JP5678745B2 - ロボットの制御方法およびロボットの制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、一般的な産業用ロボットのシステム構成を示している。図1に示すロボットシステム1は、ロボット2と、ロボット2を制御するコントローラ3(ロボットの制御装置に相当)と、コントローラ3に接続されたティーチングペンダント4とから構成されている。
制御部27は、ロボット2の手先を現在位置から所定の目標位置までPTP動作により移動するという指令が与えられると、図4に示した演算処理を実行した後、図5に示したタイミング決定処理を実行する。このうち、演算処理では、ロボット2の仕様上あるいは構造上における制限範囲内の最高加速度でもって各軸を駆動するための速度指令が求められる。また、タイミング決定処理では、動作時間が最も長い速度指令から順に、その次に動作時間の長い速度指令との間において互いに減速動作が行われない減速余白期間が存在するか否かが判断されていく。そして、減速余白期間が存在する場合且つその減速余白期間内に収まる減速時間を持つ速度指令が存在する場合には、その速度指令における減速期間が減速余白期間内に収まるように、その速度指令を実行するタイミングが決定されていく。このようなタイミング決定処理により、全体の動作時間を従来と同等にした上で、各速度指令における減速期間が重複する期間が極力少なくなり、減速動作のタイミングが分散化される。
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
上記実施形態では、減速余白期間内に出来るだけ他の速度指令の減速期間が重複するように挿入パターンの設定およびそのタイミングの決定を行っていたが、減速余白期間内に減速時間が収まるという条件を持つ速度指令のうちいずれか一つを挿入パターンに設定し、その挿入パターンの減速期間が減速余白期間内に収まるように挿入パターンを実行するタイミングを決定してもよい。このようにした場合でも、各速度指令の減速期間が分散化されるため、PTP制御の際における消費エネルギーを低減する効果が得られる。
上記実施形態では、本発明を6軸の垂直多関節型のロボット2に適用した例を説明したが、本発明は、例えば4軸の水平多関節型のロボットなど、複数の軸をモータにより駆動する構成のロボット全般に適用可能である。
Claims (6)
- モータにより駆動される複数の軸を有するロボットの手先を現在位置から目標位置までPTP動作により移動させる際、各軸に対する速度指令をそれぞれ演算する演算処理を実行し、それら演算された各速度指令を実行するタイミングを決定するタイミング決定処理を実行するロボットの制御方法であって、
前記演算処理は、各軸単位での動作時間が最も短くなるように各軸を駆動するための速度指令を演算するステップを含み、
前記タイミング決定処理は、
前記演算された全ての速度指令における動作開始時点が全体の動作開始時点に一致するように前記全ての速度指令を実行するタイミングを仮に決定する第1ステップと、
前記演算された各速度指令のうち、軸の動作時間が最も長くなる速度指令を基準パターンに設定し、前記基準パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定する第2ステップと、
前記演算された各速度指令のうち、前記基準パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を比較パターンに設定し、前記比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定する第3ステップと、
全体の動作開始時点から前記基準パターンにおける減速開始時点までの第1の時間と、全体の動作開始時点から前記比較パターンにおける動作終了時点までの第2の時間とを比較する第4ステップと、
前記第4ステップにおける比較の結果、前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第4ステップに移行する第5ステップと、
前記第4ステップにおける比較の結果、前記第1の時間が前記第2の時間より長い場合、前記第1の時間から前記第2の時間を減算して得られる減速余白期間以下の減速時間を持つという条件を満たす速度指令を、未だタイミングが決定されていない速度指令の中から探索する第6ステップと、
前記第6ステップにおける探索の結果、前記条件を満たす速度指令が存在しない場合、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第4ステップに移行する第7ステップと、
前記第6ステップにおける探索の結果、前記条件を満たす速度指令が存在する場合、その速度指令のうちいずれか一つを挿入パターンに設定し、前記挿入パターンにおける減速期間が前記減速余白期間内に収まるように前記挿入パターンを実行するタイミングを決定する第8ステップと、
前記第8ステップの実行後、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、未だタイミングが決定されていない速度指令のうち、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第4ステップに移行する第9ステップと、
を含み、
前記第5ステップ、前記第7ステップまたは前記第9ステップにおいて、次の比較パターンの設定対象となる速度指令が存在しなくなった時点で前記各速度指令を実行するタイミングを確定するロボットの制御方法。 - 前記第8ステップにおいて、設定された前記挿入パターンにおける減速開始時点が前記比較パターンにおける動作終了時点に一致するように前記挿入パターンを実行するタイミングを決定し、
前記第8ステップの実行後、前記減速余白期間から前記タイミングが決定された挿入パターンの減速時間を減算した時間を新たな減速余白期間とし、その新たな減速余白期間以下の減速時間を持つという条件を満たす速度指令を、未だタイミングが決定されていない速度指令の中から探索する第10ステップと、
前記第10ステップにおける探索の結果、前記条件を満たす速度指令が存在する場合、その速度指令のうちいずれか一つを次の挿入パターンに設定し、前記次の挿入パターンにおける減速開始時点がその前にタイミングが決定された挿入パターンにおける動作終了時点に一致するように前記次の挿入パターンを実行するタイミングを決定した上で前記第10ステップに移行する第11ステップと、
を含み、
前記第10ステップにおける探索の結果、前記条件を満たす速度指令が存在しない場合、前記第9ステップに移行することを特徴とする請求項1に記載のロボットの制御方法。 - 前記減速余白期間における前記挿入パターンの減速期間が占める割合が最も高くなるように、前記挿入パターンの設定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載のロボットの制御方法。
- モータにより駆動される複数の軸を有するロボットの手先を現在位置から目標位置までPTP動作により移動させる際、各軸に対する速度指令をそれぞれ演算する演算処理手段と、それら演算された各速度指令を実行するタイミングを決定するタイミング決定処理手段とを有するロボットの制御装置であって、
前記演算処理手段は、各軸単位での動作時間が最も短くなるように各軸を駆動するための速度指令を演算し、
前記タイミング決定処理手段は、
前記演算された全ての速度指令における動作開始時点が全体の動作開始時点に一致するように前記全ての速度指令を実行するタイミングを仮に決定し、
前記演算された各速度指令のうち、軸の動作時間が最も長くなる速度指令を基準パターンに設定し、前記基準パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定し、
前記演算された各速度指令のうち、前記基準パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を比較パターンに設定し、前記比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定し、
全体の動作開始時点から前記基準パターンにおける減速開始時点までの第1の時間と、全体の動作開始時点から前記比較パターンにおける動作終了時点までの第2の時間とを比較し、
前記第1および第2の時間の比較の結果、前記第1の時間が前記第2の時間より短い場合、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第1および第2の時間の比較を再度実行し、
前記第1および第2の時間の比較の結果、前記第1の時間が前記第2の時間より長い場合、前記第1の時間から前記第2の時間を減算して得られる減速余白期間以下の減速時間を持つという条件を満たす速度指令を、未だタイミングが決定されていない速度指令の中から探索し、
前記条件を満たす速度指令を探索した結果、前記条件を満たす速度指令が存在しない場合、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第1および第2の時間の比較を再度実行し、
前記条件を満たす速度指令を探索した結果、前記条件を満たす速度指令が存在する場合、その速度指令のうちいずれか一つを挿入パターンに設定し、前記挿入パターンにおける減速期間が前記減速余白期間内に収まるように前記挿入パターンを実行するタイミングを決定し、
前記挿入パターンのタイミングを決定した後、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、未だタイミングが決定されていない速度指令のうち、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第1および第2の時間の比較を再度実行し、
前記第1および第2の時間の比較を再度実行するにあたって、次の比較パターンの設定対象となる速度指令が存在しなくなった時点で前記各速度指令を実行するタイミングを確定するロボットの制御装置。 - 前記タイミング決定処理手段は、
設定された前記挿入パターンにおける減速開始時点が前記比較パターンにおける動作終了時点に一致するように前記挿入パターンを実行するタイミングを決定し、
前記挿入パターンのタイミングを決定した後、前記減速余白期間から前記タイミングが決定された挿入パターンの減速時間を減算した時間を新たな減速余白期間とし、その新たな減速余白期間以下の減速時間を持つという条件を満たす速度指令を、未だタイミングが決定されていない速度指令の中から探索し、
前記条件を満たす速度指令を探索した結果、前記条件を満たす速度指令が存在する場合、その速度指令のうちいずれか一つを次の挿入パターンに設定し、前記次の挿入パターンにおける減速開始時点がその前にタイミングが決定された挿入パターンにおける動作終了時点に一致するように前記次の挿入パターンを実行するタイミングを決定した上で前記条件を満たす速度指令の探索を再度実行し、
前記条件を満たす速度指令の探索を実行した結果、前記条件を満たす速度指令が存在しない場合、前記比較パターンを次の基準パターンに設定するとともに、未だタイミングが決定されていない速度指令のうち、前記比較パターンの次に軸の動作時間が長くなる速度指令を次の比較パターンに設定し、前記次の比較パターンを実行するタイミングを前記仮に決定したタイミングに決定した上で前記第1および第2の時間の比較を再度実行することを特徴とする請求項4に記載のロボットの制御装置。 - 前記タイミング決定処理手段は、
前記減速余白期間における前記挿入パターンの減速期間が占める割合が最も高くなるように、前記挿入パターンの設定を行うことを特徴とする請求項4または5に記載のロボットの制御装置。
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