JP5692460B2 - アンテナ装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を行う携帯用の電子機器に関し、特に、衣服や身体に付けた状態で通信可能とした電子機器およびそれに設けるアンテナ装置に関する。
衣服や身体に付けた状態で通信可能とする電子機器のアンテナ装置が特許文献1に開示されている。
図23は特許文献1に示されているアンテナ装置の使用状態を表す図である。アンテナ20は布地のパッチアンテナであり、このアンテナが、人の背中の肩胛骨間に収容されるようにアンテナ取り付け部30に置かれている。この取り付け部30は、使用中、取り付け部のアンテナを受け入れる部分から着用者の肩を越えて着用者の胴部の前部に延在する支持ストラップ部を有している。
特表2004−518322号公報
図23に示すように、アンテナ取り付け部の背中側にパッチアンテナを取り付けた構造のアンテナ装置においては、背中側への放射だけが強くなり、前方(胸側)への放射が期待できない。また、パッチアンテナであるので、素子自体のサイズが大きくなりやすく、回路側と一体にした場合にモジュールが大きくなる傾向にある。また、厚み方向が厚くなるので、使用者にとって邪魔になりやすい。
本発明の目的は、衣服や身体に身に付けた状態で広指向性を有するアンテナ装置およびそれを備えた電子機器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のアンテナ装置は次のように構成する。
略長方形のグランド導体、このグランド導体の一辺に沿って設けられた非グランド領域、および前記非グランド領域に形成された放射素子を備え、
前記非グランド領域が形成されたグランド導体の一辺に近接し、前記グランド導体に重ならない位置に配置されたループ状の導体を備えることを特徴とする。
前記ループ状の導体は、使用者の首に掛けるネックストラップに形成されていることが好ましい。
前記放射素子は筐体内に収められていて、この筐体に前記ネックストラップが取り付けられていることが好ましい。
前記ループ状の導体には、放射素子に最も近い位置で導体同士を分離する間隙が形成されていることが好ましい。
前記ループ状の導体の周長はアンテナ装置の使用周波数の0.5波長以上であることが好ましい。
また、本発明の電子機器は、略長方形のグランド導体、このグランド導体の一辺に沿って設けられた非グランド領域、前記非グランド領域に形成された放射素子、および前記非グランド領域が形成されたグランド導体の一辺に近接し、前記グランド導体に重ならない位置に配置されたループ状の導体を有し、
前記ループ状の導体をネックストラップに備え、前記グランド導体および前記放射素子を筐体に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電子機器を衣服や身体に付けた状態で広指向性を有するアンテナ装置およびその電子機器が得られる。
図1は第1の実施形態のアンテナ装置201の主要な構成を示す図である。 図2は、通信モジュール101のグランド導体およびループ状導体41に流れる電流の強度を濃度で表した図である。 図3は、図1に示したアンテナ装置とその比較例のアンテナの指向性を示す図である。 図4(A)はループ状導体41をネックストラップに設けて、そのネックストラップを人体モデル(擬似人体)の首に掛けた状態を示す図である。図4(B)は、その比較例であり、ループ状導体を設けずに、通信モジュール101のみを配置した状態を示す図である。 図5は図4に示した状態でのアンテナ装置の指向性を示す図であり、図5(A)は頭頂部から視たx−y面(水平面)での指向性であり、図5(B)は右側部から視たz−y面(鉛直面)での指向性である。 図6は第1実施形態のアンテナ装置のリターンロス(S11)の周波数特性を示す図である。 図7は第2の実施形態のアンテナ装置202の主要な構成を示す図である。 図8はアンテナ装置202の指向性を示す図である。 図9は第2実施形態のアンテナ装置のリターンロス(S11)の周波数特性を示す図である。 図10は第3の実施形態のアンテナ装置203の主要な構成を示す図である。 図11はアンテナ装置203の指向性を示す図である。 図12は第4の実施形態のアンテナ装置の主要な構成を示す図である。 図13は、図12(A)に示したアンテナ装置204Aの指向性を示す図である。 図14は、図12(B)に示したアンテナ装置204Bの指向性を示す図である。 図15(A)、図15(B)は第1の実施形態のアンテナ装置(ループ状導体を有するもの)の指向性、図15(C)、図15(D)は比較例としてのアンテナ装置(ループ状導体が無いもの)の指向性を示す図である。 図16はループ状導体41のサイズが異なる幾つかのアンテナ装置の例を示す図である。 図17は図16に示した各アンテナ装置のアンテナ効率を示す図である。 図18はループ状導体−通信モジュール間の間隔dと指向性との関係を示す図である。 図19はループ状導体のギャップGの寸法gと指向性との関係を示す図である。 図20はループ状導体のサイズと指向性との関係を示す図である。 図21(A)は通信モジュール部分の筐体の斜視図、図21(B)はその筐体を二つに分離したうちの後部側筐体の斜視図である。 図22は別の電子機器の斜視図であり、筐体に対してネックストラップを取り付けようとする状態を示す図である。 図23は特許文献1に示されているアンテナ装置の使用状態を表す図である。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態のアンテナ装置201の主要な構成を示す図である。図1において、アンテナ装置201は通信モジュール101およびループ状導体41を備えている。通信モジュール101は基板10を有し、この基板10に略長方形のグランド導体11が形成されている。また、グランド導体11の一辺に沿って非グランド領域8が設けられている。この非グランド領域8に伝送線路13および放射素子14が形成されている。また、放射素子14にはキャパシタンス素子C1が接続されていて、放射素子14の給電点に伝送線路13が接続されている。基板10には給電回路9が設けられていて、放射素子14は伝送線路13を介して給電回路9により給電される。
放射素子14に対する給電により、放射素子14が共振する。グランド導体11にはダイポールアンテナと同様の(ダイポールアンテナ的な)電流が誘起される。図1中の矢印はその電流の流れを表している。基板10の裏面にもグランド導体11と対向する位置に、ビア導体で接続された同形状のグランド導体が形成されている。したがって、裏面のグランド導体にも同様の電流が流れる。
ループ状導体41は一部にギャップGを有し、そのギャップGが放射素子14に近接している。
図2は、通信モジュール101のグランド導体およびループ状導体41に流れる電流の強度を濃度で表した図である。このように、通信モジュール101を介してループ状導体42に数波長の電流の定在波が立っている。ここで、条件は次のとおりである。
周波数:2450MHz
通信モジュール101のサイズ:26mm×56mm×1.2mm
ループ状導体41のサイズ:250mm×150mm×1mm
通信モジュール101とループ状導体41との間隔d:1mm
ループ状導体41のギャップGの寸法g:2mm
図3は、図1に示したアンテナ装置とその比較例のアンテナの指向性を示す図である。比較例としての二つのアンテナ装置のうち第1のアンテナ装置は、図1に示したアンテナ装置のループ状導体41にギャップが無いものである。第2のアンテナ装置は図1に示したアンテナ装置のうちループ状導体が無いものである。図3において、特性Daはこの実施形態のアンテナ装置の指向性、特性Dbは比較例の第1のアンテナ装置の指向性、特性Dcは比較例の第2のアンテナ装置の指向性である。単位はdBiである。270°方向がループ状導体41の延びている方向である。このように、通信モジュール101の放射素子14に結合するループ状導体41を設けることによって、指向性を変化させ、ループ状導体41の方向への利得を高めることができる。
なお、ループ状導体のサイズを30mm×370mm×1mmとした場合、すなわち周長は同じで形状を細長くした場合、アンテナの放射効率は-1dBであり、上述のアンテナ装置と同等の効率が得られる。すなわち、人体の首に限らず、人体や衣服にぶら下げるような使い方でもループ状導体を設けることによる指向性変化の効果が得られる。
図4(A)はループ状導体41をネックストラップに設けて、そのネックストラップを人体モデル(擬似人体)の首に掛けた状態を示す図である。図4(B)は、その比較例であり、ループ状導体を設けずに、通信モジュール101のみを配置した状態を示す図である。通信モジュール101は人体(胸)表面から9mm離れた位置に配置している。人体モデルは周波数2450MHzでの比誘電率εr=30.2、電気伝導率σ=1.8[S/m]である。
図5は図4に示した状態でのアンテナ装置の垂直偏波についての指向性を示す図である。図5(A)は頭頂部から視たx−y面(水平面)での指向性であり、図5(B)は右側部から視たz−y面(鉛直面)での指向性である。また、両図において、特性Daはこの実施形態のアンテナ装置の指向性、特性Dbは比較例のアンテナ装置の指向性である。単位はdBiである。
このように、ループ状導体41が肩から首の後方にかけて屈曲していると、人体の後方(背中方向)への利得が高まる。これは、ネックストラップを首に掛けることによって、ネックストラップの一部が後方(背中方向)へ露出することによる。すなわち、ループ状導体41のうち、人体に遮られずに後方(背中方向)に露出する部分が放射に寄与しているものと考えられる。
図6はこの実施形態のアンテナ装置のリターンロス(S11)の周波数特性を示す図である。図6において、特性S11aはこの実施形態のアンテナ装置のリターンロス、特性S11bは比較例のアンテナ装置のリターンロスである。このように、ループ状導体41を設けることにより、中心周波数を一定にしたまま周波数帯域幅を拡げることができる。これは、アンテナ体積の増加によりアンテナの放射Qが低下するという作用によるものと考えられる。
《第2の実施形態》
図7は第2の実施形態のアンテナ装置202の主要な構成を示す図である。図7において、アンテナ装置202は通信モジュール102およびループ状導体41を備えている。通信モジュール102は基板10を有し、この基板10に略長方形のグランド導体11が形成されている。また、グランド導体11の一辺に沿って非グランド領域8が設けられている。この非グランド領域8に放射素子15が形成されている。基板10には給電回路9が設けられていて、放射素子15は給電回路9により給電される。放射素子15はモノポールアンテナの放射素子として作用する。また、この放射素子15の開放端付近と、これに近接するループ状導体41のギャップG付近の端部EP1とが主に電界結合する。放射素子15の給電端近傍では電界強度が低いが、この部分でもループ状導体41のギャップG付近のもう一つの端部EP2と結合する。
放射素子15は1/4波長共振して、グランド導体11に鏡像(イメージ)を形成して、ダイポール動作する。
この第2の実施形態のアンテナ装置について、第1の実施形態で図4(A)、図4(B)に示した方法と同様の条件で指向性を求めた。図8はその結果を示す図である。図8(A)は頭頂部から視たx−y面(水平面)での指向性であり、図8(B)は右側部から視たz−y面(鉛直面)での指向性である。また、両図において、特性Daはこの実施形態のアンテナ装置の指向性、特性Dbは比較例のアンテナ装置の指向性である。単位はdBiである。
このように、ループ状導体41が肩から首の後方にかけて屈曲していると、人体の後方(背中方向)への利得が高まる。これは、ネックストラップを首に掛けることによって、ネックストラップの一部が後方(背中方向)へ露出することによる。すなわち、ループ状導体41のうち、人体に遮られずに後方(背中方向)に露出する部分の放射が寄与しているものと考えられる。
図9はこの実施形態のアンテナ装置のリターンロス(S11)の周波数特性を示す図である。図9において、特性S11aはこの実施形態のアンテナ装置のリターンロス、特性S11bは比較例のアンテナ装置のリターンロスである。このように、ループ状導体41を設けることにより、中心周波数を一定にしたまま周波数帯域幅を拡げることができる。
《第3の実施形態》
図10は第3の実施形態のアンテナ装置203の主要な構成を示す図である。図10において、アンテナ装置203は通信モジュール103およびループ状導体41を備えている。通信モジュール103は基板10を有し、この基板10に略長方形のグランド導体11が形成されている。また、グランド導体11の一辺に沿って非グランド領域8が設けられている。この非グランド領域8に放射素子16a,16bが形成されている。基板10には給電回路9が設けられていて、放射素子16aは給電回路9により給電される。放射素子16bは非給電放射素子であり、一端がグランド導体11に接続(接地)され、他端が開放されている。この放射素子16bの開放端は放射素子16aの開放端と近接して、この両者間に生じる容量を介して容量給電される。放射素子16a,16bはそれぞれ1/4波長共振し、ループ状導体41のギャップG付近の端部とそれぞれ主に電界結合する。グランド導体11も放射素子として作用する。
この第3の実施形態のアンテナ装置について、第1の実施形態で図4(A)、図4(B)に示した方法と同様の条件で指向性を求めた。図11はその結果を示す図である。図11(A)は頭頂部から視たx−y面(水平面)での指向性であり、図11(B)は右側部から視たz−y面(鉛直面)での指向性である。また、両図において、特性Daはこの実施形態のアンテナ装置の指向性、特性Dbは比較例のアンテナ装置の指向性である。単位はdBiである。
このように、ループ状導体41が肩から首の後方にかけて屈曲していると、人体の後方(背中方向)への利得が高まる。これは、ネックストラップを首に掛けることによって、ネックストラップの一部が後方(背中方向)へ露出することによる。すなわち、ループ状導体41のうち、人体に遮られずに後方(背中方向)に露出する部分が放射に寄与しているものと考えられる。
《第4の実施形態》
第4の実施形態では、形状の異なるループ状導体の例について示す。図12は第4の実施形態のアンテナ装置の主要な構成を示す図である。図12(A)に示すアンテナ装置においては、ループ状導体42はギャップが無く、閉ループ状となっている。このループ状導体42の一部が通信モジュール101の放射素子に近接している。図12(B)に示すアンテナ装置においては、ループ状導体43に、互いに最も離れた位置に二つのギャップG1,G2が形成されている。そして、一方のギャップG1が通信モジュール101の放射素子に近接している。
この第4の実施形態のアンテナ装置について、第1の実施形態で図4(A)、図4(B)に示した方法と同様の条件で指向性を求めた。図13、図14はその結果を示す図である。図13は、図12(A)に示したアンテナ装置204Aの垂直偏波についての指向性を示す図、図14は、図12(B)に示したアンテナ装置204Bの垂直偏波についての指向性を示す図である。図13(A)、図14(A)は頭頂部から視たx−y面(水平面)での指向性であり、図13(B)、図14(B)は右側部から視たz−y面(鉛直面)での指向性である。また、両図において、特性Daはこの実施形態のアンテナ装置の指向性、特性Dbは比較例のアンテナ装置の指向性である。単位はdBiである。
図13、図14、および第1の実施形態で示した図5を対比すれば明らかなように、いずれについても人体の後方(背中方向)の利得が得られる。また、図12(A)に示した、ギャップの無いループ状導体42を設けたアンテナ装置204Aの利得が最も高いことが分かる。
《第5の実施形態》
第5の実施形態では偏波毎の指向性について実測した例を示す。ここでは、第1の実施形態のアンテナ装置について、成人平均体型の電磁ファントム(擬似人体)を用いて偏波毎に指向性を測定した。通信モジュールは胸部中央に配置し、ループ状導体を首に掛けた状態で測定した。図15(A)、図15(B)は第1の実施形態のアンテナ装置(ループ状導体を有するもの)の特性、図15(C)、図15(D)は比較例としてのアンテナ装置(ループ状導体が無いもの)の特性である。図15(A)、図15(C)は水平偏波の指向性、図15(B)、図15(D)は垂直偏波の指向性である。
このように、実測によっても、水平偏波、垂直偏波ともに後方(背中方向)(−y方向)へ利得が生じることが確認された。
《第6の実施形態》
第6の実施形態では、ループ状導体のサイズとアンテナ効率との関係について示す。図16はループ状導体41のサイズが異なる幾つかのアンテナ装置の例を示す図である。図16中の各アンテナのループ状導体41のサイズは次のとおりである。
(A)無し
(B)15.25mm×9.25mm
(C)31.25mm×18.75mm
(D)62.5mm×37.5mm
(E)125mm×75mm
通信モジュール101の構成とサイズは第1の実施形態で示したものと同じである。
図17は図16に示した各アンテナ装置のアンテナ効率を示す図である。このように、ループ状導体41の有無やサイズによってはアンテナ効率が−1.0dB程度しか変化せず、アンテナ効率の低下は殆どない。
《第7の実施形態》
第7の実施形態では、ループ状導体−通信モジュール間の間隔dと指向性との関係、ループ状導体のギャップGの寸法gと指向性との関係、ループ状導体の大きさと指向性との関係についてそれぞれ示す。
ここで、アンテナ装置の構成は図1に示したとおりである。通信モジュールのサイズも第1の実施形態で示したとおりである。また、座標x,y,zの取り方は図1に示したものと対応している。特性Daはループ状導体の有るアンテナ装置の指向性、特性Dbはループ状導体の無い比較例のアンテナ装置の指向性である。
図18はループ状導体−通信モジュール間の間隔dと指向性との関係を示す図である。ここで、ループ状導体のギャップGの寸法gは2mm、ループ状導体のサイズは125mm×75mmで一定にしている。この図18から明らかなように、ループ状導体−通信モジュール間の間隔dが小さいほど、z方向(ループ状導体が延びている方向)への利得向上効果が高いことが分かる。d<5mmすなわち、周波数2450MHzでdが約0.05λ以下であれば、z方向の利得が向上する。またこのdの範囲で、効率は-1.1dBでほぼ一定である。
図19はループ状導体のギャップGの寸法gと指向性との関係を示す図である。ここで、ループ状導体−通信モジュール間の間隔dは1mm、ループ状導体のサイズは125mm×75mmで一定にしている。この図19から明らかなように、ループ状導体のギャップGの寸法gが小さいほど、z方向(ループ状導体が延びている方向)への利得向上効果が高いことが分かる。また、ギャップ寸法gを2mmから8mmまで変化させても指向性パターンの変化は少ないことが分かる。また、このgの範囲で、効率は-1.1dBでほぼ一定である。このように、ループ状導体にギャップを設ければ、ループ状導体の周長を変えることなく、ギャップの大きさによって、指向性を制御できる。
図20はループ状導体のサイズと指向性との関係を示す図である。ここで、ループ状導体のギャップGの寸法gは2mm、ループ状導体−通信モジュール間の間隔dは1mmで一定にしている。この図20から明らかなように、ループ状導体のサイズが15.25mm×9.25mm(周長25mm)では指向性の変化が殆ど無く、31.25mm×18.75mm(周長100mm)で指向性の変化が見られることから、その中間の周長60mm以上、すなわち0.5λ以上で指向性を変化させることができることが分かる。
《第8の実施形態》
第8の実施形態では、以上に示したアンテナ装置を備えた電子機器の構成について示す。図21(A)は通信モジュール部分の筐体の斜視図、図21(B)はその筐体を二つに分離したうちの後部側筐体の斜視図である。通信モジュール101は筐体内に収納され、この通信モジュールの放射素子の近傍にネックストラップを通す(挟む)孔が形成されている。ネックストラップの内部にはループ状導体が設けられている。
また、図22は別の電子機器の斜視図であり、筐体に対してネックストラップを取り付けようとする状態を示す図である。ネックストラップ51の両端は球形に形成されていて、内部にループ状導体が設けられている。筐体の構成は図21に示したものと基本的に同じであり、ネックストラップ51両端の球形部分を筐体の孔に嵌合させる。
ネックストラップは、例えば、銅の撚り線または網線状の銅線をナイロン6,6(66ナイロン)(登録商標)やポリエステルで被覆したものである。
C1…キャパシタンス素子
8…非グランド領域
9…給電回路
10…基板
11…グランド導体
13…伝送線路
14,15…放射素子
16a,16b…放射素子
41〜43…ループ状導体
51…ネックストラップ
101〜103…通信モジュール
201〜203…アンテナ装置
204A,204B…アンテナ装置

Claims (6)

  1. 略長方形のグランド導体、このグランド導体の一辺に沿って設けられた非グランド領域、および前記非グランド領域に形成された放射素子を備えるアンテナにおいて、
    前記非グランド領域が形成されたグランド導体の一辺に近接し、前記グランド導体に重ならない位置に配置されたループ状の導体を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記ループ状の導体は、使用者の首に掛けるネックストラップに形成されている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記放射素子は筐体内に収められていて、この筐体に前記ネックストラップが取り付けられた、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記ループ状の導体には、放射素子に最も近い位置で導体同士を分離する間隙が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記ループ状の導体の周長はアンテナ装置の使用周波数の0.5波長以上である、請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 略長方形のグランド導体、このグランド導体の一辺に沿って設けられた非グランド領域、前記非グランド領域に形成された放射素子、および前記非グランド領域が形成されたグランド導体の一辺に近接し、前記グランド導体に重ならない位置に配置されたループ状の導体を有し、
    前記ループ状の導体をネックストラップに備え、前記グランド導体および前記放射素子を筐体に備えたことを特徴とする電子機器。
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