JP2011207336A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両で効果的にガラ音を抑制する。
【解決手段】エンジン22と、第1モータジェネレータ51と、エンジン22の出力軸と第1モータジェネレータ51の回転軸とリングギヤ軸32aとを接続する遊星歯車装置30と、その回転軸48がリングギヤ軸32aと減速ギヤ35を介して接続される第2モータジェネレータ52と、バッテリ50と、エンジン22の始動停止を行う制御部70と、を備えるハイブリッド車両100であって、制御部70は、全電動走行中に要求駆動動力とバッテリ50の充放電量と車速に基づいて、エンジン22を始動した際の第2モータジェネレータ52の出力トルクを予測する第1の出力トルク予測手段と、第1の出力トルク予測手段によって予測した第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍である場合にエンジン始動閾値を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の構造に関する。
近年、エンジンとモータジェネレータとを組み合わせたハイブリッド車両が多く用いられるようになってきている。最近のハイブリッド車両では、遊星歯車機構のサンギヤ,キャリア,リングギヤに第1モータジェネレータ,エンジンのクランクシャフト,駆動軸を接続し、駆動軸に減速ギヤ(プラネタリギヤ)を介して第2モータジェネレータが接続されたものが提案されている。このハイブリッド車では、第2モータジェネレータから出力されるトルクが値0付近の状態にあるときにエンジンのトルク脈動が駆動軸側に伝達されると、減速ギヤで噛み合っているギヤ同士が振動して歯打ち音が生じる場合があるという問題があった。このため、第2モータジェネレータから出力するトルクが値0近傍になったら第2モータジェネレータの出力トルクを力行側又は回生側の何れかエンジン効率が良くなる方に変更して歯打ち音の発生を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のようなハイブリッド車両では、エンジンを停止してモータジェネレータの駆動力で走行する全電動走行が行われ、バッテリの残存容量が低下した場合やアクセルペダルが踏み込まれて要求駆動動力が大きくなった場合にエンジンを始動して、エンジンとモータジェネレータの駆動力で走行するハイブリッド走行を行うことが多い。この場合、エンジンは間欠的に始動、停止を繰り返すこととなる。走行中にエンジンを始動する場合には、エンジンを始動させるためにモータジュネレータにトルクを負荷することが必要となるがこの負荷トルクを掛けた場合に第2モータジェネレータの出力トルクがゼロとなってしまい、エンジンのトルク脈動によって歯打ち音などの異音が生じる場合がある。このため、エンジン始動の際に第2モータジェネレータの出力トルクがゼロ近傍となると予測される場合には、エンジンの間欠運転を禁止する手段が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、ハイブリッド車両では、走行モードの切り替えを行う場合に、エンジンが許容回転数以下の領域に入ったり、エンジンの騒音、振動が許容レベルを超えたりすると予測される場合には、エンジンを運転せずに全電動走行モードによって走行することが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2008−162397号公報 特開2006−257894号公報 特開2009−073221号公報
しかし、特許文献1に記載されている従来技術では、車両の走行状態からエンジンの予測トルク、モータジェネレータの予測トルクなどを計算してからエンジン効率を計算し、その後、走行状態を切り換える指令を出力していたので、入力からエンジンの始動停止までの間に時間がかかってしまう場合があり、その間に歯打ち音やエンジンの騒音、振動などのガラ音が発生してしまう場合がある。また、特許文献2に記載されている従来技術では、所定トルクが一定時間継続するか否かでエンジンの間欠運転の停止の判断をしているので、判断に時間がかかり、その間にガラ音が発生してしまうことがあるという問題があった。
本発明のハイブリッド車両では、効果的にガラ音を抑制することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両は、エンジンと、第1のモータジェネレータと、前記エンジンの出力軸と前記第1のモータジェネレータの入出力軸と車両駆動用動力出力軸とを接続する遊星歯車装置と、その入出力軸が前記車両駆動用動力出力軸とギヤを介して接続される第2のモータジェネレータと、前記各モータジェネレータとの間で電力の授受を行う蓄電装置と、前記エンジンの始動停止を行う制御部と、を備えるハイブリッド車両であって、前記制御部は、エンジンを停止して各モータジェネレータによって走行する全電動走行中に、少なくとも車両の要求駆動動力と蓄電装置の充放電量と車速とに基づいて、エンジンを始動した際の前記第2のモータジェネレータの出力トルクを予測する第1の出力トルク予測手段と、前記第1の出力トルク予測手段によって予測した第2モータジェネレータの第1の予測出力トルクがゼロ近傍である場合に、エンジンに要求する出力がその閾値以上となった際にエンジンが始動されるエンジン始動閾値を変更するエンジン始動閾値変更手段を有すること、を特徴とする。
本発明のハイブリッド車両において、前記制御部は、エンジンを駆動して走行中に、少なくとも車両の要求駆動動力と蓄電装置の充放電量と車速とに基づいて、エンジンの駆動を継続した際の前記第2のモータジェネレータの出力トルクとを予測する第2の出力トルク予測手段と、前記第2の出力トルク予測手段によって予測した第2モータジェネレータの第2の予測出力トルクがゼロ近傍である場合に、エンジンを停止して全電動走行に移行するエンジン停止手段と、を有することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両では、効果的にガラ音を抑制するこができるという効果を奏する。
本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の構成を示す系統図である。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両のエンジン始動閾値マップである。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の他の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の他の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるハイブリッド車両のガラ音発生予測マップである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態のハイブリッド車両100は、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の遊星歯車装置30と、遊星歯車装置30に接続された第1モータジェネレータ(MG1)51と、遊星歯車装置30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続された第2モータジェネレータ(MG2)52と、充放電可能な二次電池であるバッテリ50と、制御部70とを備えている。
遊星歯車装置30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なうよう構成されている。遊星歯車装置30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31には第1モータジェネレータ51が、リングギヤ32には車両駆動用動力出力軸であるリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、第1モータジェネレータ51が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、第1モータジェネレータ51が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力される第1モータジェネレータ51からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、車両の駆動輪63a,63bに出力される。
減速ギヤ35は、第2モータジェネレータ52の回転軸48の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達可能に構成されている。減速ギヤ35は、外歯歯車のサンギヤ36と、このサンギヤ36と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36に噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のピニオンギヤ38と、複数のピニオンギヤ38を自転かつ公転自在に保持するキャリア39とを備える遊星歯車機構として構成されている。減速ギヤ35のサンギヤ36には第2モータジェネレータ52の回転軸48が、リングギヤ37にはリングギヤ軸32aが接続されている。また、キャリア39はケースに固定されており、その回転が禁止されている。
第1、第2モータジェネレータ51,52は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、第1、第2インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。また、バッテリ50と第1、第2インバータ41,42との間にはバッテリ50の電圧を昇圧して各インバータ41,42に供給する昇圧コンバータ53が接続されている。
制御部70は、信号の処理を行うCPU72と、処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、ガラ音発生予測マップ78と、エンジン始動閾値マップ79とを備えている。制御部70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、エンジン、各インバータ41,42、昇圧コンバータ53はそれぞれ制御部70に接続され、制御部70の指令で駆動するよう構成されている。エンジン22に取り付けられているエンジン22の回転数を検出するエンジン回転数センサ24、各モータジェネレータ51,52に取り付けられている回転子位置検出センサ43,44は制御部70に接続され、エンジン22の回転数、各モータジェネレータ51,52の回転子の位置の各信号はそれぞれ制御部70に入力されるよう構成されている。バッテリ50は制御部70に接続され、出力電圧、出力電流、温度等のデータが制御部70に入力されるよう構成されている。
以上のように構成されたハイブリッド車両100の制御部70は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22と第1モータジェネレータ51、第2モータジェネレータ52とが運転制御される。エンジン22と第1モータジェネレータ51、第2モータジェネレータ52の運転制御としては、要求駆動動力に応じてエンジン22の出力と第2モータジェネレータ52の出力によって車両を駆動するハイブリッド駆動と、エンジン22を停止して、第2モータジェネレータ52の出力或いは第1、第2モータジェネレータ51,52の出力で車両を走行させる全電動走行モードなどがある。
全電動走行中にはエンジン22が停止しており、ハイブリッド車両100はバッテリ50から供給される電力によって各モータジェネレータ51,52を駆動して走行すると共に、減速の際には電力回生を行って各モータジェネレータ51,52で発電した電力をバッテリ50に蓄電している。しかし、全電動走行中に、運転者によってアクセルが大きく踏み込まれた場合や、バッテリ50の残存容量(SOC)が低下した場合には、エンジン22を始動して要求駆動動力を確保しようとする。
図2のステップS101に示すように、制御部70は、アクセル開度Acc,ブレーキペダルポジションBP,車速Vを各センサ84,86,88から取得する。そして、図2のステップS102に示すように、制御部70は、アクセル開度Accと車速Vとからリングギヤ軸32aに出力すべき要求駆動動力計算する。また、図2のステップS103に示すように、制御部70は、バッテリ50の電圧、電流、温度等からバッテリ50の残存容量(SOC)を計算し、図2のステップS104に示すようにバッテリ50への充放電量を計算する。そして、図2のステップS105に示すように、制御部70はアクセル開度Accと車速Vとバッテリ50の残存容量(SOC)とからエンジン22を始動した場合の第1、第2モータジェネレータ51,52、エンジン22の各予測回転数、予測出力トルクを計算する。図2のステップS106に示すように、制御部70は、エンジン22を始動した際の第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍となっているかどうかを判断する。
そして、エンジン22を始動した際に、第2モータジェネレータ52の予測出力トルクが略ゼロ近傍と判断される場合には、図2のステップS107に示すように、図3に示すエンジン始動閾値マップ79の閾値曲線を当初の線aから線bに上昇させる。図3に示すエンジン始動閾値マップ79は、ある車速においてエンジン22に対する要求パワーが閾値を示す線aを超えた場合にエンジン22を始動する指令が出力されるマップである。今、ハイブリッド車両100が図3に示すようにある車速V1で走行している場合に、エンジン22への要求パワーが線aとの交点にある出力Pe1を超えない場合には、エンジン22への要求パワーがあった場合でもエンジン22は駆動されない。しかし、アクセルペダル83が大きく踏み込まれた場合には、要求駆動動力が大きくなるので、エンジン要求パワーも大きくなる。そして、エンジン要求パワーがPe1を超えるとエンジン22は始動する。ところが、この状態でエンジン22を始動した場合には、エンジン22を始動した後の第2モータジェネレータ52の出力トルクがゼロ近傍となってしまい、図1に示す減速ギヤ35の各ギヤ36,37,38の間に力が掛からなくなる。すると、エンジン22の回転変動によって各ギヤ36,37,38の間で歯打ち音などのガラ音が発生してしまう。
本実施形態のハイブリッド車両100では、図2のステップS106で制御部70が第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍となると判断した場合には、図2のステップS107に示すように図3に示すエンジン始動閾値マップ79の閾値を示す線aを線bのように上昇させる。このため、先に説明したのと同様の車速Vでハイブリッド車両100が走行している場合であっても、エンジン要求パワーがPe1を超えてもエンジン22は始動されず、ハイブリッド車両100は全電動運転を継続する。
一方、図2のステップS106で制御部70が第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍とならないと判断した場合には、エンジン始動閾値マップ79の変更を行わない。車速V1でハイブリッド車両100が走行している場合にはエンジン要求パワーがPe1を超えるとエンジン22が始動され、ハイブリッド車両100はエンジン22と各モータジェネレータ51,52で駆動されるハイブリッド走行となる。
以上説明したように、本実施形態のハイブリッド車両100では、エンジン22を停止して走行している際にエンジン22を始動すると第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍になると判断した場合には即座にエンジン始動閾値を上昇させてエンジン22が始動しないようにして歯打ち音等のガラ音の発生を効果的に抑制することが出来る。従って、制御が遅くなることによるガラ音の発生が抑制され、より効果的にガラ音の発生を抑制することができる。
次に図4を参照しながら、エンジン22を駆動してハイブリッド走行をしている際の動作について説明する。先に図2、図3を参照して説明したのと同様の動作については説明を省略する。
図4のステップS201からS206に示すように、制御部70は、先に説明した実施形態と同様、各センサ84,86,88からの信号とバッテリ50からの信号に基づいてエンジン22の運転を継続した場合の各モータジェネレータ51,52、エンジン22の各予測回転数、予測出力トルクを計算する。そして、エンジン22の運転を継続した場合、第2モータジェネレータ52の予測出力トルクがゼロ近傍となると予測された場合には、図4のステップS207に示すように、エンジン22を停止する指令を出力する。これによってエンジン22は停止し、ハイブリッド車両100は全電動走行となる。また、本実施形態においては、エンジン停止指令を出力せずに、図3の線cに示すように、エンジン始動閾値マップ79の閾値を示す線を下げることによってエンジン22を停止させることとしてもよい。本実施形態は先に説明した実施形態と同様の効果を奏する。
図5、図6を参照しながら、本実施形態の他の動作について説明する。図1〜図3を参照して説明した実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態も、先に説明した実施形態と同様に、図5のステップS301からS304に示すように、制御部70は、各センサ84,86,88からの信号とバッテリ50からの信号に基づいて、予測要求駆動動力と、バッテリ50への予測充放電量とを計算する。そして、制御部70は、図5のステップS305に示すように、内部に格納しているガラ音発生予測マップ78を参照して動作領域がガラ音発生領域となるかどうかを判断する。
図6にガラ音発生予測マップの一例を示す。ガラ音は、車速と要求駆動動力、バッテリの充放電量の3つの量による三次元のマップとして表される。例えば、車速がV0一定の場合には、要求駆動動力が大きく、バッテリ50の充放電要求がバッテリの放電方向となるほどガラ音が発生しやすくなる。図6の要求駆動動力がP1で充放電要求がE1の点aと要求駆動動力がP2でバッテリ50の充放電要求がE2の点bとを結ぶ線の上側のハッチングした領域がガラ音発生領域となる。また、要求駆動動力がP0で一定の場合には、車速Vが大きいほどガラ音は発生しにくくなる。これは、車速Vが大きくなると他の騒音が大きくなることからガラ音が気にならなくなることによる。図6の車速V1で充放電要求がE1の点eと車速がV2でバッテリ50の充放電要求がE2の点bとを結ぶ線の上側のハッチングした領域がガラ音発生領域となる。また、この中間の場合も、図6の要求駆動動力がP3で充放電要求がE1で車速がV1の点cと要求駆動動力がP3でバッテリ50の充放電要求がE2で車速がV3の点dとを結ぶ線の上側のハッチングした領域がガラ音発生領域となる。このように、ガラ音の発生領域は、図6に示すようなマップとして制御部70の中に格納されており、制御部70は、車速V、要求駆動動力、バッテリ50の予測充放電量を計算するのみで、各モータジェネレータ51,52、エンジン22の各予測回転数、予測出力トルクを計算せずに図5のステップS307に示すように、図3のエンジン始動閾値を変更して、エンジン22の始動を抑制し、ガラ音の発生を抑制することが出来る。このため、本実施形態は、他の実施形態に比べて制御部70の応答時間を短縮することが出来、ガラ音の発生をより効果的に抑制することができる。なお、本実施形態でも図4を参照して説明したように、エンジン22の運転中にガラ音発生予測マップ78を用いてエンジン22の運転を継続した場合に運転点かガラ音領域に入るかどうかを判断し、エンジン停止指令を出力するようにしてもよい。
22 エンジン、24 エンジン回転数センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 遊星歯車装置、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、36 サンギヤ、37 リングギヤ、38 ピニオンギヤ、39 キャリア、41 第1インバータ、42 第2インバータ、43,44 回転子位置検出センサ、48 回転軸、50 バッテリ、51 第1モータジェネレータ、52 第2モータジェネレータ、53 昇圧コンバータ、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、70 制御部、78 ガラ音発生予測マップ、79 エンジン始動閾値マップ、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、100 ハイブリッド車両。

Claims (2)

  1. エンジンと、
    第1のモータジェネレータと、
    前記エンジンの出力軸と前記第1のモータジェネレータの入出力軸と車両駆動用動力出力軸とを接続する遊星歯車装置と、
    その入出力軸が前記車両駆動用動力出力軸とギヤを介して接続される第2のモータジェネレータと、
    前記各モータジェネレータとの間で電力の授受を行う蓄電装置と、
    前記エンジンの始動停止を行う制御部と、を備えるハイブリッド車両であって、
    前記制御部は、
    エンジンを停止して各モータジェネレータによって走行する全電動走行中に、少なくとも車両の要求駆動動力と蓄電装置の充放電量と車速とに基づいて、エンジンを始動した際の前記第2のモータジェネレータの出力トルクを予測する第1の出力トルク予測手段と、
    前記第1の出力トルク予測手段によって予測した第2モータジェネレータの第1の予測出力トルクがゼロ近傍である場合に、エンジンに要求する出力がその閾値以上となった際にエンジンが始動されるエンジン始動閾値を変更するエンジン始動閾値変更手段を有すること、
    を特徴とするハイブリッド車両。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両であって、
    前記制御部は、
    エンジンを駆動して走行中に、少なくとも車両の要求駆動動力と蓄電装置の充放電量と車速とに基づいて、エンジンの駆動を継続した際の前記第2のモータジェネレータの出力トルクとを予測する第2の出力トルク予測手段と、
    前記第2の出力トルク予測手段によって予測した第2モータジェネレータの第2の予測出力トルクがゼロ近傍である場合に、エンジンを停止して全電動走行に移行するエンジン停止手段と、を有することを特徴とするハイブリッド車両。
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