JP5687414B2 - 多型の識別方法 - Google Patents
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Description
一方、上記(1)の方法は、ハイブリダイゼーションを用いる検出方法であり、鎖伸長反応を使用しないため、シグナルの増幅ができない。このため、臨床検体等のように、元々核酸含有量が微量である試料からは、十分な感度で遺伝子多型を検出することは困難である。また、鎖交換反応を用いているため、識別対象である遺伝子多型の塩基配列によっては、遺伝子多型を識別する場合には、前記部分二重鎖型核酸分子の検出対象とする型以外の型の塩基配列をからなる核酸分子とも比較的安定してハイブリダイズし、鎖交換反応が生じる可能性が高く、識別の精度も十分ではない。
(1) 多型部位を有する核酸の多型を識別する方法であって、被検核酸試料中の核酸を鋳型とし、第1型検出用プライマー及びポリメラーゼを用いて、阻害用オリゴヌクレオチドの存在下で、核酸鎖伸長反応を行い、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸のみが伸長される伸長工程と、前記伸長工程において、前記第1型検出用プライマーが伸長されたか否かにより、前記被検核酸試料中に含まれている核酸の多型を識別する識別工程と、を有し、前記第1型検出用プライマーは、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズするプライマーであり、前記阻害用オリゴヌクレオチドは、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズするオリゴヌクレオチドであり、前記第1型検出用プライマーにおいて、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域は、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位よりも5’側の領域であり、前記第1型検出用プライマー中の前記多型検出部位が、前記第1の塩基配列中の前記多型部位と相補的であることを特徴とする多型の識別方法、
(2) 前記阻害用オリゴヌクレオチド中の、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズする領域の塩基配列は、前記第1型検出用プライマー中の阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域の塩基配列と、少なくとも1塩基のミスマッチを含む配列であることを特徴とする前記(1)記載の多型の識別方法、
(3) 前記阻害用オリゴヌクレオチドの3’末端の塩基が、プライマーとして動作しないようにブロッキングされていることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の多型の識別方法、
(4) 前記第1型検出用プライマー中の、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域よりも3’側の領域の長さが、5塩基以上であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか記載の多型の識別方法、
(5) 前記第1型検出用プライマー中の、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域の長さが、10塩基以上であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか記載の多型の識別方法、
(6) 前記核酸鎖伸長反応が、被検核酸試料中の核酸を一本鎖化する変性ステップ、一本鎖化された核酸と、前記第1型検出用プライマー又は前記阻害用オリゴヌクレオチドとをハイブリダイズさせるアニーリングステップ、前記第1型検出用プライマーを起点として核酸鎖を伸長させる伸長ステップとからなり、前記第1型検出用プライマーと前記阻害用オリゴヌクレオチドとからなる会合体のTm値が、前記アニーリングステップの温度よりも高く、前記伸長ステップの温度よりも低いことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか記載の多型の識別方法、
(7) 前記第1型検出用プライマーの、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位が、3’末端にあることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか記載の多型の識別方法、
(8) 前記核酸鎖伸長反応が、前記変性ステップ、前記アニーリングステップ、及び前記伸長ステップとからなるサイクルを、2回以上繰り返すことを特徴とする前記(6)又は(7)記載の多型の識別方法、
(9) 前記多型部位の塩基配列が、前記第1の塩基配列とは異なる塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズする検出用プライマーの存在下で、前記核酸鎖伸長反応を行うことを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれか記載の多型の識別方法、
(10) 多型部位を有する核酸の多型の識別に用いられるキットであって、第1型検出用プライマー及び阻害用オリゴヌクレオチドを含み、前記第1型検出用プライマーは、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズするプライマーであり、前記阻害用オリゴヌクレオチドは、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズするオリゴヌクレオチドであり、前記第1型検出用プライマーにおいて、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域は、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位よりも5’側の領域であり、前記第1型検出用プライマー中の前記多型検出部位が、前記第1の塩基配列中の前記多型部位と相補的であり、前記第1型検出用プライマーを用いて、前記阻害用オリゴヌクレオチドの存在下で核酸鎖伸長反応を行った場合に、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸のみが伸長されることを特徴とする、多型識別用キット、
を提供するものである。
また、第1型検出用プライマーは、当該プライマーを起点として得られる伸長産物の検出を容易にするために、標識されたものであってもよい。該標識をするための物質は、核酸の標識に用いることができるものであれば、特に限定されるものではなく、放射性同位体、蛍光物質、化学発光物質、ビオチン等がある。
また、核酸鎖伸長反応に用いられるポリメラーゼ、ヌクレオチド、バッファー等の試薬は、特に限定されるものではなく、通常核酸鎖伸長反応を行う場合に用いられるものを、通常用いられる量で用いることができる。
阻害用オリゴヌクレオチド存在下、又は非存在下で、SSP−PCRを行うことにより、本発明の多型の識別方法の多型の識別精度を検証した。
具体的には、腫瘍細胞において高頻度に検出される多型であるEGFR(epidermal growth factor receptor)遺伝子の746〜750番目のアミノ酸が欠損した変異(以下、「EGFR_Exon_19_Del」と表記する。)を、本発明の多型の識別方法を用いて識別し、その精度を調べた。図4に、EGFR遺伝子の、野生型(Wt)及び変異型(Mt)における当該多型部位の周囲の塩基配列のアラインメントを示す。変異型は、15塩基が欠損している。
図4に示す塩基配列に基づき、野生型核酸を検出するための野生型検出用プライマー、変異型核酸を検出するための変異型検出用プライマー、及び阻害用オリゴヌクレオチドを設計し作製した。表1にそれぞれの塩基配列を示す。なお、表中「Y」は、T(チミン)又はC(シトシン)を示す。
具体的には、3’末端から7〜8塩基目が多型検出部位(3’末端から7塩基目が野生型遺伝子の750番目のアミノ酸のコドンの第1塩基に相当する塩基と、3’末端から8塩基目が野生型遺伝子の746番目のアミノ酸のコドンの第3塩基に相当する塩基と、それぞれハイブリダイズする部位)となり、かつ、3’末端から8塩基目よりも5’側(9塩基目以降)が共通領域(阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域)となるように変異型検出用プライマー(2nd PCR Primer Mt)を設計した。当該変異型検出用プライマーの5’末端の塩基には、蛍光物質ATTO647N(ATTO−TEC GmbH社製)を結合させ、蛍光標識プライマーとした(シグマジェノシス社製、HPLCグレード)。
また、3’末端から6〜22塩基目が多型検出部位となるように野生型検出用プライマー(2nd PCR Primer Wt)を設計した。当該野生型検出用プライマーの5’末端の塩基には、蛍光物質TAMRAを結合させた(シグマジェノシス社製、HPLCグレード)。
本発明の多型の識別方法を用いた場合のEGFR_Exon_19_Delの識別精度を検証するため、変異型核酸と野生型核酸の含有割合が既知の標準挽被検核酸試料を調製した。
まず、変異型核酸と野生型核酸を、変異型核酸の含有割合(変異型核酸と野生型核酸の総量に対する変異型核酸量の割合)がそれぞれ、0%、4%、50%、及び100%となるようにそれぞれ混合し、変異型核酸含有割合が既知の標準被検核酸試料系列を調製した。なお、標準被検核酸試料の調製に用いた変異型核酸及び野生型核酸は、表2に示す2種類のプライマー(1stPCR−Primer1及び1stPCR−Primer2、いずれもシグマジェノシス社製、脱塩グレード)を用いて、図5に示す塩基配列(「Wtの1stPCR産物」及び「Mtの1stPCR産物」)をそれぞれ有する核酸を鋳型としてPCR増幅し、得られた増幅産物の塩基配列を確認した後、プラスミドに導入したものを、それぞれ用いた。
一般的な遺伝子検査においては、テンプレート量を十分量とするため、多型部位を含むゲノム断片を予め増幅し、得られた増幅産物を鋳型としてSSP−PCR等の多型を識別するための核酸鎖伸長反応を行う。
本実施例においても同様にテンプレート量を十分量とするため、調製した標準被検核酸試料をテンプレートとし、1stPCR−Primer1及び1stPCR−Primer2を用いてPCRを行い、変異型核酸及び野生型核酸を増幅させた。なお、同じプライマーを用いているため、該増幅処理によっては、各試料中の変異型核酸の含有割合に影響はない。
具体的には、10μLの2×AmpliTaq Gold Master Mix(ABI社製)に、2μLの標準被検核酸試料(20ng/μL)をそれぞれ添加し、さらに、最終濃度が0.1μMとなるように1stPCR−Primer1と1stPCR−Primer2とをそれぞれ添加し、純水で最終容量が20μLとなるように調製したものを、反応溶液とした。該反応溶液を、95℃で10分間処理した後、95℃で30秒間、52℃で30秒間、72℃で30秒間を40サイクル行い、さらに72℃で10分間処理する工程からなる反応条件によりPCR増幅を行った。PCR反応後のPCR反応溶液を、増幅処理後の被検核酸試料(増幅後被検核酸試料)とした。
1stPCRにより増幅処理された増幅後被検核酸試料を鋳型とし、阻害用オリゴヌクレオチド存在下、又は非存在下で、SSP−PCRを行った。DNAポリメラーゼとして、Stoffel Fragment(Applied Biosystems社製)を用いた。
具体的には、阻害用オリゴヌクレオチド存在下における反応は、2μLの10×Buffer(Applied Biosystems社製)に、1μLの増幅後被検核酸試料をそれぞれ添加し、さらに、最終濃度がそれぞれ0.01μMとなるように変異型検出用プライマー、野生型検出用プライマー、及び阻害用オリゴヌクレオチドを添加し、さらに1.6μLのdNTP Blend(10mM、TaKaRa社製)、2μLの25mM MgCl2及び0.8μLのStoffel Fragment(Applied Biosystems社製)を加え、純水で最終容量が20μLとなるように調製したものを反応溶液とした。これらの反応溶液を、95℃で2分間処理した後、95℃で30秒間、62℃で30秒間、72℃で30秒間を40サイクル行い、さらに72℃で10分間処理する工程からなる反応条件によりSSP−PCRを行った。
一方、上記反応溶液において、阻害用オリゴヌクレオチドに代えて等量の純水を添加したものを、阻害用オリゴヌクレオチド非存在下における反応の反応溶液とした。これらの反応溶液を、95℃で2分間処理した後、95℃で30秒間、62℃で30秒間、72℃で30秒間を40サイクル行い、さらに72℃で10分間処理する工程からなる反応条件によりSSP−PCRを行った。
2ndPCRで得られたPCR産物を、10mM Tris−HClで10倍に希釈し、蛍光相関分光法(Fluorescence Correlation Spectroscopy、以下、FCSという。)により、2ndPCRによる変異型検出用プライマーと野生型検出用プライマーのそれぞれのプライマーの消費率(K2%)を測定した。
ここで、プライマー消費率は、下記の式により算出される値である。
=[核酸鎖伸長産物量]/([核酸鎖伸長産物量]+[未反応のプライマー量])
一方、反応溶液中の変異型核酸の含有割合が高くなるにつれて、阻害用オリゴヌクレオチドを添加した場合には、無添加の場合と同様に変異型検出用プライマーの消費率が高くなり、変異型核酸が検出し得ることが確認された。
また、阻害用オリゴヌクレオチドを添加することにより、特異的な核酸鎖伸長反応によるシグナルが減少する傾向が観察されたが、ミスマッチを含む阻害用オリ後ヌクレオチドを用いた場合には、プライマー消費率が非常に高く、よって、阻害用オリ後ヌクレオチドにミスマッチを導入することにより、特異的な核酸鎖伸長反応によるシグナルの減少が低減できることがわかった。
Claims (10)
- 多型部位を有する核酸の多型を識別する方法であって、
被検核酸試料中の核酸を鋳型とし、第1型検出用プライマー及びポリメラーゼを用いて、阻害用オリゴヌクレオチドの存在下で、核酸鎖伸長反応を行い、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸のみが伸長される伸長工程と、
前記伸長工程において、前記第1型検出用プライマーが伸長されたか否かにより、前記被検核酸試料中に含まれている核酸の多型を識別する識別工程と、
を有し、
前記第1型検出用プライマーは、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズするプライマーであり、
前記阻害用オリゴヌクレオチドは、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズするオリゴヌクレオチドであり、
前記第1型検出用プライマーにおいて、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域は、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位よりも5’側の領域であり、
前記第1型検出用プライマー中の前記多型検出部位が、前記第1の塩基配列中の前記多型部位と相補的であることを特徴とする多型の識別方法。 - 前記阻害用オリゴヌクレオチド中の、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズする領域の塩基配列は、前記第1型検出用プライマー中の阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域の塩基配列と、少なくとも1塩基のミスマッチを含む配列であることを特徴とする請求項1記載の多型の識別方法。
- 前記阻害用オリゴヌクレオチドの3’末端の塩基が、プライマーとして動作しないようにブロッキングされていることを特徴とする請求項1又は2記載の多型の識別方法。
- 前記第1型検出用プライマー中の、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域よりも3’側の領域の長さが、5塩基以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の多型の識別方法。
- 前記第1型検出用プライマー中の、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域の長さが、10塩基以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の多型の識別方法。
- 前記核酸鎖伸長反応が、被検核酸試料中の核酸を一本鎖化する変性ステップ、一本鎖化された核酸と、前記第1型検出用プライマー又は前記阻害用オリゴヌクレオチドとをハイブリダイズさせるアニーリングステップ、前記第1型検出用プライマーを起点として核酸鎖を伸長させる伸長ステップとからなり、
前記第1型検出用プライマーと前記阻害用オリゴヌクレオチドとからなる会合体のTm値が、前記アニーリングステップの温度よりも高く、前記伸長ステップの温度よりも低いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の多型の識別方法。 - 前記第1型検出用プライマーの、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位が、3’末端にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の多型の識別方法。
- 前記核酸鎖伸長反応が、前記変性ステップ、前記アニーリングステップ、及び前記伸長ステップとからなるサイクルを、2回以上繰り返すことを特徴とする請求項6又は7記載の多型の識別方法。
- 前記多型部位の塩基配列が、前記第1の塩基配列とは異なる塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズする検出用プライマーの存在下で、前記核酸鎖伸長反応を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の多型の識別方法。
- 多型部位を有する核酸の多型の識別に用いられるキットであって、第1型検出用プライマー及び阻害用オリゴヌクレオチドを含み、
前記第1型検出用プライマーは、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸と、当該多型部位を含む領域においてハイブリダイズするプライマーであり、
前記阻害用オリゴヌクレオチドは、前記第1型検出用プライマーとハイブリダイズするオリゴヌクレオチドであり、
前記第1型検出用プライマーにおいて、前記阻害用オリゴヌクレオチドとハイブリダイズする領域は、前記多型部位とハイブリダイズする多型検出部位よりも5’側の領域であり、
前記第1型検出用プライマー中の前記多型検出部位が、前記第1の塩基配列中の前記多型部位と相補的であり、
前記第1型検出用プライマーを用いて、前記阻害用オリゴヌクレオチドの存在下で核酸鎖伸長反応を行った場合に、多型部位の塩基配列が第1の塩基配列である核酸のみが伸長されることを特徴とする、多型識別用キット。
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