JP5683828B2 - 受信装置、及び、受信装置の制御方法 - Google Patents

受信装置、及び、受信装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタル放送と、アナログ放送とを受信可能な受信装置、及び、当該受信装置の制御方法に関する。
従来、デジタル用チューナーと、アナログ用チューナーとを備え、デジタル放送、及び、アナログ放送の双方を受信可能な受信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の受信装置では、受信強度が低い状況下でデジタル放送を受信した場合、データ(ビット)損失等の受信エラーの発生に起因して、放送の受信自体ができない状況が現出することがあるため、受信強度が低い状況下ではこのような状況でも受信可能なアナログ放送を受信し、受信強度が高い状況下ではデジタル放送を受信するようにしたものがある。
特開2006−261713号公報
上述のように、受信強度に応じてデジタル放送とアナログ放送とを切り替える受信装置では、デジタル放送とアナログ放送との切り替えを行った場合、切り替え前と切り替え後の放送にタイムラグが生じたり、また、音質が変わってしまったりすることがあり、ユーザーに聞きづらさを感じさせてしまうことがあるため、できるだけ不要な切り替えを抑制したいとするニーズがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、デジタル放送とアナログ放送とを受信可能な受信装置において、受信する放送の不要な切り替えを抑制した受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車両に搭載され、デジタル放送と、アナログ放送とを受信可能な受信装置において、デジタル放送の受信強度の推移に係るデータを時間の経過と対応付けて記憶する記憶部と、デジタル放送の受信強度と、前記車両の走行に伴って変化する情報とに基づいて、受信する放送を切り替える放送切替部と、を備え、前記放送切替部は、デジタル放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えていない場合、受信強度が安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が安定な傾向にあると判別した場合は、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えている場合、受信強度が不安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した間は、受信する放送の切り替えを行わないことを特徴とする。
また、上記発明の受信装置において、前記放送切替部は、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を上回った場合であっても、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にある判別した場合は、アナログ放送からデジタル放送への切り替えを実行しないようにしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明は、車両に搭載され、デジタル放送と、アナログ放送とを受信可能な受信装置の制御方法であって、デジタル放送の受信強度の推移に係るデータを時間の経過と対応付けて記憶部に記憶し、デジタル放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えていない場合、受信強度が安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が安定な傾向にあると判別した場合は、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、
前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えている場合、受信強度が不安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した間は、受信する放送の切り替えを行わないことを特徴とする。
本発明によれば、デジタル放送とアナログ放送とを受信可能な受信装置において、受信する放送の不要な切り替えを抑制できる。
第1実施形態に係る受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 受信装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る受信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る受信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
受信装置1は、車両に搭載され、デジタルラジオ放送、又は、アナログラジオ放送を選択的に受信し、受信したラジオ放送を出力する装置である。
本実施形態では、ラジオ放送局が、同一の番組を、デジタルラジオ放送として、かつ、アナログラジオ放送として、同時並行的に放送しているものとする。こういった態様のラジオ放送の例としては、HD−Radioと呼ばれる地上デジタルラジオ放送がある。HD−Radioを利用するラジオ放送局は、所定の伝送符号化方式に基づいて放送すべき音声を符号化してデジタルラジオ放送に係る放送信号を生成し、生成した放送信号を、割り当てられていた既存のアナログ放送の周波数帯を用いて送信する。
図1に示すように、受信装置1は、制御部10と、入力部11と、表示部12と、記憶部13と、車速検出部14と、受信強度検出部15と、チューナー部16と、音声出力部17と、を備えている。
制御部10は、受信装置1の各部を中枢的に制御するものであり、演算実行部としてのCPUや、このCPUに実行される基本制御プログラムをコンピューターに読み取り可能な形態で不揮発的に記憶するROM、CPUに実行されるプログラムやこのプログラムに係るデータ等を一時的に記憶するRAM、その他の周辺回路等を備えている。図1に示すように、制御部10は、放送切替部20を備えているが、これについては後述する。
入力部11は、受信装置1に設けられた各種の入力スイッチ21を備え、この入力スイッチ21に対するユーザーの操作を検出し、操作信号として制御部10に出力する。ユーザーは、少なくとも、入力スイッチ21を操作して、デジタルラジオ放送と、アナログラジオ放送のいずれのラジオ放送を受信するのかを選択でき、かつ、受信すべきラジオ放送のチャンネルを選択できる。なお、タッチパネルを設け、入力部11は、このタッチパネルに対するタッチ操作を検出するようにしてもよい。
表示部12は、液晶表示パネル等の表示パネル22を備え、制御部10の制御の下、表示パネル22に各種情報を表示する。表示パネル22には、少なくとも、デジタルラジオ放送、アナログラジオ放送のいずれのラジオ放送を受信しているのかを示す情報が表示されると共に、選択中のチャンネルを示す情報が表示される。
記憶部13は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書換可能に記憶する。
車速検出部14は、受信装置1が搭載された車両の走行速度に応じたパルス信号を検出し、走行速度を示す車速信号を制御部10に出力する。制御部10は、この車速信号に基づいて、車両の現在速度を検出する。
受信強度検出部15は、デジタル復調部25(後述)が備えるデジタルチューナーから、デジタルラジオ放送の受信強度を示す信号が入力されるとともに、当該信号を制御部10に出力する。制御部10は、受信強度検出部15から入力された信号に基づいて、デジタルラジオ放送の受信強度を検出する。
チューナー部16は、制御部10の制御の下、ラジオ放送の受信に係る処理を行うものであり、デジタル復調部25と、アナログ復調部26と、選択部27を備えている。
デジタル復調部25は、アンテナ30を介して受信した放送信号から音声信号を生成し、出力するものであり、デジタルチューナーや、デコーダー、D/Aコンバーター等を備えている。デジタル復調部25において、デコーダーは、制御部10の制御の下、デジタルチューナーを制御してユーザーによって選択されたチャンネルに係るデジタルラジオ放送の放送信号をデコード処理によって受信・復調し、D/Aコンバーターに出力する。D/Aコンバーターは、デコーダーから入力された信号をデジタル/アナログ変換し、音声出力部17に出力する。
アナログ復調部26は、ユーザーによって選択されたチャンネルに対応する周波数にアンテナ30が受信している放送信号を同調させる同調回路と、同調した電波を音声信号に復調する復調回路とを有するアナログチューナーを備えており、復調した音声信号を音声出力部17に出力する。
選択部27は、制御部10の制御の下、デジタル復調部25が生成した音声信号、及び、アナログ復調部26が生成した音声信号のいずれかの音声信号を、音声出力部17に選択的に出力する。
音声出力部17は、制御部10の制御の下、選択部27から選択的に入力された音声信号の出力レベルを調整するとともに、音声信号の周波数特性を調整し、調整した音声信号を増幅し、スピーカー31に出力する。スピーカー31に入力された音声信号は、音声に変換されて車両内に出力される。
なお、本実施形態では、「デジタルラジオ放送を受信している」とは、デジタル復調部25によって生成された音声信号が音声出力部17に出力されることが選択部27により選択されている状態のことを意味し、また、「アナログラジオ放送を受信している」とは、アナログ復調部26によって生成された音声信号が音声出力部17に出力されることが選択部27により選択されている状態のことを意味する。
また、「受信する放送を切り替える」とは、制御部10の制御の下、選択部27により、音声出力部17への音声信号の出力元が、デジタル復調部25からアナログ復調部26へと切り替わり、また、アナログ復調部26からデジタル復調部25へと切り替わることを意味する。
ところで、上述したように、本実施形態では、ラジオ放送局が、同一の番組を、デジタルラジオ放送として、かつ、アナログラジオ放送として、同時並行的に放送している。従って、本実施形態に係る受信装置1では、同一の番組について、デジタルラジオ放送として、また、アナログラジオ放送として受信することができる。
ここで、デジタルラジオ放送は、アナログラジオ放送と比較して、高音質であり、かつ、放送信号に付加された冗長情報や、誤り訂正など利用することによりノイズに強い、という特徴がある。一方で、デジタルラジオ放送は、受信した放送信号に著しい欠損が生じる程度に受信強度が低下している状況下においては、受信した放送信号に対しデコード処理による復調が全くできない状況が生じ、これにより、スピーカーから音声が全く放送されない状況が現出する、という特徴がある。従って、デジタルラジオ放送を正常に受信できる間は、アナログラジオ放送に優先してデジタルラジオ放送を受信し、一方、デジタルラジオ放送を正常に受信できない間は、デジタルラジオ放送に優先してアナログラジオ放送を受信したいとするニーズがある。
これを踏まえ、本実施形態では、ある程度高い確率を持ってデジタルラジオ放送の正常な受信を維持できる状態ができるか否かの判別基準となる閾値(受信強度閾値)が予め適切に定められており、デジタルラジオ放送の受信強度がこの受信強度閾値を上回っている場合、制御部10は、選択部27を制御して、デジタルラジオ放送を受信し、一方、デジタルラジオ放送の受信強度がこの受信強度閾値を下回っている場合、制御部10は、選択部27を制御して、アナログラジオ放送を受信する。
しかしながら、受信強度閾値を基準として、単純に、デジタルラジオ放送とアナログラジオ放送とを切り替える構成とした場合、受信強度が短時間の間に頻繁に受信強度閾値を上回ったり下回ったりする状況下では、頻繁にデジタルラジオ放送とアナログラジオ放送との切り替えが行われることとなる。この場合、受信するラジオ放送の切り替えに伴って、スピーカー31から音声が出力されない時間帯(タイムラグ)が頻繁に発生したり、また、音質の急な変動が頻繁に生じたりし、ユーザーに聞き取りにくさを感じさせてしまう可能性がある。
以上を踏まえ、本実施形態では、以下の動作を実行することにより、受信するラジオ放送の不要な切り替えを抑制している。
図2は、受信装置1の制御部10が備える放送切替部20の動作を示すフローチャートである。
この放送切替部20の機能は、制御部10が備えるCPUがROMに展開されたプログラムを実行する等、ソフトウェアとハードウェアとが協働して実現されるものである。
また、以下の動作の前提として、受信装置1が搭載された車両が走行中であると共に、受信装置1によってアナログラジオ放送を受信中であるものとする。
図2を参照し、放送切替部20は、受信強度検出部15から入力された信号に基づいて、現在の受信強度を取得する(ステップSA1)。ステップSA1では、受信強度の平均値を取得するようにしてもよい。
次いで、放送切替部20は、ステップSA1で取得した受信強度が、上述した受信強度閾値を上回るか否かを判別する(ステップSA2)。受信強度が受信強度閾値を下回る場合(ステップSA2:NO)、放送切替部20は、選択部27を制御して、アナログラジオ放送を受信した状態を維持し(ステップSA3)、処理手順をステップSA1に戻す。
一方、ステップSA2において、受信強度が受信強度閾値を上回る場合(ステップSA2:YES)、放送切替部20は、車速検出部14から入力された信号に基づいて、車両の車速を検出する(ステップSA4)。
次いで、放送切替部20は、車速が予め定められた車速閾値を上回るか否かを判別する(ステップSA5)。車速が車速閾値を上回る場合(ステップSA5:YES)、放送切替部20は、選択部27を制御して、受信するラジオ放送をデジタルラジオ放送に切り替え(ステップSA6)、処理手順をステップSA1に戻す。一方、車速が車速閾値を下回る場合(ステップSA5:NO)、放送切替部20は、選択部27を制御して、アナログラジオ放送を受信した状態を維持し(ステップSA7)、処理手順をステップSA1に戻す。
ここで、ステップSA5、6、7における放送切替部20の動作について詳述する。
一般に、車両が渋滞に巻き込まれている状況は、車両を取り囲む他の車両による受信強度への悪影響や、トンネルに進入し、また、受信電波の障害となるような施設、建物の近傍に進入した場合に、トンネルから抜け、また、当該施設、建物から離れるのに時間を要する等の理由により、受信強度が安定せず、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況であると言える。
一方で、車両が渋滞に巻き込まれておらず、車両がスムーズに走行している状況は、上述したような受信強度への悪影響が比較的少なく、受信強度が安定する状況であると言える。
これを踏まえ、本実施形態では、デジタルラジオ放送の受信強度が受信強度閾値を下回った場合であっても、一律に、受信するラジオ放送をアナログラジオ放送に切り替えるのではなく、まず、車両の車速を検出する。そして、車速が車速閾値を上回っている場合は、車両が渋滞に巻き込まれていないものとみなし、今後も安定的に受信強度が受信強度閾値を上回った状態が維持されることが予測されるものとして、受信するラジオ放送をデジタルラジオ放送に切り替える。
一方で、車速が車速閾値を下回っている場合は、車両が渋滞に巻き込まれている可能性があるとみなし、今後、受信強度が安定せず、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況にあるとして、受信するラジオ放送をデジタルラジオ放送に切り替えることなく、アナログラジオ放送を受信した状態を維持する。
このような動作をすることにより、受信強度が安定せず、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況下では、アナログ放送を受信した状態が維持されることとなり、受信強度が安定しないことに起因して、受信するラジオ放送の切り替えが不必要に頻繁に起こることが防止される。
なお、車速閾値は、車両が渋滞に巻き込まれているか否かを判別する基準となるものであり、事前の実験やシミュレーション等によりその値が適切に定められる。ここで、ステップSA5では、車速と車速閾値との比較によって、車両が渋滞に巻き込まれているか否かを判別していたが、例えば、ある一定期間の間、車速が所定の閾値を超えていない場合に車両が渋滞に巻き込まれていると判別し、また、ある一定期間の間の車速の平均値が所定の閾値を下回っている場合に車両が渋滞に巻き込まれていると判別するようにしてもよい。すなわち、ステップSA5では、車速を用いて車両が渋滞に巻き込まれているか否かを適切に判別できればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る受信装置1は、車両に搭載され、デジタルラジオ放送と、アナログラジオ放送とを受信可能であり、デジタルラジオ放送の受信強度と、車両の走行に伴って変化する情報とに基づいて、受信する放送を切り替える放送切替部20を備えている。
より具体的には、放送切替部20は、デジタルラジオ放送の受信強度と、車両の車速とに基づいて受信する放送を切り替える。
これによれば、車両の車速に基づいて車両が渋滞に巻き込まれているか否かを適切に判別でき、かつ、車両が渋滞に巻き込まれているか否かに応じて、不要なラジオ放送の切り替えを抑制できる。
また、本実施形態では、放送切替部20は、デジタルラジオ放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、車両の車速が所定の車速閾値を下回っている間は、受信する放送の切り替えを行わない。
より具体的には、放送切替部20は、デジタル放送の受信強度が受信強度閾値を上回った場合であっても、車両の車速が所定の車速閾値を下回っている場合は、アナログ放送からデジタル放送への切り替えを実行しない。
これによれば、受信強度が安定せず、車速が車速閾値を下回っており、車両が渋滞に巻き込まれている可能性があり、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況下では、アナログ放送を受信した状態が維持されることとなり、受信強度が安定しないことに起因して、受信するラジオ放送の切り替えが不必要に頻繁に起こることが防止される。
<第2実施形態>
次いで、第2実施形態に係る受信装置1について説明する。
本実施形態に係る受信装置1の構成は、図1で示した第1実施形態に係る受信装置1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
本実施形態に係る受信装置1の制御部10は、受信強度検出部15から入力された信号に基づいて、所定のサンプリング周期で受信強度を取得し、時間の経過と対応づけて記憶部13にデータとして記憶する。すなわち、受信装置1は、受信強度の推移を記憶する。
図3は、本実施形態に係る受信装置1の制御部10が備える放送切替部20の動作を示すフローチャートである。
以下の動作の前提として、受信装置1が搭載された車両が走行中であると共に、受信装置1によってアナログラジオ放送を受信中であるものとする。
図3を参照し、放送切替部20は、受信強度検出部15から入力された信号に基づいて、現在の受信強度を取得する(ステップSB1)。ステップSA1では、受信強度の平均値を取得するようにしてもよい。
次いで、放送切替部20は、ステップSB1で取得した受信強度が、受信強度閾値を上回るか否かを判別する(ステップSB2)。受信強度が受信強度閾値を下回る場合(ステップSB2:NO)、放送切替部20は、選択部27を制御して、アナログラジオ放送を受信した状態を維持し(ステップSB3)、処理手順をステップSB1に戻す。
一方、ステップSB2において、受信強度が受信強度閾値を上回る場合(ステップSB2:YES)、放送切替部20は、記憶部13に記憶した受信強度の推移に係るデータに基づいて、デジタルラジオ放送の受信強度が不安定な傾向にあるか否かを判別する(ステップSB4)。ここで、ステップSB4における放送切替部20の動作について詳述する。
ステップSB4において、放送切替部20は、例えば、記憶部13に記憶された受信強度の推移に係るデータを参照し、現時点から過去へ向かって一定期間(例えば、5分)の間における受信強度の絶対的又は相対的な変化量が、予め定めた所定の閾値を超えている場合、受信強度が短時間の間に昇降する傾向にあり、受信強度が不安定な傾向にあると判別し、一方、超えていない場合、受信強度が安定した傾向にあると判別する。
このほか、一定期間の間に、受信強度の平均値から、所定の値を上回って乖離した受信強度が計測されている場合に、受信強度が不安定な傾向にあると判別してもよく、また、分散や、偏差などの他の統計的手法、時系列分析に基づいて、受信強度が不安定な傾向にあると判別してもよい。
すなわち、ステップSB4では、記憶部13に記憶された受信強度の推移に係るデータに基づいて、短時間の間で受信強度が昇降し、これに起因して、短時間の間に受信強度が受信強度を上回ったり下回ったりする状況が現出する可能性がある否かが分析され、当該状況が現出する可能性が高い場合、受信強度が不安定な傾向にあると判別され、当該状況が現出する可能性が低い場合、受信強度が安定した傾向にあると判別される。
次いで、ステップSB5において、放送切替部20は、ステップSB4における判別の結果、受信強度が安定した傾向にあると判別した場合(ステップSB5:YES)、受信するラジオ放送をデジタルラジオ放送に切り替え(ステップSB6)、処理手順をステップSB1に戻す。
一方、受信強度が不安定な傾向にあると判別した場合(ステップSB5:NO)、放送切替部20は、アナログラジオ放送を受信した状態を維持し(ステップSB7)、処理手順をステップSB1に戻す。
このような動作をすることにより、受信強度が安定せず、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況下では、アナログ放送を受信した状態が維持されることとなり、受信強度が安定しないことに起因して、受信するラジオ放送の切り替えが不必要に頻繁に起こることが防止される。
以上説明したように、本実施形態では、放送切替部20は、デジタルラジオ放送の受信強度と、受信強度の推移とに基づいて受信する放送を切り替える。
これによれば、受信強度の推移に基づいて、デジタルラジオ放送の受信強度が安定しているか否かが適切に判別でき、デジタルラジオ放送の受信強度が安定しているか否かに応じて、受信するラジオ放送の不要な切り替えを防止しつつ、適切に、ラジオ放送の切り替えを実行できる。
また、本実施形態では、放送切替部20は、デジタル放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、受信強度の推移に基づいて、受信強度が不安定な傾向にあるか否かを判別し、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した間は、受信する放送の切り替えを行わない。
より具体的には、放送切替部20は、放送切替部20は、デジタルラジオ放送の受信強度が受信強度閾値を上回った場合であっても、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にある判別した場合は、アナログラジオ放送からデジタルラジオ放送への切り替えを実行しない。
これによれば、受信強度が安定せず、受信強度の昇降が比較的起こりやすい状況下では、アナログラジオ放送を受信した状態が維持されることとなり、受信強度が安定しないことに起因して、受信するラジオ放送の切り替えが不必要に頻繁に起こることが防止される。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、アナログ放送としてアナログラジオ放送のみならずアナログテレビ放送を受信し、また、デジタル放送としてデジタルラジオ放送のみならずデジタルテレビ放送を受信するようにしてもよい。
1 受信装置
20 放送切替部

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、デジタル放送と、アナログ放送とを受信可能な受信装置において、
    デジタル放送の受信強度の推移に係るデータを時間の経過と対応付けて記憶する記憶部と、
    デジタル放送の受信強度と、前記車両の走行に伴って変化する情報とに基づいて、受信する放送を切り替える放送切替部と、を備え、
    前記放送切替部は、
    デジタル放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、
    前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えていない場合、受信強度が安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が安定な傾向にあると判別した場合は、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、
    前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えている場合、受信強度が不安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した間は、受信する放送の切り替えを行わないことを特徴とする受信装置。
  2. 前記放送切替部は、
    デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を上回った場合であっても、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した場合は、アナログ放送からデジタル放送への切り替えを実行しないことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 車両に搭載され、デジタル放送と、アナログ放送とを受信可能な受信装置の制御方法であって、
    デジタル放送の受信強度の推移に係るデータを時間の経過と対応付けて記憶部に記憶し、
    デジタル放送の受信強度が所定の受信強度閾値を上回った場合、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、かつ、デジタル放送の受信強度が前記受信強度閾値を下回った場合、受信する放送をデジタル放送からアナログ放送へと切り替えると共に、
    前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えていない場合、受信強度が安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が安定な傾向にあると判別した場合は、受信する放送をアナログ放送からデジタル放送へと切り替え、
    前記記憶部が記憶する前記データが示す受信強度の推移に基づいて、所定の期間における受信強度の変化量が閾値を超えている場合、受信強度が不安定な傾向にあると判別し、デジタル放送の受信強度が不安定な傾向にあると判別した間は、受信する放送の切り替えを行わないことを特徴とする受信装置の制御方法。
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