JP5686224B2 - 送液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体貯蔵部に貯蔵されている液体を、バルブを介して液体消費部へ送る送液装置に関するものである。
従来、液体貯蔵部に貯蔵されている液体を、バルブを介して液体消費部へ送る送液装置が知られている(特許文献1参照)。
図17は、特許文献1に記載の送液装置800の概略構成図である。この送液装置800は、液体の燃料を貯蔵する燃料カートリッジ1(液体貯蔵部)と、耐圧用バルブ2と、受動バルブ3と、燃料を輸送するポンプ4と、ポンプ4から燃料の供給を受けて発電する発電セル5(液体消費部)と、流路7、8と、からなる。燃料は、例えばメタノールである。
ポンプ4は、燃料を吸引する吸引孔41と、燃料を吐出する吐出孔42と、燃料の逆流を防ぐ逆止弁43、44と、を有する。
受動バルブ3は、バルブ筺体10と、該バルブ筺体10内を分割して第1バルブ室11と第2バルブ室12をバルブ筺体10内に構成するダイヤフラム20と、を有する。
バルブ筺体10には、第1バルブ室11に連通する第1開口部15と、第2バルブ室12に連通する第2開口部16と、第1バルブ室11に連通する第3開口部17とが形成されている。さらに、バルブ筺体10には、第3開口部17の周囲からダイヤフラム20側へ突出し、ダイヤフラム20に接触するOリング(弁座)30が設けられている。
そして、燃料カートリッジ1は、耐圧用バルブ2及び流路7を介して、受動バルブ3の第2開口部16とポンプ4の吸引孔41とに接続されている。ポンプ4の吐出孔42は、流路8を介して第1開口部15に接続されている。さらに、第3開口部17は、発電セル5に接続されている。
以上の構成において、ポンプ4の動作が開始すると、燃料カートリッジ1に貯蔵されている燃料は、耐圧用バルブ2、流路7、ポンプ4、流路8を介して第1開口部15から第1バルブ室11に流入し、第1バルブ室11内における燃料の圧力が高まる。
この結果、受動バルブ3のダイヤフラム20が第2バルブ室12側へ湾曲してOリング30から離間し、第1開口部15と第3開口部17とが連通する。即ち受動バルブ3が開く。
これにより、燃料カートリッジ1に貯蔵されている燃料は、ポンプ4の動作により、耐圧用バルブ2、流路7、ポンプ4、流路8、受動バルブ3を介して発電セル5に供給される。発電セル5は、当該燃料の供給を受けて発電する。
国際公開第2010/137578号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載のポンプ4は、図18に示すようなP−Q(圧力−流量)特性を有している。即ち、圧力P(吐出側圧力と吸引側圧力の差)が変動すると、流量Qが変動する。そのため、前記送液装置800では、受動バルブ3と発電セル5とを接続するチューブ等の流路抵抗などの周辺環境に変化が生じると、吐出側圧力が変動して流量が変化してしまうため、発電セル5に供給される燃料の流量が安定しないという問題がある。
そこで本発明の目的は、例え周辺環境に変化が生じても、液体消費部に供給される液体の流量を安定させることができる送液装置を提供することにある。
本発明の送液装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)第1開口部および第2開口部と前記第1開口部または前記第2開口部の周囲に配置された弁座とが設けられたバルブ筺体と、前記弁座に対向する第1主面と、前記第1主面に対向し、前記バルブ筺体の外部の空間に連なるまたは接する第2主面とを持ち、前記バルブ筺体に固定されて前記バルブ筺体とともにバルブ室を構成するダイヤフラムと、前記弁座側への圧力を前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与する与圧部と、を有するバルブと、
吸引孔と、前記第1開口部に接続されている吐出孔とを有するポンプと、を備える。
この構成において、ポンプの吸引孔は、液体を貯蔵する液体貯蔵部に接続される。また、バルブの第2開口部は、液体を消費する液体消費部にチューブ等を介して接続される。そして、この構成において、液体貯蔵部に貯蔵される液体は、ポンプの動作により、ポンプを介してバルブの第1開口部からバルブ室に流入し、第2開口部から流出して液体消費部に供給される。
この構成では、ダイヤフラムが、第1主面に付与される圧力と第2主面に付与される圧力との差により、第1開口部と第2開口部とを連通させたり、第1開口部と第2開口部との連通を遮断したりする。そして、ダイヤフラムの第1主面には、第1開口部からポンプの吐出圧力と、第2開口部からの圧力とが付与される。また、ダイヤフラムの第2主面には、与圧部によって弁座側への圧力が付与される。
そのため、この構成では液体の送液中に、バルブの第2開口部と液体消費部とを接続するチューブの流路抵抗等の変化により、ダイヤフラムの第1主面のうち第2開口部に連通する領域に付与される圧力が急激に高まっても、与圧部が与圧する圧力までは送液装置の吐出流量の変化が抑制される。よって、この構成によれば、例え送液装置の周辺環境に変化が生じても、液体消費部に供給される液体の流量を安定させることができる。
(2)前記ダイヤフラムの前記第1主面のうち前記第1開口部に連通する領域の面積をSとし、前記ダイヤフラムの前記第2主面の面積をSとし、前記ポンプの吐出流量がゼロの時の前記ポンプの吐出圧力をPとし、前記与圧部によって前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与される圧力をPとし、前記ダイヤフラムの前記第1主面のうち前記第2開口部に連通する領域に付与される圧力をPとし、S/Sをα(α>1)とし、P/Pをβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、前記バルブは、0≦P<Pの区間において1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられていることが好ましい。
この構成では、定流量バルブが1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている。そのため、送液装置の周辺環境に変化が生じ、ダイヤフラムの第1主面のうち第2開口部に連通する領域に付与される圧力Pが急激に高まっても、その圧力Pが0≦P<Pの区間にあれば送液装置の吐出流量の変化が抑制される。よって、この構成によれば、例え送液装置の周辺環境に変化が生じても、液体消費部に供給される液体の流量を安定させることができる。
(3)前記流量精度γは10%であることが好ましい。
この構成では、送液装置の周辺環境に変化が生じ、ダイヤフラムの第1主面のうち第2開口部に連通する領域に付与される圧力Pが急激に高まっても、その圧力Pが0≦P<Pの区間にあれば送液装置の吐出流量の変化が10%以下に抑えられる。
(4)前記与圧部は、前記与圧部によって前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与される圧力を調整可能である調整機構を有することが好ましい。
この構成では、与圧部によってダイヤフラムの第2主面に付与される圧力が調整機構によって調整可能となっている。
したがって、ポンプやバルブの製造バラツキ等によりポンプまたはバルブ単体に個体差があったとしても、バルブの調整機構によって、ポンプやバルブの個体差に応じて、送液装置全体の吐出流量を所定流量に調整することができる。すなわち、送液装置によれば、送液装置の吐出流量を定流量にできる。
(5)前記調整機構は、弾性体と、前記弾性体を前記弁座側へ付勢する押圧体とを有することが好ましい。
この構成において弾性体は、例えばバネやゴムである。
この構成では、弾性体によってダイヤフラムの第2主面に付与される圧力を、押圧体による弾性体への付勢によって調整できる。
(6)前記押圧体は、前記ダイヤフラムに垂直な方向を回転軸とするねじの螺合により、回転自在に前記バルブ筺体に設けられていることが好ましい。
この構成では、押圧体の回転によって、押圧体とダイヤフラムとの距離が定まる。
したがって、この構成では、ダイヤフラムの第2主面に付与される圧力を押圧体の回転によって容易に調整できる。
(7)前記ダイヤフラムには、前記弁座に接触する突出部が一体に設けられていることが好ましい。
この構成では、突出部を設けるための製造工程を必要としないため、送液装置の製造コストを低減できる。
(8)前記弁座は前記バルブ筺体と一体に設けられていることが好ましい。
この構成では、弁座を設けるための製造工程を必要としないため、送液装置の製造コストを低減できる。
(9)前記与圧部は前記ダイヤフラムと一体に設けられていることが好ましい。
この構成では、与圧部を設けるための製造工程を必要としないため、送液装置の製造コストを低減できる。
この発明によれば、液体消費部に供給される液体の流量を安定させることができる。
本発明の第1実施形態に係る送液装置100の概略構成図である。 図1に示す送液装置100に備えられる定流量バルブ103の分解斜視図である。 図3(A)は、図1に示す定流量バルブ103の弁閉時の断面図である。図3(B)は、図1に示す定流量バルブ103の弁開時の断面図である。 図1に示すポンプ104のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。 図1に示す送液装置100のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。 図1に示す送液装置100におけるαとβとγの関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ203の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ303の断面図である。 本発明の第4実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ403の断面図である。 本発明の第5実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ503の断面図である。 本発明の第6実施形態に係る送液装置600の概略構成図である。 図11に示す送液装置600に備えられる定流量バルブ603の断面図である。 図11に示す送液装置600のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。 図11に示す定流量バルブ603の第1変形例に係る定流量バルブ703の断面図である。 図11に示す定流量バルブ603の第2変形例に係る定流量バルブ803の断面図である。 図11に示す定流量バルブ603の第3変形例に係る定流量バルブ1003の断面図である。 特許文献1に記載の送液装置800の概略構成図である。 特許文献1に記載のポンプのP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。
《本発明の第1実施形態》
以下、本発明の第1実施形態に係る送液装置100について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送液装置100の概略構成図である。送液装置100は、薬液を輸送するポンプ104と、定流量バルブ103と、流路107、108と、を備える。図1に示すように、送液装置100には、薬液バッグ101が接続されている。
薬液バッグ101は、薬液を入れるための開口部98と、当該薬液の逆流を防ぐ逆止弁99とを有する。薬液は、例えばブドウ糖輸液である。
ポンプ104は、薬液バッグ101に貯蔵されている薬液を吸引するための吸引孔141と、薬液を吐出するための吐出孔142と、薬液の逆流を防ぐ逆止弁143、144と、を有する。ポンプ104は、例えば圧電セラミックスからなる圧電素子を備える圧電ポンプである。
定流量バルブ103は略直方体形状である。定流量バルブ103は、第1開口部115、第2開口部117、及び第3開口部118が設けられたバルブ筺体110を有する。さらに、定流量バルブ103は、第1開口部115及び第2開口部117と対向する第1主面120aと、第1主面120aに対向し、第3開口部118と対向してバルブ筺体110の外部の空間と連なる第2主面120bとを持ち、該バルブ筺体110内を分割して、第1主面120a側に設けられた第1バルブ室111と第2主面120b側に設けられた第2バルブ室112とをバルブ筺体110とともに構成する、ダイヤフラム120を有する。第2主面120bの一部は、第3開口部118を介して、定流量バルブ103の外部の空間に露出している。
なお、バルブ筐体110は、例えばPPS(PolyPhenyleneSulfide)樹脂で構成される。また、ダイヤフラム120は、例えばシリコーンゴムで構成される。
バルブ筺体110には、第1バルブ室111に連通する第1開口部115及び第2開口部117と、第2バルブ室112に連通する第3開口部118と、が設けられている。
ダイヤフラム120は、第1主面120aが弁座であるOリング130の上面から離間することで第1開口部115と第2開口部117とを連通させ、第1主面120aがOリング130の上面全体と接触することで第1開口部115と第2開口部117との連通を遮断したりするようバルブ筺体110に固定されている。
そして、薬液バッグ101は、流路107を介して、ポンプ104の吸引孔141に接続されている。ポンプ104の吐出孔142は、流路108を介して、定流量バルブ103の第1開口部115に接続されている。
次に、定流量バルブ103の構造について詳述する。
図2は、図1に示す送液装置100に備えられる定流量バルブ103の分解斜視図である。図3(A)は、図1に示す定流量バルブ103の弁閉時の断面図である。図3(B)は、図1に示す定流量バルブ103の弁開時の断面図である。
図2に示すように、定流量バルブ103は、第3開口部118が設けられた天板121と、第2バルブ室112を構成する平面視して円形の開口部が設けられた側板122と、ダイヤフラム120と、第1バルブ室111を構成する平面視して円形の開口部が設けられた側板123と、第1開口部115及び第2開口部117が設けられた底板124と、を備え、これらが順に積層された構造を有している。
ここで、側板122の厚みは、第2バルブ室112の高さを構成し、側板123の厚みは、第1バルブ室111の高さを構成する。
第1バルブ室111には、図1、図2に示すように、Oリング130が底板124に接着して設けられている。Oリング130は、第2開口部117の周囲からダイヤフラム120側へ突出し、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aに接触する。Oリング130は、例えばNBR(Nitrile Butadiene Rubber)で構成される。
なお、Oリング130が、本発明の「弁座」に相当する。
また、第2バルブ室112は、図1、図2に示すように、第3開口部118を介して定流量バルブ103の外部の空間と連通している。そのため、この実施形態では、第2バルブ室112の内部の圧力は大気圧とほぼ等しい。そして、第2バルブ室112には、円錐形状のバネ129が天板121とダイヤフラム120との間に接触して設けられている。
バネ129は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。バネ129は、例えば金属やエラストマーからなる。
なお、バネ129が、本発明の「与圧部」に相当する。
次に、定流量バルブ103の動作について図1〜図3を用いて説明する。
定流量バルブ103において、ダイヤフラム120は、第1バルブ室111側の第1主面120aに付与される圧力と第2バルブ室112側の第2主面120bに付与される圧力との差により変形し、第1主面120aがOリング130に対し接触又は離間する。これにより、ダイヤフラム120は、第1開口部115と第2開口部117とを連通させたり、第1開口部115と第2開口部117との連通を遮断したりする。
なお、定流量バルブ103の弁閉時とは、ダイヤフラム120がOリング130の上面全体と接触している場合を示す。定流量バルブ103の弁開時とは、ダイヤフラム120の少なくとも一部がOリング130の上面から離間している場合を示す。
ポンプ104が停止した状態で、医療従事者が定流量バルブ103の第2開口部117を液体消費部109に接続すると、定流量バルブ103は図3(A)に示すように閉じている。医療従事者がポンプ104を駆動させると、薬液バッグ101に貯蔵されている薬液は、流路107、ポンプ104、流路108を介して第1開口部115から第1バルブ室111に流入し、第1バルブ室111内における薬液の圧力が高まる。
ここで、図3(A)に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触部分よりも外側に位置するダイヤフラム120の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム120の第2主面120bの面積をSとし、第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触部分よりも内側に位置するダイヤフラム120の内側領域の面積をSとし、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム120の第2主面120bの面積Sに付与されるバネ129の与圧力をPとし、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとしたとき、図3(B)に示すように定流量バルブ103が開く条件は、圧力P、P、Pの釣り合いから、下記数式1に示すような条件となる。なお、この数式1は、展開により下記数式2となる。
Figure 0005686224
Figure 0005686224
そのため、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力Pが数式2の条件を満たすと、定流量バルブ103のダイヤフラム120が第2バルブ室112側へ湾曲して、第1主面120aがOリング130の上面から離間し、第1開口部115と第2開口部117とが連通する(図3(B)参照)。即ち定流量バルブ103が開く。
これにより、薬液バッグ101に貯蔵された薬液は、ポンプ104の動作により、流路107、ポンプ104、流路108、定流量バルブ103の第1開口部115から第1バルブ室111に流入し、第2開口部117から流出して液体消費部109に供給される。
以上の送液装置100は病院等の医療現場で使用される。そして、看護師等の医療従事者は、薬液を薬液バッグ101に入れ、ポンプ104を駆動し、送液装置100の流路内の空気を排出する。送液装置100の流路内の空気を排出した後、医療従事者は、定流量バルブ103の第2開口部117を液体消費部109に例えばカテーテル(不図示)を介して接続する。
これにより、薬液バッグ101に貯蔵された薬液は、ポンプ104の動作により、流路107、ポンプ104、流路108、定流量バルブ103の第1開口部115から第1バルブ室111に流入し、第2開口部117から流出して液体消費部109に供給される。
なお、薬液バッグ101が、本発明の「液体貯蔵部」に相当する。
ここで、薬液の送液中に、例えばカテーテルなどの流路となる部材の内径の大きさや、流路の潰れ・屈曲や、薬液の析出による流路の閉塞などにより、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが急激に高まると、送液装置100の周辺環境に変化が生じることがある。
しかし、この実施形態の送液装置100では、定流量バルブ103がバネ129を有している。そのため、送液装置100は、バネ129が与圧する圧力Pまで流量の変化を抑制できる。したがって、この実施形態の送液装置100によれば、仮に送液装置100の定流量バルブ103と液体消費部109とを接続するカテーテル等の流路抵抗などの周辺環境に変化が生じても、液体消費部109に供給される薬液の流量を安定させることができる。
以下、薬液の送液中における送液装置100の定流量動作について詳述する。
図4は、図1に示すポンプ104のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。図5は、図1に示す送液装置100のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。図6は、図1に示す送液装置100におけるαとβとγの関係を示す図である。
この送液装置100では、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間(即ちポンプ104が駆動されている状態において、定流量バルブ103が閉状態から開状態となり、開状態から閉状態となることを繰り返す区間)で定流量となる。
なお、P≦Pの区間では、ポンプ104の吐出圧力Pにより定流量バルブ103が開いた瞬間から定流量バルブ103が常時開状態となり、図4に示すポンプ104のP−Q特性に従って送液装置100の吐出流量Qが減少する(図5の太い実線参照)。
=0のときのポンプ104の吐出圧力P’は、数式2より以下の数式3で示される。また、P=Pのときのポンプ104の吐出圧力P”は、数式2より以下の数式4で示される。
Figure 0005686224
Figure 0005686224
そして、P’とP”の比α(α>1)は、数式3、数式4より以下の数式5で定義される。なお、α≦1では定流量バルブ103の内側領域の面積Sが0以下になるため、必ずα>1となる。
Figure 0005686224
また、ポンプ104のP−Q特性は、図4に示すように、ポンプ104の吐出流量がゼロの時のポンプ104の吐出圧力(即ち最大吐出圧力)をPとし、ポンプ104の吐出圧力がゼロの時(無負荷時)のポンプ104の流量(即ち最大流量)をQとしたとき、以下の数式6で示される。
Figure 0005686224
ここで、数式3、数式5を数式6に代入すると、流量Q’は以下の数式7で示される。同様に、数式4、数式5を数式6に代入すると、流量Q”は以下の数式8で示される。
Figure 0005686224
Figure 0005686224
Q’とQ”の比は数式7と数式8より以下の数式9で示される。
Figure 0005686224
ここで、PをP=βP(β>1)と定義して、数式9に代入すると、以下の数式10が得られる。なお、PがPより低いβ≦1では定流量バルブ103が開かず送液できないため、必ずβ>1となる。
Figure 0005686224
ここでQ’/Q”≒1になれば、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0以上P未満の間で変動しても、液体消費部109に供給される薬液の流量が一定に近づく。即ち、必要とする流量精度をγ%(γ>0)とした場合、数式10のQ’/Q”が1−γ≦(Q’/Q”)≦1+γになれば、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0以上P未満の間で変動しても、液体消費部109に供給される薬液の流量が一定となる。
そこで、1−γ≦(β−α)/(β−1)の式と、1+γ≧(β−α)/(β−1)の式とをそれぞれ計算すると、以下の数式11と数式12が得られる。
Figure 0005686224
Figure 0005686224
ここで、前述したように定流量バルブ103の構造上α>1であるため、数式11と数式12より、以下の数式13が得られる。
Figure 0005686224
数式13より、αとβの範囲、即ち「S/(S−S)」と「P/P」の範囲は図6に示す斜線領域になる。そして、これを満たす送液装置100のP−Q特性(Pの値の変化に対する送液装置100の吐出流量Qの値)の一例は、図5に実線で示す特性となる。なお、1<α≦βγ−γ+1を満たす下限の条件は、α=βγ−γ+1であり、図5に一点鎖線で示す特性となる。
ここで、α>βγ−γ+1である一例を図5に二点鎖線で示す。この場合に、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間において、吐出流量Qの流量変化が前述の流量精度γ%よりも大きくなり、送液装置100の吐出流量Qは一定とはならない。
しかし、1<α≦βγ−γ+1を満たす条件では、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間において、吐出流量Qの流量変化が前述の流量精度γ%よりも小さくなり、送液装置100の吐出流量Qは定流量となる。
よって、この送液装置100では、定流量バルブ103が1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられているため、ダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間において吐出流量Qが定流量となる。
例えば、必用な流量精度を10%とし、P=300[kPa]のポンプ104とP=10[kPa]の定流量バルブ103とを備える送液装置100であれば、β=30となるため、数式13より1<α≦3.9となる。そのため、定流量バルブ103が1<α≦3.9の関係を満たすように設けられていれば、送液装置100はダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力Pが0≦P<Pの区間において吐出流量Qが定流量となる。
なお、流量変化は、αが1に近いほど極小となる。即ち、Sを極大もしくはSを極小にするほど、又はPをPに比べて極大にするほど、流量変化は極小となる。
したがって、この実施形態の送液装置100によれば、送液装置100の周辺環境に変化が生じても、液体消費部109に供給される薬液の流量を安定させることができる。
《本発明の第2実施形態》
図7は、本発明の第2実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ203の断面図である。
前記第1実施形態の送液装置100の定流量バルブ103では弁座としてOリング130が設けられているが、第2実施形態の送液装置の定流量バルブ203では、Oリング130を設けず、ダイヤフラム220が弁閉時に接触する、バルブ筐体110における第2開口部117の周囲の部分を弁座224としている。そして、ダイヤフラム220には、弁座224に接触するリング状の突出部230が一体に設けられている。その他の第2実施形態の送液装置の構成は前記第1実施形態の送液装置100と同じである。
そのため、定流量バルブ203は、図7に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム220の第1主面220aのうち、弁閉時に突出部230より外側に位置するダイヤフラム220の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム220の第2主面220bの面積をSとし、ダイヤフラム220の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム220の第2主面220bの面積Sに付与されるバネ129の与圧力をPとし、第1バルブ室111に面するダイヤフラム220の第1主面220aのうち、弁閉時に突出部230より内側に位置するダイヤフラム220の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとし、ポンプ104の吐出流量がゼロの時のポンプ104の吐出圧力をPとし、S/Sをα(α>1)とし、P/Pをβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、0≦P<Pの区間において、1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている。
したがって、第2実施形態の送液装置によれば、前記第1実施形態の送液装置100と同様の作用効果を奏する。さらに、第2実施形態の送液装置によれば、Oリング130を設けるための製造工程を必要としないため、製造コストを低減できる。
《本発明の第3実施形態》
図8は、本発明の第3実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ303の断面図である。
第3実施形態の送液装置が第1実施形態の送液装置100と相違する点は、定流量バルブ303においてリング状の弁座330がバルブ筺体310と一体に設けられている点である。その他の第3実施形態の送液装置の構成は前記第1実施形態の送液装置100と同じである。
そのため、定流量バルブ303は、図8に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時に弁座330との接触箇所より外側に位置するダイヤフラム120の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム120の第2主面120bの面積をSとし、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム120の第2主面120bの面積Sに付与されるバネ129の与圧力をPとし、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時に弁座330との接触箇所より内側に位置するダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとし、ポンプ104の吐出流量がゼロの時のポンプ104の吐出圧力をPとし、S/Sをα(α>1)とし、P/Pをβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、0≦P<Pの区間において、1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている。
したがって、第3実施形態の送液装置によれば、前記第1実施形態の送液装置100と同様の作用効果を奏する。さらに、第3実施形態の送液装置によれば、Oリング130を設けるための製造工程を必要としないため、製造コストを低減できる。
《本発明の第4実施形態》
図9は、本発明の第4実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ403の断面図である。
第4実施形態の送液装置が第2実施形態の送液装置と相違する点は、定流量バルブ403においてバネ部429がダイヤフラム220と一体に設けられている点である。その他の第4実施形態の送液装置の構成は前記第2実施形態の送液装置と同じである。
そのため、定流量バルブ403は、図9に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム220の第1主面220aのうち、弁閉時に突出部230より外側に位置するダイヤフラム220の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム220の第2主面220bの面積をSとし、ダイヤフラム220の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム220の第2主面220bの面積Sに付与されるバネ部429の与圧力をPとし、第1バルブ室111に面するダイヤフラム220の第1主面220aのうち、弁閉時に突出部230より内側に位置するダイヤフラム220の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとし、ポンプ104の吐出流量がゼロの時のポンプ104の吐出圧力をPとし、S/Sをα(α>1)とし、P/Pをβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、0≦P<Pの区間において、1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている。
したがって、第4実施形態の送液装置によれば、前記第2実施形態の送液装置と同様の作用効果を奏する。さらに、第4実施形態の送液装置によれば、バネ129を設けるための製造工程も必要としないため、製造コストをより低減できる。
《本発明の第5実施形態》
図10は、本発明の第5実施形態に係る送液装置に備えられる定流量バルブ503の断面図である。
第5実施形態の送液装置が第2実施形態の送液装置と相違する点は、定流量バルブ503においてバネ部529がダイヤフラム520と一体に設けられ、第2バルブ室112を設けていない点である。すなわち、定流量バルブ503は、第1開口部115及び第2開口部117と対向する第1主面520aと、第1主面520aに対向し、バルブ筺体510の外部の空間と接する第2主面520bとを持ち、第1主面520a側に設けられた第1バルブ室511をバルブ筺体510とともに構成する、ダイヤフラム520を有する。第2主面520bは、定流量バルブ503の外部の空間に露出している。その他の第5実施形態の送液装置の構成は前記第2実施形態の送液装置と同じである。
また、前記第5実施形態の定流量バルブ503では、前記第2実施形態の定流量バルブ203の側板123より厚い側板523を用いている。そのため、前記第5実施形態の送液装置では、定流量バルブ503の第1バルブ室511が前記第2実施形態の定流量バルブ203の第1バルブ室111より広くなっているが、その作用効果は前記第2実施形態の送液装置と同様である。
さらに、前記第5実施形態の送液装置によれば、バネ129を設けるための製造工程も必要としないため、製造コストをより低減できる。また、前記第5実施形態の送液装置では、第2バルブ室112を設けていないため、定流量バルブ503をより低背にすることができる。
《本発明の第6実施形態》
図11は、本発明の第6実施形態に係る送液装置600の概略構成図である。図12は、図11に示す送液装置600に備えられる定流量バルブ603の断面図である。図13は、図11に示す送液装置600のP−Q(圧力−流量)特性を示す図である。
第6実施形態の送液装置600が第1実施形態の送液装置100と相違する点は、図11、図12に示すように、定流量バルブ603においてバネ629と押圧体659とを有する。その他の定流量バルブ603の構成は図1に示した定流量バルブ103と同じである。
バルブ筐体610は、第4開口部610Aが形成された天板621と、側板122と、側板123と、底板124と、から構成されている。天板621は、前記天板121において、第3開口部118及び第4開口部610Aが形成された板である。第4開口部610Aの内周縁には、ねじ溝が形成されている。
押圧体659は、頭部659Aにねじ山を有し、押圧体659の頭部659Aは、バルブ筐体610の第4開口部610Aに螺合されている。さらに、押圧体659の軸部659Bは、円筒形状のバネ629に挿入されている。
バネ629の材料は、バネ129の材料と同じであり、例えば金属やエラストマーからなる。バネ629は、圧縮コイルバネである。
第2バルブ室112にはバネ629が、押圧体659の頭部659AのOリング130側の面とダイヤフラム120の第2主面120bとの間に接触して設けられている。バネ629は、押圧体659によってOリング130側へ付勢されている。バネ629は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。
なお、この実施形態では、バネ629が圧縮コイルバネで構成されているが、これに限るものではない。実施の際は、バネ629が例えば板バネで構成されていてもよい。
定流量バルブ603は、図11に示すように、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触箇所より外側に位置するダイヤフラム120の外側領域の面積をSとし、第2バルブ室112に面するダイヤフラム120の第2主面120bの面積をSとし、ダイヤフラム120の外側領域の面積Sに付与されるポンプ104の吐出圧力をPとし、ダイヤフラム120の第2主面120bの面積Sに付与されるバネ629の与圧力をPとし、第1バルブ室111に面するダイヤフラム120の第1主面120aのうち、弁閉時にOリング130との接触箇所より内側に位置するダイヤフラム120の内側領域の面積Sに付与される圧力をPとし、ポンプ104の吐出流量がゼロの時のポンプ104の吐出圧力をPとし、S/Sをα(α>1)とし、P/Pをβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、0≦P<Pの区間において、1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている。
したがって、第6実施形態の送液装置600によれば、前記第1実施形態の送液装置100と同様の作用効果を奏する。
ここで、定流量バルブ603は、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pを調整可能である調整機構を備える。定流量バルブ603において調整機構は、バネ629と押圧体659によって構成されている。そして、押圧体659は、ダイヤフラム120に垂直な方向を回転軸とするねじの螺合により、回転自在にバルブ筺体610に設けられている。調整機構では、押圧体659の回転によって、押圧体659とダイヤフラム120との距離が定まる。
詳述すると、定流量バルブ603では、頭部659Aにねじ山を有する押圧体659が時計回りに回転すると、押圧体659がバネ629を圧縮しながらOリング130へ近づく。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが大きくなる。一方、押圧体659が反時計回りに回転すると、押圧体659がバネ629を解放しながらOリング130から遠ざかる。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが小さくなる。
そのため、定流量バルブ603では、押圧体659を回転させることによって、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが調整可能となっている。
以下に、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pの調整方法について詳述する。まず、ポンプ104と定流量バルブ603とを接続する前にポンプ104単体のPQ特性を測定する。次に、測定されたポンプ104のPQ特性に基づいて、送液装置600全体が所定流量になるために必要な定流量バルブ603の与圧力の値を算出する。そして、押圧体659を回転し、定流量バルブ603の与圧力Pを、算出した値に調整する。与圧力Pを調整した後、押圧体659が回転しないよう、例えば接着剤等で固定する。
そのため、例えば図13に示すように、ポンプ104の製造バラツキ等により3個のポンプ104のPQ特性に個体差PQ1〜PQ3があったとしても、定流量バルブ603に接続するポンプ104の個体差に応じて与圧力PをPS1〜PS3のいずれかに調整することができる。
同様に、定流量バルブ603の製造バラツキ等により複数個の定流量バルブ603の特性に個体差があったとしても、定流量バルブ603の個体差に応じて与圧力Pを所定圧力に調整することができる。
したがって、ポンプ104や定流量バルブ603の製造バラツキ等によりポンプ104や定流量バルブ603単体に個体差があったとしても、定流量バルブ603の調整機構によって、ポンプ104や定流量バルブ603の個体差に応じて、送液装置600全体の吐出流量Qを所定流量に調整することができる。すなわち、送液装置600によれば、送液装置600の吐出流量Qを定流量にできる。
ここで、本発明の第6実施形態で示した前記調整機構については、例えば以下の変形例を採用することができる。
《第1変形例》
図14は、図11に示す定流量バルブ603の第1変形例に係る定流量バルブ703の断面図である。
定流量バルブ703が前記定流量バルブ603と相違する点は、バネ629の代わりに弾性部材760が設けられている点である。すなわち、定流量バルブ703における調整機構は、弾性部材760と押圧体659によって構成されている。その他の定流量バルブ703の構成は定流量バルブ603と同じである。
詳述すると、第2バルブ室112には、弾性部材760が押圧体659の軸部659Bとダイヤフラム120の第2主面120bとの間に接触して設けられている。そのため、弾性部材760は、押圧体659によってOリング130側へ付勢されている。弾性部材760は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。弾性部材760の材料は、シリコーンゴムやエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等の加硫ゴムである。
定流量バルブ703では、頭部659Aにねじ山を有する押圧体659が時計回りに回転すると、押圧体659が弾性部材760を圧縮しながらOリング130へ近づく。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが大きくなる。一方、押圧体659が反時計回りに回転すると、押圧体659が弾性部材760を解放しながらOリング130から遠ざかる。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが小さくなる。
よって、定流量バルブ703においても、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが調整可能となっている。
なお、この変形例では、弾性部材760が加硫ゴムからなるが、これに限るものではない。実施の際は弾性部材760が例えば、ポリエチレンなどの弾性率の低い樹脂、熱可塑性エラストマー等からなっていてもよい。
《第2変形例》
図15は、図11に示す定流量バルブ603の第2変形例に係る定流量バルブ803の断面図である。
定流量バルブ803が前記定流量バルブ603と相違する点は、バネ629及び押圧体659の代わりに押圧体859が設けられている点である。すなわち、定流量バルブ803における調整機構は、押圧体859のみによって構成されている。その他の定流量バルブ803の構成は定流量バルブ603と同じである。
詳述すると、押圧体859は、頭部859Aにねじ山を有し、押圧体859の頭部859Aは、バルブ筐体610の第4開口部610Aに螺合されている。また、押圧体859の軸部859Bの先端859Cは、ダイヤフラム120の第2主面120bに接触している。
そして、押圧体859は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。押圧体859の材料は、シリコーンゴムやエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)等の加硫ゴムである。
そのため、定流量バルブ803では、頭部859Aにねじ山を有する押圧体859が時計回りに回転すると、押圧体859全体が収縮しながら、Oリング130へ近づく。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが大きくなる。一方、押圧体859が反時計回りに回転すると、押圧体859全体が拡張しながら、Oリング130から遠ざかる。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが小さくなる。
よって、定流量バルブ803においても、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが調整可能となっている。
なお、この変形例では、押圧体859が加硫ゴムからなるが、これに限るものではない。実施の際は押圧体859が例えば、ポリエチレンなどの弾性率の低い樹脂、熱可塑性エラストマー等からなってもよい。
《第3変形例》
図16は、図11に示す定流量バルブ603の第3変形例に係る定流量バルブ1003の断面図である。
定流量バルブ1003が前記定流量バルブ603と相違する点は、バネ629及び押圧体659の代わりに、ぜんまいバネ1059及び回転軸1058が設けられている点である。すなわち、定流量バルブ1003における調整機構は、ぜんまいバネ1059及び回転軸1058によって構成されている。その他の定流量バルブ1003の構成は定流量バルブ603と同じである。
詳述すると、バルブ筐体1010は、天板1021と、側板1022と、側板1023と、側板123と、底板124と、から構成されている。側板1022は、側板122より厚みの厚い点で側板122と相違する。側板1023は、平面視して円形の開口部が設けられた板である。側板1023は、側板1023の開口部の直径が側板122の開口部の直径より小さい点で側板122と相違する。その他のバルブ筐体1010の構成については、図13に示したバルブ筐体610と同じである。
ぜんまいバネ1059は、天板1021、側板1022及び側板1023で囲まれた空間に収納されている。ぜんまいバネ1059の一方の端は回転軸1058に固定され、ぜんまいバネ1059は、回転軸1058に巻回されている。また、ぜんまいバネ1059の他方の端に設けられた装着部1060は、ダイヤフラム120の第2主面120bに接着剤などによって接合されている。
回転軸1058は側板1022を貫通しており、回転軸1058の両端はバルブ筐体1010から露出している。そのため、回転軸1058の両端が回されることにより、ぜんまいバネ1059が回転する。
そして、ぜんまいバネ1059は、Oリング130側への圧力をダイヤフラム120の第2主面120bに付与する。ぜんまいバネ1059の材料は、バネ629と同じである。
よって、定流量バルブ1003では、回転軸1058が時計回りに回転すると、ぜんまいバネ1059が拡張する。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが大きくなる。一方、回転軸1058が反時計回りに回転すると、ぜんまいバネ1059が収縮する。すなわち、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが小さくなる。
したがって、定流量バルブ1003においても、ダイヤフラム120の第2主面120bに付与されるOリング130側への与圧力Pが回転軸1058の回転によって調整可能となっている。
《その他の実施形態》
前記実施形態では液体としてブドウ糖輸液を用いているが、これに限るものではない。例えば当該液体が、インスリン等の他の液体であったとしても本送液装置に適用できる。
また、前記実施形態では流量精度γを10%としているが、これに限るものではない。例えば流量精度γを5%や15%や20%としてもよい。
また、前記実施形態ではダイヤフラム120はシリコーンゴムから構成しているが、これに限るものではない。可撓性を有する材料であれば、他の材料であったとしてもよい。
また、前記実施形態では与圧部としてバネ129やバネ部429、529を用いているが、これに限るものではない。ダイヤフラムの第2主面を与圧するものであれば、他の構成の与圧部を用いてもよい。
また、前記実施形態では弁座は第2開口部117の周囲に設けられているが、これに限るものではない。例えば第1開口部115の周囲に弁座が設けられていてもよい。
また、前記実施形態ではポンプ104は、圧電セラミックスからなる圧電素子を備える圧電ポンプであるが、これに限るものではない。
また、前記実施形態では、第4開口部610Aの内周縁にはねじ溝が形成され、押圧体659は頭部659Aにねじ山を有するが、これに限るものではない。同様に、第4開口部610Aの内周縁にはねじ溝が形成され、押圧体859は頭部859Aにねじ山を有するが、これに限るものではない。第4開口部に押圧体が螺合するものであれば、例えば螺旋状の溝や螺旋状の山が形成されていても構わない。
また、前記実施形態では、天板610に第3開口部118が形成されているが、これに限るものではない。押圧体659、859のそれぞれがねじ山を有する場合、そのねじ山と第4開口部610Aのねじ溝との間に隙間ができるため、この隙間を第3開口部としてもよい。
また、前記実施形態では、調整機構は、ねじ溝とねじ山によってダイヤフラム120の前記第2主面120bに付与される圧力を調整しているが、これに限るものではない。例えば、可変抵抗のように、カムによって凸部と凹部とを嵌合させて当該圧力を調整してもよい。
なお、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…燃料カートリッジ
2…耐圧用バルブ
3…受動バルブ
4…ポンプ
5…発電セル
7、8…流路
10…バルブ筺体
11…第1バルブ室
12…第2バルブ室
15…第1開口部
16…第2開口部
17…第3開口部
20…ダイヤフラム
30…リング
41…吸引孔
42…吐出孔
43…逆止弁
98…開口部
99…逆止弁
100、600…送液装置
101…薬液バッグ
103、203、303、403、503、603、703、803、1003…定流量バルブ
104…ポンプ
107、108…流路
109…液体消費部
110、610、910、1010…バルブ筐体
111…第1バルブ室
112…第2バルブ室
115…第1開口部
117…第2開口部
118…第3開口部
120…ダイヤフラム
120a…第1主面
120b…第2主面
121…天板
122、123…側板
124…底板
129…バネ
130…Oリング
141…吸引孔
142…吐出孔
143…逆止弁
220…ダイヤフラム
220a…第1主面
220b…第2主面
224…弁座
230…突出部
310…バルブ筺体
330…弁座
429…バネ部
510…バルブ筐体
511…第1バルブ室
520…ダイヤフラム
520a…第1主面
520b…第2主面
523…側板
529…バネ部
610…バルブ筐体
610A…第4開口部
629…バネ
659…押圧体
760…弾性部材
800…送液装置
859…押圧体
912…第2バルブ室
920…ダイヤフラム
1021…天板
1022、1023…側板
1058…回転軸
1059…ぜんまいバネ
1060…装着部

Claims (8)

  1. 第1開口部および第2開口部と前記第1開口部または前記第2開口部の周囲に配置された弁座とが設けられたバルブ筺体と、前記弁座に対向する第1主面と、前記第1主面に対向し、前記バルブ筺体の外部の空間に連なるまたは接する第2主面とを持ち、前記バルブ筺体に固定されて前記バルブ筺体とともにバルブ室を構成するダイヤフラムと、前記弁座側への圧力を前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与する与圧部と、を有するバルブと、
    吸引孔と、前記第1開口部に接続されている吐出孔とを有するポンプと、を備え
    前記ダイヤフラムの前記第1主面のうち前記第1開口部に連通する領域の面積をS とし、前記ダイヤフラムの前記第2主面の面積をS とし、前記ポンプの吐出流量がゼロの時の前記ポンプの吐出圧力をP とし、前記与圧部によって前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与される圧力をP とし、前記ダイヤフラムの前記第1主面のうち前記第2開口部に連通する領域に付与される圧力をP とし、S /S をα(α>1)とし、P /P をβ(β>1)とし、流量精度をγ%としたとき、前記バルブは、0≦P <P の区間において1<α≦βγ−γ+1の関係を満たすように設けられている、送液装置。
  2. 前記流量精度γは10%である、請求項1に記載の送液装置。
  3. 前記与圧部は、前記与圧部によって前記ダイヤフラムの前記第2主面に付与される圧力を調整可能である調整機構を有する、請求項1又は2に記載の送液装置。
  4. 前記調整機構は、弾性体と、前記弾性体を前記弁座側へ付勢する押圧体とを有する、請求項3に記載の送液装置。
  5. 前記押圧体は、前記ダイヤフラムに垂直な方向を回転軸とするねじの螺合により、回転自在に前記バルブ筺体に設けられている、請求項4に記載の送液装置。
  6. 前記ダイヤフラムには、前記弁座に接触する突出部が一体に設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の送液装置。
  7. 前記弁座は前記バルブ筺体と一体に設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の送液装置。
  8. 前記与圧部は前記ダイヤフラムと一体に設けられている、請求項1から7のいずれか1項に記載の送液装置。
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