JP5688253B2 - 金型修正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金型でプレス成形した成形品を3次元測定して金型を修正する金型修正方法に関する。
従来より、特許文献1に示すように、金型の形状を3次元測定した金型測定データと、金型でプレス成形した成形品の形状を3次元測定した成形品測定データとを求める。そして、成形品CADモデルの対応点と成形品測定データの対応点とに基づき成形品誤差量を算出すると共に、金型CADモデルの補正基準点と金型測定データの対応点とに基づき金型誤差量を算出する。この成形品誤差量と金型誤差量とに基づき金型CADモデルの補正量を算出して、金型を修正する方法が提案されている。
特開2007−313852号公報
こうした従来の方法では、成形品誤差量が金型でプレス成形した成形品のスプリングバックにより発生し、金型誤差量が金型加工時の工具の撓みにより発生し、成形品誤差量と金型誤差量とに基づいて金型を修正すると、スプリングバックや工具の撓みによる誤差量を補正できる。
しかし、金型の3次元形状の測定データや成形品の3次元形状の測定データ及び金型CADデータや成形品CADデータ等の多くのデータを必要とし、また、これらを比較しなければならないので、作業が繁雑であるという問題があった。
また、誤差量の発生原因は、スプリングバックや工具の撓みによる場合に限らず、金型の上型と下型との形状誤差による場合もある。金型の上型または下型の一方の測定データや成形品の表面または裏面の一方の測定データに基づいて誤差量を取得しても、金型の上型と下型との形状誤差による誤差量は得られず、このような誤差量の補正はできないという問題があった。
本発明の課題は、より容易に誤差を修正できると共に、金型の上型と下型との形状誤差の修正もできる金型修正方法を提供することにある。
かかる課題を達成するためになされた本発明は、
成形品CADデータに応じて作成した金型により板材をプレス成形して成形品を作成し、
前記成形品の表面と裏面との面形状をそれぞれ3次元測定して表面測定データと裏面測定データとを取得し、
前記成形品CADデータから求めた表面CADデータと前記表面測定データとを照合して前記成形品の表面側誤差分布を求めると共に、前記成形品CADデータから求めた裏面CADデータと前記裏面測定データとを照合して前記成形品の裏面側誤差分布を求め、
前記表面側誤差分布及び前記裏面側誤差分布に基づいて、表面側誤差及び裏面側誤差のいずれを基準にして前記金型を修正するかを選択し、前記金型を修正することを特徴とする金型修正方法である。
前記表面側誤差分布と前記裏面側誤差分布との差分を求め、前記差分により前記表面側誤差または前記裏面側誤差のいずれを基準にして前記金型を修正するかを選択するようにしてもよい。また、修正した前記金型により板材をプレス成形して成形品を作成して、再度前記誤差分布を求めて、前記金型を再修正するようにしてもよい。
本発明の金型修正方法は、表面測定データと裏面測定データと成形品CADデータとに基づいて、容易に誤差を修正できると共に、金型の上型と下型との形状誤差の修正もできるという効果を奏する。
本発明の一実施形態としての金型修正方法に用いたシステムの全体図である。 本実施形態としての成形品の斜視図である。 本実施形態の金型修正方法の工程順を示すフローチャートである。 本実施形態の表面測定データと成形品CADデータとから誤差と誤差分布とを求め、金型修正エリアを指定する説明図である。 本実施形態の裏面測定データと裏面CADデータとから誤差と誤差分布とを求め、金型修正エリアを指定する説明図である。 本実施形態の成形品断面と金型断面との関係を示す説明図である。 本実施形態の金型の上型に加工誤差が大きい場合の表面側誤差分布及び裏面側誤差分布の説明図である。 本実施形態の金型の下型に加工誤差が大きい場合の表面側誤差分布及び裏面側誤差分布の説明図である。
以下本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はプレス成形された成形品で、成形品1はパソコン等からなる設計支援システム2を用いて成形品設計が行われ、設計支援システム2により成形品CADデータが作成される。この成形品CADデータに応じて、プレス成形用の金型4が製作される。例えば、成形品CADデータに基づいて、数値制御データが作成され、数値制御データによりマシニングセンター等の金型加工装置6が制御されて、金型4が製作される。この金型4をプレス機8にセットして、この金型4を用いて図示しない板材からプレス成形することにより、図1、図2に示す成形品1がプレス成形される。
プレス成形された成形品1の面形状を3次元測定する3次元測定機10は、本実施形態では、成形品1の3次元形状を光学的に測定する形状測定器12を備え、この形状測定器12は、図示しないCCDカメラとフリンジプロジェクターと制御装置とを備えている。
形状測定器12は、フリンジプロジェクターが複数の格子を成形品1の表面に投影し、CCDカメラがこの成形品1の外形形状に応じて変形した格子を撮像する。そして、この変形格子と基準格子とに基づいて、成形品1の3次元形状を測定し、測定データを得るものである。
3次元測定機10は、形状測定器12を直交する3方向に移動するマニプレータ14を備えており、テーブル16上に載置された成形品1を形状測定器12により3次元測定できるように構成されている。尚、3次元測定機10は、フリンジプロジェクターを用いたものに限らず、成形品1の形状を3次元測定できるものであればよく、レーザ光を成形品1に照射して、レーザ光により成形品1を走査し、その反射光を受光して、成形品1の形状を3次元測定するものでもよい。
前述した金型加工装置6は、本実施形態では、いわゆる門型のもので、前後方向に直線的に移動するテーブル18を備えると共に、門型のフレーム20上を左右方向に直線的に移動する主軸ヘッド22を備えている。主軸ヘッド22は上下方向に移動し、主軸ヘッド22を直交する3方向に移動して、主軸ヘッド22により回転される工具としてのボールエンドミル24等により金型4を3次元加工できるように構成されている。
次に、本実施形態の金型修正方法を工程順に、図3に示すフローチャートによって説明する。
まず、設計支援システム2を用いて成形品設計が行われ、設計支援システム2により成形品1の成形品CADデータが作成される(S50)。成形品CADデータは、3次元データで作成され、この成形品CADデータに基づいて、数値制御データが作成されて(S52)、数値制御データにより金型加工装置6が制御され、プレス成形用の金型4が製作される(S54)。
そして、この金型4がプレス機8にセットされ、金型4を用いて図示しない板材から成形品1がプレス成形される(S56)。次に、このプレス成形した成形品1の面形状を3次元測定機10により3次元測定する(S58)。3次元測定機10による成形品1の測定データは3次元測定機10の座標系の点群データとして得られる。
3次元測定の際には、図4(イ)、図5(イ)に示すように、成形品1の表裏の両面をそれぞれ測定する。テーブル16上に成形品1を表面を上にして載置し、成形品1の表面の面形状を形状測定器12により測定して、表面測定データを得る(図4(イ))。また、成形品1を裏返して、テーブル16上に裏面を上にして載置し、成形品1の裏面の面形状を形状測定器12により測定して、裏面測定データを得る(図5(イ))。図5(イ)に示すように、裏面測定データを裏返して、表面測定データと同じ方向からのデータに変換するとよい。尚、本実施形態では、図2に示すように、凸側を表面とし、凹側を裏面としているが、表裏面が逆であってもよい。
表面測定データと裏面測定データとを取得した後、成形品CADデータに基づいて表面CADデータと裏面CADデータとを作成する(S60)。例えば、成形品CADデータは成形品1の厚さを含む立体的な形状を示す3次元データであり、この成形品CADデータから、成形品1の表面を示す表面CADデータを抽出する。同様に、裏面を示す裏面CADデータを抽出する。その際、表面CADデータと裏面CADデータとは、板厚分の差があるデータであるので、表面CADデータから板厚分をオフセットして裏面CADデータを作成してもよい。本実施形態では、成形品CADデータと表面測定データとが対応し、裏面測定データと裏面CADデータとが対応している。
図4(ハ)に示すように、表面測定データ(図4(イ))と表面CADデータ(図4(ロ))とを重ね合わせて、表面CADデータに対する表面測定データの表面側誤差分布をカラーマップ等により作成し、設計支援システム2のCRTに表示する(S62)。誤差の程度に応じて、段階的にカラーを変えて表示するようにするとよい。表面側誤差分布は表面CADデータに対する表面測定データの誤差の分布であり、スプリングバックや金型4を加工する際に生じる形状誤差等によって生じる。
重ね合わせる際には、表面測定データと表面CADデータとを、最も誤差が小さくなるベストフィットする状態となるように重ね合わせる。あるいは、1点または2点等の拘束点を決定して、拘束点で拘束した状態で表面測定データを拘束点を中心に移動して、重ね合わせてもよい。また、成形品1に形成される複数の孔1b,1cの位置を基準にして、複数の孔1b,1cの位置が一致するように、表面測定データと表面CADデータとを重ね合わせてもよい。重ね合わせる際に、表面測定データの各測定点から表面CADデータの面上に法線を立て、その距離を誤差とするとよい。
同様に、図5(ハ)に示すように、裏面測定データ(図5(イ))と裏面CADデータ(図5(ロ))とを重ね合わせて、裏面CADデータに対する裏面測定データの裏面側誤差分布をカラーマップ等により作成し、設計支援システム2のCRTに表示する(S62)。誤差の程度に応じて、段階的にカラーを変えて表示するようにするとよい。裏面側誤差分布は裏面CADデータに対する裏面測定データの誤差の分布であり、スプリングバックや金型4を加工する際に生じる形状誤差等によって生じる。
次に、表面側誤差分布または裏面側誤差分布のいずれの誤差分布に基づいて金型4を修正するのかを選択する(S64)。誤差の発生原因には、スプリングバックによる場合や、金型4の加工誤差による場合等、種々のものがあり、これらが複合して誤差として成形品1に表れる。
表面測定データと裏面測定データとの間には、成形品1の板厚分の差があり、表面CADデータと裏面CADデータとの間の差も成形品1の板厚分である。例えば、金型4の加工の際に加工誤差がないと仮定すると、誤差はスプリングバックのみにより生じたものとなり、表面測定データと表面CADデータとに基づく表面側誤差分布、及び、裏面測定データと裏面CADデータとに基づく裏面側誤差分布には、差は表れない。
金型4の加工の際に加工誤差があると、金型4の上型4Uと下型4Lとの内壁面により形成されるキャビティ4aに、成形品1の板厚以上の隙間が生じ、その金型4によりプレス成形した成形品1には表面側誤差分布と裏面側誤差分布とに差が生じる。
本実施形態では、成形品1の表面側を金型4の下型4Lにより成形し、成形品1の裏面側を金型4の上型4Uにより成形している。図6に示すように、成形品1の突部1aを成形する上型4Uの幅WU及び高さHUと下型4Lの幅WL及び高さHLとには、板厚に応じた差がある。成形品1の成形時に、金型4の加工誤差により、上型4Uと下型4Lとにより形成されるキャビティ4aが、板厚以上の幅を有する場合には、図7、図8に示すように、表面側誤差分布と裏面側誤差分布とに差が生じる。
図7は、上型4Uの幅WU及び高さHUの加工誤差が大きく表面CADデータより小さく加工され、下型4Lの幅WL及び高さHLの加工誤差が小さく裏面CADデータとほぼ同じ形状に加工された場合の表面側誤差分布と裏面側誤差分布とを示す説明図である。
図7(ロ)に成形品CADデータによる突部1aの断面を破線で示す。また、図7(ハ)に表面測定データと裏面測定データとを板厚分の間隔をあけて重ね合わせた突部1aの断面を実線で示す。
下型4Lの加工誤差が小さい場合、下型4L側の内壁面は表面CADデータに応じた形状に形成されており、図7(イ)に示すように、成形品CADデータによる突部1aの形状と、下型4L側の内壁面の形状とがほぼ重なる。上型4Uの加工誤差が大きい場合、図7(イ)に示すように、成形品CADデータによる突部1aの形状と、上型4U側の内壁面の形状との間に隙間ができる。
このような金型4でプレス成形すると、上型4Uが小さいので、成形品1の突部1aは小さく成形され、図7(ニ)に示すように、表面測定データの形状は成形品CADデータの形状よりも小さくなる。成形品CADデータよりも3次元測定データが小さくなる方向を「−」方向とすると、「−」誤差の分布として表れる。また、裏面測定データも裏面CADデータよりも小さくなり、同様に、「−」誤差の分布として表れる。
特に、角部1bでは、表面側誤差分布と裏面側誤差分布とに誤差の差が生じる。プレス成形する際、板材は角部1bの外側の金型4に押し付けられ、本実施形態では、下型4Lの角に板材が押し付けられて折り曲げられる。また、上型4Uと下型4Lとのキャビティ4aの幅が板厚より大きいので、板材は上型4Uの壁面と下型4Lの壁面とに交互に当たる傾向になる。このため、表面側誤差分布と裏面側誤差分布とは同じにならない。
そこで、表面側誤差分布と裏面側誤差分布との差分を抽出する(S64)。抽出した差分がある場合には、キャビティ4aの隙間が大きいと判断でき、しかも、誤差が「−」であるときには、上型4Uの幅WU及び高さHUが成形品CADデータよりも小さく加工されていると判断できる。
その際には、金型4の加工誤差は上型4Uで大きいので、裏面側誤差分布に応じて、金型4を修正、例えば、肉盛りを施した後に切削加工したり、あるいは、オフセットして切削加工して修正すればよいことがわかる(S66)。
図8は、上型4Uの幅WU及び高さHUの加工誤差が小さく表面CADデータとほぼ同じ形状に加工され、下型4Lの幅WL及び高さHLの加工誤差が大きく裏面CADデータより大きく加工された場合の表面側誤差分布と裏面側誤差分布とを示す説明図である。
図8(ロ)に成形品CADデータによる突部1aの断面を破線で示す。また、図8(ハ)に表面測定データと裏面測定データとを板厚分の間隔をあけて重ね合わせた突部1aの断面を実線で示す。
上型4Uの加工誤差が小さい場合、上型4U側の外壁面は裏面CADデータに応じた形状に形成されており、図8(イ)に示すように、成形品CADデータによる突部1aの形状と、上型4U側の外壁面の形状とがほぼ重なる。下型4Lの加工誤差が大きい場合、図8(イ)に示すように、成形品CADデータによる突部1aの形状と、下型4L側の内壁面の形状との間に隙間ができる。
このような金型4でプレス成形すると、下型4Lが大きいので、成形品1の突部1aは大きく成形され、図8(ニ)に示すように、表面測定データの形状は成形品CADデータの形状よりも大きくなる。成形品CADデータよりも3次元測定データが大きくなる方向を「+」方向とすると、「+」誤差の分布として表れる。また、裏面測定データも裏面CADデータよりも大きくなり、同様に、「+」誤差の分布として表れる。
特に、角部1bでは、表面側誤差分布と裏面側誤差分布とに誤差の差が生じる。プレス成形する際、板材は角部1bの外側の金型4に押し付けられ、本実施形態では、下型4Lの角に板材が押し付けられて折り曲げられる。また、上型4Uと下型4Lとのキャビティ4aの幅が板厚より大きいので、板材は上型4Uの壁面と下型4Lの壁面とに交互に当たる傾向になる。このため、表面側誤差分布と裏面側誤差分布とは同じにならない。
そこで、表面側誤差分布と裏面側誤差分布との差分を抽出する(S64)。抽出した差分がある場合には、キャビティ4aの隙間が大きいと判断でき、しかも、誤差が「+」であるときには、下型4Lの幅WL及び高さHLが成形品CADデータよりも大きく加工されていると判断できる。
その際には、金型4の加工誤差は下型4Lで大きいので、表面側誤差分布に応じて、金型4を修正、例えば、肉盛りを施した後に切削加工したり、あるいは、オフセットして切削加工して修正すればよいことがわかる(S66)。
尚、誤差が「−」になるか、「+」になるかは、成形品1の形状により異なる場合もあり、特に、形状が複雑になると異なるので、種々の形状でプレス成形を実験して、プレス形状と誤差の出る方向等の関係のデータベースを作成し、データベースを参照して、誤差が上型4Uにあるのか、下型4Lにあるのかを判断するようにするとよい。
次に、CRTに表示された表裏面側誤差分布に基づいて、金型4を修正する金型修正エリアAを指定する(S68)。金型修正エリアAの指定は、CRTの誤差分布の表示を操作者が見て、誤差があるエリアを矩形に囲んで指定するとよい。あるいは、設計支援システム2が誤差分布に基づいて、誤差のある箇所を金型修正エリアAとして指定するようにしてもよい。
金型修正エリアAを指定した後、金型修正エリアA内の数値制御データを、誤差に基づいて修正する(S70)。数値制御データの修正は、設計支援システム2により、金型修正エリアA内の数値制御データを誤差分だけ金型4を削るように、数値制御データを修正して行なう。
修正後、金型4を金型加工装置6のテーブル18上に載置して、修正した数値制御データに基づいて金型加工装置6を制御し、金型4を修正する切削加工を行なう(S72)。これにより、誤差のある箇所の金型4が削られ、この修正した金型4を再びプレス機8にセットして、板材をプレス加工して成形品1をプレス成形する(S74)。
この修正後の金型4でプレス成形した成形品1を、S58と同様に、3次元測定機10によりその表裏両面を3次元測定する(S76)。次に、S62と同様に、表面測定データと裏面測定データとから表裏面側誤差分布を作成する(S78)。
誤差分布が、合格であれば(S80:YES)、誤差分布に基づく金型4の修正作業を終了し、不合格であれば(S80:NO)、再び、S62以下の処理工程を繰り返し、誤差分布に基づいて金型修正エリアAを指定し、金型4を誤差に基づいて修正する。
このように、表面測定データと裏面測定データと成形品CADデータとに基づいて、容易に誤差を修正できると共に、金型の上型と下型との形状誤差の修正もできる。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…成形品 2…設計支援システム
4…金型 4L…下型
4U…上型 6…金型加工装置
8…プレス機 10…3次元測定機
12…形状測定器 14…マニプレータ
22…主軸ヘッド 24…ボールエンドミル

Claims (8)

  1. 成形品CADデータに応じて作成した金型により板材をプレス成形して成形品を作成し、
    前記成形品の表面と裏面との面形状をそれぞれ3次元測定して表面測定データと裏面測定データとを取得し、
    前記成形品CADデータから求めた表面CADデータと前記表面測定データとを照合して前記成形品の表面側誤差分布を求めると共に、前記成形品CADデータから求めた裏面CADデータと前記裏面測定データとを照合して前記成形品の裏面側誤差分布を求め、
    前記表面側誤差分布及び前記裏面側誤差分布に基づいて、表面側誤差及び裏面側誤差のいずれを基準にして前記金型を修正するかを選択し、前記金型を修正することを特徴とする金型修正方法。
  2. 前記表面側誤差分布と前記裏面側誤差分布との差分を求め、前記差分により前記表面側誤差または前記裏面側誤差のいずれを基準にして前記金型を修正するかを選択することを特徴とする請求項1に記載の金型修正方法。
  3. 修正した前記金型により板材をプレス成形して成形品を作成して、再度前記誤差分布を求めて、前記金型を再修正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金型修正方法。
  4. 前記表面側誤差分布を示すカラーマップ、及び前記裏面側誤差分布を示すカラーマップを表示装置に表示し、
    前記表示装置に表示されたカラーマップにおいて、前記表面側誤差分布または前記裏面側誤差分布に基づき、前記金型のうち修正すべき領域を示す修正エリアを指定し、
    前記金型のうち、前記修正エリアに対応する領域を修正する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の金型修正方法。
  5. 前記金型を作成する加工装置を制御する数値制御データであって、前記金型を作成するための数値制御データのうち、前記修正エリアに対応するデータを前記表面側誤差分布または前記裏面側誤差分布に応じて修正し、
    前記加工装置を用いて、修正した数値制御データを用いて前記金型を修正加工する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の金型修正方法。
  6. 前記表面CADデータが表す形状に対して、所定の拘束点を中心に前記表面測定データが表す形状を移動させつつ両者を重ね合わせることによって前記表面側誤差分布を作成し、前記裏面CADデータが表す形状に対して、所定の拘束点を中心に前記裏面測定データが表す形状を移動させつつ両者を重ね合わせることによって前記裏面側誤差分布を作成する、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の金型修正方法。
  7. 前記成形品は孔を含み、
    前記表面CADデータが表す形状における孔の位置と、前記表面測定データが表す形状における対応する孔の位置とが一致するように、前記表面CADデータが表す形状と前記表面測定データが表す形状とを重ね合わせて前記表面側誤差分布を作成し、前記裏面CADデータが表す形状における孔の位置と、前記裏面測定データが表す形状における対応する孔の位置とが一致するように、前記裏面CADデータが表す形状と前記裏面測定データが表す形状とを重ね合わせて前記裏面側誤差分布を作成する、ことを特徴とする請求項1〜5何れか1項に記載の金型修正方法。
  8. 前記金型は、前記成形品の表面に対応する下型と、前記成形品の裏面に対応する上型と、を含み、
    前記表面CADデータが表す形状の寸法よりも前記表面測定データが表す形状の寸法が小さい場合または前記裏面CADデータが表す形状の寸法よりも前記裏面測定データが表す形状の寸法が小さい場合、前記上型の寸法が小さいと判断して前記裏面側誤差分布に基づき前記上型を修正し、
    前記表面CADデータが表す形状の寸法よりも前記表面測定データが表す形状の寸法が大きい場合または前記裏面CADデータが表す形状の寸法よりも前記裏面測定データが表す形状の寸法が大きい場合、前記下型の寸法が大きいと判断して前記表面側誤差分布に基づき前記下型を修正する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の金型修正方法。
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