JP5688980B2 - 延焼防止装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記問題点に鑑み、配管施工における天井作業を軽減することができる延焼防止装置を提供することを目的としている。
この技術的課題を解決する本発明の技術的手段は、スラブ7に貫通させて配置される少なくとも外層が耐火性を備える排水集合管2と、該排水集合管2の下部の継ぎ手部14に上部が外嵌されて下方に延長突出される可燃性樹脂製の下部受け口付き立管4bと、前記排水集合管2の下部を含むように下部受け口付き立管4bの上部外周を覆う不燃性のケース部材19と、排水集合管2の下端より下方でケース部材19の内周面と下部受け口付き立管4bの上部の外周面との間に配置される熱膨張部材20とを備える延焼防止装置であって、
前記排水集合管2の外表面に装着環33が外嵌装着され、装着環33に前記ケース部材19が連結手段34で吊り持ち状に連結されている点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記凹凸部13は排水集合管2の内方に突出した旋回羽根16に対応して外表面に形成されたくぼみであり、前記装着環33の係合部35は前記くぼみに入る突部である点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、前記排水集合管2は、横枝管3が接続される大径筒部9と、大径筒部9から下方突出されて下方に行くに従って徐々に小径となっていて前記凹凸部13を有する傾斜筒部11と、傾斜筒部11の下端から下方に突出された継ぎ手部14とを有し、
前記装着環33は、排水集合管2の大径筒部9の下部に外嵌する大径嵌合部51と、傾斜筒部11に外嵌する傾斜嵌合部52と、継ぎ手部14に外嵌する小径嵌合部53のうち
、少なくともいずれかの部分を有し、当該部分には、排水集合管2の凹凸部13に対応する係止窓54が設けられ、係止窓54から内方に突出して凹凸部13に係合する前記係合部35を有する嵌め込み部材57が係止窓54の開口縁部に嵌合装着され、
ケース部材19に前記装着環33の小径嵌合部53に外嵌する嵌合取付部60が設けられ、装着環33の小径嵌合部53又は前記ケース部材19の嵌合取付部60の一方に、係止突起61が設けられ、他方に、係止突起61と係合してケース部材19を吊り持ちするべく鉤形に屈曲した係合溝62が設けられている点にある。
[第1実施形態]
図1〜図3は第1実施形態を示している。図1〜図3において、排水配管1は、排水集合管2と横枝管3と立管4(上部立管4a、下部受け口付き立管4b)とを備える。通常は、各階を区画する天井(床)6ごとに設置された排水配管1がそれぞれ上下で連続するように接続されて、建築物の上から下までの一貫した排水配管システムが構築される。
また、排水集合管2は、横枝管3が接続される大径筒部9と、大径筒部9から下方突出されて下方に行くに従って徐々に小径となった傾斜筒部11と、傾斜筒部11の下端から下方に突出された継ぎ手部14とを有している。前記排水集合管2の傾斜筒部11の外表面に凹凸部13(凹部13a)が形成されている。この凹凸部13は排水集合管2の内方に突出した旋回羽根16に対応して外表面に形成されたくぼみで構成されている。
立管4は、排水集合管2に集められた排水を、下層階の天井6のスラブ孔8に取り付けられた排水集合管2またはベンド管を介して下層階床または最下層階床に沿って延設された排水横主管(図外)に送るためのものである。
排水配管1の延焼防止装置として、排水集合管2の下部を含むように下部受け口付き立管4bの上部外周を覆う不燃性のケース部材19と、排水集合管2の下端より下方側でケース部材19の内周面と下部受け口付き立管4bの上部の外周面との間に配置される熱膨張部材20とが具備されている。
なお、図2に示すように大径筒部9の上下方向中途部に、周方向の環状凸部65と該環状凸部65から上方突出した上方凸部66とが一体に設けられている。
下階で火災が発生し下部受け口付き立管4bが設置された場所近辺に火炎が到達すると、可燃性の樹脂で形成された下部受け口付き立管4bは軟化しその後燃焼してほとんどの部分は消失する。下部受け口付き立管4bが軟化し燃焼する過程で、熱膨張部材20は加熱される。熱膨張部材20は、約200℃以上になると熱膨張し、熱膨張部材20の円筒状外周面がケース部材19により規制されており径方向外方への熱膨張が阻止される状態で内方に膨張し、その膨張圧により下部受け口付き立管4bを管内方に押しつぶして下部受け口付き立管4bの上部管端部における管内流路面積を減少させ、そして熱膨張がさらに進むと、下部受け口付き立管4bの上部管端部における管内流路を閉じる。
上記実施形態によれば、排水集合管2の外表面に装着環33が外嵌装着され、装着環33にケース部材19が連結手段34で吊り持ち状に連結されているので、ケース部材19を排水集合管2に装着環33と連結手段34とで吊り持ち状に連結することができるため、天井6にアンカーボルトを打ち込んでボルト等の締結具で締め付け固定する必要がなくなり、配管施工における天井作業が軽減され、配管施工が簡単になる。
[第2実施形態]
図4は第2実施形態を示し、下端部にフランジ45が外方突設された装着環33が周方向に一体の円筒状に形成されて、排水集合管2の傾斜筒部11の外表面に外嵌装着されている。装着環33の凹凸部13(凹部13a)に係合して脱落を防止する係合部35は、装着環33の周方向の中途部をコの字状に切断してなる係合片を径方向内方に切り起こしてなるもので、凹凸部13のくぼみに入る突部で構成されている。
[第3実施形態]
図5及び図6は第3実施形態を示し、装着環33は周方向に一体で形成されて、排水集合管2の大径筒部9の下部に外嵌する大径嵌合部51と、傾斜筒部11に外嵌する傾斜嵌合部52と、継ぎ手部14に外嵌する小径嵌合部53とを有し、傾斜嵌合部52に、排水集合管2の凹凸部13(凹部13a)に対応する係止窓54が設けられている。係止窓54から内方に突出して凹部13aに係合する係合部35を有する嵌め込み部材57が傾斜嵌合部52の係止窓54の開口縁部に嵌合装着されている。嵌め込み部材57は、平面視コの字状に径方向内方に突出した前記係合部35の他に、係合部35の幅方向両端から周方向外方に突出した一対の係止翼部58を有している。
[第4実施形態]
図7は第4実施形態を示し、装着環33の係合部35が係合する排水集合管2の凹凸部13(凸部13b)は、大径筒部9の上下方向中途部に形成されたもので、周方向の環状凸部65と該環状凸部65から上方突出した上方凸部66とを一体に有している。
[その他]
なお、ケース部材19は円筒形状に一体ものとして形成してもよいし、周方向に複数に分割された複数のケース分割体を着脱可能に結合して構成するようにしてもよい。
3 横枝管
4 立管(上部立管4a、下部受け口付き立管4b)
6 天井
7 スラブ
13 凹凸部(凹部13a、凸部13b)
14 継ぎ手部
19 ケース部材
20 熱膨張部材
33 装着環
34 連結手段
35 係合部
37 第1装着環分割体
38 第2装着環分割体
43 締結具
45 フランジ
51 大径嵌合部
52 傾斜嵌合部
53 小径嵌合部
54 係止窓
60 嵌合取付部
61 係止突起(連結手段)
62 係合溝
Claims (6)
- スラブに貫通させて配置される少なくとも外層が耐火性を備える排水集合管と、該排水集合管の下部の継ぎ手部に上部が外嵌されて下方に延長突出される可燃性樹脂製の下部受け口付き立管と、前記排水集合管の下部を含むように下部受け口付き立管の上部外周を覆う不燃性のケース部材と、排水集合管の下端より下方でケース部材の内周面と下部受け口付き立管の上部の外周面との間に配置される熱膨張部材とを備える延焼防止装置であって、
前記排水集合管の外表面に装着環が外嵌装着され、装着環に前記ケース部材が連結手段で吊り持ち状に連結されていることを特徴とする延焼防止装置。 - 前記排水集合管の外表面に凹凸部が形成され、前記装着環に凹凸部に係合して脱落を防止する係合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の延焼防止装置。
- 前記凹凸部は排水集合管の内方に突出した旋回羽根に対応して外表面に形成されたくぼみであり、前記装着環の係合部は前記くぼみに入る突部であることを特徴とする請求項2に記載の延焼防止装置。
- 前記装着環の下端部にフランジが外方突設され、前記連結手段がねじ棒により構成され、連結手段の上端部がフランジに連結固定され、連結手段の下部がケース部材に連結固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の延焼防止装置。
- 前記ケース部材の上部に外側に張り出した鍔部を有し、この鍔部に設けられた取付孔を介して、連結手段の下端部が連結固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の延焼防止装置。
- 前記排水集合管は、横枝管が接続される大径筒部と、大径筒部から下方突出されて下方に行くに従って徐々に小径となっていて外表面に凹部を有する傾斜筒部と、傾斜筒部の下端から下方に突出された継ぎ手部とを有し、
前記装着環は、少なくとも排水集合管の大径筒部の下部に外嵌する大径嵌合部と、傾斜筒部に外嵌する傾斜嵌合部と、継ぎ手部に外嵌する小径嵌合部のいずれかの部分を有し、
前記装着環に、排水集合管の凹部に対応する係止窓が設けられ、係止窓から内方に突出して凹部に係合する係合部を有する嵌め込み部材が傾斜嵌合部の係止窓の開口縁部に嵌合装着され、
ケース部材に前記装着環の小径嵌合部に外嵌する嵌合取付部が設けられ、装着環又は前記ケース部材の嵌合取付部の一方に、係止突起が設けられ、他方に、係止突起と係合してケース部材を嵌合固定するべく鉤形に屈曲した係合溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の延焼防止装置。
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