JP5691383B2 - 車両用走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン及びモータを駆動源とし、走行の状態に応じてエンジン及びモータの少なくとも一方を使用して走行するハイブリッド車両の、車両用走行制御の技術に関する。
ハイブリッド車両の走行制御装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。この特許文献1の走行制御装置では、運転者によるアクセル操作要求が無い場合には、低燃費化のためにエンジンを停止し、モータの出力によって車速を制御する。
特開2005−160252号公報
一般的なハイブリッド車両の走行制御装置では、自動定速走行(クルーズ走行)のパターンに、自車両と先行車両との衝突を回避する為に、自車両と先行車両との車間距離を維持する、車間制御クルーズ走行が含まれている。
このような車間制御クルーズ走行では、車間距離の減少度合いにより、アクセルペダルの開度特性を、自車両が減速傾向となる遅開き特性に切り替える制御を行う。そして、車間距離の減少度合いが増加すると、アクセルペダルに搭載したアクチュエータを駆動させて、運転者の操作に対し、アクセルペダルを押し戻す制御を行う。車間距離の減少度合いがさらに増加すると、運転者の操作に因らず、自動的にブレーキをかけて車間距離を維持し、最終的には、自車両を自動的に停止させる制御を行う。
上述した、自車両を自動的に停止させる制御においては、エンジンへの燃料供給を停止(フューエルカット:以下、「F/C」と記載する場合がある)して、エンジンを停止させる。ここで、上記のF/Cは、エンジン及びモータによる走行モード(以下、「HEVモード」と記載する場合がある)において、アクセルペダルの開度がエンジン停止判定値以下となった場合に行われる。
このとき、車間距離や先行車両の挙動によっては、短い間隔で、アクセルペダルの開度が、エンジンの停止判定値以上や未満となる状態が繰り返される場合があり、F/CやF/Cリカバーが、頻繁に発生することとなる。これにより、短時間の間にエンジンの始動と停止が行われることとなる。なお、上記の「F/Cリカバー」とは、上述したF/Cの状態から、再びエンジンへ燃料を供給して、停止させたエンジンを再始動させる動作である。
したがって、上記のような車間制御クルーズ走行では、車間距離や先行車両の挙動によって、運転者に対し、エンジン停止・始動による違和感を与えるおそれがある。
本発明は、上記のような点に着目したもので、自車両と先行車両との車間距離を維持する車間制御クルーズ走行において、運転者に与える違和感を抑制することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、運転者による起動操作により作動して、先行車両との車間距離を目標車間距離に自動調整する手段を備えたハイブリッド車の車両用走行制御装置である。これに加え、目標車間距離への自動調整を行っている状態で、運転者の駆動力増加要求に対する反力を車間距離に応じて発生させる手段を備えたハイブリッド車の車両用走行制御装置である。そして、本発明の車両用走行制御装置では、運転者の駆動力増加要求に対する反力を発生させていると判定すると、前記エンジンの停止を禁止する処理を行う。これに加え、運転者の駆動力増加要求に対する反力を発生させていないと判定し、且つ反力を発生させる手段が反力を付与するアクセルペダルの開度が予め設定した停止判定値未満となると、エンジンの停止を許可する。
本発明によれば、自車両と先行車両との車間距離を維持する車間制御クルーズ走行において、運転者に与える違和感を抑制することが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係るハイブリッド車両の概要構成図である。 本発明に基づく実施形態に係るハイブリッドシステムの構成例を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る統合コントローラにおける基本的な信号の流れを示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る統合コントローラの機能ブロックを示す図である。 目標駆動トルク演算部の機能ブロックである。 車両状態モードの遷移関係を示す図である。 車両状態モード決定部の機能ブロックである。 エンジン始動判定処理部の処理を示すフローチャートである。 本発明のタイムチャート例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は実施形態に係るハイブリッド車両の概要構成図である。図1中に示すハイブリッド車両は、後輪駆動の例であるが、前輪駆動であっても、本発明は適用可能である。なお、以下の説明では、ハイブリッド車両を、「車両」や「自車両」と記載する場合がある。
(駆動系の構成)
まず、駆動系(パワートレーン)の構成について説明する。
本実施形態のパワートレーンは、図1中に示すように、エンジン1から左右後輪(駆動輪)までのトルク伝達経路の途中に、モータ2及び自動変速機3、すなわち、AT(=トランスミッションT/M)を介装する。また、本実施形態のパワートレーンは、エンジン1とモータ2との間に、第1クラッチ4を介装し、モータ2と駆動輪(後輪)との間のトルク伝達経路に、第2クラッチ5を介装する。
この例では、第2クラッチ5は、自動変速機3(=トランスミッションT/M)の一部を構成する。自動変速機3は、プロペラシャフト、ディファレンシャル6(DF:ディファレンシャルギヤ)、及びドライブシャフトを介して、駆動輪7(後輪)に接続する。
上記エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンである。エンジン1は、後述するエンジンコントローラ22からの制御指令に基づき、スロットルバルブのバルブ開度等が制御可能となっている。なお、エンジン1の出力軸に、フライホイールが設けられていても良い。
上記モータ2は、例えば、ロータに永久磁石を埋設し、ステータにステータコイルを巻き付けた同期型モータである。また、モータ2は、後述するモータコントローラ23からの制御指令に基づき、後述のインバータ8で作り出した三相交流を印加することで、制御可能である。このモータ2は、後述のバッテリ9からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することも可能である(この状態を「力行」と呼ぶ)。
また、モータ2は、ロータが外力により回転している場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能し、バッテリ9を充電することも可能である(この動作状態を「回生」と呼ぶ)。このモータ2のロータは、図外のダンパーを介して、自動変速機3の入力軸に連結する。
上記第1クラッチ4は、上記エンジン1とモータ2との間に介装された油圧式単板クラッチである。上記第1クラッチ4は、後述するATコントローラ24からの制御指令に基づいて、入力した目標クラッチ伝達トルクとなるように、第1クラッチ油圧ユニットが作り出した制御油圧により、締結状態、または、開放状態となる。なお、第1クラッチ4の締結・開放には、滑り締結と滑り開放を含む。
上記第2クラッチ5は、油圧式多板クラッチである。上記第2クラッチ5は、ATコントローラ24からの制御指令に基づき、目標クラッチ伝達トルクとなるように、第2クラッチ油圧ユニット(不図示)で作り出した制御油圧により、締結状態、または、開放状態となる。なお、第2クラッチ5の締結・開放には、滑り締結と滑り開放を含む。
上記自動変速機3は、例えば、前進7速後退1速や前進6速後退1速等、有段階の変速比を、車速や後述の統合コントローラ21から入力した変速用アクセル開度等に応じて、自動的に切り換える変速機である。ここで、上記第2クラッチ5は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機3の各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、いくつかの摩擦締結要素を流用して構成する。
ここで、本実施形態では、第2クラッチ5を、自動変速機3(=トランスミッションT/M)の一部として構成する場合を例示しているが、これに限定されない。すなわち、第2クラッチ5は、例えば、モータ2と自動変速機3との間、または、自動変速機3とディファレンシャル6との間に配置する構成であっても良い。
また、各輪には、それぞれブレーキユニット(不図示)を備える。各ブレーキユニットは、例えば、ディスクブレーキやドラムブレーキからなる。また、各ブレーキユニットは、油圧ブレーキ装置であっても、電動ブレーキ装置であっても良い。各ブレーキユニットは、ブレーキコントローラ25からの指令に応じて、対応する車輪に制動力を付与する。なお、ブレーキユニットは、全ての車輪に設ける必要はない。
また、図1中において、符号14は、電動サブオイルポンプを示し、符号15は、機械式オイルポンプを示す。これらのオイルポンプ14,15は、各クラッチのための油圧を発生する。また、符号10は、エンジン1の回転数を検出するエンジン回転センサを示し、符号11は、モータ2の回転を検出するレゾルバ等のモータ回転センサを示す。
また、図1中において、符号12は、変速機の入力軸の回転を検出するAT入力回転センサを示し、符号13は、変速機の出力軸の回転を検出するAT出力回転センサを示す。また、符号27は、車輪の回転を検出する車輪速センサを示す。なお、車輪速センサ27は、不図示の従動輪(前輪)にも設けてもよい。
図2は、図1に示したパワートレーンの制御システムを説明する構成図である。
符号33は、運転者によって操作されるアクセルペダルを示す。このアクセルペダル33のアクセル開度APOは、アクセルセンサ20によって検出される。そして、アクセルセンサ20は、検出したアクセル開度APO情報を、統合コントローラ21に出力する。
また、符号34はペダルアクチュエータを示す。このペダルアクチュエータ34は、ペダル反力をアクセルペダル33に付与するアクチュエータである。ここで、ペダル反力は、車間制御コントローラ31からの指令に応じた大きさとする。
また、符号32は、先行車検出手段を構成するレーダーユニットを示す。レーダーユニット32は、自車両前方の先行車両を検出し、検出した先行車両情報を車間制御コントローラ31に出力する。
また、符号27は、車輪速センサを示す。この車輪速センサ27は、検出した車輪速情報をブレーキコントローラ25に出力する。また、車輪速情報から求める車速情報は、ブレーキコントローラ25から、統合コントローラ21及び車間制御コントローラ31に出力される。
また、符号35は、運転者に走行状態を提示するためのメータを示す。このメータ35は、オートクルーズの情報等を表示する。
また、符号29は、ブレーキスイッチを示す。このブレーキスイッチ29は、ブレーキペダル(不図示)の操作を検出する。
また、符号28は、ステアリングスイッチを示す。このステアリングスイッチ28は、自動定速走行であるクルーズ走行の起動や走行条件(目標車速)の変更指示を運転者が行うための操作子である。ここで、クルーズ走行には、自動定速走行に加え、車間制御クルーズ走行も含む。
また、符号30は、クルーズキャンセルスイッチを示す。このクルーズキャンセルスイッチ30は、クルーズ走行の終了を指示するための操作子であり、ステアリングスイッチ28の近傍と、ブレーキペダルに設けられている。
また、符号18は、バッテリ9の電圧を検出する電圧センサを示し、符号19は、バッテリ9の電流を検出する電流センサを示す。
(制御系の構成)
次に、ハイブリッド車両の制御系の構成について説明する。
上記ハイブリッド車両の制御系は、図2に示すように、エンジンコントローラ22と、モータコントローラ23と、インバータ8を有する。また、ハイブリッド車両の制御系は、バッテリコントローラ26と、ATコントローラ24と、ブレーキコントローラ25と、統合コントローラ21と、車間制御コントローラ31を有する。
なお、エンジンコントローラ22、モータコントローラ23、ATコントローラ24、ブレーキコントローラ25及び車間制御コントローラ31と、統合コントローラ21は、互いに情報の送受信が可能な、CAN通信線(不図示)を介して接続する。
上記エンジンコントローラ22は、エンジン回転数センサ10からのエンジン回転数情報を入力する。そして、上記エンジンコントローラ22は、統合コントローラ21からの目標エンジントルク等に応じ、エンジン動作点(Ne、Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。なお、エンジン回転数Neの情報は、CAN通信線を介して、統合コントローラ21から取得する。
上記モータコントローラ23は、モータ2のロータ回転位置を検出するモータ回転センサ11からの情報を入力する。そして、上記モータコントローラ23は、統合コントローラ21からの目標モータトルクや回転数指令等に応じて、モータ2のモータ動作点(Nm、Tm)を制御する指令を、インバータ8へ出力する。
バッテリコントローラ26は、バッテリ9の電圧を検出する電圧センサ18からの情報と、バッテリ9の電流を検出する電流センサ19からの情報に基づいて、バッテリ9の充電状態を表すバッテリSOCを監視する。そして、バッテリコントローラ26は、監視しているバッテリSOCの情報を、モータ2の制御情報等として、CAN通信線を介して統合コントローラ21へ供給する。
上記ATコントローラ24は、第1クラッチ油圧センサ(不図示)と第1クラッチストロークセンサ(不図示)からのセンサ情報を入力する。そして、上記ATコントローラ24は、統合コントローラ21からの第1クラッチ制御指令(目標第1クラッチ伝達トルク指令)に応じて、第1クラッチ4の締結・開放を制御する指令を、第1クラッチ油圧ユニット(不図示)に出力する。
また、上記ATコントローラ24は、車輪速センサ27と第2クラッチ油圧センサ(不図示)からのセンサ情報を入力する。そして、上記ATコントローラ24は、統合コントローラ21からの第2クラッチ制御指令(目標第2クラッチトルク指令)に応じて、第2クラッチ5の締結・開放を制御する指令を、AT油圧コントロールバルブ内の第2クラッチ油圧ユニットに出力する。ここで、第2クラッチ5の締結・開放を制御する指令の出力は、変速制御における第2クラッチの制御に優先して行う。
上記ブレーキコントローラ25は、各輪(4輪)の各車輪速を検出する車輪速センサ27からのセンサ情報と、ブレーキストロークセンサ(不図示)からのセンサ情報を入力する。また、上記ブレーキコントローラ25は、予め設定した制御サイクルで、ブレーキペダルのストローク量や、車間制御コントローラ31等からの制動要求量や、車速に基づいて、目標減速度を演算する。
そして、ブレーキコントローラ25は、回生協調ブレーキ制御として、目標減速度を回転制動力とした協調回生ブレーキ要求トルク及び機械制動力(油圧制動力)としての目標油圧制動力に、制動力配分を行う。さらに、ブレーキコントローラ25は、協調回生ブレーキ要求トルクを、統合コントローラ21のモータコントローラ23に出力する。
また、上記ブレーキコントローラ25は、目標油圧制動力を、油圧制動力装置に出力する。例えば、上記ブレーキコントローラ25は、ブレーキペダル踏み込み制動時のブレーキストロークBS等から求められる要求制動力に対し、回生制動力だけでは不足する場合に、回生協調ブレーキ制御を行う。
そして、上記ブレーキコントローラ25は、上記の不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ2が発生する制動力)で補うように、統合コントローラ21からの回生協調制御指令に基づいて、回生協調ブレーキ制御を行う。
また、車間制御コントローラ31は、運転者が設定したステアリングスイッチ28の情報や、クルーズ制御作動許可状態や、その他の必要な情報を、統合コントローラ21から入力する。そして、車間制御コントローラ31は、統合コントローラ21からの情報に基づき、先行車に対する車間制御を実施すると判定すると、先行車に対する目標車間距離や目標車間時間を実現するための目標加速度及び目標減速度を演算する。この演算は、自車速や、レーダーユニット32の検出に基づく先行車両の情報(車間距離や相対速度等)等に基づいて行う。
そして、車間制御コントローラ31は、求めた目標加速度を、車間クルーズ要求トルク(ACC要求トルク)として統合コントローラ21に出力する。また、車間制御コントローラ31は、求めた目標減速度を、制動要求トルクとしてブレーキコントローラ25に出力する。
また、車間制御コントローラ31は、DCA制御(Distance Control Assist)部31Aを有する。DCA制御部31Aは、統合コントローラ21から受信するアクセル開度APO情報と、車輪速センサ27の検出に基づく車速情報、レーダーユニット32からの情報に基づいて、ペダル反力指令を演算する。そして、DCA制御部31Aは、先行車との車間を保つ為の運転者への支援情報として、演算した反力指令をペダルアクチュエータ34に出力する。ペダルアクチュエータ34は、入力したアクセルペダル33に反力を付与する。このとき、統合コントローラ21側では、目標駆動トルクが低減される。
上記統合コントローラ21は、車両全体の消費エネルギーを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うものである。
また、上記統合コントローラ21は、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ10からの情報を入力し、モータ回転数Nmを検出するモータ回転センサ11からの情報を入力する。さらに、統合コントローラ21は、変速機入力回転数を検出するAT入力回転センサ12からの情報を入力し、変速機出力回転数を検出するAT出力回転センサ13からの情報を入力する。
また、統合コントローラ21は、アクセルセンサ20からアクセル開度APO情報を入力し、バッテリコントローラ26からバッテリ9の蓄電状態SOCの情報を入力する。
また、上記統合コントローラ21は、CAN通信線を介して取得した情報を出力する。
また、上記統合コントローラ21は、上記エンジンコントローラ22への制御指令により、エンジン1の動作制御を実行する。上記統合コントローラ21は、上記モータコントローラ23への制御指令により、モータ2の動作制御を実行する。
また、上記統合コントローラ21は、上記ATコントローラ24への制御指令により、第1クラッチ4の締結・開放制御と、第2クラッチ5の締結・開放制御を実行する。
(ハイブリッド車両における基本動作モード)
ここで、本実施形態のハイブリッド車両における基本動作モードについて説明する。
車両の停止中において、バッテリSOCの低下時であれば、エンジン1を始動して発電を行い、バッテリ9を充電する。そして、バッテリSOCが通常範囲になれば、第1クラッチ4は締結の状態で、また、第2クラッチ5は開放の状態で、エンジン1を停止する。
エンジン1による発進時には、アクセル開度APOとバッテリSOC状態によって、モータ2を連れ回し、力行/発電に切り替える。
一方、モータ2による発進時では、モータ2による駆動力を、車両が前進するまで上昇させた後、第2クラッチ5を滑り制御から締結に移行させる。ここで、モータ2による発進時において、例えば、ロールバックにより自動変速機3の出力回転が負回転となった場合は、第2クラッチ5の滑り制御を行い、モータ2の回転を正回転に維持する。
モータ走行(EVモード)では、エンジン1の始動に必要なモータトルクとバッテリ出力を確保し、不足する場合はエンジン走行に移行する。また、自車両の車速が、予め設定したマップ等に基づいて予め設定した所定車速(EV禁止車速)以上となると、モータ走行(EVモード)からエンジン走行(HEVモード)に移行する。また、エンジン走行時において、アクセルペダル踏み込み時のレスポンス向上のために、エンジントルクの遅れ分を、モータ2によりアシストする。すなわち、エンジン走行中は、エンジン1の動力だけ、または、エンジン1及びモータ2の動力の両方で走行するモードが存在する。
ブレーキON減速(ブレーキペダルの操作を伴う減速)時には、運転者のブレーキ操作に応じた減速力を、回生協調ブレーキ制御にて得る。
エンジン走行やモータ走行中における変速時には、加減速中の変速に伴う回転数合わせのために、モータ2を回生/力行させて、トルクコンバータ無しでのスムーズな変速を行う。
次に、図1及び図2を参照しつつ、図3及び図4を用いて、統合コントローラ21にて実行する制駆動制御処理における、本発明に関わる部分について説明する。
図3は、本実施形態の統合コントローラ21の制御における基本的な指令値の、基本的な流れを示す概要構成図を例示するものである。また、図4は、本実施形態の統合コントローラ21の制御を機能的に説明する機能ブロック図である。
統合コントローラ21は、図4に示すように、要求発電トルク演算部21A、要求エンジントルク演算部21B、モータ出力可能トルク演算部21C、目標駆動トルク演算部21D、車両状態モード決定部21Eを備える。また、統合コントローラ21は、図4に示すように、エンジン始動制御部21F、エンジン停止制御部21G、目標エンジントルク算出部21H、目標モータトルク算出部21J、目標クラッチトルク算出部21Kを備える。
要求発電トルク演算部21Aは、車速情報やバッテリコントローラ26からのSOC等のバッテリ情報等に基づき、モータ2で発電すべき要求発電トルクを演算する。
要求エンジントルク演算部21Bは、車速等の走行状態や要求発電トルク演算部21Aが演算した要求発電トルク等に基づき、エンジン1で発生すべき要求エンジントルクを演算する。
モータ出力可能トルク演算部21Cは、バッテリコントローラ26からのSOC等のバッテリ情報や、車速等に基づき、モータ2が出力可能なモータ出力可能トルクを演算する。
目標駆動トルク演算部21Dは、目標とする目標駆動トルクを演算する。また、目標駆動トルク演算部21Dは、ドライバ要求トルク演算部と、自動制御要求トルク演算部を備える。
ドライバ要求トルク演算部は、運転者の操作するアクセルペダル33の操作量(アクセル開度APO)に基づき、運転者が要求していると推定するドライバ要求トルクを演算する。
また、自動制御要求トルク演算部は、運転者が予め設定した走行条件(設定車速)の走行状態に自動調整するための自動制御要求トルクを演算する。ここで、自動制御要求トルクの演算は、自動走行制御スイッチであるステアリングスイッチの操作によって開始し、クルーズキャンセルスイッチ30の操作により終了する。
そして、目標駆動トルク演算部21Dは、ドライバ要求トルク演算部が演算したドライバ要求トルクと、自動制御要求トルク演算部が演算した自動制御要求トルクに基づき、目標駆動トルクを演算する。
本実施形態の目標駆動トルク演算部21Dは、図5に示すように、ドライバ要求トルク演算部21Da、自動制御要求トルク演算部21Db、第1目標駆動トルク演算部21Dc、車速リミッタトルク演算部21Dd、最終目標駆動トルク演算部21Deを備える。
ドライバ要求トルク演算部21Daは、少なくともアクセルペダル33のアクセル開度APO情報及び車速に基づき、ドライバ要求トルクを演算する。また、ドライバ要求トルク演算部21Daは、図3中に示す例では、アクセル開度APO及び変速機入力回転数を入力し、ベーストルクマップを参照して、基本ドライバ要求トルクを演算する。
また、ドライバ要求トルク演算部21Daは、車速に基づき、クリープ・コースト駆動力テーブルを参照して、第1の補正トルクを演算する。また、アクセル開度APO情報、変速機入力回転数、SOC等に基づく電力制限情報に基づき、MGアシストトルクMAPを参照して、第2の補正トルクを算出する。
そして、ドライバ要求トルク演算部21Daは、演算した基本ドライバ要求トルク、第1の補正トルク、第2の補正トルクに基づき、最終的等なドライバ要求トルクを求める。
自動制御要求トルク演算部21Dbは、ステアリングスイッチ28及びACC許可信号を車間制御コントローラ31に出力すると共に、車間制御コントローラ31から車間クルーズ要求トルク(ACC要求トルク)を入力する。また、自動制御要求トルク演算部21Dbは、ステアリングリングSWによって設定された設定車速及び現在の車速に基づき、設定車速にフィードバック制御するための定速クルーズ要求トルクを演算する。
そして、自動制御要求トルク演算部21Dbは、ACC作動(車間制御の作動)の有無に応じて、車間クルーズ要求トルク(ACC要求トルク)、または、定速クルーズ要求トルクの一方を、自動制御要求トルクとして選択する。ここでは、ACC作動時には、定速クルーズ要求トルクよりも、車間クルーズ要求トルクを優先して選択するように処理する。
第1目標駆動トルク演算部21Dcは、ドライバ要求トルク演算部21Daが演算したドライバ要求トルクと、自動制御要求トルク演算部21Dbが演算した自動制御要求トルクのセレクトハイを実施する。そして、上記のドライバ要求トルクと自動制御要求トルクのうち、大きい方のトルクを、第1目標駆動トルクとして選択して出力する。
車速リミッタトルク演算部21Ddは、ステアリングスイッチ28によって設定される設定車速及び現在の車速に基づき、上限の車速以下とするための車速リミッタトルクを演算する。
最終目標駆動トルク演算部21Deは、第1目標駆動トルク演算部21Dcが出力する第1目標駆動トルクと、車速リミッタトルク演算部21Ddが演算した車速リミッタトルクとのセレクトローを実施する。すなわち、最終目標駆動トルク演算部21Deは、第1目標駆動トルクを車速リミッタトルクで制限して、目標駆動トルクを求める。
車両状態モード決定部21Eは、目標とする目標車両状態モード(EVモード、HEVモード)を決定する。この決定は、アクセル開度APO、車速情報(または、変速機出力回転数)、モータ出力可能トルク、要求エンジントルク、及び目標駆動トルクに基づき、車両状態モード領域マップ(EV−HEV遷移マップ)等を参照して行う。これは、例えば、車両制駆動制御のための目標駆動トルクに、エンジン1の始動に必要なクランキングトルクを加えたトルクが、モータ2が出力可能なトルクを下回ると、HEVモードからEVモードに運転モードが遷移する。
また、車両状態モード決定部21Eは、バッテリ充電等の要求等によって要求エンジントルクがある場合には、目標とする目標車両状態モードをHEVモードとする。そして、現在の車両状態モードがEVモードであり、目標車両状態モードがHEVモードである場合には、エンジン始動シーケンスの処理を行う。また、現在の車両状態モードがHEVモードであり、目標車両状態モードがEVモードである場合には、エンジン停止シーケンスの処理を行う。
ここで、車両状態モードとしては、図6に示すように、HEVモードと、EVモードと、遷移時のモードである、エンジン停止シーケンス及びエンジン始動シーケンスのモードを備える。
HEVモードは、少なくともエンジン1を駆動源として走行する車両状態モードである。
エンジン停止シーケンスのモードは、HEVモードからEVモードに移行する際の遷移時の車両状態モードである。エンジン始動シーケンスのモードは、EVモードからHEVモードに移行する際の遷移時の車両状態モードである。そして、現在の車両状態モードと目標車両状態モードとが同じ場合には、前回の状態モードを保持する。
例えば、現在の車両状態モードがEVモードであり、目標車両状態モードもEVモードの場合には、車両状態モードをEVモードとする。また、現在の車両状態モードがHEVモードであり、目標車両状態モードもHEVモードの場合には、車両状態モードをHEVモードとする。
一方、現在の車両状態モードがEVモードであり、目標車両状態モードがHEVモードの場合、または、現在の車両状態モードがHEVモードであり、目標車両状態モードがEVモードの場合、遷移モードとして、エンジン1の停止、または、始動の処理が完了するまでは、エンジン停止シーケンスのモード、または、エンジン始動シーケンスのモードとなる。
本実施形態における車両状態モード決定部21Eは、図7に示すように、エンジン始動判定処理部21Ea及びエンジン停止判定処理部21Ebを備える。
以下、エンジン始動判定処理部21Eaの処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS10では、上記のDCA制御が作動している条件、すなわち、アクセルペダル33に反力を付与する制御が作動している条件が成立しているとともに、エンジン1が作動している条件が成立しているか否かを判定する。そして、DCA制御が作動している条件が成立しているとともに、エンジン1が作動している条件が成立している場合には、ステップS30に移行する。一方、DCA制御が作動している条件、及びエンジン1が作動している条件のうち、少なくとも一方の条件が成立していない場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20では、DCA制御が作動していない条件、すなわち、アクセルペダル33に反力を付与する制御が作動していない条件と、エンジン1が作動していない条件のうち、一方のみが成立しているか否かを判定する。そして、DCA制御が作動していない条件と、エンジン1が作動していない条件のうち、一方のみが成立している場合には、ステップS40に移行する。一方、DCA制御が作動していない条件と、エンジン1が作動していない条件の両方が成立している場合には、ステップS50に移行する。
ステップS30では、DCA操作時エンジン始動要求を「ON」に設定して、ステップS60に移行する。
ステップS40では、DCA操作時エンジン始動要求を「OFF」に設定して、ステップS60に移行する。
ステップS50では、DCA操作時エンジン始動要求を前回値に保持、すなわち、前回の処理で「ON」に設定されていれば「ON」、前回の処理で「OFF」に設定されていれば「OFF」に設定して、ステップS60に移行する。
すなわち、DCA制御が作動している状態において、自車両の走行モードがEVモードであれば、エンジン1の始動要求を行わず、自車両の走行モードをEVモードに保持することとなる。
ステップS60では、車間制御コントローラ31(ADASコントローラ)からの、アクセルペダル33の開度特性変換要求があるか否かを判定する。そして、アクセルペダル33の開度特性変換要求がある場合は、ステップS70に移行する。一方、アクセルペダル33の開度特性変換要求が無い場合には、ステップS80に移行する。
ステップS70では、ADASコントローラからの要求を反映し、車間距離の減少度合いにより、アクセルペダル33の開度特性を、自車両が減速傾向となる遅開き特性に変換して、ステップS80に移行する。
ここで、アクセルペダル33の開度特性を、自車両が減速傾向となる遅開き特性に変換すると、運転者によるアクセルペダル33の操作開度が一定である場合、自動クルーズ要求トルクが減少するため、自車両が減速傾向となる。
ステップS80では、アクセルペダル33の開度が、予め設定した始動判定値以上であるか否かを判定する。そして、アクセルペダル33の開度が始動判定値未満である場合は、ステップS90に移行する。一方、アクセルペダル33の開度が始動判定値以上である場合は、ステップS100に移行する。
ここで、上記の「始動判定値」とは、エンジン1を停止するためにエンジン1への燃料供給を停止するF/Cの状態から、再びエンジン1へ燃料を供給するF/Cリカバーの判定に用いる閾値である。
また、始動判定値は、予め設定した値であり、エンジン始動判定処理部21Eaに記憶させてある。なお、始動判定値は、エンジン始動判定処理部21Eaに記憶させる以外に、例えば、専用の記憶部を設けておき、この記憶部から取得してもよい。
また、始動判定値を設定する際には、自動定速走行における設定速度等に応じて、その大きさを変えて設定してもよい。
ステップS90では、アクセルペダル33の開度が、予め設定した停止判定値未満であるか否かを判定する。そして、アクセルペダル33の開度が停止判定値未満である場合は、ステップS110に移行する。一方、アクセルペダル33の開度が停止判定値以上である場合は、ステップS120に移行する。
ここで、上記の「停止判定値」とは、エンジン1を停止するためにエンジン1への燃料供給を停止するF/Cの判定に用いる閾値である。
また、停止判定値は、予め設定した値であり、エンジン始動判定処理部21Eaに記憶させてある。なお、停止判定値は、エンジン始動判定処理部21Eaに記憶させる以外に、例えば、専用の記憶部を設けておき、この記憶部から取得してもよい。
また、停止判定値を設定する際には、自動定速走行における設定速度や、自車両の車重等に応じて、その大きさを変えて設定してもよい。
ステップS100では、アクセルエンジン始動要求を「ON」に設定して、ステップS130に移行する。
ステップS110では、アクセルエンジン始動要求を「OFF」に設定して、ステップS130に移行する。
ステップS120では、アクセルエンジン始動要求を前回値に保持、すなわち、前回の処理で「ON」に設定されていれば「ON」、前回の処理で「OFF」に設定されていれば「OFF」に設定して、ステップS130に移行する。
したがって、ステップS80からステップS120の処理では、運転者によるアクセルペダル33の開度と、始動判定値及び停止判定値に基づいて、エンジン1に対するF/Cを許可するか否かの判定を行う。
すなわち、ステップS80からステップS120の処理では、DCA制御の作動時に、ペダルアクチュエータ34によって押し戻されたアクセルペダル33の開度が、始動判定値及び停止判定値未満となった場合に、エンジン1に対するF/Cを許可する。
ステップS130では、下記の条件(1)〜(4)のうちいずれかが成立しているか否かを判定する。そして、条件(1)〜(4)のうちいずれかが成立している場合は、ステップS140に移行する。一方、条件(1)〜(4)のうちいずれかが成立していない場合は、ステップS150に移行する。
(1)アクセルペダルによるエンジン始動要求が「ON」
(2)システム要求によるエンジン始動要求が「ON」
(3)クルーズ要求トルクによるエンジン始動要求が「ON」
(4)DCA制御の作動時であるとともに、エンジン始動要求が「ON」
ここで、条件(1)は、運転者のアクセルペダル33の操作による、始動停止を判定するための条件である。具体的には、運転者のアクセルペダル33の操作により、運転者が要求する要求トルクが、モータ2のみで実現可能な範囲であるか、または、加速意図の有無を判定するための条件である。なお、運転者が要求する要求トルクが、モータ2のみで実現可能とは、運転者が要求する要求トルクが、エンジン1が発生するトルクを用いずに、モータ2が発生するトルクのみを用いて、実現可能である状態である。
また、条件(2)のシステム要求とは、SOCの低下によるバッテリ9への充電要求や、冷却水の温度が低下したことによるエンジン1の始動許可や、車速が増加してEVモード禁止車速になる際のエンジン1の始動要求等を含む。さらに、条件(2)のシステム要求とは、運転者の変速操作による変速比の変更要求や、OBDシステム(車載式故障診断システム)による診断機会の確保要求等を含む。
また、条件(3)は、自動定速走行の実施時において、条件(1)の代わりに用いる条件である。これは、自動定速走行を実施している状態では、目標駆動トルクを、運転者のアクセルペダル33の操作に因らずに算出するためである。
また、条件(4)は、ステップS10からステップS50の処理において設定した、DCA作動時エンジン始動要求をOR条件で参照することにより、F/Cを禁止して、エンジン1の作動を継続させる条件である。これは、DCA制御が作動している状態では、条件(1)のアクセルペダルによるエンジン始動要求が「OFF」となり、F/C許可判定が成立してしまうためである。
ステップS140では、エンジン始動要求を「ON」に設定して、ステップS160に移行する。
ステップS150では、エンジン始動要求を「OFF」に設定して、ステップS160に移行する。
ステップS160では、エンジン始動要求がONの場合には、現在の車両状態モードがHEVモードでなければ、エンジン始動フラグをONにして、エンジン始動制御部21Fを作動する処理を実行する。その後、復帰する。
以上により、エンジン始動判定処理部21Eaでは、エンジン1の停止を禁止する処理を行う。この処理は、運転者による自動定速走行(車間制御クルーズ走行)の起動操作を検出しており、さらに、運転者の駆動力増加要求(アクセルペダル33の踏み込み操作)に対する反力を、車間距離に応じて発生させていると判定すると行う。
目標エンジントルク算出部21Hは、車両状態モード決定部21Eが決定した目標車両状態モード、車速等の走行状態情報、目標駆動トルク、発電のために要求される要求エンジントルクに基づき、目標エンジントルクを算出する。なお、目標車両状態モードがEVモードである場合には、エンジントルクは不要であるため、目標エンジントルクは、ゼロ、または、負値となっている。また、予め設定したF/C条件を満足している場合、エンジン1は、燃料の供給が停止されて、空回りしている状態となっている。
目標モータトルク算出部21Jは、車両状態モード決定部21Eが決定した目標車両状態モード、車速等の走行状態情報、目標駆動トルク、要求発電トルクに基づき、目標モータトルクを算出する。例えば、目標駆動トルクから、目標エンジントルクに遅れ補正を施したトルク値を減算した値を目標モータトルクとする。なお、他の制御部から回生ブレーキ要求トルク(<0)の入力がある場合には、その回生ブレーキ要求トルク分を足した値を、最終的な目標モータトルクとする。
エンジン始動制御部21Fは、エンジン始動フラグがONの場合に作動して、モータ走行中にエンジン1を始動する処理を実施し、HEVモードへの移行処理を行う。
また、エンジン始動制御部21Fは、エンジン始動判定処理部21Eaで設定したエンジン始動要求に応じて、上記のF/Cが行われているエンジン1に対し、F/Cリカバーを行う。具体的には、エンジン始動要求が「OFF」であり、エンジン1が停止している状態から、エンジン始動要求が「ON」である状態へ移行したときに、燃料供給が停止されているエンジン1へ燃料の供給を行うことにより、停止しているエンジン1を始動させる。
次に、エンジン始動制御部21Fの処理例について説明する。
エンジン始動制御部21Fは、モータ走行中にエンジン始動指令(エンジン始動フラグがON)を取得すると起動する。
まず、第2クラッチ5を目標クラッチ伝達トルクにするための目標第2クラッチトルク指令を、ATコントローラ24に出力する。上記目標第2クラッチ伝達トルク指令TCL2は、エンジン始動処理前の出力トルク相当のトルクを伝達可能な伝達トルク指令であって、モータ2が出力する駆動力を増大したとしても、出力軸トルクに影響を与えない範囲とする。ここで、ATコントローラ24は、指令に応じたクラッチ油圧が発生するように第2クラッチ油圧ユニットを制御する。
次に、モータコントローラ23に対して、モータ2の電圧を増大すると共に、モータ2を回転数制御する指令を出力する。なお、モータ2の実トルクは、モータ2に作用する負荷によって決定される。続いて、ATコントローラ24に対して、第1クラッチ4のトルク伝達トルクがエンジン1のクランキングトルクとなる、トルク指令を出力する。さらに、エンジン回転数とモータ回転数とが同期したことを検知したら、クランキング処理の終了として、第1クラッチ4を完全締結とする指令を出力する。
第1クラッチ4の同期判定は、具体的に、実モータ回転と実エンジン回転の差回転が規定値以下である状態が、規定時間経過したときに、第1クラッチ4が同期したと判定する。ここで、規定値としては、第1クラッチ4のトルク制御中から完全締結移行時の応答無駄時間相当の差回転を設定する。さらに、エンジン回転数が始動可能回転数以上になったことを検知したら、エンジンコントローラ22に対して、エンジン始動指令を出力する。そして、復帰する。
エンジン停止制御部21Gは、エンジン停止指令(エンジン停止フラグがON)を取得すると起動し、エンジン走行から、エンジン1を停止させるとともに、モータ2を駆動して、モータ走行への移行処理を行う。
また、例えば、エンジン停止制御部21Gは、エンジン停止指令(エンジン停止フラグがON)を取得すると起動して、まず、ATコントローラ24に対して、第1クラッチ4を滑り締結させる、予め設定したトルク指令を出力する。そして、このトルク指令と同期をとって、モータコントローラ23に対して、モータ2の電圧を増大すると共にモータ2を回転数制御する指令を出力する。
これにより、第1クラッチ4によるエンジン1からのトルクを減少しつつ、モータトルクを増大して、目標駆動トルクを得る。そして、目標モータトルクが目標駆動トルクとなったら、第1クラッチ4を目標クラッチ伝達トルク=0にするための目標第1クラッチ4トルク指令を、ATコントローラ24に出力する。その後、エンジンコントローラ22に対して、目標エンジントルク=0にするための指令を出力して、F/Cを行う。
目標クラッチトルク算出部21Kは、車両状態モード決定部21Eが決定した目標車両状態モード、エンジン1及びモータ2の発生トルクに基づき、第1クラッチ4及び第2クラッチ5の目標各クラッチトルクを算出する。なお、EVモード状態の場合には、ATコントローラ24に第1クラッチ4の開放指令を出力すると共に、ATコントローラ24に第2クラッチ5の締結指令を出力することで、第1クラッチ4を開放状態とすると共に、第2クラッチ5を締結状態とする。ここで、第2クラッチ5の締結状態には、滑り締結を含む。
また、HEVモード状態の場合には、ATコントローラ24に第1クラッチ4の締結指令を出力すると共に、ATコントローラ24に第2クラッチ5の締結指令を出力することで、第1クラッチ4を締結状態とすると共に、第2クラッチ5を締結状態とする。また、エンジン始動、または、停止処理の場合には、上述した締結・開放状態となるクラッチトルクを算出する。
なお、図3におけるVAPO演算部21Lは、上述した各種のクルーズ要求トルクから逆算して、対応する推定アクセル開度を演算し、この演算した推定アクセル開度を、変速用アクセル開度としてATコントローラ24に出力する。
(作用)
自動走行である定速走行(クルーズ走行)の制御中ではない場合には、アクセル開度APOに基づくドライバ要求トルクを目標駆動力として、駆動源であるエンジン1及びモータ2の少なくとも一方の出力が制御される。
そして、ステアリングスイッチ28が操作されて、クルーズ走行が起動されると、運転者によって設定された車速とするためのクルーズ目標トルクが、目標駆動力として算出される。さらに、算出された目標駆動トルクとなるように、駆動源であるエンジン1及びモータ2の少なくとも一方の出力が制御される。この場合、運転者が一時的な加速要求を実施しない場合には、アクセルペダル33はOFFの状態となっており、一時的に加速したい場合にのみ、運転者がアクセルペダル33を踏み込むことによって、車両は一時的に加速される。
このように、自動走行状態であるクルーズ走行では、通常、アクセルペダル33はOFFとしておき、一時的に加速したい場合にのみ、運転者がアクセルペダル33を踏み込むこととなる。
ここで、クルーズ走行として、上記の車間制御クルーズ走行を実施している場合、一時的な加速により、車間距離の減少度合いが増加すると、ペダルアクチュエータ34を駆動させて、運転者の操作に対し、アクセルペダル33を押し戻す。すなわち、運転者の駆動力増加要求に対する反力を、車間距離に応じて発生させる。
そして、ペダルアクチュエータ34の駆動により、運転者の操作に対してアクセルペダル33が押し戻されると、アクセルペダル33の開度(アクセル開度)が減少する。
このときのタイムチャート例を、図9に示す。ここで、図9に示されるタイムチャートには、車間制御クルーズ走行中において、アクセルペダル33の開度(アクセル開度)が変化している状態を示している。
図9中に示すように、DCA制御が作動しており、DCA作動判定が、「OFF」から「ON」へと変化する(「t1」の時点)と、DCA作動時エンジン始動判定が、「OFF」から「ON」へと変化する(ステップS10からS50参照)。
このとき、アクセル開度は、始動判定値以上であるため、アクセルエンジン始動要求は、「ON」となっている(ステップS80、S100参照)。すなわち、上記のF/Cは禁止となっている。
ここで、DCA制御が作動している状態は、運転者がアクセルペダル33を踏み込んでいるとともに、車間距離の減少度合いが増加している状態である。このため、t1の時点から、ペダルアクチュエータ34を駆動させて、運転者の操作(踏力)に対して(反して)アクセルペダル33を押し戻す。これにより、アクセル開度を低下させて車速を低下させ、車間距離の減少度合い増加を抑制する。また、アクセル開度の低下に伴い、車速を低下させるために、ブレーキ制動液圧を増加させる。
t1の時点から低下させたアクセル開度が、停止判定値未満となる(「t2」の時点)と、アクセルエンジン始動要求が、「ON」から「OFF」となる(ステップS90、S110参照)。すなわち、t2の時点では、DCA作動時エンジン始動要求が「ON」であるとともに、アクセルエンジン始動要求が「OFF」となる。
ここで、t2の時点において、アクセルエンジン始動要求が「ON」から「OFF」へと変化しても、DCA作動時エンジン始動要求は「ON」の設定に保持されているため、エンジン1に対するF/Cは行われず、エンジン1の回転数は維持されることとなる。
このとき、上述した従来例のようなハイブリッド車両であれば、アクセルエンジン始動要求が「OFF」であれば、エンジン1に対するF/Cを行う。このため、図9中に破線で示したように、t2の時点から、エンジン1の回転数が減少して、最終的には「0」となる。
このように、アクセルエンジン始動要求が「OFF」であればF/Cを行う制御を行うと、車間距離や先行車両の挙動によっては、短い間隔で、アクセル開度が停止判定値以上や未満となる状態が繰り返される場合がある。このため、F/CやF/Cリカバーが、頻繁に発生して、短時間の間にエンジン1の始動と停止が行われるため、運転者に対し、エンジン停止・始動による違和感を与えるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、アクセルエンジン始動要求が「ON」から「OFF」へと変化しても、DCA作動時エンジン始動要求が「ON」に設定されていれば、F/Cは行わない。このため、車間距離や先行車両の挙動に因らず、DCA制御が作動している間は、F/Cが行われないため、F/C及びF/Cリカバーの頻繁な発生を抑制することが可能となる。
この結果、本実施形態では、F/CやF/Cリカバーの頻繁な発生を抑制して、短時間の間にエンジン1の始動と停止が行われることを抑制することが可能となり、車間制御クルーズ走行において、運転者に与える違和感を抑制することが可能となる。
t2の時点において停止判定値未満となったアクセル開度がさらに減少して、アクセル開度が0[%]となった後、減少傾向に変化していた車間距離が増加傾向に変化すると、車速を設定速度へ復帰させるために、減少させていたアクセル開度を増加させる。また、アクセル開度の増加に伴い、車速を設定速度へ復帰させるために、ブレーキ制動液圧を減少させ、最終的には0[kPa]とする。
そして、アクセルエンジン始動要求が「OFF」の状態において、増加しているアクセル開度が始動判定値以上となる(「t3」の時点)と、アクセルエンジン始動要求が、「OFF」から「ON」となる。すなわち、t3の時点では、DCA作動時エンジン始動要求が「ON」であるとともに、アクセルエンジン始動要求が「ON」となる。
そして、t3の時点から、アクセル開度がさらに増加し、また、車速が設定車速に復帰するとともに、車間距離がDCA制御を作動させる前の距離に復帰すると、DCA制御の作動を停止させる。
DCA制御の作動を停止させると、DCA作動判定が、「ON」から「OFF」へと変化(「t4」の時点)し、DCA作動時エンジン始動判定が、「ON」から「OFF」へと変化する(ステップS10からS50参照)。
ここで、目標駆動トルク演算部21Dと、車間制御コントローラ31と、レーダーユニット32が、自動車間距離制御走行手段を構成する。また、ステアリングスイッチ28が、運転者によって起動操作を行う操作子を構成する。
さらに、車間制御コントローラ31と、レーダーユニット32と、ペダルアクチュエータ34が、反力発生手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)自動車間距離制御走行手段が、運転者による起動操作により作動して、先行車両との車間距離を目標車間距離に自動調整する。これに加え、反力発生手段が、自動車間距離制御走行手段の作動中に、運転者の駆動力増加要求に対する反力を、車間距離に応じて発生させる。そして、反力発生手段が反力を発生させていると判定すると、エンジンの停止を禁止する処理を行う。
このため、先行車両との車間距離を設定した距離に自動調整する制御であるDCA制御を実施している間は、アクセル開度の大きさに因らず、F/Cを禁止することが可能となる。
その結果、F/CやF/Cリカバーの頻繁な発生を抑制して、短時間の間にエンジンの始動と停止が行われることを抑制することが可能となり、クルーズ走行等の自動走行において、運転者に与える違和感を抑制することが可能となる。
また、F/CやF/Cリカバーの頻繁な発生を抑制することが可能となるため、F/Cリカバーによって運転者に与える違和感を抑制することが可能となる。F/Cリカバーによって運転者に与える違和感とは、例えば、エンジンを再始動させた際に発生する始動ショックによる先行車両との車間距離の減少である。また、F/Cリカバーによって運転者に与える違和感とは、例えば、エンジンの再始動時に発生する瞬間的なエンジン回転の吹け上がりにより運転者が受ける、先行車両との車間距離が減少するような印象である。
1 エンジン
2 モータ
3 自動変速機
4 第1クラッチ
5 第2クラッチ
7 駆動輪
20 アクセルセンサ
21 統合コントローラ
21A 要求発電トルク演算部
21B 要求エンジントルク演算部
21C モータ出力可能トルク演算部
21D 目標駆動トルク演算部
21Da ドライバ要求トルク演算部
21Db 自動制御要求トルク演算部(自動走行手段)
21Dc 第1目標駆動トルク演算部
21Dd 車速リミッタトルク演算部
21De 最終目標駆動トルク演算部
21E 車両状態モード決定部
21Ea エンジン始動判定処理部
21Eb エンジン停止判定処理部
21F エンジン始動制御部
21G エンジン停止制御部
21H 目標エンジントルク算出部
21J 目標モータトルク算出部
21K 目標クラッチトルク算出部
21L VAPO演算部
22 エンジンコントローラ
23 モータコントローラ
24 ATコントローラ
25 ブレーキコントローラ
26 バッテリコントローラ
28 ステアリングスイッチ
30 クルーズキャンセルスイッチ
31 車間制御コントローラ

Claims (1)

  1. 駆動輪に駆動力を伝達する駆動源としてエンジン及びモータを備えるハイブリッド車両の走行を制御する車両用走行制御装置であって、
    運転者による起動操作により作動して、先行車両との車間距離を目標車間距離に自動調整する自動車間距離制御走行手段と、当該自動車間距離制御走行手段の作動中に前記運転者の駆動力増加要求に対する反力を前記車間距離に応じて発生させる反力発生手段と、を備え、
    前記反力発生手段が前記反力を発生させていないと判定し、且つ前記反力発生手段が前記反力を付与するアクセルペダルの開度が予め設定した停止判定値未満となると、前記エンジンの停止を許可し、
    前記反力発生手段が前記反力を発生させていると判定すると、前記エンジンの停止を禁止することを特徴とする車両用走行制御装置。
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