JP5689402B2 - 文章を編集するための方法、並びにその装置及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、一般的には、文字数、行数又は枚数などに上限又は下限などの制限値のある文章を自動的に編集するための技法に関する。より詳細には、本発明は、上記制限値のある文章中の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置換することを可能にし、さらに当該置換後の語句又は語句の組み合わせの調整を可能とする文章の最適化技法に関する。
文字数、行数又は枚数などに上限又は下限などの制限値が指定された自然言語の文章、例えば論文、記事、特許明細書の要約書、コラム、メール、メッセージ又は電報を、情報処理装置上で入力し、編集する機会は多い。例えば、Twitter(ツイッター)(登録商標)では、ユーザから投稿されるメッセージ(ツイート)は140字以内に制限されている。また、例えば、携帯電話又はスマートフォンのショート・メッセージ・サービス(SMS)又はマルチ・メッセージ・サービス(MMS)では、キャリア(事業者)毎に異なるが、送受信できるメッセージはそれぞれ数十文字程度又は数百kバイト程度に制限されている。
決められた文字数、行数又は枚数などに従って文章を書く場合、ユーザは、編集対象である一つ又は複数の文章のうち特定の部分(例えば、語句)を指定して削除したり、または特定の部分をその意味内容を保ちながら別の語句に置換したり、又は特定の語句を追加したりする手作業が必要とされる。このような手作業は、ユーザに文章の編集を煩わしくさせる。
また、決められた文字数、行数又は枚数などに文章を収めるために、編集中の文書を自動的に編集する方法が開発されている。
下記特許文献1は、文書編集装置及び文書編集方法を記載し、当該文書編集装置は、表示画面上に表示されている文書のうち編集の対象とする部分を指示するための手段と、前記指示された文書部分を表示する際に要する表示領域についての変更のさせ方を示す変更方法を指示するための手段と、前記指示された変更方法に基づいて前記指示された文書部分をその意味内容を保ちながら編集するための手段とを備えたことを特徴とし(請求項1)、前記変更方法は、指示された文書部分の表示に要する表示領域を短くするものまたは指示された文書部分の表示に要する表示領域を長くするものである(請求項3)。また、引用文献1は、文を短くする変更方法が指示された場合と、文を長くする変更方法が指示された場合の両方について例を示し(段落0045)、解析結果である構文解析木と類義語辞書を用いて、変更方法として「文を短くする」が選択されている場合には文中の語を短くしたり又は副詞若しくは形容詞を削除したりし、一方、変更方法として「文を長くする」が選択されている場合に、文中の語を長くしたり又は副詞若しくは形容詞を挿入したりすること(段落0046〜0055)、及び、構文解析木と構文辞書を用いて、原文の大意もしくは意味内容を変えないで構文書き換えを行うことを記載する(段落0056〜0057)。
下記特許文献2は、書式や文字数を意識することなく文書を作成しても所定の文書様式で所定の文字数に調整できる文書変換装置を記載し(段落0008)、当該文書変換装置は、文章の文字データを入力する文章入力手段と、前記入力された文字データの文字数を演算し、当該演算された文字数を予め設定された設定文書様式により特定される特定文字数と比較する比較演算手段と、前記比較結果に基づいて文書中の文字、単語、文節のうち少なくとも一つを他の文字、単語、文節に置換して文字数を調整する文字数調整手段と、前記調整された文字数の調整文書を前記設定文書様式に整える様式調整手段とを備える(請求項1)。引用文献2の上記文字数調整手段は、予め重み付けされた複数の同義語のうち、前記比較結果の差分文字数に応じた重み付けの同義語のうち、前記比較結果の差分数に応じた重み付けの同義語を選択して置換する(請求項4)。
下記特許文献3は、文章の作成者が文章全体の文字数を変化させたい場合に、置き換えるべき表現及び置き換えを行なった場合の状態等を作成者に提示可能にして、操作性の向上を図った文書作成装置及び文書作成方法を記載する(段落0004)。
下記特許文献4は、入力し画面表示した語句に対して、その語句に関する複数の類似語句を画面表示し、表示された類似語句の中から文中語句としてより適切と判断される語句を選択することにより、入力した語句と選択した類似語句を置換するようにした電子文書処理方法であって、画面表示する類似語句を終止形あるいはまた入力した語句の活用形と同じ活用形で表示するか、もしくは類似語句の意味が判別できるだけの文字数だけ頭部から抜き出した一つ以上の文字列で表示し、その表示された類似語句あるいはまた文字列を選択することにより、入力した語句と同じ活用形の類似語句に置換するようにしたことを特徴とする電子文書処理における類似語句置換方法を記載する(請求項1)。
下記特許文献5は、日本語ワードプロセッサ等の文書作成装置に係り、特にかな漢字変換による文字入力の他に、入力された読み文字列を、その読み文字列に関連する他の文字列に変換(入力予測処理、シームレス入力処理)して入力する文書作成装置を記載する(段落0001)。
特開2000−57145号公報 特開2004−302900号公報 特開平8−339368号公報 特開平8−95969号公報 特開2000−163412号公報
上記した文字数、行数又は枚数などの制限値がある文章を作成乃至は編集する作業において、各々の制限値に合わせるために、語句を変えたり、乃至は、並べ替えたりしながら文字数の増減、行数の増減、又は枚数の増減などの編集を行う必要がある。しかしながら、文章の意味内容を保ちながら上記作業を行うことは大変であり、また時間がかかるために、文章作成の作業効率が悪い。
特許文献1〜3のいずれも、例えば文を短くする場合には当該文中の語句を短いものに置き換えることを記載する。しかし、語句を短いものに置き換えるだけでは、言い回しが一貫性のない文章になったり、又は、不自然な若しくは滑らかでない文章になったりする。また、特許文献4及び5は、語句に関する類似語句を表示することを記載するだけであり、文章の編集を行うことを記載していない。
そこで、本発明は、上記した制限値がある文章の作成乃至は編集の作業において、当該作業を容易にし、乃至は、当該作業の作業効率を改善することを目的とする。
また、本発明は、上記した制限値がある文章の作成乃至は編集の作業において、言い回しの一貫性が確保され、乃至は、自然な若しくは滑らかな文書になるような上記作業を可能にする技法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、編集対象である少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように、当該少なくとも1つの文章中の一つの語句(a word or a phrase)又は語句の組み合わせ(a combination of words, phrases, or a word(s) and a phrase(s))(以下、第1の語句ともいう)の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第2の語句ともいう)に変更する。ここで、「一つの語句又は語句の組み合わせの少なくとも1つ」は、(一つの)語句のみ、(一つの)語句の組み合わせのみ、語句の2以上、語句の組み合わせの2以上、少なくとも一つの語句及び少なくとも一つの語句の組み合わせ、のいずれかを意味する。なお、以下において、単に「語句又は語句の組み合わせ」という場合、「一つの語句又は語句の組み合わせ」を意味する。
上記変更は、下記(1)、(2)、又は、(1)及び(2)の組み合わせに従い行われることを特徴とする。
(1)第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも長い語数である第2の語句に変更される場合
当該第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第3の語句ともいう)の少なくとも1つが、当該第3の語句よりも短い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(以下、第4の語句ともいう)に変更される。
(2)第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも短い語数である第2の語句に変更される場合
当該第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第5の語句ともいう)の少なくとも1つが、当該第5の語句よりも長い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(以下、第6の語句ともいう)に変更される。
第1に、本発明は、文章を編集するための、装置に実装される方法を提供する。当該方法は、
表示画面上に表示されうる文書のうち編集対象である少なくとも1つの文章に対して編集処理の適用をするという命令に応じて、上記少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように、上記少なくとも1つの文章中の第1の語句の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら第2の語句に変更するステップと、
上記第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章を上記表示画面上に表示するステップと
を含む。上記変更は、上記(1)、(2)、又は、(1)及び(2)の組み合わせに従い行われる。
本発明の1つの実施態様において、上記第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章を上記表示画面上に表示するステップが、上記第2の語句又は上記第4の語句若しくは上記第6の語句を視覚化するステップを含みうる。
また、本発明の1つの実施態様において、上記方法は、
上記第2の語句、上記第4の語句及び上記第6の語句の少なくとも1つがユーザによって選択されることに応じて、上記選択された語句(第2の語句、第4の語句、又は、第6の語句でありうる)をその意味内容を保ちながら別の語句又は語句の組み合わせに変換可能な少なくとも1つの変換候補を示す変換リストを上記表示画面上の上記選択された語句の近傍に表示するステップと
上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、上記選択された語句を上記ユーザによって選択された変換候補に置換するステップと
をさらに含みうる。
本発明の1つの実施態様において、上記置換するステップが、
上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも長い場合に、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第7の語句ともいう)の少なくとも1つを若しくは上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章以外の上記編集対象である少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第8の語句ともいう)の少なくとも1つを、上記選択された変換候補よりも短い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(以下、第9の語句ともいう)に変更可能であることを表示する第1の表示ステップ、又は、
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも短い場合に、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第10の語句ともいう)の少なくとも1つを若しくは上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章以外の上記編集対象である少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(以下、第11の語句ともいう)の少なくとも1つを、上記選択された変換候補よりも長い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(以下、第12の語句ともいう)に変更可能であることを表示する第2の表示ステップ
をさらに含みうる。
本発明の1つの実施態様において、上記置換するステップが、
上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、
上記第7の語句又は上記第8の語句を上記第9の語句に変更する第3の変更ステップ、又は、
上記第10の語句又は上記第11の語句を上記第12の語句に変更する第4の変更ステップ
をさらに含みうる。
第2に、本発明は、文章を編集するための装置を提供する。当該装置は、
表示画面上に表示されうる文書のうち編集対象である少なくとも1つの文章に対して編集処理の適用をするという命令に応じて、上記少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように、上記少なくとも1つの文章中の第1の語句の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら第2の語句に変更する変更手段と、
上記第2の語句を含む上記少なくとも1つの文章を上記表示画面上に表示する表示手段と
を備えている。上記変更手段は、上記(1)、(2)、又は、(1)及び(2)の組み合わせを実行する。
本発明の1つの実施態様において、上記表示手段が、上記第2の語句又は上記第4の語句若しくは上記第6の語句を視覚化する視覚化手段をさらに備えうる。また、本発明の1つの実施態様において、上記装置が、
上記第2の語句、上記第4の語句及び上記記第6の語句の少なくとも1つがユーザによって選択されることに応じて、上記選択された語句(第2の語句、第4の語句、又は、第6の語句でありうる)をその意味内容を保ちながら別の語句又は語句の組み合わせに変換可能な少なくとも1つの変換候補を示す変換リストを上記表示画面上の上記選択された語句の近傍に表示し、上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、上記選択された語句を上記ユーザによって選択された変換候補に置換する置換手段
をさらに備えうる。
本発明の1つの実施態様において、上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、
上記置換手段が、上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも長い場合に、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(第7の語句)の少なくとも1つを若しくは上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章以外の上記編集対象である少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(第8の語句)の少なくとも1つを、上記選択された変換候補よりも短い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(第9の語句)に変更可能であることを表示すること、又は、
上記置換手段が、上記選択された変換候補の語数が上記選択された上記第2の語句の語数よりも短い場合に、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章が上記定められた範囲内に収まるように、上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(第10の語句)の少なくとも1つを若しくは上記選択された変換候補を含む上記少なくとも1つの文章以外の上記編集対象である少なくとも1つの文章中の、上記選択された変換候補以外の語句又は語句の組み合わせ(第11の語句)の少なくとも1つを、上記選択された変換候補よりも長い語数である別の語句又は語句の組み合わせ(第12の語句)に変更可能であることを表示すること
を実行しうる。
本発明の1つの実施態様において、上記変換リストに示された上記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、
上記置換手段が、上記第7の語句又は上記第8の語句を上記第9の語句に変更すること、又は、
上記置換手段が、上記第10の語句又は上記第11の語句を上記第12の語句に変更すること
を実行しうる。
第3に、本発明は、文章を編集するためのコンピュータ・プログラムを提供する。コンピュータ・プログラムは、装置に、上記方法の各ステップを実行させる。
また、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、プログラムを記録した記録媒体もその範囲に含むものである。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、ハードディスク装置、USBメモリ、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のデータ処理システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、又は複数に分割して、単一又は複数の記録媒体に格納することもできる。また、様々な形態で、本発明を実施するプログラム製品を提供することも勿論可能であることにも留意されたい。
本発明の上記概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの構成要素のコンビネーション又はサブコンビネーションもまた、本発明となりうることに留意すべきである。
以上において、同一のスキーマが適用される複数の電子化された構造化文書を分類するためのルールを生成するための方法、及び、当該ルールを使用して上記構造化文書を分類し、検索し又は検査するための方法として本発明の概要を説明したが、本発明は、コンピュータ・プログラム、コンピュータ・プログラム製品、ソフトウェア、ソフトウェア製品として把握することもできる。コンピュータ・プログラム製品乃至ソフトウェア製品は、例えば、前述のコンピュータ・プログラム、ソフトウェアを格納する記憶媒体、又は、コンピュータ・プログラム、ソフトウェアを伝送する伝送媒体を含めることができる。
本発明の実施形態において使用されるコンピュータの各ハードウェア構成要素を、複数のマシンと組み合わせ、それらに機能を配分し実施する等の種々の変更は当業者によって容易に想定され得ることは勿論である。それらの変更は、当然に本発明の思想に包含される概念である。ただし、これらの構成要素は例示であり、そのすべての構成要素が本発明の必須構成要素となるわけではない。
また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして実現可能である。ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによる実行において、所定のプログラムを有するデータ処理システムにおける実行が典型的な例として挙げられる。かかる場合、該所定プログラムが該データ処理システムにロードされ実行されることにより、該プログラムは、データ処理システムを制御し、本発明にかかる処理を実行させる。このプログラムは、任意の言語・コード・表記によって表現可能な命令群から構成される。そのような命令群は、システムが特定の機能を直接、または1.他の言語・コード・表記への変換、2.他の媒体への複製、のいずれか一方もしくは双方が行われた後に、実行することを可能にするものである。
また、本発明は、そのようなプログラム自体のみならず、プログラムを記録した媒体もその範囲に含むものである。本発明の機能を実行するためのプログラムは、フレキシブル・ディスク、MO、CD−ROM、DVD、BD、ハードディスク装置、ROM、MRAM、RAM等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。かかるプログラムは、記録媒体への格納のために、通信回線で接続する他のデータ処理システムからダウンロードしたり、他の記録媒体から複製したりすることができる。また、かかるプログラムは、圧縮し、または複数に分割して、単一または複数の記録媒体に格納することもできる。また、様々な形態で、本発明を実施するプログラム製品を提供することも勿論可能であることにも留意されたい。
本発明は、上記制限値に合わせるために、語句又は語句の組み合わせを、意味内容を保ちながら別の語句又は語句の組み合わせに変更(すなわち置換の一種である)し、当該変更において、変更後の語句又は語句の組み合わせが変更前の語句又は語句の組み合わせに比べて、長いもの及び短いものの混在を可能にする。長いもの及び短いものの混在が可能になることによって、長いものだけへの変換、又は、短いものだけへの変換と比べて、状況(例えば、文章の文字数の削減が必要な場合、又は、文章の文字数の増加が必要な場合)に応じて、より自然な若しくは滑らかな文章に最適化することが可能である。
また本発明は、変換された後の語句又は語句の組み合わせを再調整することを可能にする。さらに、本発明は、当該再調整において、変換された後の語句又は語句の組み合わせを可視化し、また、再調整する候補を簡単に選択することを可能にする。また、当該再調整は、上記制限値に合致しなくなった場合においても、語句又は語句の組み合わせを、意味内容を保ちながら別の語句又は語句の組み合わせに変更し、又は、変更するための変換候補を自動的に表示することを可能にする。
本発明の実施形態に従う装置(例えばコンピュータ)を実現するための情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 図1に従うハードウェア構成を好ましくは有し、本発明の実施形態に従う装置の機能ブロック図を示す。 本発明の実施態様に従う、編集中の文書(日本語)、及び、当該編集中の文書(日本語)において、編集処理の適用をする部分が選択された文章の例を示す。 図3Aに示す文書の編集において、本発明の実施態様に従う定められた範囲の設定の例を示す。 本発明の実施態様に従う、図3Aに示す編集処理の適用対象である文章が、図3Bに示す定められた範囲内に収まるように自動的に編集された編集結果を示す。 本発明の実施態様に従う、図3Cに示す、行数が減少される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。 本発明の実施態様に従う、図3Cに示す、行数が増加される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。 本発明の実施態様に従う、編集中の文書(英語)、及び、当該編集中の文書(英語)において、編集処理の適用をする部分が選択された文章の例を示す。 図4Aに示す文書の編集において、本発明の実施態様に従う定められた範囲の設定の例を示す。 本発明の実施態様に従う、図4Aに示す編集処理の適用対象である文章が、図4Bに示す定められた範囲内に収まるように自動的に編集された編集結果を示す。 本発明の実施態様に従う、図4Cに示す、行数が減少される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。 本発明の実施態様に従う、図4Cに示す、行数が増加される場合における編集結果の言い回しを調整する例を示す。 本発明の実施態様において使用されうる、語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置き換えるために使用されうる語句の辞書の例を示す。 本発明の実施態様において使用されうる、複数の語句を別の語句に並べ替えるために使用されうる並び替え辞書の例を示す。 本発明の実施態様に従う、文章を編集するための処理の基本フローチャートを示す。 図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、並び替え処理の詳細を示すフローチャートを示す。 図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、上記並び替え処理の詳細を示すフローチャートを示す。 図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、置き換え処理の詳細を示すフローチャートを示す。 図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、上記置き換え処理の詳細を示すフローチャートを示す。 図6Aに示す基本フローチャートによって編集された文章において、自動的に変更された箇所の語句又は語句の組み合わせをさらに別の語句又は語句の組み合わせに調整をするための処理の基本となるフローチャートを示す。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものでなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下の実施形態において、種々の変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。
以下において、特に断らない限り、実施の形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
図1は、本発明の実施形態に従う装置、例えばコンピュータを実現するための情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。
装置(101)は、CPU(102)とメイン・メモリ(103)とを備えており、これらはバス(104)に接続されている。CPU(102)は好ましくは、32ビット又は64ビットのアーキテクチャに基づくものであり、例えば、インテル社のCore i(商標)シリーズ、Core 2(商標)シリーズ、Atom(商標)シリーズ、Xeon(商標)シリーズ、Pentium(登録商標)シリーズ、Celeron(登録商標)シリーズ、AMD社のOpteron(商標)シリーズ、Phenom(商標)シリーズ、Athlon(商標)シリーズ、Turion(商標)シリーズ、Sempron(商標)又はAシリーズが使用されうる。バス(104)には、ディスプレイ・コントローラ(105)を介して、ディスプレイ(106)、例えば液晶ディスプレイ(LCD)が接続されうる。ディスプレイ(106)は、コンピュータの管理のために、通信回線を介してネットワークに接続されたコンピュータについての情報と、そのコンピュータ上で動作中のソフトウェアについての情報を、適当なグラフィック・インタフェースで表示するために使用される。バス(104)にはまた、SATA又はIDEコントローラ(107)を介して、ディスク(108)、例えばシリコン・ディスク又はハードディスクと、ドライブ(109)、例えばCD、DVD又はBDドライブとが接続されうる。バス(104)にはさらに、キーボード・マウスコントローラ(110)又はUSBバス(図示せず)を介して、キーボード(111)及びマウス(112)が接続されうる。
ディスク(108)には、オペレーティング・システム、J2EEなどのJava(登録商標)処理環境、Java(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)仮想マシン(VM)、Java(登録商標)実行時(JIT)コンパイラを提供するプログラム、その他のプログラム、及びデータが、メイン・メモリにロード可能に記憶されている。また、ディスク(108)には、文章の入力乃至は編集を可能にするソフトウェア、文字変換処理ソフトウェアであるフロント・エンド・プロセッサ(FEP)がメイン・メモリにロード可能に記憶されている。オペレーティング・システムは、例えば、マイクロソフト・コーポレーションが提供するWindows(登録商標)オペレーティング・システム、アップル・コンピュータ・インコーポレイテッドが提供するMacOS(登録商標)若しくはiOS(登録商標)、X Window Systemを備えるUNIX(登録商標)系システム(たとえば、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション(登録商標)が提供するAIX(登録商標))、その他Android(登録商標)のような、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)マルチウィンドウ環境をサポートするオペレーティング・システムでありうる。
ドライブ(109)は、必要に応じて、CD−ROM、DVD−ROM又はBDからプログラムをディスク(108)にインストールするために使用される。
通信インタフェース(114)は、例えばイーサネット(登録商標)・プロトコルに従う。通信インタフェース(114)は、通信コントローラ(113)を介してバス(104)に接続され、装置(101)を通信回線(115)に物理的に接続する役割を担い、装置(101)のオペレーティング・システムの通信機能のTCP/IP通信プロトコルに対して、ネットワーク・インタフェース層を提供する。なお、通信回線は、有線LAN環境、又は例えばIEEE802.11a/b/g/nなどの無線LAN接続規格に基づく無線LAN環境であってもよい。
以上の説明により、本発明の実施の形態に従うコンピュータは、通常のパーソナル・コンピュータ、ワークステーション、メインフレームなどの情報処理装置、または、これらの組み合わせを含むシステムによって実現されることが容易に理解されるであろう。
また、本発明の実施形態に従う装置は、コンピュータ以外に、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム端末、インターネット・テレビなどの文章を入力可能な装置でありうる。
以上から、本発明の実施の形態において使用される装置は、特定のオペレーティング・システム環境に限定されるものではないことを理解することができるであろう。
図2は、本発明の実施形態に従う装置の機能ブロック図を示す。
上記装置は、文章を入力する機能が備わっているものであれば、特にその種類は限定されない。また、本発明において、入力する言語は特に限定されず、例えば英語、フランス語、ドイツ語などの1バイト系の言語、又は、日本語、中国語などの2バイト系の言語でありうる。上記装置は、例えば、コンピュータ、ハンドヘルド装置、ゲーム機器でありうる。コンピュータは、例えば、パーソナル・コンピュータ及びサーバ・コンピュータであり、文章を入力する機能が備わっているものであれば、特にその種類は限定されない。ハンドヘルド装置は、例えば、スマートフォン、携帯電話、PDA及びタブレット装置であり、文章を入力する機能が備わっているものであれば、特にその種類は限定されない。ゲーム機器は、例えば、ポータブルのゲーム機器、映像装置例えばテレビに接続して使用するゲーム機器であり、文章を入力する機能が備わっているものであれば、特にその種類は限定されない。
上記装置は、例えば、図1に従うハードウェア構成を有する。しかしながら、上記装置は、例えばスマートフォン、携帯電話及びタブレット装置のように、キーボード及びマウスを有していないものであってもよい。このような場合、文章の入力は、画面上に表示されるソフトキーボードによる入力又はマイクロフォンを介して音声入力によって行われうる。
装置(101)は、入力手段(201)、編集手段(202)、範囲指定手段(203)、変更手段(204)、置換手段(205)、選択手段(206)、及び、視覚化手段(207)を備えうる。
装置(101)は、表示手段(208)をそれ自体が備えていているか、又は、表示手段(208)に有線的に又は無線的に接続されうる。
装置(101)は、記憶手段(210)をその中に備えているか、又は、記憶手段(210)にケーブルを介して、又は、有線若しくは無線のイントラネットワーク若しくはインターネットワークを介して接続されうる。
入力手段(201)は、ユーザからの文章入力を受け付ける。入力手段(201)は、典型的には、キーボードを含む。キーボードは、ハードウェアとしてのキーボード、又は、表示手段(208)上に表示されるソフトウェア的に実装されるキーボード(所謂、ソフトウェア・キーボード)でありうる。代替的に、入力手段(201)は、音声入力を介して行われる音声認識装置又は音声認識アプリケーション(例えば、Via Voice(登録商標))(図示せず)により実装されうる。文書入力は文章入力を受け付けるソフトウェアにより可能とされるが、当該ソフトウェアは特に制限されない。当該ソフトウェアは、文章の入力乃至は編集を可能にするソフトウェア、例えばワードプロセッサ、テキスト・エディタ、若しくは、ウェブ・ブラウザ上で実装されるワードプロセッサ、テキスト・エディタ、又は、文字変換処理ソフトウェアであるフロント・エンド・プロセッサ(FEP)でありうる。
上記入力される文章は、文書、例えば論文、記事、特許明細書の要約書、コラム、メール、メッセージ又は電報を作成するためのものでありうるが、これらに限定されない。
編集手段(202)は、入力手段(201)によって入力された文章を編集することを可能にする。編集手段(202)は、ユーザが語句を追加(挿入)したり、削除したり、又は、語句を並び替えたりすることを可能にする。編集手段(202)は、例えば文章入力を受け付ける上記ソフトウェア(例えば、ワード・プロセッサ)に標準的に実装又は添付されているものでありうる。
範囲指定手段(203)は、編集処理の適用をするという命令を受信することによって、ユーザが編集対象とする文章を選択することを可能にする。編集対象は、例えば、文書全体又はその一部とすることができる。文書の一部とは、例えば、少なくとも1つの行、少なくとも1つの段落、少なくとも1の頁である。また、範囲指定手段(203)は、編集対象とする文章として選択された部分のうちから、特定の領域を選択又は指定することによって、編集対象である文章の制限値を特定することができる。編集対象である文章の制限値は、編集対象である少なくとも1つの文章が定められた範囲(例えば、文字数、行数、段落数、ページ数、又は表示範囲)内に収まるようにするためのパラメータ値である。範囲指定手段(203)における上記選択又は指定は、例えばマウスによる選択、又はカーソルによる指定を可能にすることによって実装されうる。
上記「編集処理の適用をするという命令」は、例えば、下記のいずれか一つ又はそれらの組み合わせに応答して発行されうる:
(1)表示画面上に表示された少なくとも1の文章のうち編集対象とする部分としてユーザによって選択された表示範囲の大きさ、位置又はそれらの組み合わせが変更されること、ここで、表示範囲の大きさの変更は、文字数、単語数、行数、段落数、ページ数、段組数、原稿用紙設定、印刷の向き、文字列の方向、1行の文字数或いは単語数、若しくは、頁の余白、全角若しくは半角、又はそれらの組み合わせの変更を含むことができ、また、表示範囲の位置の変更は、当該表示範囲の移動を含むことができる;
(2)編集中の又は記憶装置(108、109)から読み出された文書の全体又は一部中において、入力された文字数(編集途中である場合も含む)、単語数、行数、段落数、ページ数若しくは段組数、又は、1行の文字数若しくは単語数が定められた上限値を超えたこと、ここで、上限値を超えたときとは、例えば上限を超えて入力中の文字が確定した時点であり、例えば日本語の場合、エンターキーの入力、英語の場合スペースの入力で判断されうる;
(3)編集中の又は記憶装置(108、109)から読み出された文書の全体又は一部中において少なくとも1つの文章の入力が完了したこと、例えば、単に一文ずつごとに入力が完了したこと;
(4)編集中の又は記憶装置(108、109)から読み出された文書の全体又は一部中の任意の又は所定の位置に文章、文章の一部、例えば語句又は語句の組み合わせがペーストされたこと、
(5)定められた範囲が表示範囲である場合に、当該表示範囲の大きさ、位置又はそれらの組み合わせが変更されたこと;当該組み合わせは、例えば、行数及び表示範囲の変更を含む;
(6)定められた範囲が表示範囲である場合に、当該表示範囲が、編集中の又は記憶装置(108、109)から読み出された文書中に埋め込まれた図形に隣接する領域に移動されたこと、;又は、
(7)編集処理の適用をするという指示がユーザによって入力されたこと、ここで、当該指示は、例えば編集処理の適用をするという最適化ボタンが押下されたことによって判断されうる;、
(8)編集中の又は記憶装置(108、109)から読み出された少なくとも1つの文章がメール又はメッセージである場合に、メールを送信するという指示又はメッセージを投稿するという指示が入力されたこと。
上記「定められた範囲」は、例えば、下記のいずれか一つ又はそれらの組み合わせでありうる:
(1)最小の文字数の指定、最大の文字数の指定、若しくは、最小の文字数及び最大の文字数の指定;
(2)最小の単語数の指定、最大の単語数の指定、若しくは、最小の単語数及び最大の単語数の指定;
(3)最小の行数の指定、最大の行数の指定、若しくは、最小の行数及び最大の行数の指定;
(4)最小の段落数の指定、最大の段落数の指定、若しくは、最小の段落数及び最大の段落数の指定;
(5)最小のページ数の指定、最大のページ数の指定、若しくは、最小のページ数及び最大のページ数の指定;
(6)最小の段組数の指定、若しくは、最大の段組数の指定;
(7)1行の最小の文字数の指定、1行の最大の文字数の指定、若しくは、1行の最小の文字数及び最大の文字数の指定;
(8)1行の最小の単語数の指定、1行の最大の単語数の指定、若しくは、1行の最小の単語数及び最大の単語数の指定;
(9)ページの余白、用紙サイズ、フォント、フォントの大きさ、文字間隔、行間隔の少なくとも1つの指定;
(10)固定の文字数と最小の行数の指定、固定の文字数と最大の行数の指定、若しくは、固定の文字数と最小の行数及び最大の行数の指定;又は、
(11)上記ユーザによって指定された文章が表示されうる特定の表示範囲、特定の表示範囲は、例えば、文書中に組み入れられた図形表示領域に隣接する領域(左若しくは右、又は、2つの図形表示領域に挟まれる領域のいずれであってもよい)。
上記定められた範囲の具体例は、例えば、下記の通りである。なお、下記は一例であって、上記定められた範囲は下記例に制限されるものではない。
・Twitter(ツイッター)(登録商標):メッセージ(ツイート)は140字以内に制限されている。
・論文のアブストラクト:例えば、文字数の上限が200文字であり、その下限が180文字になるように規定されている。
・特許明細書の要約書:日本国の特許明細書の要約書では、文字数は400字以内に制限されている。
・情報処理学会(日本国)の論文:下記に示す余白、文字数及び行数に規定されている。
ページの余白は、上:27 mm、下:27 mm、左:20 mm、右:20 mmとする。
2段組の文字数と行数は、文字数を38文字、行数を36行とする。
上記「編集対象である少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように」とは、例えば定められた範囲が文字数である場合には、定められた文字数の範囲内にすることであり、好ましくは、定められた文字数の範囲内であって当該定められた文字数に最も近くなるようにすることであり、定められた範囲が行数である場合には、定められた行数の範囲内になるように文字数を増減することであり、好ましくは、定められた行数になるように文字数を増減することであり、定められた範囲が頁数である場合には、予め定められた頁数の範囲内になるように文字数を増減することであり、好ましくは、予め定められた頁数になるように文字数を増減することである。なお、上記は一例であって、上記に限定されるものではない。
変更手段(204)が実行する処理については、下記に示す図6A並びに図6B〜図6C及び図6D〜図6Eの説明において詳述する。
置換手段(205)が実行する処理については、下記に示す図7の説明において詳述する。
選択手段(206)は、編集中の文章が、上記定められた範囲に収まるように自動的に編集(最適化)された文章中の変換された語句又は語句の組み合わせを再変換(調整)するために、当該変換された語句又は語句の組み合わせをユーザが選択することを可能にする。選択手段(206)における選択は、例えばマウスによる選択、又はカーソルによる選択を可能にすることによって実装されうる。
視覚化手段(207)は、下記図7に示す調整モードへの移行によって、下記図6A〜図6Eに示す処理によって変更された語句又は語句の組み合わせを視覚化する。
表示手段(208)は、編集対象である文章を表示する装置であり、例えば、液晶ティスプレイ、タッチパネル・ディスプレイ、又は、プロジェクタでありうる。
記憶手段(210)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、ユーザの編集履歴データ(213)、及びユーザのプロファイル・データ(214)を格納しうる。
語句の辞書(211)は、本発明の実施態様において使用されうる、語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置換するために使用されうる語句の辞書である。語句の辞書(211)は、例えば、下記図5Aにおいて示されるデータを有しうる。語句の辞書(211)は、例えば、フロント・エンド・プロセッサ、例えば語入力システムの拡張辞書として実装されうる。ここで、「語句」とは語(a word)又は句(a phrase)を意味し、「語句の組み合わせ」とは、一つの意味をなす言葉を意味しうる。また、「語句」の定義は、言語により異なってもよく、対象となる言語における「語句」の定義が使用されうる。また、「複数の語句」と「語句の組み合わせ」は正確に分けられるものではなく、重複しうる。ここで、「語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置換する」とは、「語句」から「語句」への置換、「語句」から「語句の組み合わせ」への置換、「語句の組み合わせ」から「語句」への置換、及び「語句の組み合わせ」から「語句の組み合わせ」への置換を包含する。なお、「語句の組み合わせ」から「語句の組み合わせ」への置換は、語句の並び替えを含みうる。
並び替え辞書(212)は、語句の組み合わせの語句の順番を並び替えるために使用されうる辞書である。並び替え辞書(212)は、例えば、下記図5Bにおいて示されるデータを有しうる。すなわち、並び替え辞書(212)は、語句の組み合わせの品詞の並び替えリストでありうる。図2では、語句の辞書(211)と並び替え辞書(212)とを別のファイルとして示しているが、語句の辞書(211)と並び替え辞書(212)は同一の辞書ファイルとして実装することも可能である。
編集履歴データ(213)は、ユーザ毎に、又は、部門単位若しくは会社単位毎に作成されうる、語句又は語句の組み合わせの変換履歴を格納した履歴データである。変更履歴は、例えば、ユーザが編集対象である文章又は当該編集対象とは別の過去に編集した文章の編集において、ある語句又は語句の組み合わせに対して行われた変換履歴である。同じ語句又は語句の組み合わせに対して複数の変換履歴がある場合、最新の変換履歴が優先して変換候補に列挙されるようにされうる。
プロファイル・データ(214)は、ユーザ毎に、又は、部門単位若しくは会社単位毎に作成されうる、好ましい変換形態を示すデータである。プロファイル・データ(214)はユーザの語句変換の嗜好を定義したデータであり、例えば、文体(口語調/文語調)、文の長さ、使用する辞書を定義することができる。
図3Aは、本発明の実施態様に従う、編集中の文書(日本語)(項目A)、及び、当該編集中の文書(日本語)において、編集処理の適用をする部分が選択された文章(項目B)の各例を示す。
図3Aの項目Aは、編集中の文書(301)の一例を示す。当該文書の作成において、1行の文字数が38文字(全角)に制限されているとする。
項目Aに示されている編集中の文書は編集中の文書の一部であり、当該一部において、文章は3行に渡り入力がされているとする。
図3Aの項目Bは、編集中の文書(301)において、ユーザが、本発明に従う編集処理の適用対象(以下、編集対象ともいう)とする範囲を指定又は選択する処理の一例を示す(302)。ユーザは、例えばマウスを使用して、編集対象である文章を指定又は選択することが可能である。項目Bでは、点線(303)で囲まれている文章が編集対象として指定されている(302)。なお、指定又は選択される文章は、例えば、一つ又は複数の文章;段落又は頁単位で指定されうる文章;又は、編集中の文書全体でありうる。また、編集対象である文章は、ユーザの可視化のために、他の文章から区別できるようにされる。項目Bでは、編集対象である文章が点線で囲まれているが、これは一例であって、例えば、編集対象である文章の色が編集対象でない文章の色と異なるように可視化されてもよい。
図3Bは、図3Aに示す文書の編集において、本発明の実施態様に従う、定められた範囲の設定の例を示す。範囲の設定は、例えば、マウス又はカーソルを使用することによって行われる。マウスの場合、範囲の設定は、例えば対象部分の範囲に示す枠(点線)を上下に移動することによって行われる。当該設定された範囲は、ユーザに分かり安いように視覚化されうる。
図3Bの例では、定められた範囲が、表示範囲である例を示す。なお、当該例において本発明が適用される場合に、フォント、フォントの大きさ、1行当たりの文字数、及び、行間隔は変更されないとする。
項目C(1)(311)は、定められた表示範囲(312)が2行であることを示す。すなわち、項目C(1)(311)は、図3Aの項目B(302)で選択された編集対象である文章(303)が3行から2行になるように文書の編集(行数の減少のための最適化)が行われる例を示す。編集対象である文章(303)が図3Aの項目B(302)において一つの文であることは本発明の一例であり、本発明において、編集対象である文章が、1又はそれよりも多い文章、例えば、段落単位、頁単位、文書全体でありうる。
項目C(2)(313)は、定められた表示範囲(314)が4行であることを示す。すなわち、項目C(2)(313)は、図3Aの項目B(302)で選択された編集対象である文章(303)が3行から4行になるように文書の編集(行数の増加のための最適化)が行われる例を示す。
項目C(3)(315)は、定められた表示範囲が行ではなく、ユーザによって指定された所定の表示範囲(表示領域)(316)であることを示す。すなわち、項目C(3)(315)は、図3Aの項目B(302)で選択された編集対象である文章が上記所定の表示範囲(316)内に収まるように文書の編集が行われる例(表示範囲の変更)を示す。なお、上記所定の表示範囲(316)において、編集対象である文章が表示される行数は、上記の通り、本例においてフォント、フォントの大きさ、1行当たりの文字数、及び行間隔は変更されないので、当該所定の表示範囲の大きさによって決まる。本例の場合、当該行数は4行である。
図3Cは、本発明の実施態様に従う、図3Aの項目B(302)で選択された編集対象である文章が、図3Bに示す定められた範囲内に収まるように自動的に編集された編集結果を示す。
項目D(1)(321)は、図3Aの(302)に示す編集対象である文章(303)が図3Bの項目C(1)(311)に示す定められた範囲(2行)(312)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表1に示す通りである。当該編集(最適化)において、好ましくは、編集後の語「うまく使用して分かるように述べる」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、8つの語句及び語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
項目D(1)(321)の例では、図3Bの項目C(1)で定められた表示範囲(2行)(312)に収まるように、編集対象である文章(303)を3行から2行に短くする必要がある。しかし、ユーザは本文書の編集中に、編集前の語「利用して説明する」を「うまく使用して分かるように述べる」に変更(変換)していたとする。そうすると、当該変更内容が編集履歴データ(213)に記録されている。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)の編集履歴データ(213)を参照して、編集前の語「利用して説明する」を「うまく使用して分かるように述べる」に変更している。当該変更によって、編集後の語「うまく使用して分かるように述べる」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて増加する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「うまく使用して分かるように述べる」を含む編集中の文章が項目C(1)(311)で定められた表示範囲(2行)(312)に収まるように、編集後の語「うまく使用して分かるように述べる」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「短くなった語句」を参照)。当該更なる変更において、好ましくは、編集後の語「うまく使用して分かるように述べる」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。
項目D(2)(323)は、図3Aの(302)に示す編集対象である文章(303)が図3Bの項目C(2)(313)に示す定められた範囲(4行)(314)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表2に示す通りである。当該編集(最適化)において、好ましくは、編集後の語「実現性」及び「例」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、6つの語句及び語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
項目D(2)(323)の例では、図3Bの項目C(2)で定められた表示範囲(4行)(314)に収まるように、編集対象である文章(303)を3行から4行に長くする必要がある。しかし、ユーザは本文書の編集中に、編集前の語「実現可能性」を「実現性」に変更(変換)していたとする。そうすると、当該変更内容が編集履歴データ(213)に記録されている。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)の編集履歴データ(213)を参照して、編集前の語「実現可能性」を「実現性」に変更している。また、ユーザは本文書以外の文書を過去において編集した際に、「サンプル」を「例」に変更していたとする。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)のプロファイル・データ(214)を参照して、編集前の語「サンプル」を「例」に変更している。上記2つの変更によって、編集後の語「実現性」及び「例」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて減少する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「実現性」及び「例」を含む編集中の文章が項目C(2)(313)で定められた表示範囲(4行)(314)に収まるように、編集後の語「実現性」及び「例」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「長くなった語句」を参照)。
項目D(3)(325)は、図3Aの(302)に示す編集対象である文章(303)(120文字)が図3Bの項目C(3)(315)に示す定められた表示範囲(1行18文字×4行分=合計72文字分)(316)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表3に示す通りである。当該更なる変更において、好ましくは、編集後の語「自分自身」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、7つの語句及び語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
項目D(3)(325)の例では、図3Bの項目C(3)で定められた表示範囲(72文字)(316)に収まるように、編集対象である文章(303)(120文字)を短くする必要がある。しかし、ユーザは本文書の編集中に、編集前の語「自分」を「自分自身」に変更(変換)していたとする。そうすると、当該変更内容が編集履歴データ(213)に記録されている。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)の編集履歴データ(213)を参照して、編集前の語「自分」を「自分自身」に変更している。上記変更によって、編集後の語「自分自身」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて増加する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「自分自身」を含む編集中の文章が項目C(3)(315)で定められた表示範囲(72文字)(316)に収まるように、編集後の語「自分自身」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「短くなった語句」を参照)。
図3Dは、本発明の実施態様に従う、図3Cの項目D(1)に示す、行数が減少される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。
図3Cの項目D(1)(321)において、図3Aの(302)に示す編集対象である文章(303)が図3Bの項目C(1)(311)に示す定められた範囲(2行)(312)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示した。しかしながら、使用する語句の辞書(211)の収録数、又は、編集履歴データ(213)がまだ十分に蓄積されていない場合に、上記最適化により得られる文章が、自然な若しくは滑らかな文章でない場合がありうる。
図3Dの項目E(1)(A)(331)に示す文章は、図3Cの項目D(1)(321)に示されている文章と同じである。装置(101)の選択手段(206)は、上記変換された語又は語の組み合わせをユーザが選択することを可能にする。上記変換された語又は語の組み合わせはユーザが認識しやすいように、視覚化されている。項目E(1)(A)(331)において、上記視覚化は、変換された語又は語の組み合わせがイタリック文字で示されているが、例えば文字色を変更する方法によって実現されてもよい。項目E(1)(A)(331)では、ユーザがマウスを使用して語「己」を選択することに応じて、語「己」の変換候補がポップアップ・ウィンドウ(332)内に表示されている。変換候補は、例えば、上記最適化が行われる前の語(すなわち、ユーザによって入力された語)、編集履歴データ(213)から得られる語、プロファイル・データ(214)から得られる語、又は、行数の減少に有用な語(すなわち、語「己」と同義語であり、語数の短い語句、好ましくは語数の最短の語句)が表示される。ポップアップ・ウィンドウ(332)は、語「自分」(最適化が行われる前の語)、及び、語「自分自身」(編集履歴データ(213)から得られる語)、並びに、語「己」の同義語であり、行数の減少(すなわち文字数の減少)に有用であり、辞書(211)から取り出された語「私」、「俺」、「自身」、「本人」、及び「わたし」を、変換候補として表示している。
図3Dの項目E(1)(B)(333)に示す文章は、ユーザによって「自分自身」が選択された場合の文章を示す。語「己」が語「自分自身」に置換されたことにより、編集対象である文章が、図3Bの項目C(1)(311)に示す定められた範囲(2行)(312)を超えて、3行に渡って表示されている。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、語「自分自身」を含む文章が図3Bの項目C(1)(311)に示す定められた範囲(2行)(312)に収まるように、語「自分自身」を含む文章中の語句又は語句の組み合わせを変更するために、その変換候補を表示する。変換候補は、例えば、項目E(1)(B)(333)に示すように、ポップアップ・ウィンドウ(334)で表示される。代替的には、置換手段(205)は、変換候補をポップアップ・ウィンドウ(334)で示す代わりに、図3Dの項目E(1)(C)(335)に示すように、語「自分自身」を含む文章を最適化して得られる文章のプレビュー結果を表示しうる。
項目E(1)(B)(333)に示すポップアップ・ウィンドウ(334)中の変換候補、又は、項目E(1)(C)(335)に示すプレビュー結果をユーザが承認する場合、例えば、ユーザがキーボードのエンターキーを入力することによって上記ポップアップ・ウィンドウ(334)中の変換候補に置き換えられた文章を、又は、上記プレビュー結果で示されている文章を確定することができる。
代替的には、項目E(1)(A)(331)において、ポップアップ・ウィンドウ(332)中の変換候補「自分自身」が選択されることに応じて、置換手段(205)は、語「自分自身」を含む文章が図3Bの項目C(1)(311)に示す定められた範囲(2行)(312)に収まるように、語「自分自身」を含む文章を自動的に最適化する。最適化結果は、項目E(1)(C)(335)に示す通りである。編集内容は、下記表4に示す通りである。当該最適化において、好ましくは、編集後の語「自分自身」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、3つの語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
図3Eは、本発明の実施態様に従う、図3Cの項目D(2)に示す、行数が増加される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。
図3Cの項目D(2)(323)において、図3Aの(302)に示す編集対象である文章(303)が図3Bの項目C(2)(313)に示す定められた範囲(4行)(314)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示した。しかしながら、使用する語句の辞書(211)の収録数、又は、編集履歴データ(213)がまだ十分に蓄積されていない場合に、上記最適化により得られる文章が、自然な若しくは滑らかな文章でない場合がありうる。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、最適化された文章中の変換された語句又は語句の組み合わせを再変換(調整)することを可能にする。
図3Eの項目F(2)(A)(341)に示す文章は、図3Cの項目D(2)(323)に示されている文章と同じである。装置(101)の選択手段(206)は、上記変換された語又は語句の組み合わせをユーザが選択することを可能にする。上記変換された語又は語句の組み合わせはユーザが認識しやすいように、視覚化されている。項目F(2)(A)(341)において、上記視覚化は、変換された語又は語句の組み合わせがイタリック文字で示されているが、例えば文字色を変更する方法によって実現されてもよい。項目F(2)(A)(341)では、ユーザがマウスを使用して語「価値判断して決める人」を選択することに応じて、語「価値判断して決める人」の変換候補がポップアップ・ウィンドウ(342)内に表示されている。変換候補は、例えば、上記最適化が行われる前の語(すなわち、ユーザによって入力された語)、編集履歴データ(213)から得られる語、プロファイル・データ(214)から得られる語、又は、行数の増加に有用な語(すなわち、語「価値判断して決める人」と同義語であり、語数の長い語句、好ましくは語数の最長の語句)が表示される。ポップアップ・ウィンドウ(342)は、語「評価する人」(最適化が行われる前の語)、及び、語「評価者」(編集履歴データ(213)から得られる語)、並びに、語「価値判断して決める人」の同義語であり、行数の増加(すなわち文字数の増加)に有用であり、辞書(211)から取り出された語「社内評価者」、「知的財産部」、「特許事務所」、「所属長」、「弁理士」、及び「上司」を、変換候補として表示している。
図3Eの項目F(2)(B)(343)に示す文章は、ユーザによって「評価者」が選択された場合の文章を示す。語「価値判断して決める人」が語「評価者」に置換されたことにより、編集対象である文章が、図3Bの項目C(2)(313)に示す定められた範囲(4行)(314)よりも短くなり、3行に渡って表示されている。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、語「評価者」を含む文章が図3Bの項目C(2)(313)に示す定められた範囲(4行)(314)に収まるように、語「自分自身」を含む文章中の語句又は語句の組み合わせを変更するために、その変換候補を表示する。変換候補は、例えば、項目F(2)(B)(343)に示すように、ポップアップ・ウィンドウ(344)で表示される。代替的には、置換手段(205)は、変換候補をポップアップ・ウィンドウ(344)で示す代わりに、図3Eの項目F(2)(C)(345)に示すように、語「自分自身」を含む文章を最適化して得られる文章のプレビュー結果を表示しうる。
項目F(2)(B)(343)に示すポップアップ・ウィンドウ(344)中の変換候補、又は、項目F(2)(C)(345)に示すプレビュー結果をユーザが承認する場合、例えば、ユーザがタッチパネルに表示されるソフトウェア・キーボード上のエンターキーを入力することによって、上記ポップアップ・ウィンドウ(344)中の変換候補に置き換えられた文章、又は、上記プレビュー結果で示されている文章を確定することができる。
代替的には、項目F(2)(A)(341)において、ポップアップ・ウィンドウ(342)中の変換候補「評価者」が選択されることに応じて、置換手段(205)は、語「評価者」を含む文章が図3Bの項目C(2)(313)に示す定められた範囲(4行)(314)に収まるように、語「評価者」を含む文章を自動的に最適化する。最適化結果は、項目F(2)(C)(345)に示す通りである。編集内容は、下記表5に示す通りである。当該最適化において、好ましくは、編集後の語「評価者」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、2つの語句の組み合わせ(最も少ない組み合わせ数である)が変更されている。
Figure 0005689402
図3A〜図3Eにおいて、編集対象として指定された部分中にある文章は一文である例を示した。しかしながら、編集対象として指定された部分中にある文章が複数である場合においても、上記図3A〜図3Eと同様にして、本発明を実施できる。例えば、編集対象として指定された部分中に第1の文と第2の文とがある場合に、第1の文中の語句又は語句の組み合わせの少なくとも1つが短い語句に置換され、第2の文中の語句又は語句の組み合わせの少なくとも1つが長い語句に置換されうる。
図4Aは、本発明の実施態様に従う、編集中の文書(英語)(項目A)、及び、当該編集中の文書(英語)において、編集処理の適用をする部分が選択された文章(項目B)の各例を示す。
図4Aの項目Aは、編集中の文書(401)の一例を示す。当該文書の作成において、ジャスティフィケーションが自動的に行われるものとする。
項目Aに示されている編集中の文書は編集中の文書の一部であり、当該一部において、文章は4行に渡り入力がされているとする。
図4Aの項目Bは、編集中の文書(401)において、ユーザが、本発明に従う編集処理の適用対象(以下、編集対象ともいう)とする範囲を指定又は選択する処理の一例を示す(402)。ユーザは、例えばタッチパネル(タッチスクリーン)上で指を動かして、編集対象である文章を指定又は選択することが可能である。項目Bでは、点線(403)で囲まれている文章が編集対象として指定されている(402)。なお、指定又は選択される文章は、例えば、一つ又は複数の文章;段落又は頁単位で指定されうる文章;又は、編集中の文書全体でありうる。また、編集対象である文章は、ユーザの可視化のために、他の文章から区別できるようにされる。項目Bでは、編集対象である文章が点線で囲まれているが、これは一例であって、例えば、編集対象である文章の色が編集対象でない文章の色と異なるように可視化されてもよい。
図4Bは、図4Aに示す文書の編集において、本発明の実施態様に従う、定められた範囲の設定の例を示す。範囲の設定は、例えば、マウス又はカーソルを使用することによって行われる。マウスの場合、範囲の設定は、例えば対象部分の範囲に示す枠(点線)を上下に移動することによって行われる。当該設定された範囲は、ユーザに分かり安いように視覚化されうる。
図4Bの例では、定められた範囲が、表示範囲である例を示す。なお、当該例において本発明が適用される場合に、フォント、フォントの大きさ、及び、行間隔は変更されないとする。
項目C(1)(411)は、定められた表示範囲(412)が3行であることを示す。すなわち、項目C(1)(411)は、図4Aの項目B(402)で選択された編集対象である文章(403)が4行から3行になるように文書の編集(行数の減少のための最適化)が行われる例を示す。
項目C(2)(413)は、定められた表示範囲(414)が5行であることを示す。すなわち、項目C(2)(413)は、図4Aの項目B(402)で選択された編集対象である文章(403)が4行から5行になるように文書の編集(行数の増加のための最適化)が行われる例を示す。編集対象である文章(403)が図4Aの項目B(402)において一つの文であることは本発明の一例であり、本発明において、編集対象である文章が、1又はそれよりも多い文章、例えば、段落単位、頁単位、文書全体でありうる。
項目C(3)(415)は、定められた表示範囲が行ではなく、ユーザによって指定された所定の表示範囲(表示領域)(416)であることを示す。すなわち、項目C(3)(415)は、図4Aの項目B(402)で選択された編集対象である文章が上記所定の表示範囲(416)内に収まるように文書の編集が行われる例(表示範囲の変更)を示す。なお、上記所定の表示範囲(416)において、編集対象である文章が表示される行数は、上記の通り本例においてフォント、フォントの大きさ、及び行間隔は変更されないので、当該所定の表示範囲の大きさによって決まる。本例の場合、当該行数は4行である。
図4Cは、本発明の実施態様に従う、図4Aの項目B(402)で選択された編集対象である文章が、図4Bに示す定められた範囲内に収まるように自動的に編集された編集結果を示す。
項目D(1)(421)は、図4Aの(402)に示す編集対象である文章(403)が図4Bの項目C(1)(411)に示す定められた範囲(3行)(412)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表6に示す通りである。当該更なる変更において、好ましくは、編集後の語「demonstrate」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、2つの語句の組み合わせ(最も少ない組み合わせ数である)が変更されている。
Figure 0005689402
項目D(1)(421)の例では、図4Bの項目C(1)で定められた表示範囲(3行)(412)に収まるように、編集対象である文章(403)を4行から3行に短くする必要がある。しかし、ユーザは本文書の編集中に、編集前の語「show」を「demonstrate」に変更(変換)していたとする。そうすると、当該変更内容が編集履歴データ(213)に記録されている。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)の編集履歴データ(213)を参照して、編集前の語「show」を「demonstrate」に変更している。当該変更によって、編集後の語「demonstrate」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて増加する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「demonstrate」を含む編集中の文章が項目C(1)(411)で定められた表示範囲(3行)(412)に収まるように、編集後の語「demonstrate」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「短くなった語句」を参照)。
項目D(2)(423)は、図4Aの(402)に示す編集対象である文章(403)が図4Bの項目C(2)(413)に示す定められた範囲(5行)(414)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表7に示す通りである。当該更なる変更において、好ましくは、編集後の語「feasibility」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、3つの語句及び語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
項目D(2)(423)の例では、図4Bの項目C(2)で定められた表示範囲(5行)(414)に収まるように、編集対象である文章(403)を4行から5行に長くする必要がある。しかし、ユーザは本文書以外の文書を過去において編集した際に、「expected implementation」を「feasibility」に変更していたとする。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)のプロファイル・データ(214)を参照して、編集前の語「expected implementation」を「feasibility」に変更している。上記変更によって、編集後の語「feasibility」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて減少する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「feasibility」を含む編集中の文章が項目C(2)(414)で定められた表示範囲(5行)(414)に収まるように、編集後の語「feasibility」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「長くなった語句」を参照)。
項目D(3)(425)は、図4Aの(402)に示す編集対象である文章(403)が図4Bの項目C(3)(415)に示す定められた表示範囲(右側 約5分の3の領域)(416)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示す。編集内容は、下記表8に示す通りである。当該更なる変更において、好ましくは、編集後の語「demonstrate」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、5つの語句の組み合わせが変更されている。
Figure 0005689402
項目D(3)(425)の例では、図4Bの項目C(3)で定められた表示範囲(416)に収まるように、編集対象である文章(403)を短くする必要がある。しかし、ユーザは本文書の編集中に、編集前の語「show」を「demonstrate」に変更(変換)していたとする。そうすると、当該変更内容が編集履歴データ(213)に記録されている。それ故に、装置(101)の変更手段(204)は、記憶手段(210)の編集履歴データ(213)を参照して、編集前の語「show」を「demonstrate」に変更している。上記変更によって、編集後の語「demonstrate」を含む編集中の文章の文字数は上記変更前の文章の文字数に比べて増加する。そこで、変更手段(204)は、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して、編集後の語「自分自身」を含む編集中の文章が項目C(3)(415)で定められた表示範囲(右側 約5分の3の領域)(416)に収まるように、編集後の語「demonstrate」以外の語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに更に変更している(上記「短くなった語句」を参照)。
図4Dは、本発明の実施態様に従う、図4Cの項目D(1)に示す、行数が減少される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。
図4Cの項目D(1)(421)において、図4Aの(402)に示す編集対象である文章(403)が図4Bの項目C(1)(411)に示す定められた範囲(3行)(412)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示した。しかしながら、使用する語句の辞書(211)の収録数、又は、編集履歴データ(213)がまだ十分に蓄積されていない場合に、上記最適化により得られる文章が、自然な若しくは滑らかな文章でない場合がありうる。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、最適化された文章中の変換された語句又は語句の組み合わせを再変換(調整)することを可能にする。
図4Dの項目E(1)(A)(431)に示す文章は、図4Cの項目D(1)(421)に示されている文章と同じである。装置(101)の選択手段(206)は、上記変換された語がユーザに選択されることを可能にする。上記変換された語はユーザが認識しやすいように、視覚化されている。項目E(1)(A)(431)において、上記視覚化は、変換された語がイタリック文字で示されているが、例えば文字色を変更する方法によって実現されてもよい。項目E(1)(A)(431)では、ユーザがタッチパネル上で語「feasibility」をタッチすることに応じて、語「feasibility」の変換候補がポップアップ・ウィンドウ(432)内に表示されている。変換候補は、例えば、上記最適化が行われる前の語(すなわち、ユーザによって入力された語)、編集履歴データ(213)から得られる語、プロファイル・データ(214)から得られる語、又は、行数の減少に有用な語(すなわち、語「feasibility」と同義語であり、語数の短い語句、好ましくは語数の最短の語句)が表示される。ポップアップ・ウィンドウ(432)は、語「expected implementation」(最適化が行われる前の語)、及び、語「viability」(編集履歴データ(213)から得られる語)、並びに、語「feasibility」の同義語であり、行数の減少(すなわち文字数の減少)に有用であり、語句の辞書(211)から取り出された語「usefulness」、「workability」、「practicability」、「implementation」、及び「feasibility study」を、変換候補として表示している。
図4Dの項目E(1)(B)(433)に示す文章は、ユーザによって「expected implementation」が選択された場合の文章を示す。語「feasibility」が語「expected implementation」に置換されたことにより、編集対象である文章が、図4Bの項目C(1)(412)に示す定められた範囲(3行)(412)を超えて、4行に渡って表示されている。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、語「expectedimplementation」を含む文章が図4Bの項目C(1)(411)に示す定められた範囲(3行)(412)に収まるように、語「expected implementation」を含む文章中の語句又は語句の組み合わせを変更するために、その変換候補を表示する。変換候補は、例えば、項目E(1)(B)(433)に示すように、ポップアップ・ウィンドウ(434)で表示される。代替的には、置換手段(205)は、変換候補をポップアップ・ウィンドウ(434)で示す代わりに、図4Dの項目E(1)(C)(435)に示すように、語「expected implementation」を含む文章を最適化して得られる文章のプレビュー結果を表示しうる。
項目E(1)(B)(433)に示すポップアップ・ウィンドウ(434)中の変換候補、又は、項目E(1)(C)(435)に示すプレビュー結果をユーザが承認する場合、例えば、ユーザがキーボードのエンターキーを入力することによって上記ポップアップ・ウィンドウ(434)中の変換候補に置き換えられた文章を、又は、上記プレビュー結果で示されている文章を確定することができる。
代替的には、項目E(1)(A)(431)において、ポップアップ・ウィンドウ(432)中の変換候補「expected implementation」が選択されることに応じて、置換手段(205)は、語「expected implementation」を含む文章が図4Bの項目C(1)(411)に示す定められた範囲(3行)(412)に収まるように、語「expected implementation」を含む文章を自動的に最適化する。最適化結果は、項目E(1)(C)(435)に示す通りである。編集内容は、下記表9に示す通りである。当該最適化において、好ましくは、編集後の語「expected implementation」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、2つの語句の組み合わせ(最も少ない組み合わせ数である)が変更されている。
Figure 0005689402
図4Eは、本発明の実施態様に従う、図4Cの項目D(2)に示す、行数が増加される場合における編集結果中の1又は複数の組み合わせからなる語句を調整する例を示す。
図4Cの項目D(2)(423)において、図4Aの(402)に示す編集対象である文章(403)が図4Bの項目C(2)(413)に示す定められた範囲(5行)(414)に収まるように、自動的に編集(最適化)された結果を示した。しかしながら、使用する語句の辞書(211)の収録数、又は、編集履歴データ(213)がまだ十分に蓄積されていない場合に、上記最適化により得られる文章が、自然な若しくは滑らかな文章でない場合がありうる。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、最適化された文章中の変換された語句又は語句の組み合わせを再変換(調整)することを可能にする。
図4Eの項目F(2)(A)(441)に示す文章は、図4Cの項目D(2)(423)に示されている文章と同じである。装置(101)の選択手段(206)は、上記変換された語がユーザに選択されることを可能にする。上記変換された語はユーザが認識しやすいように、視覚化されている。項目F(2)(A)(441)において、上記視覚化は、変換された語がイタリック文字で示されているが、例えば文字色を変更する方法によって実現されてもよい。項目F(2)(A)(441)では、ユーザがマウスを使用して語「demonstrate」を選択することに応じて、語「demonstrate」の変換候補がポップアップ・ウィンドウ(442)内に表示されている。変換候補は、例えば、上記最適化が行われる前の語(すなわち、ユーザによって入力された語)、編集履歴データ(213)から得られる語、プロファイル・データ(214)から得られる語、又は、行数の増加に有用な語(すなわち、語「demonstrate」と同義語であり、語数の長い語句、好ましくは語数の最長の語句)が表示される。ポップアップ・ウィンドウ(442)は、語「show」(最適化が行われる前の語)、及び、語「indicate」、語「demonstrate」の同義語であり、行数の増加(すなわち文字数の増加)に有用であり、語句の辞書(211)から取り出された語「present」、「exhibit」、及び「offer」を、変換候補として表示している。
図4Eの項目F(2)(B)(443)に示す文章は、ユーザによって「show」が選択された場合の文章を示す。語「demonstrate」が語「show」に置換されたことにより、編集対象である文章が、図4Bの項目C(2)(413)に示す定められた範囲(5行)(414)よりも短くなり、4行に渡って表示されている。
そこで、本発明の1つの実施態様において、本発明に従う装置(101)の置換手段(205)は、語「show」を含む文章が図4Bの項目C(2)(413)に示す定められた範囲(5行)(414)に収まるように、語「show」を含む文章中の語句又は語句の組み合わせを変更するために、その変換候補を表示する。変換候補は、例えば、項目F(2)(B)(443)に示すように、ポップアップ・ウィンドウ(444)で表示される。代替的には、置換手段(205)は、変換候補をポップアップ・ウィンドウ(444)で示す代わりに、図4Eの項目F(2)(C)(445)に示すように、語「show」を含む文章を最適化して得られる文章のプレビュー結果を表示しうる。
項目F(2)(B)(443)に示すポップアップ・ウィンドウ(444)中の変換候補、又は、項目F(2)(C)(445)に示すプレビュー結果をユーザが承認する場合、例えば、ユーザがタッチパネルに表示されるソフトウェア・キーボード上のエンターキーを入力することによって、上記ポップアップ・ウィンドウ(444)中の変換候補に置き換えられた文章、又は、上記プレビュー結果で示されている文章を確定することができる。
代替的には、項目F(2)(A)(441)において、ポップアップ・ウィンドウ(442)中の変換候補「show」が選択されることに応じて、置換手段(205)は、語「show」を含む文章が図4Bの項目C(2)(413)に示す定められた範囲(5行)(414)に収まるように、語「show」を含む文章を自動的に最適化する。最適化結果は、項目F(2)(C)(445)に示す通りである。編集内容は、下記表10に示す通りである。当該最適化において、好ましくは、編集後の語「show」を含む編集中の文章において変更される語句又は語句の組み合わせの総数(組み合わせ数)が最も少なくなるように変更されうる。下記の例では、一つの語句のみ(最も少ない組み合わせ数である)が変更されている。
Figure 0005689402
図4A〜図4Eにおいて、編集対象として指定された部分中にある文章は一文である例を示した。しかしながら、編集対象として指定された部分中にある文章が複数である場合においても、上記図4A〜図4Eと同様にして、本発明を実施できる。例えば、編集対象として指定された部分中に第1の文と第2の文とがある場合に、第1の文中の語句又は語句の組み合わせの少なくとも1つが短い語句に置換され、第2の文中の語句又は語句の組み合わせの少なくとも1つが長い語句に置換されうる。
図5Aは、本発明の実施態様において使用されうる、語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置き換えるために使用されうる語句の辞書の例を示す。
語句の辞書(501)は、例えば、語句又は語句の組み合わせに対応する同義語(語句又は語句の組み合わせである)、又は、語句又は語句の組み合わせに対応する表現(語句又は語句の組み合わせである)を有する。語句又は語句の組み合わせに対応する同義語は、言語によって異なる場合もありうるが、語句から同義語である語句、語句の組み合わせから同義後である語句の組み合わせ、語句から対応する表現である語句、及び、語句から対応する表現である語句の組み合わせを含みうる。
辞書は、同義語又は対応する表現について、さらに下記の情報を有する。
識別子(id);一つの語句又は一つの語句の組み合わせそれぞれに対応する
型(type);全角(dbcs)/半角(sbcs)
サイズ(size);語句又は語句の長さをバイト・サイズで換算したサイズ
品詞;動詞、名詞、形容詞、副詞、その他
同義語又は対応する表現の識別子のリスト;識別子(id)のリスト
例えば、語句の辞書(501)を使用して表示されうる変換候補の例は下記の通りである。
(1)変換対象の語が「自分自身」であり、文章を短くする場合
(日本語の場合);「自分」(最適化が行われる前の語)、「己」、「私」、「俺」、「自身」、「本人」、「おれ」、「わたし」、・・・の順である。
(英語の場合);「expected implementation」(最適化が行われる前の語)、「usefulness」、「workability」、「practicability」、「implementation」、「feasibility study」・・・の順である。
(2)変換対象の語が「私」であり、文章を長くする場合
(日本語の場合);「自分」(最適化が行われる前の語)、「自分自身」、「わたし」、「自身」、「本人」、「おれ」、「己」、「私」、「俺」、・・・の順である。
(英語の場合);「expected implementation」(最適化が行われる前の語)、「feasibility study」、「implementation」、「practicability」、「workability」、「usefulness」・・・の順である。
語句の辞書(501)において、ユーザによってマニュアル的に増やすことによって、又は、コンピュータによって自動的にユーザの変換を監視することによって、語句又は語句の組み合わせを増加することができる。語句の辞書(501)の実装には、例えば、辞書の定義の仕方及び正規化などの当業者に知られている方法を利用して実装しうる。
図5Bは、本発明の実施態様において使用されうる、複数の語句を別の語句に並べ替えるために使用されうる並び替え辞書の例を示す。
語句の組み合わせにおいて、語句の順番を並び替えることによって、文章を長くしたり、又は、短くしたりできる場合がある。例えば、日本語において、品詞の並びが、「形容詞+名詞+動詞+名詞」となっていた場合に、名詞と形容詞の順番を入れ替えて、動詞を省略することができる可能性が高い。また、例えば、英語においても、同様に、語順の入れ替えが可能であり、文章を長くしたり、又は、短くしたりできうる。なお、言語によって、入れ替えのルールが変わりうる(下記の日本語と英語の例を参照)。下記表11及び下記表12にその例を日本語及び英語それぞれに分けて示す。
Figure 0005689402
Figure 0005689402
並び替え辞書(502)は、下記の情報を有する。
識別子(id);変更前(from)の語句の並びに対応する
効果 ;語句の並び替えによる効果(文字数の増加、又は、減少、など)
変更前(from)の語句の並び;品詞の組み合わせで表現されうる
変更後(to)の語句の並び ;品詞の組み合わせで表現されうる
並び替え辞書(502)は、語句の辞書(501)と同一の辞書ファイルとして実装することも、又は、語句の辞書(501)と別の辞書ファイルとして実装することも可能である。並び替え辞書(502)の実装には、例えば、辞書の定義の仕方及び正規化などの当業者に知られている方法を利用して実装しうる。
図6A〜図6Eは、本発明の実施態様に従う、文章を編集するための処理のフローチャートを示す。
図6Aは、本発明の実施態様に従う、文章を編集するための処理の基本となるフローチャートを示す。
ステップ601において、本発明に従う装置(101)は、文章を編集するための上記処理を開始する。当該処理は、オペレーティング・システムの起動と同時に、上記した文章入力を受け付けるソフトウェアの起動と同時に、文字入力のためのアプリケーション・ソフトウェアの起動と同時に、又は、文章の入力乃至は編集を可能にするソフトウェア若しくはFEPに用意されたメニューを押下又は選択することによって開始されうる。当該開始によって、本発明の実施態様に従うコンピュータ・プログラムが記憶装置(108)からメイン・メモリ(103)に読み込まれる。
ここで、ユーザは、入力手段(201)を介して文書の入力を行い、又は、編集手段(202)を介して、入力中の又は入力済みの文章の編集を行おうとしているとする。
ステップ602において、編集手段(202)は、アクションの発生、例えば、ユーザからの入力を検出する。ユーザからの入力は、文章の入力に加えて、編集作業の命令を含みうる。
ステップ603において、編集手段(202)は、ステップ602で発生したアクションが編集作業の終了であることに応じて、当該処理をステップ604に進め、本願発明に従う文章を編集するための処理を終了する。一方、編集手段(202)は、ステップ602で発生したアクションが編集作業の終了でない場合に、当該処理をステップ604に進める。
ステップ605において、編集手段(202)は、上記アクションが本願発明に従う編集処理の適用をするという命令(トリガーである)であるかどうかを判定する。上記アクションが上記編集処理の適用をするという命令であることに応じて、編集手段(202)は範囲指定手段(203)に当該トリガーを伝達する。範囲指定手段(203)は、上記トリガーを受信することに応じて、ユーザが編集対象とする文章を選択することを可能にする。また、範囲指定手段(203)は、編集対象とする文章として選択された部分のうちから、ユーザが特定の領域を選択又は指定することによって、編集対象である文章の制限値を特定できるようにすることができる。そして、編集手段(202)は当該処理をステップ606に進める。一方、上記アクションが上記編集処理の適用をするという命令でないことに応じて、編集手段(202)は次のアクションの発生(ステップ602)を待つ。
ステップ606において、変更手段(204)は、範囲指定手段(203)から上記制限値を動的に取得することによって、又は、上記制限値を格納した所定の設定ファイルを読み込むことによって、編集対象である文章の制限値を取得する。
ステップ607において、変更手段(204)は、編集対象である文章の解析を行い、ステップ606において取得した制限値と比較する為に必要なパラメータ値を、編集対象である文章から取得する。編集対象である文章の解析は、当業者に知られている形態素解析技術を用いて行われうる。
ステップ608において、変更手段(204)は、編集対象である文章の解析結果(すなわち、上記パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、変更手段(204)は編集手段(202)に処理を戻し、編集手段(202)は次のアクションの発生(ステップ602)を待つ。「制限値に合致する」とは、上記制限値内に上記パラメータ値が入ることを意味する。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ609に進める。「制限値に合致しない」とは、上記制限値内に上記パラメータ値が入らないことを意味する。
ステップ609において、変更手段(204)は、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、上記編集対象である文章の上記制限値と上記パラメータ値との差分を計算する。差分は、例えば、文字数、行数などで表されうる。
ステップ610において、変更手段(204)は、「語句の組み合わせ」について、その並び替え処理を実施する。すなわち、上記計算した差分の結果に基づいて、編集対象である少なくとも1つの文章を短くする又は長くする必要がある場合に語句の組み合わせの並び替えを行い、文字数を減らし又は文字数を増やす。並び替え処理は、全ての単語の組み合わせを辞書化することが困難である場合、又は辞書化が十分でない場合に有用である。並び替え処理では、文章を、例えば、単語(厳密に言えば、品詞がわかる単位での単語)に分解し、その組み合わせを辞書に参照することによって行う。当該並び替え処理の詳細については、図6B及び図6Cの説明において述べる。
ステップ611は、ステップ610の並び替え処理において、図6Bに示すステップ626の「全ての単語の組み合わせが完了」した場合に、又は、図6Bに示すステップ630の「制限値に合致」した場合に、開始される。ステップ626の「全ての単語の組み合わせが完了」する場合とは、上記制限値に合致する前に、全ての組み合わせの処理が完了した場合である。ステップ630の「制限値に合致」する場合とは、並び替え処理が行われ、上記制限値に合致した場合である。ステップ611において、変更手段(204)は、ステップ610における並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、変更手段(204)は編集手段(202)に処理を戻し、編集手段(202)は次のアクションの発生(ステップ602)を待つ。なお、図6Bのステップ630において、並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(パラメータ値)が制限値に合致する場合は、ステップ612の置き換え処理は必要ない。なぜならば、すでに、並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(パラメータ値)が制限値に合致しているからである。従って、図6A及び図6Bに従う本発明の一つの実施態様であるフローチャートでは、ステップ630とステップ611の両方において、上記制限値の合致が判断されることになる。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ612に進める。
ステップ612において、変更手段(204)は、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、上記編集対象である文書中の語句又は語句の組み合わせの別の語句又は語句の組み合わせへの置き換え処理を実施する。すなわち、上記計算した差分の結果に基づいて、編集対象である少なくとも1つの文章を短くする又は長くする必要がある場合に、語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置き換える。当該置き換え処理の詳細については、図6D及び図6Eの説明において述べる。
ステップ612の置き換え処理が終了することに応じて、変更手段(204)は、編集手段(202)に処理を戻し、編集手段(202)は次のアクションの発生(ステップ602)を待つ。ステップ612の置き換え処理の終了は、図6Dに示すステップ655の「全ての単語が完了」した場合、又は、図6Dに示すステップ659の「制限値に合致」した場合、すなわち、語句又は語句の組み合わせの置き換え処理がされた後の文章を含む編集対象である文章のパラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致する場合である。ステップ655の「全ての単語が完了」する場合とは、上記制限値に合致する前に、全ての組み合わせの処理が完了した場合である。ステップ659の「制限値に合致」する場合とは、上記置き換え処理が行われ、制限値に合致した場合場合である。また、変更手段(204)は、任意的に、図7に示すフローチャートの処理を開始するために、当該処理を置換手段(205)に渡す。
なお、図6Aに示すフローチャートでは、「語句の組み合わせ」についての並び替え処理(610)を、語句又は語句の組み合わせの別の語句又は語句の組み合わせへの置き換え処理(612)の前に行っている。これは、一般的に、並び替え処理の方が、置き換え処理に比べて、語数の変化(増加又は減少)が大きいと考えられるために、まず語数の変化が大きい処理を行うことで、置き換え処理で変換される語句又は語句の組み合わせの総数を最小限に済ますことができるためである。置き換え処理で変換される語句又は語句の組み合わせの総数を最小限に済ませることで、変換後の文章が自然な乃至は滑らかな文章をより保つことが可能でありうる。
なお、並び替え処理は、上記で述べたように、全ての単語の組み合わせを辞書化することが困難である場合、又は辞書化が十分でない場合に有用である。しかしながら、全ての又は実質的に全ての単語の組み合わせが辞書化できているのであれば、並べ替え処理を行わずに、置き換え処理だけを行えばよい。何故ならば、並び替えも、置き換え処理と同視できるからである。並べ替え処理を行わずに、置き換え処理だけを行う場合は、図6Aにおいて、変更手段(204)は、ステップ609の次に、ステップ612に進める。
図6B及び図6Cは、図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、ステップ610の並び替え処理の詳細を示すフローチャートを示す。
ステップ621において、変更手段(204)は、上記並び換え処理を開始する。
ステップ622において、変更手段(204)は、編集対象である文章において、先頭にある文章から単語を順に取り出す。「次の語句を取得」とは、例えば「明白な方法がわかる」という文章がある場合に、「明白な」、「方法」、「が」、「わかる」という順に語を取り出していくことを意味する。
ステップ623において、変更手段(204)は、取り出した単語を、単語の組み合わせ候補に追加する。なお、単語の組み合わせ候補は、語句又は語句の組み合わせでありうる。
ステップ624において、変更手段(204)は、編集対象である文章中の全ての単語の取り出しが完了したかどうかを判断する。編集対象である文章中の全ての単語の取り出しが完了したことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ625に進める。一方、編集対象である文書中の全ての単語の取り出しが完了していないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ631(図6Cを参照)に進める。
ステップ625において、変更手段(204)は、仮決めリストから、変換候補である(次の)単語の組み合わせを取得する。仮決めリストは、図6Cのステップ632から仮決めリストに追加(ステップ638)に至るまでの処理を通じて、並び替え処理による効果が大きく発揮されうる順に、単語の組み合わせをリストアップしたものである。変換候補である単語の組み合わせの取得において、変更手段(204)は、処理の最初においては仮決めリストの先頭にある単語の組み合わせを処理し、次の処理においては仮決めリストの上記先頭にある単語の組み合わせの次にリストされている単語の組み合わせを1つずつ取り出して処理する。
ステップ626において、変更手段(204)は、仮決めリスト中の全ての「単語の組み合わせ」の処理が完了したかどうかを判断する。すなわち、変更手段(204)は、編集対象である文章を単語に分け、それら分けられた単語の組み合わせ全てに関して並び替え処理が完了したかを判断する。全ての「単語の組み合わせ」の取得が完了したことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ627に進め、そして、上記並び替え処理を終了する。一方、全ての「単語の組み合わせ」の取得が完了していないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ628に進める。
ステップ628において、変更手段(204)は、編集中の該当する単語の組み合わせを、ステップ625において取得された仮決めリスト中の先頭にある単語の組み合わせ、そして当該先頭にある単語の組み合わせの次にリストされている単語の組み合わせの順に1つずつ取り出して変換する。
ステップ629において、変更手段(204)は、上記並び替え処理前の編集対象である文章と、現在の編集処理対象である上記並び換え処理後の編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分の増減を計算し、当該差分を更新する。
ステップ630において、変更手段(204)は、上記並び替え処理後の単語の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(上記パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ627に進め、そして、上記並び替え処理を終了する。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、変更手段(204)は、当該処理をステップ625に戻し、そして上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致するまで、別の単語の組み合わせの置き換え処理(ステップ628)、上記差分の計算(ステップ629)、そして上記制限値に合致するかどうかの判断(ステップ630)が、仮決めリストでリストされた単語の組み合わせに関して繰り返し行われる。
ステップ631において、変更手段(204)は、ステップ623において単語の組み合わせ候補として追加された当該単語の組み合わせ候補の品詞の並びが並び替え辞書(212)中の並び替えリストと合致するかどうかを検索する。
ステップ632において、変更手段(204)は、上記単語の組み合わせ候補の品詞の並びが並び替え辞書(212)中のリスト(以下、図6B及び図6Cの説明において変換候補ともいう)にある場合に当該処理をステップ633に進める。一方、上記単語の組み合わせ候補の品詞の並びが並び替え辞書(212)中のリストにない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ622(図6B)に戻す。
ステップ633において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集対象である文章中又は編集作業中の文書全体中にあるかどうかを判断する。変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集対象である文章中又は編集作業中の文書全体中にある場合に当該処理をステップ634に進める。一方、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集対象である文章中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ636に進める。代替的に、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集作業中の文書全体中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ636に進める。
ステップ634において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集対象である文章を含む文書中にある場合に、当該変換候補で、編集中の文書中の対応する単語の組み合わせを変換する。
ステップ635において、変更手段(204)は、上記並び替え処理前の編集対象である文章と、現在の編集処理対象である上記並び替え処理後の変換候補を含む編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分の増減を計算し、当該差分を更新する。変更手段(204)は、当該差分の増減を計算後、当該処理をステップ643に進める。この理由は、ステップ623での組み合わせ候補の処理はステップ635で完了したために、一旦、単語の組み合わせ候補をクリアにする必要があるためである。
ステップ636において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集履歴データ(213)中にある場合に、当該処理をステップ637に進める。一方、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集履歴データ(213)中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ639に進める。
ステップ637において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが編集履歴データ(213)中にあることに応じて、上記変換候補を編集履歴データ(213)から取得し、当該取得した変換候補を仮決めリストに追加する(ステップ638)。仮決めリストは、例えば、図2の記憶手段(210)内に、又は、図1のメイン・メモリ(103)内に用意される。仮決めリストに追加した時点では、上記取得した変換候補は確定されていず、当該仮決めリスト中での優先順位を付けるための変換候補としての位置づけである。
ステップ639において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語の組み合わせが当該文書を編集中のユーザに関連付けられたプロファイル・データ(214)中にあるか又は定義されている場合に、当該処理をステップ640に進める。一方、上記変換候補と同じ単語の組み合わせがプロファイル・データ(214)中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ641に進める。
ステップ640において、変更手段(204)は、上記変換候補をプロファイル・データ(214)から取得し、当該取得した変換候補を仮決めリストに追加する(ステップ638)。
ステップ641において、変更手段(204)は、上記変換候補がプロファイル・データ(214)中にない場合に、差分に基づいて、最適な単語の組み合わせを並び替え辞書(212)から取得し、当該取得した最適な単語の組み合わせを仮決めリストに追加する(ステップ638)。具体的には、ステップ606で取得した制限値との差分がプラスになる場合には、変更手段(204)は、文章が短くなるように、単語の組み合わせの短い変換候補を選択し、一方、ステップ606で取得した制限値との差分がマイナスになる場合には、変更手段(204)は、文章が長くなるように、単語の組み合わせの長い変換候補を選択する。
ステップ642において、変更手段(204)は、当該変換前の編集対象である文章と上記変換候補を含む文章を含む編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分を計算する。そして、変更手段(204)は、その差分に基づいて、仮決めリスト中の「単語の組み合わせ」を効果順に並び替える。変更手段(204)は、上記のようにして用意された仮決めリストを使用し、図6Bに示すステップ625以降において、仮決めリスト中の変換候補を使用して並び替え処理による語句の組み合わせの置換処理を実行する。なお、上記効果順とは、例えば、文章を短くする場合は、上記変換候補が変換前の単語の組み合わせに比べてなるべく短い順に並べることであり、一方、文章を長くする場合は、上記変換候補が変換前の単語の組み合わせに比べて長い順に並び替えることでありうる。
ステップ643において、変更手段(204)は、ステップ623における単語の組み合わせ候補全てを作業エリア領域からクリア(消去)する。当該クリアの後に、変更手段(204)は、当該処理をステップ622に戻す。
図6D及び図6Eは、図6Aに示す基本フローチャートの各ステップのうちの、ステップ612の置き換え処理の詳細を示すフローチャートを示す。
ステップ651において、変更手段(204)は、上記置き換え処理を開始する。
ステップ652において、変更手段(204)は、編集対象である文章において、先頭にある文章から単語を順に取り出す。「次の語句を取得」とは、例えば「明白な方法がわかる」という文章がある場合に、「明白な」、「方法」、「が」、「わかる」という順に語を取り出していくことを意味する。
ステップ653において、変更手段(204)は、編集対象である文章中の全ての単語の取り出しが完了したかどうかを判断する。編集対象である文章中の全ての単語の取り出しが完了したことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ654に進める。一方、編集対象である文書中の全ての単語の取り出しが完了していないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ661(図6Eを参照)に進める。
ステップ654において、変更手段(204)は、仮決めリストから、変換候補である(次の)単語を取得する。仮決めリストは、図6Eのステップ662から仮決めリストに追加(ステップ668)に至るまでの処理を通じて、置き換え処理による効果が大きく発揮されうる順に、単語をリストアップしたものである。変換候補である単語の取得において、変更手段(204)は、処理の最初においては仮決めリストの先頭にある単語を処理し、次の処理においては仮決めリストの上記先頭にある単語の次にリストされている単語を1つずつ取り出して処理する。
ステップ655において、変更手段(204)は、仮決めリスト中の全ての単語の処理が完了したかどうかを判断する。すなわち、変更手段(204)は、編集対象である文章を単語に分け、それら分けられた単語全てに関して置き換え処理が完了したかを判断する。全ての単語の取得が完了したことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ656に進め、そして、上記置き換え処理を終了する。一方、全ての単語の取得が完了していないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ657に進める。
ステップ657において、変更手段(204)は、編集中の該当する単語を、ステップ654において取得された仮決めリスト中の先頭にある単語、そして当該先頭にある単語の次にリストされている単語の順に1つずつ取り出して変換する。
ステップ658において、変更手段(204)は、上記置き換え処理前の編集対象である文章と、現在の編集処理対象である上記置き換え処理後の編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分の増減を計算し、当該差分を更新する。
ステップ659において、変更手段(204)は、上記置き換え処理後の単語又は単語の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(上記パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ656に進め、そして、上記置き換え処理を終了する。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、変更手段(204)は当該処理をステップ654に戻し、そして上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致するまで、別の単語への置き換え処理(ステップ657)、上記差分の計算(ステップ658)、そして上記制限値に合致するかどうかの判断(ステップ659)が、仮決めリストでリストされた単語に関して繰り返し行われる。
ステップ661において、変更手段(204)は、ステップ652において取得した次の単語と同義語又は対応する表現(以下、図6D及び図6Eにおいて変換候補という)が、語句の辞書(211)中にあるかを検索する。
ステップ662において、変更手段(204)は、上記変換候補が語句の辞書(211)中にある場合に当該処理をステップ663に進める。一方、上記変換候補が語句の辞書(211)中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ652(図6D)に戻す。
ステップ663において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語が編集対象である文章を含む文書中又は編集作業中の文書全体中にあるかどうかを判断する。変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語が編集対象である文章を含む文書中又は編集作業中の文書全体中にある場合に当該処理をステップ664に進める。一方、上記取得した次の単語と同じ単語が編集対象である文章を含む文書中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ666に進める。代替的に、上記変換候補と同じ単語が編集作業中の文書全体中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ666に進める。
ステップ664において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語が編集対象である文章を含む文書中にある場合に、当該変換候補で、編集中の文書中の対応する単語を変換する。
ステップ665において、変更手段(204)は、上記置き換え処理前の編集対象である文章と、現在の編集対象である上記置き換え処理後の変換候補を含む編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分の増減を計算し、当該差分を更新する。変更手段(204)は、当該差分の増減を計算後、当該処理をステップ652に戻す。
ステップ666において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語が編集履歴データ(213)中にある場合に、当該処理をステップ667に進める。一方、上記取得した次の単語と同じ単語が編集履歴データ(213)中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ669に進める。
ステップ667において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語を編集履歴データ(213)から取得し、当該取得した変換候補を仮決めリストに追加する(ステップ668)。仮決めリストは、例えば、図2の記憶手段(210)内又は、図1のメイン・メモリ(103)内に用意される。
ステップ669において、変更手段(204)は、上記変換候補と同じ単語が当該文書を編集中のユーザに関連付けられたプロファイル・データ(214)中にあるか又は定義されている場合に、当該処理をステップ670に進める。一方、上記変換候補と同じ単語がプロファイル・データ(214)中にない場合に、変更手段(204)は当該処理をステップ671に進める。
ステップ670において、変更手段(204)は、上記変換候補をプロファイル・データ(214)から取得し、当該取得した変換候補を仮決めリストに追加する(ステップ668)。
ステップ671において、変更手段(204)は、上記変換候補がプロファイル・データ(214)中にない場合に、差分に基づいて、最適な単語を語句の辞書(211)から取得し、当該取得した最適な単語を仮決めリストに追加する(ステップ668)。具体的には、ステップ606で取得した制限値との差分がプラスになる場合には、変更手段(204)は、文章が短くなるように、単語又は単語の組み合わせの短い変換候補を選択し、一方、ステップ606で取得した制限値との差分がマイナスになる場合には、変更手段(204)は、文章が長くなるように、単語又は単語の組み合わせの長い変換候補を選択する。
ステップ672において、変更手段(204)は、当該変換前の編集対象である文章と上記変換候補を含む文章を含む編集対象である文章とを比較し、その文字数の差分を計算する。そして、変更手段(204)は、その差分に基づいて、仮決めリスト中の単語又は単語の組み合わせを効果順に並び替える。変更手段(204)は、上記のようにして用意された仮決めリストを使用し、図6Dに示すステップ654以降において、仮決めリスト中の変換候補を使用して置き換え処理による語句又は語句の組み合わせの置換処理を実行する。なお、上記効果順とは、例えば、文章を短くする場合は、上記変換候補が変換前の単語又は単語の組み合わせに比べてなるべく短い順に並べることであり、一方、文章を長くする場合は、上記変換候補が変換前の単語又は単語の組み合わせに比べて長い順に並び替えることでありうる。上記変更手段(204)は、仮決めリスト中の単語又は単語の組み合わせの並び換えが終わることに応じて、当該処理をステップ652に戻す。
なお、図6D及び図6Eにおいて、「単語」を「語句」又は「語句の組み合わせ」と読み替えることによって、「語句」単位、又は、「語句の組み合わせ」単位での置き換え処理が可能となり、上記で述べたように、並び替え処理を行わなくてもよい。
図6A〜図6Eに示すフローチャートに従い文章を編集することによって、文章の作業効率の改善を図ることが可能である。
図7は、図6Aに示す基本フローチャートによって編集された文章において、自動的に変更された箇所の語句又は語句の組み合わせをさらに別の語句又は語句の組み合わせに調整をするための処理の基本となるフローチャートを示す。
ステップ701において、置換手段(205)は、上記調整をするための処理を開始する。当該処理は、図6Aに示すステップ612に引き続いて行われうる。
ステップ702において、置換手段(205)は、調整モードに移行する。当該調整モードは、図6A〜図6Eに示す処理によって変更された語句又は語句の組み合わせを視覚化すること、当該視覚化された語句又は語句の組み合わせ中の一つを選択可能にすること、及び、当該選択された語句又は語句の組み合わせと意味内容を保ちうる別の語句又は語句の組み合わせ(例えば、同義語又は対応する表現)を変換候補として表示することを含む。
視覚化手段(207)は、当該調整モードへの移行によって、図6A〜図6Eに示す処理によって変更された語句又は語句の組み合わせ(第2の語句、第4の語句、第6の語句)を視覚化する。当該視覚化は、当業者であれば装置の表示装置の大きさなどによって適宜選択しうるが、例えば、上記変更された語句又は語句の組み合わせについての文字色を別の色に変更したり、太字にしたり、下線を引いたり、背景色を変更したりすることができる。上記視覚化によって、ユーザが図6A〜図6Eに示す処理によって変更された語句又は語句の組み合わせがフォーカスされる。以下において、ユーザが図6A〜図6Eに示す処理によって変更された語句又は語句の組み合わせを、「フォーカスされた語句又は語句の組み合わせ」ともいう。
選択手段(206)は、ユーザが上記フォーカスされた語句又は語句の組み合わせ(すなわちフォーカスされた候補)中の一つを選択することを可能にする。置換手段(205)は、フォーカスされた候補中の選択された一つに対応する変換候補を、語句の辞書(211)、並び替え辞書(212)、編集履歴データ(213)、及び/又はプロファイル・データ(214)を参照して取得する。そして、置換手段(205)は、上記選択された一つに関連付けられていることが分かるように上記変換候補を例えばポップ・ウィンドウで表示する(例えば、図3Dの符号332及び図3Eの342、並びに、図4Dの432及び図4Eの442を参照)。
変換候補は、例えば、下記のいずれか少なくとも1つも含みうる:
編集対象である少なくとも1つの文章中の変更された語句又は語句の組み合わせ(第2の語句、第4の語句、又は第6の語句に対応)に変更される前の語句又は語句の組見合わせ(それぞれ第1の語句、第3の語句、又は第4の語句に対応);
上記第2の語句、上記第4の語句、又は上記第6の語句の変換候補として、上記文書の編集中のユーザによって当該文章を編集中に別の語句又は語句の組み合わせが選択された場合に、当該文書の編集中に上記ユーザによって選択された上記別の語句又は語句の組み合わせ;
上記第2の語句、上記第4の語句、又は上記第6の語句の変換候補として、上記文章を編集中のユーザによって過去における別の文書の編集中に別の語句又は語句の組み合わせが選択された場合に、当該過去における別の文書の編集中に上記ユーザによって選択された別の語句又は語句の組み合わせ;
上記文章を編集中のユーザのために定義され、当該ユーザの好みの語句又は語句の組み合わせを登録したプロファイル中の語句又は語句の組み合わせ;又は、
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも長い場合に、語句の辞書に登録されている同義の語句又は語句の組み合わせの中で最も語数の短い語句又は語句の組み合わせ;若しくは、
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも短い場合に、語句の辞書に登録されている同義の語句又は語句の組み合わせの中で最も語数の長い語句又は語句の組み合わせ;、又は、
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも長い場合に、語句の辞書に登録されている同義の語句又は語句の組み合わせの中で語数の短い順に並べられた語句又は語句の組み合わせ、若しくは
上記選択された変換候補の語数が上記選択された語句の語数よりも短い場合に、語句の辞書に登録されている同義の語句又は語句の組み合わせの中で語数の長い順に並べられた語句又は語句の組み合わせ。
ユーザは、選択手段(206)、例えばマウス又はカーソルを使用して、上記フォーカスされた候補中の一つを選択することが可能である。
ステップ703において、置換手段(205)は、選択手段(206)からユーザが選択した上記選択された候補の一つ(語句又は語句の組み合わせ)を受信する。
ステップ704において、置換手段(205)は、選択された置換候補に置き換えられた場合の編集対象である文章の解析を行い、ステップ606において取得した制限値と比較する為に必要なパラメータ値を、選択された置換候補に置き換えられた場合の編集対象である文章から取得する。編集対象である文章の解析は、当業者に知られている形態素解析技術を用いて行われうる。
ステップ705において、置換手段(205)は、選択された置換候補に置き換えられた場合の編集対象である文章の解析結果(上記パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、置換手段(205)は当該処理をステップ706に進め、上記調整をするための処理を終了する。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、置換手段(205)は当該処理をステップ707に進める。
ステップ707において、置換手段(205)は、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、上記編集対象である文章の上記制限値と上記パラメータ値との差分を計算する。差分は、例えば、文字数、行数などで表されうる。
ステップ708において、置換手段(205)は、「語句の組み合わせ」について、その並び替え処理を実施する。すなわち、上記計算した差分の結果に基づいて、選択された置換候補に置き換えられた場合の編集対象である少なくとも1つの文章を短くする又は長くする必要がある場合に、語句の組み合わせの並び替えを行い、文字数を減らし又は文字数を増やす。当該並び替え処理の詳細については、図6B及び図6Cの説明において述べた通りである。
ステップ709は、ステップ708の並べ替え処理において、図6Bに示すステップ626の「全ての単語の組み合わせが完了」した場合、又は、図6Bに示すステップ630の「制限値に合致」した場合、すなわち、語句の組み合わせの並び替え処理がされた後の文章を含む編集対象である文章のパラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致する場合に、開始される。ステップ709において、置換手段(205)は、ステップ708における並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章の解析結果(パラメータ値)が、ステップ606で取得した制限値に合致するかどうかを判定する。上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、置換手段(205)は当該処理をステップ710に進める。一方、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、置換手段(205)は当該処理をステップ711に進める。
ステップ711において、置換手段(205)は、上記パラメータ値がステップ606で取得した制限値に合致しないことに応じて、上記編集対象である文書中の語句又は語句の組み合わせの別の語句又は語句の組み合わせへの置き換え処理を実施する。すなわち、上記計算した差分の結果に基づいて、編集対象である少なくとも1つの文章を短くする又は長くする必要がある場合に、語句又は語句の組み合わせを別の語句又は語句の組み合わせに置き換える。当該置き換え処理の詳細については、図6D及び図6Eの説明において述べた通りである。
ステップ710は、ステップ709における選択された置換候補に置き換えられた場合の編集対象である文章の解析結果(上記パラメータ値)がステップ606で取得した制限値に合致することに応じて、又は、ステップ711における置き換え処理が終了することに応じて、開始する。ステップ710において、表示手段(208)は、並び替え処理後の編集対象である文章(ステップ709から)、又は、置き換え処理後の編集対象である文章(ステップ711)を表示画面上にプレビューする。なお、当該プレビューは、並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章、又は、置き換え処理後の語句又は語句の組み合わせを含む編集対象である文章が、ユーザに受け入れられるかどうかを示すためのものでありうる。すなわち、並び替え処理後の語句の組み合わせを含む編集対象である文章、又は、置き換え処理後の語句又は語句の組み合わせを含む編集対象である文章は、確定されていない。代替的には、表示手段(208)は、並び替え処理後の語句の組み合わせを含み、自動的に確定された編集対象である文章(ステップ709から)、又は、置き換え処理後の語句又は語句の組み合わせを含み、自動的に確定された編集対象である文章(ステップ711)を表示画面上に表示しうる。
プレビュー表示された上記編集対象である文章が、ユーザによって確定されることに応じて、置換手段(205)は、上記調整をするための処理を終了する(ステップ706)。代替的には、ステップ706において、自動的に確定された上記編集対象である文章が表示画面上に一定期間表示されたことに応じて、置換手段(205)は、上記調整をするための処理を終了する(ステップ706)。
図7に示すフローチャートでは、図6Aに示すフローチャートと同様に、「語句の組み合わせ」についての並び替え処理(610)を、語句又は語句の組み合わせの別の語句又は語句の組み合わせへの置き換え処理(612)の前に行っている。この理由は、上記において述べた通りである。
図7に示すフローチャートに従い、図6Aに示す基本フローチャートによって得られた文章を編集することによって、編集後の語句又は語句の組み合わせを含む文章が一貫性のない文章になってしまう危険性、又は不自然な若しくは滑らかでない文章になってしまう危険性を回避することが可能である。

Claims (20)

  1. 文章を編集するための、装置に実装される方法であって、装置が、
    表示画面上に表示されうる文書のうち編集対象である少なくとも1つの文章に対して編集処理の適用をするという命令に応じて、前記少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように、前記少なくとも1つの文章中の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第1の語句という)の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第2の語句という)に変更するステップと、
    前記第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章を前記表示画面上に表示するステップと
    実行することを含み、
    前記変更するステップが、
    前記第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも長い語数である前記第2の語句に変更されることに応じて、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第3の語句という)の少なくとも1つを当該第3の語句よりも短い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第4の語句という)に変更する第1の変更ステップ、及び、
    前記第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも短い語数である前記第2の語句に変更されることに応じて、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第5の語句という)の少なくとも1つを当該第5の語句よりも長い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第6の語句という)に変更する第2の変更ステップ
    の少なくとも一つを含む、前記方法。
  2. 前記第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章を前記表示画面上に表示するステップが、前記第2の語句又は前記第4の語句若しくは前記第6の語句を視覚化するステップを含み、
    前記方法は、前記装置が、
    前記第2の語句、前記第4の語句及び前記第6の語句の少なくとも1つがユーザによって選択されることに応じて、前記選択された語句をその意味内容を保ちながら別の一つの語句又は語句の組み合わせに変換可能な少なくとも1つの変換候補を示す変換リストを前記表示画面上に表示するステップと
    前記変換リストに示された前記変換候補の一つが前記ユーザによって選択されたことに応じて、前記選択された語句を前記ユーザによって選択された変換候補に置換するステップと
    をさらに実行することを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記置換するステップが、
    前記変換リストに示された前記変換候補の一つが前記ユーザによって選択されたことに応じて、
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも長い場合に、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第7の語句という)の少なくとも1つを若しくは前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章以外の前記編集対象である少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第8の語句という)の少なくとも1つを、前記選択された変換候補よりも短い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第9の語句という)に変更可能であることを表示する第1の表示ステップ、若しくは、前記第7の語句又は前記第8の語句を前記第9の語句に変更する第3の変更ステップ、又は、
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも短い場合に、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第10の語句という)の少なくとも1つを若しくは前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章以外の前記編集対象である少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第11の語句という)の少なくとも1つを、前記選択された変換候補よりも長い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第12の語句という)に変更可能であることを表示する第2の表示ステップ、若しくは、前記第10の語句又は前記第11の語句を前記第12の語句に変更する第4の変更ステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の表示ステップにおいて表示される変更又は前記第3の変更ステップにおける変更が、前記第9の語句によって置き換えられる組み合わせの数が最も少なくなるように行われ、又は、
    前記第2の表示ステップにおいて表示される変更又は前記第4の変更ステップにおける変更が、前記第12の語句によって置き換えられる組み合わせの組み合わせ数が最も少なくなるように行われる、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記第9の語句が、前記第7の語句から変更される場合に、語句の辞書に登録されており、当該第7の語句と同義である一つの語句又は語句の組み合わせの中で、最も語数の短い一つの語句又は語句の組み合わせであり、若しくは、
    前記第9の語句が、前記第8の語句から変更される場合に、語句の辞書に登録されており、当該第8の語句と同義である一つの語句又は語句の組み合わせの中で、最も語数の短い一つの語句又は語句の組み合わせであり、又は、
    前記第12の語句が、前記第10の語句から変更される場合に、語句の辞書に登録されており、当該第10の語句と同義である一つの語句又は語句の組み合わせの中で、最も語数の長い一つの語句又は語句の組み合わせであり、若しくは、
    前記第12の語句が、前記第11の語句から変更される場合に、語句の辞書に登録されており、当該第11の語句と同義である一つの語句又は語句の組み合わせの中で、最も語数の長い一つの語句又は語句の組み合わせである、
    請求項3に記載の方法。
  6. 前記変換候補が、
    前記第2の語句に変更される前の前記第1の語句、
    前記第4の語句に変更される前の前記第3の語句、若しくは、
    前記第6の語句に変更される前の前記第4の語句、又は
    前記第2の語句、前記第4の語句、又は前記第6の語句の変換候補として、前記少なくとも1つの文章を編集中のユーザによって当該少なくとも1つの文書の編集中に別の一つの語句又は語句の組み合わせが選択された場合に、当該文書の編集中に当該ユーザによって選択された前記別の一つの語句又は語句の組み合わせ、
    前記第2の語句、前記第4の語句、又は前記第6の語句の変換候補として、前記少なくとも1つの文章を編集中のユーザによって過去における別の文書の編集中に別の一つの語句又は語句の組み合わせが選択された場合に、当該過去における別の文書の編集中に当該ユーザによって選択された前記別の一つの語句又は語句の組み合わせ、
    前記少なくとも1つの文章を編集中のユーザのために定義され、当該ユーザの好みの語句又は語句の組み合わせを登録したプロファイル中の一つの語句又は語句の組み合わせ、又は
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも長い場合に、語句の辞書に登録されている同義の一つの語句又は語句の組み合わせの中で最も語数の短い一つの語句又は語句の組み合わせ、若しくは、
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも短い場合に、語句の辞書に登録されている同義の一つの語句又は語句の組み合わせの中で最も語数の長い一つの語句又は語句の組み合わせ、又は、
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも長い場合に、語句の辞書に登録されている同義の一つの語句又は語句の組み合わせの中で語数の短い順に並べられた一つの語句又は語句の組み合わせ、若しくは
    前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも短い場合に、語句の辞書に登録されている同義の一つの語句又は語句の組み合わせの中で語数の長い順に並べられた一つの語句又は語句の組み合わせ
    のいずれか一つを少なくとも含む、請求項2に記載の方法。
  7. 前記第1の変更ステップは、前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように短く編集される場合に実行され、
    前記第2の変更ステップは、前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように長く編集される場合に実行される、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記編集対象である文章が第1の文章と当該第1の文章と異なる第2の文章とを有しており、前記第1の変更ステップにおいて、前記第3の語句が前記第1の文章中にあり、且つ、前記第4の語句が前記第2の文章中にあり、
    前記編集対象である文章が第3の文章と当該第3の文章と異なる第4の文章とを有しており、前記第2の変更ステップにおいて、前記第4の語句が前記第3の文章中にあり、且つ、前記第5の語句が前記第4の文章中にある、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記編集処理の適用をするという命令が、
    前記表示画面上に表示された少なくとも1の文章のうち編集対象とする部分としてユーザによって選択された表示範囲の大きさ、位置又はそれらの組み合わせを変更することに応じて発行される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記編集処理の適用をするという命令が、
    前記文書の全体又は一部中において、入力された文字数、単語数、行数、段落数、ページ数若しくは段組数、又は、1行の文字数若しくは単語数が定められた上限値を超えたこと、
    前記文書の全体又は一部中において少なくとも1つの文章の入力が完了したこと、
    前記文書の全体又は一部中に文章又は文の一部がペーストされたこと、
    前記定められた範囲が表示範囲である場合に、当該表示範囲の大きさ、位置又はそれらの組み合わせが変更されたこと、
    前記定められた範囲が表示範囲である場合に、当該表示範囲が前記文書中に埋め込まれた図形に隣接する領域に移動されたこと、
    前記編集処理の適用をするという指示がユーザによって入力されたこと、又は、
    前記少なくとも1つの文章がメール又はメッセージである場合に、メールを送信するという指示又はメッセージを投稿するという指示が入力されたこと
    のいずれかに応じて発行される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記表示範囲の大きさの変更が、文字数、単語数、行数、段落数、ページ数、段組数、原稿用紙設定、印刷の向き、文字列の方向、1行の文字数或いは単語数、若しくは、頁の余白、全角若しくは半角、又はそれらの組み合わせの変更を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記表示範囲の位置の変更が、当該表示範囲の移動を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  13. 前記定められた範囲が、
    最小の文字数の指定、最大の文字数の指定、若しくは、最小の文字数及び最大の文字数の指定、
    最小の単語数の指定、最大の単語数の指定、若しくは、最小の単語数及び最大の単語数の指定、
    最小の行数の指定、最大の行数の指定、若しくは、最小の行数及び最大の行数の指定、
    最小の段落数の指定、最大の段落数の指定、若しくは、最小の段落数及び最大の段落数の指定、
    最小のページ数の指定、最大のページ数の指定、若しくは、最小のページ数及び最大のページ数の指定、
    最小の段組数の指定、若しくは、最大の段組数の指定、
    1行の最小の文字数の指定、1行の最大の文字数の指定、若しくは、1行の最小の文字数及び最大の文字数の指定、
    1行の最小の単語数の指定、1行の最大の単語数の指定、若しくは、1行の最小の単語数及び最大の単語数の指定、
    ページの余白、用紙サイズ、フォント、フォントの大きさ、文字間隔、行間隔の少なくとも1つの指定、
    固定の文字数と最小の行数の指定、固定の文字数と最大の行数の指定、若しくは、固定の文字数と最小の行数及び最大の行数の指定、又は、
    ユーザによって指定された文章が表示されうる特定の表示範囲、
    のいずれかによって定められている、請求項1に記載の方法。
  14. 前記装置が、
    前記第1の語句の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら第2の語句に変更するステップが、前記文書中又は前記少なくとも1つの文章中にある前記第1の語句と同じ語句全てを、前記第2の語句に変更するステップ、
    前記第1の変更ステップが、前記文書中又は前記少なくとも1つの文章中にある前記第3の語句と同じ語句全てを、前記第4の語句に変更するステップ、及び、
    前記第2の変更ステップが、前記文書中又は前記少なくとも1つの文章中にある前記第5の語句と同じ語句全てを、前記第6の語句に変更するステップ、
    のいずれか一つを少なくともさらに実行することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記装置が、
    前記ユーザによって選択された語句を前記ユーザによって選択された変換候補に置換するステップが、前記少なくとも1つの文章中の、前記ユーザによって選択された語句と同じ語句全てを、前記ユーザによって選択された変換候補に変更するステップ、
    前記第1の表示ステップにおける前記変更又は前記第3の変更ステップにおける前記変更が、前記少なくとも1つの文書中の、前記第7の語句と同じ語句全て又は前記第8の語句と同じ語句全てを、前記第9の語句に変更するステップ、及び、
    前記第2の表示ステップにおける前記変更又は前記第4の変更ステップにおける前記変更が、前記少なくとも1つの文書中の、前記第10の語句と同じ語句全て又は前記第11の語句と同じ語句全てを、前記第12の語句に変更するステップ、
    のいずれか一つを少なくともさらに実行することを含む、請求項3に記載の方法。
  16. 前記第1の変更ステップが、前記第2の語句を含む前記編集対象である少なくとも1つの文章の文字数が前記定められた範囲内に表示される最大文字数に近くなるように、前記第3の語句を前記第4の語句に変更するステップを含み、
    前記第2の変更ステップが、前記第2の語句を含む前記編集対象である少なくとも1つの文章の文字数が前記定められた範囲内に表示される最大文字数に近くなるように、前記第5の語句を前記第6の語句に変更するステップを含む、
    請求項1に記載の方法。
  17. 文章を編集するための装置であって、
    表示画面上に表示されうる文書のうち編集対象である少なくとも1つの文章に対して編集処理の適用をするという命令に応じて、前記少なくとも1つの文章が定められた範囲内に収まるように、前記少なくとも1つの文章中の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第1の語句という)の少なくとも1つをその意味内容を保ちながら別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第2の語句という)に変更する変更手段と、
    前記第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章を前記表示画面上に表示する表示手段と
    を備えており、
    前記変更手段が、
    前記第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも長い語数である前記第2の語句に変更されることに応じて、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第3の語句という)の少なくとも1つを当該第3の語句よりも短い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第4の語句という)に変更する第1の変更、及び、
    前記第1の語句の少なくとも1つが当該第1の語句よりも短い語数である前記第2の語句に変更されることに応じて、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、当該第2の語句を含む前記少なくとも1つの文章中の、当該第2の語句以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第5の語句という)の少なくとも1つを当該第5の語句よりも長い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第6の語句という)に変更する第2の変更
    の少なくとも一つを実行する、前記装置。
  18. 前記表示手段が、前記第2の語句又は前記第4の語句若しくは前記第6の語句を視覚化する視覚化手段をさらに備えており、
    前記装置が、
    前記第2の語句、前記第4の語句及び前記第6の語句の少なくとも1つがユーザによって選択されることに応じて、前記選択された語句をその意味内容を保ちながら別の一つの語句又は語句の組み合わせに変換可能な少なくとも1つの変換候補を示す変換リストを前記表示画面上に表示し、前記変換リストに示された前記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、前記選択された語句を前記ユーザによって選択された変換候補に置換する置換手段
    をさらに備えている、請求項17に記載の装置。
  19. 前記変換リストに示された前記変換候補の一つがユーザによって選択されたことに応じて、
    前記置換手段が、前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも長い場合に、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第7の語句という)の少なくとも1つを若しくは前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章以外の前記編集対象である少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第8の語句という)の少なくとも1つを、前記選択された変換候補よりも短い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第9の語句という)に変更可能であることを表示し、若しくは、前記置換手段が、前記第7の語句又は前記第8の語句を前記第9の語句に変更し、又は、
    前記置換手段が、前記選択された変換候補の語数が前記選択された語句の語数よりも短い場合に、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章が前記定められた範囲内に収まるように、前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第10の語句という)の少なくとも1つを若しくは前記選択された変換候補を含む前記少なくとも1つの文章以外の前記編集対象である少なくとも1つの文章中の、前記選択された変換候補以外の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第11の語句という)の少なくとも1つを、前記選択された変換候補よりも長い語数である別の一つの語句又は語句の組み合わせ(以下、第12の語句という)に変更可能であることを表示し、若しくは、前記置換手段が、前記第10の語句又は前記第11の語句を前記第12の語句に変更する、
    請求項18に記載の装置。
  20. 文章を編集するためのコンピュータ・プログラムであって、装置に、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行させる前記コンピュータ・プログラム。
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