JP5692112B2 - 車両の制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御システムに関する。
従来、この種の車両の制御システムとしては、走行用バッテリと負荷(走行用のモータジェネレータを駆動するインバータや、電動パワーステアリング装置(EPS)のEPSアクチュエータ)とを電気的に接続および遮断するSMRの開閉動作を制御するHV_ECUと、EPSを制御するEPS_ECUとを備え、HV_ECUは、HV_ECUとEPS_ECUとの通信線が異常であることを検出したときにはIGオフ信号が入力されたときに遅延時間が経過するまでSMRをオフにせず、EPS_ECUは、その遅延時間中に退避動作を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、こうした処理により、通信線に異常が生じたときに、正常に退避動作をできるようにしている。
特開2008−195255号公報
HV_ECUと、HV_ECUと通信可能な特定のECU(例えば走行用インバータを制御するMG_ECU)とを備える車両の制御システムでは、モータジェネレータやインバータを含む駆動系の情報を後に利用可能とするために、その特定のECUで、HV_ECUからSMRがオフの情報を受信していることを条件として駆動系の情報を内蔵の不揮発性メモリに書き込む場合がある。ここで、SMRがオフのときに駆動系の情報を不揮発性メモリに書き込むのは、駆動系のノイズなどによる不都合(例えば、データ化けなど)が生じないようにするためである。こうした場合において、HV_ECUと特定のECUとの間で通信異常が生じているときには、特定のECUは、SMRがオフか否かを判断できないため、駆動系の情報を不揮発性メモリに書き込むことができない、という課題があった。
本発明の車両の制御システムは、走行用のモータを駆動するインバータとバッテリとの接続および遮断を行なうリレーを制御する第1制御装置と、第1制御装置から通信によりリレーがオフの情報を受信していることを条件としてモータおよびインバータを含む駆動系の情報を内蔵の不揮発性メモリに書き込む第2制御装置と、の間に通信異常が生じているときでも、駆動系の情報を不揮発性メモリに書き込めるようにすることを主目的とする。
本発明の車両の制御システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両の制御システムは、
走行用のモータを駆動するインバータとバッテリとの接続および遮断を行なうリレーを制御する第1制御装置と、前記第1制御装置から通信により前記リレーがオフの情報を受信していることを条件として前記モータおよび前記インバータを含む駆動系の情報を内蔵の不揮発性メモリに書き込む第2制御装置と、を備える車両の制御システムにおいて、
前記第2制御装置は、前記第1制御装置との間に通信異常が生じているときには、前記リレーより前記インバータ側の電圧が前記バッテリの正常範囲の下限電圧未満であることを条件として前記駆動系の情報を前記不揮発性メモリに書き込む装置である、
ことを要旨とする。
この本発明の車両の制御システムでは、走行用のモータを駆動するインバータとバッテリとの接続および遮断を行なうリレーを制御する第1制御装置から通信によりリレーがオフの情報を受信していることを条件としてモータおよびインバータを含む駆動系の情報を内蔵の不揮発性メモリに書き込む第2制御装置は、第1制御装置との間に通信異常が生じているときには、リレーよりインバータ側の電圧がバッテリの正常範囲の下限電圧未満であることを条件として駆動系の情報を不揮発性メモリに書き込む。リレーよりインバータ側の電圧がバッテリの正常範囲の下限電圧未満のときには、リレーがオフであると考えることができるから、こうした処理により、第1制御装置と第2制御装置との間に通信異常が生じているときでも、駆動系の情報を不揮発性メモリに書き込むことができる。
ここで、「駆動系の情報」は、例えば、モータやインバータの温度を検出する温度センサの出力特性や、モータの回転位置を検出する回転位置検出センサ(レゾルバなど)のゼロ点学習値,駆動系に異常が生じたときの駆動系の状態(モータの回転数やインバータ電圧,インバータ電流,モータやインバータの温度など)などを考えることができる。また、「不揮発性メモリ」は、例えば、EPROMやEEPROM,フラッシュメモリ,磁気抵抗RAMなどを考えることができる。
こうした本発明の車両の制御システムにおいて、前記第2制御装置は、前記インバータを制御する装置である、ものとすることもできる。
図1は本発明の一実施例としての車両の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。 実施例のモータECU40により実行される通信異常時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としての車両の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図であり、図2はモータMG1,MG2を含む電機駆動系の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、例えば定格電圧が200Vなどのリチウムイオン二次電池として構成された高電圧バッテリ50と、インバータ41,42が接続された電力ライン(以下、駆動電圧系電力ライン54aという)と高電圧バッテリ50が接続された電力ライン(以下、電池電圧系電力ライン54bという)とに接続されて駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHを調節する昇圧コンバータ55と、電池電圧系電力ライン54bに取り付けられて高電圧バッテリ50と昇圧コンバータ55との接続や遮断を行なうシステムメインリレー56と、インバータ41,42を制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に昇圧コンバータ55を制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、高電圧バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、電池電圧系電力ライン54bからの電力供給を受けて乗員室内の空気調和を行なう空調装置60と、例えば定格電圧が12Vなどの鉛蓄電池として構成されて図示しない補機などが接続された電力ライン(以下、低電圧系電力ラインという)54cに接続された低電圧バッテリ66と、電池電圧系電力ライン54bにおけるシステムメインリレー56より昇圧コンバータ55側に接続されて電池電圧系電力ライン54bの電力を降圧して低電圧系電力ライン54cに供給するDC/DCコンバータ64と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。なお、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,HVECU70は、低電圧系電力ライン54cからの電力供給を受けて作動する。また、実施例の車両の制御装置としては、モータECU40とHVECU70とが該当する。
モータECU40は、図2に示すように、CPU40aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU40aの他に、処理プログラムを記憶するROM40bと、データを一時的に記憶するRAM40cと、データを記憶保持する不揮発性メモリとしてのEEPROM40dと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御したり昇圧コンバータ55を制御したりするために必要な信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ(例えばレゾルバなど)43,44からの回転位置θm1,θm2や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流,駆動電圧系電力ライン54aの正極母線と負極母線とに接続された平滑用のコンデンサ57の端子間に取り付けられた電圧センサ57aからの電圧(駆動電圧系電力ライン54aの電圧)VH,電池電圧系電力ライン54bの正極母線と負極母線とに接続された平滑用のコンデンサ58の端子間に取り付けられた電圧センサ58aからのコンデンサ58の電圧(電池電圧系電力ライン54bの電圧)VLなどが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42のスイッチング素子へのスイッチング制御信号や昇圧コンバータ55のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御したり昇圧コンバータ55を制御したりすると共に必要に応じてモータMG1,MG2や昇圧コンバータ55の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転角速度ωm1,ωm2や回転数Nm1,Nm2も演算している。
HVECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に、処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。HVECU70には、図1に示すように、パワースイッチ80からのプッシュ信号やシフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。HVECU70からは、システムメインリレー56への駆動信号,空調装置60への制御信号,DC/DCコンバータ64へのスイッチング制御信号,インバータ41,42へのゲート遮断信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を計算し、この要求トルクTr*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2との運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード,エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、モータECU40は、モータMG1,MG2やインバータ41,42を含む駆動系のノイズなどによる不都合(例えば、データ化けなど)が生じないようにするために、システムメインリレー56がオフの状態で且つ低電圧バッテリ66から電力供給が行なわれているときに、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込んだり読み出したりする。実施例では、EEPROM40dへの書き込み処理は、運転者によるパワースイッチ80のオフ操作に応じて車両のシステム停止を行なう際において、システムメインリレー56がオフであることを示すオフ情報をHVECU70から受信していることを条件として低電圧バッテリ66からの電力供給が停止されるまでの間に行なうものとした。また、EEPROM40dからの読み出し処理は、運転者によるパワースイッチ80のオン操作に応じて車両のシステム起動を行なう際において、低電圧バッテリ66からの電力供給が開始されてからシステムメインリレー56がオンであることを示すオン情報をHVECU70から受信するまでの間に行なうものとした。
ここで、駆動系の情報としては、例えば、モータMG1,MG2やインバータ41,42の温度を検出する各温度センサの出力特性や、回転位置検出センサ(例えばレゾルバなど)43,44などのゼロ点学習値,駆動系に異常が生じたときの駆動系の状態(モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2や駆動電圧系電力ライン54aの電圧VH,電池電圧系電力ライン54bの電圧VL,モータMG1,MG2の各相に流れる相電流,インバータ41,42に流れる電流,モータMG1,MG2やインバータ41,42の温度など)などを考えることができる。なお、各温度センサの出力特性や回転位置検出センサ43,44などのゼロ点学習値は、検出精度の向上を図るためなどに用いられるものであり、駆動系に異常が生じたときの駆動系の状態は、後に修理工場などに持ち込まれたときの解析性の向上を図るためなどに用いられるものである。
また、モータECU40は、HVECU70からの通信が所定時間(例えば、数秒など)に亘って途絶しているか否かや、HVECU70から通信により取得した値(例えば、モータMG1,MG2の駆動指令など)が正常範囲内か正常範囲外かなどによってHVECU70からモータECU40への通信異常が生じているか否かを判定する。
HVECU70は、モータECU40からの通信が所定時間(例えば、数秒など)に亘って途絶しているか否かや、モータECU40から通信により取得した値(例えば、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2など)が正常範囲内か正常範囲外かなどによってモータECU40からHVECU70への通信異常が生じているか否かを判定する。そして、モータECU40からHVECU70への通信異常が生じていると判定したときには、インバータ41,42をゲート遮断し(全てのスイッチング素子をオフとし)、略停車時など車速Vが低いとき(モータMG1,MG2の回転に応じて生じる逆起電力が電池電圧系電力ライン54bの電圧VL以下であり電池電圧系電力ライン54bに電流が流れていないと考えられるとき)にシステムメインリレー56をオフとし、その後に、DC/DCコンバータ64や空調装置60などを制御して電池電圧系電力ライン54bの電圧VLを低下させる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、HVECU70とモータECU40との間の通信異常が生じているときのモータECU40の動作について説明する。図3は、実施例のモータECU40により実行される通信異常時処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じていると判定されたときに実行される。
通信異常時処理ルーチンが実行されると、モータECU40のCPU40aは、電圧センサ57aからの駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHを入力すると共に(ステップS100)、入力した駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHを閾値Vbrefと比較する(ステップS110)。ここで、閾値Vbrefは、高電圧バッテリ50の正常範囲の下限電圧(高電圧バッテリ50が正常なときの高電圧バッテリ50の電圧範囲の下限)を用いることができる。システムメインリレー56がオンのときには、駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHは高電圧バッテリ50の端子間電圧Vb以上となる即ち閾値Vbref以上となるから、ステップS110の処理は、システムメインリレー56がオフであると判断してよいか否かを判定する処理である。
駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが閾値Vbref以上のときには、システムメインリレー56がオンかオフか不明であるため、ステップS100に戻る。一方、駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが閾値Vbref未満のときには、システムメインリレー56がオフであると判断し、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込んで(ステップS120)、本ルーチンを終了する。これにより、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じているときでも、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むことができる。
以上説明した実施例の車両の制御装置を搭載するハイブリッド自動車20によれば、モータECU40は、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じているときには、駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが高電圧バッテリ50の正常範囲の下限電圧としての閾値Vbref未満のときに、システムメインリレー56がオフであると判断し、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むから、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じているときでも、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むことができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータECU40は、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じているときには、電圧センサ57aからの駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが閾値Vbref未満のときに、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むものとしたが、電圧センサ58aからの電池電圧系電力ライン54bの電圧VLが閾値Vbref未満のときに、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むものとしてもよいし、電圧センサ57aからの駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHに電圧センサ57aの最大公差を加えた値と、電圧センサ58aからの電池電圧系電力ライン54bの電圧VLに電圧センサ58aの最大公差を加えた値と、のうち大きい方が閾値Vbref未満のときに、駆動系の情報をEEPROM40dに書き込むものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、特に説明していないが、HVECU70からモータECU40への通信異常が生じているときには、モータECU40からHVECU70への通信異常も生じている可能性が高いことから、モータECU40は、駆動系の情報のEEPROM40dへの書き込みが終了したときに、そのことを示す書込終了情報をHVECU70に送信できない可能性が高い。したがって、モータECU40は、駆動系の情報のEEPROM40dへの書き込みが終了したときには、高電圧バッテリ50の負極に取り付けられた図示しない漏電検出器の出力値(HVECU70に出力する出力信号の値)が小さくなる周波数f1(例えば、2Hzや2.5Hz,3Hzなど)で駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが変動するようインバータ41,42を制御する、具体的には、駆動電圧系電力ライン54aの電圧VHが周波数f1で変動しながら低下する電流がモータMG1やモータMG2にd軸電流として印加されるようインバータ41やインバータ42を制御するものとしてもよい。これにより、HVECU70は、漏電検出器からの出力信号を調べることにより、モータECU40で駆動系の情報のEEPROM40dへの書き込みが終了したことを認識することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、データを記憶保持する不揮発性メモリとしてEEPROM40dを用いるものとしたが、EEPROM以外の不揮発性メモリ、例えば、EPROMやフラッシュメモリ,磁気抵抗RAMなどを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、昇圧コンバータ55を備えるものとしたが、これを備えないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、特に説明していないが、家庭用電源などの外部電源に接続されて高電圧バッテリ50を充電可能な充電器を備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2からの動力を駆動軸36に出力するものとしたが、モータMG2からの動力を駆動軸36が接続された車軸(駆動輪38a,38bが接続された車軸)とは異なる車軸に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に出力するものとしたが、エンジン22のクランクシャフトに接続されたインナーロータと駆動輪38a,38bに動力を出力する駆動軸36に接続されたアウターロータとを有しエンジン22からの動力の一部を駆動軸36に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機を備えるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22からの動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に出力すると共にモータMG2からの動力を駆動軸36に出力するものとしたが、駆動輪38a,38bに接続された駆動軸36に変速機を介してモータMGを取り付けると共にモータMGの回転軸にクラッチを介してエンジン22を接続する構成とし、エンジンからの動力をモータMGの回転軸と変速機とを介して駆動軸36に出力すると共にモータMGからの動力を変速機を介して駆動軸に出力するものとしてもよい。
実施例では、エンジン22からの動力とモータMG2からの動力とを用いて走行するハイブリッド自動車20について説明したが、エンジンを備えず、モータからの動力だけを用いて走行する単純な電気自動車に適用するものとしてもよい。また、高電圧バッテリ50に代えて燃料電池を備える燃料電池車に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、HVECU70が「第1制御装置」に相当し、モータECU40が「第2制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の制御システムに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、40a CPU、40b ROM、40c RAM、40d EEPROM、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 高電圧バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54a 駆動電圧系電力ライン、54b 電池電圧系電力ライン、54c 低電圧系電力ライン、55 昇圧コンバータ、56 システムメインリレー、57,58 コンデンサ、57a,57b 電圧センサ、60 空調装置、64 DC/DCコンバータ、66 低電圧バッテリ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 パワースイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ。

Claims (1)

  1. 走行用のモータを駆動するインバータとバッテリとの接続および遮断を行なうリレーを制御する第1制御装置と、前記第1制御装置から通信により前記リレーがオフの情報を受信していることを条件として前記モータおよび前記インバータを含む駆動系の情報を内蔵の不揮発性メモリに書き込む第2制御装置と、を備える車両の制御システムにおいて、
    前記第2制御装置は、前記第1制御装置との間に通信異常が生じているときには、前記リレーより前記インバータ側の電圧が前記バッテリの正常範囲の下限電圧未満であることを条件として前記駆動系の情報を前記不揮発性メモリに書き込む装置である、
    車両の制御システム。
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