JP5682115B2 - サウンドマスキングを行うための装置およびプログラム - Google Patents
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Description
この発明では、ターゲット音の聴き取りを妨害するために第1マスカ音を発生するとともに、それに先行して、この第1マスカ音が聴者に与える喧騒感や不快感を軽減するために第2マスカ音を発生する。ここで、第1マスカ音の内容はターゲット音に合わせて決定し、第2マスカ音の内容は第1マスカ音に合わせて決定することが好ましい。例えば次の通りである。
ターゲット音が排泄音のように暗騒音に対して大きな音量を有する場合(例えば50dBA以上)、一般的に流水音に似た音が第1マスカ音とされる。そこで、第1マスカ音に類似した音、例えば木琴音やハープ音等のように小川の水の流れる音に似た音色を持った楽音で、第1マスカ音に時間波形が類似した音を作り、これを第1マスカ音とは異なるスペクトルエンベロープを持った楽音または環境音等の音の中に断続的または継続的に混合して第2マスカ音を生成する。さらに第2マスカ音の平均音量、すなわち、Leq(等価騒音レベル)は、第1マスカ音のLeqよりも小さく、かつ、第1マスカ音および第2マスカ音が再生される空間の暗騒音のレベルよりは大きく、しかも当該暗騒音に対する音量の変化が不快に感じないレベル変化量(例えば音の大きさが2倍以内の変化とみなせる10dBA以内の変化量)とする。このように第1マスカ音とは異なるスペクトルエンベロープを持った音(以下、第2マスカ音の第1の成分という)に対して、第1マスカ音に類似した音(以下、第2マスカ音の第2の成分という)を混合し、第1マスカ音と聴感的に親和性のあるマスカ音を第2マスカ音とすることが、大音量のターゲット音をマスキングする大音量の第1マスカ音の喧騒感や不快感を軽減することに有効に働く。この第1マスカ音の喧騒感や不快感を軽減する効果を得るために、第2マスカ音の第2の成分の音量は、第2マスカ音の第1の成分によってマスキングされない程度の音量である必要がある。一例として、第2の成分は、第1の成分の音量に対して−10dB以上の音量であれば、第1の成分によってマスキングされず、第1マスカ音の喧騒感や不快感を軽減する効果を発生する。
この場合、第1マスカ音として、人の声と同様のスペクトルエンベロープを持つノイズマスカまたは人の声から合成した音声マスカを使用することとなる。このため、第2マスカ音は、第1マスカ音と異なるスペクトルエンベロープを有する音、例えば楽音または環境音(人為的または人工的な音でなく自然環境にある音)とする。暗騒音、第2マスカ音、第1マスカ音の平均音量(Leq)の大小関係は上記(1)と基本的に同様である。ただし、ターゲット音の音量が暗騒音と同程度の小音量である場合には、第1マスカ音の音量が暗騒音よりも僅かに大きな音量であれば必要なマスキング効果が得られる。このような状況では、第2マスカ音の音量を暗騒音の音量と第1マスカ音の音量との中間の音量とするよりは、むしろ第1マスカ音の音量よりも僅かに大きな音量とした方が、第1マスカ音の喧騒感や不快感をより軽減することができる場合がある。
Claims (4)
- ターゲット音の聴き取りを妨害する第1マスカ音が聴覚に与える影響を緩和する第2マスカ音を発生する第2マスカ音発生手段を具備し、
前記第2マスカ音発生手段は、前記第2マスカ音として、前記第1マスカ音によりマスキングされない音量の断続的なピークを有する音を、前記第1マスカ音の発生に先行して発生する
ことを特徴とするマスカ音緩和装置。 - 前記第2マスカ音発生手段は、前記第2マスカ音として、前記第1マスカ音と異なるスペクトルエンベロープを有する音を発生するとともに前記断続的なピークを有する音として前記第1マスカ音と類似したスペクトルエンベロープを有する音を発生することを特徴とする請求項1に記載のマスカ音緩和装置。
- ターゲット音の聴き取りを妨害する第1マスカ音を発生する第1マスカ音発生手段と、
請求項1または請求項2に記載のマスカ音緩和装置と
を具備することを特徴とするサウンドマスキング装置。 - コンピュータを、
ターゲット音の聴き取りを妨害する第1マスカ音が聴覚に与える影響を緩和する第2マスカ音として前記第1マスカ音によりマスキングされない音量の断続的なピークを有する音を発生する第2マスカ音発生手段と、
前記第1マスカ音の発生に先行して前記第2マスカ音発生手段による第2マスカ音の発生を行わせる手段と
して機能させるプログラム。
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JP2010014721A JP5682115B2 (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | サウンドマスキングを行うための装置およびプログラム |
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JP2010014721A JP5682115B2 (ja) | 2010-01-26 | 2010-01-26 | サウンドマスキングを行うための装置およびプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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