JP5686665B2 - 樹脂管の加工装置 - Google Patents
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Description
樹脂管を保持する管保持機構と、
前記管保持機構によって保持された前記樹脂管の端部に軸方向に挿入されることで当該端部を拡径する拡径治具と、
この拡径治具を前記樹脂管の端部に挿入させるため、人手による操作で前記拡径治具を前記樹脂管の端部に向けて軸方向に推進させる推進機構と、
前記拡径治具が前記樹脂管の端部に挿入された状態で前記拡径治具の位置を固定する固定機構と、を備え、
前記推進機構は、前記樹脂管の軸方向に沿って移動可能に支持され、かつ移動方向の先端部に前記拡径治具が取り付けられる取付部材と、前記取付部材の推進操作が可能な推進操作部とを備えており、
前記固定機構は、前記推進操作部による前記取付部材の推進操作とは別個の操作により前記取付部材の後端面に係合して当該取付部材の後退を規制する規制具を備えていることを特徴とする。
前記固定機構は、前記取っ手部を把持した手によって、前記拡径治具の位置の固定とその解除とを操作可能な固定操作部を備えていることが好ましい。
これによって、取っ手部を把持している手で固定機構を操作することができ、操作性を高めることができる。
このような構成によって、取っ手部を把持した手によって推進機構を操作し、そのまま固定機構をも操作することができる。したがって、これらの一連の操作を円滑に行うことができる。そのため、例えば、予め加熱された樹脂管の端部に拡径治具を挿入した後、樹脂管がさめる前に迅速に拡径治具の位置を固定することができ、樹脂管の端部の拡径形状を精度よく形成することができる。
図7は、本発明の加工装置によって加工される樹脂管を配管継手に装着した状態を示す断面図である。樹脂管11は、例えば、PFA,PTFE等のフッ素樹脂やその他の合成樹脂から形成されている。樹脂管11の端部には、直径が大きく拡大するように変化する拡径変化部12と、拡大した直径が維持された状態で軸方向に延びる拡径ストレート部13とが形成されている。本発明の加工装置10(図1参照)は、樹脂管11の端部に拡径変化部12と拡径ストレート部13とを形成するために使用されるものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る樹脂管11の加工装置10を示す側面図、図2は、同加工装置10の側面断面図である。
本実施の形態の加工装置10は、前述のような配管継手15に接続される樹脂管11の端部を加工するものであり、装置本体34と、この装置本体34に取り付けられた管保持機構35及び推進機構37とから主に構成されている。管保持機構35には、加工の対象となる樹脂管11が保持され、推進機構37には、管保持機構35によって保持された樹脂管11の端部を拡径するための拡径治具38が着脱可能に取り付けられている。
ベース部41は、前後方向(図1及び図2における左右方向)に細長い金属製の板材により構成されている。このベース部41の前部側(図1における左側)には、管保持機構35を取り付けるための保持機構取付部44が設けられている。図2に示されるように、本実施の形態の保持機構取付部44は、前後方向に長い長孔44aを有しており、この長孔44aに挿通されたネジ44bによって管保持機構35がベース部41に取り付けられている。また、保持機構取付部44は、長孔44aに対するネジ44bの挿入位置を前後方向に調整することによって、ベース部41に対する管保持機構35の取付位置を前後方向に調整することが可能となっている。管保持機構35の取付位置を前後方向に調整することによって、樹脂管11における拡径する位置を軸方向に調整することができる。また、このベース部41の後部側にはガイド部42が取り付けられている。
取っ手部43は、ガイド部42と一体に形成された金属製のブロックからなり、ガイド部42の後下部から後下方へ斜めに延び、使用者が片手で把持することができる形状及び大きさに形成されている。そして、取っ手部43を把持することによって加工装置10全体を保持することができる。
そして、取っ手部43とともにレバー部材55を把持し、レバー部材55の枢軸57よりも下部側を後方へ揺動させると、枢軸57よりも上部側が前方へ揺動し、係合ローラ60が前方に押されることによって取付ロッド50が付勢部材51に抗して前方へ移動(推進)する。
加工装置10によって樹脂管11の端部を拡径させるには、予め樹脂管11の端部をヒータ等によって加熱しておき、前述のように、推進機構37のレバー部材55を操作して取付ロッド50を前方に推進させる。これにより、拡径治具38は、小径部81から樹脂管11の端部に挿入される。そして、拡径部82及び大径部83が樹脂管11の端部に挿入されることによって、当該端部が拡径される。その後、樹脂管11の端部から拡径治具38を抜き取ることによって、樹脂管11の加工が終了するのであるが、そのときに樹脂管11の端部がスプリングバックにより縮径すると、配管継手15への嵌合が困難になるという問題が発生する。
このため、本実施の形態の加工装置10では、使用者がレバー部材55を操作し続けなくても、樹脂管11の端部に拡径治具38を挿入しておくことが可能なように構成されている。
図1、図4、及び図5に示されるように、固定機構65は、ガイド部42の後上部に設けられている。また、固定機構65は、取付ロッド50に対して係合し、取付ロッド50の後退を規制する規制具66と、この規制具66が取付ロッド50に係合する作用位置と、取付ロッド50から退避する退避位置との間で規制具66の移動を案内するガイド部材67と、規制具66を作用位置と退避位置との間で移動させる操作具68とを備えている。
操作具68は、金属製の板材を略コの字状に屈曲することによって形成されたものであり、その左右両側部68aがガイド部材67の左右両側部に沿って配置され、左右両側部68aの前端部が左右方向の支軸73によって上下揺動可能に支持されている。また、操作具68の左右両側部68aには、規制具66の軸部66aの両端が挿入される係止孔68bが形成されている。この係止孔68bは、ガイド孔67aと交差する関係になる長孔とされている。
図6(a)に示されるように、取付ロッド50の後端がガイド部42よりも後方へ突出している状態、すなわち、取付ロッド50の先端に取り付けられた拡径治具38が、樹脂管11に挿入されていない状態(図1参照)では、規制具66は取付ロッド50よりも下方の「退避位置」に位置する。このとき、規制具66の軸部66aは、ガイド孔67aの下端に位置している。
例えば、推進機構37を構成する推進操作部52は、テコの原理を用いた機構だけでなく、リンク機構、クランク機構、トグル機構等による倍力機構を適用することができる。
11: 樹脂管
15: 配管継手
35: 管保持機構
37: 推進機構
38: 拡径治具
43: 取っ手部
50: 取付ロッド(取付部材)
52: 推進操作部
65: 固定機構
66: 規制具
68: 操作具(固定操作部)
Claims (4)
- 樹脂管を保持する管保持機構と、
前記管保持機構によって保持された前記樹脂管の端部に軸方向に挿入されることで当該端部を拡径する拡径治具と、
この拡径治具を前記樹脂管の端部に挿入させるため、人手による操作で前記拡径治具を前記樹脂管の端部に向けて軸方向に推進させる推進機構と、
前記拡径治具を前記樹脂管の端部に挿入した状態で前記拡径治具の位置を固定する固定機構と、を備え、
前記推進機構は、前記樹脂管の軸方向に沿って移動可能に支持され、かつ移動方向の先端部に前記拡径治具が取り付けられる取付部材と、前記取付部材の推進操作が可能な推進操作部とを備えており、
前記固定機構は、前記推進操作部による前記取付部材の推進操作とは別個の操作により前記取付部材の後端面に係合して当該取付部材の後退を規制する規制具を備えていることを特徴とする樹脂管の加工装置。 - 使用者の手で把持することで当該加工装置を保持可能な取っ手部を更に備えており、
前記固定機構は、前記取っ手部を把持した手によって、前記拡径治具の位置の固定とその解除とを操作可能な固定操作部を備えている請求項1に記載の樹脂管の加工装置。 - 前記推進操作部は、前記取っ手部を把持した手によって、前記拡径治具の推進操作が可能である請求項2に記載の樹脂管の加工装置。
- 前記規制具は、前記取付部材の後端面に沿う方向に回転可能なローラからなり、かつ前記取付部材に係合する作用位置と前記取付部材から退避する退避位置との間で当該方向に移動する請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂管の加工装置。
Priority Applications (1)
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JP2011103082A JP5686665B2 (ja) | 2011-05-02 | 2011-05-02 | 樹脂管の加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011103082A JP5686665B2 (ja) | 2011-05-02 | 2011-05-02 | 樹脂管の加工装置 |
Publications (2)
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JP5686665B2 true JP5686665B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=47433342
Family Applications (1)
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JP2011103082A Active JP5686665B2 (ja) | 2011-05-02 | 2011-05-02 | 樹脂管の加工装置 |
Country Status (1)
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JP3267544B2 (ja) * | 1997-12-24 | 2002-03-18 | 株式会社フロウエル | チューブ材拡管用の治具 |
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US6862766B2 (en) * | 2002-04-16 | 2005-03-08 | Malco Products, Inc. | Hand tool for expanding pipe ends and pressing sleeves onto fittings |
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2011
- 2011-05-02 JP JP2011103082A patent/JP5686665B2/ja active Active
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