JP2016177204A - サウンドマスキング装置 - Google Patents

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Masahito Hata
雅人 秦
高史 山川
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Abstract

【課題】 聴者に不快感を与えることなく、音響空間内におけるマスカ音の音圧分布の偏りを防止する技術を提供する。【解決手段】 再生処理部120A_nおよび120B_nは、それぞれ攪乱音記憶領域210および環境音記憶領域220からマスカ音を構成する攪乱音および環境音の各音データを読み出すと、当該各音データを基に攪乱音および環境音について周期性の有無を判別し、その判別結果に応じた遅延が付与されるように各音データを出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、マスキング効果を利用して音の漏れ聞こえを防ぐ技術に関する。
マスキング効果とは、通常なら明瞭に聞こえる音が別の音でマスクされて聞こえなくなることをいう。マスキング効果を利用して音の漏れ聞こえを防ぐ技術の一例として、サウンドマスキング装置が挙げられる。サウンドマスキング装置とは、音響空間内にマスカ音を放音することで、その音響空間内の特定話者の音声(会話)を第三者に聞き取りにくくさせる装置のことをいう。マスカ音の具体例としては、攪乱音や、環境音などの非攪乱音、或いは両者をミキシングした音が挙げられる。攪乱音とは人間の声を攪乱することにより無意味化または理解不能化した音のことをいう。攪乱音はマスキング効果が高いという利点を有するものの、聴者に不快感を与え得るという欠点を有する。環境音とは、例えば森の音(鳥の鳴き声や木々がざわめく音)や波の音等、一般に自然界にある音のことをいう。環境音等の非攪乱音は、空間内の演出に寄与する利点を有するものの、攪乱音と比較してマスキング効果が低いという欠点を有する。両者をミキシングしたマスカ音を用いるのは、両者の利点を両立させるためである。
サウンドマスキング装置を音響空間に設置する場合、設置する音響空間の大きさ(広さ)を考慮した設置態様をとる必要がある。例えば、ホテルのロビー等、比較的大きい空間内にサウンドマスキング装置を設置する場合、空間全体にマスカ音を響き渡らせるために、サウンドマスキング装置を天井の四隅に設置する態様が好ましい。4チャンネル出力のサウンドマスキング装置であれば、4個のスピーカをそれぞれ天井の四隅に設置する態様であってもよい。
しかし、上記設置態様をとった場合、以下のような問題が発生する。通常、同一空間内に設置された複数のスピーカからマスカ音を放音すると、各スピーカから放音されるマスカ音により干渉が発生する。この結果、各スピーカからの距離に応じて、マスカ音の音圧に差異が現れる。特に、各スピーカから各々同位相でマスカ音が放音された場合、各スピーカから等距離にある位置(部屋の中心付近)では、その周辺部よりもマスカ音の音圧レベルが大きくなる。この結果、空間内のマスカ音の音圧分布に偏りが発生する。また、干渉により、空間内に響くマスカ音の周波数特性が悪化する場合がある。
このようにマスカ音の音圧分布に偏りが発生すると、各スピーカからの距離に応じて、マスキング効果にばらつきが発生する。また、マスカ音の音圧分布に偏りが発生すると、音の拡がり感(マスカ音が空間全体に響いているような感覚)が損なわれ、聴者に聴感上の違和感を与える場合がある。また、マスカ音の周波数特性が悪化すると、マスカ音が不快な音となり、聴者に不快感を与える場合がある。そこで、上記問題点を回避するために、複数のスピーカから放音される各マスカ音間の相関性を低くする(無相関化する)ことにより、音圧分布の偏りを防止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたマスカ音出力装置は、予め定められた波長分の攪乱音と環境音(特許文献1では、背景音および演出音と記載)の各音データを記憶しており、各音データをミキシングし、ミキシング結果をマスカ音として放音する処理を繰り返す。複数のマスカ音出力装置を音響空間に配置してマスキングを行う場合、各マスカ音出力装置間でマスカ音の再生開始タイミングをランダムにずらすことで、音圧分布の偏りを防止する。
特開2012−137742号公報
しかし、上記マスカ音出力装置を用い、例えば環境音として波の音或いは森の音を放音させた場合、以下のような問題が発生する。波の音のように周期性のある音では、一定の周期で音圧レベルが変動する。しかし、マスカ音出力装置毎にランダムに再生開始タイミングをずらして波の音の再生を開始させると、波の音の音圧レベルがピークとなるタイミングにずれが生じて波の音本来の周期性が崩れ、不快な音となる。また、森の音のように周期性のない音をランダムに設定されたタイミングで放音させた場合、そのタイミングによっては、空間内で森の音が反響するため、不快な音が響き、聴者に不快感を与えることになる。また、攪乱音についても同様のことがいえる。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、聴者に不快感を与えることなく、音響空間内におけるマスカ音の音圧分布の偏りを防止する技術を提供することを目的としている。
この発明は、取得したマスカ音について周期性の有無を判別し、その判別の結果に応じた遅延を前記マスカ音に付与する再生処理手段を有することを特徴とするサウンドマスキング装置を提供する。
かかる発明によれば、周期性の有無に応じた遅延がマスカ音に付与される。このため、周期性を有するマスカ音の周期性が損なわれたり、周期性を有さないマスカ音に反響が付与されたりすることが回避され、不快な音が発生することはない。このようなサウンドマスキング装置を音響空間内に複数設置してサウンドマスキングを行えば、聴者に不快感を与えることがなく、その音響空間内にマスカ音の音圧分布の偏りが発生することも防止される。
この発明の一実施形態であるサウンドマスキング装置1の構成を示すブロック図である。 同実施形態においてサウンドマスキング装置1が放音するマスカ音の音圧分布を示す図である。 同実施形態において環境音に付与されたディレイの例を示す図である。 同実施形態においてマスカ音の聴者が知覚する不快感の主観評価結果を示す図である。
図1は、この発明の一実施形態であるサウンドマスキング装置1の構成を示すブロック図である。このサウンドマスキング装置1は、例えばホテルのロビーに設置され、N(Nは任意の自然数、本実施形態ではN=4)個の出力系統からマスカ音を放音する。本実施形態では、マスカ音として、攪乱音と非攪乱音とをミキシングした音を用い、非攪乱音として環境音を使用する。図1に示すように、サウンドマスキング装置1は、マスカ音生成部10、操作部20およびN個の出力系統となるスピーカ30_n(n=1〜N)を有している。
操作部20とスピーカ30_nは、従来のサウンドマスキング装置において用いられているものと特段に変わるところはなく、概略は以下の通りである。操作部20は、利用者に各種情報を入力させるための手段であり、サウンドマスキング装置1の筐体に設けられた押しボタン、ボリューム摘み、タッチパネル等により構成されている。ユーザは操作部20に対する操作により、マスカ音を構成する非攪乱音の種類の選択や、攪乱音と非攪乱のミキシング比率の指定等を行うことができる。操作部20に対して何らかの操作が行われると、操作部20は、その操作内容に応じた情報をマスカ音生成部10に与える。スピーカ30_nは、マスカ音生成部10から与えられるマスカ音信号をマスカ音として放音する。本実施形態では、スピーカ30_1〜30_4の各々は、ホテルのロビーの天井に、各スピーカを結ぶ対角線の中心から均等な配置となるように1台ずつ設置されている。
マスカ音生成部10は、操作部20から与えられた情報に応じてマスカ音信号を生成し出力する。マスカ音生成部10は、CPU100、記憶部200およびD/A変換部300_nを有している。記憶部200は、例えばROM(Read Only Memory)であり、攪乱音記憶領域210と環境音記憶領域220とを有する。また、記憶部200には、CPU100が実行するプログラム230が記憶されている。
攪乱音記憶領域210には、所定時間分の攪乱音のサンプルデータ列である攪乱音データが格納されている。ここで、攪乱音データは、例えば人間の声を無意味化または理解不能化した音を示す波形データである。具体的には、攪乱音データは、人間の声を収音することにより得られる波形データを複数のフレームに分割し、それらのフレームを元の音声とは異なる順序に並び替えることにより生成された波形データである。
環境音記憶領域220には、所定時間分の環境音のサンプルデータ列である環境音データが格納されている。本実施形態では、環境音データとして、森の音(例えば、鳥の鳴き声や木々がざわめく音)、波の音、都会の雑踏音(例えば、街中で聞かれる生活音)および空調音の4種類の音の各々を表す波形データが予め環境音記憶領域220に格納されている。なお、必要に応じて、上記4種類の音の他にホテルのロビー音等の音を適宜格納しても勿論良い。
CPU100は、記憶部200に格納されているプログラム230を実行することにより、マスカ音生成部10の各部を制御する制御中枢として機能する。CPU100がプログラム230を実行することにより実現される機能は、図1に示す情報取得部110、再生処理部120A_nおよび120B_n(n=1〜N)、ミキシング制御部130_n(n=1〜N)およびレベル制御部140_n(n=1〜N)に大別される。
情報取得部110は、操作部20の操作により入力される各種情報を取得する情報取得手段である。より詳細には、情報取得部110は、ユーザが操作部20の操作により環境音の種類を選択すると、ユーザにより選択された環境音に対応する環境音データの読み出し指示を再生処理部120B_nに与える。この読み出し指示には、選択された環境音の種類を示す情報が含まれている。また、情報取得部110は、上記操作が為されたことを契機として、再生処理部120A_nに攪乱音データの読み出し指示を与える。また、情報取得部110は、ユーザが操作部20の操作により攪乱音と環境音のミキシング比率を設定すると、ミキシング制御部130_nに攪乱音データと環境音データのミキシング制御を実行すべき旨を示すミキシング制御指示を与える。このミキシング制御指示には、ミキシング比率を示す情報が含まれている。また、情報取得部110は、ユーザが操作部20の操作によりマスカ音の音量を設定すると、レベル制御部140_nに後述するレベル制御処理を実行すべき旨のレベル制御指示を与える。このレベル制御指示には、マスカ音の音量を示す情報が含まれている。
再生処理部120A_nおよび120B_nは、取得したマスカ音(より詳細には、マスカ音を構成する攪乱音と非攪乱音の各々)について周期性の有無を判別し、その判別の結果に応じた遅延を当該マスカ音に付与する再生処理手段である。再生処理部120A_nは、情報取得部110から読み出し指示を受け取ると、攪乱音記憶領域210から攪乱音データを読み出し(攪乱音データを取得し)、当該攪乱音データを構成する各サンプルをミキシング制御部130_nに順次出力する処理をマスカ音の再生停止を指示されるまで繰り返す(以下、再生という)。再生処理部120B_nは、情報取得部110から読み出しを指示された環境音データを環境音記憶領域220から読み出し(環境音データを取得し)、当該環境音データを再生する。
上述したように、空間内に放音されるマスカ音の音圧分布の偏りを防止するためには、各チャンネル間で、マスカ音の放音開始タイミング(或いは、各チャンネルから放音されるマスカ音の位相)を分散させる必要がある。そこで、本実施形態では、再生処理部120A_n(n=2〜N)および120B_n(n=2〜N)が攪乱音データおよび環境音データを読み出す際に、各チャンネル毎に、異なる時刻のサンプルデータから読み出しを開始することにより、これを実現する。より具体的には、再生処理部120A_1は、上記読み出し指示を受け取ると、攪乱音データを先頭のサンプルデータから読み出しを開始する。一方、再生処理部120A_2は、上記読み出し指示を受け取ると、先頭からt秒経過した時刻のサンプルデータから読み出しを開始する。また、再生処理部120A_3は、上記読み出し指示を受け取ると、先頭から2×t秒経過した時刻のサンプルデータから読み出しを開始する。また、再生処理部120A_nは、上記読み出し指示を受け取ると、先頭からt×(n−1)秒経過した時刻のサンプルデータから読み出しを開始する。これと同様の処理は、再生処理部120B_nにおいても行われる。
この結果、再生処理部120A_n(n=1〜N−1)が再生する攪乱音データは、再生処理部120A_n+1が再生する攪乱音データに対してt秒の遅延を伴うことになる。このようにして、本実施形態では、N個のチャンネルの各々から出力される攪乱音に遅延(ディレイ)を付与するのである。これと同様のことは、環境音データについてもいえる。この結果、各チャンネル間では、出力される攪乱音および環境音にt秒のディレイが発生する。各チャンネル間で、出力されるマスカ音に上記t秒のディレイに応じた位相差が発生するため、各チャンネルから放音されるマスカ音間の相関性が低くなり、空間内におけるマスカ音の音圧分布の偏りが防止される。このようにして、本実施形態では、マスキング効果のばらつきが抑制されるとともに、音の拡がり感の欠如に起因する聴感上の違和感を聴者に与えることが防止されるのである。また、部屋全体に響き渡るマスカ音の周波数特性の悪化を抑制し、聴者に不快な音を与えることが防止されるのである。
図2は、マスカ音の音圧分布の測定結果を示す図である。本測定において、本願発明者は、天井に均等に配置したサウンドマスキング装置1の4台のスピーカからマスカ音を放音させ、ある1台のスピーカの直下から部屋の中心部に亘る各測定点におけるマスカ音の音圧レベルを測定した。図2(a)はディレイが付与されていないマスカ音の音圧分布を示し、図2(b)はディレイが付与されたマスカ音の音圧分布を示す。この図において、横軸は測定点を示しており、最小値0は部屋の中心部を表し、最大値10はスピーカの直下を表している。また、縦軸は部屋の中心部における音圧レベルを基準とした、各測定点における音圧レベル(すなわち、中心部における音圧レベルとの差)を示している。図2におけるVSP-1(No.6)〜VSP-1(No.8)は、マスカ音の種類を示す識別子である。VSP-1(No.6)は攪乱音と環境音である都会の雑踏音とを含むマスカ音を示す識別子であり、VSP-1(No.7)は攪乱音と環境音であるホテルのロビー音とを含むマスカ音を示す識別子であり、VSP-1(No.8)は攪乱音と環境音である空調音とを含むマスカ音を示す識別子である。図2(a)に示すように、マスカ音にディレイが付与されていない場合、マスカ音の種類に拘わらず、音圧レベル差は約4dBに亘っている。これに対し、図2(b)に示すように、マスカ音にディレイが付与されると、マスカ音の種類に拘わらず、音圧レベル差は2dB以内に収まっている。このように、マスカ音にディレイを付与することにより音圧レベル差を半減させることができる。
上述したように、各チャンネル間で異なる位相差のマスカ音が放音されたとしても、その位相差(或いは、放音開始タイミング)を、攪乱音或いは環境音の種類に応じて適切な値に調整しなければ不快な音が発生する。これを回避するために、再生処理部120A_nおよび120B_nは、本発明の特徴を顕著に示す処理を実行する。以下、その処理の詳細を再生処理部120B_nについて説明する。再生処理部120B_nは、環境音記憶領域220から環境音データを読み出すと、当該環境音データに周期性があるか否かを判別する。周期性の有無の判別方法としては、自己相関を算出する等の周知の方法を用いれば良い。以下の説明では、周期性のある環境音(すなわち、音圧レベルが一定ではない音)を非定常音と呼び、周期性のない環境音(すなわち、音圧レベルが一定である音)を定常音と呼ぶ。非定常音の例としては波の音が挙げられる。また、定常音の例としては、森の音が挙げられる。
再生処理部120B_nは、上記判別処理を実行すると、当該判別結果を基に上記tの値を決定する。図3は、環境音に付与されたディレイの例を示す図である。図3(a)には、ディレイが付与されていない定常音の波形とディレイが付与された定常音の波形が示されている。図3(a)に示すように、再生処理部120B_nは、取得した環境音データが定常音を示すサンプルデータ列であると判断した場合(すなわち、当該環境音に周期性がないと判別した場合)には、t=5とする。図3(b)には、ディレイが付与されていない非定常音の波形とディレイが付与された非定常音の波形が示されている。図3(b)に示すように、再生処理部120B_nは、取得した環境音データが非定常音を示すサンプルデータ列であると判別した場合、t=1とする。この結果、定常音には5秒のディレイが付与され、非定常音には1秒のディレイが付与される。定常音の場合と非定常音の場合で付与するディレイに違いがあるのは以下の理由による。ディレイが付与されていない非定常音とディレイが付与された非定常音の各々が空間内に放音される場合、ディレイが大きすぎると、両者が重ね合わさった結果、その非定常音の周期性が損なわれる。これを回避するために、図3(b)に示すように、遅延(tの値)を、ディレイが付与された非定常音の音波形のピークとディレイが付与されていない非定常音の音波形のピークとが一部において重複する時間長(図3(b)に示す例では1秒)とするのである。なお、ピークとは、音波形のエンベロープにおいて、他の部分に比べて局所的に相対的な音圧レベルが大きくなる部分のことをいう。ピークに対応する部分の判断は、非定常音の音圧レベルと任意に設定した閾値との比較により行えばよい。一方、図3(a)に示すように、定常音には周期性がないため、ディレイの大小に拘わらず上記現象が発生することはない。しかし、定常音の場合、付与するディレイを極端に小さくすると、あたかも反響(エコー)が付与されたような聴感となってしまう。これを回避するために、再生処理部120B_nは、定常音については非定常音よりも大きなディレイを付与するのである。なお、チャンネル数が増加すると、その増加に応じた分だけ上記重複部分の幅が拡大し、その周期性が損なわれることになる。これを回避するためには、上記重複部分の幅を制限する必要がある。その方法として、例えば、チャンネル数を小さくする方法や、チャンネル数は変えずに付与するディレイを制限する方法がある。前者の例としては、例えば、部屋の天井の4か所からマスカ音を放音させる際に、4チャンネルサウンドマスキング装置1を用いる代わりに、2チャンネルサウンドマスキング装置1を2台用いる方法が挙げられる。この場合、各サウンドマスキング装置1のそれぞれ異なる番号のチャンネルに対応するスピーカ同士を対角線上に配置させる必要がある。これにより、無相関化が実現され、4チャンネルサウンドマスキング装置を用いた場合と同様の効果が得られる。後者の例としては、例えば4チャンネルサウンドマスキング装置において、t×(n−1)秒のディレイ(t=1、n=3)を複数のチャンネル(例えば、n=3および4)から放音される非定常音に付与する方法が挙げられる。これにより、上記重複部分の幅が3チャンネルサウンドマスキング装置を用いた場合と同様の幅まで抑えられる。
再生処理部120A_nは、常にt=5とする。一般に攪乱音には周期性はなく、定常音と同様と考えられるからである。なお、攪乱音についても周期性の有無を判別し、その判別結果に応じたディレイ(すなわち、周期性がない場合には大きなディレイ、周期性がある場合には小さなディレイ)を付与するようにしても良い。
ミキシング制御部130_nは、再生処理部120A_nおよび120B_nから出力される音データ(すなわち、攪乱音データおよび環境音データ)をミキシングするミキシング制御手段である。ミキシング制御部130_nは、再生処理部120A_nおよび120B_nの各々から出力された攪乱音データおよび環境音データを、情報取得部110から受け取ったミキシング制御指示により指定されたミキシング比率に従ってミキシングし、当該ミキシング結果をマスカ音データとしてレベル制御部140_nに与える。
レベル制御部140_nは、ミキシング制御部130_nから受け取ったマスカ音データを、情報取得部110から受け取ったレベル制御指示により指定された音量と一致するように増幅し、増幅後のマスカ音データをD/A変換部300_nに出力する。
D/A変換部300_nは、レベル制御部140_nから受け取ったマスカ音データをD/A変換し、アナログ形式のマスカ音信号をスピーカ30_nに出力する。スピーカ30_nは、D/A変換部300_nから出力されるマスカ音信号をマスカ音として放音する。
以上がサウンドマスキング装置1の構成である。
次に、午前中は環境音として森の音を選択し、午後は波の音を選択する場合を例にとって、サウンドマスキング装置1が実行する動作について説明する。例えば、就業時刻に出勤してきたユーザが操作部20を操作して森の音を選択すると、情報取得部110は再生処理部120B_nに森の音を示す情報を含む読み出し指示を与える。再生処理部120B_nは、当該読み出し指示を受け取ると、記憶部200の環境記憶領域220から森の音に対応する環境音データを読み出し、当該環境音データの周期性の有無を判別する。森の音は定常音であるため、再生処理部120B_nは当該環境音データに周期性がないと判別し、t=5として当該環境音データの再生を開始する。その結果、午前中のホテルのロビーには、チャンネル間で5秒のディレイに応じた位相差を有する森の音を含むマスカ音が放音される。
午後になり、ユーザが環境音の種類を波の音に切り替えると、情報取得部110は再生処理部120B_nに波の音を示す情報を含む読み出し指示を与える。再生処理部120B_nは、当該読み出し指示を受け取ると、記憶部200の環境記憶領域220から波の音に対応する環境音データを読み出し、当該環境音データの周期性の有無を判別する。波の音は非定常音であるため、この判別処理において再生処理部120B_nは当該環境音データに周期性があると判別し、t=1として当該環境音データの再生を開始する。その結果、午後のホテルのロビーには、チャンネル間で1秒のディレイに応じた位相差を有する波の音を含むマスカ音が放音される。
このように、ユーザが環境音の種類を定常音である森の音から非定常音である波の音に変更すると、再生処理部120B_nは、各チャンネル間のディレイを5秒から1秒に切り替える。また、ユーザが環境音の種類を非定常音である波の音から定常音である森の音に変更した場合には、再生処理部120B_nは、各チャンネル間のディレイを1秒から5秒に切り替える。このように、ユーザがいかなる環境音を選択しようと、再生処理部120B_nは、その都度環境音の周期性の有無を判別し、判別結果に応じたディレイを環境音に付与する。つまり、本実施形態によれば、環境音の種類に応じてユーザがディレイを調整する必要がなくなる。
図4は、マスカ音の聴者が知覚する不快感の主観評価結果を示す図である。本測定において、本願発明者は、部屋の天井に設置されたサウンドマスキング装置1のスピーカ配置を種々設定し、各スピーカから放音されるマスカ音(再生音量:45dBA)の聴者が知覚する聴感印象を主観評価値として数値化した。図4(a)はディレイが付与されていないマスカ音についての評価結果を示し、図4(b)は周期性の有無に応じたディレイが付与されたマスカ音についての評価結果を示している。図4におけるPinkNoise、NoiseMaskerおよびVSP-1(No.6)〜VSP-1(No.8)は、マスカ音の種類を示す識別子である。PinkNoiseは1オクターブ毎のエネルギーが等しい雑音を示す識別子であり、NoiseMaskerは擬似空調音によるマスカ音を示す識別子である。VSP-1(No.6)〜VSP-1(No.8)については、図2で示したとおりである。本測定では、上述した再生処理部120A_nおよび120B_nによる処理の結果、攪乱音および定常音には5×(n−1)秒のディレイが、非定常音にはn−1秒のディレイが付与されている。この図において、縦軸は主観評価値を示している。ここで、聴者が知覚する聴感印象は、主観評価値が基準レベル以下であれば好ましく、基準レベルを超えると好ましくない。横軸はスピーカ配置を示している。より具体的には、“MAXIMUM OVERLAP”とは、ある一つのスピーカの音圧コンタの中心を、隣接するスピーカの音圧コンタが通るスピーカ配置である。“MINIMUM OVERLAP”とは、対象となる全スピーカの中心(重心)に対応する点を、各スピーカの音圧コンタが通るスピーカ配置である。“EDGE TO EDGE”とは、各スピーカの音圧コンタが、互いに重なることなく接するスピーカ配置であり、“1.4×EDGE TO EDGE”とは、“EDGE TO EDGE”の場合の音圧コンタの中心間隔の1.4倍の間隔で各スピーカの音圧コンタが接するスピーカ配置である。図4(a)および(b)を比較すると、スピーカ配置或いはマスカ音の種類に拘わらず、ディレイを付与することにより、主観評価値は総じて基準レベルよりも低くなり、かつ、ディレイを付与しない場合よりも改善していることが分かる。
以上、本実施形態によれば、各チャンネルから放音されるマスカ音間に上記ディレイに応じた位相差を付与することにより音響空間内におけるマスカ音の音圧分布の偏りを防止し、加えて、当該マスカ音にその種類に応じたディレイを付与することにより聴者に不快感を与えることを防止することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の各種の実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。
(1)上記実施形態では、再生処理部120A_nおよび120B_n(n=2〜N)は、攪乱音データおよび環境音データを読み出す際に、先頭からt×(n−1)秒経過した時刻のサンプルデータから読み出しを開始した。しかし、再生処理部120A_nおよび120B_n(n=2〜N)は、攪乱音データおよび環境音データの先頭サンプルからの読み出しをそれぞれ異なる時刻に開始してもよい。より詳細には、再生処理部120A_2は、再生処理部120A_1が攪乱音データの読み出しを開始したt秒後(t=5または1)に攪乱音データの読み出しを開始し、再生処理部120A_3は、再生処理部120A_2が攪乱音データの読み出しを開始したt秒後(t=5または1)に攪乱音データの読み出しを開始し、再生処理部120A_nは、再生処理部120A_n−1が攪乱音データの読み出しを開始したt秒後(t=5または1)に攪乱音データの読み出しを開始する。再生処理部120B_nについても同様である。この場合も、各チャンネル間で、放音されるマスカ音にt秒のディレイを付与することができる。
(2)上記実施形態では、再生処理部120A_nおよび120B_nは、定常音には5秒のディレイを、非定常音には1秒のディレイを付与した。しかし、非定常音および定常音に付与するディレイの時間長はこれに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。例えば、再生処理部120B_nは、定常音の周期の長さに応じて、付与するディレイの長短を適宜調整してもよい。これにより、周期性の有無だけでなく、周期の長さに応じたディレイが環境音に付与されるため、聴者の聴感印象をさらに向上させることができる。また、付与するディレイの時間長は、環境音の周波数特性も考慮して調整してもよい。これにより、空間内に響く環境音の演出効果を高めることができる。
(3)上記実施形態では、再生処理部120A_nおよび120B_nに、それぞれ攪乱音データおよび環境音データを分析させることにより周期性の有無を判別させたが、予め周期性の有無を示す情報を、攪乱音および環境音の種類を示す情報に対応付けてテーブルに記憶してもよい。これにより、再生処理部120A_nおよび120B_nは、攪乱音および環境音の周期性の有無を当該テーブルの格納内容を参照して判別することができ、処理負荷を低減させることができる。
(4)上記実施形態では、ユーザが操作部20を操作して環境音の種類を選択したが、環境音の種類が時間帯に応じて自動的に切り替わるようにしてもよい。或いは、サウンドマスキング装置1にマイクロホンを設け、当該マイクロホンにより収音した音の音響特性に応じて、自動的に攪乱音の種類を変更してもよい。
(5)上記実施形態では、攪乱音データおよび環境音データは、予め攪乱音記憶領域210および環境音記憶領域220に格納されていたが、ネットワーク経由で上記各データをダウンロードしてもよい。また、マイクロホンを介してリアルタイムにマスカ音を表すデータを取得してもよい。
(6)上記実施形態における情報取得部110は、操作部20を介して環境音の種類等の各種の情報を取得した。しかし、操作部20を用いず、例えば通信装置を介して外部のサーバ等から当該情報を取得するようにしてもよい。これにより、例えば中央管理室等からサウンドマスキング装置1に各種指示を与えることができるため、利便性が向上する。
(7)上記実施形態では、攪乱音と非攪乱音とをミキシングしたマスカ音をサウンドマスキング装置1に放音させる場合について説明したが、攪乱音と非攪乱音のいずれか一方のみをマスカ音として放音させてもよい。すなわち、再生処理部120A_nおよび120B_nを、取得したマスカ音について周期性の有無を判別し、その判別の結果に応じた遅延を当該マスカ音に付与する再生処理手段として用いる場合において、攪乱音と非攪乱音のいずれか一方のみを当該マスカ音として用いるのである。この場合、ミキシング制御部130_nを省略することができる。また、上記実施形態では、サウンドマスキング装置1が複数の出力系統を有していたが、出力系統が1つだけのサウンドマスキング装置(すなわち、N=1のサウンドマスキング装置1)を音響空間内に複数設置し、サウンドマスキング装置毎に異なる大きさの遅延を付与しつつマスカ音を放音させるようにしても良い。
1…サウンドマスキング装置、10…マスカ音生成部、100…CPU、110…情報取得部、120A_n,120B_n…再生処理部、130_n…ミキシング制御部、140_n…レベル制御部、200…記憶部、210…攪乱音記憶領域、220…環境音記憶領域、230…プログラム、300_n…D/A変換部、20…操作部、30_n…スピーカ。

Claims (4)

  1. 取得したマスカ音について周期性の有無を判別し、その判別の結果に応じた遅延を前記マスカ音に付与する再生処理手段を有することを特徴とするサウンドマスキング装置。
  2. 前記再生処理手段を複数有し、
    当該複数の再生処理手段は、互いに大きさの異なる遅延を前記マスカ音に付与する
    ことを特徴とする請求項1に記載のサウンドマスキング装置。
  3. 前記マスカ音は攪乱音と非攪乱音とを含む音であり、
    前記再生処理手段は、前記攪乱音と前記非攪乱音の各々について周期性の有無を判別し、その判別の結果に応じた遅延を前記攪乱音と前記非攪乱音の各々に付与する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサウンドマスキング装置。
  4. 前記再生処理手段は、遅延を付与された非攪乱音の音波形のピークと遅延を付与されていない非攪乱音の音波形のピークとが一部において重複する遅延を前記非攪乱音に付与する
    ことを特徴とする請求項3に記載のサウンドマスキング装置。
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