JP6261084B2 - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6261084B2
JP6261084B2 JP2014226178A JP2014226178A JP6261084B2 JP 6261084 B2 JP6261084 B2 JP 6261084B2 JP 2014226178 A JP2014226178 A JP 2014226178A JP 2014226178 A JP2014226178 A JP 2014226178A JP 6261084 B2 JP6261084 B2 JP 6261084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
signal
tuner
data
broadcast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014226178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016092636A (ja
Inventor
川井 智
智 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2014226178A priority Critical patent/JP6261084B2/ja
Priority to EP15193163.1A priority patent/EP3018846B1/en
Publication of JP2016092636A publication Critical patent/JP2016092636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6261084B2 publication Critical patent/JP6261084B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H40/00Arrangements specially adapted for receiving broadcast information
    • H04H40/18Arrangements characterised by circuits or components specially adapted for receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/26Arrangements for switching distribution systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/10Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system
    • H04H2201/13Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system radio data system/radio broadcast data system [RDS/RBDS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/60Aspects of broadcast communication characterised in that the receiver comprises more than one tuner

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、放送受信装置に関し、特に、2つのチューナを用いてダイバーシティ受信を行う放送受信装置に関する。
従来から、車両等の移動体において、FM放送を受信する場合、地形等の影響やマルチパスの影響を受けることで電界強度が大幅に変化し、特に弱電界強度ではS/Nが著しく低下することが知られている。このような電界強度の変化に対応し、放送受信装置ではオートセパレーシヨン機能やソフトミユート機能などを連続的に動作させることによって雑音低減を行っている。また、マルチパス等のフェージングによる電界強度の変動を軽減するために、複数のアンテナからの受信信号を合成するダイバーシティ受信が一般的に行われている。
特許文献1に記載の放送受信装置900(従来例)では、図3に示すように、メインチューナ部912a、サブチューナ部912b、を備えている。フェーズダイバーシティ期間では、メインチューナ部912aおよびサブチューナ部912bは、同一のRDS放送を選局している。フェーズダイバーシティ期間に、受信状況検出器921a,921bでそれぞれ検出した受信状態としての対応受信信号の内、品質が高い方が所定レベル以下になった場合等には、受信状態の良い方のチューナ部に元局を選局させ、受信状態の悪い方のチューナ部でAF(Alternative Frequency:代替周波数)サーチを行う技術が開示されている。
特開2009‐246651号公報
しかしながら、上述した従来例では、ダイバーシティ受信動作から、サーチ動作に切り替えた場合に、FM復調部に入力されるIF信号が一方のチューナの出力だけになるので、IF信号のレベルが低下する。このため、IF信号のレベル変化に応じてソフトミュート動作が行われ、設定される音量が変化してしまうという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替えた場合に生じる音量変化を抑制することができる放送受信装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の放送受信装置は、第1のアンテナに接続される第1のチューナ部と、第2のアンテナに接続される第2のチューナ部と、前記第1のチューナ部の出力と前記第2のチューナ部の出力を合成、または選択して第1のIF信号および第2のIF信号を出力するフェーズダイバーシティ処理部と、前記第1のIF信号の品質を検出する第1の状態検出部と、多重データ信号を取り出す第1RDS部を有し、前記第1のIF信号を復調する第1の復調部と、前記第2のIF信号の品質を検出する第2の状態検出部と、多重データ信号を取り出す第2RDS部を有し、前記第2のIF信号を復調する第2の復調部と、前記第1の復調部から出力される音声信号を処理し、音量出力を調整するミュート機能を有し、前記ミュート機能の単位時間当たりの音量変化量を設定可能な音声信号処理部と、前記第1のチューナ部と前記第2のチューナ部と前記フェーズダイバーシティ処理部と前記第1の復調部と前記第2の復調部と前記音声信号処理部とに接続された制御部と、を備えた放送受信装置であって、前記制御部は、前記第1の状態検出部と前記第2の状態検出部と、から取得する受信状態を判断した結果に基づいて前記第1のチューナ部と前記第2のチューナ部を制御して、第1の放送を選局し、前記フェーズダイバーシティ処理部を制御してダイバーシティ動作を行うダイバーシティ受信動作と、前記第1のチューナ部または前記第2のチューナ部の何れか一方で第1の放送を選局するとともに、他方で第2の放送を探索するよう制御するサーチ動作と、の何れかを選択し、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合には、前記音声信号処理部を制御し前記単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後に前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作へ切り替え、前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に前記音声信号処理部を制御し、前記単位時間当たりの音量変化量を大きく設定することを特徴とする。
これによれば、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作に切り替える場合には、音声信号処理部を制御し単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後にダイバーシティ受信動作からサーチ動作へ切り替えるので、急激に音量が変化するのを抑えることができる。また、サーチ動作からダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に音声信号処理部を制御し、単位時間当たりの音量変化量を大きく設定するので、ダイバーシティ状態に復帰後速やかに元の状態に近い音量に復帰することができる。このため、サーチ動作に切り替えることで第1の復調部に入力される信号の強度の変化に対する音量の変化が小さくなるので、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替えた場合に生じる音量変化を抑制することができる放送受信装置を提供することができる。
また、本発明の放送受信装置は、前記音声信号処理部は、前記制御部によって設定されるオフセットデータによって音声出力を調整するオフセット部を有し、前記制御部には、ダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データとサーチ動作時のオフセットデータである第2データが設定され、前記制御部は、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合に前記オフセット部に前記第2データを設定し、前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合に前記オフセット部に前記第1データを設定することを特徴とする。
これによれば、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作時とで、第1のIF信号の信号強度が大きく異なる場合でもオフセットデータによって音量の差を抑制することができるので、より音量変化を抑制することができる。
また、本発明の放送受信装置は、前記制御部は、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合に、前記音声信号処理部を制御し前記単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後に、前記オフセット部に前記第2データを設定してから、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作へ切り替え、前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に前記オフセット部に前記第1データを設定し、さらに前記音声信号処理部を制御し、前記単位時間当たりの音量変化量を大きく設定することを特徴とする。
これによれば、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替える場合に、単位時間当たりの音量変化量が小さく設定されている状態でオフセットの設定を変更するので、設定の変更による音量の変化を緩やかにでき、一層音量変化を抑制することができる。
本発明によれば、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替えた場合に生じる音量変化を抑制することができる放送受信装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る放送受信装置の動作を説明するフローチャートである。 従来技術の放送受信装置の構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態に係る放送受信装置100について説明する。
まず始めに本実施形態における放送受信装置100の構成について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係る放送受信装置100の構成を示すブロック図である。
放送受信装置100は、図1に示すように、第1のチューナ部1と、第2のチューナ部2と、フェーズダイバーシティ処理部3(図1ではフェーズDiv.処理部と表記)と、第1の復調部4と、第2の復調部5と、音声信号処理部6と、制御部7と、を備えている。
第1のチューナ部1は、第1のアンテナA1に接続されるとともに、フェーズダイバーシティ処理部3と制御部7に接続されている。第1のチューナ部1は第1のアンテナA1で受信した放送信号から、制御部7の制御に従って放送を選局し、IF信号に変換してフェーズダイバーシティ処理部3へ出力する。
第2のチューナ部2は、第2のアンテナA2に接続されるとともに、フェーズダイバーシティ処理部3と制御部7に接続されている。第2のチューナ部2は第2のアンテナA2で受信した放送信号から、制御部7の制御に従って放送を選局し、IF信号に変換してフェーズダイバーシティ処理部3へ出力する。
フェーズダイバーシティ処理部3は、第1のチューナ部1と第2のチューナ部2と第1の復調部4と第2の復調部5と制御部7に接続されている。フェーズダイバーシティ処理部3は制御部7によってダイバーシティ動作の動作と非動作の切換え制御される。フェーズダイバーシティ処理部3がダイバーシティ動作をしている場合には、第1のチューナ部1から出力されるIF信号と第2のチューナ部2から出力されるIF信号を合成した信号を第1のIF信号(IF1)として第1の復調部4へ出力され、第2のIF信号は出力されない。フェーズダイバーシティ処理部3がダイバーシティ動作をしていない場合には、第1のチューナ部1から出力されるIF信号が第1のIF信号(IF1)として選択されて第1の復調部4へ出力される。また、第2のチューナ部2から出力されるIF信号は第2のIF信号(IF2)として選択されて第2の復調部5へ出力される。
第1の復調部4は、第1の状態検出部4aと、第1RDS部4bと、を有しておりフェーズダイバーシティ処理部3と音声信号処理部6と制御部7に接続されている。第1の復調部4は、フェーズダイバーシティ処理部3から出力される第1のIF信号(IF1)を復調し、音声信号を音声信号処理部6へ出力する。第1の状態検出部4aは、第1のIF信号(IF1)の強度や復調した音声信号のS/N比(信号対雑音比)によって第1のIF信号の品質を検出し、RSSI(Received Signal Strength Indication)信号やS/N比信号として制御部7へ出力する。また、第1RDS部4bは第1のIF信号(IF1)から多重データ信号を取り出し、制御部7へ出力する。
第2の復調部5は、第2の状態検出部5aと、第2RDS部5bと、を有しておりフェーズダイバーシティ処理部3と制御部7に接続されている。第2の復調部5は、フェーズダイバーシティ処理部3から出力される第2のIF信号を復調する。第2の状態検出部5aは、第2のIF信号(IF2)の強度や復調した音声信号のS/N比(信号対雑音比)によって第1のIF信号の品質を検出し、RSSI信号やS/N比信号として制御部7へ出力する。また、第2RDS部5bは第2のIF信号(IF2)から多重データ信号を取り出し、制御部7へ出力する。
音声信号処理部6は、オフセット部6aを有しており、第1の復調部4と制御部7に接続されている。音声信号処理部6は制御部7の制御に従って第1の復調部4から出力される音声信号を処理し、音量出力を調整するミュート機能を有している。音声信号処理部6のミュート機能は、制御部7によって単位時間当たりの音量変化量を設定可能であり、制御部7による制御と設定された単位時間当たりの音量変化量に基づいて音量を徐々に小さくまたは大きく変化させることができる。単位時間当たりの音量変化量が大きい場合にはミュート機能で音量が所定の音量に達するまでに短い時間で追従できる状態となり、単位時間当たりの音量変化量が小さい場合には長く時間が掛る状態となる。
オフセット部6aは、制御部7によって設定されるオフセットデータによって音声出力を調整する機能を有しており、設定されたオフセットデータに基づいて音量を変化させることができる。なお、オフセットデータが変更されて音量が変化する際には、ミュート機能で設定されている単位時間当たりの音量変化量に従って音量が徐々に小さくまたは大きく変化する。
制御部7は、MPU(Micro Processing Unit)等が用いられ、図示しないタイマ機能やメモリが備えられており、タイマ機能による制御間隔の管理や、制御のための演算結果を記憶することなどを行うことができる。制御部7に備えられたメモリには、制御に必要となる閾値、ダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データ、サーチ動作時のオフセットデータである第2データが予め記憶されている。制御部7は、第1のチューナ部1と第2のチューナ部2とフェーズダイバーシティ処理部3と第1の復調部4と第2の復調部5と音声信号処理部6とに接続されており、使用者の選局操作等による操作信号が入力されている。制御部7は、第1のチューナ部1に対して音声放送を受信するように選局の制御し、第1の状態検出部4aから第1のIF信号(IF1)の品質として検出したRSSI信号やS/N比信号を取得するとともに、第1RDS部4bから多重データ信号を取得する。また、制御部7は、第2のチューナ部2に対して音声放送を受信するように選局の制御し、第2の状態検出部5aから第2のIF信号(IF2)の品質として検出したRSSI信号やS/N比信号を取得するとともに、第2RDS部5bから多重データ信号を取得する。また、制御部7は音声信号処理部6に対し、単位時間当たりの音量変化量とオフセットデータとを設定するとともに、第1のIF信号(IF1)の信号強度に基づいてミュート機能を制御する。制御部7は、第1のIF信号(IF1)の信号強度が大きい場合には音量が大きくなり、信号強度が小さくなった場合には音量が小さくなるようミュート機能の制御を行う。
次に、本実施形態の放送受信装置100の動作について、図1および図2を用いて説明する。図2は本実施形態の放送受信装置100の動作を説明するフローチャートで、放送受信装置100の制御部7によって実行される処理手順を示している。図2のフローチャートで示された処理手順は、制御部7に内蔵されているタイマ機能などによって定期的に繰り返して行われる。なお、制御部7に備えられたメモリには受信状態の良否を判定するための閾値として所定の値と、が予め設定されているものとする。
放送受信装置100は、初期状態で第1のチューナ部1と第2のチューナ部2は、同一の放送を選局しており、フェーズダイバーシティ処理部3はダイバーシティ動作を行っているダイバーシティ受信動作状態として説明を進める。また、ダイバーシティ受信動作状態では、制御部7は音声信号処理部6にミュート機能の単位時間当たりの音量変化量を大きく設定し、オフセット部6aには、ダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データが設定されているものとする。
制御部7は、図2に示すフローチャートの手順S1で、入力されている操作信号から選局操作の有無を判断し、選局操作がある場合と判断した場合には手順S2へ移行し、選局操作がないと判断した場合には手順S5へ移行する。
手順S2で制御部7は、第1のチューナ部1(図2では第1のTuと表記)を制御し選局操作に対応した放送を選局し、手順S3へ移行する。
手順S3で制御部7は、第2のチューナ部2(図2では第2のTuと表記)を制御して、手順S2で第1のチューナ部1で選局したのと同じ放送を選局し、手順S4へ移行する。
手順S4で制御部7は、フェーズダイバーシティ処理部3を制御してダイバーシティ動作を行うように制御し、手順S5へ移行する。フェーズダイバーシティ処理部3がダイバーシティ動作を行っている状態では、第1のチューナ部1から出力されるIF信号と第2のチューナ部2から出力されるIF信号が合成されて第1のIF信号(IF1)として第1の復調部4へ出力されている。
手順S5は、初期状態から手順S1で選局操作されていないと判断された場合、または、選局動作され手順S2から手順S4で選局およびダイバーシティ動作を開始した場合、の何れかから移行し、ダイバーシティ受信動作している状態となっている。手順S5に移行してきた段階で第1のチューナ部1と第2のチューナ部2が選局している放送を第1の放送とする。
手順S5で制御部7は、第1の復調部4が備えている第1RDS部4bから第1の放送の多重データを取得する。この多重データには第1の放送で放送されているのと同一の番組を放送している他の放送のデータが含まれている。制御部7は取得した第1の放送の多重データを制御部7が有するメモリに記憶し手順S6へ移行する。
手順S6で制御部7は、第1の復調部4が備えている第1の状態検出部4aから受信状態を示すRSSI信号やS/N比信号を取得し手順S7へ移行する。
手順S7で制御部7は、手順S6で取得した受信状態を示すRSSI信号やS/N比信号と予め設定されて記憶している閾値と、の比較を行い、RSSI信号やS/N比信号が閾値より大きく良好な受信状他と判断した場合には処理を終了する。また、RSSI信号やS/N比信号が閾値より小さく受信状他が低下したと判断した場合には手順S8へ移行する。
手順S8で制御部7は、音声信号処理部6を制御しミュート機能の単位時間当たりの音量変化量を小さく設定し、手順S9へ移行する。単位時間当たりの音量変化量が小さく設定されているので、ミュート機能で徐々に音量が小さくまたは大きく変化し所定の音量に達するまでに長く時間が掛る状態となる。
手順S9で制御部7は、音声信号処理部6のオフセット部6aにサーチ動作時のオフセットデータである第2データを設定して手順S10へ移行する。第2データは、サーチ動作に切り替えることで第1の復調部4に入力される第1のIF信号(IF1)が、第1のチューナ部1から出力されるIF信号だけになるために第1のIF信号(IF1)の信号強度が低下することによる音量の低下分を補うために音量を大きくオフセットして設定する値が設定される。
手順S10で制御部7は、フェーズダイバーシティ処理部3を制御しダイバーシティ動作を非動作に設定し手順S11へ移行する。フェーズダイバーシティ処理部3はダイバーシティ動作を停止するため、第1のチューナ部1から出力されるIF信号を第1のIF信号(IF1)として出力し、第2のチューナ部2から出力されるIF信号は第2のIF信号(IF2)として出力する状態となる。
手順S11で制御部7は、手順S5で取得した第1の放送の多重データに基づいて第2のチューナ部2を制御し、第1の放送で放送されているのと同一の番組を放送している第2の放送を選局し手順S12へ移行する。この状態では、第1のチューナ部1で第1の放送を選局するとともに第2のチューナ部2で第2の放送を探索するよう制御するサーチ動作が選択されたこととなる。
手順S12で制御部7は、第2の復調部5が備えている第2RDS部5bから第2の放送の多重データを取得する。この多重データには第2の放送で放送されているのと同一の番組を放送している他の放送のデータが含まれている。制御部7は取得した第2の放送の多重データを制御部7が有するメモリに記憶し手順S13へ移行する。
手順S13で制御部7は、第2の復調部5が備えている第2の状態検出部5aから受信状態を示すRSSI信号やS/N比信号を取得し手順S14へ移行する。
手順S14で制御部7は、手順S13で取得した受信状態を示すRSSI信号やS/N比信号と予め設定されて記憶している閾値と、の比較を行い、RSSI信号やS/N比信号が閾値より大きく良好な受信状他と判断した場合には手順S15へ移行する。また、RSSI信号やS/N比信号が閾値より小さく受信状他が良好でないと判断した場合には手順S19へ移行する。
手順S15では、手順S14で第2の放送の受信状態が良好と判断されたため、制御部7は第1のチューナ部1を制御し、第2の放送を選局し手順S16へ移行する。
手順S16で制御部7は、フェーズダイバーシティ処理部3を制御しダイバーシティ動作を動作に設定し手順S17へ移行する。フェーズダイバーシティ処理部3はダイバーシティ動作を行うため、第1のチューナ部1から出力されるIF信号と第2のチューナ部2から出力されるIF信号を合成した信号が第1のIF信号(IF1)として第1の復調部4へ出力される状態となる。この状態では、第1のチューナ部1と第2のチューナ部2を制御して、第1の放送を選局し、フェーズダイバーシティ処理部3を制御してダイバーシティ動作を行うダイバーシティ受信動作が選択されたこととなる。
手順S17で制御部7は、音声信号処理部6のオフセット部6aにダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データを設定して手順S18へ移行する。
手順S18で制御部7は、音声信号処理部6を制御しミュート機能の単位時間当たりの音量変化量を大きく設定し、処理を終了する。音声信号処理部6は、単位時間当たりの音量変化量が大きく設定されているので、ミュート機能で徐々に音量が小さくまたは大きく変化し所定の音量に達するまでに短い時間で追従できる状態となる。
手順S19は、手順S14でRSSI信号やS/N比信号が閾値より小さく受信状他が良好でないと判断された場合に移行してくる。手順S19で制御部7は、手順S5で取得した第1の放送の多重データに含まれる、第1の放送で放送されているのと同一の番組を放送している他の放送から未サーチの放送があるか確認する。未サーチの放送があると判断した場合には手順S11に戻り、手順S14までの処理を繰り返し、未サーチの放送がないと判断した場合は手順S20へ移行する。
手順S20では、手順S19で第1の放送の多重データに含まれる、第1の放送で放送されているのと同一の番組を放送している他の放送を全てサーチし、手順S14でRSSI信号やS/N比信号が閾値より小さく受信状他が良好でないと判断されたこととなる。このため制御部7は第2のチューナ部2を制御し最初に受信していた第1の放送を再度選局し手順S16へ移行し、手順S18まで順次制御を行って処理を終了する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の放送受信装置100では、制御部7が、第1の状態検出部4aと第2の状態検出部5aと、から取得する受信状態を判断した結果に基づいて第1のチューナ部1と第2のチューナ部2を制御して、第1の放送を選局し、フェーズダイバーシティ処理部3を制御してダイバーシティ動作を行うダイバーシティ受信動作と、第1のチューナ部1または第2のチューナ部2の何れか一方で第1の放送を選局するとともに、他方で第2の放送を探索するよう制御するサーチ動作と、の何れかを選択し、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作に切り替える場合には、音声信号処理部6を制御し単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後にダイバーシティ受信動作からサーチ動作へ切り替え、サーチ動作からダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に音声信号処理部6を制御し、単位時間当たりの音量変化量を大きく設定するよう構成した。
これにより、制御部7は、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作に切り替える場合には、音声信号処理部6を制御し単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後にダイバーシティ受信動作からサーチ動作へ切り替えるので、急激に音量が変化するのを抑えることができる。また、サーチ動作からダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に音声信号処理部6を制御し、単位時間当たりの音量変化量を大きく設定するので、ダイバーシティ状態に復帰後速やかに元の状態に近い音量に復帰することができる。このため、サーチ動作に切り替えることで第1の復調部4に入力される信号の強度の変化に対する音量の変化が小さくなるので、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替えた場合に生じる音量変化を抑制することができる放送受信装置を提供することができる。
また、本実施形態の放送受信装置100では、音声信号処理部6は、制御部7によって設定されるオフセットデータによって音声出力を調整するオフセット部6aを有し、制御部7には、ダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データとサーチ動作時のオフセットデータである第2データが設定され、制御部7は、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作に切り替える場合にオフセット部6aに第2データを設定し、サーチ動作からダイバーシティ受信動作に切り替える場合にオフセット部6aに第1データを設定するよう構成した。
これにより、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作時とで、第1のIF信号(IF1)の信号強度が大きく異なる場合でもオフセットデータによって音量の差を抑制することができるので、より音量変化を抑制することができる。
また、本実施形態の放送受信装置100では、制御部7は、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作に切り替える場合に、音声信号処理部6を制御し単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後に、オフセット部6aに第2データを設定してから、ダイバーシティ受信動作からサーチ動作へ切り替え、サーチ動作からダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後にオフセット部6aに第1データを設定し、さらに音声信号処理部6を制御し、単位時間当たりの音量変化量を大きく設定するよう構成した。
これにより、ダイバーシティ受信動作とサーチ動作とを切り替える場合に、単位時間当たりの音量変化量が小さく設定されている状態でオフセットの設定を変更するので、設定の変更による音量の変化を緩やかにすることができ、一層音量変化を抑制することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る放送受信装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、第1の復調部4は、第1のIF信号(IF1)を復調し、音声信号を音声信号処理部6へ出力する例を示して説明を行ったが、音声信号はデジタル信号に変換された音声データ信号でもアナログの音声信号であっても良い。
(2)本実施形態において、制御部7に備えられたメモリには、第1データおよび第2データが予め記憶されている例を示して説明したが、IF信号の信号強度から演算して第1データおよび第2データを変更するようにしても良い。
(3)本実施形態において、サーチ動作の状態で第1の放送から取得した多重データに基づいて順次サーチを行う例を示して説明を行ったが、多重データに含まれる放送を分割し、サーチ動作とダイバーシティ動作を交互に行うように変形して実施してもよい。
1 第1のチューナ部
2 第2のチューナ部
3 フェーズダイバーシティ処理部
4 第1の復調部
4a 第1の状態検出部
4b 第1RDS部
5 第2の復調部
5a 第2の状態検出部
5b 第2RDS部
6 音声信号処理部
6a オフセット部
7 制御部
A1 第1のアンテナ
A2 第2のアンテナ


Claims (3)

  1. 第1のアンテナに接続される第1のチューナ部と、
    第2のアンテナに接続される第2のチューナ部と、
    前記第1のチューナ部の出力と前記第2のチューナ部の出力を合成、または選択して第1のIF信号および第2のIF信号を出力するフェーズダイバーシティ処理部と、
    前記第1のIF信号の品質を検出する第1の状態検出部と、多重データ信号を取り出す第1RDS部を有し、前記第1のIF信号を復調する第1の復調部と、
    前記第2のIF信号の品質を検出する第2の状態検出部と、多重データ信号を取り出す第2RDS部を有し、前記第2のIF信号を復調する第2の復調部と、
    前記第1の復調部から出力される音声信号を処理し、音量出力を調整するミュート機能を有し、前記ミュート機能の単位時間当たりの音量変化量を設定可能な音声信号処理部と、
    前記第1のチューナ部と前記第2のチューナ部と前記フェーズダイバーシティ処理部と前記第1の復調部と前記第2の復調部と前記音声信号処理部とに接続された制御部と、
    を備えた放送受信装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1の状態検出部と前記第2の状態検出部と、から取得する受信状態を判断した結果に基づいて
    前記第1のチューナ部と前記第2のチューナ部を制御して、第1の放送を選局し、前記フェーズダイバーシティ処理部を制御してダイバーシティ動作を行うダイバーシティ受信動作と、
    前記第1のチューナ部または前記第2のチューナ部の何れか一方で第1の放送を選局するとともに、他方で第2の放送を探索するよう制御するサーチ動作と、の何れかを選択し、
    前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合には、前記音声信号処理部を制御し前記単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後に前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作へ切り替え、
    前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に前記音声信号処理部を制御し、前記単位時間当たりの音量変化量を大きく設定することを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記音声信号処理部は、前記制御部によって設定されるオフセットデータによって音声出力を調整するオフセット部を有し、
    前記制御部には、ダイバーシティ受信動作時のオフセットデータである第1データとサーチ動作時のオフセットデータである第2データが設定され、
    前記制御部は、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合に前記オフセット部に前記第2データを設定し、
    前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合に前記オフセット部に前記第1データを設定することを特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記制御部は、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作に切り替える場合に、前記音声信号処理部を制御し前記単位時間当たりの音量変化量を小さく設定した後に、前記オフセット部に前記第2データを設定してから、前記ダイバーシティ受信動作から前記サーチ動作へ切り替え、
    前記サーチ動作から前記ダイバーシティ受信動作に切り替える場合には、切り替え後に
    前記オフセット部に前記第1データを設定し、さらに前記音声信号処理部を制御し、前記単位時間当たりの音量変化量を大きく設定することを特徴とする請求項2に記載の放送受信装置。


JP2014226178A 2014-11-06 2014-11-06 放送受信装置 Expired - Fee Related JP6261084B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226178A JP6261084B2 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 放送受信装置
EP15193163.1A EP3018846B1 (en) 2014-11-06 2015-11-05 Broadcast receiver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226178A JP6261084B2 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016092636A JP2016092636A (ja) 2016-05-23
JP6261084B2 true JP6261084B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=54704959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014226178A Expired - Fee Related JP6261084B2 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 放送受信装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3018846B1 (ja)
JP (1) JP6261084B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6646538B2 (ja) * 2016-07-04 2020-02-14 アルパイン株式会社 放送受信装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613943A (ja) * 1992-06-29 1994-01-21 Kenwood Corp ラジオ受信機
JPH10154944A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Fujitsu Ten Ltd デジタル音声放送受信機
US6141536A (en) * 1998-06-23 2000-10-31 Visteon Global Technologies, Inc. Diversity radio system with RDS
JP2003158477A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Audio Technica Corp 音声無線用ダイバーシティ受信機
JP2006279399A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Sanyo Electric Co Ltd デジタル放送受信機
JP2006324711A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sanyo Electric Co Ltd デジタル放送受信機
EP2073409A1 (en) * 2007-12-21 2009-06-24 Fujitsu Ten Limited A network following method and a radio apparatus for in-vehicle use
JP5125692B2 (ja) * 2008-03-31 2013-01-23 株式会社Jvcケンウッド 放送受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016092636A (ja) 2016-05-23
EP3018846A1 (en) 2016-05-11
EP3018846B1 (en) 2017-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7400867B2 (en) Radio broadcast receiver
US8131235B2 (en) Radio receiver for hybrid broadcast systems
JP2006203267A (ja) 地上波ディジタルtv放送受信システム及びそれに適する地上波ディジタルtv放送受信装置
JP2009278525A (ja) アンテナダイバーシティ受信装置とそのアンテナ切替制御方法
JP2006186961A (ja) 受信装置、受信回路及び受信方法
US20100210228A1 (en) Broadcast receiver and broadcast channel seek method
JP4327021B2 (ja) 受信機
JP6261084B2 (ja) 放送受信装置
JP2011120006A (ja) デジタル放送用ダイバーシティ受信装置
US8036621B2 (en) Receiving apparatus, signal processing circuit, and signal receiving method
JP2001217735A (ja) 放送受信装置
US8265585B2 (en) IBOC broadcasting receiver
JP2006352187A (ja) 受信装置及び受信アンテナ設定方法
JP4173171B2 (ja) ラジオ受信機及び搬送波検出方法
KR101332051B1 (ko) 신호 처리 장치와, 이를 이용한 자동 이득 제어 시스템 및 방법
JP5061885B2 (ja) ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ制御方法
JP4537222B2 (ja) デジタル放送受信装置
JP4157530B2 (ja) ダイバーシチ受信機
JP6756588B2 (ja) 放送受信装置
JP6605310B2 (ja) 放送受信装置及び放送受信制御方法
JP2008236019A (ja) 無線アンテナシステム
JP2005354253A (ja) 車載用受信装置
JP2018056938A (ja) 放送受信装置
JP2009182781A (ja) ダイバーシティ受信装置
JP2019192955A (ja) デジタル放送受信装置および放送切替方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6261084

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees