JP5686788B2 - 位置検出スイッチ及び回転スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、位置検出スイッチ及び回転スイッチに関し、例えば、サイドスタンドの回転方向の位置を検出する場合に用いて好適な位置検出スイッチ及び回転スイッチに関する。
近年、サイドスタンドスイッチによりサイドスタンドの回転方向の位置を検出し、サイドスタンドが起立したまま走行するのを防止する自動二輪車が普及している。
例えば、サイドスタンドスイッチは、サイドスタンドの回転に連動して移動する可動接点と移動しない固定接点との間の接触状態により、サイドスタンドが起立した位置(駐車中の状態)にあるか、格納した位置にあるかを検出する。このような接点式のサイドスタンドスイッチには、例えば、サイドスタンドとともに可動接点が回転するもの(例えば、特許文献1、2参照)や、カム等を用いてサイドスタンドの回転に伴い可動接点が所定の方向にスライドするもの(例えば、特許文献3参照)がある。
また、従来、サイドスタンドスイッチとは別に、様々なタイプの回転式のスイッチが提案されている。
例えば、回転部材の周囲に所定の間隔で設けられた突起により、所定の揺動軸を中心に揺動部材を揺動させることにより、回転部材の回転方向を検出するスイッチが提案されている(例えば、特許文献4参照)。具体的には、揺動部材は、回転部材の突起が触れる度に、回転部材の回転方向に対応する方向に揺動する。そして、揺動部材の揺動方向に応じて、2つの異なるスイッチのうちの一方がオンし、スイッチから出力されるパルス信号に基づいて、回転部材の回転方向が検出される。
また、例えば、回転式のカムを用いて可動接点を所定の方向にスライドさせて、可動接点と固定接点の接触状態を変化させるとともに、バネにより可動接点と固定接点の接触状態を保持するスイッチが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開2007−210600号公報 特開2010−235077号公報 特開2003−252264号公報 特開2006−107904号公報 実公平3−23634号公報
特許文献1乃至3に記載のサイドスタンドスイッチでは、可動接点が固定接点と擦れながら回転又はスライドするため、接点が摩耗してしまう。
また、特許文献4及び5に記載のスイッチでは、振動や衝撃が大きな自動二輪車のサイドスタンドスイッチに適用することは考慮されておらず、振動や衝撃に対する対策が検討されていない。
そこで、本発明は、サイドスタンド等の回転体の回転方向の位置を検出するスイッチにおいて、接点の摩耗を防止しつつ、振動や衝撃に強いスイッチを実現するようにするものである。
本発明の第1の側面の位置検出スイッチは、サイドスタンドの位置を検出する位置検出スイッチにおいて、内側が中空状の円筒形状をした本体部を有するケースと、ケースの本体部に嵌め合わされ、本体部の中心軸と一致する第1の回転軸を中心にサイドスタンドとともに第1の回転方向及び第1の回転方向と逆の第2の回転方向に回転可能な回転部材であって、先端がケースの本体部の一端に嵌め合わされ、中心軸が第1の回転軸と一致する円筒部と、円筒部の周囲に形成されている円板部と、円板部の円筒部の先端側の面に形成されている突起部と、円筒部の先端と円板部との間において円筒部の周囲に形成され、第1の回転軸を中心にして突起部から第2の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において第1の回転軸を中心とする円弧状の第1の側面を有する第1の保持部と、円筒部の先端と円板部との間において円筒部の周囲に形成され、第1の回転軸を中心にして突起部から第1の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において第1の回転軸を中心とする円弧状の第2の側面を有する第2の保持部とを備える回転部材と、ケースの本体部の一端と回転部材の円板部との間において、第1の回転軸と平行な揺動軸を中心に第1の揺動方向及び第1の揺動方向と逆の第2の揺動方向に揺動可能にケースの本体部の一端に支持される揺動部材であって、回転部材の第1の保持部の第1の側面と適合する曲面である第1の適合面と、回転部材の第2の保持部の第2の側面と適合する曲面である第2の適合面と、回転部材が第1の回転方向に回転した場合に、回転部材の突起部が当接する第1の当接部と、回転部材が第2の回転方向に回転した場合に、回転部材の突起部が当接する第2の当接部とを備える揺動部材と、ケースの本体部の側面に本体部の内側から接触可能に設けられている固定接点と、揺動部材に設けられ、揺動部材の揺動に伴い、固定接点と接触したり離れたりする可動接点とを備え、回転部材が第1の回転方向に回転し、揺動部材の第1の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第1の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が接触し、さらに回転部材が第1の回転方向に回転すると、回転部材の第1の保持部の第1の側面と揺動部材の第1の適合面が適合し、揺動部材が第1の揺動方向に揺動した状態で保持され、回転部材が第2の回転方向に回転し、揺動部材の第2の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第2の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が離れ、さらに回転部材が第2の回転方向に回転すると、回転部材の第2の保持部の第2の側面と揺動部材の第2の適合面が適合し、揺動部材が第2の揺動方向に揺動した状態で保持される。
本発明の第1の側面においては、サイドスタンドが所定の方向に回転すると、回転部材が第1の回転方向に回転し、揺動部材の第1の当接部が回転部材の突起部により押され、揺動部材が第1の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が接触し、回転部材の第1の保持部の第1の側面と揺動部材の第1の適合面が適合し、揺動部材が第1の揺動方向に揺動した状態で保持される。一方、サイドスタンドが逆方向に回転すると、回転部材が第2の回転方向に回転し、揺動部材の第2の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第2の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が離れ、回転部材の第2の保持部の第2の側面と揺動部材の第2の適合面が適合し、揺動部材が第2の揺動方向に揺動した状態で保持される。
従って、サイドスタンドの回転方向の位置を検出するスイッチにおいて、接点の摩耗を防止しつつ、振動や衝撃に強いスイッチを実現することができる。
この回転部材の第1の保持部と第2の保持部を、回転部材の円筒部の高さ方向において異なる位置に形成し、この揺動部材の第1の適合面と第2の適合面は、揺動部材の揺動軸と平行な方向において異なる位置に形成することができる。
これにより、回転部材と揺動部材の干渉を容易に防止することができる。
この回転部材の第1の保持部と第2の保持部を、第1の回転軸と垂直な方向に所定の幅を持つ円弧状の形状を有するようにすることができる。
これにより、第1の保持部と第2の保持部を容易に成形することができる。
この揺動部材の第1の当接部及び第2の当接部を、揺動部材の湾曲部のくぼみの両側にそれぞれ位置するようにすることができる。
これにより、第1の当接部及び第2の当接部を容易に成形することができる。
この揺動部材を、湾曲部のくぼみ側がケースの本体部の側面の方向を向くように、ケースの本体部の一端に支持するようにすることができる。
これにより、第1の当接部及び第2の当接部に、回転部材の突起部を確実に当接させることができる。
この可動接点を、バネを介して揺動部材に取り付け、バネの弾力により固定接点に押し付けるようにすることができる。
これにより、可動接点と固定接点の接触状態をより安定させることができる。
この揺動軸を、ケースの本体部の一端に形成されている円柱状の突起により構成することができる。
これにより、揺動部材を容易に揺動可能にケースに取り付けることができる。
この回転部材の円板部を、ケースの本体部の内周の径と略同じ径とすることができる。
これにより、突起部を形成可能な位置を広げることができる。また、ケースの密閉性を高めることができる。
この第1の回転軸を、サイドスタンドの第2の回転軸と一致するように設置することができる。
これにより、サイドスタンドの回転軸と位置検出スイッチの回転軸が一致し、サイドスタンドの回転方向の位置の検出精度を高めることができる。
本発明の第2の側面の回転スイッチは、内側が中空状の円筒形状をした本体部を有するケースと、ケースの本体部に嵌め合わされ、本体部の中心軸と一致する回転軸を中心に第1の回転方向及び第1の回転方向と逆の第2の回転方向に回転可能な回転部材であって、先端がケースの本体部の一端に嵌め合わされ、中心軸が回転軸と一致する円筒部と、円筒部の周囲に形成されている円板部と、円板部の円筒部の先端側の面に形成されている突起部と、円筒部の先端と円板部との間において円筒部の周囲に形成され、回転軸を中心にして突起部から第2の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において回転軸を中心とする円弧状の第1の側面を有する第1の保持部と、円筒部の先端と円板部との間において円筒部の周囲に形成され、回転軸を中心にして突起部から第1の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において回転軸を中心とする円弧状の第2の側面を有する第2の保持部とを備える回転部材と、ケースの本体部の一端と回転部材の円板部との間において、回転軸と平行な揺動軸を中心に第1の揺動方向及び第1の揺動方向と逆の第2の揺動方向に揺動可能にケースの本体部の一端に支持される揺動部材であって、回転部材の第1の保持部の第1の側面と適合する曲面である第1の適合面と、回転部材の第2の保持部の第2の側面と適合する曲面である第2の適合面と、回転部材が第1の回転方向に回転した場合に、回転部材の突起部が当接する第1の当接部と、回転部材が第2の回転方向に回転した場合に、回転部材の突起部が当接する第2の当接部とを備える揺動部材と、ケースの本体部の側面に本体部の内側から接触可能に設けられている固定接点と、揺動部材に設けられ、揺動部材の揺動に伴い、固定接点と接触したり離れたりする可動接点とを備え、回転部材が第1の回転方向に回転し、揺動部材の第1の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第1の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が接触し、さらに回転部材が第1の回転方向に回転すると、回転部材の第1の保持部の第1の側面と揺動部材の第1の適合面が適合し、揺動部材が第1の揺動方向に揺動した状態で保持され、回転部材が第2の回転方向に回転し、揺動部材の第2の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第2の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が離れ、さらに回転部材が第2の回転方向に回転すると、回転部材の第2の保持部の第2の側面と揺動部材の第2の適合面が適合し、揺動部材が第2の揺動方向に揺動した状態で保持される。
本発明の第2の側面においては、回転体が所定の方向に回転すると、回転部材が第1の回転方向に回転し、揺動部材の第1の当接部が回転部材の突起部により押され、揺動部材が第1の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が接触し、回転部材の第1の保持部の第1の側面と揺動部材の第1の適合面が適合し、揺動部材が第1の揺動方向に揺動した状態で保持される。一方、回転体が逆方向に回転すると、回転部材が第2の回転方向に回転し、揺動部材の第2の当接部が回転部材の突起部により押されると、揺動部材が第2の揺動方向に揺動し、可動接点と固定接点が離れ、回転部材の第2の保持部の第2の側面と揺動部材の第2の適合面が適合し、揺動部材が第2の揺動方向に揺動した状態で保持される。
従って、回転体の回転方向の位置を検出するスイッチにおいて、接点の摩耗を防止しつつ、振動や衝撃に強いスイッチを実現することができる。
本発明の第1の側面又は第2の側面によれば、サイドスタンド等の回転体の回転方向の位置を検出するスイッチにおいて、接点の摩耗を防止しつつ、振動や衝撃に強いスイッチを実現することができる。
本発明を適用したサイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの組立て前の状態を示す図である。 本発明を適用したサイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの組立て後の状態を示す図である。 サイドスタンドスイッチの分解図である。 回転部材の斜視図である。 回転部材の六面図である。 可動接点及びバネを取り付ける前の揺動部材を上方向から見た斜視図である。 可動接点及びバネを取り付けた後の揺動部材を上方向から見た斜視図である。 可動接点及びバネを取り付けた後の揺動部材を上方向から見た斜視図である。 可動接点及びバネを取り付けた後の揺動部材を下方向から見た斜視図である。 可動接点及びバネを取り付けた後の揺動部材の六面図である。 ケースを斜め下方向から見た斜視図である。 ケースの平面図である。 サイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの回転軸付近を上から見た断面図である。 サイドスタンドを格納するときの状態の変化を示す図である。 サイドスタンドを格納するときのサイドスタンドスイッチの状態の変化を示すA−A断面図である。 サイドスタンドを格納するときのサイドスタンドスイッチの状態の変化を示すB−B断面図である。 サイドスタンドを格納するときの可動スイッチと固定スイッチの状態を模式的に示す拡大図である。 サイドスタンドを起立させるときの状態の変化を示す図である。 サイドスタンドを起立させるときのサイドスタンドスイッチの状態の変化を示すA−A断面図である。 サイドスタンドを格納させるときのサイドスタンドスイッチの状態の変化を示すB−B断面図である。 サイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの変形例を示す図である。 可動接点を取り付ける前の揺動部材の変形例を示す斜視図である。 可動接点を取り付けた後の揺動部材の変形例を示す斜視図である。 可動接点を取り付けた後の揺動部材の変形例を示す六面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態
2.変形例
<1.実施の形態>
[サイドスタンドユニット11及びサイドスタンドスイッチ12の構成例]
図1及び図2は、本発明を適用したサイドスタンドユニット11及びサイドスタンドスイッチ12の一実施の形態を示している。なお、図1は、組立て前の状態を示しており、図2は、組立て後の状態を示している。また、図2では、スプリング23の図示を省略している。
サイドスタンドユニット11は、図示せぬ自動二輪車に取り付けられ、駐車時に倒れないように自動二輪車を支えるものである。サイドスタンドスイッチ12は、サイドスタンドユニット11に取り付けられ、サイドスタンド21の回転方向の位置を検出する。より具体的には、サイドスタンドスイッチ12は、サイドスタンド21が自動二輪車を駐車するために起立させた位置、又は、自動車二輪車を走行させるために格納した位置のいずれの位置にあるかを検出する。そして、例えば、サイドスタンドスイッチ12の検出結果に基づいて、サイドスタンド21が起立したまま走行するのを防止する機能が、自動二輪車に搭載される。
なお、以下、サイドスタンド21が起立した状態を起立状態と称し、格納した状態を格納状態と称する。
サイドスタンドユニット11は、サイドスタンド21、ブラケット22、スプリング23、ボルト24及びナット25により構成される。
サイドスタンド21の上端には、二股に分かれた取付け部21Aが形成されている。また、取付け部21Aの両側には、取付け孔21B及び取付け孔21Cがそれぞれ形成されている。さらに、取付け孔21Bの下にピン孔21Dが形成されている。また、サイドスタンド21の取付け孔21Bが形成されている方の側面の略中央付近の高さに、円柱状のフックピン21Eが形成されている。さらに、フックピン21Eの先端付近には、スプリング23を引っ掛けるための溝が形成されている。
ブラケット22には、取付け孔22Aが形成されている。また、取付け孔22Aの上方に、円柱状のフックピン22B及びフックピン22Cが、ブラケット22の各側面の同じ位置にそれぞれ逆方向を向くように形成されている。また、フックピン22Cの先端付近には、スプリング23を引っ掛けるための溝が形成されている。さらに、ブラケット22の上方には、自動二輪車に取り付けるための取付け孔22D及び取付け孔22Eが形成されている。
ブラケット22にサイドスタンド21を取り付ける場合、まず、サイドスタンド21の取付け孔21B及び取付け孔21Cとブラケット22の取付け孔22Aの位置が合うように、ブラケット22がサイドスタンド21の取付け部21Aに嵌め合わされる。そして、取付け孔21B、取付け孔22A及び取付け孔21Cにボルト24が挿入され、ボルト24の先端にナット25が締め付けられる。これにより、サイドスタンド21が、ボルト24を回転軸として回転可能にブラケット22に支持される。
また、スプリング23の両端が、それぞれサイドスタンド21のフックピン21Eの先端付近の溝、及び、ブラケット22のフックピン22Cの先端付近の溝に引っ掛けられる。これにより、スプリング23は、フックピン21Eとフックピン22Cの間に懸架され、サイドスタンド21を起立状態又は格納状態で弾性的に保持する働きをする。
サイドスタンドスイッチ12は、係合部12Aのくぼみにブラケット22のフックピン22Bが嵌まるように、サイドスタンドユニット11に取り付けられる。また、ボルト13が、サイドスタンドスイッチ12の軸孔12Bに挿入され、その先端が、ボルト24の頭部のネジ穴24Aに嵌め合わされる。これにより、サイドスタンド21の回転軸(ボルト24)と、サイドスタンドスイッチ12の回転軸(ボルト13)が一致する。また、後述するように、サイドスタンドスイッチ12の回転部材101(図3)が、サイドスタンド21の回転に連動して、ボルト13を回転軸として回転する。
[サイドスタンドスイッチ12の構成例]
図3は、サイドスタンドスイッチ12の分解図である。なお、以下、図内の上方向をサイドスタンドスイッチ12の上側とし、図内の下方向をサイドスタンドスイッチ12の下側とする。
サイドスタンドスイッチ12は、回転部材101、揺動部材102、可動接点103、バネ104、ケース105、固定接点106、金属プレート107、オイルシール108、オイルシール109、ハーネス110及び固定金具111により構成される。
回転部材101は、所定の回転軸(図示せぬボルト13)を中心に回転できるように、ケース105に嵌め合わされる。
揺動部材102には、バネ104を介して可動接点103が取り付けられる。また、ケース105には、固定接点106が設けられている。後述するように、揺動部材102は、所定の揺動軸を中心に揺動可能にケース105に支持され、サイドスタンド21の回転に連動して揺動する。そして、揺動部材102が揺動することにより、可動接点103が固定接点106に接触したり、固定接点106から離れたりすることにより、サイドスタンド21の位置が検出される。
オイルシール108は、金属プレート107を介して、ケース105の下側に取り付けられる。また、オイルシール109は、ケース105の上側に取り付けられる。そして、オイルシール108及びオイルシール109は、ケース105内に水分や異物が浸入するのを防止する。
ハーネス110は、サイドスタンドスイッチ12の位置の検出結果を示す信号を自動二輪車に出力するためのものである。ハーネス110は、固定接点106に接続されるとともに、固定金具111によりケース105に固定される。
[回転部材101の構成例]
図4は、回転部材101の斜視図であり、図5は、回転部材101の六面図である。
回転部材101は、上から順に、円筒部151、円板部152、円板部153及び円筒部154が積層された形状を有している。円筒部151、円板部152、円板部153及び円筒部154の中心軸は、全て回転部材101の回転軸と一致する。また、径の長さは、長い方から円板部153、円筒部154、円板部152、円筒部151の順になっている。さらに、回転部材101にボルト13を挿入できるように、円筒部151及び円筒部154の中央は空洞になっており、円板部152及び円板部153の中央には孔(不図示)が形成されている。また、円筒部151の先端(図4内の上端)が、ケース105の本体部251(図11)の上面に嵌め合わされる。
円板部153の上面(円板部153の円筒部151の先端側の面)の外周付近には、円柱状の突起部155が形成されている。後述するように、サイドスタンド21が回転すると、この突起部155が、揺動部材102に当接し、揺動部材102を揺動させる。
また、円筒部151の先端と円板部153の間において、円筒部151の周囲に同じ形状の保持部156及び保持部157が形成されている。保持部156及び保持部157は、薄い板状で、かつ、円筒部151の中心軸(回転部材101の回転軸)を中心とし、当該中心軸と垂直な方向に所定の幅を持つ円弧状の形状を有している。また、保持部156は、円筒部151の中心軸(回転部材101の回転軸)を中心とする円弧状の側面156Aを有しており、保持部157は、円筒部151の中心軸(回転部材101の回転軸)を中心とする円弧状の側面157Aを有している。
なお、図5では、図を分かりやすくするために、保持部156の側面156A及び保持部157の側面157Aの符号の図示を省略している。
また、保持部156(の側面156A)は、円筒部151の中心軸(回転部材101の回転軸)を中心にして、突起部155から回転方向A2に所定の角度だけ離れた位置に形成されている。一方、保持部157(の側面157A)は、円筒部151の中心軸(回転部材101の回転軸)を中心にして、突起部155から回転方向A1に所定の角度だけ離れた位置に形成されている。さらに、保持部156と保持部157は、上から見て、円筒部151の中心軸と突起部155の中心を結ぶ直線を基準にして、左右対称かつ互いに重ならないように形成されている。
なお、回転方向A1は、サイドスタンド21を格納する場合に回転部材101が回転する方向と一致し、回転方向A2は、サイドスタンド21を起立させる場合に回転部材101が回転する方向と一致する。
また、保持部156と保持部157は、円筒部151の高さ方向において異なる位置に形成されており、保持部156の方が、保持部157より上方に形成されている。
円筒部154の下面には、突起状のフックピン158が形成されている。フックピン158は、サイドスタンド21のピン孔21D(図1)に挿入され、サイドスタンド21の回転方向の運動を回転部材101に伝達する働きをする。
[揺動部材102の構成例]
図6乃至図10は、揺動部材102の構成例を示している。具体的には、図6は、可動接点103及びバネ104を取り付ける前の揺動部材102を示しており、図7乃至図10は、可動接点103及びバネ104を取り付けた後の揺動部材102を示している。また、図6と図7は、揺動部材102を上方の同じ方向から見た斜視図である。図7と図8は、揺動部材102を上方の異なる方向から見た斜視図である。図9は、揺動部材102を下方向から見た斜視図である。図10は、揺動部材102の六面図である。
揺動部材102の上面の中央付近には、円形の軸穴201が形成されている。後述するように、この軸穴201にケース105の揺動部254(図11等)を挿入することにより、揺動部材102が揺動部254を中心にして揺動可能にケース105に支持される。
また、揺動部材102の側面の高さ方向(揺動軸と平行な方向)において異なる位置に、適合面202及び適合面203が、互いに異なる方向を向くように形成されている。具体的には、揺動部材102の側面の上端に、所定の厚さの円弧状の曲面からなる適合面202が形成されている。また、揺動部材102の側面の下端に、所定の厚さの円弧状の曲面からなる適合面203が、適合面202と異なる方向を向くように形成されている。後述するように、適合面202は、回転部材101の保持部156の側面156Aと適合し、適合面203は、回転部材101の保持部157の側面157Aと適合する。
揺動部材102の下面には、湾曲部204が形成されている。そして、後述するように、サイドスタンド21の回転に連動して回転部材101が回転し、回転部材101の突起部155が、湾曲部204のくぼみの両側にそれぞれ位置する当接部204A又は当接部204Bに当接することにより、揺動部材102が揺動する。
また、サイドスタンドスイッチ12を組み立てたときに、揺動部材102の下面の一部が、回転部材101の円板部152の上面に接し、湾曲部204の下面が、回転部材101の円板部153の上面に接する。さらに、揺動部材102の上面が、ケース105の本体部251の上面に接する。これにより、揺動部材102の上下方向の位置が固定される。
可動接点103は、バネ104を介して、揺動部材102の取付け部205に取り付けられる。また、可動接点103の接触面103Aには、球状の突起部221A及び突起部221Bが形成されている。
[ケース105の構成例]
図11乃至図13は、ケース105の構成例を示している。具体的には、図11は、ケース105を下方向から見た斜視図である。図12の上側の図は、ケース105の平面図であり、図12の下側の図は、ケース105の底面図である。
ケース105は、内側が中空状の円筒形状をした本体部251を有している。本体部251の内周の径は、回転部材101の円板部153の径とほぼ同じである。また、本体部251の側面の外側に、長辺側252Aと短辺側252BとからなるJ字形に近い形状の係合部252が形成されている。この係合部252は、図1のサイドスタンドスイッチ12の係合部12Aを構成する。
本体部251の一端である上面の中央には、開口251Aが形成されている。また、本体部251の上面の内側には、開口251Aを囲むように、リング状の突起部253が形成されている。この突起部253に、回転部材101の円筒部151の先端を嵌め合わすことにより、本体部251と円筒部151の中心軸が一致し、その中心軸を中心にして回転可能に回転部材101が本体部251に支持される。なお、この中心軸は、サイドスタンド21の回転軸と一致する。また、本体部251の側面の上端付近であって、係合部252の長辺側252Aが形成されている部分に、矩形の端子孔251Bが形成されている。
さらに、係合部252の長辺側252Aには、2つの部材からなる金属製の固定接点106が取り付けられている。固定接点106の接触部106Aは、端子孔251Bを介して、本体部251の内側から接触可能に本体部251の側面に設けられている。そして、後述するように、サイドスタンド21の回転に伴い、揺動部材102の可動接点103(の突起部221A,221B)が、固定接点106の接触部106Aに接触したり、接触部106Aから離れたりする。
また、固定接点106の接続部106Bは、本体部251の外に露出するように設けられている。そして、固定接点106の接続部106Bに、ハーネス110が接続される。
さらに、本体部251の上面の内側の突起部253の近傍、かつ、端子孔251Bの近傍に、本体部251の中心軸と平行な円柱状の突起からなる揺動軸254が形成されている。この揺動軸254を揺動部材102の軸穴201に挿入することにより、揺動部材102が、揺動軸254を軸にして揺動可能にケース105に支持される。
また、係合部252の長辺側252Aの端部付近に、矩形の取付け孔252Cが形成されている。そして、ハーネス110をケース105に接続するときに、固定金具111(図3)が取付け孔252Cに取り付けられ、ハーネス110の位置が固定される。
[サイドスタンドスイッチ12の動作]
次に、図13乃至図20を参照して、サイドスタンドスイッチ12の動作について説明する。なお、図13乃至図20では、図を分かりやすくするために、説明に関係ない部分の符号の図示を適宜省略している。
図13は、サイドスタンドユニット11及びサイドスタンドスイッチ12の回転軸(ボルト24及びボルト13)付近を上から見た断面図である。
上述したように、サイドスタンド21の取付け孔21B,21C、及び、ブラケット22の取付け孔22Aにボルト24が挿入され、ボルト24の先端にナット25が締め付けらてれる。これにより、サイドスタンド21が、ボルト24を回転軸として回転可能にブラケット22に支持される。
また、回転部材101の円筒部151の先端が、ケース105の本体部251の突起部253に挿入されている。さらに、回転部材101の円筒部151にボルト13が挿入され、ボルト13の先端が、ボルト24の頭部のネジ穴24Aに嵌め合わされている。また、回転部材101のフックピン158が、サイドスタンド21のピン孔21Dに挿入されている。これにより、サイドスタンド21の回転軸(ボルト24)と、サイドスタンドスイッチ12の回転軸(ボルト13)が一致し、サイドスタンド21の回転に連動して、サイドスタンドスイッチ12の回転部材101が回転する。
なお、図示されていないが、揺動部材102は、ケース105の上面と、当該上面に対向する回転部材101の円板部153との間において、ケース105の上面に揺動可能に支持される。
図14乃至図20は、サイドスタンド21の位置とサイドスタンドスイッチ12の状態の関係を示している。具体的には、図15及び図16は、図14に示されるように、サイドスタンド21を起立状態と格納状態の中間の状態(以下、中間状態と称する)から格納状態に変化させた場合のサイドスタンドスイッチ12の状態の遷移を示している。なお、図15は図13のA−A矢視で示される部分の断面図であり、図16は図13のB−B矢視で示される部分の断面図である。また、図17は、サイドスタンド21を格納するときの可動スイッチ103と固定スイッチ106の状態を模式的に示す拡大図である。さらに、図19及び図20は、図18に示されるように、サイドスタンド21を中間状態から起立状態に変化させた場合のサイドスタンドスイッチ12の状態の遷移を示している。なお、図19は図13のA−A矢視で示される部分の断面図であり、図20は図13のB−B矢視で示される部分の断面図である。
図15に示されるように、揺動部材102は、湾曲部204のくぼみ側(当接部204A及び当接部204B)が、ケース105の本体部251の側面の方向を向くように設置されている。そして、図15の左端の図に示されるように、サイドスタンド21が中間状態のとき、回転部材101の突起部155は、揺動部材102の湾曲部204のくぼみ(当接部204Aと当接部204Bの間)に位置し、当接部204A及び当接部204Bに当接した状態となる。また、図16の左端の図に示されるように、サイドスタンド21が中間状態のとき、回転部材101の保持部156及び保持部157と、揺動部材102は接していない。
そして、図14に示されるように、サイドスタンド21を格納するために反時計回りに回転させると、それに連動して回転部材101も反時計回りに回転する。これにより、図15の真ん中の図に示されるように、揺動部材102の当接部204Aが、回転部材101の突起部155により押され、揺動部材102が反時計回りの方向に揺動する。そして、揺動部材102の可動接点103が、ケース105の固定接点106に接触した状態となる。また、可動接点103は、バネ104の弾力により適度な力で固定接点106に押し付けられる。より具体的には、図17に示されるように、可動接点104の突起部221A及び突起部221Bが、固定接点106の接触部106Aに接触し、さらにバネ104の弾力により押し付けられた状態になる。これにより、可動接点104と固定接点106との間が電気的に導通する。
さらに、サイドスタンド21を反時計回りに回転させると、図16の右端の図に示されるように、揺動部材102が反時計回りの方向に揺動した状態で、回転部材101の保持部156と揺動部材102の適合面202が適合する。これにより、揺動部材102の揺動方向の位置が固定される。すなわち、揺動部材102は、反時計回りに揺動し、上述した図17に示されるように、可動接点103が固定接点106に接触した状態で保持される。
なお、サイドスタンド21を格納状態から中間状態に変化させた場合、回転部材101及び揺動部材102は、上述した場合と逆の動きをする。
一方、図18に示されるように、サイドスタンド21を起立させるために時計回りに回転させると、それに連動して回転部材101も時計回りに回転する。これにより、図19の真ん中の図に示されるように、揺動部材102の当接部204Bが、回転部材101の突起部155により押され、揺動部材102が時計回りの方向に揺動する。そして、揺動部材102の可動接点103が、ケース105の固定接点106から大きく離れた状態となる。
さらに、サイドスタンド21を時計回りに回転させると、図19の右端の図に示されるように、揺動部材102が時計回りの方向に揺動した状態で、回転部材101の保持部157と揺動部材102の適合面203が適合する。これにより、揺動部材102の揺動方向の位置が固定される。すなわち、揺動部材102は、時計回りに揺動し、可動接点103が固定接点106から大きく離れた状態で固定される。
なお、サイドスタンド21を起立状態から格納状態に変化させた場合、回転部材101及び揺動部材102は、上述した場合と逆の動きをする。
以上のようにして、サイドスタンド21が格納状態のとき、可動接点103と固定接点106を接触させ、サイドスタンド21が起立状態のとき、可動接点103と固定接点106を離すことにより、サイドスタンド21の位置を正確に検出することができる。
また、回転部材101の保持部156及び保持部157により揺動部材102の揺動状態が確実に固定されるため、衝撃や振動により可動接点103と固定接点106の接触状態が変化し、サイドスタンド21の位置が誤検出されることが防止される。さらに、特別な部品を設けずに簡易な機構により、揺動部材102の揺動状態を保持することができ、コストやサイズの増大を防止することができる。
また、可動接点103と固定接点106が擦れることがないため、両接点の摩耗が防止される。
<2.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
[サイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの変形例]
図21は、サイドスタンドユニット及びサイドスタンドスイッチの変形例を示している。なお、図中、図1と対応する部分には同じ符号を付してある。
図21と図1を比較すると、図21の変形例では、サイドスタンドユニット11の代わりにサイドスタンドユニット301が設けられ、サイドスタンドスイッチ12の代わりにサイドスタンドスイッチ302が設けられ、取付け部材303が追加されている点が異なる。また、図21のサイドスタンドユニット301と図1のサイドスタンドユニット11を比較すると、サイドスタンド21の代わりにサイドスタンド311が設けられている点が異なる。
サイドスタンド311は、図1のサイドスタンド21とほぼ同じ形状を有しており、ピン孔21Dが形成されていない点のみが異なる。すなわち、サイドスタンド311の取付け部311A、取付け孔311B,311C及びフックピン311Dは、サイドスタンド21の取付け部21A、取付け孔21B,21C及びフックピン21Eと同じ形状で同じ位置に形成されている。
また、サイドスタンドスイッチ302は、図1のサイドスタンドスイッチ12とほぼ同じ形状及び機能を有しており、回転部材101のフックピン158の代わりに、取付け部材303が取付けられている点が異なる。取付け部材303は、サイドスタンドスイッチ302の回転部材(不図示)と連動して回転するように、サイドスタンドスイッチ302に取り付けられている。
そして、サイドスタンド311は、図1のサイドスタンド21と同様の方法により、ブラケット22に取り付けられ、ボルト24を回転軸として回転可能にブラケット22に支持される。サイドスタンドスイッチ302は、係合部302Aのくぼみにブラケット22のフックピン22Bが嵌まり、取付け部材303がサイドスタンド311の取付け部311Aを挟むように、サイドスタンドユニット301に取り付けられる。また、ボルト13が、サイドスタンドスイッチ302の軸孔(不図示)及び取付け部材303の軸孔(不図示)に挿入され、その先端が、ボルト24の頭部のネジ穴24Aに嵌め合わされる。これにより、サイドスタンド311の回転軸(ボルト24)と、サイドスタンドスイッチ302の回転軸(ボルト13)が一致する。また、サイドスタンド311の回転に連動して、サイドスタンドスイッチ302の回転部材(不図示)が回転する。
[揺動部材の変形例]
図22乃至図24は、揺動部材の変形例を示している。具体的には、図22は、可動接点402を取り付ける前の揺動部材401を示し、図23及び図24は、可動接点402を取り付けた後の揺動部材401を示している。また、図22及び図23は、揺動部材401を上から見た斜視図である。図24は、揺動部材401の六面図である。
揺動部材401は、図6乃至図10の揺動部材102とほぼ同様の形状を有しており、取付け部205の代わりに切欠き部415が形成され、側面にガイド部416が形成されている点が異なる。揺動部材401の軸穴411、適合面412、適合面413及び湾曲部414は、揺動部材102の軸穴201、適合面202、適合面203及び湾曲部204とほぼ同じ形状で同じ位置に形成されている。
切欠き部415は、可動接点402を取り付ける部分である。また、ガイド部416は、可動接点402が固定接点106に接触したときに、可動接点402を固定接点106側に押し付ける役割を果たす。
可動接点402の接触部402Aは、固定接点106の接触部106Aと接触する部分であり、二股に分かれるとともに、途中でL字形に湾曲し、さらに先端部が緩やかに湾曲している。このように接触部402Aが湾曲することにより、可動接点402自体がバネの働きをして、接触部402Aが適度な力で固定接点106に押し付けられる。また、可動接点402の取付け部402Bは、揺動部材401の切欠き部415に対応した形状を有しており、切欠き部415に挿入される。
この揺動部材401は、揺動部材102と比較して、バネを用いずに可動接点402を取り付けることができ、部品数及び組立工数を削減することができる。
[その他の変形例]
各部品の形状は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、ケース105側ではなく、揺動部材102又は揺動部材401に突起状の揺動軸を設け、ケース105の本体部251に挿入するようにしてもよい。
さらに、例えば、揺動部材102の当接部204Aと当接部204B、及び、揺動部材401の当接部414Aと当接部414Bは、必ずしも連続している必要はなく、回転部材101の突起部155が確実に当接するのであれば、離して形成するようにしてもよい。例えば、湾曲部204のくぼみ部分(関節部分)を切り欠くようにすることも可能である。
また、例えば、回転部材101の保持部156と保持部157は、必ずしも同じ形状である必要はない。また、保持部156と保持部157を、必ずしも円筒部151の中心軸と突起部155の中心を結ぶ直線を基準にして、左右対称な位置に形成する必要はない。これらの要素は、サイドスタンド21の回転方向の動作範囲等により適切に調整されるのが望ましい。また、保持部156の側面156A及び保持部157の側面157Aが、揺動部材102の適合面202及び適合面203にそれぞれ適合すれば、円筒部151の中心軸に対して垂直な方向の形状が必ずしも円弧状でなくてもよい。
さらに、例えば、格納状態と起立状態の接点の接触状態を、上述した例と逆にすることも可能である。また、本発明は、接点の状態が3以上の場合にも適用することができる。すなわち、3種類以上のサイドスタンドの回転方向の位置を検出する場合にも適用することができる。
また、本発明は、サイドスタンド以外にも、ステアリングホイール、ノブ、レバー、車輪等の所定の回転軸を中心に回転する回転体の回転方向の位置の検出に用いることが可能である。
さらに、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 サイドスタンドユニット
12 サイドスタンドスイッチ
13 ボルト
21 サイドスタンド
21B,21C 取付け孔
21D ピン孔
22 ブラケット
22A 取付け孔
22B フックピン
24 ボルト
24A ネジ穴
25 ナット
101 回転部材
102 揺動部材
103 可動接点
104 バネ
105 ケース
106 固定接点
151 円筒部
152,153 円板部
154 円筒部
155 突起部
156,157 保持部
156A,157A 側面
158 フックピン
201 軸穴
202,203 適合面
204 湾曲部
204A,204B 当接部
251 本体部
252 係合部
253 突起部
254 揺動軸
301 サイドスタンドユニット
302 サイドスタンドスイッチ
303 取付け部材
311 サイドスタンド
401 揺動部材
402 可動接点
411 軸穴
412,413 適合面
414 湾曲部
414A,414B 当接部
415 切欠き部
416 ガイド部

Claims (10)

  1. サイドスタンドの位置を検出する位置検出スイッチにおいて、
    内側が中空状の円筒形状をした本体部を有するケースと、
    前記ケースの前記本体部に嵌め合わされ、前記本体部の中心軸と一致する第1の回転軸を中心に前記サイドスタンドとともに第1の回転方向及び前記第1の回転方向と逆の第2の回転方向に回転可能な回転部材であって、
    先端が前記ケースの前記本体部の一端に嵌め合わされ、中心軸が前記第1の回転軸と一致する円筒部と、
    前記円筒部の周囲に形成されている円板部と、
    前記円板部の前記円筒部の先端側の面に形成されている突起部と、
    前記円筒部の先端と前記円板部との間において前記円筒部の周囲に形成され、前記第1の回転軸を中心にして前記突起部から前記第2の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において前記第1の回転軸を中心とする円弧状の第1の側面を有する第1の保持部と、
    前記円筒部の先端と前記円板部との間において前記円筒部の周囲に形成され、前記第1の回転軸を中心にして前記突起部から前記第1の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において前記第1の回転軸を中心とする円弧状の第2の側面を有する第2の保持部と
    を備える回転部材と、
    前記ケースの前記本体部の一端と前記回転部材の前記円板部との間において、前記第1の回転軸と平行な揺動軸を中心に第1の揺動方向及び前記第1の揺動方向と逆の第2の揺動方向に揺動可能に前記ケースの前記本体部の一端に支持される揺動部材であって、
    前記回転部材の前記第1の保持部の前記第1の側面と適合する曲面である第1の適合面と、
    前記回転部材の前記第2の保持部の前記第2の側面と適合する曲面である第2の適合面と、
    前記回転部材が前記第1の回転方向に回転した場合に、前記回転部材の前記突起部が当接する第1の当接部と、
    前記回転部材が前記第2の回転方向に回転した場合に、前記回転部材の前記突起部が当接する第2の当接部と
    を備える揺動部材と、
    前記ケースの前記本体部の側面に前記本体部の内側から接触可能に設けられている固定接点と、
    前記揺動部材に設けられ、前記揺動部材の揺動に伴い、前記固定接点と接触したり離れたりする可動接点と
    を備え、
    前記回転部材が前記第1の回転方向に回転し、前記揺動部材の前記第1の当接部が前記回転部材の前記突起部により押されると、前記揺動部材が前記第1の揺動方向に揺動し、前記可動接点と前記固定接点が接触し、さらに前記回転部材が前記第1の回転方向に回転すると、前記回転部材の前記第1の保持部の前記第1の側面と前記揺動部材の前記第1の適合面が適合し、前記揺動部材が前記第1の揺動方向に揺動した状態で保持され、
    前記回転部材が前記第2の回転方向に回転し、前記揺動部材の前記第2の当接部が前記回転部材の前記突起部により押されると、前記揺動部材が前記第2の揺動方向に揺動し、前記可動接点と前記固定接点が離れ、さらに前記回転部材が前記第2の回転方向に回転すると、前記回転部材の前記第2の保持部の前記第2の側面と前記揺動部材の前記第2の適合面が適合し、前記揺動部材が前記第2の揺動方向に揺動した状態で保持される
    位置検出スイッチ。
  2. 前記回転部材の前記第1の保持部と前記第2の保持部は、前記回転部材の前記円筒部の高さ方向において異なる位置に形成されており、
    前記揺動部材の前記第1の適合面と前記第2の適合面は、前記揺動部材の前記揺動軸と平行な方向において異なる位置に形成されている
    請求項1に記載の位置検出スイッチ。
  3. 前記回転部材の前記第1の保持部と前記第2の保持部は、前記第1の回転軸と垂直な方向に所定の幅を持つ円弧状の形状を有する
    請求項1又は2に記載の位置検出スイッチ。
  4. 前記揺動部材の第1の当接部及び前記第2の当接部は、前記揺動部材の湾曲部のくぼみの両側にそれぞれ位置する
    請求項1乃至3のいずれかに記載の位置検出スイッチ。
  5. 前記揺動部材は、前記湾曲部のくぼみ側が前記ケースの前記本体部の側面の方向を向くように、前記ケースの前記本体部の一端に支持されている
    請求項4に記載の位置検出スイッチ。
  6. 前記可動接点は、バネを介して前記揺動部材に取り付けられ、前記バネの弾力により前記固定接点に押し付けられる
    請求項1乃至5のいずれかに記載の位置検出スイッチ。
  7. 前記揺動軸は、前記ケースの前記本体部の一端に形成されている円柱状の突起により構成される
    請求項1乃至6のいずれかに記載の位置検出スイッチ。
  8. 前記回転部材の前記円板部は、前記ケースの前記本体部の内周の径と略同じ径を有している
    請求項1乃至7のいずれかに記載の位置検出スイッチ。
  9. 前記第1の回転軸が、前記サイドスタンドの第2の回転軸と一致するように設置される
    請求項1乃至8のいずれかに記載の位置検出スイッチ。
  10. 内側が中空状の円筒形状をした本体部を有するケースと、
    前記ケースの前記本体部に嵌め合わされ、前記本体部の中心軸と一致する回転軸を中心に第1の回転方向及び前記第1の回転方向と逆の第2の回転方向に回転可能な回転部材であって、
    先端が前記ケースの前記本体部の一端に嵌め合わされ、中心軸が前記回転軸と一致する円筒部と、
    前記円筒部の周囲に形成されている円板部と、
    前記円板部の前記円筒部の先端側の面に形成されている突起部と、
    前記円筒部の先端と前記円板部との間において前記円筒部の周囲に形成され、前記回転軸を中心にして前記突起部から前記第2の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において前記回転軸を中心とする円弧状の第1の側面を有する第1の保持部と、
    前記円筒部の先端と前記円板部との間において前記円筒部の周囲に形成され、前記回転軸を中心にして前記突起部から前記第1の回転方向に所定の角度だけ離れた位置において前記回転軸を中心とする円弧状の第2の側面を有する第2の保持部と
    を備える回転部材と、
    前記ケースの前記本体部の一端と前記回転部材の前記円板部との間において、前記回転軸と平行な揺動軸を中心に第1の揺動方向及び前記第1の揺動方向と逆の第2の揺動方向に揺動可能に前記ケースの前記本体部の一端に支持される揺動部材であって、
    前記回転部材の前記第1の保持部の前記第1の側面と適合する曲面である第1の適合面と、
    前記回転部材の前記第2の保持部の前記第2の側面と適合する曲面である第2の適合面と、
    前記回転部材が前記第1の回転方向に回転した場合に、前記回転部材の前記突起部が当接する第1の当接部と、
    前記回転部材が前記第2の回転方向に回転した場合に、前記回転部材の前記突起部が当接する第2の当接部と
    を備える揺動部材と、
    前記ケースの前記本体部の側面に前記本体部の内側から接触可能に設けられている固定接点と、
    前記揺動部材に設けられ、前記揺動部材の揺動に伴い、前記固定接点と接触したり離れたりする可動接点と
    を備え、
    前記回転部材が前記第1の回転方向に回転し、前記揺動部材の前記第1の当接部が前記回転部材の前記突起部により押されると、前記揺動部材が前記第1の揺動方向に揺動し、前記可動接点と前記固定接点が接触し、さらに前記回転部材が前記第1の回転方向に回転すると、前記回転部材の前記第1の保持部の前記第1の側面と前記揺動部材の前記第1の適合面が適合し、前記揺動部材が前記第1の揺動方向に揺動した状態で保持され、
    前記回転部材が前記第2の回転方向に回転し、前記揺動部材の前記第2の当接部が前記回転部材の前記突起部により押されると、前記揺動部材が前記第2の揺動方向に揺動し、前記可動接点と前記固定接点が離れ、さらに前記回転部材が前記第2の回転方向に回転すると、前記回転部材の前記第2の保持部の前記第2の側面と前記揺動部材の前記第2の適合面が適合し、前記揺動部材が前記第2の揺動方向に揺動した状態で保持される
    回転スイッチ。
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