JP5683386B2 - 振動装置の運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、線材コイルを酸洗処理等するような場合に線材コイルに振動を与える振動装置の運転方法に関するものである。
従来、この種の装置として特許文献1に開示されているようなものがあり、この装置では、線材コイルをCフックに吊り下げ搬送し、酸洗槽に浸漬し、Cフックで吊り下げた状態で振動体により振動を与え、線材コイルを振動酸洗するものとなっている。
特開平6−212465号公報
しかし、線材コイルの種類によっては、線材コイルの重量の大小や偏荷重により、Cフックに吊り下げる時に重心が変わり、Cフック上で前後方向等に線材コイルが移動して傾き、振動が不安定となり、装置全体に振動が生じてしまうという問題があり、慎重に重量バランスを考慮しながらCフックに線材コイルを吊り下げる必要があり、作業性が悪いものであった。
本発明は、線材コイルを吊り下げたフックに安定的に振動を与えることができる振動装置の運転方法の提供を目的とし、この目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の振動装置の運転方法は、それぞれエアーバネに支えられた左右の受け台と、該左右の受け台に掛け渡し状に載せられる線材コイル吊り下げ用のフックと、該フックに前記受け台を介し振動を与える振動体を備えて構成された振動装置において、前記左右のエアーバネの空気を抜いた状態で、前記左右の受け台上に前記フックを載せ、その状態で前記左右のエアーバネにそれぞれ別回路で空気を注入して前記左右の受け台を上昇させる時に、前記フックの線材コイル受け面が水平となるように前記左右のエアーバネの空気圧を制御した後、前記振動体を作動させることを要旨とする。
本発明の振動装置の運転方法では、左右のエアーバネの空気を抜いた状態で、線材コイルを吊り下げたフックを左右の受け台上に載せ、その状態で、左右のエアーバネにそれぞれ別回路で空気を注入して、左右のエアーバネの膨らみ高さを調整し、左右の受け台の高さを水平にして、フックの線材コイル受け面が水平となるように良好に調整した後、振動体により安定的にフックに振動を与えることができ、振動体を作動させる前に、毎回左右のエアーバネの膨らみ高さを調整するため、重量の異なる線材コイルを吊り下げた場合でも、フックに安定的な振動を与えることができるものとなる。
振動装置の正面構成図である。 振動装置の右側面図である。 図2におけるエアーバネおよびセンサー部分の要部拡大図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、振動装置の正面図であり、図2は、振動装置の右側面図であり、図3は、要部拡大構成図である。
図において、振動装置1は、前後方向および左右方向に立設された4本の支柱2,2,2,2の各上端に下固定板3がそれぞれ設けられて、各下固定板3上にエアーバネ4,4,4,4がそれぞれ配置されている。
左右それぞれ一対のエアーバネ4,4上に、振動フレーム5a,5bが配置され、左側の振動フレーム5aは、左側の前後方向一対のエアーバネ4,4上に掛け渡し状に配置され、右側の振動フレーム5bは、右側の前後方向一対のエアーバネ4,4上に掛け渡し状に配置されている。
左右の各振動フレーム5a,5bの前後方向中央部には、受け台ベース6a,6bがそれぞれ設けられ、各受け台ベース6a,6b上に、受け台7a,7bがそれぞれ設けられ、この左右に配置された受け台7a,7b上にCフック9を載せることができる。
なお、左右の振動フレーム5a,5bは、前後方向中央部に設けられた連結バー8で連結されている。
Cフック9は、昇降フレーム部9aと、昇降フレーム部9aから垂下する垂下部9bの下端で水平に延びる水平部9cで構成されており、水平部9cの上面側が受け面9dとなっている。
この受け面9dに線材コイル10の内周面を接触させて、線材コイル10がCフック9の水平部9cに吊り下げられる。
Cフックの昇降フレーム部9aの左右端を前記受け台7a,7bに載せて、左右の受け台7a,7b上にCフック9が掛け渡し状に載せられる。
なお、Cフック9の昇降フレーム部9aの上面には吊り具9e,9eが設けられており、この吊り具9e,9eを介してCフック9は吊り下げられて前工程から搬送され、図示しない昇降装置を介して線材コイル10を吊り下げたままCフック9は下降して、前記受け台7a,7b上に載せられるものである。
この振動装置1の左右の支柱2,2間に、例えば酸洗液を入れた酸洗タンクを設けておけば、Cフック9を受け台7a,7bに載せることで、線材コイル10を酸洗タンクの酸洗液内に浸漬させることができる。
さらに、振動装置1の詳細部分を説明する。
図2では、エアーバネ4,4,4,4の空気が抜かれた状態を示しており、また、図3の拡大図では、エアーバネ4,4,4,4に空気が注入されて中間位置まで膨らんだ状態を示している。
左右の各振動フレーム5a,5bの底面には上固定板11,11が設けられており、この上固定板11と支柱2上端の下固定板3間にエアーバネ4が配置されており、下固定板3には上方へ突出した下ストッパー3a,3aが前後に設けられ、上固定板11の対応する前後位置には、下方側へ突出して上ストッパー11a,11aが設けられている。また、上固定板11の外端から垂下状に略L字状の浮き上がり防止ストッパー12が設けられている。
図2のように、エアーバネ4の空気が抜かれて、エアーバネ4が下降位置にある状態では、下ストッパー3aに上ストッパー11aが当接した状態となり、エアーバネ4に空気が注入されて徐々にエアーバネ4が膨らんでゆくと、図3のように、下ストッパー3aに対し上ストッパー11aが徐々に上昇してゆく。さらに、エアーバネ4が最上端まで膨らむと、浮き上がり防止ストッパー12の下端が下固定板3に当接して、それ以上エアーバネ4の高さは高くならないように設定されている。
浮き上がり防止ストッパー12の下端側から垂下状にロッド13が設けられ、ロッド13の下端には、センサーを遮る金物であるストライカー13aが設けられている。
また、支柱2から外側へ突出してセンサー取付板14が設けられており、このセンサー取付板14には、下降端センサー15aと中間位置用センサー15bと上昇端センサー15cがそれぞれ高さの異なる位置に取り付けられている。
なお、前記センサー15a,15b,15cは左右の支柱2,2にそれぞれ設けられている。
各センサー15a,15b,15cは、例えば光ファイバーで構成され、前記ストライカー13aで光が遮られることでエアーバネ4の高さを検出できるものである。このエアーバネ4の高さを検出することにより、受け台7a,7bの高さが検出されることとなる。
また、図1および図2に示すように、図示右側の振動フレーム5bの前後方向中央には、一対の振動モーター16a,16bが取り付けられている。この振動モーター16a,16bは、モーター回転を上下動に換えて分銅で振動を発生させることができるものである。
この振動モーター16a,16bは、振動フレーム5bおよび受け台ベース6b,受け台7bを振動させることができ、右側の振動フレーム5bの振動は連結バー8を介して左側の振動フレーム5aにも伝えられるものであり、これにより左側の受け台ベース6a,受け台7aも振動される。
また、右側の支柱2には空気圧制御ボックス17が設けられており、この空気圧制御ボックス17内には、空圧機器と、エアーバネ4に注入する空気圧を制御する制御装置が内装されている。
なお、空気圧制御ボックス17内の空圧機器は、図示しないエアーホースで各エアーバネ4に接続されている。
本例では、左側の前後一対のエアーバネ4,4と、右側の前後一対のエアーバネ4,4には、それぞれ別回路でエアーが注入され、それぞれ空気圧が左右別々に制御されるように構成されている。
この空気圧制御ボックス17内の制御装置は、前記センサー15a,15b,15cからエアーバネ4の膨らみ高さを信号として入力し、左右のエアーバネ4,4の膨らみ高さが一定となるように、左右のエアーバネ4,4に注入する空気圧を左右別々に制御するものである。即ち、左右のエアーバネ4,4の膨らみ高さを一定にすることで、左右の受け台7a,7bの高さを水平に揃えることができる。
本例の振動装置1では、左右の受け台7a,7b上にCフック9が載せられる毎に、左右のエアーバネ4,4の膨らみ高さを一定に制御するものである。
即ち、線材コイル10を吊り下げて搬送されてきたCフック9の昇降フレーム部9aの左右端が左右の受け台7a,7b上に掛け渡し状に載せられる時には、全てのエアーバネ4,4の空気は抜かれて、図2のような下降位置にエアーバネ4,4,4,4が配置されており、受け台7a,7b上にCフック9が載せられると、左右それぞれ一対のエアーバネ4,4へ左右別回路でエアーが注入されて、徐々に左右のエアーバネ4,4は上方へ膨らんでゆく。この時に、センサー15b,15cからの信号で左右のエアーバネ4,4が一定高さとなるように左右別々に空気圧が制御される。即ち、左右の受け台7a,7bの高さが水平となるように制御される。
左右の受け台7a,7bの高さが同じ高さにされると、Cフック9の受け面9dは水平状態となるように設計されているため、Cフック9の受け面9dは水平となり、この状態で振動モーター16a,16bが作動して、振動が左右の振動フレーム5a,5bに伝わり、左右の受け台7a,7bの振動によりCフック9が振動して、Cフックに吊り下げられている線材コイル10が振動し、これにより、Cフック9の受け面9dと線材コイル10の内周面の接触面がズレて、線材コイル10の全面に酸洗液が均一に作用することとなり、また、酸洗液も振動により動かされるため、振動により酸洗処理を早く行うことができるものとなる。即ち、振動を与えることにより、Cフック9の受け面9dに対する線材コイルの接触面をずらし、しかも酸洗液を振動により動かせて洗浄効果を高めることができるものである。
なお、本例では、重量の異なる別品番の線材コイル10が吊り下げられる場合にも、線材コイル10に振動を与える前に、毎回Cフック9の受け面9dが水平となるように制御調整されるため、振動中に線材コイル10の重心が変化して従来のように傾くようなことがなくなり、従来のような異常振動が発生することが抑えられて、安定した状態でCフック9が振動され、支柱2側のがたつき等が生じないものとなる。従って、振動時に静かな安定した振動が得られるものとなる。
1 振動装置
2 支柱
3 下固定板
3a 下ストッパー
4 エアーバネ
5a,5b 振動フレーム
6a,6b 受け台ベース
7a,7b 受け台
8 連結バー
9 Cフック
9a 昇降フレーム部
9c 水平部
9d 受け面
10 線材コイル
11 上固定板
11a 上ストッパー
12 浮き上がり防止ストッパー
13 ロッド
13a ストライカー
15a 下降端センサー
15b 中間位置用センサー
15c 上昇端センサー
16a,16b 振動モーター(振動体)
17 空気圧制御ボックス

Claims (1)

  1. それぞれエアーバネに支えられた左右の受け台と、
    該左右の受け台に掛け渡し状に載せられる線材コイル吊り下げ用のフックと、
    該フックに前記受け台を介し振動を与える振動体を備えて構成された振動装置において、
    前記左右のエアーバネの空気を抜いた状態で、前記左右の受け台上に前記フックを載せ、
    その状態で前記左右のエアーバネにそれぞれ別回路で空気を注入して前記左右の受け台を上昇させる時に、前記フックの線材コイル受け面が水平となるように前記左右のエアーバネの空気圧を制御した後、
    前記振動体を作動させる
    ことを特徴とする振動装置の運転方法。
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