JP2014165655A - LTE−Advanced方式の試験用信号発生装置および発生方法 - Google Patents

LTE−Advanced方式の試験用信号発生装置および発生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】LTE−Advanced方式の試験用信号生成に必要なパラメータ設定処理を簡単に行なえるようにする。
【解決手段】バンドコンポーネント指定手段25は、LTE−Advanced方式で用いられる複数のコンポーネントキャリアのキャリア配置としてイントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別、複数のコンポーネントキャリアのリストを含む第1の設定画面を表示部21に表示し、タッチパネル式の操作部22の操作でそれらを指定させる。パラメータファイル指定手段26は、コンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、そのコンポーネントキャリアに対して割当て可能なパラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、操作部22の操作で、所望のパラメータファイルの種別を指定させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話、スマートフォン等の携帯端末、基地局あるいはそれらに用いられるRFデバイス等を試験対象とし、それら試験対象の動作試験を行うための試験信号を発生するための技術に関し、特にLTEよりさらに高速化されたLTE−Advanced方式と呼ばれる無線通信規格に対応した試験信号を簡易に生成できるようにするための技術に関する。
携帯端末の多機能化に伴い、基地局との間の無線による通信速度が高速化されており、近年では、3GPP LTE規格においてLTE Release(以下Rel)8(下り300Mbps、上り75Mbps)よりさらに高速なLTE Rel10(下り1Gbps、上り500Mbps)の所謂LTE−Advanced方式が実用化されつつある。
このLTE−Advanced方式の規格では、従来のLTE Rel8で用いていたキャリアを1つのコンポーネントキャリア(以下、CCと記す)単位として扱い、これを最大5つまで同時に用いて一つの携帯端末との間で通信を行う「Carrier Aggregation」(以下、CAと記す)技術を用いて通信帯域幅を拡張して上記高速化を実現している。
一方、従来のLTE方式の携帯端末試験のためのシステムでは、携帯端末との間の通信で用いる1キャリア分の試験用信号(I、Qの直交成分)をベースバンドで生成し、この試験用信号で直交変調され、且つ通信周波数帯に周波数変換された信号を用いている。
この試験用信号の生成には、極めて多くのパラメータが必要となるが、それを試験者が一つ一つ設定していたのでは非効率である。
このため、例えば基地局試験用の規格である3GPP TS36.141(BS試験用規格)においては、予めどのような条件でテストを行なうかを特定する複数種類のテストモデルと、それら各テストモデルについての試験用信号を生成するために必要なキャリアのチャネル帯域との組合せが規定されており、それらのパラメータ情報(パラメータファイル)を予め記憶部に記憶させておき、試験者がテストモデルと、チャネル帯域とを選択操作することでその選択されたテストモデルを指定したチャンネル帯域幅で行なうための試験用信号の波形データを生成している。
なお、このような試験システムの一例として携帯端末の試験を行うための試験用信号を生成し、この試験用信号で直交変調した信号を通信周波数帯に変換して出力するシステムが、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−116240号公報
ところが、上記したLTE−Advanced方式で用いるCA技術では、通信に用いるキャリアを一つのコンポーネントとし、複数のCCを用い、しかもCCが一つの通信用割当周波数帯の中に連続にまたは不連続に配置されるイントラバンド方式と、複数のCCが異なる通信用割当周波数帯に振り分け配置されるインターバンド方式とがあり、それらに対応するためには、各通信用割当周波数帯やCC毎に上記したテストモデルや帯域幅等の指定操作が必要となり、その作業が極めて煩雑で面倒であった。
本発明は、この問題を解決して、LTE−Advanced方式の試験用信号生成に必要なパラメータ設定処理を簡単に行なえるLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置および生成方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置は、
表示部(21)と、
操作部(22)と、
LTE−Advanced方式に対応した基地局、携帯端末あるいはそれらに用いられるRFデバイスを試験対象とし、該試験対象の動作を試験するために用いる複数のコンポーネントキャリアに対してそれぞれ割当可能な試験用信号生成用のパラメータファイルを予め記憶するパラメータファイル記憶手段(24)と、
前記表示部に、前記複数のコンポーネントキャリアのキャリア配置としてイントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別、前記複数のコンポーネントキャリアのリストを含む第1の設定画面を表示し、前記操作部の操作で、前記イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別および該通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアを指定させるバンドコンポーネント指定手段(25)と、
前記バンドコンポーネント指定手段で、複数のコンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、該コンポーネントキャリアに対して割当て可能な前記パラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、前記操作部の操作で、前記バンドコンポーネント指定手段で指定されたコンポーネントキャリアに割り当てるパラメータファイルの種別を指定させるパラメータファイル指定手段(26)と、
前記バンドコンポーネント指定手段および前記パラメータファイル指定手段によって指定された情報にしたがって、前記指定された通信用割当周波数帯のコンポーネントキャリア毎の試験用信号を生成する試験用信号生成部(29)とを備えている。
また、本発明の請求項2のLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置は、請求項1記載のLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置において、
前記操作部が、前記表示部の画面上に重ねられた透光性を有するタッチパネル式に構成されており、バンドコンポーネント指定手段が前記表示部に表示する前記第1の設定画面および前記パラメータファイル指定手段が前記表示部に表示する前記第2の設定画面は、前記タッチパネル式の操作部の表面へのタッチ操作で各項目の指定ができるように構成されている。
また、本発明の請求項3のLTE−Advanced方式の試験用信号生成方法は、
LTE−Advanced方式に対応した基地局、携帯端末あるいはそれらに用いられるRFデバイスを試験対象とし、該試験対象の動作を試験するために用いる複数のコンポーネントキャリアに対してそれぞれ割当可能な試験用信号生成用のパラメータファイルを予め記憶する段階と、
前記複数のコンポーネントキャリアのキャリア配置としてイントラバンド方式、インターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別、前記複数のコンポーネントキャリアのリストを含む第1の設定画面を表示し、前記イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別および該通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアを指定操作させる段階と、
前記第1の設定画面で複数のコンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、該コンポーネントキャリアに対して割当て可能な前記パラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、前記指定されたコンポーネントキャリアに割り当てるパラメータファイルの種別を指定操作させる段階と、
前記第1の設定画面および前記第2の設定画面で指定された情報にしたがって、前記指定された通信用割当周波数帯のコンポーネントキャリア毎の試験用信号を生成する段階と含んでいる。
このようにしたので、本発明によれば、第1の設定画面上で、イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別およびその通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアを指定操作させると、そのコンポーネントキャリアに割当て可能なパラメータファイルを指定するための第2の設定画面が表示されて簡単にパラメータファイルを指定操作できるので、LTE−Advanced方式に対応した試験対象の試験に用いる試験用信号を極めて容易に生成することができる。
本発明の実施形態を含む試験システム図 規格化されたテストモデルに用いるパラメータのリスト FDD方式の場合のフレーム生成用のパラメータのリスト TDD方式の場合の第1フレーム生成用のパラメータのリスト TDD方式の場合の第2フレーム生成用のパラメータのリスト 複数のコンポーネントキャリアの配置例を示す図 第1の設定画面の一例を示す図 試験用の周波数帯番号に対する送受信周波数範囲および送受信切替方式の対応図 第2の設定画面の一例を示す図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置20とそれを用いた試験システムの構成を示している。
この試験信号生成装置20は、表示部21、操作部22、パラメータ設定部23、試験用信号生成部29を有し、生成したベースバンドの試験用信号を、RF信号変換装置30に与え、実際に通信に用いる周波数帯の信号に変換して試験対象に送信する。なお、ここでは、試験対象1が基地局の場合で説明する。
ここで、操作部22は、表示部21の画面上に重ねられた透光性を有するタッチパネル式に構成されており、後述のバンドコンポーネント指定手段25が表示部21に表示する第1の設定画面およびパラメータファイル指定手段26が表示部21に表示する第2の設定画面は、タッチパネル式の操作部22の表面へのタッチ操作で各項目の指定ができるように構成されている。
試験信号生成装置20のパラメータ設定部23は、LTE−Advanced方式で通信を行なう試験対象1の動作試験に用いる試験用信号を生成するためのパラメータ情報を設定するためのものであり、パラメータファイル記憶手段24、バンドコンポーネント指定手段25、パラメータファイル指定手段26を有している。
パラメータファイル記憶手段24には、LTE−Advanced方式の通信で用いる複数のコンポーネントキャリアに対してそれぞれ割当可能な試験用信号生成用のパラメータファイルが予め記憶されている。
ここで、パラメータファイルは、前記したように、予めどのような条件でテストを行なうかを特定する複数種類のテストモデルと、それら各テストモデルについての試験用信号を生成するために必要なCCのチャネル帯域との組合せで特定されるものであり、例えば、E−TM1.1、E−TM1.2、E−TM2、E−TM3.1、E−TM3.2、E−TM3.3の6種類のテストモデルが規定されている。
これらテストモデルは、BS(基地局)試験用測定規格「3GPP TS36.14 Transmitter Caracteristics」に記載されている信号生成用のパラメータを特定するものである。
具体例として、以下にE−TM1.2(E-UTRA Test Model 1.2)について説明する。
E−TM1.2信号は送信試験の不要発射(隣接チャネル漏洩電力、運用周波数帯不要発射)の測定に用いられ、その信号生成のためのパラメータの詳細は、図2〜図5のTable1〜3に記載されている値となる。
先ず、図2のTable1について説明すると、1.4MHzから20MHzまでの6つの帯域毎にダウンリンク物理チャネルの設定値(パワー含む)が記載されている。
このうち、リファレンスシグナル(Reference Signals)は、同期検波や無線リンク制御、セルサーチなどに用いられる信号であり、同期シグナル(Synchronization
Signals)は、ユーザ端末が基地局を検出するセルサーチに用いられる信号である。
また、報知チャネル(PBCH)は、制御情報をセル全体に報知するチャネル、制御チャネル構成指示チャネル(PCFICH)は、制御チャネル(PDCCH)に用いるOFDMシンボル数を示す。ハイブリッドARQ指示チャネル(PHICH)は、上りデータチャネル(PUSCH)に対するACK/NACK情報を伝送するチャネルである。
下りリンク制御チャネル(PDCCH)は、下りデータチャネル(PDSCH)、上りデータチャネル(PUSCH)の情報を示し、下りデータチャネル(PDSCH)は、ユーザ・データや上位レイヤの制御情報伝送に用いられる。
図3のTable2には、送信と受信を異なる周波数帯で行なうFDD方式におけるパワーブーストを行なう下りデータチャネル(PDSCH)の物理リソースブロック(周波数方向の単位:1リソースブロックは12サブキャリアから構成される)の番号が記載されている。また、図4、図5のTable3は、送信と受信を同一周波数で時分割に行なうTDD方式における2フレーム分(Frame1, Frame2)のパワーブーストを行なう下りデータチャネル(PDSCH)の物理リソースブロックの番号が記載されている。
なお、他のテストモデルの用途と条件は以下の通りである。
(E−TM1.1)
用途 基地局出力電力、不要輻射(占有周波数帯域幅、隣接チャネル漏洩電力、運用周波数帯不要輻射、送信機スプリアス発射)、送信機相互変調、基準信号絶対精度
条件 変調方式QPSK、電力変動無し
(E−TM2)
用途 トータル電力ダイナミックレンジ(最小電力における下側OFDMシンボルの電力制限)、単一64QAMPRB配置のエラーベクトル振幅EVM(最小電力時)、周波数誤差(最小電力時)
条件 変調方式64QAM:1% OFF:99%、電力変動64QAM:0dB OFF:−∞
(E−TM3.1)
用途 トータル電力ダイナミックレンジ(すべての64QAMPRBを配置したときの最大電力における上側OFDMシンボルの電力制限)、送信信号品質(周波数誤差、64QAM変調のEVM)
条件 変調方式64QAM、電力変動無し
(E−TM3.2)
用途 送信信号品質(周波数誤差、16QAM変調のEVM)
条件 変調方式16QAM:60% QPSK:40%、電力変動16QAM:−3dB QPSK:+2.426dB
(E−TM3.3)
用途 送信信号品質(周波数誤差、QPSK変調のEVM)
条件 変調方式16QAM:50% QPSK:50%、電力変動QPSK:−6dB
16QAM:+2.427dB
これらのテストモデルについても、6種類の帯域毎の信号生成用のパラメータが規定されており、それらを含め、パラメータファイル記憶手段24には、6種類のテストモデルと1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzの6種類の帯域の組合せ分、即ち36組のパラメータファイルPF1〜PF36が特定のファイル形式で記憶されている。
バンドコンポーネント指定手段25は、第1の設定画面上で、試験に用いる複数のCCの配置の方式を指定するものであり、図6の(a)のように、一つの通信用割当周波数帯Bi内に複数(この例では3つ)のCCを連続的に配置するイントラバンド連続方式と、図6の(b)のように、一つの通信用割当周波数帯Bi内に複数(この例では2つ)のCCを不連続に配置するイントラバンド不連続方式と、図6の(c)のように、異なる通信用割当周波数帯Bi、Bjに複数(この例では2つ)のCCを振り分けるインターバンド(不連続)方式とがあり、それらのいずれかを指定可能に表示し、操作部22で指定操作させる。
ここで、第1の設定画面の一例を図7に示す。バンドコンポーネント指定手段25は、図7の上段の「Carrier Aggregation Mode」の隣にイントラバンド方式またはインターバンド方式の種別を指定操作するためのボタンBaを表示する。この例ではボタンBaが押される(タッチされる)毎に、ボタン表示を「intra-band」と「inter-band」に交互に変化させる。
この配置指定の際には、使用するCCの実際の周波数情報を決定する必要があるが、上記Rel10の規格では、試験に使用する周波数帯が定義されている。
図8はその一部を示しており、運用バンドに1〜43までの通し番号が付与され、それら各番号に対してFDD方式における送受信周波数範囲とTDD方式における送受信周波数範囲(この方式では送受信周波数は等しい)が決められている。
試験者は、この運用バンドを基にして、例えばイントラバンド連続方式でFDD方式のCCを連続的に配置する場合には、後述するRF信号変換装置30から、FDD方式に割当てられた例えば周波数範囲2110〜2170MHz(基地局送信モード:BS transmit)内に複数のCCを指定されたオフセット周波数間隔で出力させる。
また、例えばイントラバンド連続方式でTDD方式のCCを連続的に配置する場合には、RF信号変換装置30から、TDD方式に割当てられた例えば周波数範囲2300〜2400MHz(基地局送信モード:BS transmit)内に複数のCCを指定されたオフセット周波数間隔で出力させる。
また、例えばインターバンド方式でFDD方式のCCを配置する場合には、FDD方式に割り当てられた周波数範囲の二つ、例えば2110〜2170MHz、869〜894MHz内にそれぞれCCを配置することになる。
なお、これら実際に配置するCCの中心周波数は、RF信号変換装置30のローカル周波数設定により任意に設定することができる。
また、図7のボタンBaの下段に、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別「Band#0」、「Band#1」を指定するためのボタンBb、Bcを表示し、例えば押された一方のボタンの表示を指定されたことがわかるように濃く表示し、他方を薄く表示して、通信用割当周波数帯を指定操作させる。
また、ボタンBb、Bcの下段には、LTE−Advanced方式で使用可能な複数(この例では5つ)コンポーネントキャリア(CC)のリスト(番号0〜4)を含む一覧表Cを表示する。この一覧表Cの左端には、各CCを指定操作するために表面に番号が示されたボタンBd〜Bhが表示され、その右隣には、それぞれチェックボックスが表示され、ボタンBd〜Bhに対する押し操作で指定されたCCにチェックマークを付ける。
この操作により、イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別および通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアが指定される。
そして、パラメータファイル指定手段26は、バンドコンポーネント指定手段25で、コンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、そのコンポーネントキャリアに対して割当て可能なパラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、操作部22の操作で、バンドコンポーネント指定手段25で指定されたコンポーネントキャリアに割り当てるパラメータファイルの種別を指定させる。
第2の設定画面の一例を図9に示す。パラメータファイル指定手段26は、図9の上段の表記「E-UTRA Test Model」の右隣にテストモデルを指定するためのボタンBi、表記「Bandwidth」の右隣にチャネル帯域幅を指定するボタンBj、表記「Cell
ID」の右隣にセルIDを指定するためのボタンBkを表示する。
また、中段の表記「Uplink-downlink Config」の右隣にその値を指定するためのボタンBm、表記「Special Subframe Config」の右隣にその値を指定するためのボタンBn、表記「Roll
Off Length」の右隣にその値を指定するためのボタンBo、表記「Filter」の右隣にその種別(図の例ではideal:理想フィルタ)を指定するためのボタンBpを表示する。
そして、下段には、設定完了を示すOKボタンBqと設定キャンセルを示すキャンセルボタンBrを表示する。
この第2の設定画面上で、テストモード、帯域幅、テストモードによる試験信号生成に必要なその他数種類のパラメータを設定し、OKボタンBqを操作すれば、指定のCCに関するすべてのパラメータ情報を簡単に設定でき、この設定操作を、図7に示した第1の設定画面上で別のCCを指定しながら繰り返すことで、最大5つのCCについての信号生成に必要なパラメータ情報を簡単に設定できる。また、これらの指定操作は、表示部21の画面上に表示したボタンに対するタッチ操作で行なえるため、装置本体と別体のマウスを準備する必要がなく、画面上で直感的に且つ容易にパラメータ設定が行なえる。
このようにして試験用の信号生成に必要なパラメータが決まり、その情報を試験用信号生成部29へ入力すると、試験用生成部29は入力されたパラメータの情報にしたがって、各CCの試験用信号を生成する。
ここで、試験用信号生成部29は、試験に用いる複数のCCが一つの共通の通信用割当周波数帯に配置されるイントラバンド方式が指定された場合は、それらCCについての信号に周波数オフセットを与えて合成する。これによって、以後は一つの通信用割当周波数帯に対応した送信系で対処できる。
一方、試験に用いる複数のCCが異なる通信用割当周波数帯に配置されるインターバンド方式が指定された場合は、異なる通信用割当周波数帯の周波数差が大きい(例えば800MHz帯と1200MHz帯では400MHzの差となる)のでそれに等しい周波数オフセットを与えて合成することは困難であり、また、たとえ合成できても、一つの通信用割当周波数帯に対応した送信系で対処することはできない。
したがって、このインターバンド方式に対処できるように、試験用信号生成部29は、異なる通信用割当周波数帯に用いる信号をそれぞれ独立に生成できるように信号生成のための処理部を複数系統(図1では2系統としている)有しており、イントラバンド方式が指定された場合には、一系統の信号処理部で周波数オフセットを与えて合成した信号(例えば信号A)を出力し、インターバンド方式が指定された場合には、2系統の信号処理部を用いて各通信用割当周波数帯用のベースバンドの信号A、Bを生成することになる。
この試験用信号生成部29で生成された試験信号は、ベースバンドの所定フレーム分のI、Q信号データ(波形データ)であり、この信号データをRF信号変換装置30に与えることで、実際に通信に用いる周波数帯に変換された試験信号が試験対象1に入力されて、それに対する試験が行なえる。なお、例えば試験対象1が基地局の場合、各テストモデルに対応した試験信号を受けた基地局自身が有しているエラー測定機能等を利用して、その測定結果が規格を満たしているか否かを把握する。
ここで、RF信号変換装置30は、I、Q信号データによる直交変調および周波数変換処理を行うが、前記したように、試験用信号生成部29から複数系統で出力されるI、Q信号データに対処できるように、直交変調処理および周波数変換処理を行なう信号処理部を複数系統(図では2系統とする)有している。
そして、イントラバンド方式の場合には、一系統の信号処理部で指定された通信用割当周波数帯(例えば2000MHz帯)内で複数のCC分の試験信号(例えばRFa)を生成出力し、インターバンド方式の場合には、2系統の信号処理部を用いて各通信用割当周波数帯(例えば2000MHz帯と3500MHz帯)の信号(例えばRFa、RFb)を生成出力することになる。これら生成出力された信号RFa、RFbは、広帯域な信号合成器31で合成されて、試験対象1に例えば同軸ケーブルを介して入力される。
また、測定の種類によっては、生成出力された信号RFa、RFbをそれぞれの信号帯域に応じたアンテナから放射して試験対象に与える場合もある。
なお、TDD方式が用いる周波数帯のうち3500MHz帯は、FDD方式が用いている周波数帯から離れているので、TDD方式とFDD方式の両方に対応するためには、少なくとも800MHz帯、1900MHz帯、3500MHz帯の信号処理が必要となり、それら3つの周波数帯に応じて、試験信号生成部29とRF信号変換装置30の信号処理系統数を3つ以上設ける必要がある。ただし、試験の規格、インターバンド方式で組合せられるバンド数が2つに限定されている場合には、3つ以上の信号処理系統のうちの二つを作動させればよい。
また、ここでは、試験用信号を試験対象1(この例では基地局)に与えて試験を行なう場合について説明しているが、実際の試験では、この試験信号に対する試験対象1の応答を調べて、その試験対象1の動作を把握する必要がある。この動作確認には、前記したように、試験対象1が有するエラー測定機能を利用する方法や、試験対象1が送信する電波を受信解析する方法や、試験対象1の内部信号を解析する方法等がある。
上記説明では、試験用信号装置20で生成したベースバンドの信号データを、RF信号変換装置30に与えるシステムについて説明したが、このシステムの実際の装置形態や信号データの与え方は任意である。
即ち、試験用信号生成装置20の機能とRF信号変換装置30の機能とを一つの筐体内に収容して一体化した構成、あるいはそれぞれが別体の構成にしてもよい。また、試験用信号生成装置20で生成したベースバンドの信号データを、通信インターフェースを介してRF信号変換装置30に与える方式、試験用信号生成装置20で生成したベースバンドの信号データを各種記憶媒体(ハードディスク、SDメモリカードやUSBメモリ等の不揮発性半導体メモリ、CD、DVD等のディスク)に記憶しておき、RF信号変換装置30がそれらの記憶媒体から信号データを読み出して前記した直交変調処理と周波数変換処理を行なう方式も実現できる。
また、試験用信号生成装置20の各手段が表示部21に行なう表示や操作部22による指定操作方式についても上記例に限定されるものではなく、表示形態、指定操作形態は任意である。
また、前記実施形態では、試験対象1がLTE−Advanced方式に対応した基地局で、それを試験する為に規定されたテストモデルと帯域幅によって決まるパラメータファイルを選択して、指定されたCCに割り当てる例について説明したが、本発明の試験対象1は基地局だけでなく、LTE−Advanced方式に対応した携帯端末本体、あるいは基地局や携帯端末に用いられるRFデバイスであってもよく、その場合には、その試験対象に対して規定されたパラメータファイルを記憶しておいて、指定のCCに割当てればよい。
1……試験対象、20……試験用信号生成装置、21……表示部、22……操作部、23……パラメータ設定部、24……パラメータファイル記憶手段、25……バンドコンポーネント指定手段、26……パラメータファイル指定手段、29……試験用信号生成部、30……RF信号変換装置、31……信号合成器

Claims (3)

  1. 表示部(21)と、
    操作部(22)と、
    LTE−Advanced方式に対応した基地局、携帯端末あるいはそれらに用いられるRFデバイスを試験対象とし、該試験対象の動作を試験するために用いる複数のコンポーネントキャリアに対してそれぞれ割当可能な試験用信号生成用のパラメータファイルを予め記憶するパラメータファイル記憶手段(24)と、
    前記表示部に、前記複数のコンポーネントキャリアのキャリア配置としてイントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別、前記複数のコンポーネントキャリアのリストを含む第1の設定画面を表示し、前記操作部の操作で、前記イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別および該通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアを指定させるバンドコンポーネント指定手段(25)と、
    前記バンドコンポーネント指定手段で、複数のコンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、該コンポーネントキャリアに対して割当て可能な前記パラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、前記操作部の操作で、前記バンドコンポーネント指定手段で指定されたコンポーネントキャリアに割り当てるパラメータファイルの種別を指定させるパラメータファイル指定手段(26)と、
    前記バンドコンポーネント指定手段および前記パラメータファイル指定手段によって指定された情報にしたがって、前記指定された通信用割当周波数帯のコンポーネントキャリア毎の試験用信号を生成する試験用信号生成部(29)とを備えたことを特徴とするLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置。
  2. 前記操作部が、前記表示部の画面上に重ねられた透光性を有するタッチパネル式に構成されており、バンドコンポーネント指定手段が前記表示部に表示する前記第1の設定画面および前記パラメータファイル指定手段が前記表示部に表示する前記第2の設定画面は、前記タッチパネル式の操作部の表面へのタッチ操作で各項目の指定ができるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のLTE−Advanced方式の試験用信号生成装置。
  3. LTE−Advanced方式に対応した基地局、携帯端末あるいはそれらに用いられるRFデバイスを試験対象とし、該試験対象の動作を試験するために用いる複数のコンポーネントキャリアに対してそれぞれ割当可能な試験用信号生成用のパラメータファイルを予め記憶する段階と、
    前記複数のコンポーネントキャリアのキャリア配置としてイントラバンド方式、インターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別、前記複数のコンポーネントキャリアのリストを含む第1の設定画面を表示し、前記イントラバンド方式またはインターバンド方式の種別、コンポーネントキャリアを配置する通信用割当周波数帯の種別および該通信用割当周波数帯に配置されるコンポーネントキャリアを指定操作させる段階と、
    前記第1の設定画面で複数のコンポーネントキャリアのいずれかが指定されたとき、該コンポーネントキャリアに対して割当て可能な前記パラメータファイルの種別を含む第2の設定画面を表示し、前記指定されたコンポーネントキャリアに割り当てるパラメータファイルの種別を指定操作させる段階と、
    前記第1の設定画面および前記第2の設定画面で指定された情報にしたがって、前記指定された通信用割当周波数帯のコンポーネントキャリア毎の試験用信号を生成する段階と含むことを特徴するLTE−Advanced方式の試験用信号生成方法。
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JPN6014036554; 'LTE-Advanced Design & Test Challenges - Carrier Aggregation Webcast Slides' [online] , 20120823, P.23-31, Agilent Technologies *

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