JP5685114B2 - 織編物 - Google Patents

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Description

本発明は、汗臭に対する消臭効果に優れた、インナーウェアやスポーツ、アウトドア関連素材に好適な織編物に関する。
インナーウェア素材やスポーツアンダーウェア素材において、近年、ポリエステルと弾性糸を交編したストレッチ合繊素材が市場に広まっている。これらの素材は、従来綿混品対比、速乾性を謳いシェアを拡大しているが、新たな機能性として汗消臭のニーズが高まっている。
汗臭を消臭するには、アンモニアと酢酸、イソ吉草酸という酸・塩基として相反する成分を消臭する必要がある。たとえば、特許文献1には、トリポリリン酸アルミニウムと、酸化亜鉛と水酸化亜鉛との複合体を用いる吸着剤が、また、特許文献2には、光触媒と層状珪酸塩鉱物とを含む消臭剤が、それぞれ提案されている。しかしながら、特許文献1、2に提案されている消臭剤においては、いずれも汗臭成分であるアンモニアと酢酸、イソ吉草酸の両方をともに消臭するには性能が不十分である。特に、特許文献2に提案されている消臭剤においては、光触媒が用いられているため光の照射が必要である。特許文献3には、トリポリリン酸アルミニウムと酸化亜鉛とスメクタイトを含有してなる消臭剤が提案されている。この消臭剤は、上記の3成分に対する消臭効果があるものの、洗濯耐久性を上げるために必要な樹脂バインダーによって吸水性が阻害されるという問題があった。
このように、汗臭の3成分であるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸の全てに消臭効果を発揮し、かつ吸水性に優れた布帛を得ることは困難であった。
特開平4−109954号公報 特開2006−20717号公報 特開2009−90012号公報
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、汗臭(アンモニア、酢酸、イソ吉草酸)に対する消臭効果に優れ、かつ吸水性にも優れた、インナーウェアやスポーツ、アウトドア関連素材に好適な織編物を提供せんとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために次の構成を有する。
(1)カチオン可染合繊繊維を80g/m以上の割合で含む織編物において、カチオン系第4級アンモニウム塩と炭素数が8以上20以下の脂肪酸のエステル誘導体またはアミド誘導体(以下、脂肪酸誘導体という)とが、繊維重量に対して0.5%owf以上かつ5.0%owf以下の割合(繊維重量に対する付着重量%)で付着しており、pHが3.5以上かつ6.5以下であり、吸水速度が10秒以下であることを特徴とする織編物。
(2)消臭成分減少率が、アンモニアガスについては65%以上、酢酸ガスについては75%以上、イソ吉草酸については80%以上である、(1)の織編物。
(3)上記カチオン可染合成繊維がポリエステルからなる、(1)または(2)の織編物。
(4)上記脂肪酸がウンデシレン酸からなる、(1)〜(3)の織編物。
(5)ポリウレタン系弾性糸を3%重量以上、40%重量以下の割合で含む、(1)〜(4)の織編物。
本発明によれば、第4級アンモニウム塩と脂肪酸誘導体からなる消臭加工剤を織編物に付着させ、生地pHを3.5以上6.5以下にすることで、汗臭の3成分であるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸の全てに消臭効果を発揮し、かつ吸水性に優れた織編物を提供することができる。
本発明の織編物は、上述の性能を有することから、特に、インナーウェアや、スポーツ、アウトドア関連素材としての用途などに好適に用いられる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明では、カチオン系第4級アンモニウム塩と炭素数が8以上20以下の脂肪酸のエステル誘導体又はアミド誘導体(以下、脂肪酸誘導体という)とがカチオン可染合成繊維上に付着している。カチオン系第4級アンモニウム塩と脂肪酸誘導体とは、合成繊維上にそれぞれが直接付着していても良いが、特に、カチオン系第4級アンモニウム塩を用いて得られた2分子膜多層構造の小胞体中に、脂肪酸誘導体が内包された状態で付着している構造が、繊維との親和性に優れ、洗濯耐久性に優れるため好ましい。
第4級アンモニウム塩は、界面活性剤であり、親水性を有するため、単体では耐久性がない。そこで、耐久性を高めるために油相成分と乳化する必要がある。油相成分としては、耐久性の点から、上記の炭素数が8以上20以下の脂肪酸誘導体が好ましく用いられ、炭素数10以上18以下の脂肪酸誘導体がより好ましく用いられる。炭素数が7以下では、乳化物の親水性が高く成り過ぎ、洗濯耐久性が悪化する恐れがある。また、炭素数が20を越えると乳化しにくく、消臭加工剤の製造工程で分離し易くなる恐れがある。なお、油相成分は上記種類に限定されるものではなく、他の油相成分(一般的に繊維仕上げ剤として使用される油相成分、シリコーン油、流動パラフィン、高級アルコール等)を混合しても良い。
カチオン系第4級アンモニウム塩が乳化して得られる乳化物は、酸性であることが好ましい。第4級アンモニウム塩のカチオン性によりアニオン系の酢酸、イソ吉草酸を吸着することができ、さらにその酸性により、塩基性のアンモニアを中和することができる。
第4級アンモニウム塩と前述の脂肪酸誘導体を、水の一部と相転移以上の温度において混合すると、液晶組成物が形成される。この液晶組成物に、水相の残分を添加混合することで、第4級アンモニウム塩からなる2分子膜多層構造中に脂肪酸誘導体を内包した小包体水分散物を得ることができる。この小包体水分散物は繊維への親和性が高く、さらにはカチオン系であるため、カチオン可染合成繊維にイオン結合により付着することができる。さらに、乾燥工程で小包体水分散物内の水分が蒸発し、強固な小包体が形成される。これにより、優れた洗濯耐久性が実現可能となる。
第4級アンモニウム塩としては、一般に知られる第4級アンモニウムを用いることができるが、2分子膜小包体を形成し得る第4級アンモニウム塩としては、炭素数8〜22のアルキル基を少なくとも1つ有するものが好ましく用いられる。このような第4級アンモニウム塩としては、例えば、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオレイルジメチルアンモニウムブロマイド、ステアロイルN,N−ジメチルエチレンジアミドジメチル硫酸4級化物、ジステアロイルジエチレントリアミンジメチル硫酸4級化物等が挙げられる。
また、脂肪酸誘導体と第4級アンモニウム塩の混合比は、脂肪酸誘導体の内包性の観点から、脂肪酸誘導体:第4級アンモニウム塩(重量比)として、好ましくは5:99〜90:10、より好ましくは10:90〜80:20、更に好ましくは20:80〜60:40である。
また、上記の2分子膜小包体を得る場合、第4級アンモニウム塩と高級アルコールの混合物も好適に使用できる。第4級アンモニウム塩と高級アルコールを組み合わせることで、2分子膜多層構造の小胞体の繊維への吸着力を更に向上させることができる。このような高級アルコールとしては、デシルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、牛脂アルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩と高級アルコールの混合比は、吸着力と2分子膜多層構造の維持の点から、上記のアンモニウム塩:高級アルコール(重量比)は、好ましくは20:80〜99:5、より好ましくは30:70〜70:30、更に好ましくは40:60〜60:40である。
脂肪酸誘導体に用いられる脂肪酸としては、炭素数8以上、20以下のものが用いられる。このような脂肪酸としては、ウンデシレン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ステアリン酸等が挙げられる。
脂肪酸誘導体としては、例えば、脂肪酸アルキルエステル、脂肪酸ポリアルキレングリコールエステル、脂肪酸ポリオールエステル、脂肪酸アルカノールアミド、脂肪酸アルキルアミド及び脂肪酸ポリアルキレンポリアミドの中から選ばれる1種以上の化合物が挙げられる。
上記の脂肪酸の中でも、ウンデシレン酸は、優れた抗菌作用を有しており、ウンデシレン酸を用いた場合、加工後の布帛が抗菌防臭性能に優れた布帛となることから、ウンデシレン酸を使用することが好ましい。
例えば、ウンデシレン酸を用いた場合、ウンデシレン酸のエステル誘導体又はアミド誘導体(以下、ウンデシレン酸誘導体という)としては、ウンデシレン酸アルキルエステル、ウンデシレン酸ポリアルキレングリコールエステル、ウンデシレン酸ポリオールエステル、ウンデシレン酸アルカノールアミド、ウンデシレン酸アルキルアミド及びウンデシレン酸ポリアルキレンポリアミドの中から選ばれる1種以上の化合物が挙げられる。
ウンデシレン酸アルキルエステルとしては、ウンデシレン酸メチル、ウンデシレン酸エチル、ウンデシレン酸イソプロピル、ウンデシレン酸ブチル、ウンデシレン酸イソオクチル等のウンデシレン酸と短中鎖(炭素数1〜8)脂肪族アルコールとのエステル、ウンデシレン酸デシル、ウンデシレン酸ラウリル、ウンデシレン酸ステアリル、ウンデシレン酸オレイル等のウンデシレン酸と長鎖(炭素数9〜22)脂肪族アルコールとのエステル、ウンデシレン酸ベンジル等のウンデシレン酸と芳香族アルコールとのエステル等が挙げられる。
ウンデシレン酸ポリアルキレングリコールエステルとしては、ウンデシレン酸ポリエチレングリコールエステル、ウンデシレン酸ポリプロピレングリコールエステル、ウンデシレン酸とポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックポリマーとのエステル等が挙げられる。これらのオキシエチレン鎖の平均縮合度は、1〜20モルが好ましく、1〜10モルがより好ましく、1〜5モルが特に好ましい。また、オキシプロピレン鎖の平均縮合度は、1〜20モルが好ましく、1〜10モルがより好ましく、1〜5モルが特に好ましい。
ウンデシレン酸ポリオールエステルとしては、(1)ソルビトール、ソルビタン、イソソルバイト、キシリトール等の糖アルコールとのエステル、(2)グリセリンとのエステル、(3)ペンタエリスリトールとのエステル、(4)ジグリセリン、トリグリセリン、ヘキサグリセリン、ペンタグリセリン、デカグリセリン等のポリグリセリンとのエステル、(5)ショ糖、グルコース、アルキルグルコシド、デキストリン、トレハロース等の糖類とのエステルが挙げられる。
ウンデシレン酸アルカノールアミドとしては、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、ウンデシレン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸トリエタノールアミド、ウンデシレン酸アミノエチルエタノールアミド等が挙げられる。
ウンデシレン酸アルキルアミドとしては、ウンデシレン酸アミド、ビス−ウンデシレン酸アミド、ウンデシレン酸デシルアミド、ウンデシレン酸トリデシルアミド、ウンデシレン酸オクタデシルアミド等が挙げられる。
ウンデシレン酸ポリアルキレンポリアミドとしては、ウンデシレン酸とエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン等とのアミドが挙げられる。
上記のウンデシレン酸誘導体の中では、ウンデシレン酸とグリセリンとのエステルが好適である。ウンデシレン酸とグリセリンとのエステルは、抗菌性能が高く、またそれ自体が油性であることにより、加齢臭の成分であるノネナールを吸着することが可能となることから好ましい。ウンデシレン酸とグリセリンとのエステル組成は、製造時のウンデシレン酸とグリセリンの仕込みモル比でほぼ決定される。ウンデシレン酸グリセリンエステルを使用する場合、グリセリンに対するウンデシレン酸の仕込みモル比は、1:1〜1:3.5の範囲から選定されることが好ましい。その場合、得られるウンデシレン酸グリセリンエステルは、モノ、ジ、トリ体の混合物となる。その組成比は、製造条件により異なるが特に制限されるものではない。また、分子蒸留等により、上記の混合物から、モノ、ジ、トリ体を分取、精製した高純度精製品も好適に使用できる。
ウンデシレン酸誘導体の消臭加工剤組成物中の配合量はとくに限定されないが、エマルジョンの分散安定性の観点からは、1.0〜30.0重量%が好ましく、1.0〜20.0重量%が特に好ましい。
油相成分としては、繊維用仕上げ剤に通常使用されている油(例えば、炭化水素、ロウ類、トリグリセライド、シリコーンオイルなど)を配合することができる。具体的には、炭化水素としては、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス等の鉱物系炭化水素、スクワレン、スクワラン、プリスタン、オリーブスクワラン等の天然物由来の炭化水素が挙げられる。また、ロウ類としては、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。また、トリグリセライドとしては、オリーブ油、マカデミアンナッツ油、コーン油等の植物油脂、牛脂、豚脂等の動物油脂等が挙げられる。また、シリコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサン、メチル水素ポリシロキサン、メチルハイドロキシポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン等が挙げられる。
また、上記油相成分とともに、通常繊維用仕上げ剤に使用される非イオン性、カチオン性の乳化剤を併用することもできる。アニオン性の乳化剤や両性の乳化剤を使用すると、カチオン性を阻害する恐れがある。
非イオン性の乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミド、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
カチオン性の乳化剤としては、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩、アルキルアミン及びそれらの塩、N,N−ジエチルエチレンジアミン脂肪酸アミド等のアミドアミン類及びそれらの塩もしくは第4級化物、トリエタノールアミン脂肪酸エステル等のアルカノールアミン脂肪酸エステルの第4級化物等が挙げられる。
乳化剤としては、上記の乳化剤の何れを用いることもできる。乳化剤は、脂肪酸誘導体に対して、0.1〜30.0重量%で用いることが好ましく、1.0〜20.0重量%で用いることがより好ましく、さらに5.0〜20.0重量%で用いることが特に好ましい。
上記乳化剤とともに、一般的に繊維仕上げ剤に使用される水溶性溶剤を併用することができる。具体的には、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン等のポリオール類、ソルビトール、キシリトール等の糖アルコール類等が使用可能である。
脂肪酸誘導体と、アルキル第4級アンモニウム塩の混合物と、更に、必要により配合される他の油相成分とは、予め混合して又は別々に、水相に攪拌下添加することで乳化分散させる。その際、ホモミキサー、パドル式乳化機、高圧ホモジナイザー等の、繊維仕上げ剤を製造する際に一般的に使用される乳化機械が好適に使用される。
特に、脂肪酸誘導体と、アルキル第4級アンモニウム塩と、水相の全重量の5〜50%、好ましくは10〜30%の水と、他の油相成分とを、アルキル第4級アンモニウム塩の相転移温度以上の温度で撹拌、混合し、液晶構造を有する組成物を形成させた後、この液晶構造組成物に水相の残量を添加混合することで、アルキル第4級アンモニウム塩からなる2分子膜多層構造中にウンデシレン酸誘導体が内包された小胞体水分散液を形成させることが好ましい。相転移温度以下では液晶構造が形成されないので、実際の乳化温度は、調製中の温度の低下等を考慮して、相転移温度より5〜20℃程度高く設定することが好ましい。液晶構造組成物を調製する際は、パドル式乳化機、ホモミキサー等の繊維仕上げ剤の調製に一般的に使用される乳化機械が好適に使用される。また、水相の残量を添加混合することで、目的とするウンデシレン酸誘導体が内包された小胞体水分散液を製造することができるが、その際の温度は、相転移温度に制限されず、撹拌に適する流動性を保つことができる温度に調整すればよい。
織編物の消臭成分減少率の値は、下記範囲内であることが好ましい。下記範囲から外れると汗臭を感じる可能性が高くなる。
アンモニアガス 65%以上
酢酸ガス 75%以上
イソ吉草酸 80%以上
より好ましくは、消臭成分減少率の値が下記範囲内であることが好ましい。
アンモニアガス 70%以上
酢酸ガス 80%以上
イソ吉草酸 85%以上
カチオン系第4級アンモニウム塩と脂肪酸誘導体とを繊維に付着させるにあたっては、カチオン系第4級アンモニウム塩と脂肪酸誘導体の合計として、繊維重量対比、0.5%以上5.0%owf以下で付着させることが好ましく、1.0%owf以上、4.5%owf以下で付着させることがより好ましい。0.5%未満では、例えば、生地目付100g/m以下の薄地の場合、付着量が少ないため、十分な消臭効果を得られない可能性があり、5.0%owfより大きい場合、加工剤の付着量が多すぎるため、余分な染料が引き出され、堅牢度が低下する問題がある。
また、織編物のpHは、3.5以上、6.5以下であることが好ましく、4.0以上、6.0以下であることがより好ましい。生地pHを酸性側にすることで、消臭加工剤の酸性をより安定化することができ、繰り返し洗濯後も、酸性が維持され、塩基性のアンモニアを中和することができる。pHが3.5より低いと、酸性が強すぎるため、肌荒れを起こす可能性がある。pHが6.5より大きいと、繰り返し着用、洗濯により、生地がアルカリ側になる可能性があり、アンモニアを中和できなくなる。織編物pHを3.5以上、6.5以下に調整する方法としては、特に限定されるものではないが、一般的に用いられているクエン酸やリンゴ酸等の不揮発性の酸を染色工程や、仕上げ工程で付与する方法が好ましい。
カチオン系の消臭加工剤は、カチオン可染繊維にて編織した織編物において効果を発揮する。カチオン可染繊維を用いると、カチオン系の消臭加工剤は、イオン結合にて繊維に付着することが可能となる。また、2分子膜多層構造を形成するカチオン系第4級アンモニウム塩を用いた場合は、繊維への親和力の高さにより、さらに優れた洗濯耐久性を実現できる。
カチオン可染繊維としては、特に限定されるものではないが、春夏素材向けとしては、スルホン酸基等を導入したカチオン可染ポリエステルを用いることが好ましい。これらの繊維は、酸化チタン等の添加物を含んでいても良いし、吸湿性向上、制電性向上、制菌性向上等、機能性付与のためのポリマー改質したものも使用できる。また、単繊維単位の断面形状も限定されるものではなく、丸形、三角、八葉、扁平、Y型に代表される様々な異形断面糸も使用できる。さらに、種類の異なるポリマー、例えば粘度の異なるポリマーからなる芯鞘またはサイドバイサイド型の複合糸も使用できる。また、これらの原糸に仮撚加工や、流体噴射加工を施した加工糸を用いても良い。また、秋冬素材としては、保温性に優れたカチオン可染繊維であるアクリル繊維を用いても良い。
これらのカチオン可染合成繊維は、織編物中に80g/m以上含まれることが好ましく、90g/m以上含まれることがより好ましい。80g/mより少ないと、前記消臭剤の付着量が少なくなるため、十分な消臭効果が得られない。
更に、インナーウェア素材、スポーツアンダーウェア素材としては、織編物を弾性繊維混とすることが好ましい。このような織編物は身体へのフィット感が高く、従来のシャツ地にあったゴワツキ感が少ない他、運動追従性が優れるという特徴をもつ。用いる弾性繊維としては、ポリウレタン弾性繊維、ポリエーテル・エステル弾性繊維、ポリアミド弾性繊維、ポリオレフィン弾性繊維等が挙げられるが、好ましくは、弾性経編地に一般的に広く利用されており、製品とした時に優れた伸度および回復特性を発揮するポリウレタン弾性繊維が好適である。また、ポリウレタン弾性糸は、加齢臭の成分であるノネナールを消臭する効果があることから、より好ましい。
また、これらの弾性糸とカチオン可染ポリエステルをカバリング加工や流体噴射加工によって混繊加工した複合糸を用いても良いし、アクリルと紡糸時に混繊した長短複合糸を用いても良い。
弾性糸を用いる場合は、弾性糸を少なくとも3%以上、40%以下使用することが好ましく、5%以上30%以下使用することがより好ましく、7%以上25%以下使用することがさらに好ましい。3%より小さい場合は、十分なストレッチ性が得られず、40%より大きい場合は、伸長時の応力が高く成りすぎ、着用時の圧迫感が強くなる。
織編物を製編および製織する方法は特に限定されるものでは無く、要求されるニーズに合わせ、織、丸編、経編等を選定すれば良い。例えば、シャツ地の場合は、カチオン可染ポリエステルを用いて平織りで製織すれば良いし、春夏用の吸汗スポーツシャツ地の場合は、カチオン可染ポリエステルを用いた丸編地とすれば良く、ストレッチ性能が求められるスポーツアンダーの場合は、カチオン可染ポリエステルとポリウレタン弾性糸を用いた2WAYトリコット編地とすれば良く、また、秋冬用の暖かインナー地の場合は、アクリル紡績糸とポリウレタン繊維を用いた弾性丸編地にすれば良い。
製編、製織された生機の熱処理、精練、染色等の加工方法は、特に限定されるものではなく、使用する素材構成や用途によって適した一般的な加工工程および加工条件によって実施すれば良い。例えば、ポリエステルを100%使用した場合は、液流染色機の浴中でリラックス、精練、染色までを行い、その後、熱セットで仕上げれば良い。また、寸法安定性が必要とされるワーキングユニフォーム等に使用する場合は、前述の工程前に、生機セットを行ったり、あるいは、リラクサー・精練槽で、リラックス精練を行い、その後、中間セット工程を行い、染色、仕上げセットを行うことが好ましい。
消臭加工剤を付与する方法としては、染色機で吸尽させる吸尽法や、仕上げセット工程でパディングにより付着させるパディング法を用いれば良く、消臭加工剤の生地への付着量およびpHが前述の範囲内になるように、消臭加工剤および不揮発性の酸の量を調整すれば良い。
また、織編物の吸水性能を実現するために吸水加工を施すことが好ましい。しかしバインダー樹脂を用いて消臭加工剤をカチオン可染合成繊維に付着させると、織編物に施した吸水加工がバインダー樹脂により阻害される恐れが生じる。そこで、消臭加工剤をカチオン可染合成繊維にイオン結合にて付着させれば、バインダー樹脂を使用する必要が無いので、施した吸水加工が阻害されることを防止することができる。吸水加工に用いる吸水剤は、使用する繊維の種類により、適宜選定すれば良く、例えば、カチオン可染ポリエステルを使用する場合は、一般的に使用されているポリエステル系親水樹脂を含有した吸水剤等を用いれば良い。吸水加工を施す工程としては、吸尽法にて付与しても良いし、仕上げセット時に、パッド法にて付与しても良い。消臭加工剤と同時に付与しても良いし、浴中にて吸水加工剤、もしくは消臭加工剤の一方を付与し、仕上げセット時にパッド法にて、もう一方の加工剤を付与しても良い。
織編物は、吸水速度が10秒以下であることが好ましく、8秒以下であることがより好ましい。10秒を超えると、着用発汗時、吸汗までに時間が掛かり、べとつき感を感じる原因となる。上記の織編物は、前述の通り、バインダー樹脂を使用しないため、吸水加工によって得られた吸水性能を阻害せず、優れた吸水性能を実現する。
その他、付帯加工として、紫外線吸収加工、防汚加工等を施しても良い。更に、後加工として、カレンダー加工、エンボス加工、プリント加工、片面撥水プリント加工、起毛加工等、最終用途の要求特性に応じて適宜施すことができる。
このようにして得られた織編物は、汗臭(アンモニア、酢酸、イソ吉草酸)に対しての消臭効果、かつ吸水性にも優れ、インナーウェアやスポーツ、アウトドア関連素材に用いるのに極めて好適である。
以下に、実施例を用いて発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例における各性能評価は、以下の方法により行った。
(1)生地pH
生地pHは、JISL1018編地の抽出液のpHに規定の方法、またJIS1096の織物の抽出液のpHに規定の方法に則り、測定する。すなわち、まず、測定試料から、5.0g±0.1gの試験片を採取し、約1cm×1cmの断片にする。続いて、ガラス栓付の200mlフラスコに50mlの蒸留水を入れ、2分間静かに煮沸した後、フラスコを熱源から遠ざけ、前述の試験片をフラスコに入れ、フラスコに栓をして30分間放置する。この間、時々栓を緩めてフラスコを振とうする。30分後、抽出液を25℃±2℃に調整し、JISZ8805に規定するpH測定器で抽出液のpHを測定する。試験は2個の試験片について行い、その平均値を算出し、小数点以下1桁に丸める。
(2)消臭成分減少率
アンモニア、酢酸については、5Lのテドラーバッグに10cm×10cmの試料を入れ、窒素ガスを用いて、アンモニアについては100ppm、また酢酸については50ppmの濃度に調整した測定対象ガスを3L注入する。そして、2時間後のガス濃度を検知管により測定し、減少率を下記式により算出する。
減少率(%)={(A−B)/A}×100
A:空試験の測定値
B:試料の測定値
イソ吉草酸、ノネナールについては、500mlの三角フラスコに6cm×8cmの試料を入れ、窒素パージを行った後、ノネナールについては1%W/V、イソ吉草酸については2%W/Vに調整したエタノール溶液を5μL注入し栓をする。そして、2時間後の三角フラスコ内のガスをガスクロマトグラフで測定し、空試験のピーク面積と試験試料のピーク面積から減少率を算出する。
減少率(%)={(A−B)/A}×100
A:空試験のピーク面積
B:試料のピーク面積
(3)吸水速度
編地から約15cm×15cmの試験片を3枚採取する。試験片を直径10cm以上の刺繍枠あるいはビーカーに、余分な張力がかからないように、試験片の肌に接する面を上にして固定し、試験片の表面が水平となるようにおく。蒸留水を1滴(約0.005cc)、垂直に滴下するように調整した注射針(TERUMO26G1/2,0.45×13mm,注射器の容量1cc)の先端が、水平に置いた試験片の表面から5cm離れるようにホルダーに固定する。水滴を試験片上に1滴滴下した時から、試験片上の水滴がなくなるまでの時間をストップウォッチで測定し、0.1秒まで読み取る。ここで、水滴がなくなるとは、滴下した水滴が、生地に吸水され、表面に凸状の水がなくなることをいう。この操作を残り2枚のサンプルについても同様に行い、3枚の吸水速度の平均値を小数点以下1桁に丸める。
(4)洗濯方法
洗濯方法は、JISL0217の103法に準拠する。即ち、JISC9606に規定する遠心式脱水装置付きの家庭用電気洗濯機を用い、水槽の標準水量を示す水位線まで液温40℃の水を入れ、標準使用量となる割合でJIIK3303に規定する無添剤の洗濯用合成洗剤を添加して溶解し、洗濯液とする。この洗濯液に浴比が1対30になるように試料および必要に応じて負荷布を投入して運転を開始する。5分間処理した後、運転を止め、試料及び負荷布を脱水機で脱水し、次に洗濯液を30℃以下の新しい水に替えて、同一の浴比で2分間すすぎ洗いを行う。2分間のすすぎ洗いを行った後、運転を止め、試料と負荷布を脱水し、再び2分間すすぎ洗いを行い、脱水し、直接日光の影響を受けない状態でつり干しを行う。
[実施例1]
真空装置、かき取り撹拌機、過熱装置を備えたステンレス製の1L乳化機に、カチオン系第4級アンモニウム塩としてトリメチルアンモニウムクロライドを10%、脂肪酸誘導体としてウンデシレン酸グリセリドを10%、油層成分として流動パラフィンを10%と、水の全量の20重量%相当分を仕込み、30mmHgの減圧下、温度70℃(相転移温度より15〜20℃高い温度)で、100r/minにて60分間撹拌し、液晶構造組成物を得た。更に、同様の条件で、予め70℃に加温しておいた水の残量を添加し、60分間撹拌し消臭加工剤を得た。
次に、32ゲージダブル丸編機を用いて、カチオン可染合繊繊維として84デシテックス、36フィラメントのカチオン可染ポリエステル仮撚加工糸をスムース組織にて編成し、生機を得た。この生機に対し、通常のポリエステル丸編地の染色加工方法に従い、リラックス精練および染色を行い、その後、色機浴中でポリエステル系吸水剤(日華化学(株)製“ナイスポールPR−99”)を3g/Lの条件で吸水加工した。そして、仕上げセット工程にて、パッド法により、先に得られた消臭加工剤を30g/L、リンゴ酸を0.5g/Lの条件で生地に付与し、マングルにて絞った後、170℃で熱セットを行い、目付130g/m、即ち、カチオン可染合成繊維含有量130g/mの製品生地を得た。
得られた製品のpHは4.9であり、表1記載の通り、消臭性能かつ吸水性にも優れた布帛であった。
[実施例2]
カールマイヤー製の32ゲージのシングルトリコット機を用いて、カチオン可染合繊繊維として33デシテックス24フィラメントのカチオン可染ポリエステルフィラメントをフロントの筬に配し、弾性繊維として22デシテックスのポリウレタン繊維をバックの筬に配し、ハーフ組織で編成して生機を得た。この生機を通常のポリエステル弾性経編地の染色加工方法に従い、精練、リラックス、190℃の熱セット、および染色を行った後、染色機浴中でポリエステル系吸水剤(日華化学(株)製“ナイスポールPR−99”)を3g/Lの条件で吸水加工した。その後、仕上げセット時に、パッド法で、実施例1で得られた消臭加工剤を30g/L、リンゴ酸を0.5g/Lの条件で生地に付与し、マングルにて絞った後、170℃で熱セットを行い、ポリウレタン繊維の混率が15%である目付175g/m、即ち、カチオン可染合成繊維含有量149g/mの製品生地を得た。
得られた製品のpHは4.8であり、表1に記載の通り、消臭性能かつ吸水性にも優れた布帛であった。また、ノネナールに対しても、優れた性能を有していた。
[比較例1]
28ゲージシングル丸編機を用いて、カチオン可染合繊繊維として84デシテックス24フィラメントのカチオン可染ポリエステル仮撚加工糸を天竺組織にて編成し、生機を得た。実施例1と同様の加工方法、即ち、通常のポリエステル丸編地の染色加工方法に従いリラックス精練および染色を行った。その後、色機浴中でポリエステル系吸水剤(日華化学(株)製“ナイスポールPR−99”)を3g/Lの条件で吸水加工した。そして、仕上げセット工程にて、パッド法により、実施例1で用いた消臭加工剤を30g/L、リンゴ酸を0.5g/Lの条件で生地に付与し、マングルにて絞った。その後170℃で熱セットを行い、目付75g/m、即ちカチオン可染合成繊維含有量75g/mの製品生地を得た。
得られた製品は、表1に記載の通り、消臭性能の劣ったものであった。
[比較例2]
実施例1の生機を用いて、実施例1と同様の染色加工工程にて、リンゴ酸を付与せずに、目付135g/m、即ちカチオン可染合成繊維含有量135g/mの製品生地を得た。
得られた製品のpHは6.8であり、表1に記載の通り、アンモニアに対しての消臭性能が劣ったものとなった。
[比較例3]
実施例1の消臭加工剤の製法において、カチオン系第四級アンモニウム塩をアニオン系のN−アシルアミノ酸及びその塩に変更して、消臭加工剤を得た。
本加工剤を用いる他は実施例1と同様にして、目付135g/m、即ちカチオン可染合成繊維含有量135g/mの製品生地を得た。
得られた製品のpHは5.2であり、表1に記載の通り、特に酢酸、イソ吉草酸に対しての消臭性能が劣ったものとなった。
Figure 0005685114
本発明に係る織編物は、インナーウェアやスポーツ用アンダーウェア向けの素材として広く利用可能である。

Claims (5)

  1. カチオン可染合繊繊維を80g/m以上の割合で含む織編物において、カチオン系第4級アンモニウム塩と炭素数が8以上20以下の脂肪酸のエステル誘導体またはアミド誘導体とが、繊維重量に対して0.5%owf以上かつ5.0%owf以下の割合で付着しており、pHが3.5以上かつ6.5以下であり、吸水速度が10秒以下であることを特徴とする織編物。
  2. 消臭成分減少率が、アンモニアガスについては65%以上、酢酸ガスについては75%以上、イソ吉草酸については80%以上である、請求項1に記載の織編物。
  3. 前記カチオン可染合成繊維がポリエステルからなる、請求項1または2に記載の織編物。
  4. 該脂肪酸がウンデシレン酸からなる、請求項1〜3のいずれかに記載の織編物。
  5. ポリウレタン系弾性糸を3重量%以上かつ40重量%以下の割合で含む、請求項1〜4のいずれかに記載の織編物。
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