JP5686105B2 - 電子制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリが供給する電力を負荷に供給する電子制御システムに関する。
従来、自動車に搭載された制御装置は、バッテリからイグニッションスイッチを介して電力が供給されることが多い。イグニッションスイッチは、例えば運転者等のユーザによって手動で操作される。このため、一部の制御装置においては、車両システムのシャットダウン時に行うべき処理が存在する場合に備え、イグニッションスイッチを介した電力供給経路とは異なる、リレー等を介した電力供給経路によって電力供給を受けられる構成となっている場合がある。
これに関連し、バッテリ電源と、イグニッションスイッチと、イグニッションスイッチがオンしたことにより演算装置を含む電子制御装置へ定電圧電源を供給する電源ICと、イグニッションスイッチがオフしたとき定電圧電源の供給を遮断する自動車用電子制御装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、イグニッションスイッチがオフしたときにオフ信号(イグニッション電圧=ゼロの信号)を遅延させる遅延回路を備え、遅延回路の出力信号により定電圧電源から電子制御装置への電力の供給を遮断している。
特開2004−189055号公報
しかしながら、上記従来の装置では、電源ICからイグニッションスイッチに流れる電流を防止するダイオードを備えているが、このダイオードがショートした場合、イグニッションスイッチを介さない電力供給経路から電流が流れることによってイグニッション電圧がゼロにならず、オフ信号が生成されない可能性がある。これによって、上記従来の装置では、イグニッションオフ後の電力遮断に遅れが生じるおそれがある。
本発明は、一側面によれば、イグニッションスイッチからの電力供給経路に取り付けられたダイオードに、ショートが発生したか否かを判定することが可能な電子制御システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、
バッテリからリレー手段を介して第1の負荷に電力供給される第1の電力供給経路と、
前記バッテリからイグニッションスイッチ及び第1のダイオードを介して第2の負荷に電力供給される第2の電力供給経路であって、前記第1のダイオードは前記第2の負荷から前記イグニッションスイッチに流れる電流を防止する第2の電力供給経路と、
前記第1の電力供給経路における前記リレー手段と前記第1の負荷の間と、前記第2の電力供給経路における前記第1のダイオードと前記第2の負荷との間を接続する第3の電力供給経路であって、前記第2の電力供給経路から前記第1の電力供給経路に流れる電流を防止する第2のダイオードが取り付けられた第3の電力供給経路と、
前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチからの供給電圧よりも高い電圧を、前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する電圧印加手段と、
前記電圧印加手段によって印加される電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき、前記第1のダイオードにショートが発生したか否かを判定する判定手段と、
を備える電子制御システムである。
本発明の一態様によれば、第2の電力供給経路におけるイグニッションスイッチからの供給電圧よりも高い電圧を、第1のダイオードよりも第1又は第2の負荷側に印加する電圧印加手段を備え、電圧印加手段によって印加される電圧と、第2の電力供給経路におけるイグニッションスイッチと第1のダイオードの間の電圧差に基づき、第1のダイオードにショートが発生したか否かを判定するため、イグニッションスイッチからの電力供給経路に取り付けられた第1のダイオードに、ショートが発生したか否かを判定することができる。
本発明の一態様において、
前記判定手段は、前記バッテリに接続された他の装置との通信状況に基づいて前記イグニッションスイッチがオフ状態にされたか否かを推定し、前記イグニッションスイッチがオフ状態にされたと推定したときに、前記第1のダイオードのショートを判定する手段であるものとしてもよい。
本発明の一態様において、
前記第1の電力供給経路における前記リレー手段と前記第1の負荷の間には、昇圧手段が取り付けられ、
前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する手段であるものとしてもよい。
本発明の一態様において、
前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、第3のダイオードを介して前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する手段であり、
前記第2の電力供給経路における前記電圧印加手段が電圧を印加する箇所には、当該箇所を定電圧に維持するための定電圧維持手段が取り付けられるものとしてもよい。
本発明の一態様において、
前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、スイッチ手段を介して前記第2の電力供給経路における前記第1のダイオードよりも前記第2の負荷側に印加する手段であり、
前記第1の負荷はモータであり、
前記判定手段は、前記モータによる回生電力によって電圧が上昇する箇所の電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき第1段階の判定を行い、
該第1段階の判定において肯定的な判定を得た場合に、前記スイッチ手段をオン状態とした上で、前記電圧印加手段によって印加される電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき第2段階の判定を行う手段であるものとしてもよい。
本発明は、一側面によれば、イグニッションスイッチからの電力供給経路に取り付けられたダイオードに、ショートが発生したか否かを判定することが可能な電子制御システムを提供することができる。
本発明の第1実施例に係る電子制御システム1のシステム構成例である。 ECU40#1における制御系の構成要素を示す図である。 昇圧回路42及びモータ駆動回路43の内部構成を示す図である。 第1のダイオード44にショートが発生した際に生じ得る電流の流れを示す図である。 第1実施例の電子制御システム1がショート判定を行う原理を説明するための説明図である。 第1実施例のCPU51により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係る電子制御システム2のシステム構成例である。 第2実施例の電子制御システム2がショート判定を行う原理を説明するための説明図である。 第2実施例のCPU51により実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。本発明の電子制御システムは、例えば車両に搭載され、車載バッテリが供給する電力を利用して車載機器制御を行うECU(Electronic Control Unit)を中心として構成される。
<第1実施例>
以下、図面を参照し、本発明の第1実施例に係る電子制御システムについて説明する。
[構成]
図1は、本発明の第1実施例に係る電子制御システム1のシステム構成例である。電子制御システム1は、主要な構成として、バッテリ10と、電源リレー20と、イグニッションスイッチ30#1、30#2と、ECU40#1と、を備える。
バッテリ10は、例えば鉛蓄電池等の二次電池である。バッテリ10は、図示しないオルタネータがエンジンの動力を利用して発電した電力等により充電され、ECU40その他の機器に例えば12[V]の電力を供給する。
電源リレー20は、ECU40#1のリレードライバ41によって電子的に駆動される。
イグニッションスイッチ30#1、30#2は、運転者等のユーザがキー操作を行うこと等によってオン、オフされる。イグニッションスイッチ30#1、30#2は、互いに連動し、オン状態かオフ状態のいずれか同じ状態となるように接続されている。
イグニッションスイッチ30#1には、ECU40#1、40#2、40#3、…が接続される。また、イグニッションスイッチ30#2には、ECU40#11、40#12、…が接続される。
ECU40#1、40#2、40#3、40#11、40#12は、例えばバス60によって通信可能に接続される。バス60を介したECU間の通信は、例えばCAN(Controller Area Network)等の通信プロトコル等を用いて行なわれる。
ECU40#1は、リレードライバ41と、昇圧回路42と、モータ駆動回路43と、第1のダイオード44と、制御系電源回路45と、第2のダイオード46と、逆バイアス印加回路47と、過電圧クランプ用ツェナーダイオード48と、を備える。
図2は、ECU40#1における制御系の構成要素を示す図である。ECU40#1は、上記構成に加えて、通信インターフェース(I/F)回路49と、センサ入力回路50と、CPU51と、不揮発性メモリ52と、を備える。モータ駆動回路43には、モータ70が接続される。
リレードライバ41は、例えばCPU51からの指示信号によって電源リレー20をオン状態又はオフ状態に制御する。
昇圧回路42は、バッテリ10から電源リレー20を介して供給される電力を昇圧してモータ駆動回路43に供給する(第1の電力供給経路)。図3は、昇圧回路42及びモータ駆動回路43の内部構成を示す図である。昇圧回路42は、コイル42Aと、スイッチング素子42B、42Cと、コンデンサ42Dとを備える。昇圧回路42は、スイッチング素子42Bをオン、42Cをオフにした状態と、スイッチング素子42Bをオフ、42Cをオンにした状態と、スイッチング素子42B、42Cの双方をオフにした状態とを循環的に繰り返すことによって昇圧を行う。バッテリ10から電源リレー20を介して供給される電力は、例えば10[V]程度である。昇圧回路42は、この10[V]程度の電圧を例えば30[V]程度に上昇させる。モータ駆動回路43は、図示するようにスイッチング素子43A、43B、43C、43D、43E、43Fを備える三相インバータである。モータ70は、例えば電動パワーステアリング装置におけるアシストモータである。モータ駆動回路43は、CPU51からの指示信号に応じたアシストトルクを車両の操舵装置に出力するように、モータ70を制御する。従って、ECU40#1は、例えば電動パワーステアリング装置の制御装置として機能する。
図1に戻り、他の構成要素について説明する。バッテリ10が供給する電力は、イグニッションスイッチ30#1、第1のダイオード44を介して制御系電源回路45に供給される(第2の電力供給経路)。制御系電源回路45は、通信インターフェース回路49、センサ入力回路50、CPU(Central Processing Unit)51等に電力を供給する。
通信インターフェース回路49は、他のECUとの間の通信に係る制御を行う。
センサ入力回路50には、図1に示す抵抗R1とR2の間の箇所Aと接続され、箇所Aの電圧を検出してデジタル信号に変換し、CPU51に出力する。また、図1に示す抵抗R3とR4の間の箇所Bと接続され、箇所Bの電圧を検出してデジタル信号に変換し、CPU51に出力する。なお、本来的には図1に示すA*、B*の箇所の電圧を検出することが目的であるが、センサ入力回路50の許容電圧の関係から抵抗R1〜R4によって分圧を行い、低下させた電圧を入力することとしている。抵抗値の比率は、例えばR1:R2=R3:R4=3:1程度である。以下、CPU51は、分圧された電圧を復元することによって、箇所A*、B*の電圧を取得するものとして説明する。
CPU51は、例えばプログラムカウンタ、命令フェッチ回路、演算装置、レジスタ等を備え、例えば補助記憶装置52に格納されたプログラムを実行することにより、前述したモータ70の制御等を行う。補助記憶装置52は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等である。
[イグニッションオフ時の制御]
ここで、イグニッションオフ時の制御について説明する。イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされると、箇所B*の電圧がグランド電圧付近まで低下する。これによって、イグニッションスイッチ30#1に接続されるが電源リレー20には接続されないECU40#2、40#3への電力供給は停止され、ECU40#2、40#3は動作を停止する。同様に、イグニッションスイッチ30#2接続されるが電源リレー20には接続されないECU40#11、40#12への電力供給は停止され、ECU40#11、40#12は動作を停止する。
一方、CPU51には、第2のダイオード46を介して電源リレー20側から電力が供給されるため(第3の電力供給経路)、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされても動作を継続することができる。CPU51は、箇所B*の電圧低下を検知すると、シャットダウンに必要な処理を行い、処理が終了すると電源リレー20をオフ状態にするようにリレードライバ41に指示する。この結果電源リレー20がオフ状態に変更され、CPU51が動作を停止する。
[第1のダイオード44のショートへの対策]
ここで、第1のダイオード44にショートが発生した場合に生じる現象について説明する。第1のダイオード44にショートが発生し、ショート状態となると、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされても、第2のダイオード46を介して電源リレー20側から、及び逆バイアス印加回路47を介して昇圧回路42から箇所B*に電流が流れることになる。この結果、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされても箇所B*の電圧がグランド電圧付近まで低下せず、ECU40#2、40#3への電力供給が継続されるため、ECU40#2、40#3が速やかに動作を停止することができない。図4は、第1のダイオード44にショートが発生した際に生じ得る電流の流れを示す図である。また、ECU40#1が箇所B*の電圧低下を検知できないことになれば、電源リレー20をオフ状態にする制御が行われず、ECU40#1が動作を停止することができなくなる可能性がある。これによって、不要な電力消費が発生すると共に、各ECUをシャットダウンするタイミングがずれるため、ソフトウエア面での不都合が生じるおそれがある。
これに対し、本実施例のCPU51では、逆バイアス印加回路47、及び過電圧クランプ用ツェナーダイオード48を備えることにより、第1のダイオード44のショートが発生したか否かを判定し(以下、ショート判定と称する)、判定結果に応じてショート発生時の制御を行っている。
図5は、第1実施例の電子制御システム1がショート判定を行う原理を説明するための説明図である。図5に示す箇所Cには、逆バイアス印加回路47の抵抗47A(R5)、第3のダイオード47Bを介して昇圧回路42から電流が流れるため、イグニッションスイッチ30#1から供給される電圧よりも高電圧となる。過電圧クランプ用ツェナーダイオード48は、例えば降伏電圧VZD=16[V]程度に設定され(イグニッションスイッチ30#1を介して供給される電圧(12[V])よりも高ければ、VZDは任意に設定可)、箇所Cの電圧はVZDに維持されるように抵抗47Aの抵抗値が設定される。
この結果、第1のダイオード44がショート状態でなければ、箇所Cの期待電圧VZDと、CPU51により検知される箇所B*の電圧VBには、4[V]程度の差が生じる筈である。
一方、第1のダイオード44がショート状態であれば、図5に矢印で示すように、箇所Cから箇所B*に流れる電流、或いはモータ70の回生によってモータ駆動回路43及び昇圧回路42を介して箇所B*に流れる電流によって、期待電圧VZDと電圧VBの差が小さくなることが想定される。
本実施例のCPU51では、係る電圧差の変化を検知することにより、第1のダイオード44にショートが発生したか否かを判定する。
図6は、第1実施例のCPU51により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、ECU40#1が起動されたときに開始され、例えば所定周期で繰り返し実行される。以下に説明するように、CPU51によるショート判定は、以下に説明するように第1段階の判定と、第2段階の判定の二段階で行われる。
まず、CPU51は、後述するショート推定フラグがオンに設定されているか否かを判定する(S100)。
★ショート推定フラグがオフに設定されている場合、CPU51は、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知したか否かを判定する(S102)。本判定は、例えば電圧VBがIGオフ閾値電圧VrefIG未満であるか否かを判定することによって行われる。図中では、「IGオフ検知?」と表記した。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知した場合、CPU51は、通常の終了処理を行う(S104)。すなわち、シャットダウンに必要な処理を行い、処理が終了すると電源リレー20をオフ状態にするようにリレードライバ41に指示する。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知しない場合、CPU51は、期待電圧VZDと電圧VBとの電圧差(VZD−VB)を算出し、算出した電圧差(VZD−VB)が第1判定閾値Vref1以上であるか否かを判定する(S106;第1段階の判定)。第1判定閾値Vref1は、例えば2〜3[V]程度に設定される。
電圧差(VZD−VB)が第1判定閾値Vref1以上である場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
一方、電圧差(VZD−VB)が第1判定閾値Vref1未満である場合、CPU51は、ショート推定フラグをオンに設定し(S108)、本フローチャートの1ルーチンを終了する。ショート推定フラグは、図示しないRAM(Random Access Memory)やレジスタ、フラッシュメモリ等の所定領域に値を書き込むことによって設定され、例えば値0がオフ、値1がオンを示すものとして扱われる。
★ショート推定フラグがオンに設定されている場合、前述のように、CPU51がイグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知するのが困難な場合がある。従って、CPU51は、例えば他のECUとの通信状況に基づいて、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたか否かを推定する(S110)。図中では、「IGオフ推定?」と表記した。
係る推定は、例えば、(1)イグニッションスイッチ30#1に接続された全てのECU40#2、40#3、…との通信が正常に行われており、且つ、(2)イグニッションスイッチ30#2に接続された全てのECU40#11、40#12、…との通信途絶が確定した場合に、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定する。更に、(3)直近に受信したエンジン回転数がゼロ[rpm]であることをAND条件に加えてもよい。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定されない場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定される場合、CPU51は、昇圧回路42の目標出力電圧VBPIGを、期待電圧VZD+数[V]程度に低下させる(S112)。係る処理を行うのは、既にユーザによってイグニッションオフが指示されたと推定されるため、モータ70の駆動に必要な電圧はもはや不用であり、期待電圧VZDが得られるのに必要な電圧を出力させれば十分であるからである。
次に、CPU51は、期待電圧VZDと電圧VBとの電圧差(VZD−VB)を算出し、算出した電圧差(VZD−VB)が第2判定閾値Vref2以上であるか否かを判定する(S114;第2段階の判定)。第2判定閾値Vref2は、例えば4〜8[V]程度に設定される。第2判定閾値Vref2が第1判定閾値Vref1に比して大きいのは、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされた場合、電圧VBはグランド電圧付近まで低下している筈であり、電圧差(VZD−VB)の正常値はVZD(例えば16[V])と、第1段階の判定における正常値(例えば4[V])に比して大きいからである。
電圧差(VZD−VB)が第2判定閾値Vref2以上である場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。なお、この場合、S106において誤判定がなされた可能性を考慮し、ショート推定フラグをオフに戻す処理を行ってよい。
一方、電圧差(VZD−VB)が第2判定閾値Vref2未満である場合、CPU51は、第1のダイオード44にショートが発生したという判定を確定し、ショート発生時の終了処理を行う(S116)。すなわち、第1のダイオード44にショートが発生したことを含むエラー情報を、ダイアグ情報として不揮発性メモリ52に書き込む処理を行った後、シャットダウンに必要な処理を行い、処理が終了すると電源リレー20をオフ状態にするようにリレードライバ41に指示する。
係る処理によって、イグニッションスイッチ30#1からの電力供給経路に取り付けられた第1のダイオード44に、ショートが発生したか否かを判定することができる。
この結果、ショートが発生したことを示す情報を不揮発性メモリ52に書き込んだ後、ECU40#1、40#2、40#3の動作を速やかに停止することができる。これによって、不要な電力消費の発生を抑制すると共に、各ECUをシャットダウンするタイミングを適正なものとすることができ、ソフトウエア面での不都合が生じることを回避することができる。
以上説明した本実施例の電子制御システム1によれば、イグニッションスイッチ30#1からの電力供給経路に取り付けられた第1のダイオード44に、ショートが発生したか否かを判定することができる。この結果、不要な電力消費の発生を抑制し、ソフトウエア面での不都合が生じることを回避することができる。
<第2実施例>
以下、図面を参照し、本発明の第2実施例に係る電子制御システムについて説明する。
[構成]
図7は、本発明の第2実施例に係る電子制御システム2のシステム構成例である。第2実施例に係る電子制御システム2は、逆バイアス印加回路47、及び過電圧クランプ用ツェナーダイオード48に代えて、逆バイアス印加回路53を備える点、及びCPU51が実行する処理の内容が第1実施例と異なり、その他の点では共通するため、共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
逆バイアス印加回路53は、抵抗53A(R6)、及び診断用MOSFET(Metal‐Oxide‐Semiconductor Field‐Effect Transistor)53Bを備える。診断用MOSFET53Bは、CPU51によってオン、オフ制御が行われる。
図8は、第2実施例の電子制御システム2がショート判定を行う原理を説明するための説明図である。図8に示す箇所A*には、モータ70が回生状態となったときに、昇圧回路42から電流が還流するため、イグニッションスイッチ30#1から供給される電圧よりも高電圧となる。
この結果、第1のダイオード44がショート状態でなければ、モータ70が回生状態となったときに、CPU51により検知される箇所A*の電圧VAと、箇所B*の電圧VBには、一定程度以上の差が生じる筈である。
一方、第1のダイオード44がショート状態であれば、図8に矢印で示すように、昇圧回路42から箇所B*に流れる電流によって、電圧VAと電圧VBの差が小さくなることが想定される。
また、診断用MOSFET53Bがオン状態とされると、逆バイアス印加回路53の抵抗53A(R6)、診断用MOSFET53Bを介して昇圧回路42から電流が流れるため、箇所Dの電圧は、電源リレー20から供給される電圧よりも高電圧となる。
この結果、第1のダイオード44がショート状態でなければ、昇圧回路42の目標出力電圧VBPIGと、箇所B*の電圧VBには、一定程度以上の(抵抗53Aによる電圧降下分以上の)差が生じる筈である。
一方、第1のダイオード44がショート状態であれば、箇所Dから箇所B*に流れる電流によって、昇圧回路42の目標出力電圧VBPIGと電圧VBの差が小さくなることが想定される。
本実施例のCPU51では、係る電圧差の変化を検知することにより、第1のダイオード44にショートが発生したか否かを判定する。
図9は、第2実施例のCPU51により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、ECU40#1が起動されたときに開始され、例えば所定周期で繰り返し実行される。以下に説明するように、CPU51によるショート判定は、以下に説明するように第1段階の判定と、第2段階の判定の二段階で行われる。
まず、CPU51は、後述するショート推定フラグがオンに設定されているか否かを判定する(S200)。
★ショート推定フラグがオフに設定されている場合、CPU51は、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知したか否かを判定する(S202)。本判定は、例えば電圧VBがIGオフ閾値電圧VrefIG未満であるか否かを判定することによって行われる。図中では、「IGオフ検知?」と表記した。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知した場合、CPU51は、通常の終了処理を行う(S204)。すなわち、シャットダウンに必要な処理を行い、処理が終了すると電源リレー20をオフ状態にするようにリレードライバ41に指示する。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知しない場合、CPU51は、モータ70が回生状態であるか否かを判定する(S206)。本判定において、CPU51は、例えば、(A)モータ70への出力指示トルクの絶対値が所定値未満であり、且つ、(B)モータ70の回転数が所定値以上である場合に、モータ70が回生状態であると判定する。なお、モータ70への出力指示トルクは、電子制御装置1が電動パワーステアリング装置である場合、運転者がステアリングホイールを操作する操舵トルクで置換してもよい。
モータ70が回生状態でない場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
モータ70が回生状態でない場合、CPU51は、入力される電圧VAと電圧VBとの電圧差(VA−VB)を算出し、算出した電圧差(VA−VB)が第3判定閾値Vref3以上であるか否かを判定する(S208;第1段階の判定)。
電圧差(VA−VB)が第3判定閾値Vref3である場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
一方、電圧差(VA−VB)が第3判定閾値Vref3未満である場合、CPU51は、ショート推定フラグをオンに設定し(S210)、本フローチャートの1ルーチンを終了する。ショート推定フラグは、図示しないRAM(Random Access Memory)やレジスタ、フラッシュメモリ等の所定領域に値を書き込むことによって設定され、例えば値0がオフ、値1がオンを示すものとして扱われる。
★ショート推定フラグがオンに設定されている場合、前述のように、CPU51がイグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたことを検知するのが困難な場合がある。従って、CPU51は、例えば他のECUとの通信状況に基づいて、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたか否かを推定する(S212)。図中では、「IGオフ推定?」と表記した。
係る推定は、例えば、(1)イグニッションスイッチ30#1に接続された全てのECU40#2、40#3、…との通信が正常に行われており、且つ、(2)イグニッションスイッチ30#2に接続された全てのECU40#11、40#12、…との通信途絶が確定した場合に、イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定する。更に、(3)直近に受信したエンジン回転数がゼロ[rpm]であることをAND条件に加えてもよい。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定されない場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。
イグニッションスイッチ30#1がオフ状態にされたと推定される場合、CPU51は、昇圧回路42の目標出力電圧VBPIGを一定値(例えば16〜20[V]程度)に設定し(S214)。診断用MOSFET53Bをオン状態とする(S216)。
次に、CPU51は、目標出力電圧VBPIGと電圧VBとの電圧差(VBPIG−VB)を算出し、算出した電圧差(VBPIG−VB)が第4判定閾値Vref4以上であるか否かを判定する(S218;第2段階の判定)。第4判定閾値Vref4は、例えば抵抗53Aによる電圧降下分よりも大きい値に設定される。
電圧差(VBPIG−VB)が第4判定閾値Vref4以上である場合、CPU51は、本フローチャートの1ルーチンを終了する。なお、この場合、S208において誤判定がなされた可能性を考慮し、ショート推定フラグをオフに戻す処理を行ってよい。
一方、電圧差(VBPIG−VB)が第4判定閾値Vref4未満である場合、CPU51は、第1のダイオード44にショートが発生したという判定を確定し、ショート発生時の終了処理を行う(S220)。すなわち、第1のダイオード44にショートが発生したことを含むエラー情報を、ダイアグ情報として不揮発性メモリ52に書き込む処理を行った後、シャットダウンに必要な処理を行い、処理が終了すると電源リレー20をオフ状態にするようにリレードライバ41に指示する。
係る処理によって、イグニッションスイッチ30#1からの電力供給経路に取り付けられた第1のダイオード44に、ショートが発生したか否かを判定することができる。
この結果、ショートが発生したことを示す情報を不揮発性メモリ52に書き込んだ後、ECU40#1、40#2、40#3の動作を速やかに停止することができる。これによって、不要な電力消費の発生を抑制すると共に、各ECUをシャットダウンするタイミングを適正なものとすることができ、ソフトウエア面での不都合が生じることを回避することができる。
以上説明した本実施例の電子制御システム2によれば、イグニッションスイッチ30#1からの電力供給経路に取り付けられた第1のダイオード44に、ショートが発生したか否かを判定することができる。この結果、不要な電力消費の発生を抑制し、ソフトウエア面での不都合が生じることを回避することができる。
また、第1実施例と比較すると、昇圧回路42から逆バイアス印加回路47、及び過電圧クランプ用ツェナーダイオード48を介してグランド端子に流れる常時電流が発生しないため、電力消費を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、スイッチやリレー、スイッチング素子等のスイッチ手段は、他の種類のスイッチ手段に置換することが可能である。
また、実施例中に例示した数値等はあくまで一例であり、設計条件に応じて任意に変更してよい。
1 電子制御システム
10 バッテリ
20 電源リレー
30#1、30#2 イグニッションスイッチ
40#1、40#2、40#3、…、40#11、40#12、… ECU
41 リレードライバ
42 昇圧回路
43 モータ駆動回路
44 第1のダイオード
45 制御系電源回路
46 第2のダイオード
47、53 逆バイアス印加回路
47A、53A 抵抗
47B 第3のダイオード
48 過電圧クランプ用ツェナーダイオード
49 通信インターフェース回路
50 センサ入力回路
51 CPU
52 不揮発性メモリ
53B 診断用MOSFET
60 バス
70 モータ

Claims (5)

  1. バッテリからリレー手段を介して第1の負荷に電力供給される第1の電力供給経路と、
    前記バッテリからイグニッションスイッチ及び第1のダイオードを介して第2の負荷に電力供給される第2の電力供給経路であって、前記第1のダイオードは前記第2の負荷から前記イグニッションスイッチに流れる電流を防止する第2の電力供給経路と、
    前記第1の電力供給経路における前記リレー手段と前記第1の負荷の間と、前記第2の電力供給経路における前記第1のダイオードと前記第2の負荷との間を接続する第3の電力供給経路であって、前記第2の電力供給経路から前記第1の電力供給経路に流れる電流を防止する第2のダイオードが取り付けられた第3の電力供給経路と、
    前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチからの供給電圧よりも高い電圧を、前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する電圧印加手段と、
    前記電圧印加手段によって印加される電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき、前記第1のダイオードにショートが発生したか否かを判定する判定手段と、
    を備える電子制御システム。
  2. 請求項1記載の電子制御システムであって、
    前記判定手段は、前記バッテリに接続された他の装置との通信状況に基づいて前記イグニッションスイッチがオフ状態にされたか否かを推定し、前記イグニッションスイッチがオフ状態にされたと推定したときに、前記第1のダイオードのショートを判定する手段である電子制御システム。
  3. 請求項1又は2記載の電子制御システムであって、
    前記第1の電力供給経路における前記リレー手段と前記第1の負荷の間には、昇圧手段が取り付けられ、
    前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する手段である電子制御システム。
  4. 請求項3記載の電子制御システムであって、
    前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、第3のダイオードを介して前記第1のダイオードよりも前記第1又は第2の負荷側に印加する手段であり、
    前記第2の電力供給経路における前記電圧印加手段が電圧を印加する箇所には、当該箇所を定電圧に維持するための定電圧維持手段が取り付けられる電子制御システム。
  5. 請求項3記載の電子制御システムであって、
    前記電圧印加手段は、前記昇圧手段の出力を、スイッチ手段を介して前記第2の電力供給経路における前記第1のダイオードよりも前記第2の負荷側に印加する手段であり、
    前記第1の負荷はモータであり、
    前記判定手段は、前記モータによる回生電力によって電圧が上昇する箇所の電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき第1段階の判定を行い、
    該第1段階の判定において肯定的な判定を得た場合に、前記スイッチ手段をオン状態とした上で、前記電圧印加手段によって印加される電圧と、前記第2の電力供給経路における前記イグニッションスイッチと前記第1のダイオードの間の電圧差に基づき第2段階の判定を行う手段である電子制御システム。
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