JP5691691B2 - 液体供給装置、液体噴射装置及び液体供給装置の製造方法 - Google Patents
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上記構成によれば、流路形成部材の第2面に対して該第2面と直交する方向に押圧力が作用したとしても、このような押圧力が作用した流路形成部材は、第2面と直交する方向に変位することなく支持部材によって平面部を介して更に安定に支持される。そのため、第2の凹部に収容されたバルブに対してフィルムを更に好適に溶着させることができる。
上記構成によれば、変位部材を第1の凹部の内底面に対して隙間なく密着させてポンプ室内に液体が残留することを抑制するために、ポンプ室の内面の一部を構成する第1の凹部の内底面を凹湾曲面状に形成した場合であっても、この第1の凹部の内底面に形成された溝部における平面状の内底面に対して支持部材を押し当てることにより、流路形成部材が安定に支持される。そのため、第2の凹部に収容されたバルブに対してフィルムを好適に溶着させることができる。
上記構成によれば、第1の凹部の内底面に形成された溝部に対して支持部材を当該溝部の内側面をガイドとして容易に挿入して流路形成部材を支持することができるため、第2の凹部に収容されたバルブに対してフィルムをより簡便に溶着させることができる。
上記構成によれば、上記液体供給装置の発明と同様の効果が得られる。
図1の部分拡大図に示すように、液体供給装置20には、インクカートリッジ15側となる上流側から液体噴射ヘッド19側となる下流側に向けてインクを供給するための液体供給流路の一例としての液体供給路27がインクの色毎に設けられている。また、各液体供給路27の上流端は、それぞれ対応する色のインクカートリッジ15内に挿入される接続部28となっている。また、各液体供給路27の下流端は、それぞれ対応する色のインク供給チューブ22の上流端に接続されている。
図2に示すように、液体供給装置20は、主走査方向X及び鉛直方向Zと交差(本実施形態では直交)する装置の奥行き方向Yにおいて、カートリッジホルダー14の後方に配置される板状をなす流路形成部材35を備えている。
図7に示すように、ポンプ29は、ダイアフラム45、ばね座46及び第1コイルばね47を備えている。また、ポンプ29は、カートリッジホルダー14の後面に形成された流体室用凹部82とダイアフラム45とによって囲み形成される作動流体室84を備えている。また、ポンプ29は、流路形成部材35の前面35Aに形成されたポンプ用凹部39とポンプ用凹部39の開口部を覆蓋するように流路形成部材35に取り付けられたダイアフラム45とによって囲み形成されるポンプ室85を備えている。なお、ポンプ室85は液体供給路27の一部を構成する。
吸引側一方向弁31は、吸引側弁体59、第2コイルばね60及び第2固定部材61を備えている。また、吸引側一方向弁31は、流路形成部材35の後面35Bに形成された吸引側凹部52と第3フィルム部材55とによって囲み形成される吸引側弁室86を備えている。なお、吸引側弁室86は液体供給路27の一部を構成する。吸引側弁室86は、液体供給路27を閉塞可能な吸引側弁体59によって上流側部分(本実施形態では前側)と中央部分とに区画されているとともに、第2固定部材61によって中央部分と下流側部分(本実施形態では後側)とに区画されている。
吐出側一方向弁32は、吐出側弁体57及び第1固定部材58を備えている。また、吐出側一方向弁32は、流路形成部材35の後面35Bに形成された吐出側凹部50と吐出側凹部50の開口部を覆蓋するように流路形成部材35に取り付けられた第3フィルム部材55とによって囲み形成される吐出側弁室87を備えている。なお、吐出側弁室87は液体供給路27の一部を構成する。
(1)流路形成部材35においてポンプ用凹部39の内面には流路形成部材35の後面35Bと直交する方向に対して交差すると共にポンプ用凹部39の内底面とは非一様な面状態となる凹溝80の内底面80aが設けられており、この凹溝80の内底面80aに対して支持部材88を当接させることになる。そして、流路形成部材35の後面35Bに対して該後面35Bと直交する方向にヒーター90から押圧力が作用したとしても、このような押圧力が作用した流路形成部材35は支持部材88によって凹溝80の内底面80aを介して安定に支持される。そのため、流路形成部材35の無用な撓みが抑制され、吐出側凹部50に収容された吐出側一方向弁32に対して第3フィルム部材55を好適に溶着させることができる。その結果、ポンプ用凹部39と吐出側凹部50を流路形成部材35の後面35Bと直交する方向から見て重畳して配置することにより、ポンプ用凹部39が構成するポンプ室と吐出側凹部50に収容される吐出側一方向弁32とを近接して配置することが可能となる。したがって、ポンプ室から吐出側一方向弁32を通じて吐出側凹部50に至るまでの間にインクに対して作用する圧力損失が低減されるため、ポンプ29からのインクの吐出圧が減衰することを抑制しつつ下流側に向けて液体を供給することができる。
・上記実施形態において、支持部材88が挿入される凹溝80は、ポンプ用凹部39の内底面に対して第3フィルム部材55の溶着方向(流路形成部材35の後面35Bと直交する方向)と交差する方向に傾斜して延びるように形成してもよい。
・上記実施形態において、支持部材88が挿入される凹溝80は、吐出側一方向弁32が収容される吐出側凹部50に対して第3フィルム部材55の溶着方向(流路形成部材35の後面35Bと直交する方向)から見て重畳しない構成としてもよい。
・なお、本明細書における「液体」には、インク以外の他の液体(無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)等を含む)、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流状体も含むものとする。そして、こうした「液体」を噴射したり吐出したりする液体噴射装置としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する流状体噴射装置であってもよい。
Claims (6)
- 液体供給源側となる上流側から液体が消費される下流側に向けて液体を供給する液体供給流路が形成される流路形成部材と、
前記流路形成部材の第1面に形成された第1の凹部の開口を覆うように設けられ、該第1の凹部の内側の空間域を前記液体供給流路の一部を構成するポンプ室として機能させるために該ポンプ室の容積を増減させるように変位する変位部材と、
前記流路形成部材において前記第1面の裏面側となる第2面に形成された第2の凹部に収容され、前記第2の凹部の内側の空間域を前記液体供給流路の一部を構成する弁室として機能させるために前記第1の凹部と前記第2の凹部との連通路を開閉可能に設けられたバルブと、
前記第2の凹部に前記バルブを収容した状態で、前記第2の凹部の開口を覆うように前記バルブ及び前記流路形成部材の前記第2面に対して溶着されるフィルムと
を備え、
前記第1の凹部の内底面は凹湾曲面状に形成されており、
前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記流路形成部材の前記第2面と直交する方向から見て重畳して配置されると共に、
前記第1の凹部の内面には前記第2面と直交する方向に対して交差する平面部が前記第1の凹部の内面と非一様な面状態で設けられていることを特徴とする液体供給装置。 - 請求項1に記載の液体供給装置において、
前記平面部は、前記流路形成部材の前記第2面と平行であることを特徴とする液体供給装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の液体供給装置において、
前記内底面には溝部が形成されており、
前記平面部は、前記溝部の内底面であることを特徴とする液体供給装置。 - 請求項3に記載の液体供給装置において、
前記溝部の内側面は、前記第1の凹部の内底面から前記流路形成部材の前記第2面と直交する方向に延びるように形成されていることを特徴とする液体供給装置。 - 請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の液体供給装置と、
ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと
を備えたことを特徴とする液体噴射装置。 - 液体供給源側となる上流側から液体が消費される下流側に向けて液体を供給する液体供給流路が形成された流路形成部材において、前記液体供給流路の一部となるポンプ室を構成する第1の凹部が形成された第1面の裏面側となる第2面に対して該第2面と直交する方向から見て前記第1の凹部と重畳するように形成された第2の凹部に対し、前記液体供給流路を開閉可能とするバルブを収容するバルブ収容ステップと、
前記第2の凹部に前記バルブを収容した状態で、前記第1の凹部の内面に設けられた前記流路形成部材の前記第2面と直交する方向に対して交差すると共に凹湾曲面状に形成された前記第1の凹部の内面とは非一様な面状態の平面部に対して支持部材を当接させる当接ステップと、
前記平面部に前記支持部材を当接させた状態で、前記バルブを収容した前記第2の凹部の開口を覆うように前記バルブ及び前記流路形成部材の前記第2面に対してフィルムを溶着させる溶着ステップと、
前記第2の凹部の開口を覆うように前記フィルムを溶着させた状態で、前記ポンプ室の容積を増減させるように変位する変位部材を前記第1の凹部の開口を覆うようにして設けることにより前記ポンプ室を形成するポンプ室形成ステップと
を備えたことを特徴とする液体供給装置の製造方法。
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JP2011056962A JP5691691B2 (ja) | 2011-03-15 | 2011-03-15 | 液体供給装置、液体噴射装置及び液体供給装置の製造方法 |
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