貯留空間に貯留された培養液の量や状態を容易に確認することができる。
本発明によれば、培養液を循環使用する植物栽培装置において、揺れ等に対する装置の安定性を高めることができる。
植物栽培装置の正面図である。 台座部を拡大して示す断面図である。 収容容器の付近を拡大して示す図である。 複数のポットが配置された収容容器の断面図である。 複数のポットが配置された収容容器の平面図である。 設置手順の説明図であり、(a)は台座部を地面に設置した状態を示し、(b)はポンプや各支柱3,6を台座部に取り付けた状態を示し、(c)は台座部に培養液を貯留した状態を示す。 設置手順の説明図であり、容器支持具を千鳥状に取り付けた後、ポットが配置された収容容器を取り付ける状態を示す。 設置手順の説明図であり、全ての収容容器を取り付けた状態を示す。 植物栽培装置の他の実施形態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。まず、植物栽培装置の構成について説明する。図1に例示した植物栽培装置1は、壁面緑化装置としても使用可能なものであり、台座部2と、給液側支柱3と、給液管4と、ポンプ5と、排液側支柱6と、容器支持具7と、収容容器8とを有している。
台座部2は、植物栽培装置1を設置するための台になる部分であり、図2に示すように、本実施形態では、両端面が略正方形状である直方体状の中空容器によって構成されている。この台座部2には、塩化ビニールやポリプロピレン等の合成樹脂が好適に用いられる。また、台座部2は、長辺が接地面に略平行となるように設置面に設置される。本実施形態では、屋外で使用されているため植物栽培装置1が地表Gに設置されているが、屋内で使用される場合には床面に設置される。
台座部2の内部空間には培養液9が貯留される。すなわち台座部2は、培養液9を貯留するための貯留空間10を区画する中空容器で構成されている。この台座部2の上面には、給液側支柱3や排液側支柱6を取り付けるための取付開口11が設けられている。本実施形態では、台座部2の長辺方向に4つの取付開口11が等間隔で設けられている。
台座部2の上面には、開閉蓋12が設けられている。この開閉蓋12は、貯留空間10を視認するためのものであり、台座部2に形成された視認用開口13を塞いだり、開放したりする。本実施形態では、左端から1番目の取付開口11と2番目の取付開口11の間に左側の開閉蓋12が設けられ、右端から1番目の取付開口11と2番目の取付開口11の間に右側の開閉蓋12が設けられている。各開閉蓋12は、例えば蝶番によって開閉可能な状態で取り付けられている。
給液側支柱3は、収容容器8を支持するための柱部材であり、台座部2から立設されている。この給液側支柱3は、例えば内側空間に給液管4が配置された合成樹脂製の円筒状部材によって構成されている。すなわち、給液側支柱3と給液管4とで二重管が構成されている。本実施形態の給液側支柱3は、図2における左端から2番目の取付開口11と、右端の取付開口11の2箇所に取り付けられている。例えば、給液側支柱3の下端を取付開口11に接着している。
給液管4の下端部分は、給液側支柱3の下端よりも下方まで突出されており、ポンプ5に接続されている。このポンプ5は、貯留空間10の底面に載置されている。そして、貯留空間10に貯留された培養液9を、ストレーナー14を介して吸い込み、給液管4側に送出する。従って、給液管4の内部空間は、ポンプ5で汲み上げられた培養液9を案内する給液側流路に相当する。
図1及び図3に示すように、給液側支柱3の高さ方向の途中には、複数の蛇口15が側方に向けて突設されている。この蛇口15の基端は、給液側支柱3の内部空間で給液管4に連通されている。このため、ポンプ5を作動させた状態で蛇口15を開放すると、蛇口15の先端からは培養液9が排出される。そして、蛇口15の開放度合いを変化させることで、排出される培養液9の流量を調節できる。各蛇口15は収容容器8の取り付け位置に対応して設けられており、各蛇口15の先端部分は収容容器8の上方で下向きに屈曲されている。このため、蛇口15から排出された培養液9は収容容器8に注がれる。従って、各蛇口15は、給液管4(給液側流路)で案内された培養液9を収容容器8へ供給する供給部に相当する。
排液側支柱6は、給液側支柱3と同様に収容容器8を支持するための柱部材であり、合成樹脂製の円筒状部材によって構成されている。この排液側支柱6もまた台座部2から立設されている。例えば図2に示すように、本実施形態の排液側支柱6は、図2における左端の取付開口11と、右端から2番目の取付開口11の2箇所に、例えば接着によって取り付けられている。これにより、排液側支柱6の内部空間と台座部2の貯留空間10とが連通されている。
図3に示すように、この排液側支柱6の側面には管挿通孔16が設けられている。管挿通孔16は、収容容器8が有する排液管8cの先端部分が挿通される部分であり、排液側支柱6の内外を連通する。詳細は後述するが、排液管8cは、余剰な培養液9を外部へと案内する部分である。そして、排液管8cの先端は、排液側支柱6の内部空間に位置している。これにより、排液管8cから排出された培養液9は、排液側支柱6の内部空間(すなわち排液側流路)を落下し、貯留空間10内の培養液9に合流する。そして、落下した培養液9が貯留空間10内の培養液9に合流する際、空気が培養液9に取り込まれるため、貯留された培養液9について溶存酸素の濃度を高めることができる。
容器支持具7は、収容容器8を着脱可能に支持するための部材であり、図1に示すように、給液側支柱3と排液側支柱6の間に架設されている。本実施形態では、4本の支柱の間に複数の容器支持具7が千鳥状に架設されている。図5に示すように、容器支持具7はワイヤー状部材によって形成され、大小3つのリング部7a,7bを備えている。すなわち、容器支持具7は、収容容器8を支持する大径リング部7a、及び、各支柱3,6に固定される一対の小径リング部7bを備えている。各小径リング部7bは、各支柱3,6の直径に揃えられた円形状に形成され、大径リング部7aの両脇に設けられている。そして、小径リング部7bは、対応する支柱に対してフック等の固定具(図示せず)によって固定される。
収容容器8は、栽培対象となる植物PLを収容するための上面が開放された容器であり、図4に示すように、底板部材8aと、この底板部材8aの周縁から立設された側板部材8bと、側板部材8bの下端部から側方に向けて突設された排液管8cとを有している。本実施形態の収容容器8は、円形の底板部材8aと、この底板部材8aの周縁から上方に向けて拡径するようにテーパー形状に設けられた側板部材8bと、円筒状の排液管8cとを有する倒円錐台状の容器によって構成されている。
図5に示すように、底板部材8aの直径は、容器支持具7が備える大径リング部7aの直径よりも小さく定められている。一方、収容容器8における上端部の直径は、大径リング部7aの直径よりも大きく定められている。このため、図1に示すように、収容容器8を大径リング部7aに嵌めると、上端から1/4程度の高さで収容容器8が大径リング部7aに支持される。
図4に示すように、排液管8cは余剰の培養液9を収納容器の外部に排出するための部分である。前述したように、排液管8cの先端部は排液側支柱6に挿通されているので、排液管8cから排出された余剰の培養液9は、台座部2の貯留空間10に戻される。
また、図4及び図5に示すように、収容容器8の内側空間には井桁状の仕切部材17が配設されている。この仕切部材17は、植物PLが植栽されたポットPTが配置される配置空間を仕切るための部材である。本実施形態では、植物PLとしてつる性植物が用いられており、ポットPTにはゼオライト培地Mが収納されている。つる性植物を用いた理由は、壁面の緑化に適した植物だからである。そして、植物PLが植栽されたポットPTがマトリクス状に配置されている。このように、井桁状の仕切部材17を用いているので、ポットPTを配置空間に配置することにより、複数の植物PLを容易に整列させることができる。
このように構成された植物栽培装置1では、図1に示すように、台座部2が中空容器によって構成されており、その内部に培養液9やポンプ5が収容されているので、台座部2の重量を高めることができる。これにより、植物栽培装置1の重心を下げることができ、揺れ等に対する安定性を高めることができる。また、台座部2に貯留する培養液9の量を加減することで、台座部2の重量を容易に調整できる。さらに、台座部2の上面に、貯留空間10を視認するための開閉蓋12を設けているので、この開閉蓋12の操作によって貯留空間10に貯留された培養液9の量や状態を容易に確認することができる。
また、台座部2の上面には、4本の給液側支柱3と排液側支柱6とを横並び状態で交互に立設し、隣り合う支柱3,6同士の間に容器支持具7を千鳥状に架設しているので、4本の支柱3,6が容器支持具7によって連結された状態になる。そして、植物PL(ポットPT)を収容した収容容器8が容器支持具7に支持されると、収容容器8等の重みによって容器支持具7には下向きの力が付与される。この下向きの力によって、連結された各支柱3,6には、収容容器8に近接する方向の撓み力が付与される。この撓み力により、各支柱3,6の揺れを抑制することができる。本実施形態では、各支柱3,6に対して容器支持具7が千鳥状に架設されているので、収容容器8の取り付けに伴って生じる撓み方向の力を、各支柱3,6に分散して作用させることができる。
次に、図6〜図8を参照して、植物栽培装置1の設置手順について説明する。
例示の設置手順では、図6(a)に示すように、まず台座部2を装置の設置位置(本実施形態では地表G)に設置する。次に、図6(b)に示すように、給液側支柱3と排液側支柱6を取り付ける。なお、給液側支柱3に関し、本実施形態では給液管4と蛇口15とが予め取り付けられたものを用いている。そして、台座部2の上面に形成された取付開口11に、給液側支柱3や排液側支柱6を取り付ける。例えば、各支柱3,6の下端を取付開口11に挿入して接着剤で接着する。給液側支柱3を取り付けた後、給液管4の下端にポンプ5を接続するとともに、ポンプ5にストレーナー14を取り付ける。この場合において、視認用開口13をポンプ5の外形よりも大きく形成しておくと、開閉蓋12を開放することで視認用開口13を通じてポンプ5を貯留空間10に収納でき、作業性を高めることができる。各支柱3,6を取り付けたならば、図6(c)に示すように、貯留空間10に培養液9を注ぎ入れる。これにより、台座部2の重量が増して重心が下がるので、以後の作業において装置が転倒してしまう不具合を抑制できる。
培養液9を注ぎ入れたならば、図7に示すように、容器支持具7を各支柱3,6に架設し、収容容器8を容器支持具7に取り付ける。本実施形態では全ての容器支持具7を架設した後、植物PLが収容された収容容器8を容器支持具7に取り付けている。このように、本実施形態の植物栽培装置1では、栽培対象となる植物PLの設置を収容容器8毎に行っているので、設置時における作業性を高めることができる。また、本実施形態では、容器支持具7の大径リング部7aに上方側から収容容器8を差し入れ、排液管8cの先端部分を管挿通孔16に挿通した状態で収容容器8を大径リング部7aに嵌め込む。これにより、特別な工具等を必要とせずに、簡単な作業で収容容器8の取り付が行える。
図8に示すように、全ての収容容器8を取り付けたならば、ポンプ5を作動させて培養液9を循環させる。これに伴い、貯留空間10に貯留されている培養液9の量が減少するので、必要に応じて培養液9を補充して装置を安定させる。以降は、定期的に開閉蓋12を開いて培養液9の貯留量を確認し、必要があれば補充する。
また、植物PLに手入れが必要となった場合には、収容容器8を取り外し、別の植物PLが設置された新しい収容容器8に交換すればよい。この場合、まず、交換対象の収容容器8に対応する蛇口15を閉じる。その後、余剰の培養液9を、排液管8cを通じて排液側支柱6の内部空間へと排出し、収容容器8を容器支持具7から取り外す。このように、簡単な作業で容器を取り外すことができるので、作業の容易化が図れる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
給液側支柱3及び排液側支柱6に関し、例えば図9に示すように、並び方向の両端に位置する各支柱3,6の上端にダンパー部18を設けてもよい。ダンパー部18は、スプリングによって各支柱3,6の軸方向に伸縮可能に構成されている。このダンパー部18は、屋内に設置された植物栽培装置1の転倒防止部として機能する。すなわち、植物栽培装置1の設置時にダンパー部18を天井X1に当接させた状態で収縮させると、ダンパー部18の復元力で植物栽培装置1が天井X1と床X2との間に固定される。その結果、植物栽培装置1の転倒を防止することができる。
またこれらの支柱3,6に関し、前述の実施形態では、給液側支柱3と排液側支柱6の組を2組用いて4本の支柱としたが、この構成に限定されない。例えば、5本以上の支柱で構成してもよく、3本又は2本の支柱で構成してもよい。そして、支柱を3本にする場合、2本の給液側支柱3,3の間に1本の排液側支柱6を配置し、排液側支柱6を共用してもよい。同様に、2本の排液側支柱6,6の間に1本の給液側支柱3を配置し、給液側支柱3を共用してもよい。
台座部2に関し、前述の実施形態では直方体状の中空部材によって構成されたものを例示したが、この形態に限定されない。例えば、扁平な楕円形状の中空部材によって構成してもよい。要するに、必要な容積を有する中空部材であればよい。
ポンプ5に関し、貯留空間10に配置されたものを例示したが、この構成に限定されない。例えば、給液管4の途中であって台座部2の上面に配置してもよい。
収容容器8に関し、着脱可能に構成されたものを例示したが、これに限定されない。隣り合う支柱同士の間に固定されているものであってもよい。
給液側支柱3に関し、前述の実施形態では二重管によって構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、給液側支柱3の内部空間に培養液9を流してもよい。この場合、給液側支柱3の内部空間が給液側流路として機能する。また、排液側支柱6を二重管によって構成してもよい。この場合、内側の配管における内部空間が排液側流路となる。
容器支持具7に関し、給液側支柱3と排液側支柱6の間に架設される形態の支持具を例示したが、この形態に限定されない。すなわち、収容容器8が取り付け可能なものであればよい。
また、図2に括弧書きの符号(19)で示すように、培養液9の貯留空間10を透視可能な視認窓を台座部2に設けてもよい。
植物栽培装置1の設置作業に関し、収容容器8を除く部分を予め組み立てておいてもよい。この場合、予め組み立てられた部分を設置し、その後、培養液9を貯留空間10に注ぎ入れて装置を安定させ、最後に収容容器8を容器支持具7へ取り付ければよい。
栽培対象となる植物PLに関し、前述の実施形態ではつる性植物を例示したが、これに限定されない。例えば、観賞用の植物を栽培対象にしてもよい。要するに、水耕栽培可能な植物であれば栽培対象になる。
1…植物栽培装置,2…台座部,3…給液側支柱,4…給液管,5…ポンプ,6…排液側支柱,7…容器支持具,7a…大径リング部,7b…小径リング部,8…収容容器,8a…底板部材,8b…側板部材,8c…排液管,9…培養液,10…貯留空間,11…取付開口,12…開閉蓋,13…視認用開口,14…ストレーナー,15…蛇口,16…管挿通孔,17…仕切部材,18…ダンパー部,PL…植物,PT…ポット,M…培地,X1…天井,X2…床

Claims (6)

  1. 培養液が貯留される貯留空間を区画する中空容器によって構成された台座部と、
    ポンプで汲み上げられた前記培養液を案内する給液側流路、及び、前記給液側流路で案内された前記培養液を植物の収容容器へ供給する供給部が設けられ、前記台座部に立設された給液側支柱と、
    前記収容容器から排出された前記培養液を流下させる排液側流路が設けられ、前記排液側流路を流下した前記培養液が前記貯留空間へ戻されるように前記台座部に立設された排液側支柱とを有し、
    前記収容容器を着脱可能に支持する容器支持具を、前記給液側支柱と前記排液側支柱の間に架設したことを特徴とする植物栽培装置。
  2. 前記給液側支柱及び前記排液側支柱を3本以上交互にかつ横並びに配置し、
    複数の前記容器支持具を、隣り合う支柱同士の間に架設したことを特徴とする請求項に記載の植物栽培装置。
  3. 複数の前記容器支持具は千鳥状に架設されていることを特徴とする請求項に記載の植物栽培装置。
  4. 前記収容容器は、余剰の培養液を容器外部へ排出するための排液管が容器側方に突設されており、
    前記排液側支柱には、前記排液管の先端部分が挿通される管挿通孔が設けられていることを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の植物栽培装置。
  5. 前記収容容器は、底板部材と前記底板部材の周縁から立設された側板部材とを有する上面が開放された容器であり、
    前記収容容器の内側空間に、前記植物が植栽されたポットが配置される配置空間を仕切る、井桁状の仕切部材を配設したことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の植物栽培装置。
  6. 前記台座部の上面には、前記貯留空間を視認するための開閉蓋が設けられていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の植物栽培装置。
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