JP2018067253A - モーションコミック再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ページ送り機能を備えることで、より紙媒体に近い操作体系を有し、低速度のネットワークであっても快適なモーションコミック再生環境を実現することができる、モーションコミック再生装置を提供する。【解決手段】モーションコミック再生装置101の入出力制御部は、スケルタルアニメーション再生機能を有するゲームエンジンである動画化再生処理部に対し、ラッパープログラムとしての機能を備える。入出力制御部は、直前シーンVRAM、現在シーンVRAM及び直後シーンVRAMに各ページのシーンを書き込み、表示用VRAMで画像データを合成することで、フリック操作による、アニメーション再生を中断してあたかも紙のページをめくるような、ページ送りの画面効果を実現できる。【選択図】図3

Description

本発明は、モーションコミックと呼ばれる、アニメーションを伴う漫画コンテンツを再生するモーションコミック再生装置に関する。
書籍を電子媒体に変換し、所定の端末で読む電子書籍は一定の普及率を得ている。電子書籍の対象となるコンテンツには、一般の書籍の他、わが国特有の、膨大な量を有する漫画も対象となっている。漫画は時々アニメーションの原作ともなり得るものである。漫画には、静止画が描かれているコマとコマの間に、読者に対し、あたかもアニメーションのように登場人物等が動くような、読者の想像力を働かせる作用がある。
あたかも登場人物等が動くように感じられるのであれば、実際にその登場人物等を動かすことができれば、より表現力が拡大し、コンテンツに対する魅力も増大することが期待できる。
漫画をベースとして、漫画のコマに描かれる登場人物の静止画をアニメーションのように動かす電子媒体を、モーションコミックと呼ぶ。近年、幾つかの事業者によって、このモーションコミックを実現するための試みが行われている。
なお、本明細書において、コンテンツとは、オンライン若しくはオフラインにて、コンピュータや電子機器を介して提供される文字列、音声、静止画像、映像(動画)、またこれらが組み合わされたプレゼンテーションやゲーム等の、対象者が理解可能な内容にて享受する情報を総称したものをいう。またこれ以降、本明細書では、コンテンツを享受及び/または利用する者をユーザと総称する。
本発明に一部関係すると思われる先行技術文献として、特許文献1を示す。特許文献1には、コミック画像からコマを自動的に検出する技術において、コマの検出精度を向上させる技術内容が開示されている。
特開2014−212476号公報
多くの場合、モーションコミックを作るに際し、ゲーム開発用に提供されている2Dアニメーションソフトウェアが使用される。この2Dアニメーションソフトウェアは、スケルタルアニメーションと呼ばれる技術を用いて、2Dの静止画像を動かす。
しかしながら、現在市場に見受けられるモーションコミックは、全てMP4(MPEG-4規格に基づく、H.264動画圧縮及びAAC音声圧縮)等の動画データで提供されている。一般に動画データは大容量であり、近年普及しているスマートフォンやタブレットPC等の、データ回線が制限された携帯型無線端末では、快適なコンテンツ再生をユーザに提供することが困難である。
また、基本的に動画データの視聴形態は再生し続けるものであり、ページ送り、すなわちユーザの自発的意思で再生と一時停止を頻繁に繰り返すことを基本とする漫画に馴染まない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ページ送り機能を備えることで、より紙媒体に近い操作体系を有し、低速度のネットワークであっても快適なモーションコミック再生環境を実現することができる、モーションコミック再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のモーションコミック再生装置は、複数の画像パーツの集合体である画像ライブラリファイルと、画像ライブラリファイルにおける画像パーツの位置と画像パーツのパーツ名が記述されている画像パーツ位置リストファイルと、画像パーツを用いてスケルタルアニメーションを実行するスクリプトが記述されている画像駆動指示ファイルとよりなるアニメーションライブラリと、複数のアニメーションライブラリの再生順が記述されている再生順指示ファイルと、アニメーションライブラリを読み込み、画像駆動指示ファイルに基づきスケルタルアニメーションを再生する動画化再生処理部とを具備する。
更に、動画化再生処理部が出力するスケルタルアニメーションの画像データを表示する表示部と、表示部に表示する画像データを記憶する表示用VRAMと、動画化再生処理部が現在再生する対象となっている第一のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する現在シーンVRAMと、動画化再生処理部が現在シーンVRAMに記憶された第一のアニメーションライブラリの直前のシーンに該当する第二のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する直前シーンVRAMと、動画化再生処理部が現在シーンVRAMに記憶された第一のアニメーションライブラリの直後のシーンに該当する第三のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する直後シーンVRAMと、ユーザの操作を検出する操作部とを具備する。
そして、入出力制御部は、操作部から得た操作情報に基づき、再生順指示ファイルを読み込み、再生順指示ファイルにしたがって、第二のアニメーションライブラリを選択して、動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを直前シーンVRAMに記憶し、第三のアニメーションライブラリを選択して、動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを直後シーンVRAMに記憶し、第一のアニメーションライブラリを選択して、動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを現在シーンVRAMに記憶し、現在シーンVRAMに記憶された画像データと、直前シーンVRAMまたは直後シーンVRAMに記憶された画像データを合成して表示用VRAMに記憶する。
本発明によれば、ページ送り機能を備えることで、より紙媒体に近い操作体系を有し、低速度のネットワークであっても快適なモーションコミック再生環境を実現することができる、モーションコミック再生装置を実現することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係る、モーションコミック再生装置の外観図とその使用状態を示す図である。 モーションコミック再生装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 モーションコミック再生装置のソフトウェア機能を示すブロック図である。 動画化再生処理部のブロック図である。 画像ライブラリファイルの一例を示す図と、画像ライブラリファイルに登録された画像パーツを基に構成した画像の一例を示す図である。 動画化再生処理部があるアニメーションライブラリを読み込み、アニメーション再生を実行した直後の、表示部の表示内容を示す図と、アニメーション再生を実行して所定時間が経過した、表示部の表示内容を示す図と、アニメーション再生を実行してに所定時間が経過した、表示部の表示内容を示す図である。 モーションコミック再生装置の、全体的な動作の流れを示すフローチャートである。 画像駆動指示ファイルに記述されたラベルに起因して、動画化再生処理部が入出力制御部にメッセージを送信した結果、入出力制御部が動画化再生処理部に対し一時停止を指示して、ユーザに進行を選択させるアイコンを表示部に表示した状態を示す図である。 モーションコミック再生装置の、ページ送り処理の動作の流れを示すフローチャートである。 スクロール処理を行う直前の、表示部の画面イメージであって、直前シーンVRAM、現在シーンVRAM及び直後シーンVRAMの内容のイメージを示す図と、順方向スクロール処理を実行している状態における、表示部の画面イメージを示す図と、逆方向スクロール処理を実行している状態における、表示部の画面イメージを示す図である。 通常のアニメーション再生画面の一例を示す図と、通常のアニメーション再生画面の一例における、操作可能領域を示す図である。 メニュー画面の一例を示す図と、メニュー画面の一例における、操作可能領域を示す図である。
まず、本発明の実施の形態例を詳細に説明する前に、その概略について説明しておく。
本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置は、スマートフォンにモーションコミック再生用アプリケーションプログラムをインストールして実行することで、実現する。
モーションコミック再生装置は、複数のアニメーションライブラリとページ順リストを読み込む。アニメーションライブラリは、画像ライブラリとアニメーションスクリプト等よりなり、漫画における1ページ分をスケルタルアニメーションで表現する。スケルタルアニメーションとは、個々の画像にベクトル情報である骨格(ボーン)をあてがい、その骨格に対し移動や回転等の数値計算による操作を行うことで、コンピュータ上でアニメーションを実現する技術である。
ページ順リストは、アニメーションライブラリの再生順を記述したテキストファイルである。すなわち、モーションコミック再生装置は、ページ順リストに記述された順番に、アニメーションライブラリを再生する。その際、1個のアニメーションライブラリを再生した一時停止をして、ユーザの操作を待つ。
モーションコミック再生用アプリケーションプログラムは、アニメーションライブラリを再生するアニメーション再生部と、アニメーション再生部に対し、操作部と表示部とファイルシステムとの間に入り込んで、種々の制御を行う入出力制御部を有する。この入出力制御部は、アニメーション再生部に対する「ラッパープログラム(Wrapper Program)」としての機能を有する。
[モーションコミック再生装置の外観]
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態例について、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る、モーションコミック再生装置101の外観図である。また、図1はモーションコミック再生装置101の使用状態をも示している。
モーションコミック再生装置101は、スマートフォンやタブレットPC等の、タッチパネルディスプレイを有する情報端末にて、モーションコミック再生機能を実現するプログラムを実行することで実現される。
スマートフォンであるモーションコミック再生装置101の、タッチパネルディスプレイ102の画面には、モーションコミックに係るコンテンツの画像103が表示されている。
この状態で、タッチパネルディスプレイ102の画面を指104で横方向になぞる(フリック操作)と、漫画の次のページに相当する内容が、フリック操作に伴ってスライドされた状態で表示される。この、フリック操作に伴うページ遷移の詳細については、図10で後述する。
[モーションコミック再生装置101101のハードウェア構成]
図2は、モーションコミック再生装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。
一般的なスマートフォンあるいはタブレットPC等の、タッチパネルディスプレイを有する情報端末であるモーションコミック再生装置101は、CPU201、ROM202、RAM203、LCDディスプレイである表示部204、透明電極を有する静電式位置検出装置を含む操作部205がバス206に接続されている。表示部204と操作部205は、周知のタッチパネルディスプレイ102を構成する。
バス206にはこの他に、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ207、コンテンツを取得するための無線LANI/F208、無線通信部209、音声を再生するA/D変換器210とスピーカ211が接続されている。
不揮発性ストレージ207には、ファイルシステムが形成されており、この不揮発性ストレージ207に、無線LANI/F208や無線通信部209を通じて取得したコンテンツをファイルとして格納するためのOSと、スマートフォン等をモーションコミック再生装置101として稼働させるためのプログラムが格納されている。
A/D変換器210とスピーカ211は、モーションコミックのコンテンツに、劇伴や、登場人物の台詞を声優が読み上げた音声ファイルが含まれている場合に利用される。
[モーションコミック再生装置101101のソフトウェア機能]
図3は、モーションコミック再生装置101のソフトウェア機能を示すブロック図である。
動画化再生処理部301は、第一シーンファイル群302a、第二シーンファイル群302b…第nシーンファイル群302nよりなる、漫画の各ページに対応するアニメーションライブラリ302を読み込み、アニメーションの再生処理を実行する。そして、画像データをVRAMへ出力する。
入出力制御部303は、アニメーションライブラリ302の再生順が記述されている再生順指示ファイル304を読み込み、操作部205の操作情報を受けて、複数のアニメーションライブラリ302から所定のアニメーションライブラリ302を選択して動画化再生処理部301に読み込み、動画化再生処理を実行する。そして、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306、直後シーンVRAM307のうち何れか一つを選択して、選択したVRAMに動画化再生処理部301が出力する画像データを書き込む。
更に、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306、直後シーンVRAM307に書き込まれた画像データは、表示効果処理部308によって合成された上で、表示用VRAM309とイベント検出VRAM310に書き込まれる。表示用VRAM309に書き込まれた画像データは、表示部204に表示される。イベント検出VRAM310には、操作部205から入力される操作情報の、画面上における位置に対応する操作指示を示す情報が記憶される。
入出力制御部303は、シーン選択部311と、フリック用画面データ出力選択部312と、表示効果処理部308を有する。
シーン選択部311は、複数のアニメーションライブラリ302から所定のアニメーションライブラリ302を選択して動画化再生処理部301に読み込ませるための、シーン選択機能を有する。
フリック用画面データ出力選択部312は、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306、直後シーンVRAM307のうち何れか一つを選択して、選択したVRAMに動画化再生処理部301が出力する画像データを書き込ませるための、フリック用画面データ出力選択機能を有する。
表示効果処理部308は、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306、直後シーンVRAM307に書き込まれた画像データを合成した上で表示用VRAM309に書き込む他、現在シーンVRAM306に書き込まれた画像データに所定の表示効果を付与して表示用VRAM309に書き込む等の機能、すなわち、画面スクロール及び画面コントラスト等制御機能を有する。
また、特に図示はしていないが、入出力制御部303は、表示部204にて現在表示中の、漫画コンテンツのページ番号を記憶するためのカウンタ変数を備えている。
個々のアニメーションライブラリ302である第一シーンファイル群302a、第二シーンファイル群302b…第nシーンファイル群302nは、それぞれが漫画の各1ページ分を構成する。すなわち、第一シーンファイル群302aは漫画の1ページ目、第二シーンファイル群302bは漫画の2ページ目、第nシーンファイル群302nは漫画のnページ目をスケルタルアニメーションにて表現する。
なお、1個のアニメーションライブラリ302が必ず紙媒体の漫画の1ページを収録するとは限らない。コマ数が多いページである場合は、1ページを敢えて複数個のアニメーションライブラリ302に分割して収録することも考えられる。逆に、見開きで1コマを表現するページの場合は、2ページを1個のアニメーションライブラリ302に収録することとなる。
図4は、動画化再生処理部301のブロック図である。
漫画の1ページ分を表現するアニメーションライブラリ302は、画像ライブラリファイル401と、画像パーツ位置リストファイル402と、画像駆動指示ファイル403で構成される。
画像ライブラリファイル401は、テクスチャアトラス(Texture atlas)またはアトラス画像と呼ばれる、複数の画像パーツを1個の透明背景画像データにまとめた、1個の画像ファイルである。すなわち、画像ライブラリファイル401は複数の画像パーツの集合体である。
画像パーツ位置リストファイル402は、画像ライブラリファイル401内における画像パーツのパーツ名と座標情報を記述されているテキストファイルである。
画像駆動指示ファイル403は、スケルタルアニメーションを実行するスクリプトが記述されているテキストファイルである。例えばデータ記述言語であるJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)である。
ここで一旦、画像ライブラリファイル401と画像パーツ位置リストファイル402の一例を示す。
図5Aは、画像ライブラリファイル401の一例を示す図である。図5Bは、画像ライブラリファイル401に登録された画像パーツを基に構成した画像の一例を示す図である。
画像ライブラリファイル401の形式は、例えばPNG等の、透明背景の機能を有する可逆圧縮形式の画像フォーマットが採用される。
図5Aに示すように、各々の画像パーツ501a、501b、501c、501d、501e、501f、501g及び501hは、左上と右下の座標情報によって長方形に抜き取られる。そうやって抜き取られた各々の画像パーツ501a、501b…501hを、画像駆動指示ファイル403で指示された命令にしたがってVRAMに配置することで、図5Bに示す様な画像を作成することができる。
再び図4に戻って、動画化再生処理部301のブロック図の説明を続ける。
画像パーツ展開処理部404は、画像ライブラリファイル401と画像パーツ位置リストファイル402を読み込み、画像ライブラリファイル401に含まれる画像パーツを、画像パーツ位置リストファイル402に記述されている座標情報にしたがって切り出す。そして、切り出した画像パーツを、画像パーツ位置リストファイル402に記述されている画像のパーツ名と共に、RAM203内に形成された画像ライブラリテーブル405に登録する。
画像駆動処理部406は、入出力制御部303から、再生指示、一時停止指示、再生速度指定あるいは再生位置の指定等の、アニメーションライブラリ302の再生に関する動作指示を受信する。そして、画像駆動指示ファイル403に記述されている命令にしたがって、画像ライブラリテーブル405から必要な画像パーツを読み出し、VRAM上に画像パーツを描画する。また、必要に応じて、ステータス情報を入出力制御部303に送信する。
すなわち、動画化再生処理部301は、静止画像の集合体であるアニメーションライブラリ302を読み込み、静止画像を動画化した再生処理を行い、アニメーション再生の結果である画像データをVRAMに出力する。
動画化再生処理部301は、ゲームエンジンとも呼ばれる、画像駆動指示ファイル403に記述された命令に従い、スケルタルアニメーションを実行する機能を有するプログラムで構成される。例えばUnity(登録商標)等である。動画化再生処理部301はJSONのインタプリタとしての機能を有する。
これより、図6A、図6B及び図6Cにて、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302を読み込んで、アニメーション再生を実行した結果の一例を示す。
図6Aは、動画化再生処理部301があるアニメーションライブラリ302を読み込み、アニメーション再生を実行した直後の、表示部204の表示内容を示す図である。
図6Bは、動画化再生処理部301があるアニメーションライブラリ302を読み込み、アニメーション再生を実行して、図6Aの状態から所定時間が経過した、表示部204の表示内容を示す図である。
図6Cは、動画化再生処理部301があるアニメーションライブラリ302を読み込み、アニメーション再生を実行して、図6Bから更に所定時間が経過した、表示部204の表示内容を示す図である。
図6A、図6B、図6Cにおいて、表示部204の直下には、表示部204における各画像パーツの表示状態を示すために、時間軸を表現する仮想的なシークバー601と、表示部204に表示される画像パーツの時間軸における出現状態を示すタイミングバー602a、602b及び602cを配している。
図6Aに表示されているタイミングバー602aは、表示部204に表示されている背景のコマ603aに対応する。
図6Bに表示されているタイミングバー602bは、表示部204に表示されている自動車603bに対応する。
図6Cに表示されているタイミングバー602cは、表示部204に表示されているコマ603cに対応する。
図6Aにおいて、表示部204には背景のコマ603aだけが表示されている。
図6Bにおいて、表示部204には図6Aで表示された背景のコマ603aに加えて、自動車603bが重畳されて表示されている。
図6Cにおいて、表示部204には図6Aで表示された背景のコマ603aに加えて、次のコマ603cが重畳されて表示され、更に図6Bにおいて表示された自動車603bが移動して、更に拡大されて表示されている。
このように、動画化再生処理部301は、アニメーションライブラリ302を読み込み、時間軸の遷移と共に、画像パーツを表示させるかまたは表示を消去し、また表示中の画像パーツに、移動、回転、拡大、縮小等の効果を与えることで、静止画を使用したアニメーションを実現する。
現在、市場に流通する電子書籍は、殆どが紙の書籍を模倣した構成である。小説や技術書等の活字を主とするコンテンツの場合、タブレットPCや電子書籍リーダーの画面に概ね紙の書籍の1ページ分、あるいは画面サイズに応じて紙の書籍の1ページより少ない文章を表示する。電子書籍リーダーの画面サイズは概ね6インチ(13.3cm×7.5cm)以上、タブレットPCの画面サイズは概ね7インチ(15.5cm×8.7cm)以上が多い。
一方、スマートフォンの画面サイズは、多くが5.5インチ(12.2cm×6.8cm)以下のものが多い。そして、漫画は活字媒体とは異なり、コマに設けられる吹き出しの面積が限られているため、可読性を確保するために文字サイズを変更する、つまり、吹き出しに表示する文字数を増減させるような処理が困難である。紙媒体の漫画の1ページ分をそのままスマートフォンに表示しようとすると、吹き出しの台詞の文章のフォントが小さくなり過ぎてしまい、可読性が著しく低下する。
そこで、発明者等はスマートフォンに漫画を表示するために、紙媒体の漫画をコマ単位で分解し、分解して取り出したコマを1個ずつ画面全体に表示して、次のコマを直前に表示されたコマに重ねて表示する、という手法を採用するに至った。コマ単位で画面に表示すれば、吹き出しの台詞の文章のフォントが小さくなり過ぎず、可読性を確保できる。
コマ単位で漫画を表示する、となると、漫画を動画化する必要が生じる。しかし、元々が静止画である漫画を一般的なMP4等の動画データに変換すると、データ量が膨大になる。また、ページ単位で一時停止を行う、という処理も難しい。紙媒体の漫画を読む際には、ページをめくるという、一時停止の動作を伴う。一般的な動画データでは、ページをめくる動作を動画データに含めることが困難である。
そこで発明者等は、スケルタルアニメーションを作成するアプリケーションプログラムが生成する、画像ライブラリファイル401、画像パーツ位置リストファイル402及び画像駆動指示ファイル403よりなるアニメーションライブラリ302を動画データに変換せず、そのまま動画化再生処理部301で直接再生することを想到するに至った。静止画の集合体である画像ライブラリファイル401のデータ量(ファイルサイズ)は、動画データと比べて極めて小さい。したがって、コンテンツをダウンロードする際のネットワークに対する負荷も小さくて済み、所望のコンテンツを短時間でダウンロードできる。Unity(登録商標)等のゲームエンジンにはアニメーションライブラリ302を直接再生する機能が備わっているので、これを利用する。
アニメーションライブラリ302は基本的に漫画の1ページ分で構成し、複数のページを複数のアニメーションライブラリ302で構成する。複数のアニメーションライブラリ302の再生順を再生順指示ファイル304に記述して、動画化再生処理部301に順次読み込ませ、再生処理を指示する。動画化再生処理部301が1ページ分のアニメーションライブラリ302の再生を終了したら、ユーザの操作を待ち、ユーザの操作に呼応して、次のページに相当するアニメーションライブラリ302を動画化再生処理部301に読み込み、再生処理を行う。
動画化再生処理部301に対し、アニメーションライブラリ302の選択処理と、操作部205の操作に応じて動画化再生処理部301の動作を指示する機能が、入出力制御部303の役割である。また、入出力制御部303は動画化再生処理部301が出力する表示画面についても、特殊効果を発生させる機能を追加している。この機能の詳細については後述する。
[全体動作]
図7は、モーションコミック再生装置101の、全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S701)、入出力制御部303は、不揮発性ストレージ207からユーザによって選択された漫画コンテンツの、所定のページに相当するアニメーションライブラリ302を取得して(S702)、当該アニメーションライブラリ302の再生処理を実行する(S703)。そして、操作部205から来る操作情報と、動画化再生処理部301から来るステータス情報を待つ(S704)。
これ以降はループ処理である。
入出力制御部303は、動画化再生処理部301から来たステータス情報が一時停止を示す情報であるか否かを確認する(S705)。動画化再生処理部301から来たステータス情報が一時停止を示す情報であるならば(S705のYES)、入出力制御部303は動画化再生処理部301に対し、一時停止を指示する(S706)。次に、表示部204に操作ボタンを表示する処理を行う(S707)。具体的には、表示効果処理部308を通じて表示用VRAM309に操作ボタンを書き込む。同時に、イベント検出VRAM310にも操作ボタンに相当する情報を書き込む。そして、再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
動画化再生処理部301から来たステータス情報が一時停止を示す情報でないならば(S705のNO)、入出力制御部303は次に操作部205から来た操作情報が一時停止を示す情報であるか否かを確認する(S708)。操作部205から来た操作情報が一時停止を示す情報であるならば(S708のYES)、入出力制御部303は動画化再生処理部301に対し、一時停止を指示する(S709)。そして、再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
操作部205から来た操作情報が一時停止を示す情報でないならば(S708のNO)、入出力制御部303は次に操作部205から来た操作情報が再生を示す情報であるか否かを確認する(S710)。操作部205から来た操作情報が再生を示す情報であるならば(S710のYES)、入出力制御部303は動画化再生処理部301に対し、再生を指示する(S711)。そして、再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
操作部205から来た操作情報が再生を示す情報でないならば(S710のNO)、入出力制御部303は次に操作部205から来た操作情報がページ送りを示す情報であるか否かを確認する(S712)。操作部205から来た操作情報がページ送りを示す情報であるならば(S712のYES)、入出力制御部303はページ送り処理を実行する(S713)。そして、再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
操作部205から来た操作情報がページ送りを示す情報でないならば(S712のNO)、入出力制御部303は次に操作部205から来た操作情報が終了を示す情報であるか否かを確認する(S714)。操作部205から来た操作情報が終了を示す情報であるならば(S714のYES)、入出力制御部303は一連の処理を終了する(S715)。
操作部205から来た操作情報が終了を示す情報でないならば(S714のNO)、入出力制御部303は次に操作部205から来た操作情報または動画化再生処理部301から来たステータス情報がその他の処理を示す情報であるか否かを確認する(S716)。操作部205から来た操作情報または動画化再生処理部301から来たステータス情報がその他の処理を示す情報であるならば(S716のYES)、入出力制御部303は操作部205から来た操作情報または動画化再生処理部301から来たステータス情報に対応する、その他の処理を実行する(S717)。そして、再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
操作部205から来た操作情報がその他の処理を示す情報でない、すなわち入出力制御部303に対して有効な操作指示を示す情報でないならば(S716のNO)、入出力制御部303は再びステップS704に戻り、操作情報とステータス情報を待つ。
[再生一時停止機能]
前述の通り、動画化再生処理部301はJSONインタプリタである。画像駆動指示ファイル403に記述されるJSON言語には、スケルタルアニメーションを実行する機能は有するものの、再生中のアニメーションを一時停止する等の、外部の指示に応じて再生を細かく制御する機能が備わっていない。その代わりに、スケルタルアニメーションの実行には何の効果も生じない代わりに、他のプロセス(実行中のプログラム)に任意のメッセージを送信する機能を有する。本明細書ではこの機能を「ラベル」と呼ぶこととする。
漫画を読み進める中で、アニメーションによる演出の進行を一時停止して、ユーザの操作を待つことが好ましい場合がある。例えば、ある漫画において、ストーリーの進行が一段落して、次のアニメーション進行の開始を待つ場合や、アニメーション演出の途中から次のページに移動しても問題ないと判断される場合等である。このような場合、モーションコミック再生装置101には、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302を再生している途中で、ユーザの操作ではなく、自発的に指定されたタイミングで一時停止ができる機能が求められる。しかし、前述のように、JSONインタプリタである動画化再生処理部301にはそのような機能がない。
そこで、スケルタルアニメーションを作成するアプリケーションプログラムを用いてスケルタルアニメーションを作成する段階で、一時停止を実行させたい時点に、一時停止のメッセージを発するラベルを、画像駆動指示ファイル403に埋め込む。
動画化再生処理部301は、アニメーションライブラリ302を再生処理すると、当該ラベルを検出した時点で、入出力制御部303にメッセージを送信する。入出力制御部303が動画化再生処理部301から一時停止メッセージを受信すると(図7のステップS705)、入出力制御部303は動画化再生処理部301に対し、一時停止を指示する(図7のステップS706)。そして、入出力制御部303は表示用VRAM309に、再生ボタンとページ送りボタンを書き込む(図7のステップS707)。
図8は、画像駆動指示ファイル403に記述されたラベルに起因して、動画化再生処理部301が入出力制御部303にメッセージを送信した結果、入出力制御部303が動画化再生処理部301に対し一時停止を指示して、ユーザに進行を選択させるアイコンを表示部204に表示した状態を示す図である。すなわち、図8は、図7のステップS707の実行結果の一例である。
図8中、漫画のあるシーンが表示され、アニメーションが一時停止している状態で、画面の右下には「進」と記されているアニメ進行アイコンA801が、そして画面の左上には「次」と記されているファイル進行アイコンA802が、それぞれ表示されている。
この画面の状態において、ユーザがアニメ進行アイコンA801をタップすると、入出力制御部303はタップ操作を再生指示と解釈して、図7のステップS710からステップS711へ処理を進める。
この画面の状態において、ユーザがファイル進行アイコンA802をタップすると、入出力制御部303はタップ操作をページ送り指示と解釈して、図7のステップS712からステップS713へ処理を進める。
このように、入出力制御部303が動画化再生処理部301の機能を拡張することで、動画化再生処理部301単体では実現できなかった、漫画コンテンツの内容に沿った、細かなアニメーションの演出を追加することができる。
[ページ送り機能]
スマートフォンやタブレット端末等の、タッチパネルディスプレイ102を有する携帯型端末で電子書籍を表示する際、殆どの電子書籍表示プログラムは、フリック操作でページ送りを実現する。本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置101は、電子書籍表示プログラムと同様の操作体系を実現するために、動画化再生処理部301がVRAMに出力する画面表示データを、表示部204に直接出力するのではなく、一旦、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306、直後シーンVRAM307の、3個のVRAMに、アニメーションライブラリ302の画面表示データを書き込む。そして、これらを表示用VRAM309で合成する。
図9は、モーションコミック再生装置101の、ページ送り処理の動作の流れを示すフローチャートである。図9のフローチャートは、図7のステップS713の詳細である。
処理を開始すると(S901)、入出力制御部303は、動画化再生処理部301から受信するステータス情報から、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302の再生中であるか否かを確認する(S902)。
もし、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302の再生中であるならば(S902のYES)、入出力制御部303は動画化再生処理部301に対し、一時停止命令を送信し、現在再生中のアニメーションライブラリ302を一時停止させる(S903)。
もし、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302の再生中でないならば(S902のNO)、動画化再生処理部301はアニメーションライブラリ302の再生処理を完了したか、あるいはユーザの操作によって一時停止したか(S708のYES)、または画像駆動指示ファイル403に記述されたラベルに起因して、一時停止状態に至ったか(S705のYES)の何れかであるので、入出力制御部303はこの時点では何もしない。
次に、入出力制御部303は操作部205から得た操作情報が、次のページへ進む指示(ページ進み指示)であるのか、または前のページへ戻る指示(ページ戻り指示)であるのかを確認する(S904)。
操作情報がページ進み指示であるならば(S904のYES)、入出力制御部303は現在シーンVRAM306と直後シーンVRAM307の内容を表示用VRAM309にコピーして、順方向スクロール処理を実行する(S905)。このステップS905で、ページ番号を示すカウンタ変数を1インクリメントする。
操作情報がページ戻り指示であるならば(S904のNO)、入出力制御部303は現在シーンVRAM306と直前シーンVRAM305の内容を表示用VRAM309にコピーして、逆方向スクロール処理を実行する(S906)。このステップS906で、ページ番号を示すカウンタ変数を1デクリメントする。
次に、入出力制御部303はフリック用画面データ出力選択部312を制御して、動画化再生処理部301の画像データ出力先を、直後シーンVRAM307に設定する(S907)。そして、ページ番号を示すカウンタ変数を参照し、シーン選択部311を制御して、次のページに相当するアニメーションライブラリ302を動画化再生処理部301に読み込み、動画化再生処理部301にアニメーションライブラリ302の先頭シーンを再生する。すると、アニメーションライブラリ302の先頭シーンの画像データが、直後シーンVRAM307に書き込まれる(S908)。
次に、入出力制御部303はフリック用画面データ出力選択部312を制御して、動画化再生処理部301の画像データ出力先を、直前シーンVRAM305に設定する(S909)。そして、ページ番号を示すカウンタ変数を参照し、シーン選択部311を制御して、前のページに相当するアニメーションライブラリ302を動画化再生処理部301に読み込み、動画化再生処理部301にアニメーションライブラリ302の末尾シーンを再生する。すると、アニメーションライブラリ302の末尾シーンの画像データが、直前シーンVRAM305に書き込まれる(S910)。
次に、入出力制御部303はフリック用画面データ出力選択部312を制御して、動画化再生処理部301の画像データ出力先を、現在シーンVRAM306に設定する(S911)。そして、ページ番号を示すカウンタ変数を参照し、シーン選択部311を制御して、現在のページに相当するアニメーションライブラリ302を動画化再生処理部301に読み込み、動画化再生処理部301にアニメーションライブラリ302を再生する。すると、アニメーションライブラリ302の画像データが、直前シーンVRAM305に書き込まれ、アニメーションの再生処理が行われ(S912)、一連の処理を終了する(S913)。
図9のフローチャートを見るとわかるが、ステップS905の順方向スクロール処理及びステップS906の逆方向スクロール処理には、その前提として、予め直前シーンVRAM305と直後シーンVRAM307に、それぞれ前のページの画像データと後のページの画像データが書き込まれている必要がある。したがって、図7のステップS703は、図9の点線枠内で囲まれる、ステップS907、S908、S909、S910、S911、S912を実行する。
図10Aは、スクロール処理を行う直前の、表示部204の画面イメージであると共に、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307の内容のイメージを示す図である。
図10Bは、順方向スクロール処理を実行している状態における、表示部204の画面イメージである。
図10Cは、逆方向スクロール処理を実行している状態における、表示部204の画面イメージである。
図10Aにおいて、中央の画像P1001は現在シーンVRAM306の内容であると共に、表示部204に現在表示されている画像である。そして、左側の画像P1002は直後シーンVRAM307の内容であり、右側の画像P1003は直前シーンVRAM305の内容である。
図10Aの状態から、タッチパネルディスプレイ102に対し、左から右へフリック操作を行うと、図10Bに示すように、表示用VRAM309には表示効果処理部308によって、現在シーンVRAM306の内容である画像P1001を左から右へ移動し、これに続けて直後シーンVRAM307の内容である画像P1002を連結するように、データの移動及び複写処理が行われる。
図10Aの状態から、タッチパネルディスプレイ102に対し、右から左へフリック操作を行うと、図10Cに示すように、表示用VRAM309には表示効果処理部308によって、現在シーンVRAM306の内容である画像P1001を右から左へ移動し、これに続けて直前シーンVRAM305の内容である画像P1003を連結するように、データの移動及び複写処理が行われる。
このように、動画化再生処理部301が出力する画像データを、表示用VRAM309に直接書き込むのではなく、動画化再生処理部301と表示用VRAM309との間に直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307を設けることで、フリック操作に伴うスクロール処理を実現することができる。
図10B及び図10Cに示す、フリック操作に伴うページ送り処理は、フリック操作を検出した時点でアニメーションが再生中であれば、現在再生中のアニメーションは一時停止されて(図9のステップS903)、スクロール処理が行われる。スクロール処理が完了すると(図9のステップS905またはS906)、直ちにアニメーション演出が開始される(図9のステップS912)。
[動作モードに応じた操作領域の変更]
前述のように、5.5インチ等の小さな画面サイズであるスマートフォンは、漫画のページをそのまま表示しようとすると、可読性が著しく低下してしまう。このため、本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置101は、スマートフォンの画面全体に、漫画を1コマずつ動画として表示する形態を採用した。画面が小さい、ということは、操作ボタンを表示するスペースも惜しい、ということである。したがって、通常のアニメーション再生時には画面全体にコマを表示し、ユーザがタッチパネルディスプレイ102に表示されている画像の、所定の操作可能領域を触れた時にのみ、操作ボタン等を表示する、ユーザインターフェースを採用することとした。
表示効果処理部308は、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307の内容を表示用VRAM309に書き込む他に、イベント検出VRAM310にも、表示用VRAM309に書き込む内容に相当する情報を書き込む。表示用VRAM309には、表示部204のピクセル毎に三原色に相当する情報が書き込まれる。これに対し、イベント検出用VRAMには、表示部204のピクセル毎に、当該ピクセルが動画化再生処理部301によって画像データが書き込まれたピクセルであるか否かを示すフラグ情報、及び、当該ピクセルが操作を検出する領域に該当するか否かを示すフラグ情報が書き込まれる。
図11Aは、表示部204に表示される通常のアニメーション再生画面の一例を示す図である。
図11Bは、通常のアニメーション再生画面の一例における、操作可能領域を示す図である。
図11Aにおいて、モーションコミック再生装置101は通常のアニメーション再生状態である。表示部204には、黒または単色系の背景P1101に、アニメーション再生によって3個のコマP1102が重なって表示されている。この時の、操作可能領域が図11Bに示される。
図11Bにおいて、表示部204の上側の、コマP1102を除く背景部分は第一操作領域A1101であり、表示部204の下側の細長い長方形形状の部分は第二操作領域A1103である。
第一操作領域A1101は、表示効果処理部308によってイベント検出VRAM310に書き込まれた、当該ピクセルが動画化再生処理部301によって画像データが書き込まれたピクセルであるか否かを示すフラグ情報に基づいて構成される。つまり、イベント検出VRAM310を参照して、背景であると判定されたピクセルが第一操作領域A1101に属する。
第二操作領域A1103は、表示効果処理部308によってイベント検出VRAM310に書き込まれた、当該ピクセルが操作を検出する領域に該当するか否かを示すフラグ情報に基づいて構成される。つまり、イベント検出VRAM310を参照して、操作を検出する領域であると判定されたピクセルが第二操作領域A1103に属する。
アニメーション再生中において、第一操作領域A1101をタップ操作すると、再生中のアニメーションの演出を飛ばし、次の停止点で停止する。停止点とは、アニメーションライブラリ302の時間軸上における終端か、図8にて説明した、アニメーションライブラリ302の中途に一時停止ラベルが付されている場合は、当該一時停止ラベルの箇所である。
アニメーション停止中において、第一操作領域A1101をタップ操作すると、次の演出を再生する。次の演出とは、停止点がアニメーションライブラリ302の時間軸上における終端である場合は次のページのアニメーションライブラリ302であり、停止点が図8にて説明した一時停止ラベルの箇所である場合は現在のページのアニメーションライブラリ302における一時停止ラベル以降の内容である。
第二操作領域A1103をタップすると、アニメーション再生中であれば一時停止をして、画面の上端及び下端にメニューバーを表示する。
しかし、図11Bにおいて、図11AにおけるコマP1102に相当するコマ領域A1102は、タップ操作を検出する対象外である。したがって、コマ領域A1102をタップ操作しても、何も起こらない。
図11Bを見てわかるように、通常のアニメーション再生中では、コマP1102の領域はタップ操作の検出対象から除外してある。これは、タップ操作が漫画のコマP1102の表示を邪魔しないためである。但し、ページ送り操作であるフリック操作は、コマP1102も背景P1101も関係なく検出する。次のページを見るための操作である、ということは、すなわちコマP1102の表示を邪魔しても問題なく、またフリック操作で画面の大半の面積を専有するコマP1102をフリック操作の検出対象外とすると、正しく検出ができない可能性が生じるからである。
図6で説明したように、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302を再生するに伴い、表示部204に表示されるコマP1102は時々刻々と変化する。このため、ユーザがタッチパネルディスプレイ102を構成する操作部205をタップ操作した際、タップ操作の座標がコマP1102の領域内にあるのか、あるいはコマP1102の外である背景P1101の領域内にあるのかを判断するための手掛かりが必要になる。そこで、表示効果処理部308は、表示部204に表示させる画像データを表示用VRAM309に書き込むことに加えて、表示部204に表示させる画像データに相当するフラグ情報をイベント検出VRAM310に書き込む。
イベント検出VRAM310は、表示用VRAM309を構成する個々のピクセルに相当するフラグ情報がビットマップとして構成されている。表示効果処理部308は、動画化再生処理部301がアニメーションライブラリ302を再生することに起因して、表示用VRAM309に画像データを書き込むと共に、イベント検出VRAM310にも同様のフラグ情報を書き込む。イベント検出VRAM310を設けることで、時々刻々と変化する表示用VRAM309の内容に追従して、タップ操作の検出領域を正しく設定することができる。
図12Aは、メニュー画面の一例を示す図である。
図12Bは、メニュー画面の一例における、操作可能領域を示す図である。
図12Aにおいて、モーションコミック再生装置101は通常のアニメーション再生を一時停止した状態である。表示部204には、それまで表示されていたアニメーション再生によって表示されている3個のコマP1102を含め、画面全体を暗くして、画面の左上端にタイトルバーP1201が、画面の下端にメニューバーP1202が、それぞれ表示されている。
メニューバーP1202の左端にはメニューアイコンP1203が、メニューバーP1202の、メニューアイコンP1203の右側にはシークバーP1204が、それぞれ表示されている。
図12Bにおいて、表示部204の上側の細長い長方形形状の部分は第三操作領域A1201である。この第三操作領域A1201には、現在再生中の漫画コンテンツのタイトルが表示される。
同様に、表示部204に表示されている3個のコマは第四操作領域A1202である。
表示部204の下側の細長い長方形形状の部分のうち、左端のアイコンが第五操作領域A1203である。
表示部204の下側の細長い長方形形状の部分のうち、右側に表示されているシークバーP1204が第六操作領域A1204である。
第四操作領域A1202は、図11で説明した第一操作領域A1101と同様に、表示効果処理部308によってイベント検出VRAM310に書き込まれた、当該ピクセルが動画化再生処理部301によって画像データが書き込まれたピクセルであるか否かを示すフラグ情報に基づいて構成される。つまり、イベント検出VRAM310を参照して、コマであると判定されたピクセルが第四操作領域A1202に属する。
第三操作領域A1201、第五操作領域A1203及び第六操作領域A1204は、第二操作領域A1103と同様に、表示効果処理部308によってイベント検出VRAM310に書き込まれた、当該ピクセルが操作を検出する領域に該当するか否かを示すフラグ情報に基づいて構成される。つまり、イベント検出VRAM310を参照して、操作を検出する領域であると判定されたピクセルがそれぞれ、第三操作領域A1201、第五操作領域A1203及び第六操作領域A1204の何れかに属する。
しかし、図12Bにおいて、図12Aにおける背景P1101に相当する背景領域A1205は、タップ操作を検出する対象外である。したがって、背景領域A1205をタップ操作しても、何も起こらない。
図11A及び図11Bで説明した、通常のアニメーション再生状態では、背景の領域(第一操作領域A1101)をタップ操作の検出対象に設定し、コマの領域をタップ操作の検出対象から除外していた。しかし、メニュー画面状態では逆に、コマの領域(第四操作領域A1202)をタップ操作の検出対象に設定し、背景の領域をタップ操作の検出対象から除外している。これは、画面全体を暗くしているメニュー画面状態が、漫画のコマの表示を主目的にしていないことによる。
第三操作領域A1201をタップ操作すると、現在再生中の漫画コンテンツの再生を中断し、漫画コンテンツを選択するライブラリ選択画面に移行する。
第四操作領域A1202をタップ操作すると、表示部204の上下に表示されているメニューバーP1202の表示を消去し、暗くした画面を明るくして、通常のアニメーション再生状態に戻る。
第五操作領域A1203をタップ操作すると、再生速度や再生環境等を調整するためのオプションメニュー画面を表示し、オプション設定状態に移行する。
第六操作領域A1204に表示されているシークバーP1204をタップ操作したり、スライド操作(マウスのドラッグ操作に相当する。)を行うと、操作によって選択されたアニメーションライブラリ302を読み込み、アニメーション再生状態に移行する。その際、ページ送りは実行せず、図7のステップS703を実行する。
メニュー画面状態では、表示中のコマを含め、画面全体を暗くして、メニューバーP1202を表示し、更に上側のメニューバーP1202には漫画コンテンツのタイトルを、下側のメニューバーP1202にはシークバーP1204とオプションメニューアイコンを、それぞれ表示する。このような画面構成は、動画化再生処理部301の出力データをそのまま表示部204に表示する構成では実現できない。
入出力制御部303は、一旦、動画化再生処理部301の出力データを現在シーンVRAM306に書き込んだ上で、現在シーンVRAM306の内容を表示用VRAM309にコピーする。そして更に、表示用VRAM309の内容に対し、明度を落として画面全体を暗くする演出を施し、その上でシークバーP1204の画像データを表示用VRAM309に書き込む。このように、現在シーンVRAM306と表示用VRAM309と分けて、表示用VRAM309の内容に様々な操作を施すことで、種々の画面効果を有するGUIを実現できる。
なお、通常のアニメーション再生状態における、背景の領域を第一操作領域A1101に設定し、コマの領域を操作領域から除外する設定、及び、メニュー画面状態における、コマの領域を第四操作領域A1202に設定し、背景の領域を操作領域から除外する設定は、ユーザの好みで変更を可能に設定できると好ましい。
この、背景とコマの何れか一方を操作領域とし、他方を操作領域から除外する機能は、コマから登場人物等がはみ出るような演出においても、表示効果処理部308がイベント検出VRAM310に描画オブジェクトをフラグ情報として書き込むことで、コマからはみ出たオブジェクトも含めて、操作領域と操作除外領域を正しく認識することが可能である。
本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置101は、スケルタルアニメーションの再生機能に加えて、登場人物の台詞や劇伴等を収録した音声ファイルを再生することも可能である。この機能はゲームエンジンである動画化再生処理部301が有する機能に基づく。
また、本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置101は、スケルタルアニメーションの再生速度を変更することも可能である。入出力制御部303が動画化再生処理部301にアニメーション再生速度を指示するだけでよい。なお、音声ファイルの再生を伴う漫画コンテンツの再生速度を早める場合、音声ファイルの再生がアニメーションライブラリ302の再生に追いつかない場合があるので、その場合は音声の再生を無効化する処理が入ると好ましい。
更に、本発明の実施形態に係るモーションコミック再生装置101は、2D、つまり平面画像のスケルタルアニメーションを再生するだけに留まらず、3Dモデルを用いた3DCGアニメーションを再生することも可能である。この機能もゲームエンジンである動画化再生処理部301が有する機能に基づく。
一般的には、3DCGは全てのオブジェクトを3Dモデルで表現するが、背景やコマを紙媒体の漫画から得た2D平面画像データで構成し、登場人物を3Dモデルで表現する、という複合コンテンツを再生することも可能である。
本発明の実施形態においては、モーションコミック再生装置101を開示した。
入出力制御部303は、スケルタルアニメーション再生機能を有するゲームエンジンである動画化再生処理部301に対し、ラッパープログラムとしての機能を備える。ラッパープログラムである入出力制御部303は、複数のページ毎に構成したアニメーションライブラリ302を選択的に動画化再生処理部301へ読み込ませるシーン選択部311、動画化再生処理部301が出力した画面データを、直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307に選択的に出力する、フリック用画面データ出力選択部312、必要に応じて直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307に記憶されている画面データを合成し、また種々の画面表示効果を付加して表示用VRAM309とイベント検出VRAM310に出力する表示効果処理部308を有する。
直前シーンVRAM305、現在シーンVRAM306及び直後シーンVRAM307を設け、表示用VRAM309で画像データを合成することで、フリック操作による、アニメーション再生を中断してあたかも紙のページをめくるような、ページ送りの画面効果を実現できる。
イベント検出VRAM310を設けることで、表示部204に表示される画像に応じた、スケルタルアニメーション再生に追従した柔軟な操作領域の設定を実現できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成を追加する、また当該構成の一部を削除する、あるいは他の構成に置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えばASIC(application specific integrated circuit)等の集積回路によるハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性あるいは不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…モーションコミック再生装置、102…タッチパネルディスプレイ、103…画像、104…指、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…表示部、205…操作部、206…バス、207…不揮発性ストレージ、209…無線通信部、210…A/D変換器、211…スピーカ、301…動画化再生処理部、302…アニメーションライブラリ、302a…第一シーンファイル群、302b…第二シーンファイル群、302n…第nシーンファイル群、303…入出力制御部、304…再生順指示ファイル、305…直前シーンVRAM、306…現在シーンVRAM、307…直後シーンVRAM、308…表示効果処理部、309…表示用VRAM、310…イベント検出VRAM、311…シーン選択部、312…フリック用画面データ出力選択部、401…画像ライブラリファイル、402…画像パーツ位置リストファイル、403…画像駆動指示ファイル、404…画像パーツ展開処理部、405…画像ライブラリテーブル、406…画像駆動処理部、501a、501b、501c、501d、501e、501f、501g、501h…画像パーツ、601…シークバー、602a、602b、602c…タイミングバー、603a…コマ、603b…自動車、603c…コマ、A801…アニメ進行アイコン、A802…ファイル進行アイコン、P1001、P1002、P1003…画像、P1101…背景、P1102…コマ、A1101…第一操作領域、A1102…コマ領域、A1103…第二操作領域、A1201…第三操作領域、A1202…第四操作領域、A1203…第五操作領域、A1204…第六操作領域、A1205…背景領域、P1201…タイトルバー、P1202…メニューバー、P1203…メニューアイコン、P1204…シークバー

Claims (4)

  1. 所定のシーンを複数の画像パーツを用いるスケルタルアニメーションにて表現するための部品を有するアニメーションライブラリと、
    複数の前記アニメーションライブラリの再生順が記述されている再生順指示ファイルと、
    前記アニメーションライブラリを読み込み、スケルタルアニメーションを再生する動画化再生処理部と、
    前記動画化再生処理部が出力するスケルタルアニメーションの画像データを表示する表示部と、
    前記表示部に表示する画像データを記憶する表示用VRAMと、
    前記動画化再生処理部が現在再生する対象となっている第一のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する現在シーンVRAMと、
    前記動画化再生処理部が前記現在シーンVRAMに記憶された前記第一のアニメーションライブラリの直前のシーンに該当する第二のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する直前シーンVRAMと、
    前記動画化再生処理部が前記現在シーンVRAMに記憶された前記第一のアニメーションライブラリの直後のシーンに該当する第三のアニメーションライブラリを読み込み再生処理を行うことで出力する画像データを記憶する直後シーンVRAMと、
    ユーザの操作を検出する操作部と、
    前記操作部から得た操作情報に基づき、前記再生順指示ファイルを読み込み、前記再生順指示ファイルにしたがって、前記第二のアニメーションライブラリを選択して、前記動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを前記直前シーンVRAMに記憶し、前記第三のアニメーションライブラリを選択して、前記動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを前記直後シーンVRAMに記憶し、前記第一のアニメーションライブラリを選択して、前記動画化再生処理部が再生処理を行うことで出力する画像データを前記現在シーンVRAMに記憶し、前記現在シーンVRAMに記憶された画像データと、前記直前シーンVRAMまたは前記直後シーンVRAMに記憶された画像データを合成して前記表示用VRAMに記憶する、入出力制御部と
    を具備する、モーションコミック再生装置。
  2. 前記アニメーションライブラリは、
    複数の画像パーツの集合体である画像ライブラリファイルと、
    前記画像ライブラリファイルにおける前記画像パーツの位置と前記画像パーツのパーツ名が記述されている画像パーツ位置リストファイルと、
    前記画像パーツを用いてスケルタルアニメーションを実行するスクリプトが記述されている画像駆動指示ファイルと
    を有するものであり、
    前記動画化再生処理部は、前記アニメーションライブラリを読み込み、前記画像ライブラリファイルから前記画像パーツ位置リストファイルに基いて個々の前記画像パーツを取り出し、前記画像駆動指示ファイルの記述内容にしたがってスケルタルアニメーションを実行するものであり、
    前記入出力制御部は、
    前記動画化再生処理部に前記アニメーションライブラリを選択的に読み込ませるためのシーン選択部と、
    前記動画化再生処理部が出力する画像データを、前記直前シーンVRAM、前記直後シーンVRAMまたは前記現在シーンVRAMの何れか一つに選択的に出力させるためのフリック用画面データ出力選択部と、
    前記現在シーンVRAMに記憶された画像データと、前記直前シーンVRAMまたは前記直後シーンVRAMに記憶された画像データを合成して前記表示用VRAMに記憶させるための表示効果処理部とを有する、
    請求項1に記載のモーションコミック再生装置。
  3. 前記入出力制御部は、前記動画化再生処理部が前記再生順指示ファイルの記述内容を実行する過程で検出して前記入出力制御部へ送信した所定のメッセージを受信したことに呼応して、前記動画化再生処理部に対し、一時停止の指示を発行する、
    請求項2に記載のモーションコミック再生装置。
  4. 前記表示部と前記操作部はタッチパネルディスプレイを構成し、
    前記表示効果処理部は、前記入出力制御部が前記操作部からフリック操作を検出したことに呼応して、前記現在シーンVRAMに記憶された画像データと、前記直前シーンVRAMまたは前記直後シーンVRAMに記憶された画像データを合成して前記表示用VRAMに記憶させる、
    請求項3に記載のモーションコミック再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113923526A (zh) * 2021-10-19 2022-01-11 星际互娱(北京)科技股份有限公司 一种vr看漫画的方法和系统

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