JP5681683B2 - 移動端末試験装置及び移動端末試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動端末を試験する移動端末試験装置及び移動端末試験方法に関する。
近年、移動通信システムの通信速度を向上させるため、複数のキャリアを束ねるマルチキャリア方式と呼ばれる手法が盛んに導入されている。マルチキャリア方式には、例えば、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)の高速化規格であるMC(Multi Carrier)−HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)、EVDO(Evolution Data Only)の高速化規格であるMC−EVDO(EV-DO Rev.B)、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)の高速化技術であるCA(Carrier Aggregation)等がある。
従来、マルチキャリア方式を採用した移動端末を試験する装置としては、特許文献1に記載された波形生成装置が知られている。
特許文献1記載のものは、波形情報を記憶した複数の波形情報記憶手段と、各波形情報記憶手段からの波形情報を演算して所望のレベルで出力する複数の波形演算手段と、各波形演算手段からの各波形情報を合成する合成演算手段と、を有し、マルチキャリアの波形出力ができるようになっている。
特開2006−29862号公報
しかしながら、特許文献1記載のものは、マルチキャリアの波形を出力するにはキャリア数分の波形情報記憶手段を設ける必要があるので、キャリア数が増加するに従って装置の構造が複雑になり、製造コストが大幅に上昇するという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであり、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる移動端末試験装置及び移動端末試験方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る移動端末試験装置は、所定の中心周波数を有するプライマリキャリアとしての第1無線周波数信号(151)と、前記所定の中心周波数とは異なり、かつ互いに異なる中心周波数を有する少なくとも1つのセカンダリキャリアとしての第2無線周波数信号(152)と、を含むマルチキャリア試験信号(150)を移動端末(2)に出力して前記移動端末を試験する移動端末試験装置(10)であって、所定の帯域幅及び信号レベルを有するベースバンド信号(110)を出力するベースバンド信号出力手段(11)と、前記ベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号(111)を出力する複製ベースバンド信号出力手段(31)と、前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の少なくとも一方を予め定められた周波数シフト値だけ所定の周波数シフト基準周波数から周波数シフトさせる周波数シフト手段(33)と、周波数シフトされた前記ベースバンド信号(130)と前記複製ベースバンド信号(131)とを加算して加算ベースバンド信号(140)を出力するベースバンド信号加算手段(34)と、前記加算ベースバンド信号を所定の発振周波数に基づいて周波数変換することにより、前記ベースバンド信号を前記第1無線周波数信号とする、及び前記複製ベースバンド信号を前記第2無線周波数信号とする前記マルチキャリア試験信号を生成して前記移動端末に出力する無線周波数試験信号出力手段(12)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係る移動端末試験装置は、複製ベースバンド信号出力手段がベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号を出力し、ベースバンド信号加算手段が少なくとも一方が周波数シフトされたベースバンド信号と複製ベースバンド信号とを加算して加算ベースバンド信号を出力し、無線周波数試験信号出力手段が加算ベースバンド信号を無線周波数領域のマルチキャリア試験信号に変換して移動端末に出力することができる。
すなわち、本発明の請求項1に係る移動端末試験装置は、移動端末の試験において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力手段を1つ備えればよいこととなる。
したがって、本発明の請求項1に係る移動端末試験装置は、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明の請求項2に係る移動端末試験装置は、前記移動端末から前記マルチキャリア試験信号に対する応答信号(160)を受信し、受信した前記応答信号を解析する応答信号解析手段(40)をさらに備え、前記応答信号解析手段は、前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットを算出するスループット算出部(41)を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係る移動端末試験装置は、マルチキャリア試験信号に対するスループットの算出において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力手段を1つ備えればよいこととなるので、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明の請求項3に係る移動端末試験装置は、前記応答信号解析手段は、前記スループット算出部に代えて、前記マルチキャリア試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーを取得する基準信号受信パワー取得部(42)を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係る移動端末試験装置は、基準信号受信パワーの取得において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力手段を1つ備えればよいこととなるので、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明の請求項4に係る移動端末試験装置は、前記周波数シフト値を算出する周波数シフト値算出手段(16)をさらに備え、前記周波数シフト値算出手段は、前記第1無線周波数信号及び前記第2無線周波数信号が有する各中心周波数のうち最大の中心周波数と最小の中心周波数とから前記発振周波数を算出し、算出した前記発振周波数に基づいて前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の各周波数シフト値を算出するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項4に係る移動端末試験装置は、周波数シフト値算出手段を備えるので、ベースバンド信号及び複製ベースバンド信号の各周波数シフト値を算出することができる。
本発明の請求項5に係る移動端末試験装置は、前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の各信号レベルを調整する信号レベル調整手段(32)をさらに備え、前記ベースバンド信号加算手段は、前記信号レベルが調整された前記ベースバンド信号(120)と前記複製ベースバンド信号(121)とを加算するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る移動端末試験装置は、信号レベル調整手段を備えるので、ベースバンド信号及び複製ベースバンド信号の各信号レベルを所望の値に調整することができる。
本発明の請求項6に係る移動端末試験装置は、前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットと、前記無線周波数試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーと、の少なくとも一方を前記マルチキャリア試験信号に含まれるキャリアごとに表示する表示手段(18)をさらに備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項6に係る移動端末試験装置は、スループット及び基準信号受信パワーの少なくとも一方をキャリアごとに表示する表示手段を備えるので、より詳細な解析結果を試験者に提示することができる。
本発明の請求項7に係る移動端末試験方法は、所定の中心周波数を有するプライマリキャリアとしての第1無線周波数信号(151)と、前記所定の中心周波数とは異なり、かつ互いに異なる中心周波数を有する少なくとも1つのセカンダリキャリアとしての第2無線周波数信号(152)と、を含むマルチキャリア試験信号(150)を移動端末(2)に出力して前記移動端末を試験する移動端末試験装置(10)を用いた移動端末試験方法であって、所定の帯域幅及び信号レベルを有するベースバンド信号(110)を出力するベースバンド信号出力ステップ(S21)と、前記ベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号(111)を出力する複製ベースバンド信号出力ステップ(S22)と、前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の少なくとも一方を予め定められた周波数シフト値だけ所定の周波数シフト基準周波数から周波数シフトさせる周波数シフトステップ(S24)と、周波数シフトされた前記ベースバンド信号(130)と前記複製ベースバンド信号(131)とを加算して加算ベースバンド信号(140)を出力するベースバンド信号加算ステップ(S25)と、前記加算ベースバンド信号を所定の発振周波数に基づいて周波数変換することにより、前記ベースバンド信号を前記第1無線周波数信号とする、及び前記複製ベースバンド信号を前記第2無線周波数信号とする前記マルチキャリア試験信号を生成して前記移動端末に出力する無線周波数試験信号出力ステップ(S26)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項7に係る移動端末試験方法は、複製ベースバンド信号出力ステップにおいてベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号を出力し、ベースバンド信号加算ステップにおいて少なくとも一方が周波数シフトされたベースバンド信号と複製ベースバンド信号とを加算して加算ベースバンド信号を出力し、無線周波数試験信号出力ステップにおいて加算ベースバンド信号を無線周波数領域のマルチキャリア試験信号に変換して移動端末に出力することができる。
すなわち、本発明の請求項7に係る移動端末試験方法は、移動端末の試験において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力ステップが1つでよいこととなる。
したがって、本発明の請求項7に係る移動端末試験方法は、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明の請求項8に係る移動端末試験方法は、前記移動端末から前記マルチキャリア試験信号に対する応答信号(160)を受信し、受信した前記応答信号を解析する応答信号解析ステップ(S30)をさらに含み、前記応答信号解析ステップは、前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットを算出するスループット算出ステップ(S33)を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項8に係る移動端末試験方法は、マルチキャリア試験信号に対するスループットの算出において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力ステップが1つでよいこととなるので、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明の請求項9に係る移動端末試験方法は、前記応答信号解析手段ステップは、前記スループット算出ステップに代えて、前記マルチキャリア試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーを取得する基準信号受信パワー取得ステップ(S35)を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項9に係る移動端末試験方法は、基準信号受信パワーの取得において、マルチキャリア試験信号に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するベースバンド信号出力ステップが1つでよいこととなるので、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
本発明は、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができるという効果を有する移動端末試験装置及び移動端末試験方法を提供することができるものである。
本発明の概要説明におけるマルチキャリア方式の信号の模式図である。 本発明の概要説明における移動端末試験装置の概要構成の説明図である。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態におけるメインフローチャートである。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における設定段階のフローチャートである。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における信号処理の説明図である。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における実行段階のフローチャートである。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における解析処理(スループット)のフローチャートである。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における解析処理(RSRP)のフローチャートである。 本発明に係る移動端末試験装置の一実施形態における解析処理結果の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(本発明の概要)
まず、本発明の概要について説明し、その後に、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、基地局1からUE(例えば携帯端末)2に向かうダウンリンク信号がW−CDMA規格に基づいたマルチキャリア方式の信号であると仮定する。この場合のダウンリンク信号は、同図に模式的に示すような構成を採り得る。
すなわち、DC(Dual Carrier (Dual Cell))−HSDPA規格でのダウンリンク信号は、1つのプライマリキャリア3及び1つのセカンダリキャリア4を含む。また、4C(4carrier)−HSDPA規格でのダウンリンク信号は、1つのプライマリキャリア3及び3つのセカンダリキャリア4(4a〜4c)を含む。また、8C(8carrier)−HSDPA規格でのダウンリンク信号は、1つのプライマリキャリア3及び7つのセカンダリキャリア4(4a〜4g)を含む。
したがって、従来の移動端末試験装置では、UE2に対してマルチキャリア方式によるダウンリンク信号により試験を行う場合、プライマリキャリアとセカンダリキャリアとの合計個数分のベースバンド信号発生器を用意する必要があった。
ここで、UE2に対する試験項目のうち、例えば、スループットの算出やRSRP(Reference Signal Received Power:基準信号受信電力)の取得といった試験項目では、プライマリキャリア以外の信号は、必ずしも独立して生成する必要はなく、所定のフォーマットに従った信号が存在すればよい。本発明の発明者は、この点に着目し、プライマリキャリアの信号をベースバンド領域で複製し、複製した信号を擬似的にセカンダリキャリアとすることにより、スループットの算出やRSRPの取得の試験において従来よりも簡易な構造で試験することができる移動端末試験装置を発明した。
この移動端末試験装置の概要構成を図2に示す。すなわち、本発明に係る移動端末試験装置は、主要部の構成として、ベースバンド(BB)信号発生部11、複製部31、周波数シフト装置33、アップコンバータ12、ダウンコンバータ14、解析装置40を備える。
BB信号発生部11は、ベースバンド信号5を発生する。複製部31は、ベースバンド信号5を元にベースバンド信号6を複製し、複製元のベースバンド信号5及び複製ベースバンド信号6を出力する。周波数シフト装置33は、ベースバンド信号5及び複製ベースバンド信号6をそれぞれ周波数シフトする。アップコンバータ12は、加算されたベースバンド信号5及び複製ベースバンド信号6を、ベースバンド領域から無線周波数(RF)領域にアップコンバートして、プライマリキャリア3及びセカンダリキャリア4を含むマルチキャリア試験信号7をUE2に送信する。
ダウンコンバータ14は、UE2から受信した応答信号をダウンコンバートして、ベースバンド領域の信号にし、解析装置40に出力する。解析装置40は、ダウンコンバータ14からの信号を解析して、スループットの算出やRSRPの取得を実行する。
この構成により、本発明に係る移動端末試験装置は、ベースバンド領域の信号を発生するBB信号発生部11を1つ備えればよく、キャリア数分備える必要がないので、スループットの算出やRSRPの取得の試験において従来よりも簡易な構造で試験することができる。
(実施形態)
次に、本発明に係る移動端末試験装置の実施形態について説明する。
まず、構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態における移動端末試験装置10は、BB信号発生部11、I相成分(同相成分)処理装置20、Q相成分(直交成分)処理装置30、アップコンバータ12、結合部13、ダウンコンバータ14、操作部15、制御部16、表示制御部17、表示部18、解析装置40を備えている。この移動端末試験装置10は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、インタフェース等を含むコンピュータにより構成される。
BB信号発生部11は、制御部16からの制御信号に基づいて、I相成分及びQ相成分のベースバンド信号を発生し、I相成分のベースバンド信号(以下「I相BB信号」という。)をI相成分処理装置20に、Q相成分のベースバンド信号(以下「Q相BB信号」という。)をQ相成分処理装置30に、それぞれ出力するようになっている。このBB信号発生部11は、本発明に係るベースバンド信号出力手段を構成する。
I相成分処理装置20及びQ相成分処理装置30は同様な構成を有するので、図3ではQ相成分処理装置30の構成のみ図示し、I相成分処理装置20の構成の図示は省略している。
Q相成分処理装置30は、複製部31、レベル制御装置32、周波数シフト装置33、加算器34、デジタルアナログ変換器(DAC)35を備えている。
複製部31は、BB信号発生部11からQ相BB信号110を入力し、Q相BB信号110をn個複製するようになっている。ここで、nは1以上の整数であり、このnの情報は制御部16からの制御信号に含まれる。また、複製部31が複製したものを複製Q相BB信号111、112、・・・、11nで表す。なお、複製部31は、本発明に係る複製ベースバンド信号出力手段を構成する。
レベル制御装置32は、(n+1)個のレベル制御部320、レベル制御部321、・・・、レベル制御部32nを備え、制御部16からの制御信号に基づいて、複製部31から入力する各信号の信号レベルを可変するようになっている。このレベル制御装置32は、本発明に係る信号レベル調整手段を構成する。
例えば、レベル制御部320は、複製部31から複製元のQ相BB信号110を入力し、その信号レベルを所定の値に設定してQ相BB信号120として出力するようになっている。また、例えば、レベル制御部321は、複製部31から複製Q相BB信号111を入力し、その信号レベルを所定の値に設定してQ相BB信号121として出力するようになっている。
周波数シフト装置33は、(n+1)個の周波数シフト部330、周波数シフト部331、・・・、周波数シフト33nを備え、制御部16からの制御信号に基づいて、レベル制御装置32から入力する各信号の中心周波数を可変するようになっている。この周波数シフト装置33は、本発明に係る周波数シフト手段を構成する。
例えば、周波数シフト部330は、レベル制御部320からQ相BB信号120を入力し、その中心周波数を所定の値に設定してQ相BB信号130として出力するようになっている。また、例えば、周波数シフト部331は、レベル制御部321からQ相BB信号121を入力し、その中心周波数を所定の値に設定してQ相BB信号131として出力するようになっている。
加算器34は、周波数シフト部330が出力する(n+1)個のQ相BB信号130、131、・・・、13nを加算し、加算後の加算Q相BB信号140をDAC35に出力するようになっている。この加算器34は、本発明に係るベースバンド信号加算手段を構成する。
DAC35は、デジタル信号である加算Q相BB信号140をアナログ信号に変換し、アナログ値のQ相BB信号をアップコンバータ12に出力するようになっている。
アップコンバータ12は、I相成分処理装置20及びQ相成分処理装置30からそれぞれ入力するアナログ値のI相BB信号及びQ相BB信号を直交変調した後、さらに周波数変換によりRF領域のマルチキャリア試験信号150を生成してUE2に出力するようになっている。周波数変換をするための発振周波数の情報は、制御部16からの制御信号に含まれる。なお、アップコンバータ12は、本発明に係る無線周波数試験信号出力手段を構成する。
結合部13は、アップコンバータ12が出力するマルチキャリア試験信号150をUE2に出力するようになっている。また、結合部13は、マルチキャリア試験信号150に対してUE2が出力するRF領域の信号である応答信号160をダウンコンバータ14に出力するようになっている。
ダウンコンバータ14は、制御部16からの制御信号に基づいて、RF領域の信号である応答信号160に対して周波数変換及び復調処理を行ってベースバンド領域のアナログ値の応答信号を取得し、この応答信号をAD変換したデジタル値の応答信号170を解析装置40に出力するようになっている。
操作部15は、試験者がUE2の試験条件を設定するために操作するものである。例えば、操作部15において、BB信号発生部11に発生させるBB信号の種別、各キャリアの中心周波数及び信号レベル、試験項目等が設定される。操作部15は、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、試験条件等を表示するディスプレイ、これらを制御する制御回路やソフトウェア等で構成される。試験条件の設定は、例えば、各試験条件の一覧からの選択や、設定する周波数、信号レベル等の数値の入力等により実行される。
制御部16は、操作部15によって設定された各キャリアの中心周波数に基づいて、キャリアごとの周波数シフト値及びRF変換用の発振周波数を決定するようになっている。また、制御部16は、操作部15によって設定された情報を各部に出力するようになっている。この制御部16は、本発明に係る周波数シフト値算出手段を構成する。
解析装置40は、スループットを算出するスループット算出部41と、RSRPの値を取得するRSRP取得部42と、を備え、ダウンコンバータ14から入力した応答信号170を解析し、スループットの算出処理及びRSRPの取得処理を行うようになっている。また、解析装置40は、スループット及びRSRPのデータを表示制御部17に出力するようになっている。この解析装置40は、本発明に係る応答信号解析手段を構成する。また、RSRP取得部42は、本発明に係る基準信号受信パワー取得部を構成する。
表示制御部17は、スループット及びRSRPのデータを表示部18の画面に表示させる表示制御を行うようになっている。
表示部18は、例えば液晶ディスプレイで構成され、表示制御部17から入力したループット及びRSRPのデータを表示するようになっている。この表示部18は、本発明に係る表示手段を構成する。
なお、本実施形態では、レベル制御装置32の後段に周波数シフト装置33を配置しているが、複製部31の後段に周波数シフト装置33を配置し、その後段にレベル制御装置32を配置してもよい。
次に、動作について説明する。
図4のメインフローチャートに示すように、本実施形態における移動端末試験装置10の動作は、設定段階(ステップS10)及び実行段階(ステップS20)を含む。
まず、設定段階について図3を適宜参照しながら図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示すように、設定段階は、操作部15による設定段階(ステップS11)、制御部16による決定段階(ステップS12)、制御部16による設定段階(ステップS13)を含む。
ステップS11において、試験者は操作部15を操作することにより、UE2に出力するマルチキャリア試験信号の種別、各キャリアの中心周波数及び信号レベル、試験項目等が設定される。操作部15において設定された情報は制御部16に出力される。
以下の動作説明では、UE2に出力するマルチキャリア試験信号が、DC−HSDPA規格に準拠した信号であり、図6の上段に示すマルチキャリア試験信号150であるとする。
図6に示すように、マルチキャリア試験信号150は、中心周波数が800MHzのプライマリキャリア151(第1無線周波数信号)と、中心周波数が850MHzのセカンダリキャリア152(第2無線周波数信号)と、を含む。プライマリキャリア151及びセカンダリキャリア152は、帯域幅は互いに同じであり、信号レベルは互いに異なっている。この場合、試験者は操作部15を操作することにより、DC−HSDPA規格を選択し、各キャリアの中心周波数及び信号レベルを設定する。
ステップS12において、制御部16は、操作部15において設定された情報に基づいて、周波数変換用の発振周波数、キャリアごとの周波数シフト値を決定する。
具体的には、制御部16は、UE2に出力したいマルチキャリア試験信号の最高中心周波数及び最低中心周波数から周波数変換用の発振周波数を[数1]により算出する。
[数1]
周波数変換用の発振周波数=(最高中心周波数+最低中心周波数)/2
図6に示したマルチキャリア試験信号150の場合は、最高中心周波数=850MHz、最低中心周波数=800MHzであるので、周波数変換用の発振周波数=825MHzが得られる。
制御部16は、UE2に出力したいマルチキャリア試験信号に含まれるキャリアのうち、周波数シフトの対象であるキャリアの中心周波数と、周波数変換用の発振周波数とから、[数2]により周波数シフト値を算出する。
[数2]
周波数シフト値=中心周波数−周波数変換用の発振周波数
図6に示したマルチキャリア試験信号150のうち、プライマリキャリア151を周波数シフトの対象とする場合は、中心周波数=800MHz、周波数変換用の発振周波数=825MHzであるので、周波数シフト値=−25MHzが得られる。
一方、セカンダリキャリア152を周波数シフトの対象とする場合は、中心周波数=850MHz、周波数変換用の発振周波数=825MHzであるので、周波数シフト値=+25MHzが得られる。
なお、制御部16は、プライマリキャリア151及びセカンダリキャリア152の各キャリアのうち、いずれか1つのキャリアは周波数シフトしないよう制御してもよい。これを上述の例に当てはめると、プライマリキャリア151を周波数シフトせず、セカンダリキャリア152を周波数シフトする場合は、周波数変換用の発振周波数=周波数シフトしないキャリアの中心周波数(=800MHz)となり、周波数シフト値=周波数シフトするキャリアの中心周波数−周波数シフトしないキャリアの中心周波数(=850MHz−800MHz=+50MHz)となる。
ステップS13において、制御部16は、試験条件を各部に設定する。具体的には、制御部16は、以下のように設定する。
制御部16は、算出した周波数変換用の発振周波数のデータをアップコンバータ12及びダウンコンバータ14に出力して設定する。制御部16は、算出した周波数シフト値のデータをI相成分処理装置20の周波数シフト装置(図示省略)及びQ相成分処理装置30の周波数シフト装置33に出力して設定する。制御部16は、BB信号発生部11に対しては、BB信号の種別としてDC−HSDPA規格である旨の情報を出力する。制御部16は、解析装置40に対しては、解析対象であるスループットの算出及びRSRPの取得の指示を行う。制御部16は、信号レベルのデータをI相成分処理装置20の信号レベル制御装置(図示省略)及びQ相成分処理装置30のレベル制御装置32に出力して設定する。
次に、実行段階について図3及び図6を適宜参照しながら図7のフローチャートを用いて説明する。以下の説明では、Q相成分処理装置30によって処理されるQ相BB信号について説明するが、I相BB信号も同様にI相成分処理装置20によって処理される。
BB信号発生部11は、DC−HSDPA規格に準拠したQ相BB信号110を1つ発生し、複製部31に出力する(ステップS21)。このQ相BB信号110は、図6に示すように、中心周波数は0Hz、信号レベルは予め設定された値であり、DC−HSDPA規格に準拠した帯域幅を有する。
複製部31は、Q相BB信号110を複製する(ステップS22)。そして、複製部31は、複製元のQ相BB信号110をレベル制御装置32のレベル制御部320に出力し、複製した複製Q相BB信号111をレベル制御装置32のレベル制御部321に出力する。
レベル制御装置32は、操作部15によって設定された信号レベルに基づいて、入力した複製元のQ相BB信号110及び複製Q相BB信号111の信号レベルを設定する(ステップS23)。例えば図6に示すように、レベル制御部320は、複製元のQ相BB信号110の信号レベルを設定値に増幅させたQ相BB信号120を出力する。また、レベル制御部321は、複製Q相BB信号111の信号レベルを設定値に減衰させたQ相BB信号121を出力する。
周波数シフト装置33は、レベル制御装置32において信号レベルが設定された各Q相BB信号に対し、制御部16が決定した周波数シフト値に基づいて周波数シフトを行う(ステップS24)。図6に示したマルチキャリア試験信号150では、前述のように、プライマリキャリア151の周波数シフト値は−25MHz、セカンダリキャリア152の周波数シフト値は+25MHzである。したがって、周波数シフト装置33の周波数シフト部330及び331は次のように処理する。
周波数シフト部330は、Q相BB信号120の中心周波数を周波数シフト基準周波数(本実施形態では0MHz)からマイナス方向に25MHzだけ周波数シフトしたQ相BB信号130を得る。周波数シフト部331は、Q相BB信号121の中心周波数を周波数シフト基準周波数からプラス方向に25MHzだけ周波数シフトしたQ相BB信号131を得る。
このように、加算後のBB信号について、周波数シフト基準周波数に対して、プラス方向とマイナス方向とで周波数帯域幅を均等にすることにより、後段のDAC35に要求される信号帯域幅の性能が低くて済む。
加算器34は、周波数シフト装置33が出力する信号を加算し(ステップS25)、加算した信号をDAC35に出力する。図6に示すように、加算器34は、周波数シフト装置33の周波数シフト部330が出力するQ相BB信号130と、周波数シフト部331が出力するQ相BB信号131とを加算して、加算Q相BB信号140を得る。この加算Q相BB信号140はデジタル値の信号であるので、DAC35によってアナログ信号に変換され、アップコンバータ12に入力される。
アップコンバータ12は、I相成分処理装置20及びQ相成分処理装置30からそれぞれ入力するアナログ値のI相BB信号及びQ相BB信号を直交変調した後、周波数変換用の発振周波数(825MHz)に基づいて周波数変換してマルチキャリア試験信号を生成し、結合部13を介してUE2に出力する(ステップS26)。図6に示した例では、アップコンバータ12は、中心周波数が800MHzのプライマリキャリア151と、中心周波数が850MHzのセカンダリキャリア152と、を含むマルチキャリア試験信号150をUE2に出力することになる。
結合部13は、マルチキャリア試験信号150に対する応答信号をUE2から受信し(ステップS27)、応答信号160としてダウンコンバータ14に出力する。応答信号160は、ダウンコンバータ14によって、周波数変換用の発振周波数(825MHz)に基づいてダウンコンバートされ、さらにAD変換されてデジタル値のベースバンド領域の応答信号170となり、解析装置40に出力される。
解析装置40は、応答信号170に対する所定の解析処理を行う(ステップS30)。解析処理の結果を示す信号は、表示制御部17経由で表示部18に出力される。表示部18は、解析結果を画面に表示する(ステップS28)。
なお、前述のステップS23と、ステップS24は、順序を入れ替えてもよい。
ステップS30における解析処理について図8及び図9を用いて説明する。
まず、図8に基づき、スループットの算出について説明する。
スループット算出部41は、UE2からの受信信号(応答信号170)から1ブロック当たりのデータレートの情報を取得する(ステップS31)。
スループット算出部41は、UE2からの受信信号(応答信号170)に含まれるACK信号及びNACK信号をカウントする(ステップS32)。ここで、ACK信号は、マルチキャリア試験信号150に対してUE2が送信する、受信成功を示すものである。一方、NACK信号は、マルチキャリア試験信号150に対してUE2が送信する、受信不成功を示すものである。
なお、スループット算出部41は、ACK信号及びNACK信号のカウントとともに、DTX(Discontinuous Transmission)信号をカウントしてもよい。ここで、DTX信号は、マルチキャリア試験信号150に対してUE2が応答信号170を送信しなかったという判定結果であり、UE2がマルチキャリア試験信号150を受信できなかったことを示す。
スループット算出部41は、スループットを[数3]により算出する。なお、スループット算出部41は、キャリアコンポーネント(Carrier Component)ごとにスループットを算出することもできる。
[数3]
スループット(bps)=データレート×ACK信号カウント数/(ACK信号カウント数+NACK信号カウント数)
なお、DTX信号もカウントする場合、スループットは以下のように算出される。
[数4]
スループット(bps)=データレート×ACK信号カウント数/(ACK信号カウント数+NACK信号カウント数+DTX信号カウント数)
次に、図9に基づき、RSRPの値の取得について説明する。
RSRP取得部42は、UE2からの受信信号(応答信号170)に含まれるRSRPの値を取得する(ステップS35)。なお、RSRP取得部42は、キャリアコンポーネントごとにRSRPの値を取得することもできる。
次に、表示部18に表示される解析結果の表示例について図10を用いて説明する。
図10において、試験前に操作部15により設定された信号レベルの設定値と、スループット算出部41が算出した、各信号レベルにおけるスループットの値とが対応付けられて表示されている。また、RSRP取得部42が取得したRSRPの値も表示されている。スループット及びRSRPの値は、キャリアコンポーネントごと(CC1、CC2・・・)に表示されている。
表示部18が、解析結果を図10に示すようにキャリアコンポーネントごと表示することによって、より詳細な解析結果を試験者に提示することができる。
以上のように、本実施形態における移動端末試験装置10は、複製部31がQ相BB信号110を複製して少なくとも1つの複製BB信号111を出力し、加算器34が周波数シフトされたQ相BB信号130と複製BB信号131とを加算して加算BB信号140を出力し、アップコンバータ12がI相及びQ相の加算BB信号をRF領域のマルチキャリア試験信号150に変換してUE2に出力するので、解析装置40がマルチキャリア試験信号150に対するスループットの算出及びRSRPの取得を行うことができる。
すなわち、本実施形態における移動端末試験装置10は、マルチキャリア試験信号150に対するスループットの算出及びRSRPの値の取得において、マルチキャリア試験信号150に含まれるキャリア数にかかわらず、ベースバンド信号を発生するBB信号発生部11を1つ備えればよいこととなる。
したがって、本実施形態における移動端末試験装置10は、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができる。
なお、本実施形態では、スループットの算出やRSRPの値の取得について、移動端末試験装置10の解析装置40で行うこととして説明したが、試験対象の移動端末2がこれらの機能を有する構成であってもよい。この場合、移動端末2は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルのような制御線により、移動端末試験装置10又は他のパーソナルコンピュータと接続され、この制御線を介して、スループットやRSRPの値を通知する。
以上のように、本発明に係る移動端末試験装置及び移動端末試験方法は、マルチキャリア方式に対応した移動端末を従来よりも簡易な構造で試験することができるという効果を有し、移動端末を試験する移動端末試験装置及び移動端末試験方法として有用である。
2 UE(移動端末)
10 移動端末試験装置
11 BB信号発生部(ベースバンド信号出力手段)
12 アップコンバータ(無線周波数試験信号出力手段)
13 結合部
14 ダウンコンバータ
15 操作部
16 制御部(周波数シフト値算出手段)
17 表示制御部
18 表示部(表示手段)
20 I相成分処理装置
30 Q相成分処理装置
31 複製部(複製ベースバンド信号出力手段)
32 レベル制御装置(信号レベル調整手段)
33 周波数シフト装置(周波数シフト手段)
34 加算器(ベースバンド信号加算手段)
35 DAC
40 解析装置(応答信号解析手段)
41 スループット算出部
42 RSRP取得部(基準信号受信パワー取得部)
110 Q相BB信号(ベースバンド信号)
111 複製Q相BB信号(複製ベースバンド信号)
120 Q相BB信号(信号レベルが調整されたベースバンド信号)
121 Q相BB信号(信号レベルが調整された複製ベースバンド信号)
130 Q相BB信号(周波数シフトされたベースバンド信号)
131 Q相BB信号(周波数シフトされた複製ベースバンド信号)
140 加算Q相BB信号(加算ベースバンド信号)
150 マルチキャリア試験信号
151 プライマリキャリア(第1無線周波数信号)
152 セカンダリキャリア(第2無線周波数信号)
160、170 応答信号

Claims (9)

  1. 所定の中心周波数を有するプライマリキャリアとしての第1無線周波数信号(151)と、前記所定の中心周波数とは異なり、かつ互いに異なる中心周波数を有する少なくとも1つのセカンダリキャリアとしての第2無線周波数信号(152)と、を含むマルチキャリア試験信号(150)を移動端末(2)に出力して前記移動端末を試験する移動端末試験装置(10)であって、
    所定の帯域幅及び信号レベルを有するベースバンド信号(110)を出力するベースバンド信号出力手段(11)と、
    前記ベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号(111)を出力する複製ベースバンド信号出力手段(31)と、
    前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の少なくとも一方を予め定められた周波数シフト値だけ所定の周波数シフト基準周波数から周波数シフトさせる周波数シフト手段(33)と、
    周波数シフトされた前記ベースバンド信号(130)と前記複製ベースバンド信号(131)とを加算して加算ベースバンド信号(140)を出力するベースバンド信号加算手段(34)と、
    前記加算ベースバンド信号を所定の発振周波数に基づいて周波数変換することにより、前記ベースバンド信号を前記第1無線周波数信号とする、及び前記複製ベースバンド信号を前記第2無線周波数信号とする前記マルチキャリア試験信号を生成して前記移動端末に出力する無線周波数試験信号出力手段(12)と、
    を備えたことを特徴とする移動端末試験装置。
  2. 前記移動端末から前記マルチキャリア試験信号に対する応答信号(160)を受信し、受信した前記応答信号を解析する応答信号解析手段(40)をさらに備え、
    前記応答信号解析手段は、前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットを算出するスループット算出部(41)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動端末試験装置。
  3. 前記応答信号解析手段は、前記スループット算出部に代えて、前記マルチキャリア試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーを取得する基準信号受信パワー取得部(42)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の移動端末試験装置。
  4. 前記周波数シフト値を算出する周波数シフト値算出手段(16)をさらに備え、
    前記周波数シフト値算出手段は、前記第1無線周波数信号及び前記第2無線周波数信号が有する各中心周波数のうち最大の中心周波数と最小の中心周波数とから前記発振周波数を算出し、算出した前記発振周波数に基づいて前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の各周波数シフト値を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の移動端末試験装置。
  5. 前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の各信号レベルを調整する信号レベル調整手段(32)をさらに備え、
    前記ベースバンド信号加算手段は、前記信号レベルが調整された前記ベースバンド信号(120)と前記複製ベースバンド信号(121)とを加算するものであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の移動端末試験装置。
  6. 前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットと、前記無線周波数試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーと、の少なくとも一方を前記マルチキャリア試験信号に含まれるキャリアごとに表示する表示手段(18)をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の移動端末試験装置。
  7. 所定の中心周波数を有するプライマリキャリアとしての第1無線周波数信号(151)と、前記所定の中心周波数とは異なり、かつ互いに異なる中心周波数を有する少なくとも1つのセカンダリキャリアとしての第2無線周波数信号(152)と、を含むマルチキャリア試験信号(150)を移動端末(2)に出力して前記移動端末を試験する移動端末試験装置(10)を用いた移動端末試験方法であって、
    所定の帯域幅及び信号レベルを有するベースバンド信号(110)を出力するベースバンド信号出力ステップ(S21)と、
    前記ベースバンド信号を複製して少なくとも1つの複製ベースバンド信号(111)を出力する複製ベースバンド信号出力ステップ(S22)と、
    前記ベースバンド信号及び前記複製ベースバンド信号の少なくとも一方を予め定められた周波数シフト値だけ所定の周波数シフト基準周波数から周波数シフトさせる周波数シフトステップ(S24)と、
    周波数シフトされた前記ベースバンド信号(130)と前記複製ベースバンド信号(131)とを加算して加算ベースバンド信号(140)を出力するベースバンド信号加算ステップ(S25)と、
    前記加算ベースバンド信号を所定の発振周波数に基づいて周波数変換することにより、前記ベースバンド信号を前記第1無線周波数信号とする、及び前記複製ベースバンド信号を前記第2無線周波数信号とする前記マルチキャリア試験信号を生成して前記移動端末に出力する無線周波数試験信号出力ステップ(S26)と、
    を含むことを特徴とする移動端末試験方法。
  8. 前記移動端末から前記マルチキャリア試験信号に対する応答信号(160)を受信し、受信した前記応答信号を解析する応答信号解析ステップ(S30)をさらに含み、
    前記応答信号解析ステップは、前記移動端末における前記マルチキャリア試験信号に対するスループットを算出するスループット算出ステップ(S33)を含むことを特徴とする請求項7に記載の移動端末試験方法。
  9. 前記応答信号解析手段ステップは、前記スループット算出ステップに代えて、前記マルチキャリア試験信号に含まれる基準信号成分の前記移動端末における受信パワーを示す基準信号受信パワーを取得する基準信号受信パワー取得ステップ(S35)を含むことを特徴とする請求項8に記載の移動端末試験方法。
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