JP5683926B2 - コンクリート及びコンクリートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はコンクリート及びコンクリートの製造方法に関する。
コンクリート等のセメント硬化体に使用される材料は、わが国のマテリアルフローの半分近くを占めている。また、建設業からの廃棄物量は、全産業廃棄物量の約20%を占めており、そのうちの約40%が解体コンクリート塊である。
解体コンクリート塊の再利用率は90%前後の高い値を示しているが、大部分が解体コンクリート塊を破砕して道路の路盤材に使用するものであり、解体コンクリート塊から、骨材やセメントを再生して循環させる形のリサイクルはほとんど実施されていない。更に、公共工事の減少により、道路建設は急速に縮小しつつあり、路盤材への利用によるリサイクルは困難となりつつある。
これらの背景から、例えば、解体コンクリート塊に含まれている骨材やセメント硬化体を、それぞれコンクリート用の骨材やセメント原料として再生利用する技術が求められている。
解体コンクリート塊を粉砕し、粗骨材及び細骨材を回収して再生利用する技術としては、例えば、特許文献1がある。
しかし、特許文献1は、粗骨材及び細骨材を回収する際に発生する、セメント硬化体の粉末の回収及び再生利用については、開示されていない。解体コンクリート塊の有効活用の観点から満足できるものではない。
ここに、粉末の再生利用に際しては、粉末中に反応性の高いセメント成分と、反応活性のない骨材成分が混在しており、反応活性のない骨材成分の含有量の方が多く、しかもその割合が一定しないことから、再生利用が進んでいないのが現状である。
セメント成分をセメント原料としてリサイクルすれば、従来のセメント原料とは異なり、原材料の石灰石(CaCO)から二酸化炭素を除去した粉末であるため、原料からの二酸化炭素の排出を大幅に抑制することができる。例えば、全ての石灰石原料を微粉末でまかなう事ができれば、セメント製造時の二酸化炭素排出量を、セメント1トン当り750kg/tonから300kg/ton(焼成エネルギー由来の二酸化炭素)近くへと、約60%削減することが可能となる。
特許第4152557号公報
本発明は、上記事実に鑑み、解体コンクリート塊からコンクリート原料を再生する方法、及び、それらで製造されるコンクリートを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係るコンクリートの製造方法は、解体コンクリート塊を、粗骨材と細粒に分離する第1分離工程と、前記細粒を、細骨材と微粉に分離する第2分離工程と、前記微粉を、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する第3分離工程と、前記粗骨材、前記細骨材及び前記微粉末に、高炉スラグ微粉末、石膏微粉末及び水を混合してコンクリートを製造する工程と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1分離工程により、解体コンクリート塊が粗骨材と細粒に分離され、第2分離工程により、細粒が細骨材と微粉に分離され、第3分離工程により、微粉が骨材粉末と微粉末に分離され、それぞれが回収される。そして、解体コンクリート塊から回収された、粗骨材、細骨材、及び微粉末に、高炉スラグ微粉末、石膏微粉末及び水を混合することでコンクリートが再生される。
即ち、解体コンクリート塊からセメント原料、及びコンクリート原料を回収してコンクリートを再生することができる。このとき、セメントの製造工程を経ることなく、コンクリートを製造するができる。この結果、セメントの保管ヤードが不要になる。また、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現できる。
請求項2に記載の発明に係るコンクリートの製造方法は、解体コンクリート塊を、粗骨材と細粒に分離する第1分離工程と、前記細粒を、細骨材と微粉に分離する第2分離工程と、前記微粉を、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する第3分離工程と、前記微粉末に高炉スラグ及び石膏を加えてセメントを製造する工程と、前記セメントに、前記粗骨材、前記細骨材、及び水を混合してコンクリートを製造する工程と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、第1分離工程により、解体コンクリート塊が粗骨材と細粒に分離され、第2分離工程により、細粒が細骨材と微粉に分離され、第3分離工程により、微粉が骨材粉末と微粉末に分離され、それぞれが回収される。また、回収された微粉末に、高炉スラグ及び石膏を加えて粉砕、混合することでセメントが製造される。
そして、解体コンクリート塊から回収された粗骨材、細骨材、及びセメントに水を混合することでコンクリートが製造される。
即ち、解体コンクリート塊からセメント原料、及びコンクリート原料を回収してコンクリートを製造することができる。その結果、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンクリートの製造方法において、前記コンクリートを製造する工程においては、普通ポルトランドセメントが更に混合されていることを特徴としている。
これにより、微粉末のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるコンクリートの品質が安定する。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のコンクリートの製造方法において、前記セメントを製造する工程においては、普通ポルトランドセメントが更に混合されていることを特徴としている。
これにより、微粉末のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるセメントの品質が安定する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法において、前記第2分離工程は、遊星ミル型処理装置を用いて前記細粒を、粒径が0.6mm以上の前記細骨材と、粒径が0.6mm未満の前記微粉に分離し、前記第3分離工程は、遠心式分級装置を用いて、前記微粉を累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、第2分離工程は遊星ミル型処理装置を用いて、細粒を粒径が0.6mm以上の細骨材と、粒径が0.6mm未満の微粉に分離する。また、第3分離工程は遠心式分級装置を用いて、微粉を累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する。
これにより、表面に付着した微粉が除去され再利用が可能となった細骨材と、所定粒径範囲内にあり反応性が高い微粉末(セメント成分)を回収することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法において、前記微粉末には、CaOとSiOが質量比(CaO/SiO)で0.6以上3.0以下の割合で含まれていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、微粉末には、CaOとSiOが質量比(CaO/SiO)で0.6以上3.0以下の割合で含まれている。
これにより、微粉末が、アルカリ刺激効果を効果的に発揮することが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法において、前記第2分離工程及び前記第3分離工程は、不活性ガス雰囲気下、又は二酸化炭素遮断雰囲気下で行なわれることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、不活性ガス雰囲気下、又は二酸化炭素遮断雰囲気下で第3分離工程が行なわれる。
これにより、微粉及び微粉末に含まれる水酸化カルシウムと、空気中の二酸化炭素との反応が防止され、アルカリ性となった微粉を、中性化することなく、アルカリ性を保持したまま回収できる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法において、前記解体コンクリート塊が、原子力発電所の解体コンクリートのうち、非放射化コンクリートを解体したコンクリート塊であることを特徴としている。
これにより、原子力発電所の解体コンクリートの再利用が図れる。この結果、原子力発電所の敷地内で、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現でき、社会に不要な不安を与えずに改築工事を推進できる。
請求項9に記載の発明に係るコンクリートは、破砕された解体コンクリート塊から、細粒を分離させて回収された粗骨材と、前記細粒から、表面に付着した微粉を分離させて回収された細骨材と、前記微粉から、質量の異なる骨材粉末を分離させて回収された、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、高炉スラグ微粉末と、石膏微粉末と、水と、を混合したことを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、解体コンクリート塊から回収された粗骨材、細骨材、微粉末、及び高炉スラグ微粉末、石膏微粉末、水を混合してコンクリートが製造される。
即ち、解体コンクリート塊からセメント原料、及びコンクリート原料を回収してコンクリートを製造することができる。このとき、セメントの製造工程を経ることなく、コンクリートを製造するができる。これにより、セメントの保管ヤードが不要になる。また、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現できる。
請求項10に記載の発明に係るコンクリートは、破砕された解体コンクリート塊から、細粒を分離させて回収された粗骨材と、前記細粒から、表面に付着物した微粉を分離させて回収された細骨材と、前記微粉から、質量の異なる骨材粉末を分離させて回収された、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末に、高炉スラグと石膏を加えて製造されたセメントと、水と、を混合したことを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、解体コンクリート塊から回収された粗骨材、細骨材、及びセメントに水を混合してコンクリートが製造される。
即ち、解体コンクリート塊から回収されたセメント原料、及びコンクリート原料を利用することで、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現できる。
請求項11に記載の発明に係るコンクリートは、請求項9に記載のコンクリートにおいて、前記コンクリートには、普通ポルトランドセメントが更に混合されていることを特徴としている。
これにより、微粉末のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるコンクリートの品質が安定する。
請求項12に記載の発明に係るコンクリートは、請求項10に記載のコンクリートにおいて、前記セメントには、普通ポルトランドセメントが更に混合されていることを特徴としている。
これにより、微粉末のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるセメントの品質が安定し、ひいては再生されるコンクリートの品質が安定する。
本発明の第1の実施の形態に係るコンクリート製造方法の手順を示すフロー図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコンクリート製造方法の具体的な処理内容を示すフロー図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコンクリート製造方法で使用する遊星ミル処理装置の構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る遊星ミル処理装置の構造を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る遊星ミル処理装置におけるすりもみ作用を説明する概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコンクリート製造方法で使用する遠心式分級機の構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る遠心式分級機の作用を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係るコンクリートの製造方法は、図1及び図2に示す手順で実行される。ここに、図1はコンクリート製造方法の手順を示すフロー図であり、図2は、各工程の処理手段を追記したフロー図である。
先ず、第1分離工程100を実行する。
第1分離工程100は、径が40mm以下に破砕された解体コンクリート塊98を粉砕し、粒径5mm以上の粗骨材16と、粒径5mm未満の解体コンクリート細粒(以下、細粒と記す。)14に分離して、それぞれを回収する。
解体コンクリート塊98の粉砕は、例えば、公知の竪型偏心ロータ式再生粗骨材製造装置(以下、偏心ロータ式製造装置と記す。)8を用いて実行するのがよい。偏心ロータ式製造装置8は、図示は省略するが、投入された解体コンクリート塊98を、すりもみ処理を行いながら破砕する。粉砕された解体コンクリート塊98は、粗骨材16と細粒14に篩い分けされ、それぞれが回収される。回収された粗骨材16は、粒径5mm以上の適切な大きさに粉砕されており、再度粗骨材16として再生利用が可能となる。回収された細粒14は、後述の工程で更に処理される。
また、第1分離工程100で偏心ロータ式製造装置8を用いることにより、コンクリート塊98を、加熱工程を経ずに破砕することができるため、破砕処理時の二酸化炭素の発生量を削減できる。
次に、第2分離工程102を実行する。
第2分離工程102は、第1分離工程100で分離された直径5mm未満の細粒14を、粒径0.6mmを超える細骨材20と、粒径0.6mm以下の微粉18に分離して、それぞれを回収する。
具体的には、遊星ミル型解体コンクリート細粒処理装置(以下、遊星ミル型処理装置と記す。)10を用いて、細骨材20と、細骨材20の表面に付着した微粉18を分離させる。これにより、細骨材20が、再度細骨材20として利用が可能となる。回収された微粉18は、後述の工程で更に処理される。
ここで、遊星ミル型処理装置10について説明する。
遊星ミル型処理装置10は、図3の断面図に示すように、上部に細粒供給部22を有している。細粒供給部22は、細粒供給口22Eから投入された細粒14を、細粒供給部22の下方に設けられた遊星ミル36に供給する。
細粒供給部22は、細粒供給口22Eから投入された細粒14を、遊星ミル36の投入口36Eまで搬送する搬送路22Pを有している。搬送路22Pの内部には、細粒14を横方向に移動させ、投入口36Eまで連続して搬送するスパイラルブレード22Bが設けられている。スパイラルブレード22Bは、中心軸の周囲に羽根をスパイラル状に取り付けた構成とされ、中心軸の回転によりスパイラルブレード22Bが回転する。搬送路22Pの一方の端部には、中心軸を回転させるモータ22Mが設けられている。
遊星ミル36は、公転軸42の回りに回転するミル本体38を有し、ミル本体38で細粒14が処理される。ここに、公転軸42は、遊星ミル36の中心部に鉛直に設けられ、公転軸42の上部には公転アーム39が固定されている。公転アーム39には、筒状のミルポット40が自転軸を鉛直にして複数取付けられ、公転アーム39と一体となって公転軸42の回りを回転する。
ミルポット40は、外周面に設けられたボールベアリング41を介して、公転アーム39に、回転自在に取付けられている。ミルポット40は、公転しながらミルポット40の、それぞれの中心軸回りに自転できる。
公転軸42の下部には、公転軸42を軸支する公転軸受台44が設けられ、公転軸受台44から下方に突き出された公転軸42の下端部には、プーリ46が設けられている。プーリ46には、図示しない電動機からの動力が伝達され、公転軸42を回転させる。
公転軸42の上方には、細粒14が投入される投入口36Eが、上方に開口して設けられ、スパイラルブレード22Bで搬送された細粒14が、投入口36Eから投入される。
投入口36Eの下部には、投入口36Eを中心に放射状に分岐された分岐管36Tが設けられ、分岐管36Tの先端は、ミルポット40の上部に設けられた分岐管挿入口40Hに挿入されている。
投入口36Eと分岐管36Tは、公転軸42と一体となって回転し、投入口36Eに投入された細粒14は、遠心力で径方向に搬送されて、それぞれのミルポット40の内部に上部から投入される。
公転軸42の外周面を囲む、公転アーム39の取付け位置と公転軸受台44の取付け位置の間には、弾性体49が設けられている。
弾性体49は内圧の調整が可能な空気入りタイヤで形成され、公転軸42から所定距離だけ離れて公転軸42を囲み、公転軸42が回転しても弾性体49は回転しない構成とされている。弾性体49の外周面は、ミルポット40の外周面40Fに圧着されている。
これにより、公転軸42の回転によりミルポット40が公転したとき、ミルポット40の外周面40Fが弾性体49により拘束作用を受けるため、外周面40Fの位置では公転が制限される。この結果、ミルポット40には、ミルポット40自体の中心軸回りの回転力が発生する。この回転力により、ミルポット40は公転しながら自転する。
この結果、図4のミルポット40の平面図に示すように、例えば、ミル本体38が矢印R1の方向に公転しているとき、ミルポット40は、ミル本体38と共に矢印R1の向きに公転しながら、それぞれ矢印R2の向きに自転する。このとき、ミルポット40の内部には、公転軸42の径方向に大きな遠心力Fが発生する。これにより、ミルポット40の内部に投入された細粒14は、遠心力Fにより公転軸42の径方向に集められ、細粒14同士が遠心力Fを受けた状態ですり合わされる。
即ち、ミルポット40の内部では、遠心力Fを受けた細粒14同士のすりもみ作用により、図5(A)〜(E)に示す手順に従って、細骨材20の表面に付着していた微粉18が順次分離される。これにより、微粉18が付着していない細骨材20を回収できる。
なお、遊星ミル36の構造から、自転方向を公転方向と反対方法に回転させることも可能である。しかし、自転方向と公転方向を反対方向とした場合には、ミルポット40の内部に投入された細粒14は、ミルポット40の内部で飛翔を開始するようになる。
この結果、すりもみ作用というよりも衝突の方が顕著になり、飛翔しながら細粒14同士が互いに衝突し、粉砕されてしまい、細骨材20の回収量が減少する。
一方、自転方向と公転方向を同じ方向とした場合、細粒14とミルポット40の内壁面との相対速度が小さくなるため、細粒14が互いに同方向に回転する。この結果、細粒14同士が遠心力で押し合いながらすりもみ作用が促進され、細骨材20の表面から微粉18が分離される。
ミルポット40の底面には再生された細骨材20の取出口50が設けられ、取出口50の下方には細骨材20を回収する細骨材回収部52が設けられている。また、細骨材回収部52の下方には、細骨材20の回収コンベア54が設けられ、再生された細骨材20を出荷場所に搬送する。
また、遊星ミル36の外部には、気体循環用のダクト56が設けられている。ダクト56の一端は細粒供給部22に接続され、他端は細骨材回収部52に接続されている。ダクト56には、投入口36E、ミルポット40、細骨材回収部52、及びダクト56の順に気体を循環させる送風装置58が設けられている。
ダクト56には、微粉18を捕捉して回収する微粉回収装置60と、気体中の水分を除去する水分除去装置62が設けられている。
これにより、送風装置58から投入口36Eを介してミルポット40に気体W1を送り、ミルポット40を通過させた気体W1と一緒に、微粉18をミルポット40からダクト56へ排出させる。
そして、微粉回収装置60に設けられたバグフィルター61で、細骨材20の表面から分離された微粉18を捕捉する。捕捉された微粉18は、バグフィルター61に機械振動を加えて、微粉回収部60Kに落下させて回収される。なお、バグフィルター61の上流側に、サイクロン式の微粉集塵機構を設けてもよい。また、細骨材20と微粉18を分離する時に発生する水分を、水分除去装置62で除去するのが望ましい。
これにより、微粉18と細骨材20の再付着が防げ、すりもみ作用で、細骨材20の表面から新たな微粉18を順次分離させることができる。
このとき回収された微粉18には、後述する粒度分布に適合し、セメント硬化体由来成分を多く含む微粉末24と、骨材成分を多く含む骨材粉末26が混合している。このため、後述する方法で微粉18を分級することにより、セメント原料(微粉末)24が得られる。
なお、遊星ミル型処理装置10は、気体W1の循環通路を密閉構造としている。即ち、部材の接合部にはシール材114、116、118が用いられ、開口部には、シール部材124、126でシールされた遮蔽板120、122が設けられている。これにより、アルカリ性となった微粉18を、中性化することなく回収できる。
気体W1としては、微粉18の中性化を防止するため、二酸化炭素の含有量を減少させた空気の他に、例えば窒素ガス等の不活性ガスを用いるのが望ましい。
次に、第3分離工程104を実行する。
第3分離工程104は、第2分離工程102で回収された微粉18を、セメント硬化体由来成分を多く含む微粉末24と、骨材成分を多く含む骨材粉末26に分離して回収する。分離と回収は、遠心式風力分級装置(以下、遠心式分級装置と記す。)12を用いて、微粉末24と骨材粉末26の質量の違いを利用して行われる。これにより、微粉末24のセメント原料としての利用が可能となる。
ここで、遠心式分級装置12について説明する。
遠心式分級装置12は、図6の断面図に示すように、中央部に密閉された筒体17を備えた分級装置本体28を有している。筒体17は、中心線を鉛直方向に向けた円筒状とされ、上部と下部の円筒体をつなぐ中間部が、上下方向から円錐状にくびれて径が細くされている。分級は筒体17の上部で行われ、分級される微粉18は、筒体17の横に配置された微粉供給部30から、筒体17の内部の中間部に供給される。
微粉供給部30は、投入口30Aから投入された微粉18を一時貯蔵すると共に、所定量を供給口64から筒体17へ供給する。筒体17への微粉18の供給は、微粉供給部30の下部に設けられたスパイラル羽根63により行われる。スパイラル羽根63の回転により、微粉18が供給口64を経て微粉供給管65へ送り出され、微粉供給管65の先端68から筒体17の内部に供給される。
微粉供給部30は密閉構造とされており、大気中の二酸化炭素と微粉18との反応が抑制されている。また、後述するように、遠心式分級装置12の全体が密閉構造とされており、分級された微粉末24や骨材粉末26も、大気中の二酸化炭素との反応が抑制されている。
微粉供給管65は、分級装置本体28の側壁を貫通して先端が内部に挿入され、円錐体とされた中央部の最もくびれた位置よりやや下方に、粉末供給口68を上方に向けて開口されている。微粉供給管65の他端は供給口64と接続され、微粉18が微粉供給部30から供給される。また、微粉供給管65は、ダクト33と粉末圧送部76で接続され、ダクト33の内部を矢印Pの方向に循環する循環気体Pで、微粉18に圧力を加えている。これにより、粉末供給口68から、上方(円錐体の最もくびれた位置)に向けて、微粉18を吹き出すことができる。
粉末供給口68は、筒体17のほぼ中央に配置されており、粉末供給口68を囲む筒体17の側壁には、吐出口67が設けられている。吐出口67は、筒体17の側壁から拡散気流を吹き出して、筒体17の内部に供給された微粉18を筒体17の上部に移動させ、筒体17の上部で拡散させる。
分級装置本体28の下部には、筒体17の一部を構成し、落下する骨材粉末26を回収する粉末捕集容器66が着脱可能に取り付けられている。
筒体17の上方には、分級ロータ32が設けられている。分級ロータ32は、鉛直方向に設けられた回転軸の軸心であるy軸回りに回転し、筒体17の内部に拡散された微粉18に水平方向の遠心力を付与する。分級ロータ32はモータ70で回転力が与えられる。
次に、分級ロータ32の構造、作用を説明する。
分級ロータ32は、図7(A)の鉛直断面、及び図7(B)の水平断面に示すように、平板状の羽根72が放射状に並べられた羽根車を有しており、羽根72は、上側板73と下側板74の間に同心円状に固定されている。
分級ロータ32は、所定の回転数で矢印Aの方向に回転させられ、拡散された微粉18に遠心力Fを付与する。遠心力Fを付与された微粉18は、分級ロータ20から遠ざかる方向に移動する。微粉18には、黒丸で示す骨材粉末26と、白丸で示すコンクリート由来粉末(微粉末)24が混在している。
分級ロータ20の下側板74には、分級ロータ32と軸心であるy軸を一致させた微粉吸引管78が設けられている。微粉吸引管78の吸引口79は、下側板74の下方から挿入され、上方に向けて開口している。これにより、吸引口79から吸引される吸引気流で、微粉18に吸引口79に向かう力である向心力(吸引力)Rを与えることができる。
ここに、微粉18が受ける遠心力Fは(1)式で求められ、向心力Rは(2)式で求められる。
Figure 0005683926

Figure 0005683926

ここに、使用された記号の意味は下記である。
Figure 0005683926
遠心力Fと向心力Rが等しくなる粒子径Dpを分級径とする。粒子径Dpが分級径以上の粉末(大部分は骨材粉末26が占めているため、以後骨材粉末26と記す。)は、遠心力Fが向心力Rより大きくなるため分級ロータ20の外に移動した後、自然落下する。この自然落下した骨材粉末26は、骨材粉末捕集容器66で回収される。
一方、粒子径Dpが分級径以下の粉末(大部分は微粉末24が占めているため、以後微粉末24と記す。)は、向心力Rが遠心力Fより大きくなり、微粉吸引管78から吸引される。この吸引された微粉末24は、微粉末回収容器77で回収される。
なお、粒子径Dpが同じであっても、粒子の密度が異なれば遠心力Fが異なる。例えば、骨材粉末26の密度は約2.6g/cmであり、微粉末24の密度は約2.2g/cmである。即ち、骨材粉末26の密度が微粉末24の密度より大きいため、粒子径Dpが同じ場合には、骨材粉末26の遠心力Fがセメント硬化体粉末24の遠心力Fより大きくなる。
この密度の違いにより、篩やフィルターによる分別と異なり、同じ粒径の微粉18を、セメント硬化体由来成分を多く含む微粉末24と、骨材成分を多く含む骨材粉末26に分級することができる。
更に、図6に示すように、分級装置本体28の外部には、ダクト33、34、35が設けられ、微粉吸引部78、微粉末24を回収するサイクロン式の微粉末回収容器77、バグフィルター61、微粉圧送部76の順に連結されている。ダクト33、34とダクト35の間には、送風機32が設けられており、密閉した状態でダクト33、34、35の内部と分級装置本体28の内部に気体を循環させることができる。
これにより、送風機75は、吸引気流で、微粉吸引部78から微粉24を吸引し、サイクロン式の微粉末回収容器77に回収する。また、ダクト33からの吐出気流で、粉末圧送部76を介して微粉供給管65から、微粉18を分級部本体28の内部に上方に向けて供給する。同時に、ダクト34からの吐出気流で、微粉18を拡散させる。
遠心式分級装置12は密閉構成とされており、ダクト内の気体が空気の場合、分級開始初期には、ダクト内に密閉された空気中の二酸化炭素が、微粉18中に含まれる水酸化カルシウムと反応して減少する。二酸化炭素を減少させた空気を継続して循環させることで、セメントによりアルカリ性となった微粉18を、以後中性化させることなく、アルカリ性を保持したまま回収できる。
なお、分級に用いる気体として、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性気体を用いてもよい。この場合にも、微粉18中に含まれる水酸化カルシウムの含有量を、好ましい範囲に維持することができる。
次に、セメント製造工程106を実行する。
セメント製造工程106は、回収された微粉末24に、例えば、高炉スラグ80と石膏82を所定量だけ加えて、セメント製造装置48で粉砕し、混合してセメント84を製造する。これにより、セメント84を再生することができる。
なお、微粉末24の回収は、セメント84としての利用に適した状態で回収するのが望ましい。例えば、微粉末24の粒径が、累積50%粒径が10μm以下であり、かつ、CaOとSiOとを、質量比(CaO/SiO)が0.6以上3.0以下の割合で含む場合が望ましい。
これにより、セメント硬化体由来成分と水酸化カルシウムの含有量が、セメント水和物に近いものとなり、含有量も安定したものとなるため、コンクリート組成物として好適に用いることができる。
なお、累積50%粒径が10μmを超える粉末の場合、細骨材20などの骨材成分を多く含むことになり、好ましくない。累積50%粒径は、好ましくは10μm以下であり、より好ましくは、8μm以下である。但し、粒径が1μm以下の微粉末24の含有量が多くなり過ぎた場合には、粉末の凝集が生じやすくなるなどハンドリング性が低下するため、累積50%粒径の下限値は1μm程度であることが好ましい。
また、累積90%粒径が20μm以下であるとも望ましい。これは、粒径20μm以上の粉末の含有量が10%以下であることを示すが、累積50%粒径、即ち、平均的な粒径が10μm以下であっても、20μm以上の比較的大きな粒径の粒子を多く含有する場合には、セメント組成物の形成に寄与しない骨材粉滅26の含有量が増えることになり、本発明の優れた効果を発現しない懸念がある。
また、セメント製造工程106において、図示しない普通ポルトランドセメントを更に混合してもよい。これにより、微粉末24のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末24のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるセメント84の品質が安定する。
最後に、コンクリート製造工程108について説明する。
コンクリート製造工程108は、上述した工程で回収されたセメント84、粗骨材16、及び細骨材20に、水110を混合してコンクリート88を製造する。
即ち、解体コンクリート塊98から回収された、セメント84、粗骨材16、細骨材20に水110を混合させてコンクリート88を製造する。これにより、コンクリート88の大部分を解体コンクリート塊98から再生利用することができ、コンクリートの完全に近いリサイクルが実現できる。なお、再生されたコンクリート88には、再生粗骨材16を含有しないものも包含される。
なお、解体コンクリート塊98は、一般的なコンクリート構造物由来の物のみでなく、原子力発電所を解体した解体コンクリートのうち、非放射化コンクリート由来の物であってもよい。これにより、解体コンクリート塊98の処理から、コンクリート88の製造に至る一連の工程を、原子力発電所の敷地内で、クローズして実行できる。
また、コンクリート製造工程108において、図示しないフライアッシュを更に混合してもよい。これにより、ポゾラン反応が長期間継続するため、セメントを混入しただけの場合と比較して長期強度が増進し、耐久性に富んだ構造物が構築できる。更に、乾燥収縮量が減少する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明したコンクリートの製造方法において、セメント製造工程106を実行しないで、コンクリート88を製造する方法である。
具体的には、解体コンクリート塊98から回収された粗骨材16、細骨材20、及び微粉末24に、直接、高炉スラグ微粉末80、石膏微粉末82、及び水110を加えて混合し、コンクリート88を製造する。
このとき、コンクリート88の原料の混合割合は、製造すべきコンクリート88の使用目的に応じて調整すればよい。
また、コンクリート製造工程108において、図示しない普通ポルトランドセメントを更に混合してもよい。これにより、微粉末24のアルカリ活性成分量が少量であったとしても、また、微粉末24のアルカリ活性が不安定であったとしても、再生されるコンクリート88の品質が安定する。
これにより、セメント84の製造の手間、セメント84の貯蔵場所等が不要となる。他の工程は、既に説明した第1の実施の形態と同一であり、説明は省略する。
10 遊星ミル型処理装置
12 遠心式分級装置
14 細粒
16 粗骨材
18 微粉
20 細骨材
24 微粉末
26 骨材微粉
80 高炉スラグ(高炉スラグ微粉末)
82 石膏(石膏微粉末)
84 セメント
86 水
88 コンクリート
98 解体コンクリート塊
100 第1分離工程
102 第2分離工程
104 第3分離工程

Claims (12)

  1. 解体コンクリート塊を、粗骨材と細粒に分離する第1分離工程と、
    前記細粒を、細骨材と微粉に分離する第2分離工程と、
    前記微粉を、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する第3分離工程と、
    前記粗骨材、前記細骨材及び前記微粉末に、高炉スラグ微粉末、石膏微粉末及び水を混合してコンクリートを製造する工程と、
    を有するコンクリートの製造方法。
  2. 解体コンクリート塊を、粗骨材と細粒に分離する第1分離工程と、
    前記細粒を、細骨材と微粉に分離する第2分離工程と、
    前記微粉を、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する第3分離工程と、
    前記微粉末に高炉スラグ及び石膏を加えてセメントを製造する工程と、
    前記セメントに、前記粗骨材、前記細骨材、及び水を混合してコンクリートを製造する工程と、
    を有するコンクリートの製造方法。
  3. 前記コンクリートを製造する工程においては、普通ポルトランドセメントが更に混合されている請求項1に記載のコンクリートの製造方法。
  4. 前記セメントを製造する工程においては、普通ポルトランドセメントが更に混合されている請求項2に記載のコンクリートの製造方法。
  5. 前記第2分離工程は、遊星ミル型処理装置を用いて前記細粒を、粒径が0.6mm以上の前記細骨材と、粒径が0.6mm未満の前記微粉に分離し、
    前記第3分離工程は、遠心式分級装置を用いて、前記微粉を累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、それ以外の骨材粉末に分離する請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法。
  6. 前記微粉末には、CaOとSiO2が質量比(CaO/SiO2)で0.6以上3.0以下の割合で含まれている請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法。
  7. 前記第2分離工程及び前記第3分離工程は、不活性ガス雰囲気下、又は二酸化炭素遮断雰囲気下で行なわれる請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法。
  8. 前記解体コンクリート塊が、原子力発電所の解体コンクリートのうち、非放射化コンクリートを解体したコンクリート塊である請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンクリートの製造方法。
  9. 破砕された解体コンクリート塊から、細粒を分離させて回収された粗骨材と、
    前記細粒から、表面に付着した微粉を分離させて回収された細骨材と、
    前記微粉から、質量の異なる骨材粉末を分離させて回収された、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末と、
    高炉スラグ微粉末と、
    石膏微粉末と、
    水と、
    を混合したコンクリート。
  10. 破砕された解体コンクリート塊から、細粒を分離させて回収された粗骨材と、
    前記細粒から、表面に付着物した微粉を分離させて回収された細骨材と、
    前記微粉から、質量の異なる骨材粉末を分離させて回収された、累積50%粒径が10μm以下であり、且つ、累積90%粒径が20μm以下の微粉末に、高炉スラグと石膏を加えて製造されたセメントと、
    水と、
    を混合したコンクリート。
  11. 前記コンクリートには、普通ポルトランドセメントが更に混合されている請求項9に記載のコンクリート。
  12. 前記セメントには、普通ポルトランドセメントが更に混合されている請求項10に記載のコンクリート。
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