JP5680356B2 - 段数決定装置、段数決定方法、段数決定プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンテンツデータの作成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数を指定しておくことで、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することが可能な段数決定装置、段数決定方法、段数決定プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びコンテンツデータの作成方法に関する。
近年、コンピュータを利用した情報の送受信は目覚しく発展し、情報を蓄積管理するサーバにアクセスすることにより種々の情報を取得することが頻繁に行われている。この技術を利用して、書籍等を電子データで表現し、そのような電子データをインターネットで検索、売買等する電子書籍が実用化されており、関連する技術が特許文献1、2、に開示されている。
特許文献1のワードプロセッサは、横書きで入力された文字数情報に基づき、ユーザが指定する領域に対して、ユーザ指定の段組にしたがってテキストデータを制御することにより、複雑な処理を行うことなく段組表示を実現している。
特許文献2の段組変換装置は、右開き縦書の書籍や文書を任意の文字数および行数の縦
書段組に変換する技術を実現している。
特開平2−81264号公報(1990年3月22日公開) 特開2004−94579号公報(2004年3月25日公開)
しかしながら、特許文献1、2には次のような問題がある。
すなわち、特許文献1のワードプロセッサは、文字等の表示領域が変更されるたびに段数変更を行い、それにより最適なレイアウトを作成することになるため、ユーザに過度の負担を課すという問題が生じる。
また、特許文献2の段組変換装置は、別途設定された文字数および行数を指定する手段により定義された段組情報に応じて、指定文字数、指定行数からなる段組表示を行うものである。そのため、段組の段数、文字数、行数等のレイアウトは、表示領域の大小等の要因の影響を受けざるを得ない。さらに、段組情報の生成時は、表示領域を意識した情報の設定を行わなければならず、誤った情報(例えば、15文字しか表示できない領域に1段組あたり6文字の段組を行った場合等)は、最下段が切れる、余分な余白が空く、といった問題が生じてしまう。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数を指定しておくことで、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することが可能な段数決定装置、段数決定方法、段数決定プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体、コンテンツデータの作成方法を提供することにある。
本発明に係る段数決定装置は、上記の課題を解決するために、
段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定装置であって、
1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、
上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明に係る段数決定方法は、上記の課題を解決するために、
段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定方法であって、
1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得ステップと、
上記文字数情報取得ステップにて取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定ステップと、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、上記の課題を解決するために、
段数決定装置に接続された表示装置が読み込み可能なコンテンツデータの作成方法であって、
上記段数決定装置は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数および最大文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備えるときに、
上記コンテンツデータに上記最小文字数情報を書き込む第1書込ステップを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、文字数情報取得手段(文字数情報取得ステップ)が、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する。すると、段数決定手段(段数決定ステップ)は、最小文字数情報が示す最小文字数をもとに、その最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長を取得できる。また、段数決定装置に接続された表示装置には、主走査方向における表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長が存在する。
したがって、段数決定手段(段数決定ステップ)は、最小文字数をもとに規定される文字列表示領域長および表示可能領域長に着目することで、両者の長さの関係性に基づいて、表示装置に表示される段組の段数を決定することができる。つまり、本発明に係る段数決定装置では、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数をもとに、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することができる。
それゆえ、本発明に係る段数決定装置では、表示領域、フォントサイズの変更などの表示レイアウトに変更が生じた場合であっても、上記の最小文字数から最適な段組の段数が決定されるため、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができる。
さらに、本発明に係る段数決定装置は、従来の課題である、文字等の表示領域が変更されるたびに段数変更を行う必要がある、あるいは、段組の段数等のレイアウトが表示領域の大小等の要因の影響を受けるといった課題を解決することができる。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、段数決定装置に接続された表示装置が読み込み可能なコンテンツデータを作成するときに、最小文字数情報をコンテンツデータに書き込む第1書込ステップを含む。これにより、そのコンテンツデータを表示装置が読み込むことで、その表示装置に接続された段数決定装置の上記動作に基づき、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数をもとに、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することができる。それゆえ、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記段数決定手段は、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定する構成であってよい。
上記構成によれば、段組の段数は、仮想的に設定されるため、任意の段数に変化させることもできる。これにより、段数決定手段は、段組の段数を変化させることにより、上記文字列表示領域長を合計して得られる長さが、表示可能領域長を超えない範囲かつ表示可能領域長に最も近くなる段数を割り出すことができる。そして、段数決定手段は、その割り出した段数を、最終的に決定すべき段数とすることができる。
このように、段数決定手段は、段組の段数を仮想的に設定することで、段組の段数を迅速かつ正確に決定することができる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記段数決定手段は、以下の式(3)を満たす最大のTNを上記段組の段数として決定する構成であってよい。
L=FSz×Min_C+FSp×(Min_C−1)・・・(1)
LT=L×TN+(TMG+BMG)+TSp×(TN−1)・・・(2)
LT<DL・・・(3)
ただし、
L :1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さ
FSz:1つのフォントの主走査方向の長さ
Min_C:1つの段組において主走査方向に配列される最小文字数(数)
FSp:文字間の長さ
LT :1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、TN段について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
TN :段組の段数(数)
TMG:トップマージン(縦書き時上余白、横書き時左余白)
BMG:ボトムマージン(縦書き時下余白、横書き時右余白)
TSp:段組間の長さ
DL :主走査方向における表示装置の表示可能領域の長さ
とする。
式(1)〜(3)で用いられる変数のうち、Min_Cは文字数情報取得手段によって取得され、その他の変数は所与のものとして規定されうる。したがって、段数決定手段は、文字数情報取得手段によって取得された最小文字数情報が示す最小文字数(Min_C)を得ることにより、式(1)〜(3)を用いて、式(3)を満たす最大のTNを段組の段数として迅速かつ正確に決定することができる。加えて、最適の段数が式(1)〜(3)を用いて自動的に設定されるため、たとえ文字等の表示領域が変更されたとしても、ユーザが改めてFSp、TMG、BMG等の数値を変更する必要はなく、ユーザの負担を軽減することができる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備える構成であってよい。
上記構成によれば、段数決定手段が最小文字数をもとに段組の段数を決定することにより、文字数決定手段は、上記段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。つまり、文字数決定手段は、最小文字数を下限として、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するため、ユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記文字数決定手段は、以下の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する構成であってよい。
LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
Mc=Min_C+M・・・(5)
ただし、
LTc:1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、上記段数決定手段が決定した段組の段数について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
M :式(4)を満たす最大の文字数(数)
TN :上記段数決定手段が決定した段組の段数(数)
Mc :1つの段組において主走査方向に配列される文字数(数)
とする。
上述したように、段数決定手段は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は最小文字数であるものとして、式(1)〜(3)を用いて段組の段数を決定する。そのため、その文字列の文字数は、厳密には最適な文字数であるとは言い難い。
そこで、文字数決定手段は、段数決定手段によって決定された段組の段数が確定して後、式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。これにより、上記文字列の文字数が最適化され、さらにユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
具体的には、式(4)により、最小文字数(Min_C)に加え、さらにM文字分の文字数を追加したときに、追加的に必要となるM文字分の表示領域(M×FSz×TN)をLTcに合算し、その合算値とDLの大小を比較して最大のMを導出するものである。そして、式(5)により、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数Mcを、Mc=Min_C+Mとして導出する。
このように、文字数決定手段は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数を決定するうえで、シンプルかつ有効な式(4)、式(5)を用いるため、演算処理に要求される負荷を低減させることができ、それゆえ、表示装置における表示速度を高めることもできる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記文字数情報取得手段は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得し、
上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最大文字数情報が示す上記最大文字数とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備える構成であってよい。
さらに、本発明に係るコンテンツデータの作成方法では、
上記文字数情報取得手段が、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得し、
上記段数決定装置が、上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最大文字数情報が示す上記最大文字数とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備えるときに、
上記コンテンツデータに上記最大文字数情報を書き込む第2書込ステップを含む構成であってよい。
上記構成によれば、文字数情報取得手段は、さらに、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得する。つまり、1つの段組において主走査方向に配列される文字数には、最小文字数に加え、さらに最大文字数が存在することを意味する。
そして、文字数決定手段は、段数決定手段が最小文字数をもとに決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。このとき、1つの段組において主走査方向に配列される文字数には最大文字数も存在するため、文字数決定手段は、さらに、最大文字数に基づいて、換言すれば、その最大文字数を上限として、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。
このように、文字数決定手段は、最小文字数および最大文字数の範囲内で、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するため、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができる。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、段数決定装置に接続された表示装置が読み込み可能なコンテンツデータを作成するときに、最大文字数情報をコンテンツデータに書き込む第2書込ステップを含む。これにより、そのコンテンツデータを表示装置が読み込むことにより、その表示装置に接続された段数決定装置の文字数決定手段の上記動作に基づき、1つの段組において主走査方向に配列される文字数が決定される。それゆえ、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記文字数決定手段は、以下の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する構成であってよい。
LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
Mc=Min_C+M・・・(5)
なお、Mc<Max_Cとする。Mc>Max_Cのときは、Mc=Max_Cとする。
ただし、
LTc:1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、上記段数決定手段が決定した段組の段数について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
M :式(4)を満たす最大の文字数(数)
TN :上記段数決定手段が決定した段組の段数(数)
Mc :1つの段組において主走査方向に配列される文字数(数)
とする。
上述したように、段数決定手段は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は最小文字数であるものとして、式(1)〜(3)を用いて段組の段数を決定する。そのため、その文字列の文字数は、厳密には最適な文字数であるとは言い難い。
そこで、文字数決定手段は、段数決定手段によって決定された段組の段数が確定して後、式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。これにより、上記文字列の文字数が最適化され、さらにユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
なお、式(4)は、最小文字数(Min_C)に加え、さらにM文字分の文字数を追加したときに、追加的に必要となるM文字分の表示領域(M×FSz×TN)をLTcに合算し、その合算値とDLの大小を比較して最大のMを導出するものである。
また、式(5)では、Mc>Max_Cとなるときには、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は上限である最大文字数を超えることになる。そこで、このときはMc=Max_Cとすることで、その文字数を上限値に合わせるという処理を行っている。
このように、文字数決定手段は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数を決定するうえで、シンプルかつ有効な式(4)、式(5)を用いるため、演算処理に要求される負荷を低減させることができ、それゆえ、表示装置における表示速度を高めることもできる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
上記表示装置は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、及び電子書籍リーダーの何れかであってよい。
上記段数決定装置は、自身が接続される表示装置がパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、及び電子書籍リーダーであるときに、好適に適用することができる。
なお、上記段数決定装置(段数決定方法)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを文字数情報取得ステップ、段数決定ステップとして動作させることにより上記段数決定装置(段数決定方法)をコンピュータにて実現させる段数決定プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る段数決定装置は、以上のように、
1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、
上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備える構成である。
また、本発明に係る段数決定方法は、以上のように、
1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得ステップと、
上記文字数情報取得ステップにて取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定ステップと、を含む構成である。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、以上のように、
上記段数決定装置は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数および最大文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備えるときに、
上記コンテンツデータに上記最小文字数情報を書き込む第1書込ステップを含む構成である。
それゆえ、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数を指定しておくことで、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することが可能な段数決定装置、段数決定方法、段数決定プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体、コンテンツデータの作成方法を提供することが可能になるという効果を奏する。
本実施の形態に係る電子書籍リーダーの概略構成を示すブロック図である。 コンテンツデータを説明するための概略図である。 本実施の形態に係る段数決定装置の動作を説明するための図であり、(a)は、段数決定装置の動作前の状態であり、段組の段数が3、1段あたりの段幅が10文字分の状態を示す図であり、(b)は、段数決定装置の動作後の状態であり、段組の段数が3、1段あたり12文字分の段幅となった状態を示す図である。 従来の段組変換装置による表示設定を説明するための図であり、(a)は、画面サイズが600×400dot、段組の段数が2、1段あたりの段幅が29文字分の状態を示す図であり、(b)は、(a)の状態から、画面サイズが画面サイズが1200×400dotとなったときの状態を示す図である。 本実施の形態に係る段数決定装置の動作を説明するための図であり、(a)は、段数決定装置の動作前の状態であり、画面サイズが600×400dot、段組の段数が2、1段あたりの段幅が29文字分の状態を示す図であり、(b)は、(a)の状態から、画面サイズが画面サイズが1200×400dotとなったときの状態を示す図である。 本実施の形態に係る段数決定装置によって、段組の段数および1つの段組において主走査方向に配列される最適な文字数を算出する方法を説明するための図であり、(a)は、最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長を算出するときに用いられる変数を説明するための図であり、(b)は、段数算出時のすべての段組に対する表示領域長を算出するときに用いられる変数を説明するための図である。 本実施の形態に係る段数決定装置の動作を説明するためのフローチャートである。 コンテンツデータに文字数情報が書き込まれている状態を説明するための図であり、(a)は、テキスト領域の文字間、行間、及び余白の指定を表し、(b)は、テキスト領域のフォント情報(標準フォントサイズ指定)を表し、(c)は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数および最大文字数を表し、(d)は、テキスト領域指定を表す。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態に係る段数決定装置20等について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付している。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
以下、段数決定装置20の概略を説明する。なお、理解の容易のため、最初に段数決定装置20の概略動作を説明し、その次に、段数決定装置20を内蔵する電子書籍リーダー1のブロック構成、段数決定装置20の詳細動作、及びその効果等を説明する。
ここで、本実施形態では、段数決定装置20は、電子書籍リーダー1に内蔵されているものとして説明する。しかしながら、段数決定装置20は、電子書籍リーダー1に外付けされてもよいし、また、電子書籍リーダー1ではなく、パソコンや携帯情報端末(PDA)、携帯電話等の表示装置に内蔵または外付けされる構成で実現されてもよい。
〔段数決定装置20の概略動作〕
まず、段数決定装置20の概略動作を図3〜図5により説明する。なお、段数決定装置20の詳細動作は、後述の図6、図7により説明する。
図3は、段数決定装置20の動作を説明するための図であり、同図(a)は、段数決定装置20の動作前の状態であり、段組の段数が3、1段あたりの段幅が10文字分の状態を示す。また、同図(b)は、段数決定装置20の動作後の状態であり、段組の段数が3、1段あたり12文字分の段幅となった状態を示す。
なお、図3では、画面サイズは100×600dot、上下余白は各50dot、フォントサイズは25dot、段組間の幅は0とする。
また、図示していないが、図面に対して縦方向に文字列が配列されているものとする(以降、本文データを表示するときの文字の進行方向を「主走査方向」と称する場合もある。さらに、本文データが改行される方向を「副走査方向」と称する場合もある。)。さらに、段幅は、主走査方向における1つの段組の長さ(幅)を表す。さらに、段組とは、文字レイアウトで主走査方向に複数段に分割することをいう。さらに、本実施の形態において、文字とは、和文/外国文字、記号、数字、スペース、半角文字、全角文字等を包括的に表す表現として用いるものとする。
まず、同図(a)について説明する。同図は、段数決定装置20の動作前の状態であり、段組の段数が3、1段あたり段幅は10文字分である。
同図に示すように、3つの段組は、主走査方向の中央部にまとまってレイアウトされている。このため、電子書籍リーダー1の表示部の表示可能領域の上端および下端には不要な空白が生じ、ユーザにとってレイアウトは非常に見苦しくなっている。
そして、従来の表示設定では、このレイアウトを見やすくするためには、画面サイズ等を勘案しつつ、1つの段組において主走査方向に配列される1つの文字列あたりの文字数等を詳細に設定する必要があった。加えて、詳細な表示設定が行われたとしても、その後にフォントサイズ等を変更すると、所望のレイアウトが保持できなくなっていた。したがって、画面サイズ、フォントサイズといった設定条件が変更されるたびに、その設定条件に応じた適切な表示設定を行う必要があり、事実上、最適な設定をすべてのパタンで生成するとなると多大な労力を要していた。
一方、同図(b)は、同図(a)の表示設定に対して、段数決定装置20が動作した後の状態を示す。図示するように、段数決定装置20の動作を受けて、段組の段数は3のままであるものの、1段あたり12文字分の段幅に変更されている。
動作の詳細な説明は図6、図7を参照して行うが、段数決定装置20は、予め指定された、1つの段組において主走査方向に配列される1つの文字列あたりの最小文字数(図3のケースでは10文字)、及び最大文字数((図3のケースでは20文字)を取得する。そして、段数決定装置20は、その最小文字数および最大文字数に基づいて、段組の段数および1つの段組において主走査方向に配列される1つの文字列あたりの文字数(便宜上、「1段当たりの文字数」と称する場合もある。)を自動的に設定する。つまり、段数決定装置20は、最小文字数および最大文字数を利用することにより、最適な段組の段数および1段あたりの文字数を設定する。
その結果、3つの段組は、表示領域の主走査方向の中央部にまとまることなく、主走査方向の全体に広がってレイアウトされる。これにより、表示可能領域の上端および下端に生じていた不要な空白が無くなり、ユーザにとって非常に見やすいレイアウトを実現している。こうして、段数決定装置20は、文字等の表示領域が変更されるたびに段数変更をする、文字数を変更する、といった操作を不要とすることができる。
図4は、従来の段組変換装置による表示設定を説明するための図であり、同図(a)は、画面サイズが600×400dot、段組の段数が2、1段あたりの段幅が29文字分の状態を示す。また、同図(b)は、同図(a)の状態から、画面サイズが画面サイズが1200×400dotとなったときの状態を示す図である。
なお、図4では、上下余白は各10dot、フォントサイズは10dot、段組間の幅は0とする。また、図示していないが、図面に対して縦方向に行が並んでいるものとする。このことは、図5においても同様とする。
図5は、段数決定装置20の動作を説明するための図であり、同図(a)は、段数決定装置20の動作前の状態であり、画面サイズが600×400dot、段組の段数が2、1段あたりの段幅が29文字分の状態を示す。また、同図(b)は、同図(a)の状態から、画面サイズが1200×400dotとなったときの状態を示す図である。
まず、図4について説明する。同図(a)では、段組の段数が2、1段あたり段幅は29文字分であり、この画面サイズにおいては適切な段組が設定されている。
一方、同図(b)は、同図(a)のコンテンツと同一のコンテンツを利用しつつ、画面サイズが2倍になった状態を表す。このとき、同図(b)に示すように、段組の段数は2と変化はないものの、1段あたり段幅は58文字分と2倍になっている。この1段あたり58文字は、1段当たりの文字数は組み版の常識から25〜40文字が最適とされていることを考えると、明らかに1段当たりの文字数としては多すぎる表示設定と言える。したがって、同図(b)の表示設定をユーザに見やすいレイアウトに変更するには、画面サイズ、フォントサイズといった様々な設定条件に応じて、適切な段数の指定を行う必要が生じる。
一方、図5は、段数決定装置20の動作を説明するための図である。同図(a)は、図4(a)と同じ設定条件であるため、ここでの詳細説明は省略する。ただし、段数決定装置20では、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数、最大文字数が予め指定されている(25文字、40文字)。その結果、図5(b)に示すように、その最小文字数(25文字)、最大文字数(40文字)に基づいて、段数4および1段当たりの文字数29文字という設定条件が自動的に設定される。つまり、段数決定装置20は、同図(a)の状態から同図(b)にレイアウトを変更するときに、1段当たりの文字数(29文字)に変更を加えないものの、段組の段数を2から4に増加させている。
このように、段数決定装置20は、同一のコンテンツを利用しつつ、画面サイズが2倍になった状態であっても、段数を2から4に増加させることにより、1段当たりの文字数29文字を保持している。そして、その1段当たりの29文字という文字数は、組み版の常識である25〜40文字の範囲内のものである。したがって、段数決定装置20では、同一のコンテンツを利用しつつ、画面サイズが2倍になった状態であっても、適切な段組レイアウトを自動的に生成することが可能である。
なお、段数決定装置20による動作の結果、縦方向の画面サイズ1180dotに対して4つの段組の文字領域1160dot(10dot/文字×29文字/段組×4段組)と、上下端に各10dotの不要な領域が生じている。しかしながら、10dotは、余白として特段大きな数値でもなく、それを理由にレイアウトの違和感をユーザに与えるものでもない。
以上、段数決定装置20の概略動作を説明した。次に、そのような動作を可能とする段数決定装置20の構成を説明する。
〔電子書籍リーダー1の構成〕
図1は、本実施の形態に係る電子書籍リーダー1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すとおり、電子書籍リーダー1は、電子書籍(コンテンツ)を再生、表示等することが可能な端末機器であり、少なくとも、コンテンツデータ取得部10、データパース部11、レイアウト生成部12、レイアウト判定部15、コンテンツ表示部16、データ生成部17、段数決定装置20、操作部30、記憶部40を備える。
以下、各部の詳細を説明する。なお、説明の便宜上、段数決定装置20の説明は最後に行う。
コンテンツデータ取得部10は、書籍をデジタルデータにし、パソコンや携帯情報端末(PDA)、携帯電話などで再生、表示可能にしたコンテンツデータを取得する。コンテンツデータには、動画データ、静止画データ、音声データなどが含まれうる。コンテンツデータ取得部10は、電子書籍リーダー1にダウンロードする構成でコンテンツデータを取得する構成で実現されてもよいし、あるいは、ダウンロードせずにWeb上でアクセスしてコンテンツデータを取得する構成で実現されてもよい。
より具体的に説明すると、コンテンツデータ取得部10は、ユーザの操作入力、あるいは前回表示位置からの表示といった表示位置指定に基づいて、コンテンツデータ内の最小単位(ブロック)のデータを、必要となる領域分(レイアウトする必要がある領域分)だけ取得する。例えば、コンテンツデータを説明するための概略図である図2において、コンテンツデータ取得部10は、Nブロックからなるコンテンツデータのうち、表示領域(指定領域)である〔M−1〕のコンテンツデータを最初に取得する。
データパース部11は、コンテンツデータ取得部10が取得した1ブロック分のコンテンツデータの情報をパース(分解、解読)する。そして、データパース部11は、全体のレイアウトを決めるレイアウト用データ(段数、余白、行間、文字間指定等に関するデータ)と、行をレイアウトするための行要素データ(コンテンツデータ内のフォントサイズの変更、ルビ情報等に関するデータ)とを読み出す(準備する)。
例えば、データパース部11は、〔M−1〕ブロックのデータを解析し、コンテンツデータ内のフォントサイズの変更、ルビ情報等の行要素データを準備する。なお、データパース部11は、リンクジャンプの操作等に関するイベント情報を読み出すこともある。
さらに、データパース部11は、全体のレイアウトを決めるレイアウト用データ(段数、余白、行間、文字間指定等に関するデータ)を、最初に読み込む領域(ヘッダ領域等)から読み出しておき、記憶部40等の記憶部に記憶させておいてもよい。
レイアウト生成部12は、データパース部11で準備されたレイアウト用データおよび行要素データと、段数決定装置20が決定した段組の段数を示す情報(後述の「最適段数情報」)及び1段当たりの最適な文字数を示す情報(後述の「最適文字数情報」)とを利用して、実際のレイアウトを行う。なお、レイアウト生成部12は、コンテンツに設定されているレイアウト用データ(段数、余白、行間、文字間指定等)が切り替わった場合、あるいは、ユーザが設定を切り替えた場合などの再度情報を取得する必要がある場合には、新たなレイアウト用データを取得する。また、レイアウト生成部12は、動画、音声等のマルチメディアデータ、リンク移動等の各種イベント情報を、対応する行要素に割り当てる動作も行う。
より具体的に説明すると、レイアウト生成部12は、段組レイアウト生成部13と、行レイアウト生成部14とを備える。
段組レイアウト生成部13は、レイアウト用データにしたがって、データパース部11で生成された行要素データを流し込むための全体のレイアウト設定を行う。例えば、段組レイアウト生成部13は、2段組、フォントサイズ10dot、余白0dot、行間:標準フォントサイズの50%、文字間0dotといった設定を行う。また、段組レイアウト生成部13は、その他のフォントサイズ変更等の設定も行う。
次に、行レイアウト生成部14は、段組レイアウト生成部13による設定にしたがい、各行に指定されているフォントサイズの拡大等のデータを利用してレイアウトを行う。
レイアウト判定部15は、現在表示している領域中のすべてのレイアウトが生成されているかどうかを判定する。レイアウトが終了されていない場合は、その旨をコンテンツデータ取得部10に通知する。コンテンツデータ取得部10は、その通知を受けて、次のブロックのコンテンツデータを取得する。この動作は、表示領域内のすべてのレイアウトが生成されるまで繰り返される。図2の例で言えば、〔M−1〕、〔M〕、〔M+1〕のすべてのレイアウトが生成されるまで、すなわち、レイアウト判定部15が現在表示している領域中のすべてのレイアウトが生成されたと判定するまで、上記レイアウトの生成が繰り返される。
コンテンツ表示部16は、生成されたレイアウトに基づき、実際に文字、画像等の要素を表示する。ここで、リンクで紐付けられていたり、行要素として設定された動画、音声などのマルチメディアデータ、または、行要素として表示する必要のある画像データが存在する場合もある。その場合、コンテンツ表示部16は、データ生成部17によって生成されたデータを取得したうえで、音声・動画の再生や、画像の表示を行う。
データ生成部17は、レイアウト内で必要になった画像、音声データ等の表示再生に必要となる、各種コーデックでコーディングされたデータを再生可能な形式に変換する。具体的には、メディアデータ生成部18および画像デコード部19が、マルチメディアデータの生成、制御、画像データの表示可能なデータへの変換(デコード)を行う。そして、データ生成部17は、その変換データをコンテンツ表示部16に出力する。
操作部30は、ユーザが電子書籍リーダー1を動作させるための指示信号を入力するものであり、例えば、電子書籍リーダー1自体に設けられたタッチパネル、操作ボタン、電子書籍リーダー1に接続された、マウスやキーボードなどで構成される。操作部30を用いてユーザにより入力された指示信号は、図示しない入出力制御部を介して、電子書籍リーダー1が備える各種機能ブロックに送られる。これにより、ユーザは、電子書籍リーダー1を操作することが可能となる。
本実施の形態では、操作部30は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数に関する情報である最小文字数情報、及び、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数に関する情報である最大文字数情報の入力をユーザから受け付ける。そして、入力された最小文字数情報および最大文字数情報は、記憶部40に記憶される。ここで、以降の説明では、最小文字数情報および最大文字数情報を纏めて最小文字数情報および文字数情報と称する場合もある。
記憶部40は、少なくとも、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数、最大文字数に関する情報である文字数情報を記憶する。なお、記憶部40は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SRAM(Static RAM)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)など、およびこれらの混成で構成されてもよい。
次に、段数決定装置20について説明する。
段数決定装置20は、データパース部11から、全体のレイアウトを決めるレイアウト用データ(段数、余白、行間、文字間指定等に関するデータ)と、行をレイアウトするための行要素データ(コンテンツデータ内のフォントサイズの変更、ルビ情報等に関するデータ)とを取得する。そして、段数決定装置20は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数等に基づいて、表示装置に表示される段組の段数を決定する。また、段数決定装置20は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数、最大文字数等に基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。
より具体的に、段数決定装置20は、文字数情報取得部(文字数情報取得手段)22と、段数決定部(段数決定手段)24と、文字数決定部(文字数決定手段)26とを備える。文字数情報取得部22、段数決定部24、及び文字数決定部26は、その何れもが、レイアウト用データおよび行要素データをデータパース部11から取得する構成で実現されてよい。
文字数情報取得部22は、記憶部40から、記憶部40に記憶されている1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数、最大文字数に関する情報である文字数情報を取得する。あるいは、文字数情報取得部22は、コンテンツデータ内に上記文字数情報が含まれている場合には、データパース部11(もしくは、コンテンツデータ取得部10)から文字数情報を取得してもよい。あるいは、文字数情報は、所与のものとして予め記憶部40に記憶されていてもよい。そして、文字数情報取得部22は、取得した文字数情報を段数決定部24に出力する。
段数決定部24は、文字数情報取得部22から文字数情報を、データパース部11から(または、文字数情報取得部22を介してデータパース部11から)レイアウト用データおよび行要素データを取得する。このレイアウト用データおよび行要素データには、少なくとも、フォントの主走査方向の長さ(dot)、1つの段組において主走査方向に配列される文字数、文字間の長さ(dot)、主走査方向における両端部の余白(dot)、段組間の長さ(dot)、主走査方向の表示領域(表示領域サイズ)長さ、といった情報が含まれている。そして、段数決定部24は、最小文字数情報と、レイアウト用データおよび行要素データとから、最適なレイアウトとなる段組の段数を決定する。なお、その決定方法は、〔段数決定装置20の実際の動作〕(後述)で説明するため、ここでの詳細説明は省略する。
そして、段数決定部24は、最適なレイアウトとなる段組の段数を決定すると、その段数を示す情報である最適段数情報を文字数決定部26に出力する。なお、段数決定部24は、レイアウト生成部12にも最適段数情報を出力してもよい。
文字数決定部26は、段数決定部24から最適段数情報を、データパース部11から(または、文字数情報取得部22あるいは段数決定部24を介してデータパース部11から)レイアウト用データおよび行要素データを取得する。このレイアウト用データおよび行要素データには、少なくとも、フォントの主走査方向の長さ(dot)、1段当たりの文字数、文字間の長さ(dot)、主走査方向における両端部の余白(dot)、段組間の長さ(dot)、主走査方向の表示領域(表示領域サイズ)長さ、といった情報が含まれている。そして、文字数決定部26は、最適段数情報と、レイアウト用データおよび行要素データとから、1つの段組において主走査方向に配列される最適な文字数を決定する。なお、その決定方法は、〔段数決定装置20の実際の動作〕(後述)で説明するため、ここでの詳細説明は省略する。
そして、文字数決定部26は、1つの段組において主走査方向に配列される最適な文字数を決定すると、その最適な文字数を示す情報である最適文字数情報をレイアウト生成部12に出力する。このとき、文字数決定部26は、段数決定部24から取得した最適段数情報も併せてレイアウト生成部12に出力する構成で実現されてもよい。
その後、上述したように、レイアウト生成部12は、データパース部11で準備されたレイアウト用データおよび行要素データと、段数決定装置20から取得した最適段数情報及び最適文字数情報とを利用して表示レイアウトを行う。
以上、電子書籍リーダー1の構成を説明した。次に、段数決定装置20の実際の動作を説明する。
〔段数決定装置20の実際の動作〕
次に、段数決定装置20の実際の動作を図6により説明する。図6は、段数決定装置20によって、段組の段数および1つの段組において主走査方向に配列される最適な文字数を算出する方法を説明するための図である。ここで、同図(a)は、最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長を算出するときに用いられる変数を説明するための図である。同図(b)は、段数算出時のすべての段組に対する表示領域長を算出するときに用いられる変数を説明するための図である。
なお、同図(a)、(b)では、図面に対して横方向に文字が並んでいることから、横方向が主走査方向を表す。
また、図7は、段数決定装置20の動作を説明するためのフローチャートであり、図6を参照して説明した段数決定装置20の動作を説明するための図である。後述する説明において、括弧内に示すステップ番号(S10等)は、図7のステップ番号に対応する。
まず、同図(a)に図示する変数を用いて、段数決定部24は、N個の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長Lを算出する。このとき、Lは、以下の式(1)で表現される。
L=FSz×N+FSp×(N−1)・・・(1)
ただし、
FSz:1つのフォントの主走査方向の長さ(dot)
N :1つの段組において主走査方向に配列される文字数
FSp:文字間の長さ(dot)
とする。
なお、FSpは、文字間の長さと説明したが、より具体的には、主走査方向における2つのフォントの間の長さ(距離)を表す。
また、Fsz、Fsp等の単位を(dot)で表現しているが、その単位は、pt(ポイント)、cm(センチメートル)など、どのような単位で表現されてもよい。このことは、以降の式に現れるTMG、BMG等についても同様である。ただし、ここでは、長さの単位を(dot)で表現して説明する。
次に、同図(b)に図示する変数を用いて、段数決定部24は、1つの段組において主走査方向に配列される文字数が確定したときの、すべての段組に対する表示領域長(LT)を算出する。このとき、LTは、以下の式(2)で表現される。
LT=L×TN+(TMG+BMG)+TSp×(TN−1)・・・(2)
ただし、
TN :段組の段数(数)
TMG:トップマージン(縦書き時上余白、横書き時左余白)(dot)
BMG:ボトムマージン(縦書き時下余白、横書き時右余白)(dot)
TSp:段組間の長さ(dot)
とする。
なお、TNは、段組の段数であって、式(2)では仮想的に設定された段数を示す。
また、TMGは、より具体的に図6(b)を参照して説明すると、横書き時の左余白(主走査方向における電子書籍リーダー1の表示可能領域の左側端部と、第1段目の文字「A」を表すフォントとの間の距離)を表す。
また、BMGは、より具体的に図6(b)を参照して説明すると、横書き時の右余白(主走査方向における電子書籍リーダー1の表示可能領域の右側端部と、第1段目の文字「N」を表すフォントとの間の距離)を表す。
さらに、TSpは、より具体的に図6(b)を参照して説明すると、第1段目の文字列の最後に位置する文字「N」を表すフォントと第2段目の文字列の最初に位置する文字「A」を表すフォントとの間の距離を指す。このことは、連続する2つの段組何れに対しても該当する。
さらに、式(1)、(2)には現れなかった変数として、
DL :主走査方向における電子書籍リーダー1の表示可能領域の長さ(表示可能領域長)(dot)
Min_C:1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数
Max_C:1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数
を定義する。
ここで、段数決定部24は、式(1)においてN=Min_Cとして、上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長Lを算出する(S10)。
なお、理解の容易のため、上記各変数に対して以下の各値を当てはめ、段数決定装置20によって最適な段数が決定される方法を確認する。そこで、FSz=10(dot)、FSp=2(dot)、TMG=BMG=50(dot)、TSp=10(dot)、Min_C=20、Max_C=40、DL=1000(dot)、という数値を仮定的に用いて以下の説明を行う。
このとき、
L=FSz×N+FSp×(N−1)=10×20+2×(20−1)=238
となる。
次に、段数決定部24は、以下の式(3)を満たす最大の段数TNを算出する(S20)。
LT<DL・・・(3)
つまり、段数決定部24は、
LT=L×TN+(TMG+BMG)+TSp×(TN−1)
=238×TN+(50+50)+10×(TN−1)<DL=1000
となる最大の段数TNが3段と算出する。
このように、式(1)〜(3)で用いられる変数のうち、Min_Cは文字数情報取得部22によって取得され、その他の変数は所与のものとして規定されうる。したがって、段数決定部24は、最小文字数(Min_C)を得ることにより、式(1)〜(3)を用いて、式(3)を満たす最大のTNを段組の段数として決定することができる。
こうして、段数決定部24は、最大の段数(3段)を算出する。次に、段数決定部24は、最大の段数を算出すると、最大の段数を示す情報である最適段数情報を文字数決定部26に出力する。
文字数決定部26は、段数決定部24から最適段数情報を取得し、その後、1つの段組において主走査方向に配列される文字数が確定したときの、最大の段数TN(=3段)、及び文字数Min_C=20のときのすべての段組に対する表示領域長LTcを算出する(S30)。
つまり、文字数決定部26は、
LTc=L×TN+(TMG+BMG)+TSp×(TN−1)
=238×3+(50+50)+10×(20−1)=834
と算出する。
そして、文字数決定部26は、LTcを算出した後に、以下の式(4)を満たす最大の
文字数Mを算出する(S40)。
LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
したがって、文字数決定部26は、
834+M×(3×10)<1000
を満たす最大の文字数を5と算出する。
次に、文字数決定部26は、以下の式(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数を決定する。
Mc=Min_C+M・・・(5)
なお、M<Max_C、M>Max_Cの場合は、M=Max_Cとするものとする。
ここで、式(4)は、最小文字数(Min_C)に加え、さらにM文字分の文字数を追加したときに、追加的に必要となるM文字分の表示領域(M×FSz×TN)をLTcに合算し、その合算値とDLの大小を比較して最大のMを導出するものである。
また、式(5)では、Mc>Max_Cとなるときには、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は上限である最大文字数を超えることになる。そこで、このときはMc=Max_Cとすることで、その文字数を上限値に合わせるという処理を行っている。
なお、Max_Cが設定されていない場合には、式(4)を満たす最大のMを算出し、そのMを用いて式(5)により導出されるMcを、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数として決定する。これにより、文字数決定部26は、最小文字数を下限として、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定することができ、この場合であっても、ユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
以上の処理を経て、文字数決定部26は、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数を、Min_C+M=25と算出する(S50)。
最後に、コンテンツ表示部16は、段数TN(=3)、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数Min_C+M(=25)の段組表示を行う。(S60)。
このようにして、段数決定装置20は、段組の段数および1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数を算出することができる。
〔コンテンツデータの作成方法〕
上記では、文字数情報取得部22は、記憶部40から、記憶部40に記憶されている1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数、最大文字数に関する情報である文字数情報を取得するものと説明した。
しかしながら、コンテンツデータ取得部10によって取得されるコンテンツデータに文字数情報が予め書き込まれており、文字数情報取得部22が、そのコンテンツデータを取得したデータパース部11(または、コンテンツデータ取得部10)から文字数情報を取得することも可能である。
そこで、本実施の形態に係るコンテンツデータの作成方法を図8により説明する。図8は、コンテンツデータに文字数情報が書き込まれている状態を説明するための図である。このうち、同図(a)は、テキスト領域の文字間、行間、及び余白の指定を表す。同図(b)は、テキスト領域のフォント情報(標準フォントサイズ指定)を表す。同図(c)は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数および最大文字数を表す。同図(d)は、テキスト領域指定を表す。
このうち、同図(a)からは、文字間はフォントサイズの0%である0(dot)、行間はフォントサイズの40%、余白は0(dot)と指定されていることが読み取れる。また、同図(b)からは、標準フォントサイズが24(dot)で、ルビ非表示と指定されていることが読み取れる。同図(c)からは、テキスト領域を(20、530)−(579、960)の位置が示す領域とすることが指定されている。そして、同図(c)からは、段組間の幅をフォントの120%とし、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数を11文字、最大文字数を30文字と指定されていることが読み取れる。
つまり、同図(d)に示すように、コンテンツデータ取得部10によって取得されるコンテンツデータに文字数情報(最小文字数情報および最大文字数情報)を予め書き込んでいれば、そのコンテンツに適した最小文字数および最大文字数で段組のレイアウトを生成でき、よりコンテンツ配給者の意図に沿う見せ方をユーザに提供することが可能となる。また、コンテンツデータに文字数情報を予め書き込んでいれば、記憶部40に文字数情報を記憶させたり、操作部30を介して最小文字数および最大文字数をユーザに入力させる必要がなくなる。
このように、本実施の形態に係るコンテンツデータの作成方法には、電子書籍リーダー1が読み込むコンテンツデータを作成するときに、そのコンテンツデータに、最小文字数情報を書き込むステップと、最大文字数情報を書き込むステップとが含まれる。これにより、本実施の形態に係るコンテンツデータの作成方法は、上記の種々の効果を実現することができる。
〔段数決定装置20の効果〕
上記構成によれば、文字数情報取得部22(文字数情報取得ステップ)が、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数(Min_C)に関する情報である最小文字数情報を取得する。すると、段数決定部24(段数決定ステップ)は、最小文字数情報が示す最小文字数(Min_C)をもとに、その最小文字数(Min_C)の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長Lを取得できる。また、段数決定装置20に接続された電子書籍リーダー1には、主走査方向における電子書籍リーダー1の表示可能領域の長さである表示可能領域長DLが存在する。
したがって、段数決定部24(段数決定ステップ)は、最小文字数(Min_C)をもとに規定される文字列表示領域長Lおよび表示可能領域長DLに着目することで、両者の長さの関係性に基づいて、電子書籍リーダー1に表示される段組の段数を決定することができる。つまり、段数決定装置20では、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数(Min_C)をもとに、電子書籍リーダー1に表示される段組の段数を自動的に決定することができる。
それゆえ、段数決定装置20では、表示領域、フォントサイズの変更などの表示レイアウトに変更が生じた場合であっても、上記の最小文字数(Min_C)から最適な段組の段数が決定されるため、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができる。
さらに、段数決定装置20は、従来の課題である、文字等の表示領域が変更されるたびに段数変更を行う必要がある、あるいは、段組の段数等のレイアウトが表示領域の大小等の要因の影響を受けるといった課題を解決することができる。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、段数決定装置20に接続された電子書籍リーダー1が読み込み可能なコンテンツデータを作成するときに、最小文字数情報をコンテンツデータに書き込む第1書込ステップを含む。これにより、そのコンテンツデータを電子書籍リーダー1が読み込むことで、その電子書籍リーダー1に接続された段数決定装置20の上記動作に基づき、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数(Min_C)をもとに、電子書籍リーダー1に表示される段組の段数を自動的に決定することができる。それゆえ、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができるという効果を奏する。
さらに、段数決定装置20では、
段数決定部24は、仮想的に設定された段組の段数について文字列表示領域長Lを合計して得られる長さLTと表示可能領域長DLとの大小比較に基づいて、最適な段組の段数を決定する構成とすることができる。
上記構成によれば、段組の段数は、仮想的に設定されるため、任意の段数に変化させることもできる。これにより、段数決定部24は、段組の段数を変化させることにより、文字列表示領域長Lを合計して得られる長さLTが、表示可能領域長DLを超えない範囲かつ表示可能領域長DLに最も近くなる段数を割り出すことができる。そして、段数決定部24は、その割り出した段数を、最終的に決定すべき段数とすることができる。
このように、段数決定部24は、段組の段数を仮想的に設定することで、段組の段数を迅速かつ正確に決定することができる。
さらに、段数決定装置20では、
段数決定部24は、上記の式(1)〜(3)を用いて最大のTNを上記段組の段数として決定する構成とすることができる。
式(1)〜(3)で用いられる変数のうち、Min_Cは文字数情報取得部22によって取得され、その他の変数は所与のものとして規定されうる。したがって、段数決定部24は、文字数情報取得部22によって取得された最小文字数情報が示す最小文字数(Min_C)を得ることにより、式(1)〜(3)を用いて、式(3)を満たす最大のTNを段組の段数として迅速かつ正確に決定することができる。加えて、最適の段数が式(1)〜(3)を用いて自動的に設定されるため、たとえ文字等の表示領域が変更されたとしても、ユーザが改めてFSp、TMG、BMG等の数値を変更する必要はなく、ユーザの負担を軽減することができる。
さらに、段数決定装置20では、
段数決定部24が決定した段組の段数と、文字列表示領域長Lとに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定部26を備える構成であってよい。
上記構成によれば、段数決定部24が最小文字数をもとに段組の段数を決定することにより、文字数決定部26は、上記段組の段数と、文字列表示領域長Lとに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。つまり、文字数決定部26は、最小文字数を下限として、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するため、ユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
さらに、本発明に係る段数決定装置では、
文字数決定部26は、以下の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する構成であってよい。
LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
Mc=Min_C+M・・・(5)
ただし、
LTc:1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、段数決定部24が決定した段組の段数について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
M :式(4)を満たす最大の文字数(数)
TN :段数決定部24が決定した段組の段数(数)
Mc :1つの段組において主走査方向に配列される文字数(数)
とする。
上述したように、段数決定部24は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は最小文字数であるものとして、式(1)〜(3)を用いて段組の段数を決定する。そのため、その文字列の文字数は、厳密には最適な文字数であるとは言い難い。
そこで、文字数決定部26は、段数決定部24によって決定された段組の段数が確定して後、式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。これにより、上記文字列の文字数が最適化され、さらにユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
具体的には、式(4)により、最小文字数(Min_C)に加え、さらにM文字分の文字数を追加したときに、追加的に必要となるM文字分の表示領域(M×FSz×TN)をLTcに合算し、その合算値とDLの大小を比較して最大のMを導出するものである。そして、式(5)により、1つの段組において主走査方向に配列される最適の文字数Mcを、Mc=Min_C+Mとして導出する。
このように、文字数決定部26は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数を決定するうえで、シンプルかつ有効な式(4)、式(5)を用いるため、演算処理に要求される負荷を低減させることができ、それゆえ、表示装置における表示速度を高めることもできる。
さらに、段数決定装置20では、
文字数情報取得部22は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数(Max_C)に関する情報である最大文字数情報を取得し、
段数決定部24が決定した段組の段数と、文字列表示領域長Lと、文字数情報取得部22によって取得された最大文字数情報が示す最大文字数(Max_C)とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定部26を備える構成とすることができる。
さらに、本発明に係るコンテンツデータの作成方法では、
文字数情報取得部22が、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数(Max_C)に関する情報である最大文字数情報を取得し、
段数決定装置20が、段数決定部24が決定した段組の段数と、文字列表示領域長Lと、文字数情報取得部22によって取得された最大文字数情報が示す最大文字数(Max_C)とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定部26を備えるときに、
上記コンテンツデータに上記最大文字数情報を書き込む第2書込ステップを含む構成とすることができる。
上記構成によれば、文字数情報取得部22は、さらに、1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数(Max_C)に関する情報である最大文字数情報を取得する。つまり、1つの段組において主走査方向に配列される文字数には、最小文字数(Min_C)に加え、さらに最大文字数(Max_C)が存在することを意味する。
そして、文字数決定部26は、段数決定部24が最小文字数(Min_C)をもとに決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。このとき、1つの段組において主走査方向に配列される文字数には最大文字数(Max_C)も存在するため、文字数決定部26は、さらに、最大文字数(Max_C)に基づいて、換言すれば、その最大文字数(Max_C)を上限として、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。
このように、文字数決定部26は、最小文字数(Min_C)および最大文字数(Max_C)の範囲内で、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するため、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができる。
また、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、段数決定装置20に接続された電子書籍リーダー1が読み込み可能なコンテンツデータを作成するときに、最大文字数情報をコンテンツデータに書き込む第2書込ステップを含む。これにより、そのコンテンツデータを電子書籍リーダー1が読み込むことにより、その電子書籍リーダー1に接続された段数決定装置20の文字数決定部26の上記動作に基づき、1つの段組において主走査方向に配列される文字数が決定される。それゆえ、本発明に係るコンテンツデータの作成方法は、ユーザにとって極めて見やすいレイアウトを実現することができるという効果を奏する。
さらに、段数決定装置20では、
上記文字数決定部26は、上記の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する構成とすることができる。
上述したように、段数決定部24は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は最小文字数(Min_C)であるものとして、式(1)〜(3)を用いて段組の段数を決定する。そのため、その文字列の文字数は、厳密には最適な文字数であるとは言い難い。
そこで、文字数決定部26は、段数決定部24によって決定された段組の段数が確定して後、式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する。これにより、上記文字列の文字数が最適化され、さらにユーザにとって見やすいレイアウトを実現することができる。
なお、式(4)は、最小文字数(Min_C)に加え、さらにM文字分の文字数を追加したときに、追加的に必要となるM文字分の表示領域(M×FSz×TN)をLTcに合算し、その合算値とDLの大小を比較して最大のMを導出するものである。
また、式(5)では、Mc>Max_Cとなるときには、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数は上限である最大文字数(Max_C)を超えることになる。そこで、このときはMc=Max_Cとすることで、その文字数を上限値に合わせるという処理を行っている。
このように、文字数決定部26は、1つの段組において主走査方向に配列される文字列の文字数を決定するうえで、シンプルかつ有効な式(4)、式(5)を用いるため、演算処理に要求される負荷を低減させることができ、それゆえ、電子書籍リーダー1における表示速度を高めることもできる。
さらに、段数決定装置20では、
上記電子書籍リーダー1は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、及び電子書籍リーダーの何れかであってよい。
段数決定装置20は、自身が接続される表示装置がパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、及び電子書籍リーダーであるときに、好適に適用することができる。
〔補足〕
最後に、段数決定装置20(段数決定装置)の各ブロック、特に文字数情報取得部22、段数決定部24、及び文字数決定部26は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、段数決定装置20は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備える。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである段数決定装置20の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、段数決定装置20に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、段数決定装置20を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数を指定しておくことで、表示装置に表示される段組の段数を自動的に決定することが可能な段数決定装置に関し、特に、そのような段数決定装置に接続された表示装置(電子書籍リーダー等)に好適に適用することができる。
1 電子書籍リーダー
10 コンテンツデータ取得部
11 データパース部
12 レイアウト生成部
13 段組レイアウト生成部
14 行レイアウト生成部
15 レイアウト判定部
16 コンテンツ表示部
17 データ生成部
18 メディアデータ生成部
19 画像デコード部
20 段数決定装置
22 文字数情報取得部(文字数情報取得手段)
24 段数決定部(段数決定手段)
26 文字数決定部(文字数決定手段)
30 操作部
40 記憶部
L 文字列表示領域長
DL 表示可能領域長
Min_C 1つの段組において主走査方向に配列可能な最小文字数
Max_C 1つの段組において主走査方向に配列可能な最大文字数

Claims (12)

  1. 段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定装置であって、
    1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、
    上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備え、
    上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備え
    上記段数決定手段は、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定することを特徴とする段数決定装置。
  2. 段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定装置であって、
    1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、
    上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備え、
    上記文字数情報取得手段は、1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得し、
    上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最大文字数情報が示す上記最大文字数とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備え
    上記段数決定手段は、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定することを特徴とする段数決定装置。
  3. 上記段数決定手段は、以下の式(3)を満たす最大のTNを上記段組の段数として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の段数決定装置。
    L=FSz×Min_C+FSp×(Min_C−1)・・・(1)
    LT=L×TN+(TMG+BMG)+TSp×(TN−1)・・・(2)
    LT<DL・・・(3)
    ただし、
    L :1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さ
    FSz:1つのフォントの主走査方向の長さ
    Min_C:1つの段組において主走査方向に配列される最小文字数(数)
    FSp:文字間の長さ
    LT :1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、TN段について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
    TN :段組の段数(数)
    TMG:トップマージン(縦書き時上余白、横書き時左余白)
    BMG:ボトムマージン(縦書き時下余白、横書き時右余白)
    TSp:段組間の長さ
    DL :主走査方向における表示装置の表示可能領域の長さ
    とする。
  4. 上記文字数決定手段は、以下の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定することを特徴とする請求項1に記載の段数決定装置。
    LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
    Mc=Min_C+M・・・(5)
    ただし、
    LTc:1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、上記段数決定手段が決定した段組の段数について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
    M :式(4)を満たす最大の文字数(数)
    TN :上記段数決定手段が決定した段組の段数(数)
    Mc :1つの段組において主走査方向に配列される文字数(数)
    とする。
  5. 上記文字数決定手段は、以下の式(4)、(5)を用いて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定することを特徴とする請求項2に記載の段数決定装置。
    LTc+M×FSz×TN<DL・・・(4)
    Mc=Min_C+M・・・(5)
    なお、Mc<Max_Cとする。Mc>Max_Cのときは、Mc=Max_Cとする。
    ただし、
    LTc:1つの段組において主走査方向に配列される文字列の表示に必要な領域長さを、上記段数決定手段が決定した段組の段数について合計して得られる文字列の表示領域の長さ
    M :式(4)を満たす最大の文字数(数)
    TN :上記段数決定手段が決定した段組の段数(数)
    Mc :1つの段組において主走査方向に配列される文字数(数)
    とする。
  6. 上記表示装置は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話機、及び電子書籍リーダーの何れかであることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の段数決定装置。
  7. 段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定方法であって、
    1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得ステップと、
    上記文字数情報取得ステップにて取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定ステップと、
    上記段数決定ステップにて決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するステップと、を含み、
    上記段数決定ステップにて、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定することを特徴とする段数決定方法。
  8. 段組表示が可能な表示装置に用いられる段数決定方法であって、
    1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得ステップと、
    上記文字数情報取得ステップにて取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定ステップと、を含み、
    上記文字数情報取得ステップにて、1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得し、
    上記段数決定ステップにて決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長と、上記文字数情報取得ステップにて取得された上記最大文字数情報が示す上記最大文字数とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定するステップを含み、
    上記段数決定ステップにて、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定することを特徴とする段数決定方法。
  9. 請求項7または8に記載の上記各ステップをコンピュータに実行させるための段数決定プログラム。
  10. 請求項に記載の段数決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 段数決定装置に接続された表示装置が読み込み可能なコンテンツデータの作成方法であって、
    上記段数決定装置は、1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段とを備え、上記段数決定手段は、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定するときに、
    上記コンテンツデータに上記最小文字数情報を書き込む第1書込ステップを含むことを特徴とするコンテンツデータの作成方法。
  12. 段数決定装置に接続された表示装置が読み込み可能なコンテンツデータの作成方法であって、
    上記段数決定装置は、1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最小文字数に関する情報である最小文字数情報を取得する文字数情報取得手段と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最小文字数情報が示す上記最小文字数の文字により構成される文字列を1つの段組内において主走査方向に表示したときの表示領域の長さである文字列表示領域長と、上記主走査方向における上記表示装置の表示可能領域の長さである表示可能領域長とに基づいて、上記段組の段数を決定する段数決定手段と、を備え、
    上記文字数情報取得手段が、1つの段組において主走査方向に配列可能な予め定められた最大文字数に関する情報である最大文字数情報を取得するものであり、
    上記段数決定手段が決定した段組の段数と、上記文字列表示領域長と、上記文字数情報取得手段によって取得された上記最大文字数情報が示す上記最大文字数とに基づいて、1つの段組において主走査方向に配列される文字数を決定する文字数決定手段を備え、上記段数決定手段は、仮想的に設定された段組の段数について上記文字列表示領域長を合計して得られる長さと上記表示可能領域長との大小比較に基づいて、上記段組の段数を決定するときに、
    上記コンテンツデータに上記最小文字数情報を書き込む第1書込ステップと、
    上記コンテンツデータに上記最大文字数情報を書き込む第2書込ステップと、を含むことを特徴とするコンテンツデータの作成方法。
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